難関・有名校への中学受験もお任せください

武蔵野個別指導塾では、東京・神奈川/横浜の御三家や新御三家への受験もお任せください。武蔵野個別指導塾では、基本的に偏差値46~55にあたるいわゆる中堅校の指導に重点を置き、中学受験でコスパの良い(偏差値の割に最終学歴である大学への進学実績の高い中高一貫の私立中学)への進路相談や受験指導を行っております。しかし、だからといって、東京・神奈川/横浜の御三家や新御三家への対策も可能です。とりわけ、SAPIXやグノーブルで集団学習についていけないという生徒さんや集団授業に向いていない生徒さん、あるいはSAPIXやグノーブル、あるいは早稲田アカデミーや日能研、四谷大塚で少しきついなと考えられているご家庭のサポートをさせて頂いております。

01 SAPIXやグノーブルの問題点

中受(中学校受験)というと、誰しも思い浮かべるのが、SAPIXやグノーブルといった超進学塾でしょう。もうワンランク落としても早稲田アカデミーや日能研、四谷大塚というのも定番化と思います。しかし、早稲田アカデミーや日能研、四谷大塚はともかく、SAPIXやグノーブルは保護者への負担の大きい超進学塾であることもご周知のことだと思います。いわゆる四大塾といわれるSAPIXや早稲田アカデミー、日能研や四谷大塚といった進学塾でも抜きん出て超エリート主義を貫いているのがSAPIX。そして、そのSAPIXから枝分かれしてできたグノーブルは、確かに勉強のできる子や、勉強が得意な子には向いています。しかし、その一方で、ハイレベルすぎる授業について行けない生徒さんや、保護者へのフォローが殆ど無いことから、生徒が分からないということを、個別指導塾や家庭教師などでまかなうという並行型で通われているご家庭も少なくなりません。

保護者の方にも分かりやすいイメージで言えば、SAPIXやグノーブルは、車で言うところの超高級車。スポーツカーで言えば、フェラーリやランボルギーニ、あるいはマセラティやBMWのMシリーズ、メルセデスのAMGのようなイメージでしょうか。間違っても、ポルシェやいわゆるメルセデスの中でも格下のベンツや、BMWの7シリーズなどのイメージではありません(いや、これらも十分高価な高級車なのですが)。入塾するのにも、難しい入塾テストがあり、入ることが既にステータスになるような超進学塾です。

もちろん、その難関の入塾テストを突破したお子様は素晴らしい素質と学力をお持ちでしょうが、それがいつまでも続くというわけではありません。とりわけ、早い段階からSAPIXやグノーブルに入塾していたお子様は後から入塾してくる超エリートたちに抜かされてしまったり、小学4年生まではついていけても5年生からついていけなくなってしまったり、あるいは小学5年生まではついていけても小学6年生から急について行けなくなったという話はよく聞く話です。膨大な宿題と非常にLevelの高い授業、集団塾なので、少しでも遅れてしまったり、苦手分野で突っかかってしまった生徒さんに対するフォローはまるでありません。

そこで、ぜひ活用して欲しいのが武蔵野個別指導塾です。武蔵野個別指導塾では、SAPIXやグノーブルでついていけなくなった生徒さんや、膨大な宿題や復習の面倒を見ることに疲れてしまった保護者の皆さんの代わりに、完全マンツーマンの授業でそれを支援します。もちろん、その中で、さすがに御三家は厳しいなと、偏差値で言えば60前後くらいの有名校にシフトするのであれば、武蔵野個別指導塾一本で対策して頂くことも可能です。中学受験は、大学受験、高校受験と比べても非常にレベルの高い、いや、もっとも難関な受験です。中学受験の偏差値というのは、大体目安としては、高校受験や大学受験の偏差値に+15くらいしたくらいのイメージなので、偏差値60オーバーの中学校を受験するということは、大学受験で、普通に東大医学部や京大医学部、早慶上位学部、その他の大学の医学部受験をするのと労力は何ら変わりません。

(1)やっぱり開成は強い

なので、受験対策にかかる期間は大学受験で医学部受験をするのと同じで、最低でも3年、中学受験は浪人はないので、単純に比較できませんが、一浪や二浪して医学部へ受験するのと同じ事を求められているわけですね。つまり、ミニマムで考えても最低三年、浪人はないのですが、勉強量的にいえば、最大5年分くらいの学習量が必要となってきます。その意味で言うと、中学受験で難関校や有名校を狙うのは、非常にコスパは悪いと言わざるを得ません。最終的に東大で医学部以外に行くのであれば、こうした難関校や有名校に中学受験するより受験対策は楽になるわけです。

しかし、その一方で、素晴らしいメリットもあります。開成を例にとって見れば分かりやすいですが、開成高校の進学実績は、直近でも、東大193名、京大20名、旧帝大+一工45名、医学部108名、早慶上理IUC546名という圧倒的な進学実績を誇っています。開成高校は1学年400名ですから、同じ生徒が複数合格しているということを考慮しても、約半分近い生徒が東大・京大へ進学し、ほぼ全員が早慶上理IUCに合格していると言っても大筋誤っていないでしょう。

確かに、入学するのは大変難しい狭き門ではあるものの、開成中学校に進学すれば、全体の半分以上の成績を収めている生徒で、東大か京大、医学部へ進学し、ほぼ全員が早慶上理IUCへ進学しているわけです。もちろん、たまに変わったお子さんで、中退したり、いわゆるFランクといわれる大学へ進学するケースもありますが、これは多分に生徒さんの強い個性の結果であり、良い意味での「敢えて」の進学といえるでしょう。もちろん、開成は大学へ内部進学できるわけではありませんが、開成中学校に入れれば、ほぼ間違いなく、東大や京大、医学部へ行け、少なくとも早慶上理IUCには合格するということです。これは親御さんから見ると大変安心ですよね。中学受験を終えた段階で、将来の最終学歴もほぼほぼ今言ったような超難関大学への合格の切符を半ば手に入れたようなものであるからです。

このように考えてみると、確かに勉強量とその結果という意味でのコスパは一見悪く見えるものの、最終学歴が半ば保証されているということを考えれば、中学以降、もう受験だとかなんだとかに迷わされることなく、我が子の有望な未来を思い描くことができるわけですね。そういう意味で、難関中学校への中受はお勧めできるわけです。しかし、前述したように、このあまりにも難しすぎる壁を突破するのは容易ではありません。大学受験で東大に入るよう対策する方が数倍楽といっても全く大げさな表現ではないでしょう。

しかし、さらに、開成には大きな特徴があります。それは同期のネットワークが強いということです。私は残念ながら、公立の中学と地元の偏差値65前後のあまりいけていない私立高校出身で、さらに横のつながりの悪い早稲田出身なので、早稲田卒であることにる人的ネットワークを享受できたことが殆どありませんが、私が企業でCFOやCOOなど取締役をしているとき、創業オーナーは開成出身であることが幾度かあり、彼らが開成ネットワークを使って、顧問弁護士から顧問会計士も全部開成の先輩後輩などで繋がっており、ビジネスにおいても同じ事があるということをまざまざと見せつけられてきました。

そういう意味では、麻布中学の話が有名ですが、麻布ネットワークは、難関中学校の中でも群を抜いて強いです。東大を出ていようが早稲田を出ていようが、麻布出身であることの方が彼らにとっては重要で、大学に関わりなく、領域横断的にさまざまな人間関係のネットワークを築き、ビジネスでもうまく利用しています。これへ社会人にならないとわからないことですが、かなり便利です。

そういうわけで、武蔵野個別指導塾では、あくまでも大学進学実績は良いのだけど、中学入試では中堅校くらいに位置する中学を受験するというのが当塾の基本理念ではあるのですが、せっかくSAPIXやグノーブルに入って勉強しているのについていけないとか、早稲田アカデミーや日能研、四谷大塚で勉強しているのについていけないという生徒さんは少しもったいないと思うこともあります。なので、せっかくのお子様の頑張りや未来の可能性を信じて、諦めずに御三家や新御三家へ進学することをサポートしてあげたいという想いがあります。

02 そもそも御三家や新御三家ってどこなの?

そもそも御三家や新御三家ってどこなの?という疑問を持たれている方も多いでしょうし、それぞれの学校の特徴もあまりよく分からないという方も少なくないと思います。そこで、まずは、東京・神奈川/横浜エリアでいうところの御三家や新御三家を紹介していきましょう。

1:開成中学校(男子校)

1871 年に創立。東大合格者数が38年連続で日本一の記録を持つ名門校。2022年、東京大学の合格者数は148名(上の実績とはデータの取り方や年度がずれていますので、予めご了承ください)。まず初めに挙げられるのは、開成中学校・高等学校が提供する中高一貫教育です。一貫したカリキュラムを通じて、生徒たちは充実した学習環境を享受できます。そして、その進学実績は圧倒的。毎年、多数の生徒が東京大学をはじめとする国内外のトップ大学に進学しています。また、中高一貫ですが、中学受験しか受け入れていないのではなく、高校入試も行っています。

「開物成務」「ペンは剣よりも強し」「質実剛健」「自由」の4つを教育の柱とし、行事の多くは基本的に生徒主導。運動会で優勝できなかったチームは坊主にするという暗黙のルールがあります。先進的なICT教育も特徴的です。新型コロナウイルスの感染拡大を受けてオンライン授業に素早くシフトし、生徒たちの学習環境を確保しています。競争が激しいことでも知られる開成中学校ですが、その背後にはしっかりとした教育方針が存在します。たとえば、中学入試では397人が合格する中で、平均点は211.3点と、高い学力が求められる一方で、それぞれの生徒の学び方や生活習慣にも注目が向けられています。開成中学校は、ただ学業に専念するだけでなく、文武両道の精神を大切にしています。これにより生徒たちは、学問だけでなくスポーツや芸術など、幅広い分野での能力と経験を育むことができます。

2:麻布中学校(男子校)

1895年に創立。2022年、東京大学の合格者数は64名。「自由闊達」「自主自立」の校風。制服や校則がありません。教養総合というテーマ性の高い多様な授業群の中から選択できる授業が特徴的です。行事はすべて生徒主導。東京都港区にある私立男子中学校で、その特徴は自由でユニークな校風と学生の自主性を重視する教育方針にあります。麻布中学校は1895年に麻布尋常中学校として設立され、1899年に現在の名前に改称されました。東京都内で最も厳しい進学競争が繰り広げられる「御三家」の一つに数えられる一方で、ユニークで自由な校風が特徴的です。

学校の教育方針として、学生の自主性を重視するとともに、その個性を大いに伸ばすことに力を入れています。その表れとして、校則は最低限にとどめ、私服での通学や、自己表現の一環としての髪型自由も許されています。さらに、麻布中学校は、教育環境の面でも注目に値します。学校施設は、二つのグラウンドなど充実した体育施設を有しており、百周年記念館や吹き抜けの講堂などが設けられています。生徒総数は923名で、21クラスに分けられています。これらの環境は生徒一人ひとりの能力を最大限に伸ばすためのサポートを提供しています。

この学校の教育成果は明らかで、2023年度の偏差値は68と、東京都内で9位、全国で20位という高い学力を示しています。麻布中学校は、伝統と自由、そして生徒の自主性を尊重することにより、学生の個性を最大限に引き出し、未来に向けた能力を育むことに取り組んでいます。それぞれの生徒が自由な発想と自主性を持って学び、社会に対してプラスの影響を与える人材を育成しています。

3:武蔵中学校(男子校)

1922年に創立。2022年、東京大学への進学者数は19名。自ら調べ自ら考える「自調自考」を教育の柱とし、実験や観察など実践的な学びが中心で、教員も研究者が多いことが特徴です。行事はすべて生徒主導。武蔵中学校は、グローバル市民として生きる力を育むことを目指しています。独自の教育理念のもと、広がる学びとつながる学びを重視しています。

武蔵中学校は、男子御三家の一つとして知られ、その学力の高さは全国でも評価が高いです。2023年度の偏差値は64と、全国でもトップクラスの成績を誇っています。その一因として、武蔵中学校の教育方針が挙げられます。それは、グローバルな視点を持った学生を育てること。そして、生徒たちが「思い切って外へ、もっと先へ」と進むことを奨励しています。

武蔵中学校はその優れた教育により、多くの受験生から注目を集めています。そのため、志望者数が増加し続けており、受験は大変な競争率となっています。また、武蔵中学校は生徒や保護者からも高い評価を得ています。口コミサイトの評価では、校則やいじめの少なさ、進学実績などが特に評価されており、全体的な評価も高いレベルを保っています。

さらに、武蔵中学校は東京都練馬区に位置しており、大都市東京の中心に近い立地も魅力の一つです。都心からのアクセスの良さは、通学だけでなく様々な学習活動や進学にも有利です。これらの特徴からも分かるように、武蔵中学校は学力だけでなく、人間性やグローバルな視点を持った生徒を育てるという教育方針、そして都心近くの便利な立地など、多くの魅力を持つ学校です。しかし、競争率も高いため、進学を目指す生徒は十分な準備と努力が必要となります。

また、学校の特徴として、次のような要素が挙げられます。

  1. 独自の教育プログラム: 武蔵中学校では、地球市民としての意識を養うため、国外研修や第二外国語の授業など、グローバルな視野を育むプログラムを提供しています。
  2. 優れた教員陣: 武蔵中学校には、高い専門知識と教育能力を持った教員陣が在籍しています。特に理科(物理)の専任教諭の募集が行われており、教育の質の向上に力を注いでいます。
  3. 高い進学実績: 武蔵中学校は、一貫した教育体制を持つため、高校への進学実績が非常に優れています。そのため、多くの受験生から注目を集めています。

4:桜蔭中学校(女子校)

1924年に創立。2022年、東京大学の合格者数は77名。「勤勉 ・温雅 ・聡明であれ」「責任を重んじ、礼儀を厚くし、よき社会人であれ」という理念の下、自立した女性を育成。礼法の授業があるのが特徴です。桜蔭中学校は、学習環境の整備と共に、生徒たちの優れた人間性を構築することを目指しています[1]。以下に桜蔭中学校の特徴を紹介します。

  1. 高い進学実績: 桜蔭中学校は、東京都内でもトップクラスの進学実績を誇っています。特に東京大学への合格者数は女子校中でNO.1となっており、優れた教育体制が評価されています。
  2. 優れた学習環境: 桜蔭中学校では、生徒一人ひとりが適切な学習環境で成長できるよう配慮されています。教員の質の高さや施設の整備により、充実した学びの場が提供されています。
  3. 独自の教育カリキュラム: 桜蔭中学校は、自主的な学習や自己表現の能力を育むため、独自の教育カリキュラムを採用しています。学問だけでなく、芸術やスポーツなど幅広い分野での学びが重視されています。

桜蔭中学校は、中学受験を目指す生徒や保護者から高い評価を受けています。以下に関連する情報を紹介します。

  1. 偏差値と学力レベル: 2023年度の偏差値によると、桜蔭中学校の偏差値は71であり、東京都内で上位の中学校に位置しています。学力レベルの高さがうかがえます。
  2. 入試問題の特徴: 桜蔭中学校の入試問題は、独自の問題形式や幅広い教養を試す傾向があります。対策をする際には、幅広い知識と応用力を身につけることが重要です。
  3. 放課後学習ルーム: 桜蔭中学校では、卒業生が中学生の自習をサポートする「放課後学習ルーム」を開催しています。在学中の体験を活かして、学習スタイルやアドバイスを提供しています。

2:女子学院中学校(女子校)

1870年に創立。2022年、東京大学の合格者数は31名。プロテスタント主義で、明るく自由な校風。制服や校則がありません。授業は実験や体験など実践的なものが多いのが特徴です。

  1. 優れた教育環境: 女子学院中学校は、教員の質の高さと充実した教育環境を提供しています。生徒一人ひとりに対してきめ細やかな指導を行い、学力や人間性の向上を促しています。
  2. 総合的な教育プログラム: 女子学院中学校では、学問だけでなく、芸術やスポーツなど多様な分野において生徒の才能や能力を伸ばすための総合的な教育プログラムを展開しています。
  3. 高い進学実績: 女子学院中学校の生徒は、優れた進学実績を誇っています。大学進学においても有名な大学への合格者が多く、その教育の質とサポート体制が評価されています。

3:雙葉中学校(女子校)

1909年設立。2022年、東京大学の合格者数は9名。幼稚園や小学校もあります。カトリック精神で、自己を確立し、他者と共に生きられる人間を目指しています。外国語と宗教教育が充実していて、中学3年生では全員がフランス語を学びます。雙葉中学校は、カトリックの精神に根ざした全人教育を行っています。学生たちが他者と協力し、共に生きる力を養い、真の知性と思考力、広い視野と国際性を育みます。個々の生徒の個性と才能を引き出し、創造性や表現力を豊かにすることも重視されています。雙葉中学校では、一人ひとりの生徒の個性と才能を大切にし、主体性を持ちながら問題解決に取り組む学校生活が展開されています。生徒たちは豊かな創造性と表現力を磨くことを目指しており、協力しながら目標に向かって努力しています。

雙葉中学校の入試は高い難易度が要求されるとされています。特に算数の出題に関しては、他の女子御三家と比較して安定していない傾向があります。また、理科の問題では導入の問題文が長く、生物分野や時事的な内容に関する問題が多く出題されま 雙葉中学校は、カトリックの精神に基づく全人教育を行っており、生徒たちの真の知性と思考力、広い視野と国際性の育成に力を注いでいます。一人ひとりの個性と才能を尊重し、主体性を持って学校生活に取り組むことが求められます。

神奈川の御三家と呼ばれているのは以下の中学校です。

1:栄光学園中学校(男子校)

1947年創立。2022年、東京大学の合格者数は58名。栄光学園中学校の入試は神奈川県の男子最難関校の一つとして知られています。栄光学園中学校では、学生たちの総合的な発達を重視した教育を行っています。自由な発想で問題を解決できる人材を育成。カトリックには珍しく、自由な校風です。上智大学の系列校。栄光学園中学校は神奈川県鎌倉市に位置する学校であり、生徒総数は男子553名で構成されています。学校のモットーは「より大いなる神の栄光のために」というイエズス会の信念に基づいており、神から与えられた天分を養い、真実で美しく豊かな世界の実現に奉仕することを目指しています。

2:聖光学院中学校(男子校)

1819年にフランスで創立、日本では1958年に創立。2022年、東京大学合格者数は91名。カトリック精神で、社会に貢献できるリーダーを育成。予備校に行かなくても東大を目指せるという、教育面において面倒見のいい学校です。聖光学院中学校は、横浜市中区に位置する学校であり、神奈川県内で高い評価を受けています。2023年度の偏差値は65から70であり、神奈川県内で1位、全国でも6位にランクされています。聖光学院中学校は、御三家として知られる東京の中学受検の上位校に迫る勢いで急成長しています。

3:浅野中学校(男子校)

1920年創立。2022年、東京大学合格者数は36名。自主独立の精神で学業、部活動、学校行事でバランスを重視した教育を行っています。浅野中学校は、神奈川県中学校の男子校で、「私立御三家」の一つに数えられます。浅野中学校は高校を募集しておらず、完全中高一貫校として知られています。卒業生は東京大学や超難関私立大学への進学実績もあり、優れた教育環境を提供しています。

浅野中学校では、特色あるカリキュラムを展開しています。同校OBの東京大学の一年生によるインタビューでは、社会科の先生が「面白いものをまず見せなければいけない」と語っており、授業の魅力を重視していることが伺えます。また、浅野中学校は音楽やスポーツなどの部活動にも力を入れており、生徒たちの多様な才能の伸ばし方をサポートしています。

女子中学校では神奈川御三家と呼ばれている学校はなく、横浜の御三家と呼ばれているのは以下の中学校です。

1:フェリス女学院中学校(女子校)

1870年創立。東京大学合格者数は10名。プロテスタント主義で「For Others」という理念があります。自由な校風なのが特長的です。受験対策や補習などはないため、自分で課題を見つけて主体的に学ぶ子どもに適しています。フェリス女学院中学校は、横浜市中区山手町に所在する中高一貫の私立女子中学校です。創立は1870年であり、プロテスタント系学校として知られています。フェリス女学院の教育理念は「For Others(他の人のために)」であり、生徒の自主性を尊重し、個性豊かな生徒の育成に力を注いでいます。

フェリス女学院中学校では、教育方針として「人とのかかわりを大切にしながらも、自主性を持ち、個性に富んだ生徒の育成」を掲げています。この教育方針のもと、生徒一人ひとりが目標を見つけることを支援し、その成長を見守っています。また、フェリス女学院中学校ではキリスト教活動や奉仕活動なども行っており、生徒たちの社会貢献の意識を育てています。

2:横浜雙葉中学校(女子校)

1900年創立。2023年、東京大学合格者数は2名。東京の雙葉中学校と姉妹校。小学校があるのが特徴です。比較的校則は厳しめ。まじめな生徒が多いです。高3の運動会では「田毎の月」という伝統的な踊りを披露します。横浜雙葉中学校は、神奈川県横浜市中区山手町に所在する学校です。横浜雙葉中学校は一線の人材を輩出する学校として知られており、学校文化や国際教育に力を注いでいます。また、偏差値は神奈川県内で中程度の評価を受けています。

横浜雙葉中学校の学校文化は、幼きイエス会の設立理念に基づいており、古くからの伝統を大切にしています。活発な学校生活の中で、行事などの節目では伝統を厳粛にかみしめています。また、国際教育も重要な要素となっており、生徒たちは国際的な視野を広げる機会を得ることができます。横浜雙葉中学校の口コミ評判は、学習環境やいじめの少なさ、進学実績などに関して、比較的高い評価を受けています。

3:横浜共立学園中学校(女子校)

1871年創立。2022年の国公立大合格者数は合計で17名。プロテスタント主義で豊かな人間性を備え、世界平和のために貢献できる女性の育成を目指しています。校風は御三家の中では中庸的な雰囲気です。横浜共立学園中学校は、神奈川県横浜市中区山手町に所在する、中高一貫の私立女子中学校です。創立は1871年であり、首都圏の女子校の中でも歴史が長い学校です。学園の教育の根底には、「ひとりの人間を無条件に尊重し愛する」というキリスト教精神があります。

横浜共立学園中学校の教育方針は、キリスト教の精神に基づき、ひとりの人間を尊重し愛することを重視しています。この教育方針のもと、学生たちは自己を成長させ、他者と協力し合いながら、知識や技術を習得していきます。また、横浜共立学園中学校は中高一貫校であり、高校からの募集は行っていません。横浜共立学園中学校の偏差値は、神奈川県内で13位、全国で91位に位置しています。この評価は比較的高く、学校の学力レベルの高さを示しています。口コミ評判に関しては、学習環境や進学実績の面で高い評価を受けているようです

それでは、次に新御三家を見ていきましょう。

1. 駒場東邦中学校(男子校)

駒場東邦中学校は「自主独立の気概」と「科学的精神」を持つことを理念とし、自主性に任せた自由な校風が特徴。2022年、東京大学の合格者数は60名です。駒場東邦中学校は東京都世田谷区に所在する私立の男子中高一貫校であり、豊かな知性と人間性を育む教育を実現する中高一貫教育が行われています。また、学校法人東邦大学が設置者で、同大学と連携した教育体系を持っています。学力面では、2023年度の偏差値が66という高い学力を持つ生徒が集まっており、東京都内で16位、全国で31位という実績を持っています。そのため、同校の算数の問題には、簡単に解ける問題は無いと言われています。

学校の教育方針は、「意志を持って学ぶ自分と出会う、そして確信を持って世界に立つ」で、これは現代の情報通信技術の進歩に対応し、価値観の多様化や変化にも柔軟に対応できる人材を育成する意思が見て取れます。また、創立以来一貫して「自主独立の気概」を学校からのメッセージとして掲げています。クラス数や生徒数も一定で、1年生から3年生までそれぞれ6クラス、生徒総数は709名という規模で運営されています。駒場東邦中学校は、明るく楽しい学園を作ることを目指し、生徒各自の個性を伸ばし、豊かな知性と科学的教養を身につけた、健康で実践力のある学生の育成に力を注いでいます。

2. 海城中学校(男子校)

海城中学校は自由な校風が特徴です。「新しい人間力」と「新しい学力」をバランスよく兼ね備えた紳士の育成を目標としています。2022年、東京大学の合格者数は57名。新宿区に位置する海城中学校は、男子校の中高一貫校として120年以上の歴史を持つ東京都の代表的な進学校です。同校の教育理念は「リベラルでフェアな精神を持った新しい紳士の育成」で、生徒一人ひとりの自己実現を達成させることを最優先に置きます。

海城中学校では、中学生活を3つのフェーズに区切り、それぞれに明確な目標を設定しています。中1・中2の時期では、新しい生活習慣を確立し、受身型の勉強から自ら学び取る能力を育むことが重視されます。このように、自己啓発の意識を生徒に植え付けることで、自己成長を促す教育が行われています。さらに、同校は学業だけでなく、クラブ活動や校内行事も盛んで、多彩な学校生活を送ることが可能です。部活動を通じての友情や団結心、イベントを通じた学年間の交流などが、生徒たちの人間形成に大いに寄与しています。

なお、海城中学校の偏差値は61 – 66と高く、東京都内で16位、全国でも31位にランクインしており、その学力の高さがうかがえます。また、同校からは多くの卒業生が社会で活躍しており、その進路先は多岐にわたります。海城中学校は、長い歴史と伝統を誇りながらも、常に新しい教育を追求し、生徒一人ひとりの可能性を引き出す場所として存在しています。それぞれの生徒が自身の興味や能力を最大限に伸ばし、社会に出てからも活躍できるような人材を育成している、まさに東京の進学校の象徴と言えるでしょう。

3. 巣鴨中学校(男子校)

巣鴨中学校は「文武両道」「努力主義」で、規律を重んじる校風。深夜の競歩大会、ふんどしで泳ぐ巣園流など伝統行事も特徴的です。2022年、東京大学の合格者数は8名。巣鴨中学校は東京都に位置する私立の男子校で、高度な教育と優れた生徒指導により、生徒たちの学力と人間性の育成を目指しています。巣鴨中学校は学業に真剣に取り組む生徒たちにとって、魅力的な選択肢となり得ます。偏差値は55から63となり、東京都内でも上位に位置しています。これは、学習環境の整った環境と、教職員の尽力を反映した結果でしょう。学校の行事や部活動も充実しており、生徒たちは各自の興味を追求しながら、友情を深めることができます。

巣鴨中学校は、厳しさの中にも優しさと暖かさのある校風が特徴です。これにより、生徒たちは自己管理能力を養うとともに、互いの尊重と協調性を身につけることができます。一部には、巣鴨中学校がスパルタ教育を行っているとのイメージがありますが、卒業生の証言によれば、その実情は異なります。学校は、個々の生徒の能力を最大限に引き出すことを目指し、その過程で適切な指導とサポートを提供しています。

巣鴨中学校は豊島区に位置しており、最寄り駅は池袋駅です。駅から学校までは徒歩約15分となり、都心からのアクセスも良好です。また、学校周辺の環境も整っており、生徒たちは勉学に専念することができます。巣鴨中学校は、学力向上を目指すだけでなく、生徒たちが社会の一員として成熟した人間性を育てることを大切にしています。そのため、学力を身につけつつも、人としての成長を目指す生徒や保護者にとって、この学校は魅力的な選択肢となることでしょう。

1. 豊島岡女子学園中学校(女子校)

豊島岡女子学園中学校は「道義実践」「勤勉努力」「一能専念」という教育方針です。授業前5分間の運針は特徴的です。2022年、東京大学の合格者数は14名。「豊島岡女子学園中学校」は、その歴史、進学実績、教育方針で高い評価を受けている名門女子中学校です。本校は、1892年に女子裁縫専門学校として開校し、1948年に池袋に移転し、「豊島岡女子学園中学校」に改称されました。

豊島岡女子学園中学校は創立以来、日本古来の伝統的な倫理道徳を規範とし、「道義実践・勤勉努力・一能専念」という教育方針を掲げています。教育方針は現代でも堅持され、生徒たちの道徳心や人間性の成長を大切にしつつ、学力の向上にも力を入れています。豊島岡女子学園中学校は、その進学実績からも「女子中学校の新御三家」の一つとも言われています。また、偏差値も高く、東京都内では4位、全国でも6位にランクインするなど、優秀な進学校として認知されています。

中学から高等学校にかけての6年間で、進路・進学の方向性を固める総合的なキャリア教育が行われています。中学では将来の仕事について広く考え、高校でそれを実現するための大学選びにつながるプログラムを実施しています。卒業生の話を聞く「卒業生インタビュー」も、生徒たちのキャリア視野を広げる機会となっています。

豊島岡女子学園中学校は2022年度から完全中高一貫校となりました。さらに、新型コロナウイルスの影響を受けてWEB説明会を開催するなど、時代に即した教育環境の提供にも取り組んでいます。これらの特徴から、豊島岡女子学園中学校は、一貫した教育環境の中で、自身の未来を広く考え、実現する力を身につけたいと願う生徒や保護者にとって、魅力的な選択肢と言えるでしょう。

2. 鷗友学園女子中学校(女子校)

鷗友学園女子中学校は、「自由教育・全人教育・グローバル教育」をカリキュラムの基盤とし、自由な校風です。園芸の授業があるのが特徴的です。2022年、東京大学の合格者数は3名。鷗友学園女子中学校は偏差値60 – 64を誇り、東京都内では22位、全国では53位にランクインしています。この高い偏差値は、学生たちが集中して勉強に取り組んでいる証拠です。学校の評判についても、学習環境についての評価は5.0と高いものがあります。

次に、鷗友学園女子中学校の特色的な英語教育についてみていきましょう。同校は特異な英語教育に力を入れており、その効果が高評価を得ています。具体的な内容については公開されていませんが、この独特な英語教育が高い学習効果を生んでいることは間違いありません。

鷗友学園女子中学校は中高一貫校であり、その先に待つ高校生活についても言及せずにはいられません。同学園の高校部門、鷗友学園女子高校ではリベラルアーツ教育が盛んで、イェール大学への研修旅行や、外国人講師を招いたディベート教育も行っています。このような豊かな教育プログラムは、中学生活だけでなく、一貫した高校教育にも期待が持てます。

また、鷗友学園女子中学校はコロナ禍でもICT環境に優れており、適応性の高さを見せています。これは今後ますますデジタル化が進む社会で生き抜く力を育む上で、非常に大切な要素となります。素晴らしい学習環境、独自の英語教育、進学先としての魅力、そして先進的なICT環境、これらが同校を特別な存在にしています。これからも鷗友学園女子中学校の動向から目が離せません。

3. 吉祥女子中学校(女子校)

吉祥女子中学校は「知的探求心を育みましょう」「言葉と行動に責任を持つ」「互いの価値観を尊重しましょう」を校是とし、個性と自主性を重んじる校風です。高校2年生からは芸術系の進路選択肢があるのが特徴です。数ある学校の中でも代表的な学校のことを「御三家」と称します。その中で、最近では「新御三家」と呼ばれる学校が存在し、女子新御三家は豊島岡女子学園中学校、鷗友学園女子中学校とともに吉祥女子中学校が名を連ねています。

吉祥女子中学校は東京都武蔵野市吉祥寺に位置し、学生数は中学校で女子790名、高等学校で女子768名在籍しています。偏差値62~64と高く、また、8割以上の卒業生が4年制大学へ進学します。進学先は東京大学、京都大学、一橋大学などの難関国立大学や、慶應大学、早稲田大学、上智大学、MARCHなど難関私立大学などです。学校施設は充実しており、校内にはレッスン室やカフェテリアが存在します。さらに八王子キャンパスには総合グラウンド、富士吉田キャンパスには祥友会館などの校外施設も整備されています。また、吉祥女子中学校は部活動も盛んで、陸上、女子サッカー、ソフトボール、バレーボール、バスケットボール、硬式テニスなどの運動部が存在します。

吉祥女子中学校の教育方針は、「社会に貢献する自立した女性の育成」を目指しています。高い学力だけでなく、社会人として必要なスキルや知識を身につけることを重視しています。吉祥女子中学校はその高い教育水準から、多数の医学部合格者を輩出しており, 難関国立大学や難関私立大学への進学実績も豊富です。これらは吉祥女子中学校の厳格な教育方針と高い学力を示すものといえるでしょう。厳しい学習環境と高い進学実績、そして自立した女性を育成する教育方針は、今後も多くの生徒とその親を惹きつけることでしょう。

03 大は小を兼ねる

「大は小を兼ねる」の由来は、中国の前漢時代に書かれた儒学者・董仲舒(とうちゅうじょ▶世界史で頻出の人物ですね)の書物である『春秋繁露(しゅんじゅうはんろ)』の中にある一文です。「夫それ已に大なる者あらば、又小なる者を兼ぬ」という文で、「賢者(大なる者)は愚者(小なる者)の振る舞いもすることができる。だから、天下で役に立てるのは賢者だけだ」という意味になります。「大は小を兼ねる」は「大は小を叶える(だいはしょうをかなえる)」とも言い、どちらも意味は同じです。大きければ小さいものの役割も果たせるということを表します。

この言葉から何をお伝えしたい方というと、仮に御三家や新御三家を目指すのがしんどくなってしまって、中受を諦めようと思ってしまっても、こうした難関私立中学を目指して勉強していたことは決して無駄にはなりません。それこそ、武蔵野個別指導塾がお勧めしている、大学進学実績が高い、偏差値46~55の中堅校へ志望校をシフトすれば、まず合格は間違えありませんし、仮に中受を止めてしまうという結論になってしまっても、その後の中学や高校で最難関の中受の準備をしてきたという経験は、勉強をする体力、勉強をする習慣が身についているという意味で、それを経験したことがない生徒より大きなアドバンテージを受けることが可能です。

そういうわけで、仮に御三家や新御三家を目指したい、あるいはSAPIXやグノーブル、あるいは、早稲田アカデミーや日能研、四谷大塚などのような集団塾・集団授業についていけない場合のフォロー、そして、それでも厳しい場合に、コスパのよう中堅校へのシフトやそれを活かした高校受験での巻き返しや大学受験で栄光を掴むにはぜひご一考くださいますと幸いです。大切なことは、お子様の未来です。すぐに諦めてしまったり、「うちの子では無理に決まっているわ」と決めつけてしまう前に、もう一度中受のメリットデメリットをよく考えてみるのはいかがでしょうか?

次回へ続く

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【監修者】 宮川涼
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員。元MENSA会員。早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。一橋大学大学院にてイギリス史の研究も行っている。

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ryomiyagawa
早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。
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