東洋大学の総合型選抜・推薦入試 完全対策2027年度——「基礎学力テスト型」は併願できる、そして「独立自活」という制度

【3分でわかる要約】高校生のみなさんへ

① 東洋大学には、一般選抜と指定校推薦を除いて、高校生が受けられる方式が5つあります。

  • AO型推薦入試(専願・9月出願・10月試験)
  • 自己推薦入試(専願・9月出願・10月試験)
  • 学校推薦入試(総合評価型)(専願・評定3.6以上・11月)
  • 「独立自活」支援推薦入試(専願・評定4.3以上・夜間コースのみ)
  • 総合型選抜 基礎学力テスト型入試併願可能・11月29日)

② いちばん重要な事実:基礎学力テスト型だけが「併願可能」です。 ほかの4方式はすべて専願(合格したら必ず入学)。東洋を第一志望にできない人でも、基礎学力テスト型なら出せます。

③ 基礎学力テスト型は「学力で受ける総合型選抜」です。 国語・英語・数学から2教科を受験。11月29日(日)の1回の試験で、学部の枠を越えて複数の学部・学科に出願できます。

④ しかも検定料が安い。 2出願まで一律35,000円、3出願目以降は1出願20,000円。5つ出しても95,000円です。

⑤ 配点のバリエーションが豊富。 2教科均等配点/最高得点重視(高いほうの科目を2倍にする)/英語重視/数学重視/国語重視/英国/英数。自分の得意不得意に合わせて選べます。

⑥ 英語外部試験が使えます。 英検・GTEC・TEAP・IELTSのスコアを本学の英語得点に換算。ただし申請は初回出願時の1回だけなので注意。

⑦ AO型推薦・自己推薦の英語基準は低め。 英検CSE1800、GTEC 840、TEAP 195、IELTS 4.5。必要な学科のみ。

⑧ 「独立自活」支援推薦入試は、他にない制度です。 第2部(夜間)に通いながら、大学事務局でフルタイム就労し、授業料等の半額を奨学金として給付入学検定料は免除、希望者は提携学生寮(1日2食付)に入居可。評定4.3以上。

⑨ AO型推薦には学科ごとのユニークな型があります。 ジャンル・セレクト入試、Web体験授業型、コンピュータ・サイエンス型、INIAD MOOCs型、INIAD特別スカラシップ型、デザイン基礎力型、アスリート型。

⑩ 日程。 AO型推薦・自己推薦:出願9月7日〜10日、試験10月18日、発表11月2日。学校推薦(総合評価型):出願11月2日〜5日、試験11月22日、発表12月1日。基礎学力テスト型:出願10月29日〜11月4日、試験11月29日、発表12月14日。

この記事について

本記事は、東洋大学が公開している2027年度入学試験要項PDFの原本(総合型選抜・学校推薦型選抜〈公募制〉/基礎学力テスト型入試/海外帰国生/国際バカロレアAO/外国にルーツを持つ生徒/社会人特別選抜/編入学・転入学/外国人留学生)にあたって作成しています。

一次資料で確認できなかった項目には「要確認」と明記し、出典を示します。推測で埋めることはしません。

なお、附属高等学校推薦入試・協定校推薦入試・運動部優秀選手推薦入試の要項PDFはパスワード保護(HTTP 401)されており、学部別の詳細は確認できていません。

1. 東洋大学の「一般選抜・指定校推薦以外」の全方式

方式 専願/併願 対象
AO型推薦入試 専願 一般の高校生
自己推薦入試 専願 一般の高校生
学校推薦入試(総合評価型) 専願 一般の高校生(学校長推薦)
「独立自活」支援推薦入試 専願 第2部・イブニングコース志望者
総合型選抜 基礎学力テスト型入試 併願可能 一般の高校生
附属高等学校推薦入試 東洋大学附属高校生(要項未確認
協定校推薦入試 協定校在籍者(要項未確認
運動部優秀選手推薦入試 該当者(要項未確認
海外帰国生入学試験 帰国生
国際バカロレアAO入学試験 IB取得者
外国にルーツを持つ生徒対象入学試験 該当者
社会人特別選抜入学試験 社会人
編入学・転入学試験(2年次・3年次) 大学等在学者
外国人留学生入学試験(各種) 留学生

東洋大学の入試方式は、本シリーズで調べた19大学のなかで最多です。当塾が要項から抽出した行数は579行にのぼりました(学部・学科・方式の組み合わせ数)。

2. 最重要——基礎学力テスト型入試は「併願できる総合型」

2-1. なぜこれが重要なのか

東洋大学のAO型推薦・自己推薦・学校推薦(総合評価型)・独立自活は、すべて専願です。要項の文言は共通しています。

本学当該学科(専攻)を第一志望として入学を志す者(合格した場合、必ず入学することを確約できる者

しかし基礎学力テスト型だけが違います。

基礎学力テスト型入試 併願可能

つまり、「東洋を第一志望にはできないが、東洋も受けたい」という受験生の受け皿が、この方式です。

本シリーズで調べた19大学と比べても、この設計は珍しい。総合型選抜は専願が基本で、併願可としている大学(立教・中央・成城・國學院・早稲田)も、学力試験で選抜する総合型は持っていません。

2-2. 試験の中身

試験日:2026年11月29日(日)、集合9:40。

受験科目(3教科から2教科を選択):

教科 出題範囲
国語 現代の国語、言語文化
外国語 英語
数学 数学Ⅰ、Ⅱ、A、B、C

加えて、調査書等の書類選考と、事前課題小論文があります。

配点の例(文学部哲学科 2教科均等配点の場合):

必100 / 必100 / 必30(書類選考)/ 必20(事前課題小論文)

学力テスト200点+書類30点+事前課題小論文20点=250点満点という構成です(学部・学科により配点は異なります/要確認)。

2-3. 配点バリエーションが7種類

これが東洋の基礎学力テスト型の特徴です。同じ試験を受けて、配点の違う方式に複数出願できます。

方式 内容
2教科均等配点 2教科を同じ配点で
2教科最高得点重視 配点100の受験科目のうち、素点の最も高い科目を2倍にする
2教科均等配点(英・国) 英語と国語で固定
2教科均等配点(英・数) 英語と数学で固定
2教科最高得点重視(英・国) 英国で、高いほうを2倍
2教科最高得点重視(英・数) 英数で、高いほうを2倍
2教科英語重視/数学重視/国語重視 特定教科の配点を上げる

「最高得点重視」の意味を理解してください。

2教科受けて、点数の高かったほうが自動的に2倍になる。つまり、どちらか一方が得意なら、それが勝手に活きる方式です。

当日まで、どちらが得意か決めなくていい。試験を受けた結果で、高いほうが2倍になります。これは受験生にとって明確に有利な設計です。

当塾の推奨均等配点と最高得点重視の両方に出す。同じ試験の結果で2通りの判定を受けられます。検定料は2出願まで一律35,000円なので、追加費用はゼロです。

2-4. 検定料——複数出願を前提にした設計

入学検定料は2出願まで一律35,000円3出願目以降は1出願につき一律20,000円です。

1出願でも2出願でも35,000円。

出願数 検定料
1出願 35,000円
2出願 35,000円(追加ゼロ)
3出願 55,000円
4出願 75,000円
5出願 95,000円

2出願目が無料である以上、1つしか出さないのは損です。

2-5. 学部の枠を越えて出願できる

基礎学力テスト型入試では、学部の枠を越えて、複数の学部・学科(専攻)・入試方式を併願することが可能です(受験する科目により学部・学科(専攻)間での併願の可否が異なります)<br><br>同一学部・学科で複数の方式を組み合わせることはもちろん、異なる学部・学科、第1部と第2部の方式を併願することで、1回の試験で複数の合否判定を受けることが可能です。

1回の試験で、複数の合格可能性を作れる。

戦略の組み立て方

  1. 第一志望の学科に、均等配点と最高得点重視の2方式で出す(35,000円)
  2. 第二志望の学科を追加(+20,000円)
  3. 第2部(夜間)も追加すると、さらに合格可能性が広がる(+20,000円)

受験する科目によって併願の可否が変わるので、出願前に要項の対応表を必ず確認してください。

2-6. 英語外部試験利用(Enマーク)

英語外部試験利用制度あり(備考Enの方式)。実用英語技能検定等のスコアを本学英語得点に換算可。初回出願時に申請し証明書を提出

重要な注意が要項にあります。

英語外部試験の利用申請は、基礎学力テスト型入試においては、初回出願の際に一度しか行えないため注意してください。<br><br>基礎学力テスト型入試の出願より前に東洋大学の他の入学試験に出願した方も、改めて証明書を提出する必要があります。<br><br>デジタル証明書、紙の証明書とも、基礎学力テスト型入試の追加出願時には初回出願で提出したスコアから、別の受験回のスコアに変更することはできません

3つの落とし穴があります。

  1. 申請は初回出願の1回きり。後から「やっぱり使いたい」はできません
  2. 他の入試に出していても、改めて証明書が必要
  3. 追加出願時にスコアを差し替えられない

したがって、出願前に最高のスコアを確定させておく必要があります。10月29日の出願開始までに、使えるスコアを決めておいてください。

2-7. 日程

段階 日程
出願期間(郵送・消印有効) 2026年10月29日(木)〜11月4日(水)
試験日 2026年11月29日(日)(集合9:40)
合格発表 2026年12月14日(月)
入学手続 第1次 12月18日(金)/第2次 2027年2月26日(金)

入学手続が2段階になっているのが親切です。第1次(12月18日)で一部を納め、残りは2月26日まで待てる。一般選抜の結果を見てから最終判断できる設計です(納付内訳は要項で必ず確認してください/要確認)。

3. AO型推薦入試——プレゼンテーションで受ける

3-1. 基本形

専願。出願9月7日〜10日、試験10月18日(日)、合格発表11月2日(月)。検定料35,000円。

選考プレゼンテーション+質疑応答+論文(学科により異なる)。

要項の記述(文学部国際文化コミュニケーション学科の例):

事前に提出した資料3部のうち、1部をプレゼンテーション時に受け取り、その資料のみを使用してプレゼンテーションを行ってください。時間は1人5分(厳守)とし、5〜7名程度を1グループとして順に行います。なお、他者のプレゼンテーションの際、筆記用具の使用を認めます。<br><br>◇質疑応答 グループ全員のプレゼンテーションが終わったあとに…

この形式から読み取るべきこと。

第一に、5分厳守。超過すれば切られます。原稿を作って、実際に声に出して測る必要があります。

第二に、グループで行う。5〜7名が順にプレゼンし、全員終わってから質疑応答。つまり他の受験生のプレゼンを聞いている時間がある

第三に、「筆記用具の使用を認めます」。これは他者のプレゼンを聞いてメモを取れるという意味です。質疑応答で、他の受験生の発表に言及できる可能性があります(そういう質問が出るかは要確認)。他者の話を聞く姿勢も評価対象と考えるべきでしょう。

第四に、事前提出資料を3部用意し、当日はそのうち1部だけ渡される。手元に自由に資料を持ち込めるわけではありません。渡された1部だけで5分話す準備が要ります。

3-2. 英語の要件がある学科

①実用英語技能検定(従来型を含む全方式)1,800点以上/② GTEC(CBTタイプ、検定版Advancedタイプ)840点以上/③ TEAP(4技能)195点以上/④ IELTS 4.5以上

英検CSE1800は、本シリーズの基準としては低い部類です(獨協法学部のCSE1728に次ぐ)。

大学 最も低い英語基準
獨協 法学部 CSE1728
東洋 AO型推薦・自己推薦 CSE1800
明治学院 CSE1980(2級以上の試験に限る)
ICU 基準なし(提出は必須)

該当する学科のみの要件です。全学科ではありません。

3-3. 学科ごとのユニークな型

東洋大学のAO型推薦には、学科独自のサブタイプが用意されています。

内容(推定を含む)
ジャンル・セレクト入試 ジャンルA:国際コミュニケーション型 国際コミュニケーションに関する選考
ジャンル・セレクト入試 ジャンルB:地域づくりエキスパート型 地域づくりに関する選考
ジャンル・セレクト入試 ジャンルC:動画を用いたゼミナール型 動画を用いた選考
Web体験授業型 Web上の体験授業を受けての選考
コンピュータ・サイエンス型 情報系の選考
INIAD MOOCs型(1回目・2回目) 情報連携学部(INIAD)のMOOCs受講を前提とする
INIAD特別スカラシップ型 情報連携学部の奨学金付き
デザイン基礎力型 デザインの基礎力を問う
アスリート型 競技実績による

「ジャンルC:動画を用いたゼミナール型」は、本シリーズで初めて見る形式です。動画を制作・提出する、あるいは動画教材を用いたゼミ形式の選考と考えられます(具体的な内容は要項原本でご確認ください/要確認)。

INIAD(情報連携学部・赤羽台キャンパス)は、東洋大学が2017年に開設した学部で、すべての授業をオンラインで公開(MOOCs)している点が特徴です。MOOCs型はそれを受講してから出願する方式と読めます。

当塾の見解:これらのサブタイプは、「その学科が本当に求めている力」を直接測りに来ているものです。一般的な志望理由書対策では足りません。志望学科が決まったら、その型の要項を読み込むところから始めてください。

4. 自己推薦入試

専願。日程はAO型推薦と同じ(出願9月7日〜10日、試験10月18日、発表11月2日)。

選考:学科により 面接+小論文面接+口頭試問、など。

サブタイプ

  • ~小論文型~
  • ~漢文型~(文学部系)
  • ~ディベート型~
  • ~文系型~/~理系型~
  • (2段階選抜)
  • (1回目)/(2回目)

「漢文型」は特徴的です。漢文で選抜する総合型選抜は、本シリーズで東洋大学だけでした。東洋思想文化学科・日本文学文化学科あたりが該当すると考えられます(対象学科は要項で確認してください/要確認)。

「ディベート型」も珍しい。その場で議論する力を測ります。

経済学部の自己推薦は「英語+数学」

要項から、経済学部経済学科の自己推薦には注記があります。

出願資格に【英語】および【数学】(数検または事前適性審査)の両要件あり

英語の資格に加えて、数学の要件もある。数学検定、または大学が行う事前適性審査。経済学部で数学を課すのは合理的ですが、出願のハードルは上がります。

選考は「面接+口頭試問」。小論文がありません。口頭試問——その場で学力を問う形式です。

5. 学校推薦入試(総合評価型)——評定3.6

専願。学校長の推薦が必要。

段階 日程
出願期間 2026年11月2日(月)〜11月5日(木)
試験日 2026年11月22日(日)
合格発表 2026年12月1日(火)

評定の条件

全体の学習成績の状況 3.6以上

3.6は、本シリーズの中間的な水準です。明治学院の3.2より高く、獨協の3.9・ICUの4.1より低い。

サブタイプ

  • ~小論文型~(最多。小論文+面接)
  • ~総合問題型~
  • ~論文型~
  • ~ディベート型~
  • ~実技型~

小論文型の選考

小論文+面接/試験要素:書類選考+小論文+面接

AO型推薦・自己推薦(9月出願)より2ヶ月遅いので、夏に間に合わなかった受験生の受け皿にもなります。

6. 「独立自活」支援推薦入試——他大学にない制度

6-1. 何が支援されるのか

要項の記述をそのまま引きます。

「独立自活」支援推薦入試は、学校長の推薦を受けて受験する推薦入試です。この推薦入試は、学ぶ意欲のある人が一人でも多く学ぶことができるよう、<br><br>① 在学中に白山キャンパスの大学事務局等で就労すること。<br>② 入学検定料を免除すること。<br>③ 奨学金として授業料・一般施設設備資金の半額相当額を給付すること(ただし、毎年度継続審査あり)。<br>④ 希望者は提携学生寮(1日2食付)への入居が可能であること。<br><br>を前提として募集します。

大学が学生を雇用し、学費の半額を給付し、寮と食事まで用意する。

対象は第2部・イブニングコース(夜間)です。昼は大学事務局でフルタイム勤務し、夜に授業を受けるという設計。

要項の図解にはこうあります。

授業料等の半分は奨学金で。<br>入学時に…/授業料等は奨学金と大学事務局勤務(フルタイム)による給与収入/一人暮らしのための寮費や食費、交際費や税金などに充当

そして、

本制度による奨学金は、日本学生支援機構奨学金(修学支援新制度を含む)との併給が可能です。

JASSOの奨学金と併用できる。

6-2. 条件

評定:全体の学習成績の状況 4.3以上。

これは東洋大学で最も高い評定要件です。本シリーズ全体でも上位(上智のカトリック高校対象4.3と同水準、学習院の英語英米文化4.2を上回る)。

募集人員は各学科1名程度(文学部東洋思想文化学科の場合1名)。

専願(合格したら必ず入学)。

6-3. 選考

この入試は、出願時に課題レポートを作成、提出していただき、試験当日にプレゼンテーション・質疑応答・面接試験を行うものです。<br><br>本学(白山キャンパス)で受験する方法のほか、Web会議システム等を利用してオンラインビデオ通話形式で受験することも可能であるため、遠隔地に在住している受験生でも、自宅等で試験を受けることができます。

オンライン受験が可能。遠方から東京に出てくる学生を想定した制度なので、当然の配慮です。

試験日は2026年11月22日(日)(学校推薦入試と同日)。

6-4. 当塾の見解

この制度は、経済的な理由で進学を諦めかけている生徒にとって、真剣に検討する価値があります。

  • 検定料免除
  • 授業料等の半額給付
  • 給与収入(大学事務局でのフルタイム勤務)
  • 寮(1日2食付)
  • JASSO奨学金と併用可

ただし、簡単ではありません。

  • 評定4.3以上という高い学力要件
  • 募集は各学科1名程度
  • 昼間フルタイムで働きながら夜に学ぶという4年間

「働きながら学ぶ」を、大学が制度として引き受けている。本シリーズで調べた19大学のなかで、ここまで踏み込んだ制度は東洋大学だけでした。

該当しそうな生徒がいたら、高2のうちから評定4.3を目標に置いてください。高3で気づいても間に合いません。

7. 日程の全体像

方式 出願 試験 発表
AO型推薦入試 9/7〜9/10 10/18(日) 11/2(月)
自己推薦入試 9/7〜9/10 10/18(日) 11/2(月)
学校推薦入試(総合評価型) 11/2〜11/5 11/22(日) 12/1(火)
「独立自活」支援推薦入試 (要項で確認) 11/22(日) (要項で確認)
基礎学力テスト型入試 10/29〜11/4 11/29(日) 12/14(月)

この日程には、重要な意味があります。

AO型推薦・自己推薦(10/18試験・11/2発表)で落ちても、基礎学力テスト型(10/29〜11/4出願)にまだ間に合う。

いや、正確には出願期間が10月29日〜11月4日で、AO型の発表が11月2日発表を見てから出願する余裕が2日だけあります。

より安全なのは、最初から両方に出しておくこと。AO型推薦は専願ですが、基礎学力テスト型は併願可なので、制度上は両方に出せます(同一大学内での重複出願の扱いは、必ず大学に確認してください/要確認)。

学校推薦(総合評価型・11/22)と基礎学力テスト型(11/29)は1週間違い。両方受けることも可能です。

8. 確認できなかった項目——要確認リスト

項目 状況 出典・備考
附属高等学校推薦入試の詳細 要項PDFがパスワード保護(HTTP 401) 学部別の募集人員・評定・配点は確認できず。在籍校の進路指導部へ
協定校推薦入試の詳細 同上 在籍校へ
運動部優秀選手推薦入試の詳細 同上 高校の顧問を通じて確認を
多くの方式の共通テスト要否 要項に明示なし 「不要」と推測して書いていない。要確認
AO型推薦・自己推薦の多くで評定要件 学科ページに数値の記載なし 評定不問とは限らない。要項で確認を
基礎学力テスト型の一部配点 PDF表のセル結合で抽出不能 要項原本の表を直接参照のこと
海外帰国生・IB等の第1部「若干名」 一覧表が列結合 原表を参照推奨
オンライン利用 2027年9月入学要項 未公開(11月頃公開予定) 大学公式ページで確認を
キリスト教・仏教関係の特別推薦枠 該当なし 東洋大学は仏教系の建学精神を持つが、2027年度の公募要項一覧に該当する独立方式名は見当たらなかった
AO型推薦の各サブタイプの具体的内容 概要のみ ジャンル・セレクト、動画型、MOOCs型等の詳細は各学科の要項で確認を
AO型推薦と基礎学力テスト型の同時出願可否 確認できず AO型は専願、基礎学力テスト型は併願可。学内での重複出願の扱いは大学へ直接確認を

編集方針について。当塾の入試データベースは「推測や二次情報で埋めた項目は載せない」を原則としています。本記事では、確証が取れない項目は出典を示したうえで「要確認」と明記しました。特に附属・協定校・運動部の3方式は要項本文がパスワード保護されており、内容を確認できていません。

8-5. 学部一覧と、キャンパスの違い

東洋大学は14学部(2027年度時点/学部改組の可能性があるため要確認)。当塾が要項から確認した学部は次のとおりです。

学部 主なキャンパス
文学部 白山(東京・文京区)
経済学部 白山
経営学部 白山
法学部 白山
社会学部 白山
国際学部 白山
国際観光学部 白山
情報連携学部(INIAD) 赤羽台(東京・北区)
福祉社会デザイン学部 赤羽台ほか
健康スポーツ科学部 赤羽台ほか
理工学部 川越(埼玉)
総合情報学部 川越
生命科学部 板倉(群馬)
食環境科学部 板倉
環境イノベーション学部 (新設。要確認

キャンパスが5つに分かれていることに注意してください。白山(文系の中心)/赤羽台(情報・福祉・スポーツ)/川越(理工)/板倉(生命・食)

通学時間は4年間に効きます。武蔵境からだと、白山は中央線→中野→東西線/丸ノ内線経由で約50分、赤羽台は中央線→新宿→埼京線で約45分、川越は中央線→国分寺→西武線ほか、板倉は片道2時間近くかかります。

基礎学力テスト型で「学部の枠を越えて併願できる」といっても、キャンパスは違います。合格した学部によって通学が変わることを、出願前に家族と確認しておいてください。

第1部(昼)と第2部(イブニングコース・夜)

東洋大学は第2部(夜間)を持つ数少ない私立大学のひとつです。

基礎学力テスト型では、第1部と第2部の併願が可能と要項に明記されています。

同一学部・学科で複数の方式を組み合わせることはもちろん、異なる学部・学科、第1部と第2部の方式を併願することで、1回の試験で複数の合否判定を受けることが可能です。

第2部は一般に第1部より入りやすいと言われます(倍率は年度により変動するため、大学の入試結果データで確認してください/要確認)。

そして学費が安い。第2部の学費は第1部より大幅に低く設定されています(金額は要項の学費一覧で確認してください/要確認)。

「独立自活」支援推薦入試は、この第2部の制度です。昼に働き、夜に学ぶ。東洋大学が創立以来持っている「勤労学生を受け入れる」という姿勢が、いまも制度として残っています。

8-6. 事前課題小論文——基礎学力テスト型の見落としがちな要素

基礎学力テスト型の配点を、もう一度見てください。

必100(学力テスト1科目)/ 必100(学力テスト1科目)/ 必30(書類選考)必20(事前課題小論文)

学力テスト200点に対し、書類30点+事前課題小論文20点=50点。全体の2割です。

200点満点の試験で50点差がつくことは稀ですが、書類と小論文で50点満点なら、差はつきます。

「事前課題小論文」は、出願時に提出するものです(課題の内容・字数は学部学科により異なるため、要項で確認してください/要確認)。当日書くものではありません。時間をかけて作り込めます。

だからこそ、ここで手を抜くと損をします。

対策

  1. 出願期間(10月29日〜11月4日)より前に課題を確認する。要項は事前に公開されています
  2. 10月中に初稿を書く。出願期間に入ってから書き始めると間に合いません
  3. 添削を受けて2〜3回書き直す
  4. 志望学科の学びと接続させる。学力テストでは測れない「なぜこの学科か」を示す唯一の場所です

当塾の見解:基礎学力テスト型を受ける生徒の多くは、学力テストの対策だけをして、事前課題小論文を出願直前に慌てて書きます。ここを丁寧にやるだけで、50点満点のうち何点かは動きます。併願可能な方式だからこそ、他の受験生も片手間になりがちです。差をつける余地があります。

8-7. よくある質問

Q. AO型推薦に落ちたら、基礎学力テスト型は受けられますか。

制度上は受けられます。AO型推薦の発表は11月2日、基礎学力テスト型の出願は10月29日〜11月4日。発表後に出願する時間は2日しかありません。安全なのは、最初から両方に出願しておくことです。ただし同一大学内での重複出願の扱いは大学に直接確認してください(要確認)。

Q. 基礎学力テスト型は「総合型選抜」なのに学力試験なのですか。

そうです。要項でも「総合型選抜 基礎学力テスト型入試」という名称です。学力テスト2教科+書類選考+事前課題小論文で、総合的に評価するという位置づけになっています。一般選抜の勉強がそのまま活きるのが最大の利点です。

Q. 2教科はどう選びますか。

国語・外国語(英語)・数学から2つ。ただし方式によって科目が固定されているものがあります(英・国/英・数)。均等配点・最高得点重視は選択の自由度が高いと考えられますが、学部学科ごとに指定がある場合があるので要項で確認してください(要確認)。

Q. 英語外部試験を使うと、必ず有利ですか。

換算後のスコアが、当日の英語より高い場合に有利です。換算表は要項に掲載されています。申請は初回出願の1回きりで、後から取り下げられるかは要確認です。当日の英語に自信があるなら、使わない判断もあり得ます。

Q. 評定が3.6ないと総合型は受けられませんか。

いいえ。評定3.6は学校推薦入試(総合評価型)の要件です。AO型推薦・自己推薦・基礎学力テスト型には、多くの学科で評定の数値要件が確認できませんでした(要項に記載がない/評定不問とは限らないため要確認)。

Q. 「独立自活」は誰でも応募できますか。

学校長の推薦が必要で、評定4.3以上募集は各学科1名程度第2部(夜間)のみです。昼は大学事務局でフルタイム勤務することが前提になります。進学の意思と、働く覚悟の両方が要る制度です。

Q. 検定料はいくらですか。

AO型推薦・自己推薦・学校推薦(総合評価型)は35,000円。基礎学力テスト型は2出願まで一律35,000円、3出願目以降は1出願20,000円。「独立自活」支援推薦入試は免除です。

Q. 入学手続はいつまでですか。

基礎学力テスト型は2段階で、第1次が12月18日(金)、第2次が2027年2月26日(金)。一般選抜の結果を見てから最終判断できる設計です(納付内訳は要項で確認してください/要確認)。

9. 戦略——東洋大学をどう使うか

9-1. 専願にできるか、できないか

まずこれを決めてください。

東洋が第一志望にできるなら、

  • AO型推薦(9月出願・プレゼン)
  • 自己推薦(9月出願・面接+小論文/口頭試問)
  • 学校推薦(総合評価型)(11月出願・評定3.6)

のいずれか。9月組と11月組で2回チャンスがあります。

東洋が第一志望にできないなら、

  • 基礎学力テスト型(11月出願・併願可)一択。

9-2. 基礎学力テスト型の最適な出し方

2出願まで一律35,000円なので、必ず2つ出してください。

推奨の組み合わせ

  1. 第一志望学科 × 2教科均等配点
  2. 第一志望学科 × 2教科最高得点重視

同じ試験の結果で、2通りの判定を受けられます。追加費用ゼロ。

予算に余裕があるなら(+20,000円ずつ):

  1. 第二志望学科
  2. 第2部(夜間)の同系統学科——第1部より合格しやすい可能性

科目の選び方

  • 英語が強い→英語重視型、または最高得点重視(英語が2倍になる)
  • 数学が強い→数学重視型、または英数の最高得点重視
  • 国語が強い→国語重視型、または英国の最高得点重視
  • どちらとも言えない最高得点重視(当日の出来がよかったほうが2倍になる)

英語外部試験を使うなら、初回出願時に必ず申請。後からはできません。

9-3. 本シリーズ他大学との併願

日東駒専グループのなかでの東洋の位置(他3大学は調査中):

GMARCH・成成明学獨國との併願

大学 出願 試験 専願/併願
明治学院 9/14〜9/24 11/15 条件つき併願可
東洋 AO型・自己推薦 9/7〜9/10 10/18 専願
獨協 10/1〜10/14 11/22 グループによる
東洋 学校推薦(総合評価型) 11/2〜11/5 11/22 専願
東洋 基礎学力テスト型 10/29〜11/4 11/29 併願可
ICU 9/1〜9/8 10/17 完全専願

東洋のAO型・自己推薦は9月7日出願と、本シリーズで最も早い部類です(ICUの9月1日に次ぐ)。夏休み中に書類を完成させる必要があります。

東洋の基礎学力テスト型(併願可・11/29)は、他大学の総合型の結果を見てから受けられる位置にあります。明治学院(11/15)、獨協(11/22)の試験が終わってから。併願戦略の最後のピースとして機能します。

9-5. プレゼンテーション対策——5分をどう作るか

AO型推薦入試と「独立自活」支援推薦入試は、プレゼンテーションが中心です。ここを具体的に詰めます。

5分の構成

5分=およそ1,200〜1,400字(話し言葉で1分250〜280字)。原稿を書くなら、この分量です。

推奨の配分

時間 内容
0:00〜0:30 名乗りと、これから話すことの提示(「私は〇〇について話します」)
0:30〜1:30 問題意識(なぜそれに関心を持ったか。具体的な出来事から入る
1:30〜3:30 調べたこと・取り組んだこと(ここが中心。事実と根拠
3:30〜4:30 考えたこと(自分の見解。ここが評価の中心)
4:30〜5:00 大学で何を学びたいか(学科との接続で締める)

「5分厳守」と要項にあります。超過は切られると考えてください。4分45秒で終わる設計にしておくのが安全です。

事前提出資料の作り方

要項にこうあります。

事前に提出した資料3部のうち、1部をプレゼンテーション時に受け取り、その資料のみを使用してプレゼンテーションを行ってください

当日、手元にあるのは提出した資料1部だけ。原稿を持ち込めるとは書かれていません(持ち込みの可否は要項で確認してください/要確認)。

したがって、資料そのものを「話す手がかり」として設計する必要があります。

やるべきこと

  • 資料に見出しをつける。話の順番どおりに並べる
  • 図・グラフ・写真を入れる。文字を読み上げるプレゼンは聞きづらい
  • キーワードを大きく。手元で見て思い出せるように
  • 文章を詰め込まない。原稿を資料に書いてしまうと、読むだけのプレゼンになります

グループ形式であることの意味

時間は1人5分(厳守)とし、5〜7名程度を1グループとして順に行います。なお、他者のプレゼンテーションの際、筆記用具の使用を認めます。<br><br>◇質疑応答 グループ全員のプレゼンテーションが終わったあとに…

3つ準備しておくこと。

第一に、他の受験生の話を聞く態度。試験官は全員を見ています。自分の番が終わったあとの態度も見られていると考えるべきです。

第二に、メモを取る。「筆記用具の使用を認めます」とわざわざ書いてあるのは、メモを取ることが想定されているからです。

第三に、他者の発表に言及できる準備。質疑応答が全員終わってから行われる以上、「〇〇さんの話を聞いて、自分の考えはこう変わった/こう補強された」と言える可能性があります。これができる受験生は多くありません。

想定質問

  • なぜこのテーマを選んだのですか
  • いちばん苦労したのはどこですか
  • この結論の根拠は何ですか
  • 反対の意見にはどう答えますか
  • 本学のどの授業で、これを深められると思いますか
  • 高校生活で、これ以外に力を入れたことは
  • 他の人の発表を聞いて、何を考えましたか

最後の質問が、グループ形式ならではです。必ず準備してください。

練習方法

  1. 原稿を書く(1,200〜1,400字)
  2. 声に出して時間を測る。5回以上
  3. 資料だけ見て話す練習(原稿を見ない)
  4. 家族や先生の前で1回
  5. 想定質問20問に、1問30秒で答える練習

「独立自活」支援推薦入試はオンライン受験も可能なので、その場合はカメラ越しの見え方(目線、明るさ、背景、音声)も確認しておいてください。

10. 準備スケジュール

高2の冬(1〜3月)

  • 評定を確認する。学校推薦(総合評価型)なら3.6、独立自活なら4.3
  • 英検の受験計画(AO型・自己推薦の該当学科ならCSE1800)
  • 志望学科を決める。東洋はサブタイプが多いので、学科が決まらないと対策が始まりません

高3の4〜6月

  • 英検第1回を受験
  • AO型推薦のサブタイプを調べる(ジャンル・セレクト、動画型、MOOCs型など。INIADならMOOCsの受講を開始)
  • オープンキャンパス(白山・赤羽台・朝霞・川越・板倉の各キャンパス)
  • 基礎学力テスト型の過去問に着手(国語・英語・数学の2教科)

高3の7〜8月

  • AO型推薦・自己推薦に出すなら、ここが山場。出願は9月7日です
  • プレゼン資料の作成と、5分厳守の練習(声に出して測る)
  • 調査書を高校に依頼(8月中旬まで
  • 基礎学力テスト型の学力対策を継続

高3の9月

  • 9月7日〜10日 AO型推薦・自己推薦 出願
  • 出願後はプレゼン・面接の練習に集中

高3の10月

  • 10月18日(日)AO型推薦・自己推薦 試験
  • 10月29日〜11月4日 基礎学力テスト型 出願英語外部試験の申請は初回のみ
  • 事前課題小論文の作成

高3の11月

  • 11月2日 AO型推薦・自己推薦 合格発表
  • 11月2日〜5日 学校推薦(総合評価型)出願
  • 11月22日(日)学校推薦(総合評価型)・独立自活 試験
  • 11月29日(日)基礎学力テスト型 試験

高3の12月

  • 12月1日 学校推薦(総合評価型)発表
  • 12月14日 基礎学力テスト型 発表
  • 第1次手続 12月18日/第2次 2月26日

10-5. 基礎学力テスト型の学力対策——2教科をどう仕上げるか

11月29日(日)までに、2教科を仕上げる。一般選抜(2月)より2ヶ月早い締切です。

英語

出題範囲は「英語」(要項の表記)。共通テストのリーディングに近い準備が基本と考えられます(形式・難易度は要項に記載がなく要確認)。

8月までに:単語帳1冊を完成(ターゲット1900、システム英単語など)。文法を一周。 9〜10月:長文を1日1題。時間を計る。 11月:過去問・予想問題で仕上げ。

英語外部試験を使う判断は、10月29日の出願時点で確定させておく必要があります。換算後のスコアが当日の得点見込みを上回るかで決めてください。

国語

出題範囲は「現代の国語、言語文化」。——ここが重要です。

「言語文化」には古文・漢文が含まれます。新課程の「言語文化」は、近代以降の文章に加えて古典(古文・漢文)を扱う科目です。現代文だけの準備では足りない可能性があります実際の出題範囲は要項で必ず確認してください/要確認)。

8〜9月:古文単語300語、古典文法を一周。漢文句形を一周。 10月:現代文の読解演習を1日1題。 11月:過去問。

数学

出題範囲は「数学Ⅰ、Ⅱ、A、B、C」。

数学Ⅲは範囲外です。明治学院の情報数理学部(数Ⅰ・A図形と確率・Ⅱ・B数列・C ベクトル)より範囲が広く、数学Aと数学Bの全単元が入ると読めます(単元指定の有無は要項で確認してください/要確認)。

8〜9月:教科書レベルの完成。チャート式の例題を一周。 10月:分野別演習。 11月:過去問と時間配分。

どの2教科を選ぶか

あなたの状況 推奨
文系で国語が強い 英語+国語(最高得点重視も併願)
文系だが国語(特に古典)が不安 英語+数学(数ⅠAⅡBCまで手が回るなら)
理系 英語+数学
どちらとも言えない 3教科すべて対策し、当日の手応えで…は不可。出願時に方式を選ぶので、事前に決める必要があります

「最高得点重視」を使えば、当日どちらが良くても対応できます。ただし受験する2教科自体は出願時に決まることに注意してください。

事前課題小論文を忘れない

配点20点。学力テスト200点に対して1割ですが、出願時に提出するので時間をかけられます。

10月中に書き上げて、添削を受けてください。出願期間(10月29日〜11月4日)に入ってから書くと、間に合いません。

11. まとめ——東洋大学は「入口の数」で選ぶ大学

① 方式が最多。当塾が要項から抽出した学部×学科×方式の組み合わせは579通り。本シリーズ19大学で最多でした。

② 基礎学力テスト型だけが併願可能。東洋を第一志望にできない受験生の受け皿がここにあります。

③ 2出願まで一律35,000円。2つ目は実質無料。均等配点と最高得点重視の両方に出すのが基本です。

④ 最高得点重視は、当日の出来がよかった科目が2倍になる。事前に得意科目を決めなくていい設計です。

⑤ 学部の枠を越えて併願できる。1回の試験で複数の合否判定。第1部と第2部の併願も可能。

⑥ 英語外部試験の申請は初回出願の1回だけ。後からの追加も、スコアの差し替えもできません。

⑦ AO型推薦のプレゼンは5分厳守・グループ形式。事前提出資料3部のうち1部だけを当日使います。

⑧ 「独立自活」支援推薦入試は、他大学にない制度。検定料免除、授業料半額給付、大学事務局での就労、寮(2食付)、JASSO併用可。評定4.3以上、各学科1名程度。

⑨ AO型推薦・自己推薦の出願は9月7日。本シリーズで最も早い部類です。夏休みが勝負。

⑩ 事前課題小論文は20点。出願時に提出するので時間をかけられます。ここを丁寧にやる受験生は多くありません。

⑪ 国語の範囲は「現代の国語、言語文化」。言語文化には古典が含まれます。現代文だけの準備では足りない可能性があるので、要項で範囲を必ず確認してください。

最後に。

東洋大学の入試要項を読んで感じるのは、「受けられる形をできるだけ多く用意する」という姿勢です。

専願で早く決めたい人にはAO型推薦と自己推薦(9月)。評定がある人には学校推薦(11月)。東洋を第一志望にできない人には、併願可能な基礎学力テスト型。そして働きながら学びたい人には「独立自活」

学力で勝負したい人、プレゼンで勝負したい人、漢文で勝負したい人、ディベートで勝負したい人、動画で勝負したい人——それぞれに入口がある。

創立は1887年、井上円了による私立哲学館。「余資なく、優暇なき者」——お金も時間もない人にこそ学ぶ機会を、というのが建学の精神です。「独立自活」支援推薦入試も、第2部(夜間)の存在も、この精神の延長線上にあります。

志望理由書や面接で、この歴史に触れられると厚みが出ます。ただし取ってつけた引用にならないよう、自分がなぜ学びたいのかと結びつけて語ってください。

東洋大学は、「どうやって受けるか」の選択肢がいちばん多い大学です。専願にできるか、学力で勝負するか、得意科目を活かすか、複数学部に賭けるか——自分の状況に合わせて組み立てられる。

逆に言えば、選択肢が多すぎて迷いやすい。だからこそ、早い段階で「自分はどの入口か」を決めることが、そのまま対策になります。

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東洋大学については、

  • どの方式で出すかの設計(専願にできるか、基礎学力テスト型か、何出願組むか)
  • 基礎学力テスト型の学力対策(国語・英語・数学の2教科/配点方式ごとの戦略)
  • 事前課題小論文の指導
  • AO型推薦のプレゼン指導(5分厳守、グループ形式、事前提出資料の作り方)
  • 自己推薦の面接・小論文・口頭試問対策(漢文型・ディベート型を含む)
  • 学校推薦(総合評価型)の小論文指導
  • 英語外部試験の戦略(初回出願で何を出すか。差し替えできないため事前確定が必須)

を、一人ひとりの状況に合わせて進めます。

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まずは、いまの評定・英語スコア・得意科目をお聞かせください。東洋大学のどの入口が合うか、何出願組むべきかを一緒に設計します。

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【出典】

  • 東洋大学「2027年度 総合型選抜・学校推薦型選抜(公募制)入学試験要項」
  • 東洋大学「2027年度 基礎学力テスト型入試 入学試験要項」
  • 東洋大学「2027年度 海外帰国生入学試験要項」「国際バカロレアAO入学試験要項」「外国にルーツを持つ生徒対象入学試験要項」
  • 東洋大学「2027年度 社会人特別選抜入学試験要項」「編入学・転入学試験要項」
  • 東洋大学「2027年度 外国人留学生入学試験要項(本学会場/オンライン利用)」
  • 東洋大学「2027年度 入試日程」「2027年度 入試情報(案内冊子)」

【重要なお断り】 本記事は2026年9月時点で公開されている資料に基づいています。募集人員・出願資格・日程・試験内容は変更される可能性があります。出願にあたっては、必ず大学公式サイトで最新の入学試験要項を確認してください。本記事中の「要確認」と記した事項、特に附属高等学校推薦入試・協定校推薦入試・運動部優秀選手推薦入試については要項本文を確認できていません。該当する方は在籍校を通じてご確認ください。

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