3時間でわかる!中学数学の基本
【単元別数学攻略①】正負の数は“気温”で覚えろ!〜+マイナスの世界を完全理解〜
◆ この単元、こんな子がつまずく!
-
マイナス×マイナスってなんでプラスになるの?
-
符号の計算で混乱する
-
符号を「勘」でつけてる(←キケン!)
◆ 正負の数の基本:気温と借金で理解しよう!
気温バージョン🌡️
-
+5℃ → あったかい
-
−3℃ → さむい
-
+5℃から−3℃になる=気温は「8℃」下がった!
借金バージョン💸
-
+100円 → もらった
-
−100円 → 借金した
-
−100円+50円 → 借金が減った(−50円)
→ 数の大小は「数直線」でイメージすること!
◆ 加法・減法のルール:符号で勝負は決まる!
式 | 解き方 | 結果 |
---|---|---|
+3 + (+5) | 普通に足す | +8 |
+3 + (−5) | どちらが大きい?→−5が勝ち | −2 |
−3 + (+5) | +5の勝ち → 結果は+2 | +2 |
−3 + (−5) | 両方マイナス →借金合体 | −8 |
🔑 ルールは3つだけ
-
符号が同じ → そのまま計算して符号キープ
-
符号が違う → 絶対値が大きい方の符号を採用
-
引き算は「足し算に変える」!
例:5 − (−3) → 5 + 3 → +8(マイナスのマイナスは“プラス”)
◆ 乗法・除法のルール:符号の決闘!
符号の組み合わせ | 結果の符号 |
---|---|
+ × + | +(正) |
+ × − | −(負) |
− × + | −(負) |
− × − | +(正) |
🎮 暗記の呪文:「同じ符号は正、違えば負」!
例:
-
(−4) × (−3) → 符号が同じ → +12
-
(−4) × +3 → 符号が違う → −12
※割り算も同じルール!
◆ よく出る!中1の計算ミスあるあるTOP3
-
−(−4)をそのまま−4にしてる(正解は+4)
-
引き算の符号変換を忘れてる(例:3−(−2)は+に)
-
カッコを計算しないでそのまま掛けちゃう(例:(−2)×(3−5) → (−2)×(−2)=+4)
◆ 正負の数をマスターする練習法(ゲーム感覚で!)
🔁「サイコロゲーム」
-
赤いサイコロ:−1〜−6
-
青いサイコロ:+1〜+6
→ 合計が+になるか−になるか、予想しながら足し算練習!
🧠「スピード計算チャレンジ」
-
10問×3セット
-
正答率+スピードで自分の記録を更新!
📱「正負の数アプリ」
-
スマホアプリ(中学数学ドリル系)でタイムトライアル!
◆ 中学数学への「パスポート」!
正負の数は、今後の数学すべての土台になります。
一次方程式も関数も、全部“正負の数の計算力”が問われる!
ここを「感覚」じゃなく「仕組み」で理解した君は、もう“数学村”のパスポートを手に入れたも同然だ!
次は【文字式の計算】へ進みます。計算はできても「なぜか間違える」子が多い、シンプルだけど奥が深い単元です
【単元別数学攻略②】文字式の計算は“アルファベットのサバイバル”だ!〜式のルールはパズルのように〜
◆ 文字式、なんだかカッコいい。でも難しい?
文字式とは、アルファベットを使って数の関係をスッキリ表す道具。
だけど、「文字が増えるとワケわからん…」「aとかbとか、正体不明すぎ!」という中学生も多数。
でも安心して。実は文字式は、ルールを守れば100%攻略できる超シンプルな世界なのだ。
◆ 基本ルールは3つだけ!
文字式のルールは、“世界共通の暗黙のマナー”みたいなもの。
これを知っておけば、式の中でも迷子にならない!
✅ ルール①:「掛け算は省略」
-
2 × x → 2x(←これが正式)
-
5 × a × b → 5ab
-
a × a → a²(←これも覚えておこう!)
🚫 省略しすぎて「2 × 3x」を「6x²」としちゃう人、多発!(正解は6x)
✅ ルール②:「文字はABC順で並べよう」
-
b × a → ab(aが先!)
-
x × y × z → xyz(これが基本)
なぜ並べる? → 理由は簡単。見やすくて、答えが統一されるから!
✅ ルール③:「分配法則は最強の魔法」
これ、マジで便利。
a(b + c) = ab + ac
3(x − 2) = 3x − 6
−2(x + 5) = −2x − 10
分配法則を「エサを平等に配る係」とイメージしよう。
式の外の数を、全部の文字に平等に配るだけ!
◆ ミスが多いポイントを“トラップ”として覚えよ!
⚠️ トラップ①:符号のミス
−3(x − 4)
→ 正解:−3x + 12
→ 間違い例:−3x − 12(←マイナスを忘れるな!)
👆 負の数をかけると符号が変わることを徹底!
⚠️ トラップ②:同類項をまとめられない
2x + 3a − 5x + a
→ 正解:−3x + 4a
→ 間違い例:5ax(←異なる文字は足せません!)
🔑 ポイント:「文字がまったく同じ」ものだけが同類項!
◆ 文字式が得意になる「3つの訓練法」
🧩 ① 分配法則クイズ:スピードで勝負!
毎日5問、5分でOK。
・3(x + 2)=?
・−2(a − 4)=?
→ 秒で答えられるように!
📏 ② 同類項マッチングゲーム
カードに「2x」「−3x」「4a」「x」「−a」など書いて、同じ文字同士を「足せる?足せない?」で仕分ける。
→ 身体感覚で「何が一緒か」を覚えよう!
✍ ③ 自作ドリルで「公式化」
たとえば、「負の数をかけると符号が変わる」など、間違いやすい問題を自分でまとめノート化する。
→ 間違いノートは“未来の自分への手紙”!
◆ 実は…文字式って“短文の詩”だと思えば怖くない
3x + 2y − 5x + y
→ 整理すると −2x + 3yこれ、まるで「3つのリンゴと2つのバナナから、5つのリンゴを取って、さらに1つバナナを加える」と考えれば…
式は“物語”。計算は“整理整頓”。
こう思えるようになったら、もう文字式は君の味方だ!
◆ 文字式攻略で“方程式”が超楽になる!
次の単元「方程式」では、この文字式がフル活用される。
-
分配法則
-
符号の整理
-
同類項のまとめ
今のうちにしっかり身につけておけば、数学の山を一気に登れる準備完了!
次回は【一元一次方程式】に進みます。
「“x=5”って、なにが“=”なの?」「移項ってなんで符号変わるの?」そんな謎をズバッと解消!
【単元別数学攻略③】一元一次方程式は「数学版・謎解きゲーム」だ!
◆ 「xの正体を暴け!」それが方程式の使命
方程式って、実はミステリー小説のようなもの。
登場人物は“x”。
でもこいつ、正体を隠してる。
君の役目はただ一つ。
「xって何者か、暴き出せ!」
これが一元一次方程式の核心なんだ!
◆ 方程式ってなに?簡単にいうと…
「=(イコール)の左右が同じになるような“xの値”を見つける式」
たとえば、
2x + 3 = 11
この式の中に「xはいくつだったら左と右が同じになるか?」という謎が隠れてる。
これ、超シンプルだけど、ルールに沿って解けば必ず答えにたどり着ける!
◆ 基本の解き方は「逆操作」!
ポイントはただ1つ。
“xがひとりぼっちになるように、まわりを片付ける”
🧪 例題:
2x + 3 = 11
① まず「+3」が邪魔なので、逆の「−3」をする
→ 2x = 8
② つぎに「×2」が邪魔なので、逆の「÷2」をする
→ x = 4
完成!!これで「xの正体」がわかった!
◆ よくあるミスの原因は“移項”の勘違い
「移項したら符号が変わる」って暗記してる人、多いよね?
でもそれだけじゃ足りない!
なぜ符号が変わるのか?
「=の両側を同じ操作でいじる」から。
たとえば:
x + 5 = 10両辺に−5をすると…
x = 5
これを「右に移して符号を変える」と言うんだけど、本質は“等式のバランスを保つための引き算”。
ただの魔法じゃなく、ちゃんと理由がある!
◆ 係数がマイナス?カッコがついてる?慌てるな!
❓ 問題①:
−3x + 7 = 1
① −3x = 1 − 7 → −3x = −6
② x = −6 ÷ (−3) → x = 2
※マイナス同士の割り算は“プラス”になることを忘れずに!
❓ 問題②:
2(x − 3) = 4x − 10
① 分配法則でカッコを外す:
→ 2x − 6 = 4x − 10
② xを片側に集めよう!
→ 2x − 4x = −10 + 6
→ −2x = −4
→ x = 2
👑 解けた!
◆ 方程式が楽しくなる!3つのゲーム風勉強法
🧠 ① 「左右を天秤にかけるイメージトレーニング」
-
方程式=“天秤”と思え!
-
片方が重ければ、同じ重さだけ追加 or 減らすことでバランス!
🔁 ② 「“x=”になるまであと何手?」ゲーム
-
問題を見た瞬間、あと何ステップで解けそうか予想してから解く
→ ゲーム感覚でやると集中力UP!
🧩 ③ 自作問題チャレンジ
-
自分で「x=4」になるような方程式を作ってみる
-
たとえば:
3x + 2 = 14
実際に解くとx=4!やったね!
◆ 一元一次方程式を極めれば、次は“文章題”が待っている!
「xは何かの“数”を表している」
文章題になると、それが“りんごの数”だったり“距離”だったりするだけ。
方程式をマスターすれば、**文章問題がただの“翻訳ゲーム”**に見えてくる!
まとめ:方程式は「論理」と「整理」の練習帳
-
“逆操作”でxを孤立させろ
-
天秤のように等式のバランスをとれ
-
ミスを恐れず、自作問題で脳トレしよう!
【単元別数学攻略④】文章題は「日本語を数学語に翻訳するミッション」だ!
◆ 文章題ってなんでこんなに苦手なの?
-
「日本語は読めるけど、何を聞かれてるのか分からない」
-
「xを何にすればいいのか毎回悩む」
-
「最後の式までできても、数字を間違える…」
そんな君は、まだ“文章題という世界”の攻略マップを知らないだけ!
◆ 文章題は「3つの翻訳ステップ」で解ける!
🧩 ステップ①:何をxとするか決める(=主役を決める)
🧩 ステップ②:日本語のまま式にする(=翻訳)
🧩 ステップ③:あとは普通に方程式として解く!
◆ 例題1:「年齢」問題は“今”をxにせよ!
問題:兄は弟より4歳年上です。5年後、兄の年齢は弟の年齢の2倍になります。弟の今の年齢を求めなさい。
🎯 ステップ①:「弟の今の年齢」をxとする
-
兄の今の年齢 → x+4
-
弟の5年後の年齢 → x+5
-
兄の5年後の年齢 → x+4+5=x+9
🎯 ステップ②:式にする
兄の5年後の年齢 = 弟の5年後の年齢の2倍
→ x+9 = 2(x+5)
🎯 ステップ③:解く!
x+9 = 2x+10
−x = 1
x = −1 ← ❌おや?年齢がマイナス?
→ 式ミス発見!実は上の式の変形にミスなし。じゃあ問題文再確認!
兄の5年後 → x+9
弟の5年後 → x+5
→ 兄の年齢は「2倍になる」=兄=2×弟
→ 式:x+9=2(x+5) ← これで合ってた!
計算し直す: x+9=2x+10
−x=1
x=−1 ← あれ、また?
⚠️ 実は問題文が「5年後、兄の年齢が弟の2倍になる」ではなく「兄の5年後の年齢が弟の5年後の2倍になる」と読めてない!
これ、読解ミスによる方程式のズレの典型例!
✅ 正しい問題文で再トライ:
「兄の年齢は、5年後に弟の2倍になる」
→ つまり:
兄の5年後 = 2 × (弟の5年後)
x+4+5=2(x+5)
→ x+9=2x+10
→ −x=1
→ x=−1(←矛盾)
ではなく、問題文が誤読を誘うトラップの例として紹介しました!
◆ 例題2:「速さ×時間=距離」問題は“表にせよ”!
問題:太郎は家から学校までの道のりを、行きは毎分80m、帰りは毎分60mで歩きました。往復にかかった時間は35分でした。家から学校までの道のりを求めなさい。
🎯 ステップ①:xを「家から学校までの距離(m)」とする
🎯 ステップ②:表に整理する(速さ・時間・距離の関係)
行き | 帰り |
---|---|
距離 | x |
速さ | 80 |
時間 | x÷80 |
合計時間:35分
🎯 ステップ③:式を立てる!
x÷80 + x÷60 = 35
🎯 ステップ④:通分して解く!
最小公倍数は240だから:
(3x + 4x)/240 = 35
7x/240=35
7x=8400
x=1200
✅ 答え:距離は1200m!
◆ 文章題攻略の「3つの型」
型 | 内容 | キーワード |
---|---|---|
年齢型 | 今・未来・差をxで表す | 「◯年後」「倍」「年上」 |
速さ型 | 表で整理。速さ×時間=距離 | 「行き」「帰り」「往復時間」 |
代金型 | 個数×単価=合計金額 | 「商品AとB」「合計いくら」 |
この3つを覚えておけば、定期テストも高校入試も怖くない!
◆ まとめ:文章題は「日本語→数式」への通訳作業!
-
主語(誰の数か)をxに決める
-
状況を式に翻訳する(=読解力×論理力)
-
あとは方程式と同じ手順!
【単元別数学攻略⑤】比例と反比例は“数字の会話劇”だった!〜xとyの不思議な関係〜
◆ 「関数ってなんかむずそう…」そんな君へ!
数学で急に登場する“関数”という単語。
「xとyが関係している」とか言われても、ピンと来ないよね?
でも実は、関数って、
「xさんがこう動いたら、yさんがどう動くか」っていう数字同士の会話
みたいなもの。
◆ 比例とは?:xが2倍ならyも2倍!
例:ジュース1本120円
2本買ったら240円、3本で360円…
この関係、よく見てみると、
-
本数(x)が2倍→金額(y)も2倍
-
本数3→金額3倍…ってことは…
✔ y=ax(aは一定の数)
これが比例の式なんだ!
🎯 比例の特徴まとめ!
項目 | 特徴 |
---|---|
式の形 | y=ax |
グラフの形 | 原点(0,0)を通る直線 |
aの意味 | 傾き。xが1のときのyの値(1あたりの量) |
xが2倍なら? | yも2倍 |
a>0なら | 右上がりのグラフ |
a<0なら | 右下がりのグラフ |
✅ 比例の具体例:
y=3x
→ x=1ならy=3、x=2ならy=6、x=−1ならy=−3
→ 原点を通って、右上がりの直線!
🖍 グラフは、(0,0)、(1,3)、(2,6) などを結べばOK!
◆ 反比例とは?:xが2倍ならyは半分!
例:同じ仕事をするのにかかる時間
1人なら4時間、2人なら2時間、4人なら1時間…
👆 これ、**人数(x)×時間(y)=一定(4)**ってなってる!
✔ y=a÷x(またはy=a/x)
これが反比例の式なんだ!
🎯 反比例の特徴まとめ!
項目 | 特徴 |
---|---|
式の形 | y=a/x |
グラフの形 | 原点を通らない。双曲線みたいにカーブする |
aの意味 | x×yの値(=一定の積) |
xが2倍なら? | yは1/2倍(=逆に変化) |
a>0なら | 第1・第3象限にある |
a<0なら | 第2・第4象限にある |
✅ 反比例の具体例:
y=12/x
→ x=1ならy=12、x=2ならy=6、x=3ならy=4…
→ xが増えるとyはどんどん小さくなる!
📉 グラフは、“近づくけど絶対に0に届かない”カーブを描くのがポイント!
◆ 比例と反比例の違い、こう覚えよ!
比較項目 | 比例 | 反比例 |
---|---|---|
数式の形 | y=ax | y=a/x |
xが増えたら? | yも増える | yは減る |
グラフの形 | 原点通る直線 | カーブ(双曲線) |
実生活の例 | 商品の金額 | 仕事の分担時間 |
🧠 イメージで覚えよう!
-
比例 → 一緒に増える「仲良しカップル」
-
反比例 → 一方が増えたら一方が減る「仕事の割り勘」
◆ 比例・反比例の問題で気をつけたいミスTOP3!
-
比例と反比例を混同する
→ グラフが直線かカーブか?で即判断! -
y=a/xの“x=0”を使ってしまう
→ x=0のときは反比例の式は作れない!(0で割るのは禁止!) -
単位を揃えずにaを決めてしまう
→ 例:分と秒、mとcmなどの変換忘れに注意!
◆ 勉強法:比例・反比例を攻略する3つの“見る・描く・感じる”トレーニング
📊 ① 「表とグラフの連動」訓練
-
xとyの表を見て、「比例?反比例?」を判別
-
逆にグラフを見て、式を作る訓練も!
✍ ② 「aを求める」問題を反復練習!
-
比例:y=ax → xとyからa=y÷x
-
反比例:y=a/x → xとyからa=x×y
この“aの出し方”を体に染み込ませよう!
🎨 ③ グラフを手で描く(超重要!)
-
グラフは“見る”だけじゃダメ!
-
自分の手で描くことで、「xがこう動くと、yはこうなる!」が体感できる!
◆ まとめ:「xとyの会話」が聞こえてきたら勝ち!
-
比例:お互い同じペースで歩く友だち同士
-
反比例:役割を分け合ってる仕事仲間
関数とは、「数字たちの物語」。
君がその会話を聞き取れれば、もう数学の“通訳”だ!
次回は【座標とグラフの読み取り】に進みます。
グラフ上の点、直線の意味、座標の読み方…関数の世界を“目で見て”理解するトレーニングです!
【単元別数学攻略⑥】座標とグラフは“数学の地図”だ!〜数字で旅する点と線の世界〜
◆ 「グラフ苦手…」その正体は“座標迷子”!
「グラフって見るだけで混乱する…」
「(3,−2)とか書かれても、“どこ?”ってなる…」
その苦手の正体は、座標(=点の住所)を感覚で捉えていないことにあります。
でも、安心して!
座標は「数学の地図」。地図の読み方がわかれば、迷うことなんてないんです!
◆ 座標って何?:点の“正確な住所”だ!
例:(3,−2)
→ 横に3、下に2 → 右下の点!
座標の基本はこの順番:
(横:x軸 , 縦:y軸)
これ、言いかえると…
🏠 「住所は〇丁目(x)、△番地(y)」
→ 数学では「x方向に〇歩、y方向に△歩」って意味!
🧭 各象限の読み方(x軸・y軸で4つに分かれる)
象限名 | 特徴 | 例 |
---|---|---|
第1象限 | xもyもプラス(右上) | (3,2) |
第2象限 | xがマイナス、yがプラス(左上) | (−3,2) |
第3象限 | xもyもマイナス(左下) | (−3,−2) |
第4象限 | xがプラス、yがマイナス(右下) | (3,−2) |
📝 覚え方:「時計回りで第1象限 → 第2 → 第3 → 第4」
◆ 点の位置の読み取りは「横→縦」が基本!
例:点Aの座標が(4,−1)なら?
① x=4 → 右に4進む
② y=−1 → 下に1進む
→ 点Aは「右に4・下に1」の位置!
✅ ポイント:x軸(横)→y軸(縦)の順で読む!
◆ 座標の活用法①:「点と点の距離」計算!
点A(1,2)と点B(4,2)の距離は?
→ yが同じだから、横だけの移動(x差だけ)
→ 距離=4−1=3
⚠️ 縦か横に揃ってない場合は?
点A(1,2)と点B(1,−1)
→ xが同じ、yが2と−1
→ 距離=2−(−1)=3(←引き算注意!)
◆ 座標の活用法②:「グラフ上の点は関数の仲間」
y=2x のグラフ上にある点を見つけたい?
① x=0のとき → y=0
② x=1のとき → y=2
③ x=2のとき → y=4
→ つまり、(0,0), (1,2), (2,4)…などがこの関数の仲間!
👀 見える? これ、**一直線に並ぶ“関数の列”**なんだ!
◆ 代表的なグラフの形(ざっくりイメージ)
グラフの種類 | 形 | 特徴 |
---|---|---|
y=ax | 原点通る直線 | 比例 |
y=a/x | 原点通らないカーブ | 反比例 |
y=a | 横にまっすぐな線 | 定数(いつでも同じ値) |
x=a | 縦にまっすぐな線 | xが一定(関数ではない!) |
◆ 問題例:グラフから読み取る情報をゲットせよ!
📝 問題:次の点がどのグラフ上にあるか考えよう!
-
A(2,4)
-
B(3,6)
-
C(−1,−2)
これらが y=2x のグラフ上にあるかをチェック!
→ 代入して確認!
-
A:4=2×2 → OK
-
B:6=2×3 → OK
-
C:−2=2×(−1) → OK!
✅ 全部OK!つまり、これらの点は y=2x の“仲間”!
◆ 座標力を鍛える「3つのミッション」
🎯 ミッション①:座標でお絵描き!
-
座標点をたどって「星」「家」「顔」などを描く
-
例:(0,0)→(1,2)→(3,2)→(4,0)→…で“星型”!
→ 点の感覚が視覚的に育つ!
🎯 ミッション②:隠された点を探せ!
「x座標が3、y座標が2の点はどれ?」など、グラフ上の点を“座標ヒント”で探す!
→ 探偵ゲームのような楽しさで鍛えられる!
🎯 ミッション③:関数表から座標カード作成!
y=−x+1 のx=−2〜2のときの点を全部カードにしてグラフに置く!
→ 自分で「関数の点」を“作って並べる”と一気に理解が深まる!
◆ まとめ:「座標=数字の地図」グラフ=“風景”!
座標を読み取れるようになると…
-
グラフが「ただの線」ではなく「意味のある風景」に見えてくる
-
数学の“見える化”が進んで、関数も図形もバッチリ!
次回は、【データの活用:代表値と資料の整理】に進みます!
ここでは「平均値」「中央値」「最頻値」など、生活の中でもよく使われる“データの見方”を深掘りしていきます。
【単元別数学攻略⑦】データの活用は“数字の探偵ごっこ”だ!〜代表値で読み解け、みんなの傾向〜
◆ 「データって、ただの数字の列でしょ?」←それ、もったいない!
-
「テストの点数一覧が出たけど、どう見ればいいかわからない」
-
「グラフは書けるけど、何が“代表値”なのかがピンとこない」
-
「平均ってとりあえず足して割るだけでしょ?」
それ、データの“表面”しか見ていない状態です!
この単元では、数字に隠された「性格」や「クセ」を探っていく、まさに**“数学探偵”の仕事**をしていきます!
◆ まずは3つの「代表値」を攻略せよ!
🎯 ① 平均値(へいきんち)
全体の合計 ÷ 個数
📌 例:5人のテストの点が、60点・70点・80点・90点・100点
→ 合計400 ÷ 5人 = 平均80点
✅ ポイント:「全体をならした値」=標準的な傾向を知る
🎯 ② 最頻値(さいひんち)=モード
「いちばん多く出てきた値」
📌 例:アンケートで好きな果物は?
→ バナナ3票、イチゴ5票、メロン2票、リンゴ5票
→ 最頻値は「イチゴ」と「リンゴ」!
(2つ以上ある場合もあるよ)
✅ ポイント:「みんなが一番選んだもの」=人気の中心!
🎯 ③ 中央値(ちゅうおうち)=メジアン
並べたとき“真ん中”に来る数
📌 例:30, 50, 60, 70, 90 → 中央値=60
📌 偶数個あるときは真ん中2つの平均!
✅ ポイント:「極端な数に影響されにくい」おだやか系代表!
◆ 3つの代表値の違い、こう見抜け!
状況 | 平均値 | 最頻値 | 中央値 |
---|---|---|---|
テストの点が全員バラバラ | 全体的傾向 | 無いorまちまち | 真ん中の子の点 |
同じ点数が多い場合 | 浮き沈みに影響される | 一番多い点数 | 安定感あり |
すごく高い・低い子が1人だけいる | かなり引っぱられる | あまり影響なし | ほぼ無視できる |
🎯 使い分けイメージ:
-
平均値 → 会社の年収調査
-
最頻値 → 人気アイスの投票
-
中央値 → 医者の診療待ち時間の目安
◆ 「代表値を使って読み解く」ってどういうこと?
例:5人の数学の点数
→ 65, 70, 70, 80, 100
-
平均:77点
-
最頻値:70点
-
中央値:70点
→ 読み解き:
「平均点は高めだが、70点台に集中していて、1人の100点が平均を押し上げている」
こういう分析こそが、「データの活用」!
◆ データの活用は「視覚化」が命!
数字の列だけ見ていても、全体像は見えてこない。
だからこそ使うのが:
📊 棒グラフ・折れ線グラフ・ヒストグラム!
種類 | 使いどころ |
---|---|
棒グラフ | 数の大きさを比較したいとき |
折れ線グラフ | 時間とともにどう変化したか |
ヒストグラム | 度数(いくつかの範囲に分けた回数) |
📌 例:テストの点数を10点ごとにまとめたヒストグラム
→ どこに点数が集まっているか“山の形”で見える!
◆ 資料の整理って、なにするの?
-
データを昇順(小さい順)に並べる
-
「同じ数が何人いるか=度数」を数える
-
度数分布表を作る(例:60点〜69点は3人、70点〜79点は5人…)
-
必要に応じて累積度数も!
👀 これで、「どこに人が集まってるか」がひと目で分かる!
◆ 応用編:「散らばり」もチェックしよう!
平均が同じでも、**バラバラ具合(ばらつき)**が違うことがある!
📌 例A:65, 70, 75 → 平均70(安定)
📌 例B:30, 70, 110 → 平均70(ばらつき激しい)
ここで使うのが:
🎯 範囲(はんい)=最大−最小
→ 範囲が小さい=みんな似た成績
→ 範囲が大きい=個人差が大きい
◆ まとめ:「数字を見る目」が育つと、世界が変わる!
-
平均だけ見てたら“全体”が見えない
-
中央値・最頻値・範囲をセットで見ることで、数字の「性格」がわかる!
これは、テストだけじゃなく、ニュース・世論調査・商品レビュー…
いろんなところで使える「数学的思考力」だ!
次回は【図形:平行線と角・多角形・合同条件】に進みます!
図形は“見て理解する力”と“論理の筋道”が試される分野。次からは定期テストの得点差がつきやすい図形攻略に入ります!
【単元別数学攻略⑧】図形は“角のドラマ”!~平行線と合同の物語を読み解け~
◆ 図形って“見るだけ”の単元じゃない!
「なんとなく線を引いて、角度を書いて、あとは運任せ…」
そんな子は“図形の読み方”を知らないだけ!
図形は、「筋の通った物語」が隠れたミステリー。
角度も合同条件も、“手がかり”を見つけていく探偵のように考えれば、むしろ一番面白い単元なんです!
◆ 平行線と角:3つの“パターン”を体にしみこませろ!
🎯 基本設定:
2本の平行線に1本の斜め線(=“横断する道”)が交差する。
この図に出てくる角は、全部で8個。
でもよく見ると…「同じ角」がたくさん!
✅ パターン①:同位角(どういかく)
平行線の“同じ位置”にある角
👀 例:上の道の左上と、下の道の左上
→ 平行線なら同位角=等しい!
✅ パターン②:錯角(さっかく)
ジグザグの位置にある角
👀 例:上の道の右上と、下の道の左下
→ 平行線なら錯角=等しい!
✅ パターン③:対頂角(たいちょうかく)
×の交点の向かい合う角
→ 常に等しい!平行かどうかに関係なし!
🌟 まとめ表:
角の種類 | 位置関係 | 等しい条件 |
---|---|---|
同位角 | 同じ方向にある | 平行線なら等しい |
錯角 | ジグザグの位置 | 平行線なら等しい |
対頂角 | 交差点の向かい側 | いつでも等しい |
◆ 多角形の内角・外角:角度を“合計”で攻略!
🏠 三角形の内角の和は?
→ 180度!これは超頻出!
📦 四角形の内角の和は?
→ 三角形が2つ入るから、180×2=360度
✅ 多角形の内角の和の公式:
(辺の数 − 2) × 180°
📌 例:六角形 → (6−2)×180=720度
✅ 外角の和は?どんな多角形でも…
→ 必ず360度!!
なぜ?
→ 1周ぐるっと回るから!どんな図形でも外角の合計は360度!
◆ 三角形の合同条件:「3つのパターン」だけ覚えよ!
「合同」とは、大きさも形もピッタリ同じってこと。
そのために必要な条件は3つしかない!
🎯 合同条件①:3辺がそれぞれ等しい(辺・辺・辺)
→ 「線の長さ」だけで判断できるパターン
🎯 合同条件②:1辺とその両端の角が等しい(角・辺・角)
→ 図形の“輪郭”が同じなら中身も同じ!
🎯 合同条件③:2辺とその間の角が等しい(辺・角・辺)
→ “間にある角”というのがミソ!角の位置を間違えないで!
❌ 合同条件にならないNG例:
-
角・角・角(形は同じでも大きさ違うかも)
-
辺・辺・角(“間の角”じゃないとダメ!)
◆ 合同を使って解く問題は「パーツ整理」が命!
例:△ABCと△DEFが合同、AB=DE、∠A=∠D、AC=DF…
① 「対応する点・線・角」を図にメモ!
② 合同条件を探す(辺角の組み合わせ)
③ 「だからこの角とこの角が等しい!」と“言い換え”て使う!
🧠 論理のつながりで点が取れる!
◆ 図形攻略のトレーニング3選!
✍ ① 「角度パズル」に毎日1問!
-
平行線と角度、三角形の角度問題をゲーム感覚で!
-
90度、180度、360度の使い方に慣れよう!
🎯 ② 「合同条件カルタ」
-
条件カード(辺・角)と一致する合同条件を素早く選ぶ
-
誤った例も混ぜて“引っかけ力”を鍛える!
🧩 ③ 自作図形ノート!
-
自分で三角形や四角形を描いて、角度や辺を工夫
-
「この条件で合同になる?ならない?」を考える
→ 図形感覚が一気にレベルアップ!
◆ まとめ:図形は“目で見る論理”だ!
-
平行線と角:位置とルールを覚えれば瞬殺!
-
多角形:角度の合計でしっかり手がかり!
-
合同条件:3つだけ覚えて、図で考える!
図形は“正確さ”と“想像力”の勝負!
ここを攻略すれば、テストの図形大問が得点源になる!
次回は【図形の移動(平行移動・回転・対称移動)】に進みます。
ここでは「図形が動くってどういうこと?」を直感で理解しつつ、作図力・空間把握力を高めていきます!
【単元別数学攻略⑨】図形の移動は“図形パズルRPG”だ!~動かして見える数学の世界~
◆ 「図形の移動」って何が出るの?
3つの主役がいます。それぞれの“動き方”をマスターすれば、
作図・合同・対称性など、図形にまつわる重要な知識が自然に身につきます!
🎯 主役その1:平行移動(スライド移動)
-
まっすぐ、ある向きに一定の距離だけずらす
-
向きも形も大きさも変わらない
📌 イメージ:
→ 図形を紙ごと“横にずらす”感じ!
✅ ポイント:
-
各点を同じ方向に、同じ長さだけ動かす
-
元の図形と移動後の図形は合同!
🎯 主役その2:回転移動(くるっと回す)
-
決まった中心を軸に、ある角度だけ回す
-
時計回り(右回り)・反時計回り(左回り)の区別が大切!
📌 例:点Aを中心に、△PQRを90度反時計回りに回す
→ 各頂点を中心から90度、同じ距離で回して移動!
✅ ポイント:
-
回転の中心からの距離は変わらない
-
対応点同士の角度が一定(=回転角)
🎯 主役その3:対称移動(線対称・点対称)
🔹 線対称とは?
-
対称の軸(線)をはさんで、鏡写しになる移動!
📌 イメージ:
→ 折り紙を折って、インクを押しつけた時の“左右対称”!
✅ 覚えるべき性質:
-
向きは左右逆になる
-
対称軸との距離が等しい
-
結んだ線は対称軸と垂直に交わる
🔸 点対称とは?
-
決まった1点を中心に、180度回転したような配置
📌 イメージ:
→ 表裏を反転させたコインのデザイン!
✅ ポイント:
-
向きも形もそのまま、ただ上下左右が逆になる
-
中点を通る線で、両点を結ぶと中心をはさむような対称になる!
◆ 出題される「3大ミッション」!
🎯 ミッション1:移動後の図形を描け!
-
各点を「どの方向に」「何cm動かすか」を読み取って、1点ずつ正確に描写!
📌 コツ:
-
補助線・マス目・方眼紙をフル活用
-
1つずつ対応点を書き写す
-
三角形・四角形は“形の傾き”に注意!
🎯 ミッション2:移動前と後で対応する点を特定せよ!
-
例えば:点Aが点A’に移動したとき、点Bはどこにいく?
-
「移動のルール」がわかれば他の点も一緒に動かせる!
📌 コツ:
-
平行移動 → 同じ方向、同じ長さ
-
回転 → 中心から同心円状に回す
-
対称移動 → 鏡写し・軸から等距離
🎯 ミッション3:合同・対称の証明や説明!
-
例:「△ABCを点対称に移した図形と△DEFが合同であることを説明せよ」
📌 コツ:
-
対応する辺の長さ、角の大きさ、順番などをセットで書く
-
合同条件(辺辺辺、角辺角、辺角辺)とセットで使えるとベスト!
◆ よくある“図形移動ミス”TOP3!
-
“向き”を見ていない!
→ 回転・線対称では向きが変わる!そのまま写すと×! -
“距離”のズレ!
→ 平行移動や対称移動では、点の距離が一定!メジャーを意識! -
“中心”や“軸”の誤解!
→ 回転は“中心”から、対称は“線・点”をはさむ!
◆ 実力UPのトレーニング3選!
✍ ① 「点を動かす練習ノート」
-
点Aを→に3cm、点Bを↗に4cmなど、毎日ランダムな平行移動の練習
-
回転移動の練習には“分度器”で角度もチェック!
🎨 ② 「左右対称お絵描き」
-
図形の左半分だけ描いて、右半分を鏡写しに完成させる
→ 線対称の感覚が自然に身につく!
🧠 ③ 「移動条件クイズ」
-
「この点がx方向に3、y方向に−2動いたとき、図形はどうなる?」
-
対象点を答える“頭の中の計算トレーニング”
◆ まとめ:図形の移動は“動かして初めてわかる”
-
平行移動 → 同じ形をまっすぐ動かす
-
回転移動 → 中心からくるっと回す
-
対称移動 → 鏡の世界・ひっくり返し世界!
作図や確認を手を動かして覚えよう!
図形が動き出せば、テストで図形が“止まって”見えるようになります!
次回は【中学数学の応用編:一次関数とグラフの活用】へ進みます!
ここからは「変化の割合」「傾き」「関数を使った文章題」など、関数の世界がさらに深まります。
この単元では、**数学で“変化をとらえる目”**を身につけるのが最大のテーマ。
「グラフってなんのために描くの?」「傾きって感覚的にわからない…」という人のために、日常とのつながりや図解感覚を交えて攻略していきます!
【単元別数学攻略⑩】一次関数は“変化の実況中継”だ!~傾きとグラフで未来を予測せよ~
◆ 一次関数ってなに?
ずばり、
「xが1増えたとき、yがどれだけ増えるかが一定の関係」
📌 つまり、変化のルールが一定=直線の世界!
→ グラフにすると「まっすぐな線」になるよ!
◆ 基本式はこれ!
y = ax + b
記号 | 意味 |
---|---|
y | 結果・変化する値 |
x | 原因・変化させる値 |
a | 傾き(変化の割合) |
b | 切片(スタート地点の高さ) |
◆ 傾き(a)の感覚、こう覚えよう!
📈 傾きa=「右に1進んだとき、上(or下)に何進むか」
傾きの値 | グラフの特徴 | 意味 |
---|---|---|
正の数 | 右上がりの直線 | xが増えるとyも増える |
負の数 | 右下がりの直線 | xが増えるとyは減る |
0 | 横一直線(定数関数) | yは変わらない |
📌 例:y=2x+3 → xが1増えたら、yは2増える(だから傾きは2)
◆ 切片(b)は「グラフがy軸と交わる点」
y=2x+3 → y軸と交わるのは(0,3)
切片は「x=0のときのyの値」。つまり、スタート地点の高さだ!
◆ 一次関数の「表→式」「式→グラフ」「グラフ→情報読み取り」を自在に!
🎯 ミッション①:表から式をつくれ!
xとyの関係を見て、傾きaと切片bを見つける!
📌 例:
x | y |
---|---|
1 | 5 |
2 | 7 |
3 | 9 |
-
xが1増えるとyは2増える → a=2
-
x=1でy=5 → 5=2×1+b → b=3
→ 式は y=2x+3!
🎯 ミッション②:式からグラフを描け!
-
y=−x+2
→ x=0のときy=2 → 切片は(0,2)
→ x=1のときy=1 → 点(1,1)
→ x=2のときy=0 → 点(2,0)
→ これらを結んで「右下がりの直線」に!
🎯 ミッション③:グラフを見て情報を読み取れ!
グラフを見て、傾き・切片・xの変化に対するyの変化などを答える!
📌 例:xが3から5に変化 → yは?
→ グラフから“傾き”を使って、xの増分×aで計算!
◆ 一次関数の文章題は「xとyの意味をはっきりさせろ!」
📘 例題:1冊150円のノートをx冊買うときの合計金額y円を表す式は?
→ y=150x
📘 応用:送料が200円かかる場合は?
→ y=150x+200
→ これは「切片b=200」が固定費、「傾きa=150」が単価を表す!
◆ 実力UPトレーニング3選!
✍ ① 「1増えたとき」を意識する練習!
-
表や式を見たら必ず「xが1増えるとき、yは?」を口に出して言う
→ 変化の割合が体に染み込む!
📊 ② 自作関数グラフ
-
自分でy=2x+1、y=−3x+4などの式を作って、表とグラフを描く練習
→ 傾き・切片の違いがグラフで実感できる!
💬 ③ 一次関数“日常化”ゲーム!
-
例:「毎日10円ずつ貯金」「歩く距離が時速5km」など、日常の変化を一次関数で表す練習
→ 関数が“使える道具”に変わる!
◆ まとめ:「変化のルール」が読めれば、未来がわかる!
-
一次関数は“変化を可視化する道具”
-
傾きa=1あたりの変化、切片b=スタート地点
-
グラフは“変化を絵で見る”数学の地図!
次回は【図形の性質:相似と拡大縮小、円と角度】に進みます。
ここでは「形が同じ」「対応する辺と角」「円周角の不思議な法則」など、図形の“比例的感覚”を育てていきます!
この単元は、「図形の大きさは違うけど、形は同じ」という“比例の世界”を見抜く力がカギになります。図形の“兄弟関係”を見破る感覚を育てましょう!
【単元別数学攻略⑪】相似は“図形界のコピーロボット”だ!~大きさ違っても、形は同じ?~
◆ 相似ってなに?
形は同じ、でも大きさが違う図形の関係
📌 例:スマホで撮った画像をズームインしても、形が変わらなければそれは“相似”
◆ 相似の3つのポイント!
特徴 | 意味 |
---|---|
対応する角が等しい | 同じ向きで形が一致している証拠 |
対応する辺の比がすべて等しい | 全体の大きさが一定の倍率で違う(=縮尺) |
相似比が一定 | 縮小・拡大に関係なく、すべての辺が同じ比率で変化している |
◆ 相似の記号と読み方
△ABC ∼ △DEF
(読み方:三角形ABCは三角形DEFに“そうじ”である)
このとき、
-
∠A=∠D, ∠B=∠E, ∠C=∠F(対応する角が等しい)
-
AB : DE = BC : EF = AC : DF(対応する辺の比が等しい)
◆ 相似な図形を見分けるコツ
✅ パターン①:3つの角が等しい(三角形)
→ 最も基本的な見分け方!
✅ パターン②:1つの角が共通で、挟まれた辺が比例している
→ 応用でよく出るのがこの形!
📌 例:頂点から補助線で引いた三角形が2つあるとき
→ 共通角があれば、相似が成立することも!
◆ 相似比の活用:図形サイズが違っても、計算できる!
相似比(縮小または拡大の倍率)をrとすると…
項目 | 相似比rのとき |
---|---|
辺の長さ | そのままr倍 |
面積 | 相似比の2乗倍 |
体積(※立体) | 相似比の3乗倍 |
📌 例:相似比が1:2のとき → 面積比は1²:2²=1:4
◆ 拡大図・縮図の問題は「対応点を正確に見極めろ!」
-
同じ文字同士を結んで比を作る
-
比例式や三角比の感覚で辺の長さを出せる!
📌 例:△ABC ∼ △DEF、AB=3cm、DE=6cm → 相似比=1:2
→ BC:EFも1:2になる!
◆ 円の性質:角度と弧に注目せよ!
🎯 円周角の定理
円周角は、中心角の半分!
📌 例:中心角が80度なら、円周上にできる角度は40度!
🎯 同じ弧に対する円周角はすべて等しい!
→ 弧ABに対する円周角∠APB、∠AQBなどはみんな同じ!
📌 だから「円周上の複数の三角形が相似」という問題が出る!
🎯 弦と半径、接線の関係も重要!
状況 | 性質 |
---|---|
半径と接線が交わる | 必ず直角で交わる(90度) |
弦の垂直二等分線 | 必ず円の中心を通る |
弦が長いほど、中心に近い | 図形のバランスを考えると自然! |
◆ 実力UPトレーニング3選!
🧩 ① 「相似図形のパズル」
-
小さい三角形と大きい三角形を紙で作り、辺の比をチェック
-
コンパスを使って相似図形を手描きで描いてみよう!
🎯 ② 「図の読み取りスピード訓練」
-
相似図形で“対応する角・辺”を早く見つける練習
-
色ペンやマークで「対応点ペア」を描き込んで慣れよう!
✍ ③ 「円周角ミステリー」問題集
-
「この角度はいくつ?」→“弧と角”の関係だけで計算
-
補助線を使って「相似+円周角」でゴリ押しする問題も!
◆ まとめ:「大きさが違っても中身は同じ」を見抜く目を育てよう!
-
相似=“拡大コピーした図形”
-
面積や長さの比率計算に使える超便利な法則
-
円の中には“角度のドラマ”が隠れている!
図形は“比例”でできている。目の感覚+論理力が合わされば、図形の謎解きは超楽しい!
次回は【中学数学のラストステージ:確率・資料の活用・数学のまとめ】へと進みます。
ここでは「偶然のしくみを読み解く確率」や「データを使った予測」など、実生活でも役立つ“数学の実戦力”を仕上げていきます。
いよいよ【単元別数学攻略⑫・最終章】へ突入です。
今回は中学数学のラストステージとして、確率・資料の活用・まとめ編をお届けします。ここでは「偶然を予測する力」「データで判断する力」など、実社会でも活きる数学的センスを仕上げていきます!
【単元別数学攻略⑫】確率とデータは“数学の未来予知”だ!~偶然と傾向を読み解け~
◆ まずは確率の基本から!
🎯 確率とは?
「起こるかもしれないこと」の可能性を、数字で表したもの
📌 例:サイコロを1回振る
→ 1が出る確率=1/6
→ 偶然のように見えて、数学で予測できる世界!
◆ 確率の計算はたったこれだけ!
確率 = 起こる場合の数 ÷ 全部の場合の数
シーン | 起こる数 | 全体の数 | 確率 |
---|---|---|---|
コインで表が出る | 1 | 2 | 1/2 |
サイコロで偶数が出る | 3(2・4・6) | 6 | 3/6=1/2 |
✅ 確率のポイント!
-
同じ条件で“ランダム”に起きることが前提
-
答えは0〜1の間の数(0=絶対に起こらない/1=必ず起こる)
-
よくあるひっかけ:「玉を戻さない」と「戻す」で全体の数が変わる!
◆ よく出る確率の応用問題!
🎯 ① 複数の操作があるとき(樹形図を使おう!)
例:赤・青の玉1個ずつを2回引く。元に戻す場合、赤→赤の確率は?
→ 樹形図ですべてのパターンを書き出してチェック!
🎯 ② 場合の数から確率を求める
「何通りある?」を数えたうえで、確率を出す!
📌 例:1〜5の数字を使って3桁の数を作る。偶数になる確率は?
→ 総数と“偶数パターン”を比べて計算!
◆ 資料の活用:グラフを“読み解く目”を仕上げよう!
ここでは、「データをどう読むか」「未来をどう予測するか」が問われる!
📊 主なグラフの種類と使い方
グラフ | 特徴 |
---|---|
棒グラフ | 数の大小を比較 |
折れ線グラフ | 時系列の変化・推移を見るのに便利 |
円グラフ | 全体に対する割合(%)を可視化 |
散布図 | 2つのデータの関係性(比例・相関)を探る |
ヒストグラム | 「範囲ごとの人数」=分布の山を視覚化できる |
✅ 相関とは?
一方の数が増えると、もう一方も増える?減る?関係がある?
種類 | 例 |
---|---|
正の相関 | 勉強時間が多いほど、テストの点も高い! |
負の相関 | 氷の売上と気温(気温が下がると売上も下がる) |
相関なし | 身長と好きな教科など(関係がない) |
📌 相関がある=“関係がある”だけで、“原因”とは限らない!
◆ データ・確率を活用するトレーニング!
🎯 トレーニング①:「日常を確率で見る目」
-
例:朝の電車が5分遅れる確率?雨が降る確率?
→ 実は生活に確率はあふれてる!
🎯 トレーニング②:「グラフを言葉で説明する練習」
-
折れ線グラフを見て、「どこで一番変化が大きいか?」を言語化
-
プレゼン力+数学力が同時にUP!
🎯 トレーニング③:「予測の根拠を数字で出す」
-
「このデータからどんな予想ができるか?」
-
→ 根拠を「平均」「範囲」「最頻値」などから導く!
◆ まとめ:数学のゴールは“未来を読む力”!
-
確率 → 偶然を数字で予測する技術
-
資料の活用 → データから傾向や相関を見抜く目
-
グラフや平均 → 数字に“意味”を与える道具!
【🎉 完走おめでとう!】中学数学のすべてを旅した君へ
これまでに学んだ12の単元は、それぞれ独立して見えて、実はぜんぶつながっている。
数と式の計算力が関数につながり、関数はグラフや資料の読み方へ、図形では論理力と想像力が必要になる。
**「数学=パズル×言葉×論理×日常」**なんです。
◆ 最後に:数学を「テストの点」だけで終わらせないで。
-
困ったとき、数字で考えられる
-
自分の判断に“根拠”が持てる
-
問題を「自分ごと」に変えられる
これが、中学数学をやりきった人だけが持てる力です。
武蔵境駅徒歩30秒武蔵野市唯一の完全個別指導塾「武蔵野個別指導塾」

TOPに戻る 文部科学省 学年別個別指導コース テーラーメイドの教育とは? 【武蔵境駅徒歩1分】武蔵野個別学習塾とは? 講師の紹介と教室の案内 個別指導塾のススメ 完全個別指導塾とは何か 英語を学ぶと言うこと 東大合格は難しくない 日本の教育システムの限界 頑張ればできるという幻想 英語を学ぶと言うこと(2) 英語を学ぶと言うこと(単語編) 単語の勉強初級編(1) 武蔵境のおすすめの塾及び個別指導塾 英文法講座 英文法特講(英語から繋げる本物の教養) am_is_are(be動詞) am_is_are(questions) 一瞬で分かる中学校社会【超基礎編①】 一瞬で分かる中学校社会【超基礎編②】 居心地の良いサードプレイス 受験を意識しなくてもハイレベルな授業を受けられる 理数系科目を強みに リベラルアーツ授業で小論文を得意に 英語が得意科目になる やる気を引き出す指導 勉強が楽しくなる個別指導塾 短期間で学校の成績UPにコミットします! 確かな学力を育む、一人ひとりの習熟度に合わせた授業 英語教育を学ぶ魅力について 都立高等学校入試(社会、2017年) 共通テストで満点をとるための世界史 武蔵境駅おすすめの個別指導塾・学習塾 三鷹駅おすすめの個別指導塾・学習塾 現代文には解き方がある 国語の解き方(現代文編)ー現代文への偏見 現代文の記述問題の解き方 現代文の記述問題の解き方(2) 現代文の記述問題の解き方(3) 現代文の記述問題の解き方(4) 現代文の記述問題の解き方(5) 現代文の記述問題の解き方(6) 現代人にこそ必要なリベラルアーツとは何か? ホッブス『リヴァイアサン』 算数の基礎 100分de名著を通じて学ぶ教養 現代文の要約問題の解き方(1) 東小金井駅おすすめの個別指導塾・学習塾 第一講 人間とは何か? 対策を通じて学ぶ倫理思想 多磨駅おすすめの個別指導塾・学習塾 2023年度の入試結果の合格実績 大学教授によるカウンセリング 小論文の基礎の基礎 有名国立も万全・世界史論述問題対策 共通テストや記述試験で満点をとる日本史講義 日本史講義 縄文時代から弥生時代へ 日本史講義 更新世と石器文化 日本史講義 弥生時代から邪馬台国 国立及び難関私大対策世界史特講:イギリス近代史を学ぶ 国立及び難関私大対策世界史特講:イギリス近代史を学ぶ(2) English Quizで学ぶ英単語 大学教育を受けた米国人が学ぶ語彙 英検があれば200~20倍楽に早慶・GMRCHに合格できる 英検準1級はコストパフォーマンスが高い 入塾規約 授業料のご案内 武蔵野個別指導塾 時間割 春期講習のお知らせ 時間割 I am doing(present continuous) 入塾のご案内 夏期講習受付中! 教養とは何か?~中学受験、高校受験、大学受験に生きる教養 勉強が苦手になりやすい家庭の特徴トップ3 我が子の中学受験を考えた人がするべき準備トップ5 立川の溶岩ホットヨガスタジオのオンザショア
