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國學院大學の総合型選抜(公募制自己推薦AO型)完全対策 令和9年度——評定を問わず、284名を募集する

教育研究レビュー第99回 國學院大學の総合型選抜 評定を問わず、284名を募集する 武蔵野個別指導塾
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【3分でわかる要約】高校生のみなさんへ

最初に、いちばん大事なことだけ。

① 評定は要りません。 入学試験要項にはっきり書いてあります。「高等学校等での学習成績の状況は、出願要件としません。」内申点が足りなくて諦めていた人は、まずここを読み直してください。

② 高卒認定でも出願できます。 出願資格の⑦に「高等学校卒業程度認定試験に合格した者(大学入学資格検定試験に合格した者を含む)」が入っています。

③ 併願できます。 「本制度は他大学や試験日の異なる他の試験制度との併願が可能です」。しかも國學院の中で複数の学科・専攻に出願することもできます(同じ試験日に2つは受けられませんが)。専願ではありません。

④ 募集人員が多い。 公募制自己推薦(AO型)だけで合計284名です。最大は観光まちづくり学科の49名、次いで法学部法律専攻30名、史学科24名、経済学科23名、経営学科23名。「総合型選抜は狭き門」というイメージとは違います。

⑤ 学部によって、一次に試験があるかどうかが違います。

⑥ 大学が「試作問題」と「授業動画」を公開しています。 法学部法律専門職専攻は、指定されたオンライン授業動画を視聴してきたことを前提に小論文が出ます。法律専攻・政治専攻には小論文試験の試作問題が公開されています。見ずに受けるのは、ほぼ捨て試合です。

⑦ 英語検定が要るのは、一部の学科だけです。 経済学部(CEFR A2以上、または簿記系の資格)、文学部外国語文化学科(CEFR B1以上)、文学部史学科(CEFR A2以上)など。法学部・観光まちづくり学部・人間開発学部・神道文化学部には英語要件がありません。

⑧ 検定料は1学科・専攻につき35,000円で、併願しても割引はありません。 複数出すなら、その分かかります。

⑨ 日程は全学部共通。 出願は令和8年9月28日(月)〜10月2日(金)消印有効。一次発表10月23日、二次選考11月15日(日)、二次発表11月25日、入学手続12月2日まで。

以上です。ここから先は学部学科ごとの詳しい話です。

この記事について

本記事は、國學院大學が公開している2027年度(令和9年度)公募制自己推薦(AO型)入学試験要項(令和8年7月22日更新版)の原本、および大学入試情報ページの公開情報にあたって作成しています。推測や二次情報は含みません。

冊子としての入学試験要項はありません。すべてWeb公開です。そして要項には「試験当日は、この『入学試験要項』を必ず持参してください」と書かれています。印刷が必要です。

1. 全学部に共通する前提

1-1. 出願資格

①高等学校(特別支援学校の高等部を含む)または中等教育学校を卒業した者、および令和9年3月卒業見込みの者 から ⑧まで8項目が列挙されています。②高等専門学校の3年次修了、③外国における12年の課程修了、⑦高等学校卒業程度認定試験合格者、⑧本学の個別入学審査で同等以上の学力を認めた者、などが含まれます。

資格に不明な点がある場合は入学課(03-5466-0141)に問い合わせること。要項は「確認には時間を要するため、出願締切日までに出願資格の確認ができなかった場合は、出願を認めないことがあります」と注意しています。

1-2. 学習成績の状況は出願要件としない

要項の「その他」欄に、この一文があります。

高等学校等での学習成績の状況は、出願要件としません。 各学部学科によって出願要件は異なります。出願資格と出願要件をよく読んでから出願してください。

評定平均の基準はありません。そのかわり、学部学科ごとの「出願要件」があります。ここは混同しないでください。評定は問わないが、関心や意欲、学科によっては英語資格が問われます。

1-3. 併願のルール

・本制度は他大学や試験日の異なる他の試験制度との併願が可能です。<br>・本試験制度内における複数学科・専攻への出願は、すべての学部・学科で可能です。ただし、書類選考を除くすべての選考において、同一試験日での複数学科・専攻の受験はできません。<br>・出願書類は志望学科・専攻それぞれに作成し、提出する必要があります。<br>・入学検定料は1学科・専攻につき35,000円で併願に伴う減免はありません。

併願の自由度が高い入試です。ただし、一次に試験がある学部(神道文化・法・経済)はすべて同じ10月18日、二次はすべて11月15日なので、試験日が重なる組み合わせは実際には受けられません。一次が書類選考のみの学部(文・人間開発・観光まちづくり)となら、組み合わせやすい。

1-4. 日程(全学部共通)

段階 内容
出願期間 令和8年9月28日(月)〜10月2日(金)消印有効(出願開始日の10:00より出願可能)
受験票公開 10月13日(火)10:00(Web出願システムのマイページから各自印刷)
第1次選考 試験日 10月18日(日)渋谷キャンパス(神道文化学部・法学部・経済学部)/文学部・人間開発学部・観光まちづくり学部は書類選考のみ
第1次合格発表 10月23日(金)12:00公開
第2次選考 11月15日(日) 渋谷キャンパス(人間開発学部・観光まちづくり学部は横浜たまプラーザキャンパス)
第2次合格発表 11月25日(水)12:00公開
入学手続期間 11月25日(水)〜12月2日(水)消印有効

開門は集合時刻の30分前。試験教室には集合時刻(試験開始30分前)までに入室し、入場後は試験終了まで場外に出られません。

文学部(外国語文化学科を除く)・人間開発学部の第2次選考は終日となるため、昼食を持参する必要があります。

1-5. 募集人員(公募制自己推薦AO型・合計284名)

学部 学科・専攻 募集人員
文学部 日本文学科 21名
文学部 中国文学科 8名
文学部 外国語文化学科 21名
文学部 史学科 24名
文学部 哲学科 12名
神道文化学部 神道文化学科 19名
法学部 法律学科 法律専攻 30名
法学部 法律学科 法律専門職専攻 5名
法学部 法律学科 政治専攻 3名
経済学部 経済学科 23名
経済学部 経営学科 23名
人間開発学部 初等教育学科 16名
人間開発学部 健康体育学科 18名
人間開発学部 子ども支援学科 12名
観光まちづくり学部 観光まちづくり学科 49名

法律専門職専攻の5名、政治専攻の3名は極端に少ない。一方、観光まちづくりの49名は単一学科として突出しています。同じ大学の同じ入試でも、学科によって難易度の構造がまったく違います。

2. 法学部——大学が授業動画と試作問題を公開している

國學院の総合型選抜のなかで、最も情報が公開されていて、最も準備の差が出るのが法学部です。

法律学科は3専攻に分かれ、それぞれ選考方法が違います。

2-1. 法律専門職専攻(5名)——授業動画を見てから受ける小論文

出願要件

法律学・政治学に強い関心を持ち、その勉学に積極的・自発的に取り組み、学ぶ意欲があること。なお、高等学校での学習成績の状況(旧評定平均値)などの学業成績は、出願要件としない。

第1次選考:小論文試験(90分)

法律に関連する実用的な文章等を素材とした問題と、あらかじめ指定されたオンライン授業動画を視聴し学習してきたことを前提とした問題とで構成される試験を行う。<br>試験日:令和8年10月18日(日)/試験会場:渋谷キャンパス/集合時刻:9:30/試験開始時刻:10:00

そして要項には、オンライン授業動画のURLが直接記載されています。

オンライン授業動画 https://www.kokugakuin.ac.jp/admission/admissions/p2/p6

大学の入試情報ページでも「法学部法律学科法律専門職専攻 公募制自己推薦(AO型) オンライン授業動画の公開について」として告知されています。

これは事実上の「指定教材」です。動画を見ていない受験生は、試験の半分を落とすことになります。5名の枠に対して、この差は致命的です。

選考のポイント(要項より)

小論文試験では、大別すれば、法律に関連する実用的な文章等を試験時間中に読んで答える問題と、指定された法学に関するオンライン授業動画を視聴し学習してきたことを前提として一定の形式に従った論述に取り組む問題が出題されます。この試験では、特に前者の問題で、実用的な文章等に関する基礎的な読解力、情報の整理・分析能力、論理的思考力を、また、特に後者の問題で、一定の形式に従って自分の意見を表現することのできる力を測ります。

「一定の形式に従って」という表現に注意してください。自由作文ではなく、指定された型に沿って書くことが求められます。動画の中で、その型が説明されている可能性が高い。

第2次選考:面接試験(20分程度)

出願時に提出するエントリーシート(【様式5−法】)の記述内容等を参考にしつつ、法律専門職専攻で学修することおよび卒業後に法律の専門的知識を活かす職業に就くことに対する意欲・志向性等に関する質問等が行われ、これに口頭で回答する。なお、面接に際し、原則として、書類その他の物を参照しながら回答することはできない。

手ぶらで20分話すことになります。エントリーシートに書いた内容を暗記しておく必要があります。

2-2. 法律専攻(30名)——自己アピール5〜10分、機材の持ち込み可

法学部で最大の30名枠です。令和9年度入学者を対象とする入学試験から、入学者選抜の方法に一部変更が加えられています。大学は「選考に関するアドバイスと試作問題」を公開しており、法律専攻「小論文試験」試作問題はすでに公開済みです。

第2次選考の自己アピールについて、要項は異例なほど具体的に助言しています。

自己アピールは、エントリーシートに記述した法律専攻の志望理由や自己推薦の理由を、敷衍して口頭で説明するものです。5分以上10分以内と限られた時間のなかで、要領よく、しかし説得力のあるアピールをすることが肝要です。<br>ここでアピールするべきことは、法律専攻で学ぶことに対するあなたの意欲・熱意と、あなたが評価して欲しいと考えるあなた自身の強みです。この点、國學院大學の校風—それは通常、面接を担当する側の方がよく知っています—を延々と述べるだけでは、評価が高くなるとは限りません。<br>アピールの方法を工夫することも大事です。ノートパソコン、タブレット端末、フリップ等の使用は、うまくいけば、より効果的なアピールにつながりますが、必ずしもこれらを使用する必要があるとは限りません。

「大学の校風を延々と述べても評価は上がらない」と大学自身が書いています。これは、志望理由書でありがちな書き方への明確な警告です。

そして質疑応答について。

質疑応答は、とくに自己アピールの内容や、「エントリーシート」に記述した「社会への関心」に関連する事柄を中心に行います。主に質疑応答を通して、いわゆるコミュニケーション能力を評価します。(中略)「社会への関心」について記述した事柄については、エントリーシートの提出後に変化・変容する場合があります。それに対応できるよう、エントリーシートの提出後も情報を収集し、必要に応じて自分の意見を見直しましょう。

出願してから面接までの1か月半、その話題を追い続けろと言っているのです。時事的なテーマを選んだ場合、状況が変わります。「出願時にこう書きましたが、その後こういう動きがあり、今はこう考えています」と言える受験生が評価されます。

なお、面接試験では小論文試験についての質疑応答は行いません(要項に明記。緊張を解きほぐすため感想を求められることはあっても、回答内容は評価対象外)。

2-3. 政治専攻(3名)——文献事前指定型小論文

政治専攻の小論文は「文献事前指定型小論文試験」です。

事前に指定された文献等を読み込んでいることを前提として、一定の分量の文章を作成すること等に挑みます。小論文の記述内容を通して、情報の収集・整理・分析能力や論理的思考力、表現力等を評価します。<br>指定文献は試験時間中に持込・披見することができ、指定文献への書き込みの有無は問いません。そこで、最初に、指定文献全体を貫く大きなテーマを把握したうえで、目次や見出し等を頼りに指定文献の文章の全体構造を捉えておきましょう。そのうえで、いわば筆者と対話しながら指定文献の論旨を追うとよいでしょう。自分の考え・意見を形成するのは、こうした準備作業に取り組んでからおこないましょう。

指定文献を持ち込めて、書き込みも自由。これは大きい。付箋を貼り、余白に要約を書き、構造図を書き込んだ本を持ち込めます。準備した人だけが得をする設計です。

さらに第2次の質疑応答も「指定文献に関連してされる場合があります(例えば、筆者が最も伝えたいと考えた事柄は何か、それについてあなたはどう考えるか、等)」とあり、要項は「第1次選考終了後も、指定文献を適宜読み返しておきましょう」と助言しています。

3. 経済学部(経済学科23名・経営学科23名)——総合問題90分と、800字の関心トピック

出願要件([1][2][3]すべて)

[1]高校での学習や生活の中で、経済や経営の現状や歴史に関する研究・授業・諸活動の経験を踏まえた明確な問題意識を持っている者。<br>[2]自らの卒業後の具体的な将来像を持ち、その将来を実現するために、なぜ経済学科・経営学科を選択し、そこで何を学ぼうとするのか明確である者。<br>[3]以下のいずれかの資格・スコアを有する者。<br>① 英語検定試験 CEFR A2以上のスコア<br>③ 下記 a・b の両方 a 全商協会主催の簿記実務検定試験1級(会計および原価計算) b 全商協会主催の英語検定試験2級以上<br>※ a の要件は、日本商工会議所主催の簿記検定試験2級以上もしくは全国経理教育協会主催の簿記能力検定1級以上に代替可とする。

CEFR A2は、英検でいえば準2級レベルの水準です。高いハードルではありません。そして簿記のルートも用意されています。商業高校で簿記を学んできた生徒には、英語以外の道があるということです。

第1次選考

① 総合問題試験(90分、全体で1,000〜1,500字程度) 試験日:令和8年10月18日(日)/集合9:30/開始10:00/渋谷キャンパス 要項の「選考のポイント」には「経済・経営現象に関する文章をその場で読解し、その文章に対する設問に解答する論述試験」とあります。

② 調査書 ③ エントリーシート【様式5−経済】——7項目を所定の書式で記入します。

⑴ 高校の授業の中で印象に残ったことについて書いてください。<br>⑵ ⑴以外に高校生活で身につけたアピールできること(資格・特技など)について書いてください。<br>⑶ 本学を知ったきっかけを書いてください。<br>⑷ 経済学部および選んだ学科を志望した理由を書いてください。<br>⑸ 大学生活における目標と卒業後の進路について書いてください。<br>⑹ ⑷⑸を踏まえて残りの高校生活で何をすべきか考えたことを書いてください。<br>⑺ 経済・経営に関して、あなたの関心のあるトピックを自分の見解を含めて、800字程度で記述してください。なお、参考文献、参考URLを1つ以上載せること。

⑺が決定的に重要です。800字で、自分の見解を含めて、参考文献または参考URLを1つ以上明示する。これは大学のレポートの作法そのものです。そして——

④ 活動レポート【様式3】——学内外問わず過去3年間程度で主体的に取り組んだ活動を1つ選び、800字以内。活動に関する資料があれば任意で添付。 ⑤ 資格・スコアを証明する書類【様式A】

第2次選考

① 面接試験(約20分)<br>エントリーシート(項目7の記述内容に関する発表を含む)、活動レポートに関する内容等について質問する。なお、発表に際して、資材等の持ち込みは認めない。

エントリーシート⑺で書いた800字を、面接で発表させられます。しかも資材の持ち込みは不可。手ぶらで、自分が書いた関心トピックについて語る。

つまり、⑺は「出願書類」ではなく「発表原稿」なのです。書く段階から、口頭で説明することを前提に設計してください。

4. 文学部(5学科)——学科ごとに課題がまったく違う

文学部の第1次選考は書類選考のみです。しかし提出する書類の量と質が学科ごとに大きく違います。

4-1. 日本文学科(21名)

出願要件:日本古典文学/日本近現代文学/伝承文学(民俗、口承文芸、神楽・芸能など)/書道 に関する学修・研究に関心を強く持つ者。

第1次(書類選考)

– 要項に挙げられた題目例:「『源氏物語』の自然描写について」「谷崎潤一郎『細雪』の研究」「『今昔物語集』の敬語」「岩手県三陸地方の神楽について」

高校3年生に、卒業論文のテーマを書かせるのが日本文学科です。

第2次:集合9:30/開始10:00。論述試験(要項の選考ポイントに「これから日本文学科で学んでいくために必要な、総合的な知的能力があるかを測る論述試験」)+面接試験(約20分)。終日となるため昼食を用意。

4-2. 中国文学科(8名)——授業を受けてレポートを書く

第2次選考が独特です。

① 授業の受講とレポート作成(120分)——授業(50分)を受け、授業内容に関するレポート(1,000字程度、70分)を作成する。<br>② 面接試験(約20分)——大学での勉学・研究に対する目的意識、修学意欲などについての面接を行う。

大学の授業を50分受けて、その内容について70分でレポートを書く。これは大学入学後の実際の学びをそのまま試験にした形式です。要項の選考ポイントには「授業内容の要点を把握してまとめられているか、そこからさらに自分の考えを展開できているかが評価のポイント」とあります。

対策は明快です。授業を聞いてノートを取り、その場で1,000字にまとめる練習を繰り返すこと。学校の授業でそのまま練習できます。

なお、中国文学科の面接試験には英語による質疑応答が含まれます(第2次選考の面接について要項が言及)。

4-3. 外国語文化学科(21名)——CEFR B1が必須

出願要件:本学文学部外国語文化学科で学びたいという意欲を持ち、①外国語の運用能力/②外国語によるコミュニケーションや言語文化/③英語・独語・仏語・中国語圏の文化/④外国語による日本文化の発信活動 のいずれかについて志望を強く持つ者。かつ、英語検定試験でCEFRのB1以上のスコアを持つ者。

CEFR B1は英検2級程度です。文学部のなかで唯一、明確な英語基準があります。ドイツ語・フランス語・中国語の検定試験合格証明書は「該当者のみ提出」。

第2次:面接試験(約20分。英語による質疑応答を含む)。要項は「自己紹介や入学後の学修計画、アピールしたいポイントなどを整理し、それらを日本語と英語で論理的かつ分かりやすく説明できるよう、よく練習しておきましょう」と助言しています。そして「ただし、準備してきた内容にばかり気をとられて質問をとり違えたりしないよう、落ち着いて臨むことも重要です」とも。

なお、文学部のなかで外国語文化学科だけは第2次選考が終日になりません(要項の注記より)。

4-4. 史学科(24名)——90分の論述、英文・古文・漢文から選択

文学部で最大の24名枠です。

出願要件:①日本史学/②外国史学/③考古学/④地域文化と景観 に関する学修・研究のいずれかについて志望(複数可)を強く持つ者。かつ、英語検定試験でCEFRのA2以上のスコア(準2級程度)。

第1次(書類選考)

第2次

英文・古文・漢文から1つ選べるのが史学科の特徴です。得意な方を選べます。そして出願時に書いたレポートについても論述させられるので、書いた内容を忘れてはいけません。

4-5. 哲学科(12名)

哲学科も第1次は書類選考、第2次は論述と面接という構成です。詳細は要項の該当ページを確認してください。

5. 観光まちづくり学部(49名)——地域分析レポート1,200字が勝負

単一学科で49名。國學院の総合型選抜で最大の枠です。

出願要件

観光・交流、まちづくりに興味・関心を持ち、持続可能な地域社会の実現に向けて、勉学に主体的に取り組み、かつ、他者と協働して積極的に学ぶ意欲があること。

英語検定の要件はありません。評定もありません。意欲だけが要件です。

第1次選考:書類選考——地域分析レポート(1,200字以内)【様式1】

要項の指示が非常に具体的です。

あなたが住んでいる地域やゆかりのある地域を選び、その地域の資源(文化、生活様式、景観、自然、生きもの、産業、伝統行事、イベント、教育、コミュニティ等)を挙げ、そうした資源がどのような魅力および価値を持っているかについて、根拠を示しながら簡潔に記述すること。また、選んだ地域や資源が今後も持続可能であり続けるためには、どのような課題があるかについて、根拠を示しながら簡潔に記述すること。<br>なお、この地域分析レポートに20字以内のタイトルを付け、キーワードを3つ示し、主要な参考文献を最大5件まで明示すること。ただし、タイトル・キーワード・参考文献の部分は本文1,200字に含まない。

「根拠を示しながら」が2回出てきます。印象や感想ではなく、データや文献に基づいて書くことが求められています。参考文献を5件まで挙げられるのですから、5件読んで書くのが想定水準でしょう。

タイトル20字以内、キーワード3つ——これは学術論文の書式です。高校生に論文の作法を要求している入試だと理解してください。

第2次選考は11月15日、横浜たまプラーザキャンパスで実施されます。渋谷ではありません。

6. 人間開発学部(初等教育16名・健康体育18名・子ども支援12名)

出願要件は学科ごとに、教員・保育者を志す意欲として書かれています。初等教育学科は「『教育の専門家』として小学校教諭を志す意欲の高い者」、健康体育学科は「中・高等学校の保健体育教諭、健康やスポーツ分野のリーダーを目指す者」、子ども支援学科は「幼稚園教諭・保育士を志す者」。

第1次選考:書類選考——レポート(2,000字程度)【様式1】。要項は「『人の育ちを支援する』という観点から自らが目指す将来像について」考えを述べるよう求めています。

第2次選考(横浜たまプラーザキャンパス・終日)

「読み聞かせは行いません」とわざわざ書いてあるのは、読み聞かせの練習をしてくる受験生が多いからでしょう。求められているのは実演ではなく、絵本について語る言葉です。日頃から絵本を読み、「この本は子どもに何を伝えるか」を考えておく必要があります。

7. 神道文化学部(19名)

神道文化学科は19名。第1次選考に試験があります(10月18日・渋谷キャンパス)。

なお、神道文化学部には公募制自己推薦(AO型)のほかに、神道・宗教特別選考[Ⅰ期](47名)・[Ⅱ期](3名)、神職養成機関(普通課程)特別選考(2名)という別枠があります。神職を志す場合は、そちらも併せて検討してください。募集人員はAO型の19名より、Ⅰ期の47名のほうが大きい。

8. 書類で何を書くか

國學院の総合型選抜は、どの学部でも書類の比重が大きい。そして要項自体が、書き方の助言を大量に書いています。まずそれを読むことが最大の対策です。そのうえで、当塾がふだん指導している考え方を書きます。

8-1. 「大学の校風に惹かれました」は書かない

これは私の意見ではなく、大学が書いていることです。法学部の要項にこうあります。

この点、國學院大學の校風—それは通常、面接を担当する側の方がよく知っています—を延々と述べるだけでは、評価が高くなるとは限りません。

同じことが「アドミッションポリシーに共感しました」にも言えます。共感は前提であって、志望理由になりません。

8-2. 活動レポートは「活動の説明」ではない

國學院の活動レポートは、令和6年4月以降の生活を振り返り、自身が主体的に取り組んだ活動について具体的に記入するものです(字数指定は学科により異なる。多くは800字以内)。

大学の注意書きにはこうあります。「学びに直接関わらないこと(部活動やスポーツなど)を書いてはいけません」という趣旨の記述が学科によってあり、一方で観光まちづくり学部や史学科では部活動・ボランティアも含めて広く認めています。学科によって扱いが違うので、必ず自分の志望学科の指示を読んでください。

共通して言えるのは、活動の事実ではなく、その活動を通じて学んだこと・身についたことを述べるよう求められている点です。

8-3. 参考文献を必ずつける

國學院の特徴は、多くの学科で参考文献の明示を求めていることです。

これは大学が「調べて書け」と言っているということです。自分の頭の中だけで書いた文章は、参考文献欄が空欄になります。そこで差がつきます。

8-4. 原体験を学問へ接続する

強い志望理由書には必ず原体験があります。しかし体験を書くだけでは作文で終わります。そこから一般化し、学問的なテーマへ昇華させてください。

観光まちづくり学部の地域分析レポートは、この訓練にそのまま対応します。「自分の地域が好き」で終わらせず、「その地域の資源は何か」「その価値の根拠は何か」「持続可能性の課題は何か」と展開する。これができれば、他の学部の志望理由書も書けるようになります。

8-5. 先行研究とリサーチギャップ、そして自分のRQ

日本文学科は卒業論文のテーマを、史学科は学びたいテーマを書かせます。ここまで求められている以上、志望学科の教員がどんな研究をしているかを調べるのは当然の準備です。CiNiiやJ-STAGEで論文を探し、読んでください。「ここまでは分かっている。しかしここは分かっていない」というリサーチギャップを見つけ、「だから私はこれを問いたい」というRQ(リサーチクエスチョン)を立てる。

8-6. 生成AIで書いたものは、面接で崩れる

國學院はすべての学部で面接があり、しかも書類の内容について質問されます。経済学部は「エントリーシート項目7の記述内容に関する発表」を、資材の持ち込みなしで求めます。法律専門職専攻は「書類その他の物を参照しながら回答することはできない」と明記しています。

手ぶらで自分の書いたことを語れなければ終わりです。自分で考えていない文章は、その場で分かります。

9. 学科をどう選ぶか

第一に、英語資格で振り分ける。

第二に、試験の型で選ぶ。

第三に、募集人員で考える。観光まちづくり49名、法律専攻30名、史学科24名、経済23名、経営23名、日本文学21名、外国語文化21名は比較的枠が大きい。法律専門職5名、政治3名、中国文学8名は少数枠です。

10. よくある誤解

誤解1「評定が足りないから出せない」 要項に「高等学校等での学習成績の状況は、出願要件としません」と明記されています。全学部共通です。

誤解2「総合型だから学力は関係ない」 法学部・経済学部・神道文化学部は一次から試験があります。経済学部は総合問題90分1,000〜1,500字、法律専門職専攻は小論文90分、史学科は論述90分。明確に学力を測っています。

誤解3「専願だから他を受けられない」 併願可能です。他大学とも、國學院の他学科とも(試験日が重ならなければ)。

誤解4「過去問がないから対策できない」 法律専門職専攻はオンライン授業動画、法律専攻・政治専攻は試作問題が公開されています。政治専攻は指定文献を試験中に持ち込めます。対策材料は、大学が配っているのです。

誤解5「書類は出せばいい」 経済学部はエントリーシート⑺の内容を面接で資材なしに発表させます。法律専門職専攻は書類を参照せずに20分答えます。書いたものを自分の言葉にできていなければ通りません。

11. 生徒向けチェックリスト

  1. 評定は出願要件ではない、と知っていますか
  2. 志望学科に英語資格の要件があるか確認しましたか(CEFR A2かB1か、不要か)
  3. 出願は9月28日〜10月2日だと知っていますか
  4. 一次に試験があるのは神道文化・法・経済だけだと知っていますか
  5. 法律専門職志望なら、オンライン授業動画をもう見ましたか
  6. 法律専攻・政治専攻志望なら、公開された試作問題を解きましたか
  7. 経済学部志望なら、エントリーシート⑺の800字に参考文献をつけましたか
  8. 観光まちづくり志望なら、地域の参考文献を5件集めましたか
  9. 書いた書類を、何も見ずに口頭で説明できますか
  10. 検定料は1学科35,000円で、併願しても減免なしだと知っていますか

11-2. 時期別ロードマップ

高校1〜2年生

國學院は評定を問いません。したがって、この時期にやるべきは関心の一貫性をつくることと、必要な学科なら英語資格を取ることです。

活動レポートの対象期間は「令和6年4月以降」と要項が定めています。つまり高校1年生の途中からが対象範囲です。何を書くかは、これから作れます。

観光まちづくり学部を考えるなら、自分の地域を調べ始めてください。地域分析レポートは一朝一夕には書けません。図書館の郷土資料コーナー、市区町村の統計、地域の広報誌——参考文献5件は、そこから集まります。

高校3年生 4〜6月

志望学科を決め、入学試験要項を自分で読む。学科ごとに課題がまったく違うので、要項を読まずに準備を始めると方向を間違えます。

法学部法律専門職専攻志望なら、オンライン授業動画の公開を待って、公開されたらすぐ見る。法律専攻・政治専攻志望なら、公開された試作問題を解く。政治専攻の指定文献が発表されたら、すぐ入手する。

7〜8月

レポート・志望理由書・エントリーシートの初稿を書く。参考文献を集めるのはこの時期です。日本文学科2,000字、史学科2,000字、観光まちづくり1,200字、経済学部エントリーシート7項目+活動レポート800字。分量が多い学科ほど、早く始める必要があります。

第三者のレビューを2人以上から受け、書いたものを口頭で説明する練習を始めてください。面接で資材を持ち込めない学科があります。

9月

出願(9月28日〜10月2日)。書類は志望学科ごとに作成が必要で、検定料も学科ごとに35,000円かかります。併願するかどうかを、このタイミングで確定させてください。

10〜11月

10月18日の第1次試験(神道文化・法・経済)、10月23日の一次発表、11月15日の第2次選考。一次発表から二次まで約3週間あります。この3週間で、書類の内容を語れる状態に仕上げてください。

そして並行して、一般選抜の学力対策を止めないこと。國學院は併願できる以上、総合型が不合格でも道は残ります。

11-3. 確認できなかった項目——要確認リスト

本記事は、國學院大學が公開している令和9年度 総合型選抜(公募制自己推薦AO型)入学試験要項、および大学が公開しているオンライン授業動画・試作問題・選考アドバイスにあたって作成しています。一方、以下は一次資料で確認できていません。出典を示したうえで「要確認」として扱います。

項目 状況 出典・備考
各学科の配点内訳 非公表 要項に配点の記載を確認できず
一次選考の通過率・最終倍率 非公表 入試結果データの公開状況は大学サイトで確認を
法学部の試作問題と本番の難易度の関係 試作問題は公開 本番がこれと同水準かは不明
経済学部の総合問題90分の出題範囲 一部のみ確認 要項と試作問題で確認を
文学部各学科の課題の年度変更 本記事執筆時点の内容 年度により変更される可能性。必ず最新要項で確認を
共通テストの要否 要項に明示なし 「不要」と推測して書いていない
神道文化学部の出願資格の細目 一部のみ確認 要項で確認を
英語資格の扱い 学科により異なる 要項の学科別欄で確認を

編集方針について。当塾の入試データベースは「推測や二次情報で埋めた項目は載せない」を原則としています。本記事では、確証が取れない項目は出典を示したうえで「要確認」と明記しました。

國學院大學の入学試験要項は大学サイトからダウンロードします。冊子はありません。そして試験当日は要項を持参する必要があります。必ず一次情報をご確認ください。

11-4. 國學院を、19大学のなかに置く

当塾は2026年9月、人気19大学(早慶上智ICU/GMARCH/成成明学獨國/日東駒専)の総合型選抜を、要項原本にあたって調査しました。そのなかでの國學院の位置を示します。

募集人員——284名は「成成明学獨國」で最大

大学 総合型選抜の募集規模
國學院 284名
獨協 自己推薦入試 200名(英語学科だけで50名)
明治学院 自己推薦AO 約250名超(学科合計)
成城 学科ごと
成蹊 学科ごと(一桁の枠が多い)

國學院の284名は、成成明学獨國のなかで最大級です。そして評定を問わない。

「枠が大きく、評定を問わず、併願もできる」——この3つが揃っている大学は、19大学のなかでも限られます。

併願——國學院は「併願可」

大学 併願
國學院 併願可
成城 併願可
早稲田・立教・中央 併願可
専修 全方式で条件つき併願可
明治学院 条件つき併願可
成蹊・法政・ICU・上智 専願

同じ「成成明学獨國」のなかで、成蹊だけが完全専願、國學院と成城は併願可。

したがって、國學院と成城は併願できます。そして両方とも一般選抜と並行できる。受験全体の設計がしやすい組み合わせです。

情報公開——國學院は19大学で最も手厚い

これが國學院の最大の特徴です。

大学 公開している対策材料
國學院 オンライン授業動画・試作問題・選考アドバイス・要項内の詳細な「選考のポイント」
成蹊 討論テーマ(6月公開)・過去問題(S-NET)
成城 課題図書
東洋 事前課題小論文
専修 課題図書

國學院は、授業動画と試作問題まで公開しています。

法学部の要項は自己アピールの時間配分まで助言し、観光まちづくり学部はレポートの書式をキーワード数まで指定し、人間開発学部は「読み聞かせは行いません」とわざわざ書く。

ここまで手の内を明かしている大学は、19大学のなかで國學院だけでした。

これが意味すること:差がつくのは、読んだかどうかと、読んでから何か月動いたかだけ。才能でも運でもありません。

評定要件

大学・方式 評定
上智 カトリック高校対象 全体4.3
ICU 英語外部試験利用 全体4.1
駒澤 経済学部 全体4.0
東洋 学校推薦(総合評価型) 全体3.6
明治学院 消費情報環境法学科 全体3.2
國學院 要件なし
成蹊・早稲田(地域探究)・慶應SFC 要件なし

國學院は「評定を問わない」グループです。

そして284名という枠の大きさと組み合わせると、19大学のなかで最も入口が広い大学のひとつと言えます。

ただし、繰り返しますが「楽」ではありません。法学部の試作問題、経済学部の総合問題90分、観光まちづくり学部の地域分析レポート1,200字——準備しなければ通りません。

11-5. よくある質問

Q. 國學院の総合型選抜に評定は要りますか。

要りません。要項の出願資格に評定平均値の指定はありません。ただし調査書は提出します。

Q. 他大学と併願できますか。

できます。國學院は併願可のグループです。成城とも併願できます(成城も併願可)。ただし成蹊は完全専願なので、成蹊と國學院を同時に出すことはできません。

Q. 募集人員は何名ですか。

全学部合計284名。成成明学獨國のなかで最大級の枠です。学科別では観光まちづくり学部49名、経済学科23名・経営学科23名、神道文化学部19名、人間開発学部の健康体育18名・初等教育16名・子ども支援12名など。

Q. 大学が公開している対策材料とは何ですか。

オンライン授業動画、試作問題、選考アドバイス、そして要項に書かれた詳細な「選考のポイント」です。19大学のなかで最も手厚い情報公開でした。必ず全部見てください。見ていない受験生との差が、そのまま点数差になります。

Q. 法学部の試作問題は本番と同じ難易度ですか。

当塾が確認した範囲では、その関係は明示されていません(要確認)。ただし試作問題が公開されている以上、大学が「このレベルを想定している」と示していると読むのが自然です。解けるようにしておいてください。

Q. 経済学部の総合問題90分とは何ですか。

90分の総合問題です。加えて800字の関心トピックがあります。総合問題は学力試験に近い性格と考えて準備してください。

Q. 観光まちづくり学部のレポートは何を書きますか。

地域分析レポート1,200字です。要項が書式をキーワード数まで指定しています。指定を守らないだけで減点されます。必ず要項の該当欄を熟読してください。

Q. 人間開発学部の「読み聞かせは行いません」とはどういう意味ですか。

要項にこの一文があります。初等教育学科や子ども支援学科の受験生が「読み聞かせの練習をしてくるだろう」と大学が予想し、先回りして「やらない」と書いているわけです。要項を読んでいない受験生が、無駄な準備をしてくることを防いでいる。この一文自体が、國學院の情報公開の姿勢を表しています。

Q. 文学部はどの学科も同じ課題ですか。

違います。学科ごとに課題がまったく違います。日本文学科、中国文学科、外国語文化学科、史学科、哲学科——それぞれの要項欄を読んでください。

Q. 出願はいつですか。

要項でご確認ください。國學院の入学試験要項は大学サイトからダウンロードします(冊子はありません)。

Q. 試験当日に持っていくものはありますか。

試験当日は要項を持参する必要があります。これは見落としやすい点です。ダウンロードして印刷しておいてください。

Q. 生成AIを使ってもいいですか。

やめてください。面接で書類の内容を聞かれます。自分で考えていない文章は、その場で崩れます。

11-6. 國學院という大学——志望理由書に書けること

1882年、皇典講究所から

國學院大學の起源は1882年(明治15年)に設立された皇典講究所です。日本の古典・歴史・文化を研究し、伝えることを目的として始まりました。

神道文化学部を持つ大学は、日本に2校しかありません(もう1校は皇學館大学)。これは國學院の決定的な特色です。

そして神道文化学部以外の学部でも、日本の歴史・文化・言語への関心が通底しています。文学部史学科、日本文学科の伝統は特に厚い。

志望理由書でこの歴史に触れるなら、言葉をなぞらないこと。「伝統ある大學で学びたい」では何も言っていません。自分の関心が、なぜ國學院でなければ深められないのかを書いてください。

キャンパス

渋谷キャンパス(渋谷区東)とたまプラーザキャンパス(横浜市青葉区)があります。

人間開発学部はたまプラーザ、観光まちづくり学部は(所在地は大学公式サイトでご確認ください/要確認)。法・経済・文・神道文化は渋谷です。

武蔵境からは、渋谷キャンパスなら中央線→新宿→山手線または埼京線で約40分。たまプラーザは1時間強かかります。

総合型選抜は「合格したら入学」を前提とする方式が多いなか、國學院は併願可ですが、それでも通学を確認しておくべきです。

観光まちづくり学部という新設学部

観光まちづくり学部は2022年開設(開設年は大学公式サイトでご確認ください/要確認)。募集49名は國學院の総合型で最大の枠です。

「観光」と「まちづくり」を組み合わせた学部で、地域資源の活用、文化遺産、地域経済、コミュニティデザインなどを扱います。

新設学部なので、志望理由書では「なぜこの学部なのか」を具体的に書く必要があります。カリキュラムを読み、実際にある科目名を挙げてください。

そして地域分析レポート1,200字。自分が関心を持つ地域を1つ選び、データに基づいて分析する。「好きな観光地」の紹介文ではありません。

「なぜ國學院か」の答え方

最悪の答え:「伝統がある大学だから」「渋谷にあって便利だから」

必要な答え:

  1. 自分の問い(何を解きたいか)
  2. なぜその問いが生まれたか(具体的な経験)
  3. なぜ國學院のこの学部・学科なのか(カリキュラム・ゼミ・教員の具体)
  4. 入学後に何をするか

そして國學院の場合、大学が公開しているオンライン授業動画を見たうえで書けると強い。「〇〇先生の授業動画を見て、△△という視点を知った」——これは他大学ではできない書き方です。

12. 最後に

國學院大學の総合型選抜は、評定を問わず、284名を募集し、併願もできる入試です。そして——これが最も重要なのですが——大学が対策材料を自分で公開しています。オンライン授業動画、試作問題、選考アドバイス、そして要項に書かれた詳細な「選考のポイント」。

法学部の要項が自己アピールの時間配分まで助言し、観光まちづくり学部がレポートの書式をキーワード数まで指定し、人間開発学部が「読み聞かせは行いません」とわざわざ書く。ここまで手の内を明かしている大学は多くありません。

差がつくのは、それを読んだかどうか、そして読んでから何か月動いたか、だけです。

入学試験要項は大学サイトからダウンロードできます。冊子はありません。そして試験当日は要項を持参する必要があります。まずご自身の目で、志望学科のページを読んでください。そのうえで、何をどう準備するか迷ったら、ご相談ください。

最後に、19大学を調べ終えて。

当塾は2026年9月、人気19大学(早慶上智ICU/GMARCH/成成明学獨國/日東駒専)の総合型選抜を、要項原本にあたって調査しました。全1,719件の出願要件をデータベース化しています。

そのなかで、國學院は「最も手の内を明かしている大学」でした。

オンライン授業動画を公開し、試作問題を公開し、選考アドバイスを公開し、要項のなかで自己アピールの時間配分まで助言する。観光まちづくり学部はレポートの書式をキーワード数まで指定し、人間開発学部は「読み聞かせは行いません」と先回りして書く。

これは、受験生を選別するための情報の非対称性を、大学の側から進んで解消しているということです。

そして評定を問わない。284名を募集する。併願もできる。

入口はこれ以上ないほど開かれています。

だからこそ、差がつくのは準備量だけです。動画を見たか。試作問題を解いたか。要項の「選考のポイント」を読んだか。そこから何か月動いたか。

才能でも、家庭環境でも、通っている高校でもありません。國學院の総合型選抜は、そういう設計になっています。

武蔵野個別指導塾からのご案内

武蔵野個別指導塾(JR中央線 武蔵境駅)では、総合型選抜・学校推薦型選抜の対策を、大学・学部・学科ごとに設計しています。

國學院大學については、

を、一人ひとりの状況に合わせて進めます。

「評定が足りないから総合型は無理」と思っている方へ。國學院は評定を問いません。そして284名を募集し、他大学と併願できます。

「何から始めればいいかわからない」という方へ。國學院の場合、答えは明確です。大学が公開している動画と試作問題を全部見ることから始めてください。それだけで、見ていない受験生に差をつけられます。

まずは、志望学科と、いま何ができるかをお聞かせください。試験日まで何か月あるかを数えるところから始めます。

▶ 体験授業(有料)・無料相談のお申し込みはこちら

【出典】

【重要なお断り】 本記事は2026年9月時点で公開されている資料に基づいています。募集人員・出願資格・日程・試験内容・課題は変更される可能性があります。出願にあたっては、必ず大学サイトから最新の入学試験要項をダウンロードして確認してください。そして試験当日は要項の持参が必要です。本記事中の「要確認」と記した事項については、國學院大學 入学課へ直接お問い合わせいただくことを強く推奨します。

大学が手の内を明かしている。読むかどうかだけ——武蔵野個別指導塾

國學院大學の総合型選抜(公募制自己推薦AO型)は、評定を問わず、284名を募集し、他大学と併願もできます。成成明学獨國のなかで最大級の枠です。そして当塾が19大学を調べたなかで、國學院は最も手厚く情報を公開している大学でした。

オンライン授業動画、試作問題、選考アドバイス、そして要項のなかの詳細な「選考のポイント」。法学部の要項は自己アピールの時間配分まで助言し、観光まちづくり学部はレポートの書式をキーワード数まで指定し、人間開発学部は「読み聞かせは行いません」と先回りして書く。ここまで明かしている大学は他にありません。

つまり差がつくのは、読んだかどうかと、読んでから何か月動いたかだけです。当塾では、大学が公開している材料を一緒に全部潰すところから、志望学科の選定(学科ごとに課題が別物です)、志願理由書の添削(回数無制限)、法学部の試作問題演習、経済学部の総合問題90分+800字の関心トピック、観光まちづくり学部の地域分析レポート1,200字(書式の指定を守るところから)、文学部各学科の課題対策、自己アピールと面接練習まで進めます。

人気19大学 総合型選抜シリーズ

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宮川 涼 Founder
早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。

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