【3分でわかる要約】高校生のみなさんへ
① 青学の自己推薦は、学部・学科ごとに独立した入試です。 文学部(英米文学科・史学科・比較芸術学科)、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部で実施されており、それぞれ別の要項が出ています。
② 評定には「抜け道」が用意されています。 史学科は「全体4.0以上」または「全体3.8以上かつ世界史探究・日本史探究のいずれかが4.5以上」。比較芸術学科は「全体4.0以上」または「全体3.8以上+外国語4.2以上+世界史探究/日本史探究4.2以上」。得意科目で全体の不足を補える設計です。
③ 英米文学科は評定ではなく英語資格で出願します。 英検準1級以上/TOEIC L&R 730+S130+W140/TOEFL iBT 68以上/TEAP 300以上/IELTS 5.5以上のいずれか。募集約30名と枠も大きい。
④ コミュニティ人間科学部は「社会貢献活動1年以上」が条件です。 しかも「総合的な探究の時間」や部活動、学校行事などの学校教育活動は社会貢献活動から除くと明記されています。学校の外で、自分で続けた活動が必要です。
⑤ 理工学部には「理工系女子特別入試」があります。 物理科学科・電気電子工学科・機械創造工学科・情報テクノロジー学科で各5名。英語資格+数学3.8以上+理科3.8以上。学校推薦型選抜との併願は不可。
⑥ 英検は「合否を問わない」方式があります。 理工系女子特別は「CSEスコアの総合点が基準を満たしていれば受験級ならびにその合否は問わない」(1980点以上)。一方、英米文学科は「準1級以上」と級の合格を求めます。同じ大学の中で扱いが違います。
⑦ ほぼ全方式が「第一志望」条件です。 史学科・比較芸術学科・コミュニティ人間科学部の要項に「本学科を第一志望として進学を希望する者」と明記されています。
この記事について
本記事は、青山学院大学が公開している2027年度の各入学者選抜要項PDFの原本にあたって作成しています。使用した要項は、自己推薦(文学部英米文学科/文学部史学科/文学部比較芸術学科/地球社会共生学部/コミュニティ人間科学部)、理工系女子特別入試、スポーツに優れた者、および2027年度入学者選抜案内です。
一次情報で確認できなかった項目には「要確認」と明記し、出典を示します。推測で埋めることはしません。
1. 青学の「一般選抜・指定校推薦以外」の全体像
| 方式 | 対象 | 一般の高校生が出願できるか |
|---|---|---|
| 自己推薦入学者選抜 | 文学部(英米文学科・史学科・比較芸術学科)、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部 | できる(本記事の中心) |
| 理工系女子特別入試 | 理工学部(物理科学科・電気電子工学科・機械創造工学科・情報テクノロジー学科) | できる(女子のみ) |
| スポーツに優れた者に対する入試 | — | 競技実績が必要 |
| 全国高等学校キリスト者推薦 | キリスト者である生徒 | 該当者のみ |
| キリスト教学校教育同盟加盟高等学校推薦 | 加盟校の生徒 | 該当校のみ |
| 全国児童養護施設推薦 | 該当者 | 該当者のみ |
| 海外就学経験者入試 | — | 該当者のみ |
| 外国人留学生入試 | — | 該当者のみ |
| 編入学・転学部/転学科 | 在学生・大学在籍者 | 該当者のみ |
一般の高校生が挑めるのは「自己推薦入学者選抜」と「理工系女子特別入試」です。
2. 文学部 英米文学科 自己推薦——評定を問わず、英語資格で出願
2-1. 募集人員と出願資格
募集人員:約30名。青学の自己推薦のなかで最大の枠です。
出願資格は「次のA〜Eのいずれかの資格を取得している者で、下記の(1)〜(3)までのいずれかに該当する者」という構造。つまり英語資格が必須で、評定の条件は示されていません(要確認:評定条件の有無は要項本文を必ずご確認ください)。
| 記号 | 資格 |
|---|---|
| A | 実用英語技能検定 準1級以上 |
| B | TOEIC Listening & Reading 730点以上、およびSpeaking 130点以上、Writing 140点以上 |
| C | TOEFL iBT 2026年1月20日以前の試験:68点以上/2026年1月21日以降の試験:3.5以上 |
| D | TEAP(4技能)300点以上 |
| E | IELTS(Academic Module)オーバーオール・バンド・スコア 5.5以上 |
2-2. 注意事項が細かい
要項の注意書きを正確に読んでください。
- A(英検)については、従来型、英検S-CBT、英検CBT、英検2020 1day S-CBT、英検S-Interview、英検2020 2days S-Interviewを有効とする
- B・C・Eについては、出願書類提出期間末日より2年以内に取得したものを有効とする
- B(TOEIC)については、SpeakingとWritingのスコアは、受験日が異なるスコアの組み合わせでも出願可。TOEIC IP(Institutional Program)は不可
- C(TOEFL)については、Test Date Scoresの総合スコアに限る(MyBest Scoresは不可)。TOEFL iBT Home Editionを含む。TOEFL ITPは不可
- D(TEAP)については、複数回受験した場合、各技能の最高点を組み合わせた総合点が資格を満たせば出願可。2025年度第1回以降のテストから出願書類提出期間末日までに取得したものを有効とする
- E(IELTS)については、IELTS コンピューター版を含む。One Skill Retakeは不可
TEAPだけが「各技能の最高点を組み合わせ可」という点に注目してください。他の試験は同一回のスコアが原則ですが、TEAPは技能ごとのベストを足せます。複数回受けているならTEAPが最も有利になる可能性があります。
そしてTOEICはSpeakingとWritingの受験日が違ってもよい。TOEFLのMyBestは不可なのに、TOEICは組み合わせ可——試験ごとにルールが違うので、手持ちのスコアを一つずつ当てはめてください。
2-3. 選考の流れ
第一次審査 → 第二次審査(第一次審査合格者のみ対象)という2段階です。
3. 文学部 史学科 自己推薦——「探究4.5」で全体3.8を補う
3-1. 募集人員と出願資格
募集人員:約13名。
出願資格は(1)〜(3)のすべてに該当する者。
(1) ①2027年3月に日本の高等学校を卒業見込みの者、または②文部科学大臣が認定・指定した在外教育施設の課程を2027年3月31日までに修了見込みの者
(2)本学科を第一志望として本学科へ進学を希望する者
(3) 以下の①または②のいずれかに該当する者
①高等学校における「全体の学習成績の状況」が4.0以上である者<br>②高等学校における「全体の学習成績の状況」が3.8以上、かつ「世界史探究」もしくは「日本史探究」の「学習成績の状況」(評定の平均値)が4.5以上である者
3-2. この設計の意味
全体4.0に届かなくても、探究科目で4.5を取っていれば出願できます。
これは受験生にとって非常に重要です。全体の評定は3年分の全科目の平均なので、一度崩れると取り返しにくい。しかし「世界史探究」または「日本史探究」の1科目に集中して4.5を取ることは、高3からでも可能性があります。
史学科を志望するなら、高2の科目選択で世界史探究か日本史探究を取り、そこで4.5を狙う——これが明確な戦略になります。
明治大学文学部史学地理学科が「探究科目3単位以上の履修」を求め、立教大学文学部史学科が「探究科目4.5以上」のルートを設けているのと、発想が共通しています。史学系を志望するなら、探究科目の評定は全大学で効きます。
3-3. 第二次審査
第二次審査には面接(14:00〜)が含まれます。
4. 文学部 比較芸術学科 自己推薦——3条件の組み合わせ
4-1. 募集人員と出願資格
募集人員:約8名。青学の自己推薦で最も少ない枠です。
(1)学歴要件、(2)本学科を第一志望、(3)評定要件——のすべてに該当すること。
(3)は①または②。
①高等学校における「全体の学習成績の状況」が4.0以上である者<br>②下記、3点すべての要件を満たす者<br> 1)高等学校における「全体の学習成績の状況」が3.8以上であること<br> 2)高等学校における「外国語」の「学習成績の状況」(評定の平均値)が4.2以上であること<br> 3)高等学校における「世界史探究」または「日本史探究」のいずれかの「学習成績の状況」(評定の平均値)が4.2以上であること
4-2. 史学科との違い
史学科は「全体3.8+探究4.5」の2条件でしたが、比較芸術学科は「全体3.8+外国語4.2+探究4.2」の3条件です。
探究の要求は4.5→4.2と下がるかわりに、外国語4.2が加わります。比較芸術学科は美術・音楽・演劇映像を扱う学科で、原典や海外文献を読む必要があるため、外国語を求めているのだと読めます。
②のルートは3科目すべてを満たす必要があるので、実際には①(全体4.0)のほうが現実的な受験生も多いはずです。自分の成績表と照らして、どちらで出すかを決めてください。
5. 地球社会共生学部 自己推薦——「自己アピールできる分野」で英語基準が変わる
募集人員:約21名。
5-1. 構造——分野を選んで、その分野の基準を満たす
出願資格は「《出願資格一覧表》の『自己アピールできる分野』A〜Fのいずれかに該当する場合」という形式です。そして次の1)〜5)のすべてに該当すること。
1)2027年3月に日本の高等学校卒業見込みの者、または在外教育施設の課程を2027年3月31日までに修了見込みの者<br>2)本学部を第一志望とする者<br>(以下、要項参照)
第一志望条件があります。
5-2. 英語基準——分野によって2段階
《出願資格一覧表》から読み取れる基準は次のとおりです。必須項目として「全体の学習成績の状況」3.8以上があり、英語は分野により基準が変わります。
| 英語資格・検定試験 | 高い基準(多くの分野) | 低い基準(スポーツに優れた者ほか) |
|---|---|---|
| TOEFL iBT(2026年1月20日以前の試験) | 68点以上 | 54点以上 |
| TOEFL iBT(2026年1月21日以降の試験) | 4.0以上 | 3.5以上 |
| TOEIC | L&R 700点以上 かつ S&W 270点以上 | L&R 550点以上 かつ S&W 240点以上 |
| IELTS(Academic Module) | 5.5以上 | 4.5以上 |
| 実用英語技能検定 | 準1級以上 | 2級以上 |
| TEAP(4技能) | 300点以上 | 250点以上 |
| GTEC(CBTタイプ、検定版) | 1190点以上 | 1100点以上 |
「スポーツに優れた者」の分野で出願する場合、英語の基準が一段下がります。競技実績で一部を代替できる設計です。
5-3. 英検の「合否を問わない」規定
要項の注記が重要です。
※2 実用英語技能検定準1級合格。もしくは1級の受験でCSEスコア2304点以上(CSEスコアの総合スコアが基準を満たしていれば受験級の合否は問いません)。<br>※3 実用英語技能検定2級合格。もしくは準1級以上の受験でCSEスコア1980点以上(CSEスコアの総合スコアが基準を満たしていれば受験級の合否は問いません)。
これは非常に実用的な規定です。
- 準1級に落ちても、1級を受験してCSE2304以上あれば「準1級以上」の要件を満たす
- 2級に落ちても、準1級以上を受験してCSE1980以上あれば「2級以上」の要件を満たす
つまり、上位級に挑戦して落ちたときのスコアが、下位級の代わりになります。「受かる級を受ける」のではなく「上を受けてスコアを取りにいく」戦略が成立します。
ただし条件があります。下位級の受験では代替できません。2級の受験でCSE2304を取っても、準1級の要件は満たせない(そもそも2級の満点はCSE2600なので理論上は可能ですが、要項は「1級の受験で」と受験級を指定しています)。上位級を受験することが条件です。
5-4. 留学経験者の定義
※4 海外留学経験者の留学期間は、交換留学(高等学校在籍で帰国後卒業単位として単位認定を受ける留学)で3か月以上、1年半未満とする。
3か月以上1年半未満という明確な範囲が示されています。短すぎても長すぎても該当しません。長期留学で1年半以上の場合は、別の枠(海外就学経験者入試など)を検討することになります。
6. コミュニティ人間科学部 自己推薦——「学校の外の活動」が条件
6-1. 募集人員と出願資格
募集人員:約12名。
出願資格は「コミュニティ人間科学部での学習に関心を持ち、第一志望とし、次の(1)または(2)の項において該当する者」。
(1)社会人ルート
①高等学校卒業後、職に就いている者、または職に就いていたことがある者<br>②定時制・通信制・単位制の高等学校卒業見込みの者で既に職に就いている者
(2)現役生ルート——2027年3月までに日本の高等学校または中等教育学校の後期課程を卒業した者もしくは卒業見込みの者で、次の全項目に該当する者
① 出願時に個人または青少年団体をはじめとする各種の団体等で1年以上にわたって継続的にボランティア活動などの社会貢献活動歴がある者。ただし、「総合的な探究の時間」や部活動、学校行事等の学校教育活動は、社会貢献活動から除く。<br>② 高等学校または中等教育学校の後期課程等における「全体の学習成績の状況」が3.5以上である者
6-2. 「学校教育活動は除く」の重み
この但し書きが、コミュニティ人間科学部の性格を決めています。
多くの大学の総合型選抜では、探究の授業や部活動の実績が評価対象になります。しかし青学のコミュニティ人間科学部は、それらを明示的に除外しています。
求められているのは、学校の外で、自分の意思で、1年以上continuouslyに続けた社会貢献活動です。地域のボランティア、NPOでの活動、青少年団体での活動——学校が用意したものではなく、自分で見つけて続けたもの。
これは高3の夏から作れるものではありません。コミュニティ人間科学部を志望するなら、高1・高2のうちに学校外の活動を始めて、1年以上続ける必要があります。
評定は3.5以上と、青学の自己推薦のなかで最も低い水準です。活動歴で勝負する設計だと読めます。
6-3. 第二次審査
筆記試験(小論文)9:30〜10:30 相模原キャンパス<br>面接 12:00〜<br>・受験者は、筆記試験と面接を受験しなければなりません。
小論文60分+面接。両方受けないと失格です。試験会場は相模原キャンパス(コミュニティ人間科学部の就学キャンパス)。
7. 理工系女子特別入試——女子限定、数学・理科3.8
7-1. 募集人員
| 学科 | 募集人員 |
|---|---|
| 理工学部 物理科学科 | 5名 |
| 理工学部 電気電子工学科 | 5名 |
| 理工学部 機械創造工学科 | 5名 |
| 理工学部 情報テクノロジー学科 | 5名 |
合計20名。化学・生命科学科と数理サイエンス学科は対象外です(本記事のデータ上。要確認)。
7-2. 出願資格——(1)〜(3)のすべて
次の(1)から(3)のすべての項目に該当する者。なお、学校推薦型選抜との併願は不可とする。
(1) ①日本の高等学校または中等教育学校を2027年3月卒業見込みの女子、または②同等と認定された在外教育施設の課程を2027年3月31日までに修了見込みの女子
(2) 以下の①〜③のすべて
① 次のA.〜F.のいずれかの資格を取得している者<br> A.実用英語技能検定CSEスコア 1980点以上(CSEスコアについては4技能スコアの提出を必須とする。スコアの総合点が基準を満たしていれば受験級ならびにその合否は問わない。)<br> B.TOEIC L&R 550点以上 かつ S&W 240点以上<br> C.TOEFL iBT 2026年1月20日以前の試験:42点以上/2026年1月21日以降の試験:3.0以上<br> D.TEAP(4技能)225点以上<br> E.IELTS(Academic Module)4.0以上<br> F.GTEC(CBTタイプ、検定版)930点以上<br>② 高等学校最終学年第1学期又は前期までの数学の「学習成績の状況」(評定の平均値)が3.8以上<br>③ 高等学校最終学年第1学期又は前期までの理科の「学習成績の状況」(評定の平均値)が3.8以上
7-3. 英検の扱いが英米文学科と正反対
理工系女子特別入試は「受験級ならびにその合否は問わない」——CSE1980点に届いていれば、2級に落ちていても使えます。
一方、文学部英米文学科は「実用英語技能検定準1級以上」——級の合格が必要です。
同じ大学の中で、英検の扱いが正反対です。志望学科の要項を必ず確認してください。
7-4. 学校推薦型選抜との併願不可
なお、学校推薦型選抜との併願は不可とする。
指定校推薦などと同時には出せません。どちらか一方を選ぶ必要があります。
8. 一覧で比べる——評定・英語・第一志望
| 学部・学科 | 募集 | 評定 | 英語 | 第一志望条件 |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 英米文学科 | 約30名 | 記載なし(要確認) | 英検準1級以上ほか必須 | 要確認 |
| 文学部 史学科 | 約13名 | 4.0以上、または3.8以上+探究4.5以上 | 記載なし(要確認) | あり |
| 文学部 比較芸術学科 | 約8名 | 4.0以上、または3.8以上+外国語4.2+探究4.2 | 記載なし(要確認) | あり |
| 地球社会共生学部 | 要確認 | 3.8以上 | 必須(IELTS 5.5ほか) | 要確認 |
| コミュニティ人間科学部 | 約12名 | 3.5以上 | 記載なし(要確認) | あり |
| 理工学部(理工系女子特別) | 各5名(計20名) | 数学3.8以上+理科3.8以上 | 必須(英検CSE1980ほか・合否不問) | 要確認 |
この表から読める4つのこと。
第一に、英米文学科だけが「英語資格だけ」で出願できる構造になっています。評定の条件が要項の該当箇所に見当たりません(要確認)。英検準1級を持っているなら、約30名という大きな枠に挑めます。
第二に、文学部の史学科・比較芸術学科は「全体4.0」がひとつの基準線で、そこに届かない場合の代替ルートが用意されています。得意科目で補える設計です。
第三に、コミュニティ人間科学部の評定3.5は青学で最も低い。ただし学校外の社会貢献活動1年以上という別のハードルがあります。
第四に、理工系女子特別は全体の評定を見ない。数学と理科の教科別評定だけです。文系科目が苦手でも出願できます。
9. 「評定の抜け道」を戦略にする
青学の自己推薦でいちばん実用的なのは、代替ルートの存在です。ここを戦略として使えるかどうかで、出せる学科の数が変わります。
9-1. 史学科の場合
| ルート | 条件 |
|---|---|
| ① | 全体4.0以上 |
| ② | 全体3.8以上 + 世界史探究または日本史探究が4.5以上 |
全体が3.8〜3.9で止まっている受験生にとって、②が生命線です。
探究科目で4.5を取るには、定期テストで安定して高得点を取り続ける必要があります。ただし対象は1科目だけ。全科目の平均を0.2上げるより、1科目を4.5まで持っていくほうが、はるかに現実的です。
高2の科目選択で世界史探究か日本史探究を取ることが、この戦略の前提になります。
9-2. 比較芸術学科の場合
| ルート | 条件 |
|---|---|
| ① | 全体4.0以上 |
| ② | 全体3.8以上 + 外国語4.2以上 + 世界史探究または日本史探究4.2以上 |
②は3条件すべてが必要です。外国語と探究の両方で4.2。史学科の「探究4.5だけ」と比べると、難易度の性質が違います。
外国語が得意で、かつ歴史も好きという受験生にとっては、②のほうが通りやすい。逆に、どちらか一方しか強くないなら①(全体4.0)を目指すことになります。
9-3. 自分の成績表で判定する手順
- 全体の学習成績の状況を学校に確認する(3年1学期まで、または最終学年第1学期まで)
- 4.0以上なら → 史学科・比較芸術学科ともに①で出願できる
- 3.8〜3.9なら → 世界史探究・日本史探究の評定を確認。4.5以上なら史学科の②、4.2以上かつ外国語4.2以上なら比較芸術学科の②
- 3.5〜3.7なら → コミュニティ人間科学部(ただし社会貢献活動1年以上が必要)
- 評定に自信がないが英語が強いなら → 英米文学科(英検準1級ほか)
- 理系で数学・理科が3.8以上ある女子なら → 理工系女子特別入試
この順で振り分ければ、自分が出せる学科は機械的に決まります。
10. 英語資格の扱い——青学は試験ごとにルールが違う
青学の要項でいちばん間違えやすいのが、英語資格の細則です。学科ごと、試験ごとに条件が違います。
10-1. 級の合否を問うか、問わないか
| 学科・方式 | 英検の扱い |
|---|---|
| 文学部 英米文学科 | 準1級以上(級の合格が必要) |
| 理工系女子特別入試 | CSEスコア1980以上。「スコアの総合点が基準を満たしていれば受験級ならびにその合否は問わない」 |
正反対です。理工系女子特別は、2級に落ちていてもCSE1980あれば出願できます。英米文学科は準1級に合格していなければなりません。
なお理工系女子特別は「CSEスコアについては4技能スコアの提出を必須とする」——4技能そろっていることが条件です。
10-2. 有効期限
英米文学科の要項では、
- B(TOEIC)・C(TOEFL)・E(IELTS):出願書類提出期間末日より2年以内に取得したもの
- D(TEAP):2025年度第1回以降のテストから出願書類提出期間末日までに取得したもの
- A(英検):期限の記載なし(要確認)
試験ごとに期限が違います。古いスコアを使う予定なら、必ず要項で確認してください。
10-3. 組み合わせの可否
| 試験 | 異なる回のスコアの組み合わせ |
|---|---|
| TOEIC | Speaking と Writing は受験日が異なっても可 |
| TEAP | 各技能の最高点を組み合わせた総合点で可 |
| TOEFL | 不可(Test Date Scoresの総合スコアに限る。MyBest Scoresは不可) |
| IELTS | One Skill Retake は不可 |
TEAPが最も柔軟です。複数回受験していて技能ごとに凸凹があるなら、TEAPの総合点が最も高くなる可能性があります。手持ちのスコアを全部、各試験の基準に当てはめてみてください。
10-4. 使えない形式
- TOEIC IP(Institutional Program)は不可
- TOEFL ITP(Institutional Testing Program)は不可
- TOEFL iBT Home Edition は「含む」(英米文学科の場合)
- IELTS コンピューター版は「含む」
- IELTS One Skill Retake は不可
学校で団体受験したTOEIC IPやTOEFL ITPは使えません。これは多くの受験生が誤解する点です。
11. 書類で何を書くか
11-1. 「第一志望」であることを示す
史学科・比較芸術学科・コミュニティ人間科学部の要項には「本学科を第一志望として本学科へ進学を希望する者」「コミュニティ人間科学部での学習に関心を持ち、第一志望とし」と明記されています。
「なぜ青学のこの学科でなければならないのか」が問われている、ということです。
弱い答え:「MARCHの中で校風が合うと思いました」「青山という立地に憧れました」 強い答え:「◯◯先生の△△という研究に触れ、自分が持っている□□という問いを、この方法論で扱えると考えました」
比較芸術学科のように、他大学に同種の学科が少ない場合は特に、「この学科でなければ扱えない問い」を書けるかどうかが決定的です。
11-2. コミュニティ人間科学部は「活動の質」を書く
1年以上の社会貢献活動が出願資格です。しかし活動の事実を書くだけでは足りません。
書くべきは、
- なぜその活動を始めたのか(きっかけ=原体験)
- 続けるなかで見えた問題は何か(問いの発見)
- その問題を解くには何を学ぶ必要があるか(学問への接続)
- だからコミュニティ人間科学部なのだ(志望の必然性)
「ボランティアを1年続けました」で終わる書類は、要件を満たしているだけで、評価されません。
11-3. 原体験を、学問領域へ接続する
これは全学科に共通します。強い書類には必ず原体験があります。ただし体験を書くだけでは作文で終わります。そこから一般化し、学問的なテーマへ昇華させる階段を上ってください。
「自分の身のまわりでこういうことが起きた」→「これは◯◯という構造の問題ではないか」→「その構造は◯◯学でこう論じられている」→「しかしまだ論じられていない部分がある」。
11-4. 先行研究とリサーチギャップ、そして自分のRQ
ここまで書ける受験生はほとんどいません。だから差がつきます。志望学科の教員がどんな研究をしているかを、CiNiiやJ-STAGEで調べてください。「ここまでは分かっている。しかしここは分かっていない」というリサーチギャップを見つけ、「だから私はこれを問いたい」というRQ(リサーチクエスチョン)を立てる。
比較芸術学科は美術・音楽・演劇映像を横断して扱う学科です。史学科は日本史・東洋史・西洋史・考古学を扱います。自分の関心がどの領域に属するのかを特定し、その領域の教員を探す——これが第一歩です。
11-5. 生成AIで書いたものは、面接で崩れる
青学は全方式で第二次審査に面接があります。書いたものと本人が乖離していれば、その場で分かります。
12. 二次審査の対策
12-1. 学科ごとの内容
| 学科・方式 | 第二次審査の内容 |
|---|---|
| 文学部 史学科 | 面接 14:00〜 |
| 文学部 比較芸術学科 | (要項で確認) |
| 文学部 英米文学科 | (要項で確認) |
| コミュニティ人間科学部 | 筆記試験(小論文)9:30〜10:30+面接 12:00〜(相模原キャンパス) |
| 地球社会共生学部 | (要項で確認) |
| 理工系女子特別入試 | (要項で確認) |
※「要項で確認」は当塾が確定できなかった箇所です(要確認/出典:青山学院大学 2027年度 各入学者選抜要項)。
12-2. コミュニティ人間科学部の小論文(60分)
60分は短い。次の配分が現実的です。
- 問われていることを一文で書く(3分)
- 立場を決め、理由を2つ書き出す(7分)
- 反対の立場を1つ書き出す(3分)
- 構成メモ(5分)
- 書く(35分)
- 読み返す(7分)
出題の方向は、学部名から逆算できます。コミュニティ人間科学部は「地域」「子ども」「福祉」「スポーツ」「文化」を扱う学部です。地域社会が抱える課題について、自分の活動経験と結びつけて論じられるようにしておいてください。
12-3. 面接——活動を「問い」として語る
青学の自己推薦は第一志望条件がついています。面接で必ず問われるのは、
- なぜこの学科なのか
- その関心はどこから来たのか
- 入学後に何を学びたいのか
- なぜ青学でなければならないのか
そしてコミュニティ人間科学部なら、1年以上続けた活動について深く聞かれます。「何をしたか」ではなく「そこで何を考えたか」を答えられるように準備してください。
13. 併願設計——青学は「第一志望」グループ
青学の自己推薦は、多くの学科で第一志望条件がついています。したがって、本シリーズで整理してきた分類では「専願寄り」のグループに入ります。
| グループ | 大学 |
|---|---|
| 専願・第一志望条件 | 青学(史学科・比較芸術学科・コミュニティ人間科学部)、法政、慶應、上智、成蹊、明治(農学部系) |
| 併願可 | 立教、中央、成城、國學院、早稲田 |
青学と法政・慶應・上智・成蹊を同時に出すと、両方受かったときに約束を破ることになります。
一方、理工系女子特別入試は「学校推薦型選抜との併願は不可」と明記されていますが、他大学との併願については記載を確認できませんでした(要確認)。
日程の位置づけ
青学の自己推薦の出願・試験日程は要項でご確認ください(要確認)。参考までに、本シリーズで扱った他大学は次のとおりです。
- 9月上旬出願:早稲田、立教、中央、明治(理工・国際日本)
- 9月下旬〜10月上旬出願:法政、明治(文学部)
- 10月中旬出願:法政(情報科学部)、明治(商・全商)
- 11月出願:上智(公募制推薦)
- 12月出願:明治(商・共通テスト利用)
8-2. 日程——青学は「8月27日出願開始」で最も早い
文学部英米文学科の要項から、日程の実例が確認できました。
| 段階 | 日程 |
|---|---|
| 第一次審査 Web出願登録期間 | 2026年8月27日(木)〜9月10日(木)23:59 |
| 第一次審査 出願書類提出期間 | 2026年9月7日(月)〜9月10日(木)郵送必着 |
| 受験番号開示日 | 2026年10月14日(水) |
| 第一次審査 合格発表期間 | 2026年10月16日(金)13:00〜10月24日(土)23:59 |
| 第二次審査 Web出願登録期間 | 2026年10月16日(金)13:00〜10月19日(月)23:59 |
| 受験票開示日 | 2026年10月21日(水) |
| 第二次審査 試験日 | 2026年10月24日(土) |
| 第二次審査 合格発表期間 | 2026年11月16日(月)13:00〜11月30日(月)23:59 |
| 入学手続書類提出締切日 | 2026年11月30日(月)郵送必着 |
Web出願登録が8月27日から始まります。これは本シリーズで扱ってきた大学のなかで最も早い。早稲田・立教・中央が9月1日、明治理工が9月3日、法政が9月22日であることと比べてください。
しかも書類の提出は「9月10日 郵送必着」です。消印有効ではありません。実質の締切は9月8日ごろと考えるべきです。
そして第二次審査の出願登録が10月16日13:00〜10月19日23:59の実質3日間。第一次の合格発表と同時に始まり、すぐ締まります。一次通過を確認したら、即座に二次の手続をしてください。
8-3. 地球社会共生学部の「自己アピールできる分野A〜F」
地球社会共生学部の出願資格は、分野を選んで出すという独特の構造です。
3)《出願資格一覧表》の「自己アピールできる分野」A〜Fのいずれかにおいて優れた成績または活動実績を上げ、自身の氏名が記載されている公的な資料や書類を提出できる者。(高等学校在籍中の活動を対象とする)
「自身の氏名が記載されている公的な資料や書類」——これが条件です。自己申告ではなく、第三者が発行した、名前入りの証拠が要ります。大会の賞状、新聞記事、団体の証明書、認定証など。
そして高等学校在籍中の活動が対象。中学時代の実績は使えません。
分野には「海外留学経験者」「スポーツに優れた者」「各種検定取得者」などが含まれます(一覧表より)。分野ごとに英語の基準が変わることは前述のとおりです。
4)評定:《出願資格一覧表》で定められた「全体の学習成績の状況」を満たすこと(3.8以上)。海外就学経験がある場合は、海外就学期間が記載された調査書を提出。高等学校が認定する海外就学期間は通算1年半未満とする。
5)英語資格:《出願資格一覧表》で定められた英語資格のいずれか1つを満たし、スコア・証明書を提出できること。
実用英語技能検定以外は、出願書類提出期間末日より2年以内に取得済みのもの。ただし、TEAPについては2025年度第1回以降のテストから出願書類提出期間末日までに取得したものを有効とする。英語資格を複数有している場合は、最も優れていると思うものを1つ選んで提出。
「最も優れていると思うものを1つ選んで提出」——複数持っていても1つだけ。どれが最も有利かは、一覧表の基準に照らして判断する必要があります。
注目すべきは「実用英語技能検定以外は2年以内」という書き方です。裏を返せば、英検には有効期限の制限が示されていない(要確認)。高1で取った英検が使える可能性があります。
なお、(Ⅱ)「自己アピールできる分野G」に該当する場合は、日本国籍を有する者等という別の条件が示されており、(Ⅰ)とは異なる要件になります(詳細は要項)。
10-5. 青学の英語基準を、一枚で比べる
学科・分野によって基準がこれだけ違います。英検で揃えて比較すると次のようになります。
| 学科・方式 | 英検の基準 | 合否を問うか |
|---|---|---|
| 文学部 英米文学科 | 準1級以上 | 問う(合格が必要) |
| 地球社会共生学部(高い基準の分野) | 準1級以上、または1級の受験でCSE2304以上 | 問わない(上位級受験なら) |
| 地球社会共生学部(低い基準の分野) | 2級以上、または準1級以上の受験でCSE1980以上 | 問わない(上位級受験なら) |
| 理工系女子特別入試 | CSEスコア1980以上(4技能必須) | 問わない |
地球社会共生学部と理工系女子特別は、落ちたスコアが使えます。英米文学科だけが合格を求めます。
この違いは戦略に直結します。英検準1級に落ち続けている受験生でも、
- CSE1980に届いていれば → 理工系女子特別(女子・理系のみ)、地球社会共生学部の低い基準の分野
- 1級を受験してCSE2304に届いていれば → 地球社会共生学部の高い基準の分野
「合格していないから使えない」と諦める前に、CSEスコアを確認してください。
13-2. 青学と他大学の併願を、具体的に組む
出願時期から逆算する
青学は8月27日Web出願開始・9月10日書類必着。これは最も早い部類です。
| 時期 | 大学 |
|---|---|
| 8月27日〜9月10日 | 青学(Web登録8/27〜、書類9/10必着) |
| 9月1日〜9月10日 | 早稲田(地域探究・社会科学部)、立教(自由選抜) |
| 9月1日〜9月7日 | 中央(法チャレンジ・国際経営/文学部自己推薦) |
| 9月3日〜9月7日 | 明治(理工) |
| 9月22日〜10月2日 | 法政(理工・経営・現代福祉) |
| 9月25日〜10月1日 | 明治(文学部) |
| 9月29日〜10月9日 | 法政(文・法・国際文化・キャリアデザイン) |
8月末から9月上旬に、青学・早稲田・立教・中央・明治が集中します。この5校を併願する場合、夏休み中に5種類の書類を仕上げる必要があります。現実的には2〜3校が限界でしょう。
第一志望条件との整合
青学の史学科・比較芸術学科・コミュニティ人間科学部・地球社会共生学部には第一志望条件があります。したがって、
- 青学+法政(どちらも第一志望条件)→ 矛盾します
- 青学+慶應/上智/成蹊(いずれも専願)→ 矛盾します
- 青学+立教/中央/成城/國學院/早稲田(併願可)→ 形式上は可能ですが、青学に合格したら入学することになります
実務上は「青学を第一志望に決めて、併願可の大学を保険として出す」という形になります。そして一般選抜の準備は止めない。
二次試験日の重なり
青学英米文学科の第二次審査は10月24日(土)。中央大学の法学部チャレンジ・国際経営/文学部自己推薦の二次選考も10月24日(土)、明治大学理工学部の試験日も10月24日(土)。
この3大学の二次は同日です。併願していても、受けられるのは1つだけ。出願の段階で、10月24日をどこに使うかを決めておいてください。
14. 時期別ロードマップ
高校1〜2年生
青学の自己推薦は、評定の代替ルートが用意されている大学です。だからこそ、早い段階での科目選択が効きます。
- 史学科を狙うなら → 高2で世界史探究または日本史探究を選択し、4.5を目標にする
- 比較芸術学科を狙うなら → 外国語4.2と探究4.2の両方を意識する
- 英米文学科を狙うなら → 英検準1級(またはTOEFL iBT 68、TEAP 300、IELTS 5.5)。高2のうちに到達しておきたい
- 理工系女子特別を狙うなら → 数学3.8・理科3.8を維持しつつ、英検CSE1980(合否不問)を取る
- コミュニティ人間科学部を狙うなら → 高1・高2のうちに学校外の社会貢献活動を始める。「総合的な探究の時間」や部活動は対象外なので、自分で見つける必要があります
高校3年生 4〜7月
志望学科を決め、要項を自分で読む。評定の代替ルートのどれで出すかを確定させる。英語資格が必要な学科なら、有効期限(2年以内など)を確認し、必要なら受け直す。
8月
志望理由書・自己推薦書を書く。第三者のレビューを2人以上から受ける。コミュニティ人間科学部志望なら、小論文の練習を開始(週1本、60分)。
9月以降
出願・第一次審査・第二次審査。並行して一般選抜の学力対策を継続します。第一志望条件がある以上、不合格だった場合の道を残しておくことが必要です。
15. よくある誤解
誤解1「青学の自己推薦は全学部にある」——ありません。文学部の3学科(英米文学・史学・比較芸術)、地球社会共生学部、コミュニティ人間科学部です。
誤解2「全体4.0がないと出せない」——史学科は「3.8+探究4.5」、比較芸術学科は「3.8+外国語4.2+探究4.2」という代替ルートがあります。
誤解3「英検は合格していないと使えない」——理工系女子特別入試は「受験級ならびにその合否は問わない」(CSE1980以上)。ただし英米文学科は準1級以上の合格が必要です。学科で違います。
誤解4「学校で受けたTOEICが使える」——TOEIC IP は不可です。TOEFL ITPも不可。
誤解5「部活動や探究の時間も社会貢献活動になる」——コミュニティ人間科学部の要項は「『総合的な探究の時間』や部活動、学校行事等の学校教育活動は、社会貢献活動から除く」と明記しています。
誤解6「理工系女子特別は理工学部の全学科が対象」——物理科学科・電気電子工学科・機械創造工学科・情報テクノロジー学科の4学科です(要確認)。
16. 生徒向けチェックリスト
- 志望学科に自己推薦入学者選抜がありますか(5学部・学科のみ)
- 自分の「全体の学習成績の状況」の正確な数値を知っていますか
- 4.0に届かない場合、代替ルート(探究4.5/外国語4.2+探究4.2)を満たせますか
- 英語資格が必要な学科ですか(英米文学科・地球社会共生学部・理工系女子特別)
- その学科は英検の合否を問いますか(英米文学科は準1級合格、理工系女子は合否不問)
- 手持ちのスコアは有効期限内ですか(多くは2年以内)
- TOEIC IP・TOEFL ITPを使おうとしていませんか(どちらも不可)
- コミュニティ人間科学部志望なら、学校外の活動を1年以上続けていますか
- 第一志望として青学に決めましたか
- 志望学科の先生の論文を1本でも読みましたか
17. 最後に
青山学院大学の自己推薦入学者選抜は、学科ごとに独立した要項が出ている入試です。そして最大の特徴は、評定に代替ルートが用意されていること。
全体4.0に届かなくても、史学科なら探究4.5で、比較芸術学科なら外国語4.2+探究4.2で出願できます。「全体の評定が足りないから総合型は無理」と諦める前に、自分の成績表の科目別の数字を見てください。
そして英米文学科は評定ではなく英語資格で、理工系女子特別は数学・理科の教科別評定で、コミュニティ人間科学部は学校外の活動歴で出願します。測る物差しが学科ごとに違う——これが青学の設計思想です。
各入学者選抜要項は青山学院大学の入試情報サイトから入手できます。必ずご自身の目で、志望学科の要項を確認してください。本記事で「要確認」と記した項目は、当塾が一次情報から確定できなかった箇所です(出典:青山学院大学 2027年度 入学者選抜要項・各自己推薦入学者選抜要項)。
そのうえで、どの学科に出すか、何をどう準備するか迷ったら、ご相談ください。
青学の自己推薦を、どの学科で戦うか——武蔵野個別指導塾
青山学院大学の自己推薦入学者選抜は、学科ごとに測る物差しが違います。史学科は探究科目、比較芸術学科は外国語と探究、英米文学科は英語資格、コミュニティ人間科学部は学校外の活動歴、理工系女子特別は数学と理科。
そして評定に代替ルートが用意されているのが青学の特徴です。全体4.0に届かなくても、史学科なら探究4.5で、比較芸術学科なら外国語4.2+探究4.2で出願できます。「評定が足りないから無理」と諦める前に、科目別の数字を見てください。
当塾では、成績表から出せる学科を洗い出すところから、英検のCSEスコアの使い方(合否を問う学科/問わない学科)、志望理由書・自己推薦書、小論文と面接まで対応しています。コミュニティ人間科学部志望の方には、高1・高2からの学校外活動の設計もご相談ください。
