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早稲田大学の総合型選抜 完全対策2027年度——9つの方式と、共通テストという落とし穴

教育研究レビュー第100回 早稲田大学の総合型選抜 9方式と、共通テストという罠 武蔵野個別指導塾
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【3分でわかる要約】高校生のみなさんへ

① 早稲田の総合型選抜は9方式あります。 地域探究・貢献入試/社会科学部 全国自己推薦入試/創造理工学部 早稲田建築AO入試/先進理工学部 特別選抜入試/人間科学部 FACT選抜入試/スポーツ科学部 総合型選抜Ⅰ群・Ⅱ群・Ⅲ群/スポーツ科学部 スポーツサポート歴入試。どれも別の入試です。

② 主力の「地域探究・貢献入試」は、共通テストが必要です。 ここを知らない受験生が毎年います。要項に「本入試の最終選考において、2027年度大学入学共通テストの成績を利用します。共通テストの出願・受験が必要となります」と明記されています。総合型だから共通テストは要らない、は早稲田では通用しません。

③ でも専願ではありません。 地域探究・貢献入試の要項に「本入試は専願入試ではありません。本学の他の入試制度および他大学の受験も可能です」と書かれています。社会科学部の全国自己推薦も「他大学・他学部との併願、本学部一般選抜などとの併願を妨げることは一切ありません」。

④ 地域探究・貢献入試に評定の基準はありません。 出願資格は高校卒業(見込)等のみ。高卒認定でも出願できます。

⑤ 社会科学部の全国自己推薦は、条件が厳しめです。 評定4.0以上、欠席45日以内、活動歴、英語4技能スコア——この4つ全部が必要です。

⑥ 社会科学部は「地域ブロック制」です。 全国を7ブロックに分け、各ブロックから5名程度。あなたがどこの高校かで、戦う相手が変わります。武蔵野市・三鷹市の高校なら③南関東ブロック(埼玉・千葉・東京・神奈川)です。

⑦ 生成AIで書類を作ると、不正行為になりえます。 地域探究・貢献入試の要項にこうあります。「生成AIを使用してこれらの書類を作成し、自分で書いたものとして提出した場合、不正行為とみなされる可能性や、選考上の評価に影響を及ぼす可能性があります」。

⑧ 出願は9月1日からです。 地域探究・貢献入試も社会科学部も、9月上旬が出願期間です。夏休み中に書類が完成していなければ間に合いません。

この記事について

本記事は、早稲田大学が公開している2027年度 地域探究・貢献入試 入学試験要項、2027年度 社会科学部 全国自己推薦入学試験要項の原本、および入学センターの入試制度一覧にあたって作成しています。推測や二次情報は含みません。

1. 早稲田の総合型選抜——9方式の地図

早稲田大学の「総合型選抜(日本語による学位取得プログラム)」は、次の9方式です。

方式 対象学部・学科
地域探究・貢献入試 法学部/教育学部(6募集単位)/文化構想学部/文学部/人間科学部(3学科)/スポーツ科学部
全国自己推薦入試 社会科学部 社会科学科
早稲田建築AO入試(創成入試) 創造理工学部 建築学科
特別選抜入試 先進理工学部 化学・生命化学科/応用化学科/生命医科学科/電気・情報生命工学科
FACT選抜入試 人間科学部
総合型選抜Ⅰ群(トップアスリート入試) スポーツ科学部
総合型選抜Ⅱ群(アスリート選抜入試) スポーツ科学部 ※公募制ではありません
総合型選抜Ⅲ群(スポーツ自己推薦入試) スポーツ科学部
スポーツサポート歴入試 スポーツ科学部

このほかに「総合型選抜(英語による学位取得プログラム)」があり、文化構想学部の国際日本文化論プログラム(JCulP)、政治経済学部のAO入試(9月入学)、国際教養学部のAO入試などが該当します。

注意すべきは、政治経済学部・商学部・法学部に「一般的な意味での総合型選抜」がほぼないことです。法学部は地域探究・貢献入試のみ。商学部にはこの枠がありません。志望学部によっては、そもそも選択肢が存在しません。

2. 地域探究・貢献入試——早稲田の主力方式

2-1. 募集単位

学部 募集単位
法学部 学部単位
教育学部 教育学科教育学専攻生涯教育学専修/同教育心理学専修/教育学科初等教育学専攻/国語国文学科/社会科地理歴史専修/理学科地球科学専修
文化構想学部 学部単位
文学部 学部単位
人間科学部 人間環境科学科/健康福祉科学科/人間情報科学科
スポーツ科学部 学部単位

教育学部は全学科が対象ではありません。上記6つの募集単位のみです。ここを勘違いすると出願できません。

募集人員は各学部「若干名」(学科・専攻・専修単位で募集する学部は、募集単位ごとに若干名)。具体的な人数は公表されていません。

2-2. 併願のルール

出願時に学部を1つ選択してください(学部の併願不可)。教育学部は学科・専攻・専修を1つ、人間科学部は学科を1つ選択してください(同一学部内の併願不可)。<br>本入試は専願入試ではありません。本学の他の入試制度および他大学の受験も可能です。

早稲田の中では1つしか選べないが、外に対しては自由です。一般選抜との併願も可能。

ただし要項は注意しています。

※10月25日(日)に行われる2次選考は、国際教養学部のAO入試(4月入学・国内選考)と同一試験日となるため実質的に併願できませんのでご注意ください。

2-3. 出願資格——評定の基準はない

出願資格は、高等学校もしくは中等教育学校を卒業した者(または2027年3月までに卒業見込み)ほか、学校教育法施行規則第150条に基づく資格が列挙されているだけです。評定平均値の基準はありません。高卒認定合格者も出願できます(出願資格3-d)。

個別の入学資格審査が必要な場合は、出願に先立ち7月31日までに入学センターへ問い合わせる必要があります。

2-4. 選考は3段階——ここが最大の特徴

段階 内容
1次選考 書類審査(出願書類を総合的に審査)
2次選考(1次合格者のみ) 総合試験(筆記)12:00〜14:00(120分)論理的思考力を問う総合試験
最終選考(2次合格者のみ) 大学入学共通テスト(学部ごとに指定科目が異なる)

最終選考が共通テストである——これが地域探究・貢献入試の決定的な特徴です。

法学部を例にとると、共通テスト3教科3科目(数学を選択した場合は3教科4科目)。

地歴・公民/理科で2科目受験した場合は、第1解答科目の成績のみが使われます。

つまり、地域探究・貢献入試の準備とは「課題レポート+総合試験+共通テスト」の三重の準備です。共通テスト対策を止めてよい入試ではありません。むしろ、共通テスト対策は必須です。

2-5. 日程と検定料

2-6. 課題レポート【様式③】——4枚、5項目

出願書類の中心が課題レポートです。要項の指示はこうです。

冒頭の本入試の目的を踏まえたうえで、以下の5点について所定用紙(4枚以内)へ項目別に記入してください。なお、課題レポート中には項目番号の①〜⑤を用いて、それぞれの記述がどの項目にあたるかが明快に分かるように記述してください。パソコンでの作成を原則とし、文字の大きさは11ポイント以上とし、それ以外の設定は変更しないでください。<br>① どのようなことを地域の課題と考えているか<br>② 志願者自身がその課題があることを意識したのはなぜか<br>③ その課題に関連して今までどのような活動を行ってきたのか<br>④ 本学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか<br>⑤ 卒業後にどのように地域へ貢献することを考えているのか

そして重要な注記。

文字数は設けていませんが、記入した分量が3枚以内に収まる場合であっても、4枚目まで必ずつけてください。

文字数制限がないということは、密度で差がつくということです。そして4枚は書ける前提で設計されています。3枚で終わる内容なら、掘り下げが足りていないと考えたほうがよい。

課題レポート別紙(任意提出・書式自由)も出せます。A4用紙の両面を使用し、2枚(4面)まで。団体で活動している場合は、所属を証明する資料も添付します。根拠資料を出せる枠がある以上、出すべきです。

なお、課題レポート以外の出願書類はすべて手書き(黒ボールペン。鉛筆・シャープペンシル・フリクションペン等の消えるものは不可)です。

2-7. ①〜⑤は、一本の線でつながっていなければならない

5項目を別々に書いてはいけません。①で挙げた地域の課題が、②の原体験から生まれ、③の活動で取り組まれ、④の学修計画につながり、⑤で地域に還る——この一本の線が通っているかが、審査されている実質です。

よくある失敗は、③に部活動や委員会の実績を並べてしまうことです。③は「その課題に関連して」と限定されています。課題と無関係な活動は、ここに書く場所がありません。

3. 社会科学部 全国自己推薦入試——4つの条件と、地域ブロック

3-1. 募集人員と併願

社会科学部 社会科学科 35名。早稲田の総合型選抜で、人数が明示されている数少ない方式です。

※他大学・他学部との併願、本学部一般選抜などとの併願を妨げることは一切ありません。

3-2. 出願資格——⑴〜⑸すべてを満たすこと

⑴ 2026年3月卒業、または2027年3月卒業見込み

⑵ 全体の評定平均値が4.0以上(在学生は1年1学期〈前期〉から3年1学期〈前期〉まで。4年制の定時制高等学校は1年1学期から最終学年の1学期まで)

⑶ 調査書記載の欠席日数が45日以内(4年制の定時制高等学校は60日以内)

この⑶は珍しい要件です。ただし要項は配慮を明記しています。

なお、被推薦者本人に帰責されない身体・健康上の理由(病気・事故等。例えば、新型コロナウイルス感染症のいわゆる罹患後症状と考えられる症状や月経随伴症状等)により、やむを得ず45日を超える欠席日数がある場合は、不利益を被ることがないように配慮の対象としますので、8月28日(金)までに問合せフォームから全国自己推薦入学試験係へお問合せください。

該当する可能性があるなら、8月28日までに必ず連絡してください。黙って諦める必要はありません。

⑷ 在籍期間の活動において、次の一つ以上に該当する者

「資格を有する者」が含まれているのは重要です。大会実績がなくても、検定資格で要件を満たせます。

⑸ 英語4技能テストで、次のいずれか1つの基準を満たすスコアを提出できる者

テスト 基準
実用英語技能検定(CSEスコア) 1,950以上(従来型・S-CBTのスピーキングを含む4技能総合スコア。受検する級や合否に指定はありません)
GTEC CBT 930以上(CBTタイプ以外は対象外)
IELTS 4.0以上
TEAP 225以上(TEAP CBTは対象外)
TOEFL iBT 3.0以上(2026年1月20日以前の旧スコア形式なら42以上)
TOEIC L&R / S&W 1,150以上(S&Wを2.5倍して合算)

英検は級の合否を問いません。CSE1,950に届いていれば、落ちていても使えます。

3-3. 地域ブロック制——ここが最大の構造

(1) 日本全国を7つの地域ブロックに分け、ブロック単位で合格者を出す方式とします。<br>(2) 各地域ブロックから5名程度の合格者を出すこととします。

ブロック 都道府県
①北海道・東北 北海道・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島
②北関東・甲信越 茨城・栃木・群馬・新潟・山梨・長野
③南関東 埼玉・千葉・東京・神奈川
④東海・北陸 岐阜・静岡・愛知・三重・富山・石川・福井
⑤関西 滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山
⑥中国・四国 鳥取・島根・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知
⑦九州・沖縄 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄

※地域ブロックは、原則として出身高校所在地による区別となります。ただし、通信制高校の場合は志願者本人の現住所(調査書記載の現住所)による区別となります。

東京の高校に通っているなら③南関東ブロックです。首都圏は志願者が集中するため、ここが最も競争が厳しくなると考えるのが自然です。一方で、地方の高校生にとっては全国区の大学に手が届く制度でもあります。

3-4. 選考

第一次選考(書類選考)——考慮されるのは、●成績評価 ●活動記録(大会成績・生徒会活動・学校外での諸活動・資格など)●出席状況 ●その他。

出席状況が明示的に評価項目に入っています。出願資格の45日以内はあくまで足切りで、選考でも見られるということです。

第二次選考(試験選考:第一次選考合格者のみ)

4. 理工系3学部の総合型選抜

創造理工学部 早稲田建築AO入試(創成入試)

対象は建築学科のみ。大学の説明では「創造性豊かで指導力に富み、率先してチームをまとめ上げるコミュニケーション能力に優れた活発な学生を求める入試制度」とされています。

建築学科という性質上、空間や造形に関する課題が課されるのが通例です。詳細は創造理工学部の入試要項で確認してください。

先進理工学部 特別選抜入試(AO方式)

対象は化学・生命化学科、応用化学科、生命医科学科、電気・情報生命工学科の4学科です(先進理工学部の全学科ではありません)。

利用されるコンテストは7つ。

「数学オリンピック」「化学グランプリ」「情報オリンピック」「高校生・高専生科学技術チャレンジ」「日本学生科学賞」「日本生物学オリンピック」「物理チャレンジ」

評定ではなく、コンテストの成績が出願要件になる方式です。高1・高2のうちにこれらへ挑戦していなければ、3年生になってからでは間に合いません。逆に、実績がある生徒にとっては最短距離の入試です。

人間科学部 FACT選抜入試

大学の説明が具体的です。

幅広い基礎学力と、理科・国語の2教科についての特に優れた基礎学力を持ち、加えて、データを客観的に読み解き要約する力、そこから得られた洞察を科学的知見と結び付けて分析する力、それらを批判的かつ論理的にまとめ、わかりやすく提示する力を高い次元で併せ持つ学生を求める入試制度です。

理科と国語という組み合わせが人間科学部らしい。そして求められている3つの力——読み解いて要約する、科学的知見と結びつける、批判的・論理的にまとめて提示する——は、そのまま対策の項目になります。

なお、人間科学部は地域探究・貢献入試でも募集しています(人間環境科学科・健康福祉科学科・人間情報科学科)。同じ学部に2つのルートがあるので、どちらが自分に合うかを比べてください。

5. スポーツ科学部の4方式

スポーツ科学部だけで4つの方式があります。

総合型選抜Ⅰ群(トップアスリート入試)——出願時点でオリンピックや世界選手権への出場経験、あるいはそれにつながる国際的レベルの競技大会への出場経験、もしくはそれに相当するレベルの競技能力を有する学生が対象。

総合型選抜Ⅱ群(アスリート選抜入試)——高いスポーツ技能によってスポーツ界のリーダーとなり得る資質を有する学生が対象。ただし、大学が明記しています。「本入試制度は公募制ではありません。本学体育各部と連携し、書類および面接による選考が行われます」。自分から出願する入試ではありません。

総合型選抜Ⅲ群(スポーツ自己推薦入試)——一定の高い競技能力を有し、スポーツに対する旺盛な熱意を持つと同時に、その体験を通じてスポーツを科学的に探究する能力を培ってきた学生が対象。公募制で自分から出願できるのは、実質このⅢ群です。

スポーツサポート歴入試——運動部活動やスポーツチームなどにおける課題発見や解決に向けた「ささえる」活動経験および高い学力を有する学生が対象。マネージャー、トレーナー、アナリスト、運営スタッフなどの経験が評価されます。選手としての実績がなくてもスポーツ科学部を目指せる、貴重なルートです。

スポーツ科学部は地域探究・貢献入試の対象学部でもあります。競技実績がない場合は、そちらも選択肢になります。

6. 書類で何を書くか

6-1. 生成AIは使わない——早稲田は明文で警告しています

出願書類は、必ずご自身で作成してください。生成AIを使用してこれらの書類を作成し、自分で書いたものとして提出した場合、不正行為とみなされる可能性や、選考上の評価に影響を及ぼす可能性があります。

多くの大学が「自分で書くこと」と書くなかで、「不正行為」という語を使っているのは強い表現です。そして早稲田はどの方式でも面接や筆記を課すので、書いたものと本人の実力が乖離していれば、その場で分かります。

6-2. 原体験を、地域の課題として言語化する

地域探究・貢献入試の課題レポート②は「志願者自身がその課題があることを意識したのはなぜか」です。これは原体験を問う設問です。

ニュースで見た問題ではなく、自分が見て、聞いて、違和感を持った具体的な場面を書いてください。そこからしか、あなたにしか書けないレポートは生まれません。

6-3. そして、学問へ接続する

課題レポート④は「本学のどの学部に入学し、何を学修したいと考えているか」です。ここで志望学部の教員が何を研究しているかを調べていない受験生は、抽象的なことしか書けません。

CiNiiやJ-STAGEで、志望学部の教員の論文を読んでください。「ここまでは分かっている。しかしここは分かっていない」というリサーチギャップを見つけ、「だから私はこれを問いたい」という自分のRQ(リサーチクエスチョン)を立てる。そこまで書けている課題レポートは、4枚がすぐ埋まります。

6-4. 根拠資料を出す

課題レポート別紙(A4両面2枚まで)、社会科学部の活動記録報告書——早稲田は証拠を出す枠を用意しています。主張だけで終わらせず、写真、記事、証明書、データを添えてください。

6-5. 共通テストという「最終関門」——地域探究・貢献入試の実質

早稲田の地域探究・貢献入試は、3段階で構成されています。

段階 内容 時期
1次選考 書類審査(課題レポート4枚ほか) 出願9/1〜9/10、発表10/9
2次選考 総合試験 10/25(日)
最終選考 大学入学共通テストの成績 2027年1月

要項の記述です。

本入試の最終選考において、2027年度大学入学共通テストの成績を利用します。共通テストの出願・受験が必要となります。

つまり、10月に総合試験を通っても、1月の共通テストで決まる。合否が出るのは年明けです。

なぜこの設計なのか

当塾の見立て——早稲田は「地域の課題に取り組んできた生徒」を求めつつ、学力の担保を外さないという方針を明確にしています。書類と総合試験で人物と思考力を見て、共通テストで基礎学力を確認する。二重の関門です。

この構造が意味すること:

第一に、11月〜1月も勉強が続きます。総合型選抜で「年内に終わる」ことを期待しているなら、この方式は選べません。

第二に、一般選抜の勉強がそのまま最終選考の対策になります。これは裏返せば利点です。共通テスト対策と並行できる。

第三に、だから併願を認めている。要項は明記しています。

本入試は専願入試ではありません。本学の他の入試制度および他大学の受験も可能です。

共通テストを受けるのだから、他大学の共通テスト利用も当然受けられる。理にかなった設計です。

共通テストで何が必要か

必要な科目・配点・ボーダーは、当塾が確認した範囲の要項本文には具体的な記載を見つけられませんでした(要確認)。

必ず志望学部の要項原本で、利用教科・科目と配点を確認してください。学部によって異なる可能性があります。

確実に言えるのは、共通テストの出願(例年9月下旬〜10月上旬)を忘れてはいけないということです。地域探究・貢献入試の1次選考の結果が出るのは10月9日。共通テストの出願はそれと並行して進めます。1次で落ちるかもしれないと思って共通テストに出願しないと、通ったときに詰みます。必ず出願してください。

対策の組み立て

時期 地域探究・貢献入試 共通テスト
〜8月 課題レポート4枚を完成(3〜5回書き直す) 基礎の完成
9月 9/1〜9/10 出願 演習開始/共通テスト出願
10月 10/9 一次発表 → 総合試験の対策(10/25) 演習継続
11月〜12月 — 全振り
1月 — 本番

9月に書類を出したあとは、10月25日の総合試験を挟みつつ、共通テストに集中する。これが正しい配分です。

6-6. 総合試験(2次選考)——何が問われるか

2026年10月25日(日)、2次選考として総合試験が実施されます(国際教養学部AO入試と同日)。

出題形式・科目・時間は、当塾が確認した要項本文には具体的な記載を見つけられませんでした(要確認)。必ず要項原本と、公開されている過去の出題例をご確認ください。

ただし、入試の性格から準備の方向は定まります。

この入試が求めているのは、要項の課題レポート5項目が示すとおり、

したがって、総合試験も「資料を読んで、考えて、書く」形式である可能性が高いと当塾は考えています(推定であり、大学の公表ではありません)。

準備しておくべきこと:

① 統計・資料を読む訓練

地域の課題を扱う以上、人口動態、産業構造、財政、交通、医療、教育といったデータが出る可能性があります。

教材:総務省統計局、内閣府、各省庁の白書。自分の地域の市区町村の統計ページは必ず見ておいてください。

② 地域課題の基礎知識

③ 書く訓練

週1本、60〜90分で1,000字程度。資料を与えられて、読んで、自分の考えを書く形式で。

課題レポートを書き上げた9月以降も、書く力は維持してください。

6-7. 面接・口頭試問への備え(該当方式)

方式によって面接の有無が異なります。社会科学部の全国自己推薦、理工系3学部、スポーツ科学部の各方式については、必ず志望学部の要項でご確認ください(要確認)。

共通して準備すべきこと:

① 課題レポート・志望理由書に書いたことを、全部説明できる状態にする

書類は面接の材料です。「③で挙げた活動について詳しく」「④の学修計画の根拠は」と必ず掘られます。

② 「なぜ早稲田か」に、学部・学科の具体で答える

最悪の答え:「早稲田の自由な校風に惹かれて」 必要な答え:「〇〇学部の△△という科目で、□□を学びたい。私が取り組んできた〜という課題は、この分野の知見がなければ解けないからです」

シラバスを読んでください。早稲田はシラバスを公開しています。実際にある科目名とゼミ名を挙げられるかどうかが、志望の本気度の証拠になります。

③ 教員の研究に触れる

志望学部の先生の論文を1本読んでください。難しくて構いません。「〇〇先生の△△という論文を読み、〜という視点を知った」と言えるだけで、他の受験生と差がつきます。

④ 自分の地域を説明できるようにする

地域探究・貢献入試なら必須です。

「自分の地域のことを知らない」受験生は、この入試では通りません。

7. どの方式を選ぶか

第一に、志望学部で絞る。政治経済学部・商学部・法学部(地域探究以外)には、この枠がありません。志望学部に方式が存在するかを最初に確認してください。

第二に、共通テストを受けるかどうかで絞る。地域探究・貢献入試は共通テストが必須です。共通テスト対策をする前提がないなら、この方式は選べません。逆に、社会科学部の全国自己推薦は共通テストを使いません。

第三に、要件で絞る。

8. よくある誤解

誤解1「総合型だから共通テストは要らない」——地域探究・貢献入試は最終選考が共通テストです。早稲田では通用しません。

誤解2「専願だから他が受けられない」——地域探究・貢献入試も社会科学部の全国自己推薦も、明文で併願を認めています。

誤解3「教育学部なら全学科出せる」——地域探究・貢献入試の教育学部は6つの募集単位のみです。

誤解4「先進理工は全学科が対象」——化学・生命化学科、応用化学科、生命医科学科、電気・情報生命工学科の4学科のみです。

誤解5「スポーツ科学部Ⅱ群に出願したい」——Ⅱ群は公募制ではありません。自分から出願する制度ではありません。

誤解6「課題レポートは短くても丁寧なら通る」——要項が「3枚以内に収まる場合であっても4枚目まで必ずつけてください」と書いています。4枚書く前提の設計です。

8-5. 確認できなかった項目——要確認リスト

本記事では、早稲田大学が公開している「2027年度 地域探究・貢献入試 入学試験要項」「2027年度 社会科学部 全国自己推薦入学試験要項」の原本にあたっています。

一方、以下の項目は一次資料で確認できていません。出典を示したうえで「要確認」として扱います。

項目 状況 出典・備考
創造理工学部 早稲田建築AO入試(創成入試)の要項詳細 要項原本を確認できていない 本記事の記述は早稲田大学入学センターの入試制度説明に基づく。募集人員・出願資格・選考方法・日程は創造理工学部の入試要項で確認を
先進理工学部 特別選抜入試(AO方式)の要項詳細 同上 コンテスト7種の名称は大学の制度説明による。求められる成績の水準(入賞レベル等)は未確認
人間科学部 FACT選抜入試の要項詳細 同上 「理科・国語の2教科」という記述は大学の制度説明による。具体的な試験科目・配点は未確認
スポーツ科学部 総合型選抜Ⅰ群・Ⅱ群・Ⅲ群、スポーツサポート歴入試の要項詳細 同上 募集人員・出願資格・選考方法は各要項で確認を
地域探究・貢献入試の最終選考で利用する共通テストの教科・科目・配点 要項本文に具体的記載を確認できず 「共通テストの成績を利用します」との記載のみ。学部により異なる可能性があるため、志望学部の要項で必ず確認を
2次選考「総合試験」の出題形式・科目・試験時間 要項本文に具体的記載を確認できず 本記事の対策方針は当塾の推定であり、大学の公表ではない
各方式の面接の有無・形式 方式により異なる 志望学部の要項で確認を
地域探究・貢献入試の募集人員(学部別内訳) 一部のみ確認 要項原本の募集単位一覧で確認を
合格発表日(最終選考) 共通テスト後 具体的な日付は要項で確認を

編集方針について。当塾の入試データベースは「推測や二次情報で埋めた項目は載せない」を原則としています。本記事では、確証が取れない項目は出典を示したうえで「要確認」と明記しました。

特に理工系3学部とスポーツ科学部の各方式については、要項原本ではなく大学公式サイトの制度説明に基づいています。志望される方は、必ず各学部の入学試験要項をダウンロードしてご確認ください。

8-6. 早稲田を、19大学のなかに置く

当塾は2026年9月、人気19大学(早慶上智ICU/GMARCH/成成明学獨國/日東駒専)の総合型選抜を、要項原本にあたって調査しました。その結果のなかで、早稲田の位置を示します。

併願の可否

大学 併願
早稲田(地域探究・貢献/社会科学部全国自己推薦) 明文で併願可(「専願入試ではありません」)
立教・中央・成城・國學院 併願可
専修 全方式で条件つき併願可
明治学院・明治(一部) 条件つき併願可(合格したら入学)
獨協 グループで分岐(A=専願/B=併願可)
東洋・日大 方式で分岐
ICU・法政・成蹊 完全専願

早稲田は、19大学のなかで最も明確に併願を認めています。要項が「本入試は専願入試ではありません。本学の他の入試制度および他大学の受験も可能です」と書き切っているのは早稲田だけでした。

評定要件

大学・方式 評定
上智 カトリック高校対象 4.3
学習院 英語英米文化 全体4.2+英語4.4
ICU 英語外部試験利用 4.1
早稲田 社会科学部 全国自己推薦 4.0
獨協 法学部 3.9(または英語資格)
駒澤 経済学部 4.0(第2ルートなし)
明治学院 消費情報環境法 3.2
早稲田 地域探究・貢献入試 要件なし

早稲田は「最も高い側」と「要件なし」の両方を持っています。社会科学部の全国自己推薦は評定4.0+欠席45日以内+活動歴+英語4技能という厳しさ。一方、地域探究・貢献入試には評定の基準がありません。

同じ大学のなかで、これだけ性格の違う方式が併存しているのは早稲田の特徴です。

共通テストの利用

19大学のなかで、総合型選抜の最終選考に共通テストを課しているのは早稲田の地域探究・貢献入試が最も明確でした。

他の18大学については、当塾が確認した要項本文に共通テストを課す旨の記載を見つけられなかったケースがほとんどです(「不要」と断定はできないため、各記事では「要確認」としています)。

「総合型選抜=共通テスト不要」という常識は、早稲田では通用しません。ここは繰り返し強調しておきます。

検定料の設計

大学 検定料
早稲田 地域探究・貢献入試 1次10,000円+2次25,000円(最終選考は無料)
駒澤 特性評価型 1次10,000円+2次25,000円
明治学院・獨協・日大・専修ほか 35,000円(一律)
東洋 基礎学力テスト型 2出願まで一律35,000円、3出願目以降1出願20,000円

早稲田と駒澤が、同じ「2段階」の設計です。一次で落ちれば10,000円で済む。受験生の負担に配慮した形といえます。

8-7. 準備スケジュール——逆算する

高1〜高2前半:土台を作る

地域探究・貢献入試を狙うなら、ここがすべてです。

高2の冬〜高3の春(1〜5月)

高3の6〜7月

高3の8月

高3の9月

高3の10月

高3の11月〜12月

高3の1月

9. 生徒向けチェックリスト

  1. 志望学部に総合型選抜の枠がありますか
  2. 地域探究・貢献入試を狙うなら、共通テストの対策をしていますか
  3. 課題レポートの①〜⑤が、一本の線でつながっていますか
  4. 課題レポートは4枚書けていますか
  5. 根拠資料(別紙・A4両面2枚)を用意しましたか
  6. 社会科学部志望なら、評定4.0・欠席45日以内・活動歴・英語4技能の4つを満たしますか
  7. 欠席が45日を超えそうなら、8月28日までに大学へ連絡しましたか
  8. 英検のCSEスコアを確認しましたか(級の合否ではありません)
  9. 出願は9月1日からだと知っていますか
  10. 志望学部の先生の論文を1本でも読みましたか

9-5. 課題レポートの書き方——4枚を、どう埋めるか

地域探究・貢献入試の合否は、課題レポート4枚でほぼ決まります。1次選考は書類審査だからです。ここを具体的に詰めます。

分量の設計

文字数制限はありません。A4用紙4枚、11ポイント以上。おおよそ1枚1,200〜1,600字と見積もると、4枚で5,000〜6,000字になります。

要項の指示を、もう一度。

文字数は設けていませんが、記入した分量が3枚以内に収まる場合であっても、4枚目まで必ずつけてください。

「4枚目まで必ずつけてください」という文は、4枚書けという意味ではありません。厳密には「白紙でも4枚目を綴じろ」という書式の指示です。

しかし当塾は、4枚書くべきだと考えます。理由は3つ。

  1. 文字数制限がない入試は、密度で差がつく
  2. 5項目を①〜⑤の番号を振って書く以上、各項目に相応の分量が要る
  3. 3枚で終わる内容は、掘り下げが足りていない可能性が高い

5項目の配分(目安)

項目 内容 目安
① どのようなことを地域の課題と考えているか 1,000字
② その課題があることを意識したのはなぜか 1,200字
③ その課題に関連して今までどのような活動を行ってきたのか 1,800字
④ 本学のどの学部に入学し、何を学修したいか 1,200字
⑤ 卒業後にどのように地域へ貢献するか 800字

③がいちばん長くなります。ここが具体性の中心だからです。

①——課題の立て方

やってはいけないこと:

あるべき形:

データを入れてください。市区町村の統計、国勢調査、商工会の資料。数字のない課題設定は弱い。

②——原体験を書く

ここが、あなたにしか書けない部分です。

書くべきは「いつ、どこで、誰が、何をしていたのを見て、自分が何を感じたか」という、一つの場面です。

悪い例:「幼い頃から地元が好きで、衰退していく姿に問題意識を持っていました」 良い例:「中学2年の冬、祖母の買い物に付き添った。〇〇商店街の△△店が閉まっており、祖母は『ここのお惣菜が唯一の楽しみだった』と言った。帰り道、祖母はバス停まで15分を休み休み歩いた。私はこのとき初めて、商店の廃業が高齢者の生活そのものを削ることに気づいた」

具体的な場面が1つあれば、そこから課題意識が立ち上がります。抽象的な述懐を何行重ねても、この1場面には勝てません。

③——活動を、課題と結びつけて書く

要項は「その課題に関連して」と限定しています。部活動の実績や生徒会の役職を並べる場所ではありません。

書くべきこと:

失敗を書いてください。うまくいった話だけを並べると、薄くなります。「やってみて、限界がわかった。だから大学で学ぶ必要がある」——これが④への最も自然な接続です。

根拠資料(別紙・A4両面2枚まで)を必ず出してください。写真、新聞掲載、活動証明、団体の証明書。出せる枠があるのに出さないのは、もったいない。

④——学部・学科の具体で書く

「早稲田で学びたい」では通りません。

書くべきこと:

この最後の一文が最も重要です。「〇〇学部で学びたい」ではなく、「私の課題は△△学の知見なしには解けない。だから〇〇学部を志望する」という論理。

⑤——卒業後を書く

具体的な職業名でなくて構いません。ただし方向は示す。

①で立てた課題に、戻ってきてください。⑤が①に還ることで、レポート全体が円環になります。

生成AIについて——要項の警告

生成AIを使用してこれらの書類を作成し、自分で書いたものとして提出した場合、不正行為とみなされる可能性や、選考上の評価に影響を及ぼす可能性があります

早稲田は明文で警告しています。

当塾の指導方針:生成AIに書かせない。理由は2つあります。

第一に、要項が禁じていること。

第二に、面接で崩れること。書類は面接の材料です。自分で考えていない文章は、「なぜここでこう書いたのですか」と聞かれた瞬間に答えられません。

ただし、調べ物に使うことまで禁じられているとは書かれていません。統計の探し方、用語の意味、文献の見つけ方——自分の思考を助ける使い方と、自分の代わりに書かせる使い方は別です。線を引いてください。

9-6. よくある質問

Q. 地域探究・貢献入試に評定は本当に要らないのですか。

要項の出願資格に評定平均値の指定はありません。高校卒業(見込)等の資格のみで、高卒認定でも出願できます。ただし調査書は提出します。評定が見られないという意味ではなく、「基準値を設けていない」ということです。

Q. 共通テストで何点必要ですか。

大学はボーダーを公表していません(要確認)。確実に言えるのは、最終選考が共通テストである以上、一般選抜に準じた準備が要るということです。「総合型だから」と手を抜けば、10月の総合試験を通っても1月で落ちます。

Q. 1次で落ちたら、共通テストは受けなくていいですか。

1次の結果は10月9日、共通テストの出願は例年9月下旬〜10月上旬です。結果が出る前に共通テストの出願期限が来ます。通ったときに受験できないと詰むので、必ず出願してください。他大学の共通テスト利用にも使えます。

Q. 早稲田の他の入試と併願できますか。

できます。要項に「本入試は専願入試ではありません。本学の他の入試制度および他大学の受験も可能です」と明記されています。社会科学部の全国自己推薦も「他大学・他学部との併願、本学部一般選抜などとの併願を妨げることは一切ありません」。

Q. 課題レポートは手書きですか。

課題レポートは「パソコンでの作成を原則」とし、11ポイント以上。それ以外の出願書類はすべて手書き(黒ボールペン。鉛筆・シャープペン・フリクション等の消えるペンは不可)です。混同しないでください。

Q. 社会科学部の「欠席45日以内」に引っかかりそうです。

要項に8月28日までに大学へ連絡する旨の規定があります(正確な取扱いは要項でご確認ください/要確認)。病気や事故など事情がある場合は、黙って出願せず、必ず事前に大学へ相談してください。

Q. 社会科学部の地域ブロックとは何ですか。

全国を7ブロックに分け、各ブロックから5名程度を選抜する仕組みです。武蔵野市・三鷹市の高校なら③南関東ブロック(埼玉・千葉・東京・神奈川)。首都圏は志願者が多いため、競争は相対的に厳しくなります。逆に、地方の受験生には有利に働く設計です。

Q. スポーツ科学部Ⅱ群に出願したいのですが。

Ⅱ群(アスリート選抜入試)は公募制ではありません。大学が明記しています——「本入試制度は公募制ではありません。本学体育各部と連携し、書類および面接による選考が行われます」。自分から出願する制度ではありません。公募制で出せるのはⅢ群(スポーツ自己推薦入試)です。

Q. 競技実績がありませんが、スポーツ科学部に行きたいです。

「スポーツサポート歴入試」があります。マネージャー、トレーナー、アナリスト、運営スタッフなどの「ささえる」経験が評価されます。また、スポーツ科学部は地域探究・貢献入試の対象学部でもあります。

Q. 先進理工学部のコンテスト実績は、どのレベルが必要ですか。

当塾が確認した範囲では、求められる成績の水準(予選通過か、入賞か等)を特定できませんでした(要確認)。先進理工学部の入試要項で必ずご確認ください。

Q. 検定料はいくらですか。

地域探究・貢献入試は1次10,000円+2次25,000円(最終選考は無料)。1次検定料は出願前に全員が納入します。2次検定料は1次合格者のみですが、納入しないと2次を受験できません。

Q. 政治経済学部・商学部・法学部を総合型で受けたいのですが。

地域探究・貢献入試の募集単位に含まれているかを、要項でご確認ください。これらの学部には、地域探究・貢献入試以外の一般公募型の総合型選抜が用意されていません(当塾が確認した範囲。要確認)。国際教養学部にはAO入試があります。

10. 最後に

早稲田の総合型選抜は、方式ごとに求めるものがまったく違います。そして主力の地域探究・貢献入試は、課題レポート・総合試験・共通テストという三段構えです。「総合型は楽な道」という発想では、どの方式も通りません。

一方で、評定を問わない方式があり、競技実績がなくても出せる方式があり、地方の高校生に開かれた方式があります。自分がどの入口に立てるのかを正確に知ることが、最初の一歩です。

入試要項は早稲田大学入学センターのサイトからダウンロードできます。まずご自身の目で、志望学部の要項を確認してください。そのうえで、何をどう準備するか迷ったら、ご相談ください。

最後に、この入試の性格について。

地域探究・貢献入試の課題レポート5項目は、高校3年間で何をしてきたかを、そのまま問うています。①地域の課題、②それに気づいた原体験、③そのために行った活動、④学びたいこと、⑤卒業後の貢献——この5つは、3年生の夏に作れるものではありません。

だから当塾は、高1・高2の段階でこの入試を知ってほしいと考えています。地域に関わり、記録を残し、限界にぶつかる。その積み重ねがあって初めて、4枚のレポートが書けます。

そして早稲田は、書類と総合試験を通っても、最後に共通テストを課します。人物も、思考力も、学力も見る。どれか一つでは通らない設計です。

厳しい入試ですが、公平でもあります。評定の基準はなく、高卒認定でも出願でき、併願も明文で認められている。必要なのは、自分の地域と向き合ってきた時間と、それを言葉にする力と、共通テストに耐える学力です。

武蔵野個別指導塾(JR中央線 武蔵境駅)では、課題レポート4枚の設計と添削(初稿から完成まで回数無制限)、根拠資料の整理、総合試験に向けた資料読解と論述の訓練、共通テスト対策、そして面接練習まで、一貫して対応しています。

「地域の課題」が見つからない、という段階からで構いません。あなたが3年間で見てきたもののなかに、必ず手がかりがあります。それを一緒に探すところから始めます。

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【出典】

【重要なお断り】 本記事は2026年9月時点で公開されている資料に基づいています。募集人員・出願資格・日程・試験内容は変更される可能性があります。出願にあたっては、必ず大学公式サイトで最新の入学試験要項を確認してください。特に創造理工学部・先進理工学部・人間科学部・スポーツ科学部の各方式については、本記事は大学公式サイトの制度説明に基づいており、要項原本を確認できていません。該当する方は必ず各学部の入学試験要項をご確認ください。

早稲田の総合型選抜を、どの方式で戦うか——武蔵野個別指導塾

早稲田の総合型選抜は9方式。そして主力の地域探究・貢献入試は課題レポート・総合試験・共通テストの三段構えです。「総合型なら共通テストは要らない」という思い込みが、毎年いちばん多い失敗です。

当塾では、出願できる方式の洗い出しから、課題レポートの①〜⑤を一本の線でつなぐ設計、原体験の掘り起こしとRQの立て方、120分の総合試験・小論文・面接、そして並行して進める共通テスト対策まで、方式ごとに合わせて指導しています。

人気19大学 総合型選抜シリーズ

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宮川 涼 Founder
早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

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