駒澤大学の自己推薦選抜 完全対策2027年度——「総合評価型」と「特性評価型」は併願できる、そして評定の第2ルート

【3分でわかる要約】高校生のみなさんへ

① 駒澤大学の総合型選抜は「自己推薦選抜」で、2つの型があります。

  • 総合評価型……全学部で実施。書類+小論文(または筆記)+面接・口頭試問
  • 特性評価型……資格・実績で出す型。仏教学部・文学部(英米・歴史・社会)・経済学部(経済・商)・GMS学部

② この2つは併願できます。 要項に「自己推薦選抜(総合評価型)と(特性評価型)の併願は可能」と明記(それぞれ出願書類が必要)。同じ大学で2回チャンスがあります。

③ 評定に「第2ルート」があります。 ほとんどの学部で、

  • ①全体4.0以上(または3.8以上)
  • または ②全体3.8(3.5)以上 かつ 特定科目が4.0(4.3)以上

全体が届かなくても、得意科目が1つあれば出せる。

④ 特性評価型の評定は3.2です。 仏教学部とGMS学部は全体3.2以上。駒澤で最も低い評定要件。その代わり資格が要ります。

⑤ 仏教学部の特性評価型は、使える資格が非常に広い。 英検2級/仏検準2級/スペイン語検定3級/漢検2級/TOEFL45/TOEIC500/中検3級/HSK4級/TECC450/TOPIK4級/ハングル検定準2級。または曹洞宗において得度した者。募集50人は駒澤最大の枠です。

⑥ 経済学部の特性評価型は、商業・情報系の資格でも出せます。 日商簿記2級/全商簿記1級/基本情報技術者/数学検定準1級など。

⑦ GMS学部の特性評価型B方式は「当日テーマ発表のプレゼン」です。 90分でネットを使って資料を作り、10分プレゼン+質疑。しかもオンライン。

⑧ 手続きが2段階です。 1次手続は2026年11月20日まで、2次手続は2027年2月5日〜3月5日。つまり一般選抜の結果を見てから最終判断できます。

⑨ 専願です。 「本学を専願とする者(合格後は、本学に入学することを条件とします)」。ただし公式特設サイトには「一般選抜との併願受験も可能」との記載があります(要確認)。

⑩ 日程。 総合評価型:出願9月21日〜30日、試験10月18日(日)、発表11月6日。特性評価型:出願9月7日〜11日、一次発表10月3日、二次10月17日(土)、発表11月6日。

この記事について

本記事は、駒澤大学が公開している2027年度入学試験要項PDFの原本(自己推薦選抜要項/国際型選抜要項/社会人特別選抜要項ほか)および大学公式サイト・入学者選抜ガイド2027にあたって作成しています。

一次資料で確認できなかった項目には「要確認」と明記し、出典を示します。推測で埋めることはしません。

なお、スポーツ推薦選抜・全国商業高等学校長協会特別推薦選抜・附属高等学校等推薦選抜のページはBasic認証(401)がかかっており、内容を確認できていません。

1. 駒澤大学の「一般選抜・指定校推薦以外」の全方式

方式 実施 確証
自己推薦選抜(総合評価型) 全学部 要項PDFで確認
自己推薦選抜(特性評価型) 仏教・文(英米/歴史/社会社会学専攻)・経済(経済/商)・GMS(A方式/B方式) 要項PDFで確認
国際型選抜 多数の学部 要項PDFで確認
社会人特別選抜 多数の学部 要項PDFで確認
フレックスB社会人選抜 法学部フレックスB 要項PDFで確認
フレックスB勤労学生・有職者特別選抜 法学部フレックスB 要項PDFで確認
外国人留学生選抜 多数の学部 要項で確認
編入学者選抜/社会人編入学者選抜 多数の学部 要項で確認
スポーツ推薦選抜 ページが401認証(要確認)
全国商業高等学校長協会特別推薦選抜 同上(要確認)
附属高等学校等推薦選抜 同上(要確認)
再入学者選抜 要項PDFなし。入試課へ連絡と明記

「仏教系の特別推薦」について、重要な確認結果があります。

当塾は当初、曹洞宗系の大学である駒澤に独立した「曹洞宗推薦」のような方式があるのではないかと想定して調査しました。しかし、2027年度の公開要項・入学者選抜ガイド・選抜方式一覧に、そうした独立方式名はありませんでした。

代わりに、仏教学部の自己推薦選抜(特性評価型)の出願資格の中に、こうあります。

曹洞宗において得度した者(「寺族得度式」あるいは「寺族安名親授式」を了じた者を含む)

つまり、独立した方式ではなく、特性評価型の出願資格の1つとして組み込まれています。独立方式の有無については、駒澤大学入試センターへの確認を推奨します/要確認

2. 自己推薦選抜(総合評価型)——全学部で実施

2-1. 学部・学科別の募集人員と評定

学部 学科・専攻 募集 評定
GMS学部 グローバル・メディア学科 34人 ①全体4.0 または ②全体3.8+外国語(英語)4.3
法学部 法律学科フレックスA 25人 ①全体4.0 または ②全体3.8+国語・英語・公民のいずれか1つ4.0
経営学部 経営学科 20人 ①全体4.0 または ②全体3.5+国語・外国語・地歴・公民・理科・数学・工業・商業のいずれか1つ4.3
仏教学部 15人 ①全体3.8 または ②全体3.5+国語・外国語のいずれか1つ4.0
文学部 国文学科 13人 同上
経営学部 市場戦略学科 11人 ①全体4.0 または ②全体3.5+8教科のいずれか1つ4.3
文学部 英米文学科 10人 ①全体3.8 または ②全体3.5+外国語4.0
文学部 歴史学科 日本史学専攻 10人 ①全体3.8 または ②全体3.5+国語・外国語・地理歴史のいずれか1つ4.0
文学部 心理学科 10人 全体3.8かつ国語・英語・数学のすべてが4.0
経済学部 経済学科 10人 全体4.0(第2ルートなし)
法学部 法律学科フレックスB 10人 全体3.5(第2ルートなし)
法学部 政治学科 10人 ①全体3.8 または ②全体3.5+国語・英語・公民のいずれか1つ4.0
医療健康科学部 診療放射線技術科学科 9人 全体3.5+数学・理科の履修要件(後述)
文学部 地理学科 地域文化研究専攻 8人 ①全体3.8 または ②全体3.5+10教科のいずれか1つ4.0
文学部 地理学科 地域環境研究専攻 8人 同上
文学部 歴史学科 外国史学専攻 7人 ①全体3.8 または ②全体3.5+国語・外国語・地理歴史のいずれか1つ4.0
経済学部 商学科 6人 全体4.0(第2ルートなし)
経済学部 現代応用経済学科 6人 全体4.0(第2ルートなし)
文学部 社会学科 社会学専攻 5人 ①全体3.8 または ②全体3.5+国語・外国語・公民のいずれか1つ4.0
文学部 社会学科 社会福祉学専攻 3人 ①全体3.8 または ②全体3.5+国語・外国語のいずれか1つ4.0
文学部 歴史学科 考古学専攻 3人 ①全体3.8 または ②全体3.5+国語・外国語・地理歴史のいずれか1つ4.0

2-2. 「第2ルート」を見落とさない

この表でいちばん重要なのは、②のルートです。

例:法学部法律学科フレックスA

  • ①全体4.0以上
  • または②全体3.8以上+国語・英語・公民のいずれか1つが4.0以上

全体4.0に届かなくても、3.8あって公民が4.0なら出せる。

例:経営学部経営学科

  • ①全体4.0以上
  • または②全体3.5以上+8教科のいずれか1つが4.3以上

全体3.5でも、商業が4.3あれば出せる。これは商業高校の生徒に開かれた設計です。

当塾の見解:「全体4.0がないから駒澤の総合型は無理」と考えている生徒が毎年います。しかし②のルートがあります。全体の数字だけでなく、教科ごとの評定を必ず確認してください。

ただし、第2ルートがない学部もあります。

  • 経済学部(経済・商・現代応用経済)……全体4.0のみ
  • 法学部フレックスB……全体3.5のみ(第2ルート不要なほど低い)
  • 文学部心理学科……全体3.8かつ国語・英語・数学のすべてが4.0(最も厳しい)

心理学科の条件に注意してください。「いずれか1つ」ではなく「すべてが4.0以上」。3教科すべてです。

2-3. 医療健康科学部だけ、条件が構造的に違う

(1)全体の学習成績の状況が3.5以上で、かつ数学IIと数学A・Bを履修した者かつ<br>(2)全体の学習成績の状況が3.5以上で、かつ物理基礎、化学基礎の2科目と物理、化学、生物の内から1科目以上を履修した者<br>※(1)と(2)両方の条件に当てはまること

評定は3.5と低いのですが、履修科目の縛りがあります。

  • 数学Ⅱ+数学A・Bを履修
  • 物理基礎+化学基礎の2科目、かつ物理・化学・生物から1科目以上

理系科目をひととおり履修していることが前提です。文系クラスでは条件を満たせません。

そして筆記試験の範囲が明示されています。

筆記試験の出題範囲は数学(数学I・数学II・数学A・数学B)、物理基礎、化学基礎

小論文ではなく、学力の筆記試験です。診療放射線技師を養成する学科なので、当然の設計と言えます。

2-4. 選考——配点が学部で違う

学部 書類 筆記 面接・口頭試問 合計
仏教学部 100点 小論文100点 100点 300点
文学部 国文学科 100点 日本文学(筆記、小論文を含む)100点 100点 300点
経済・法・経営・GMS 50点 小論文100点 100点 250点
医療健康科学部 50点 筆記試験100点(数学・物理基礎・化学基礎) 100点 250点

仏教学部と文学部国文学科だけ、書類が100点です(他学部は50点)。書類の比重が2倍。志望理由書により時間をかける必要があります。

そして文学部国文学科の筆記は「日本文学(筆記、小論文を含む)」——単なる小論文ではありません。日本文学の知識を問う筆記が含まれます(出題範囲は要項でご確認ください/要確認)。

時間割(共通):

1時限(10:00〜11:00)小論文/筆記<br>2時限(12:00〜)面接・口頭試問

「口頭試問」があることに注意してください。面接とは別に、学科の内容に関わる質問をされます。

要項に注記があります。

各選考方法には基準点を設ける場合がある

どれか1つでも基準点を下回ると不合格になり得ます。

2-5. 日程

段階 日程
出願期間 2026年9月21日(月)〜9月30日(水)消印有効(ネット出願は9月30日15:00まで)
試験日 2026年10月18日(日)(駒沢キャンパス)
合格発表 2026年11月6日(金)10:00〜
1次手続 合格発表日10:00〜2026年11月20日(金)
2次手続 2027年2月5日(金)10:00〜3月5日(金)

検定料35,000円(ほかに手数料)。

3. 自己推薦選抜(特性評価型)——資格で出す

3-1. 総合評価型との違い

総合評価型 特性評価型
実施 全学部 仏教・文(英米/歴史/社会社会学)・経済(経済/商)・GMS
評定 3.5〜4.0(学部による) 3.2〜3.8(低め)
資格 不要 必要(技能試験)
選考 書類+小論文+面接(1日) 第1次=書類(+事前課題)、第2次=面接・口頭試問のみ
出願 9月21日〜30日 9月7日〜11日(2週間早い)
試験日 10月18日(日) 10月17日(土)
検定料 35,000円 1次10,000円+2次25,000円(2段階)

特性評価型には筆記がありません。第2次は面接・口頭試問(13:30〜)のみ

そして検定料が2段階です。

第1次試験 10,000円(出願時。納入期限 9月7日〜9月11日15:00まで)<br>第2次試験 25,000円(第1次試験合格者。納入期限 10月5日〜10月9日。ゆうちょ銀行を除く金融機関窓口

一次で落ちれば10,000円で済む。受験生に配慮した設計です。ただし二次の納入期限(10月5日〜9日)を逃すと受験できません。

3-2. 仏教学部——募集50人、評定3.2、資格の幅が最も広い

駒澤で最大の募集枠です。

評定

高等学校卒業年次1学期(または前期)までの全体の学習成績の状況が3.2以上

駒澤で最も低い評定要件。

そして技能試験の選択肢が非常に広い。

実用英語技能検定2級以上(英検従来型、S-CBT、S-Interviewいずれも可)<br>②実用フランス語技能検定試験準2級以上<br>③スペイン語技能検定試験3級以上<br>④日本漢字能力検定試験2級以上(CBTを含む)<br>⑤TOEFL iBT スコア45以上、または1-6スコア3以上(Home Edition可)<br>⑥TOEIC L&R 500以上(公開テスト、IPテストいずれも可)<br>⑦中国語検定試験(中検)3級以上<br>⑧HSK 4級以上<br>⑨TECC 450点以上<br>⑩TOPIK 4級以上<br>⑪ハングル能力検定試験準2級以上<br><br>または曹洞宗において得度した者(「寺族得度式」あるいは「寺族安名親授式」を了じた者を含む)

11種類の言語資格+得度。

特筆すべきは④の漢検2級です。英語資格がなくても、漢字検定2級があれば出願できる。本シリーズで調べた19大学のなかで、漢検を出願資格として認めている大学は駒澤だけでした。

そして中国語(中検・HSK・TECC)、韓国語(TOPIK・ハングル検定)、フランス語、スペイン語まで認めています。英語以外の言語を学んできた生徒に、これほど開かれた入試は珍しい。

選考

第1次試験:出願書類(書類審査)100点事前課題なし。<br>第2次試験:面接・口頭試問(対面:駒沢キャンパス)100点合計200点。

事前課題がありません。書類と面接だけ。シンプルな設計です。

なお、仏教学部は1・2年次に学科の区別がなく、3年次から本人の希望と選考により禅学科・仏教学科に分かれます。

3-3. 文学部英米文学科——英語資格8種類+事前課題

募集8人。

実用英語技能検定2級以上/②TOEFL iBT スコア54以上または1-6スコア3以上(Home Edition可)/③TOEIC L&R 600以上/④TOEIC L&R および TOEIC S&W 850以上/⑤国連英検B級以上/⑥GTEC 1060以上(CBTタイプに限る)/⑦TEAP 220以上(4技能)/⑧IELTS 4.5以上(Academic Module)

選考

第1次試験:出願書類100点事前課題50点。第2次試験:面接・口頭試問100点合計250点。<br><br>加点対象(出願資格には該当しない):(1)特殊技能(例えば、各種スポーツ全国大会入賞等)(2)学術・芸術・文化の分野において特に優れた能力 (3)各種社会活動において顕著な功績

「加点対象」の考え方が明確です。スポーツの全国大会入賞や、学術・芸術の実績は出願資格にはならないが、加点される。

事前課題の詳細はKomaShelf(大学の資料配信システム)に掲載されています。出願前に必ず確認してください。

3-4. 経済学部——商業・情報系の資格でも出せる

経済学科5人(商学科も実施)。

評定:卒業年次1学期までの全体3.8以上

技能試験

①英検2級以上/②TOEFL iBT 45以上/③TOEIC L&R 500以上/④TOEIC L&R および S&W 700以上/⑤GTEC 920以上(CBTタイプ)/⑥TEAP 98以上(2技能)/⑦TEAP 185以上(4技能)/⑧全商の英語検定試験1級/⑨実用数学技能検定準1級以上/⑩日商簿記検定試験2級以上/⑪全商の簿記実務検定試験1級/⑫IPAの基本情報技術者(以下略)

⑨〜⑫が重要です。

  • 数学検定準1級
  • 日商簿記2級
  • 全商簿記実務検定1級
  • 基本情報技術者試験

英語を使わずに出願できます。商業高校・情報科の生徒にとって、現実的な枠です。

そして⑥の「TEAP 98以上(2技能)」——4技能ではなく2技能(Reading・Listening)で98点というルートもあります。TEAPの2技能受験は費用も負担も軽い。

選考

第1次試験:出願書類150点、事前課題50点。第2次試験:面接・口頭試問50点合計250点。

書類が150点、面接が50点。駒澤のなかで最も書類の比重が高い方式です(250点中200点が書類+事前課題)。

つまり、経済学部の特性評価型は「書類で決まる」入試です。志望理由書と事前課題に全力を注ぐべきです。

3-5. GMS学部——A方式とB方式、しかもオンライン

グローバル・メディア・スタディーズ学部は、A方式とB方式を選べます(募集20人はA・B合計)。

評定は共通:全体3.2以上(駒澤最低水準)。

【A方式】資格や実績等を利用し、面接・口頭試問を行う方式

(1)技能試験のいずれか:①ケンブリッジ英語検定140以上/②実用英語技能検定1950以上(英検従来型、S-CBT、S-Interviewいずれも可。準2級プラスもスコアの対象)/③GTEC 930以上/④IELTS 4.0以上/⑤TEAP 225以上(4技能)/⑥TOEFL iBT 42以上/⑦TOEIC L&R 550以上/⑧実用数学技能検定(以下略)

「実用英語技能検定1950以上」——級ではなくスコアです。しかも「準2級プラスもスコアの対象」と明記。準2級プラスでCSE1950に届けば使えます。

選考

第1次試験:出願書類100点事前課題なし。第2次試験:面接・口頭試問(オンライン)100点。合計200点。

第2次試験がオンライン。自宅から受験できます。

事情により自宅等で受験できない場合は、試験日に駒沢キャンパス来校のうえ受験。

【B方式】当日テーマ発表のプレゼンテーション

こちらが駒澤で最も特徴的な方式です。

第2次試験:10:00〜11:30 プレゼンテーション資料の作成(オンライン)13:30〜 プレゼンテーション(オンライン)100点。<br><br>試験当日に発表されるテーマ情報やメディアに関する社会問題等)に沿った90分間のプレゼンテーション資料作成試験時間内にインターネット等を活用して情報収集し作成)と10分程度のプレゼンテーション・質疑応答

流れを整理します。

  1. 当日10:00、テーマが発表される(情報・メディアに関する社会問題)
  2. 90分で、インターネットを使って調べ、資料を作る
  3. 昼休み
  4. 13:30から、10分のプレゼン+質疑

「試験時間内にインターネット等を活用して情報収集」——検索してよい入試です。

これは本シリーズで初めて見る形式でした。事前準備した内容を発表するのではなく、その場で調べて、その場で組み立てて、その場で話す。

B方式は評定3.2以外の要件がありません(資格不要)。資格を持っていなくても、調べて考えて話す力があれば出せる。

対策

  1. 情報・メディアの社会問題を日常的に追う——SNSと誹謗中傷、フェイクニュース、生成AIと著作権、デジタルデバイド、プラットフォーム規制、個人情報、推薦アルゴリズムとフィルターバブル、報道の自由
  2. 90分で資料を作る練習——スライド5〜8枚。テーマを与えてもらって、時間を計る
  3. 信頼できる情報源を即座に引ける状態にしておく——官公庁の統計(総務省情報通信白書、内閣府調査)、報道機関、学術機関。試験本番で「どこを見るか」を迷わないこと
  4. 10分のプレゼン練習——構成は「テーマの整理→現状のデータ→問題の所在→自分の提案」
  5. オンラインの環境確認——カメラ、マイク、通信、背景

4. 「2次手続2027年2月5日〜3月5日」——一般選抜の結果を待てる

駒澤の自己推薦選抜には、2段階の入学手続があります。

1次手続:合格発表日(2026年11月6日)10:00〜2026年11月20日(金)<br>2次手続2027年2月5日(金)10:00〜3月5日(金)

11月20日に一次手続きを済ませておけば、最終的な納入は2027年3月5日まで待てる。

3月5日は、私立大学の一般選抜の結果がほぼ出そろい、国公立前期の合格発表(3月6日〜10日頃)の直前です。

本シリーズで「一般選抜の結果を待てる」設計を持っていた大学

大学 仕組み 最終期限
中央大学 特別入試 入学申込金240,000円を納めれば学費納入を延期 2027年3月25日
駒澤大学 自己推薦選抜 1次手続11/20、2次手続2/5〜3/5 2027年3月5日
日本大学 法学部CL方式 他大学併願型 二段階最終入学手続 2027年2月26日
東洋大学 基礎学力テスト型 第1次12/18、第2次 2027年2月26日

中央大学に次いで、駒澤が2番目に遅い。

ただし駒澤は専願です。

本学を専願とする者(合格後は、本学に入学することを条件とします)

「合格後は入学することを条件」とする一方で、2次手続が3月5日まである。この2つは一見矛盾します。

そして公式特設サイトには「一般選抜との併願受験も可能」との記載があります(当塾が確認)。

当塾の解釈:これは駒澤大学自身の一般選抜との併願を指していると考えられます(確証はありません/要確認)。他大学との併願については、要項の「専願」条項が優先されると読むべきです。

この点は必ず駒澤大学入試センターに直接確認してください。進路を左右する重要な条件です。

5. 国際型選抜

帰国生・海外の学校教育制度で学んだ生徒を対象とする方式です。

出願資格

(1)日本国籍を有する者、入管法による「永住者」の在留資格をもつ者、または入管特例法による「特別永住者」<br>(2)日本語を母国語とする者、日本語で学習できる語学力を有する者<br>(3)外国の学校教育制度における高等学校在学等、ア〜キのいずれかに該当する者

選考は事前課題が中心です。

仏教学部、国文学科、歴史学科、社会学科、心理学科、経営学部、医療健康科学部事前課題(日本語)+事前課題(学部独自)<br><br>英米文学科、地理学科、経済学部、法学部、GMS学部事前課題(学部独自)のみ

学部によって、課題が2本か1本かが変わります。

GMS学部の例(募集5人):

出願書類(書類審査)50点、事前課題(学部独自)100点、面接・口頭試問100点、合計250点。面接・口頭試問はオンライン 13:30〜

事前課題が100点——配点の4割を占めます。

6. 確認できなかった項目——要確認リスト

項目 状況 出典・備考
スポーツ推薦選抜の詳細 ページがBasic認証(401) 内容を確認できていない。高校の顧問を通じて確認を
全国商業高等学校長協会特別推薦選抜の詳細 同上 在籍校の進路指導部へ
附属高等学校等推薦選抜の詳細 同上 在籍校へ
再入学者選抜 要項PDFなし 「入試課へ連絡」と大学が明記
「専願」と「一般選抜との併願受験も可能」の関係 公式の記述が2か所で異なる 要項は「本学を専願とする者」、公式特設サイトは「一般選抜との併願受験も可能」。入試センターへの確認を強く推奨
独立した仏教系特別推薦の有無 2027年度の公開資料には該当方式名なし 曹洞宗の得度は特性評価型(仏教学部)の出願資格の1つとして規定
文学部国文学科「日本文学(筆記、小論文を含む)」の出題範囲 未確認 要項原本または過去問で確認を
各選考方法の「基準点」 非公表 要項に「基準点を設ける場合がある」との記載のみ
事前課題の内容 KomaShelf掲載 学部・方式ごとに異なる。出願前に必ず確認を
共通テストの要否 要項に明示なし 「不要」と推測して書いていない
GMS学部B方式の資料作成に使えるツール 未確認 「インターネット等を活用して」とのみ。使用可能なソフトは要確認

編集方針について。当塾の入試データベースは「推測や二次情報で埋めた項目は載せない」を原則としています。本記事では、確証が取れない項目は出典を示したうえで「要確認」と明記しました。特に「専願」の解釈については、公式の記述が2か所で異なるため、大学への直接確認を強く推奨します。

6-5. 小論文・口頭試問の対策——学部別に

駒澤の総合評価型は小論文100点+面接・口頭試問100点(仏教学部・文学部国文学科は書類も100点)。筆記と面接が同じ配点です。どちらも落とせません。

小論文(1時限 10:00〜11:00/60分)

分量は要項に明示がありません(要確認)。60分なら800〜1,200字が一般的な設計です。

学部別の想定テーマ

仏教学部……いのち、死生観、こころ、他者との関わり、宗教と現代社会、禅とマインドフルネス、寺院と地域社会。「なぜ今、仏教を学ぶのか」は必ず考えておいてください。

文学部 国文学科……「日本文学(筆記、小論文を含む)」。純粋な小論文ではありません。日本文学の知識を問う筆記が含まれます。古典・近代文学の基礎(作品名、作者、時代、文学史の流れ)を整理しておくこと。教科書の文学史ページを完璧にするのが最低ライン。

文学部 英米文学科……英語圏の文学・文化、言語、翻訳、異文化理解。

文学部 歴史学科……史料の読み方、歴史認識、地域史、考古学(考古学専攻)。「歴史を学ぶ意味」を自分の言葉で。

文学部 地理学科……地域と環境、都市問題、防災、人口減少、観光、GIS。地域文化研究専攻と地域環境研究専攻で重心が違います。

文学部 社会学科……家族、格差、ジェンダー、メディア、地域社会(社会学専攻)/高齢化、障害、子どもの貧困、地域包括ケア(社会福祉学専攻)。

文学部 心理学科……こころの発達、ストレス、SNSと承認欲求、認知のゆがみ。「心理学は科学である」という理解を示すこと。

経済学部……物価と賃金、労働市場、格差、財政、円安、地域経済(経済学科)/企業経営、流通、マーケティング、消費行動(商学科)/環境と経済、SDGs、データ分析(現代応用経済学科)。

法学部……法と社会、人権、憲法、司法制度、デジタル社会と法(法律学科)/選挙と若者、地方自治、国際政治、政策形成(政治学科)。

経営学部……企業と社会、イノベーション、DX、人的資本、サステナビリティ(経営学科)/マーケティング、ブランド、消費者行動、SNSと購買(市場戦略学科)。

GMS学部……グローバル化、メディアと社会、情報と権力、多文化共生、SNS、フェイクニュース、生成AI。

書き方の型(60分):

  1. 構想10分……問いを言い換える。立場を決める。根拠を2つ
  2. 執筆40分……序論(問題の所在と立場)→本論1(根拠と具体例)→本論2(別の根拠、または反対意見への応答)→結論
  3. 見直し10分

週1本、添削を受けてください。独りで書き続けても伸びません。

面接・口頭試問(2時限 12:00〜)

「口頭試問」がある点が、駒澤の特徴です。

面接は志望理由・高校生活・入学後の計画。口頭試問学科の内容に関わる知識を問われると考えられます(具体的な形式は要項でご確認ください/要確認)。

準備すべきこと(学部別)

  • 仏教学部……仏教の基本的な考え方(四諦、縁起、慈悲)、曹洞宗と道元、自分が関心を持つ経典や人物
  • 国文学科……好きな作品を3つ、あらすじと魅力を語れるように。文学史の流れ
  • 英米文学科……読んだ英語の作品、英語圏の文化で関心のあること
  • 歴史学科……関心のある時代・地域・テーマを1つに絞り、読んだ本を挙げられるように
  • 地理学科……関心のある地域と、その地域の課題
  • 社会学科……社会学が何を扱う学問か、自分の問題意識
  • 心理学科……心理学の領域(発達・認知・社会・臨床)のどれに関心があるか
  • 経済・経営学部……最近の経済ニュースを3本、説明できるように
  • 法学部……関心のある法分野、最近の司法・立法の動き
  • GMS学部……メディアや情報技術に関する具体的な関心

「なぜ本学か」に、駒澤の特色で答える:1592年、曹洞宗の学寮が起源。日本で最も古い歴史を持つ大学のひとつです。建学の理念は「仏教の教えと禅の精神」ただし、宗教的な信仰を求められるわけではありません。「行学一如」(学んだことを実践する)という言葉が、いまの教育理念に受け継がれています。

志望理由書や面接では、この理念に触れられると厚みが出ます。ただし言葉をなぞるだけでは足りません。自分が「学んだことを実践した経験」と結びつけてください。

6-6. よくある質問

Q. 総合評価型と特性評価型、両方に出せますか。

出せます。要項に「併願は可能」と明記(それぞれ出願書類が必要)。出願時期が違うので注意——特性評価型9月7日〜11日、総合評価型9月21日〜30日。

Q. 評定が全体3.6です。総合評価型に出せますか。

学部によります。第2ルート(②)がある学部なら、全体3.5以上+特定科目4.0(4.3)以上で出せる可能性があります。経営学部なら全体3.5+8教科のいずれか4.3法学部政治学科なら全体3.5+国語・英語・公民のいずれか4.0教科ごとの評定を確認してください。

Q. 英語が苦手です。

仏教学部の特性評価型は、漢検2級で出願できます(評定3.2以上)。中国語(中検3級/HSK4級/TECC450)、韓国語(TOPIK4級/ハングル検定準2級)、フランス語(仏検準2級)、スペイン語(3級)も可。GMS学部B方式は資格そのものが不要です(評定3.2+当日プレゼン)。

Q. 簿記や情報処理の資格を持っています。

経済学部の特性評価型で使えます(日商簿記2級以上、全商簿記実務検定1級、基本情報技術者、数学検定準1級など)。評定3.8以上が必要です。

Q. 検定料はいくらですか。

総合評価型は35,000円(ほかに手数料)。特性評価型は1次10,000円+2次25,000円の2段階。一次で落ちれば10,000円で済みます。二次の納入期限(10月5日〜9日、ゆうちょ銀行を除く金融機関窓口)を逃さないこと。

Q. 本当に一般選抜と併願できますか。

要項は「本学を専願とする者」としています。一方、公式特設サイトには「一般選抜との併願受験も可能」との記載があります。当塾は駒澤大学自身の一般選抜を指すと解釈していますが、確証がありません。他大学との併願を考えているなら、必ず入試センターに直接確認してください(要確認)。

Q. 2次手続が3月5日まであるのは、どういう意味ですか。

1次手続(11月20日まで)を済ませれば、残りの納入を2027年3月5日まで待てるという仕組みです。納付内訳と、進学しなかった場合の返還可否は要項でご確認ください(要確認)。

Q. GMS学部B方式では、何を使って資料を作りますか。

「試験時間内にインターネット等を活用して情報収集し作成」とあります。使用可能なソフトウェアや機材の指定は、当塾が確認した範囲では明示されていません(要確認)。出願後に案内があるはずなので、必ず確認してください。

Q. 既卒者でも出願できますか。

特性評価型の評定要件に「ただし2026年度内卒業者は卒業時まで」という記載があり、既卒者を想定した規定があります。詳細は要項でご確認ください(要確認)。

7. 戦略——駒澤大学をどう狙うか

7-1. まず「2つの型の併願」を検討する

自己推薦選抜(総合評価型)と(特性評価型)の併願は可能です(それぞれ出願書類が必要)

対象学部なら、両方に出すのが基本です。

該当する学部:仏教学部、文学部(英米文学科・歴史学科・社会学科社会学専攻)、経済学部(経済学科・商学科)、GMS学部。

日程も両立します。

出願 試験
特性評価型 9月7日〜11日 10月17日(土)
総合評価型 9月21日〜30日 10月18日(日)

土日で連続しています。両方受けられる。

検定料:特性評価型(1次10,000円)+総合評価型(35,000円)=45,000円から。特性評価型の一次を通れば+25,000円。

戦略の組み立て

  1. 9月7日〜11日 特性評価型に出願(資格があれば)
  2. 9月21日〜30日 総合評価型に出願
  3. 10月3日 特性評価型 一次発表
  4. 10月17日(土)特性評価型 二次(面接のみ)
  5. 10月18日(日)総合評価型(小論文+面接)
  6. 11月6日 両方の合格発表

7-2. 評定・資格別の推奨

あなたの状況 狙うべき方式
評定3.2+漢検2級 仏教学部 特性評価型(50人・駒澤最大枠)
評定3.2+中国語/韓国語/仏語/西語の資格 同上(英語以外の言語が使える稀な入試)
評定3.2+英検準2級プラス(CSE1950) GMS学部 特性評価型A方式
評定3.2+資格なし+調べて話すのが得意 GMS学部 特性評価型B方式(当日テーマ・オンライン)
評定3.8+簿記2級/基本情報/数検準1級 経済学部 特性評価型(書類重視250点中200点)
評定3.5+公民が4.0 法学部 法律学科フレックスA 総合評価型(第2ルート)
評定3.5+商業が4.3 経営学部 総合評価型(第2ルート)
評定3.5+数学・理科を履修 医療健康科学部 総合評価型(筆記は数学・物理基礎・化学基礎)
評定3.5(フレックスB=夜間志望) 法学部フレックスB 総合評価型(10人・条件が最も緩い)
評定4.0 経済学部 総合評価型(第2ルートなし)

7-3. 日東駒専4大学の総まとめ

本シリーズでの調査が完了しました。

大学 併願 特徴
日本大学 大半が専願。例外は法学部CL方式他大学併願型(3名)と危機管理学部キャリア型(併願可) 学部ごとに独立。校友枠選抜あり。法学部CL方式は学力型(日英で出題、最低基準点あり)
東洋大学 基礎学力テスト型のみ併願可 学力2教科で受ける総合型。2出願まで35,000円。「独立自活」支援推薦(夜間・就労・学費半額給付)
駒澤大学 専願(ただし一般選抜との併願受験可の記載あり/要確認 総合評価型と特性評価型を併願可評定の第2ルート漢検・中国語・韓国語も使えるGMS B方式は当日テーマのプレゼン
専修大学 全方式で条件つき併願可 総合型は4学部のみ資格で出す(簿記・情報処理・数学・統計)。商学部公募制は英検準2級(CSE1728)

併願のしやすさでは専修 > 東洋 > 日大 > 駒澤。

入口の広さでは東洋(579通り)> 日大(234通り)> 駒澤(123通り)> 専修(32通り)。

「一般選抜の結果を待てる」のは、中央(3/25)> 駒澤(3/5)> 日大法学部・東洋(2/26)。

8. 準備スケジュール

高2の冬(1〜3月)

  • 評定を確認する。全体だけでなく、教科ごとの評定(第2ルートの判定に必要)
  • 資格の計画を立てる。英検、漢検、中国語・韓国語の検定、簿記、数検、基本情報
  • 志望学部を決める。特性評価型の対象学部かどうかを確認

高3の4〜6月

  • 英検第1回、漢検、簿記検定などを受験
  • 要項PDFをKomaShelfで入手して通読
  • オープンキャンパス(駒沢キャンパス。駒沢大学駅から徒歩10分)
  • 事前課題の内容を確認(特性評価型・国際型)

高3の7〜8月

  • 志望理由書の作成(特性評価型の出願は9月7日
  • 事前課題の作成(英米文学科50点、経済学部50点)
  • 調査書を高校に依頼
  • GMS学部B方式志望なら、情報・メディアの社会問題の学習を開始

高3の9月

  • 9月7日〜11日 特性評価型 出願(1次検定料10,000円を9月11日15:00までに納入)
  • 9月21日〜30日 総合評価型 出願(9月30日15:00までにネット出願)

高3の10月

  • 10月3日 特性評価型 一次合格発表
  • 10月5日〜9日 特性評価型 二次検定料25,000円 納入ゆうちょ銀行を除く金融機関窓口
  • 10月17日(土)特性評価型 二次試験(面接・口頭試問13:30〜/GMSはオンライン)
  • 10月18日(日)総合評価型 試験(小論文10:00〜11:00、面接12:00〜)

高3の11月

  • 11月6日(金)10:00 合格発表
  • 11月20日(金)1次手続 締切

高3の2〜3月

  • 2027年2月5日〜3月5日 2次手続——一般選抜の結果を見て最終判断

9. まとめ——駒澤は「2回出せる」大学

① 総合評価型と特性評価型を併願できる。対象学部なら、同じ大学で2回チャンスがあります。試験日も土日で連続。

② 評定に第2ルートがある。全体が届かなくても、特定科目が4.0(4.3)あれば出せる学部が多数。教科ごとの評定を必ず確認してください。

③ 特性評価型の評定は3.2。仏教学部(50人=駒澤最大枠)とGMS学部。その代わり資格が要ります。

④ 資格の幅が本シリーズで最も広い。仏教学部は漢検2級、中国語(中検・HSK・TECC)、韓国語(TOPIK・ハングル検定)、フランス語、スペイン語も可。英語以外で勝負できる稀な入試です。

⑤ 経済学部は簿記・情報・数学の資格でも出せる。日商簿記2級、全商簿記1級、基本情報技術者、数検準1級。しかも250点中200点が書類+事前課題という書類重視型。

⑥ GMS学部B方式は「当日テーマのプレゼン」。90分でネットを使って資料を作り、10分発表。オンライン。資格も不要。

⑦ 2次手続が2027年3月5日まで。一般選抜の結果を見てから最終判断できます(ただし専願条項との関係は要確認)。

⑧ 検定料が2段階。特性評価型は1次10,000円、2次25,000円。一次で落ちれば10,000円で済みます。

⑨ 「口頭試問」がある。面接とは別に、学科の内容を問われます。志望分野の基礎知識を用意しておくこと。

⑩ 各選考に基準点がある場合がある。書類・筆記・面接のどれか1つでも下回ると不合格になり得ます。苦手を作らないこと。

⑪ 出願が2回ある。特性評価型9月7日〜11日、総合評価型9月21日〜30日。特性評価型のほうが2週間早いので、書類は8月中に完成させておく必要があります。

⑫ 試験日は土日で連続。特性評価型10月17日(土)、総合評価型10月18日(日)。両方受けられますが、2日連続です。体力配分を考えてください。

駒澤大学の自己推薦選抜は、「型が2つある」ことが最大の特徴です。

学力と文章力で勝負するなら総合評価型。資格と書類で勝負するなら特性評価型。そして両方に出せる。

評定が届かない、英語が苦手——そう思って諦めている生徒にこそ、駒澤の要項を読んでほしい。漢検でも、簿記でも、中国語でも、当日その場で調べて話す力でも、入口があります。

そして本記事をもって、当塾の「人気19大学 総合型選抜シリーズ」は完結します。

早稲田・慶應・上智・ICU、GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政)、成成明学獨國(成蹊・成城・明治学院・獨協・國學院)、日東駒専(日本・東洋・駒澤・専修)——19大学すべての要項原本にあたり、学科試験と指定校推薦を除く全方式をデータベース化しました。

19大学を通して見えたことを、最後に3つだけ書きます。

第一に、「評定が足りない」は必ずしも終わりではない。駒澤の第2ルート、日大法学部の評定基準B、専修ネットワーク情報学部の数Ⅲルート、明治学院の情報数理(数学3.6のみ)、東洋の基礎学力テスト型——全体の数字以外の道が、どの大学にもあります。

第二に、「英語ができない」も終わりではない。駒澤仏教学部の漢検2級、経済学部の簿記・基本情報、獨協経済学部の簿記2級・ITパスポート、専修経営学部の5領域、東洋の数学重視型——英語を使わずに出せる入試は、想像以上にあります。

第三に、専願か併願かは大学ごとに全く違う。完全専願(ICU・法政・成蹊)、条件つき併願可(明治学院・専修)、グループで分岐(獨協)、方式で分岐(東洋・日大)、そして一般選抜の結果を待てる設計(中央・駒澤・日大法学部・東洋)。「総合型=専願だから受けられない」は、思い込みです。

要項は、読めば読むほど道が見えてきます。当塾がこのシリーズで19大学分の要項を読み込んだのは、そのためです。

武蔵野個別指導塾からのご案内

武蔵野個別指導塾(JR中央線 武蔵境駅)では、総合型選抜・学校推薦型選抜の対策を、大学・学部・学科ごとに設計しています。

駒澤大学については、

  • 出せる方式の洗い出し(評定の第2ルート判定、保有資格の棚卸し)
  • 総合評価型と特性評価型の併願設計(9月7日と9月21日、出願が2回あります)
  • 志望理由書の指導(仏教学部・文学部国文学科は書類100点。経済学部特性評価型は書類150点+事前課題50点)
  • 事前課題の指導(英米文学科・経済学部・国際型選抜)
  • 小論文対策(学部別のテーマ設定と、60分で書く訓練)
  • 文学部国文学科の「日本文学(筆記)」対策
  • 医療健康科学部の筆記対策(数学Ⅰ・Ⅱ・A・B、物理基礎、化学基礎)
  • 面接・口頭試問対策(面接とは別に学科内容を問われます)
  • GMS学部B方式のプレゼン指導当日テーマで90分資料作成+10分発表。検索の使い方から訓練します)

を、一人ひとりの状況に合わせて進めます。

「全体の評定が4.0ないから無理」と思っている方へ。駒澤には評定の第2ルートがあります。全体3.5でも、商業が4.3あれば経営学部に出せる。「英語が苦手だから」という方へ。仏教学部の特性評価型は漢検2級でも出願できます。

まずは、いまの評定(教科ごとの数字も)と、持っている資格をすべてお聞かせください。出せる方式を一緒に洗い出します。

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【出典】

  • 駒澤大学「2027年度 自己推薦選抜要項」(総合評価型・特性評価型)
  • 駒澤大学「2027年度 国際型選抜要項」
  • 駒澤大学「2027年度 社会人特別選抜要項」(社会人特別/フレックスB社会人/フレックスB勤労学生・有職者)
  • 駒澤大学「入学者選抜ガイド2027」
  • 駒澤大学 公式サイト 選抜方式一覧(komazawa-u.ac.jp/exam/information/)
  • 駒澤大学 受験生サイト think!(think.komazawa-u.ac.jp)自己推薦選抜特設サイト

【重要なお断り】 本記事は2026年9月時点で公開されている資料に基づいています。募集人員・出願資格・日程・試験内容は変更される可能性があります。出願にあたっては、必ず大学公式サイトで最新の入学試験要項を確認してください。特に「専願」条件については、要項と公式特設サイトの記述に差異があるため、駒澤大学入試センターへの直接確認を強く推奨します。また、スポーツ推薦選抜・全国商業高等学校長協会特別推薦選抜・附属高等学校等推薦選抜については要項を確認できていません。該当する方は在籍校を通じてご確認ください。

「評定が足りない」で諦める前に——武蔵野個別指導塾

駒澤大学の自己推薦選抜は「総合評価型」と「特性評価型」の2つがあり、併願できます(試験日は10月17日・18日の土日で連続)。そして評定に第2ルートがあります——全体4.0に届かなくても、全体3.5+商業が4.3なら経営学部に出せる。全体3.5+公民が4.0なら法学部に出せる。

資格の幅も、当塾が調べた19大学で最も広いものでした。仏教学部の特性評価型(募集50人・評定3.2)は、漢検2級でも、中国語(中検・HSK・TECC)でも、韓国語(TOPIK・ハングル検定)でも、フランス語・スペイン語でも出願できます。経済学部は日商簿記2級・全商簿記1級・基本情報技術者・数検準1級GMS学部B方式は資格すら不要で、当日発表されるテーマについて90分でネットを使って資料を作り、10分プレゼンします(オンライン)。

当塾では、教科ごとの評定を棚卸しして第2ルートの適合を判定するところから、2つの型の併願設計、志望理由書と事前課題の指導、学部別の小論文対策、面接とは別に課される「口頭試問」への準備、文学部国文学科の「日本文学(筆記)」、医療健康科学部の数学・物理基礎・化学基礎、そしてGMS学部B方式の「その場で調べて話す」訓練まで対応しています。

人気19大学 総合型選抜シリーズ(完結)


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