夏期講習の活用法について

01 夏期講習は1学期の復習をすることができる

夏期講習は、受験生にとっては夏の天王山であることはもちろん、受験生以外の生徒にとっても、新学年に入り、今までより一段階あるいは二段階以上難しいと感じた一学期の振り返りや、これから二学期以降難しくなってくる授業へ対応するための良い復習期間になります。

とりわけ、小学校から中学校へ進学をしたり、中学から高校へ進学をした場合など、一気に科目数が増えたり、勉強の内容が格段に難しくなって戸惑いや驚きを感じた生徒さんも少なくないと思います。夏期講習で、新学年、進学に対応した復習をして内容が難しくなる二学期以降の備えを行う必要があるわけですね。

夏期講習ではこうした復習以外にも大きなメリットがあります。その大きなメリットについて夏期講習を120%活用する方法についてベスト3を紹介していきます。

02 第3位「自習室を使いながら周りの生徒の勉強」

夏期講習中は授業の前後に自習室で勉強をするのが大切です。授業中にも感じることはあると思いますが、1人で自宅勉強してると、いつもより少し長い時間勉強しただけでも、「今日はずいぶんと勉強を頑張ったなあ」とかなり勉強した気持ちになりがちです。しかし、夏期講習中に授業の前後などに自習をしてみると、他の生徒が自習している姿が見えたり、他の生徒の授業中にその生徒がどれくらい家で勉強しているかだとか、どれくらい頑張っているかが聞こえて来たりします。夏期講習中、同学年あるいは一学年上の先輩たちや学年は下だけれども受験勉強に必死に取り組んでいる生徒などを見ると、良い刺激になります。「へえ、そんなに勉強しているんだ」とか「あ、あの子、まだ自習している」と驚くことがあると思います。夏期講習中に塾で自習することで同学年の塾生の勉強量を知ることができたり、どれだけ頑張っているのか知ることができるわけです。

たとえば、受験生は、夏期講習の授業は長時間になります。そして、塾や学校の宿題はもちろん、過去問の演習やその復習などの自習時間を合わせれば、1日10時間程度の学習時間は当たり前です。そんな受験生の姿を目の当たりにして、夏期講習を通じて、自分の今までの勉強量の少なさを実感し、自宅学習を含めて勉強量が増えると言うケースは、実は意外と多いんです。一番の刺激は学校ではあまり見られない他の生徒が勉強する姿ではないでしょうか。

03 第2位「各教科の抑えるべきポイントを確認する」

一学期受けてきた定期テストや模擬テスト、過去問の解き直し、自己学習では分からなかったことを夏期講習で積極的に講師に聞いてみましょう。模擬試験の過去問や確認テストを解き終わったまま放置せず、間違えた問題や分からなかった問題を、自分一人でもう一度解けるように学習しましょう。

どうしても定期の学校の授業があるときは、塾でも定期試験の対策や学校の授業で分からなかった問題の確認など補習的な側面が強く出てしまいます。とりわけ、個別指導塾では、いわゆる進学塾と違い、学校など集団授業で自分のペースト合わず、理解が及ばなかったところなどの理解などに努めることが多くなってしまいます。なので、その教科全体を見て、どこが抑えるべきポイントなのかとか、あるいは自分が苦手な箇所などを俯瞰して眺める良い機会になります。

これは専門的な言葉を使えば、メタ認知スキルを養うことになります。メタ認知とは、アメリカの心理学者ジョン・H・フラベル氏が定義した心理学用語です。このスキルは、簡単に言えば「自分の学習について自分で考え、理解する能力」を指します。もう少し具体的に言うと、自分が何を知っているのか、何をまだ知らないのか、そしてその未知の部分をどのように学べばよいのかを理解する力のことを言います。

メタ認知は、知識と技能(スキル)があります。メタ認知知識というのは、簡単に言えば、自分自身に対する知識です。技能も含めて自分の短所や長所を知っている、自分の得意なこと、苦手なこと、強いこと、弱いことなどを客観的に評価して認知していることです。自分の短所や長所など、「自分自身について知っている知識」です。たとえば、「自分でしゃべるのは苦手だが、人の話すことの聴くのは得意」だとか「調子が良いときにすこしマイナスな要因が入ってくると落ち込んでしまい、マイナス思考になってしまう」という自分を自分で把握できて、それを自覚、理解している、できていることを言います。簡単な表現では、「自己分析ができている状態」です。その中に自分の不得意分野までもちろん把握できて、その上でその対処方法、対応方法まで把持できている事ではじめて「メタ認知能力を高める」ことになります。

次に課題に関する知識についてです。これは「過去の経験から得られた議題に関する知識」のことで、自分が過去の経験から客観的に評価して認知しています。たとえば、「自分は単純な計算問題を長期間しているとミスが出やすい」とか「普段は臆面なく喋られ得るのに、面接などの場では発言できなくなってしまう傾向がある」「試験になると、よく考えず即決してしまい、後から考えれば分かる問題を間違ってしまい、いつも後悔する」などの経験から得た議題を認知することです。これは自分の弱点や傾向を知り、改善や対策をするのに役立ちます。

そして、その解決策を考えるにあたって必要となるのが、解決策に関する知識です。「議題を解決するための具体的な知識」のことで、経験から得られる議題の解決策の要素を認知します。たとえば、「時間を区切りながら勉強をすると効率が上がる」とか「優先順位をつけて問題に取り組むと取りこぼしが少なくなる」とか「音楽をかけながら勉強をするとはかどるし、曲とともに記憶が定着して暗記がうまくいく」などというように課題を解決するための具体策を認知します。

こうしたことを受けて、「メタ認知的技能(スキル)」とは、メタ認知知識を把握した上で、客観的に自分自身の状況を確認したり、問題解決したり、対策を講じたりする能力のことです。また、メタ認知技能には、「メタ認知的モニタリング」と「メタ認知的コントロール」の2つに分かれます。

「モニタリング」とは、自分の認知が適切か監視する能力です。自分自身の認知が正しく働いているか、適切な行動がとれているかといった情報を監視(モニタリング)することです。

「コントロール」とは、モニタリングした認知内容を制御する、まさにコントロールしてあるべき姿に持って行くことを意味します。

せっかくモニタリングしても放置していては意味がありませんもんね。「自分は単純な計算問題を長時間しているとミスが出やすい」→長時間継続しないようにする。「面接の場では発言できない傾向がある」→相手を面接官だと思わず自分の父親や年上の兄弟と話しているようにイメージする。「問題を解く際にあまり考えずにパットといてしまって後悔することがある」→見直しの時間や問題を解くときに深呼吸をして、気持ちを落ち着けるなど、このように自分を知った上でコントロールしていくわけです。

夏期講習という期間を通じて、自分のことを改めて一段上の立場から眺めて見て、「僕(私)ってこれが苦手なのかも」と気づいてもらうわけですね。もちろん、今お話ししたようなモニタリングやコントロールというのを適切に小学生や中学生、高校生が一人でできるかと言うと正直難しいと思います。そもそも、自分を客観視するなんてことがまだ難しい年頃でもあるわけですからね。

そこで、登場するのが夏期講習を担当する講師の出番です。生徒の代わりにモニタリングし、コントロールする方法を導く手伝いをするわけですね。

たとえば、「○○くん(さん、ちゃん)は、算数の計算をするときに工夫するのがすこし苦手で、たとえば、19×9+38×8+57×7=を計算するときどうしても普通に一つ一つ力業で解いてしまって、19×9=171、38×8=304、57×7=399と求めてから、171+304+399=874みたいに計算しているよね。」と生徒の代わりにメタ認知知識でモニタリングし弱点を指摘してあげます。

その後、「確かにそのやり方でも答えは合ってるけれど、ものすごく計算に時間がかかってしまうよね。中学入試でこういう計算問題がでるけれど、こういう解き方をしていたら、計算問題だけで試験時間の1/3くらいは使ってしまって、他の応用問題(文章問題)に時間を使えなくなってしまうよ。」と改善の必要性を理解してもらいます。

そして、メタ認知解決策を使い、モニタリングした結果から、弱点や苦手分野を克服するコントロール法として適切な改善策を指導します。

「だから、前にも話した計算の工夫をしよう。この場合は、19も38も57も19の倍数だよね。だから、19×で統一して他の数字を19に直した分、それに併せて変化させてみよう。この場合は19が最小値なので、他の38や57は19にした場合、38だったら2で割って、57だったら3で割っているので、同じ数を表すために、×の相手の方はその分、割った数で書けてみよう。すると、19×9+19×16+19×21となるよね。分配法則を使えば、19×(9+16+21)になるじゃない。すると、19×46に短縮できるよね。さらに、もっと簡単にしたければ、この19×46というのも、(20-1)×46(あるいは、46×⦅20-1⦆)という風にさらに変化できるよね。すると、46×20=920で、それから46×1=46を引けば良いので、920ー46=874と求めることができるね。こういう風に簡単な計算式に直せて時間も大幅に短縮して計算できるし、計算ミスも減るじゃない。」

という具合です。こうすることで、お子様は各教科の「抑えるべきポイント」は理解し、できるようになり、それをやり、定着することができるように成長していくわけです。

04 第1位「わからないことに気づき」と「わかる」、そして「できる」や「やる」と「繰り返しやる」ということは違う~そして、それは1の中でも一番塾で学習に専念できる夏期講習でこそ実現できる

これはもちろん、普段の授業でも行っているわけですが、どうしても一日1コマだったり、それもそれが週に1回だったりすると、今上の文章を読んで頂けた保護者の方、お父様、お母様もお感じになられたように、少々面相くさいですし、時間がかかりますよね。

なので、どうしても普段の短い授業では、そこまで深い話まではする機会がどうしても少なくなり、そもそも、上のような「計算の工夫」だと「普通に力技で解くのではなく、計算の工夫をしてショートカットして解こうという解き方の基本を示し、実際に一緒に問題を解いたりする」ことがメインになってしまい、生徒さん本人が「わからないことに気づき」その上で、「それがわかった」という「わかるレベル」にまではなるのですが、それが「できる」まで進むことや「できる」からこそ自分で新しい問題を「やる」ことや、それをやりきれるまで「繰り返しやる」というところまでは、どしても授業の時間の都合上、宿題や復習などを塾で課した上で、あくまでも生徒さん本人の自助努力に期待するしかなくなってしまいます。

今、さらっと「わからないことに気づき」と「わかる」、そして「できる」や「やる」と「繰り返しやる」ということは違うと話しましたが、この違いは重要なので、少し説明をします。

どういうことかというと、「わからないことに気づく」というのは、これまで「わからなかったこと」について「僕(わたし)ってここが分かっていないからできなかったんだ」と気づかせることを意味します。まず、大抵の生徒さんは、何を分かっていないのか分かっていません。分からないことが分からないので、質問もできませんし、どうしてこの問題がわからない、あるいは解けないのか自分の言葉で表現することができないのはもちろん、そもそもそれに気づいていなかったりします。

それを普段の授業では「○○ということがあって、僕/わたしはそれがわかっていなかったんだ。そして、それがわかっていなかったから解けなかったんだ」と気づいてもらうように志度しております。

そして、その上で、わからないことに気づけたので、「じゃあ、わからないことがわかったのだから、まずそれを理解しよう」と「わかる」ための指導を行います。

そして、生徒さんが「なるほど、そういうことだったのか」と「わかる」まで言ったところで、時間的に余裕があれば、それが今度は分かった上で「できる」ようになるため、類題を解いてみて、本当に分かっているのか確認し、もしまだ本当に分かっているわけでないのなら、もう一度理解を促し、「わかる」よう指導します。

大体、普段の授業ではここまでやることがマンツーマンの1対1の完全個別体制でできることでも時間的には精一杯です。また、武蔵野個別指導塾ではこういう深い授業を実現するために、よくある個別指導塾と違い、基本的には1対1で授業をさせて頂いております。

05 なぜ11の完全個別指導がお勧めなのか?

ここまで説明させて頂きましたので、おわかりになるとおり、1対2の通常の個別指導塾の指導方式ではここまでの指導は時間的にも指導内容的にも不可能です。1対2の授業というのは、授業1コマ90分のうちの半分の45分は問題演習を一人で解いてもらうという自習になってしまいますし、残り半分の45分でもその問題に対する一般的な解説をすることしかできません。

なので、1対2の授業では、「わからないことに気づく」こともできませんし、もちろん「わからないことがわかる」こともありません。単純に定期試験対策で、その適試験を乗り切るための付け焼き刃としてのその場限りの知識や解法をとりあえず知り(わかるのではなく、知識として知るだけです)、それを自宅学習でしっかりと復習してもらい、暗記してもらうしかありません。

それに対して、1対1では、先ほどお話ししましたように、「分からないことに気づき」「わからないことがわかり」「わかることから(類題や同種の問題が)できる」ようになるわけです。しかし、一科目週に1回1コマではこれが限界だと言わざるを得ません。

もちろん、次週に同じ単元を扱い、もう一度本当に分かった状態を保っているのかPDCAプランで言うCheck(点検、確認)を行い、その上で、「できる」のかどうか、これもCheckし、そして、その上で問題が無ければ、その次の段階の「できる」上で、そこから新しい問題を「やる」ことやそれを定着させるために「やり続ける」ということを行うこともありますが、1科目週1回の授業ですと、本来は1週間で終わらせるべき頃を2週間かかってしまいますので、定期試験の日程や学校の授業のことを考えると、そこまで深く落とし込まないまま次の単元に進まざるを得ないことも少なくありません。

そこで、面談のときに親御様へお話しさせて頂いている通り、苦手科目や本当に伸ばしたい科目に関しては最低でも1対1の授業で週に二回は授業を受けてほしいとお願いしているわけです。

もちろん、これはご家庭の経済的負担を増やしてしまいますし、ご家庭によっては予算的に厳しいということもあると思います。ただ、実際問題として、私も教育者のひとりであり、塾業界の人間としてはっきり言わせて頂くと、1対2の個別指導をしたり、集団授業を行うのは、生徒さん一人で先ほどのメタ認知スキルのモニタリングたコントロールを行うことができ、自宅学習もただ机に向かっているのではなく、それこそストップウォッチで時間を計りながら、制限時間を意識して、また自分で自分に教えるようなセルフレクチャリングなどを行えるような生徒さんで無い限りは、安物買いの銭失い、ではありませんが、塾や予備校に当塾よりも安いとはいえ、効果のない教育のためにお金をドブに捨てているといっても過言では無いと思います。

06 夏期講習で11で多くのコマを受講する意味

確かに、前述したとおり1対1の完全個別指導は割高になってしまいます。それに対して、1対2の個別指導塾は当然のこととして、集団塾などでは、講師一人が生徒一人ひとりの習熟度や理解度、先ほどの話をすれば「わからないことに気づかせ」わからないことをわかる」ように変え、「わかることをやるように」し、「わかることをやり続け」定着させるということは一切やっていません。

そもそも、集団塾や学校では、あくまでも一般的な学年や学期などのスケジュールに合わせたカリキュラムに乗った上で、生徒さんの理解や定着はフォローせず、ただ「解き方」や、最悪の場合「答えや公式のようなもの」を教えるだけになってしまいます。

もちろん、そこから、生徒さん一人で、メタ認知スキルを発揮し、自宅学習で先ほどお話ししたようなことを一人ですれば勉強はできるでしょうが、正直、それができる子はそもそも塾に行く必要がありませんし、学校の授業だけでは物足りず、それこそ大手の難関校を目指した集団塾、つまり進学塾へ行き、自分でばりばりと学習を進めるのが向いているかと思います。そして、そういう子は、特に誰かのサポートもなく、東大なり京大なり、早稲田なり慶應に進学していくわけです。

しかし、こうした子が多いかというと実は私自身早稲田に学部、大学院と進学し、大学院時代は東大の大学院でも研究し、現在も一橋大学の大学院でも研究しておりますが、その同級生や後輩たちをみると、みな進学塾はもちろん、進学塾プラス個別指導塾などに通っていたケースが多いです。これはよく言われることではありますが、教育経済学の世界ではっきりと答えが出ていることでもありますが、医学部を除き、一般の大学の学部の中、日本で一番親御さんの年収が高い学生が集まっている大学は何処だと思いますでしょうか?

それは東京大学です。

つまり、東京大学へ進学させるために親御さんは他のどこの大学の学生たちよりも教育にお金をかけているわけです。やはりみながみな一人でできるわけではないのです。たとえば、中学受験の世界などではSAPIX(進学塾でエリート主義の集団塾)に通わせつつ、個別指導塾でフォローを行わせているというご家庭は少なくなくありません。というか、むしろそれが普通でしょう。つまり、進学塾と個別指導塾と二つの塾を使い分けているわけです。

07 武蔵野個別指導塾の想い~子供たちの夢や希望、可能性を諦めさせたくない

少し話は変わりますが、武蔵野個別指導塾はNPO法人ではなく営利企業です。売上は必要です。しかし、当塾が単に売上を上げたいから、顧客単価を上げたいからといって、割高の1対1の完全個別指導をお勧めしているわけでもありませんし、週1回ではなく2回、あるいは3~4回などの回数の授業を受けて頂くことをお勧めしているわけでもありません。

そうしないと本当の意味で学力は伸びないという教育業界では「言ってはいけない」こととしてタブー視されていることを正直にお話させて頂いているだけです。個人的なお話もすると、私自身、早稲田、東大、一橋で研究してきたわけですが、私は大学や大学院で自分がお金を儲けるために勉強をしたいと思ってやっていたわけでもやっているわけでもなりません。

もちろん、私も経営者なので、売上(S)や変動費(V)、SGA(販管費)といった固定費(F)を考え、赤字にならないように経営努力はしています。しかし、私の専門は学習塾で講師をしている講師としての教育者である以上に、大変恐縮ではありますが、IPO(株式公開)やCFO(最高財務責任者)ですし、事業再生やM&A(企業の買収や合併、売却)です。学習塾を経営、そして自ら講師として指導するよりも、こちらに専念した方が正直お金は稼げます。

しかし、私は単純にお金を稼ぐことにあまり幸せも喜びも感じていません。昔、アメリカの社会学の研究で年収7万ドル(今は円安ですが、当時は円高でしたので、日本円で言えば年収700万円)ぐらいあればそれ以上収入が増えても幸福値はそう変わらないという研究結果が報告されたことがありました、現在は若干修正なども入っているようですが、基本的な考え方の枠組みは変わっていないと思います。

私の知人などで、年商100億円の企業の経営者は多くいます。彼らは個人資産で最低でも数十億の資産を持っています。しかし、一緒に仕事をしたり、プライベートで飲んだりしていて、彼らの話を聞いているととても幸せには見えないのです。逆に、人間不信に陥っていたり、マネーゲームの亡者になって、休みもなく、ひたすらロボットのように働いていたり、あるいは、預金通帳や株式口座など数字が増えることだけに一喜一憂しており、正直あまり幸せそうに見えませんし、本人たちもいつもイライラし、悩み、辛そうにしています。

それに対して、どちらかというと、私の知人の中では珍しいタイプの友人がいて東大に入学した後、すぐに退学し、その後沖縄に引っ越し、地元の人と小規模なビジネスではありますが、仲間たちと楽しくやっている彼の方が幸せに見えます。彼の資産はおそらく先ほどお話しした人たちの1/100もありませんが、彼の方がそれこそ逆比ではありませんが、100倍幸せそうにいつも笑顔で楽しそうにしています。

もちろん、こうした価値観を生徒さんや保護者の皆様に押しつけるわけではもちろん、ありませんし、お子様一人一人には夢や価値観があり、売上100億円の企業を作るとか、あるいは今東大生や早慶の学生に人気な外資系コンサル企業に入社するとか、いわゆる有名企業に就職し、出世街道をばく進すると考える生き方も大変素晴らしいと思います。ただ私が学習塾をしているのは、お子様に勉強、とりわけ学歴などでその夢や希望で挫折してほしくないという想いが強くあるからです。悲しいかな、日本社会では、ある程度の学歴が無いと、なりたい職業も選べませんし、正直お子様たちの夢を実現するのに障壁になってしまいます。

私としては、そうした不幸を作りたくない。せっかく、この世に生まれたのなら、勉強なんてことで挫折して欲しくないですし、ぜひ勉強を得意になってもらい、「学歴フィルター」などというしょうもない偏見でせっかくの可能性や夢を諦めないでほしいと思っています。なので、そういう子供たちを応援したいという私の夢で学習塾をしております。

少し個人的な話が長くなってしまい申し訳ありませんでした。ぜひ、夏期講習では普段の授業や、塾の定期授業ではできない時間も密度も濃い授業で、成績を爆上げし、第一志望校への合格や学校での定期試験のテストアップを実現してほしく思います。

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【監修者】 宮川涼
プロフィール 早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員。元MENSA会員。早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。一橋大学大学院にてイギリス史の研究も行っている。

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ryomiyagawa
早稲田大学大学院文学研究科哲学専攻修士号修了、同大学大学院同専攻博士課程中退。日本倫理学会員 早稲田大学大学院文学研究科にてカント哲学を専攻する傍ら、精神分析学、スポーツ科学、文学、心理学など幅広く研究に携わっている。
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