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【中学〜高校の古文】読み方の基礎のつまずき診断—5 問で間違え方の型を見つけ、戻る場所を決める|武蔵野個別指導塾

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この教材の使い方

古文を読んでいて手が止まったときは、訳を丸ごと覚える前に、どの判断で迷ったかを確かめましょう。この教材では、5問を順に解き、文字の読み方から人物の関係までを分けて見ます。紙と鉛筆を用意し、問題番号、答え、そう考えた手がかりを書いてください。まだ習っていない言葉があれば、その言葉に印を付けるだけでもかまいません。ここにある古文は、読み方を練習するための短い作例です。

  1. 確認問題の問1から、1問ずつ解きます。分かる部分まで書き、答えを出せない場合も、迷った文字や語句を残します。
  2. すぐ下の「答えと、間違えたときの戻り先」を開きます。正しい答えと自分の答えを比べ、手順のどこから違ったかを探します。
  3. 自分に近い誤答の型を選び、記事名のリンクから戻り先へ進みます。「読むところ」を目安に、今必要な説明を探してください。
  4. 読み終えたらこの教材に戻り、答えを閉じて、同じ番号の再確認問題を解きます。問1のあとなら再確認1です。
  5. 答えと根拠を自分で説明できたら、次の確認問題へ進みます。迷いが残ったら、迷った部分だけを戻り先と照らし合わせます。

記録には、A「仮名遣い」、B「主語の補い方」、C「助動詞の意味」、D「係り結び」、E「敬語の向き」を使います。例えばA1とA2は、どちらも仮名遣いに関する誤りですが、直すところが少し違います。型は人に付ける評価ではなく、その解答で起きたことの記号です。誤答例と同じ答えでも、考え方が違えば原因も違います。最初に迷った場所を優先して選んでください。

当てはまる型が見つからなければ、「その他」として、分からない語句と自分の読み方を書きます。正解でも当てずっぽうだった場合は、根拠を確かめてから再確認へ進みます。全体の見直しが必要なら、この単元のつまずき解説へ戻ってください。読むところの目安は、自分の困り方に近い誤答例と、その直し方です。全部を一度に読み直す必要はありません。

確認問題(5問)

問題ごとに、何を答えるかを先に確認します。「現代仮名遣いに直す」「人物を答える」「意味を答える」「活用形を選ぶ」は、別の作業です。自然な現代語訳が作れなくても、今聞かれているところが分かれば答えられます。

問1 歴史的仮名遣いを直します

「かは」「こゑ」「けふ」を、それぞれ現代仮名遣いに直してください。漢字や意味ではなく、ひらがなで書きます。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、「かは」→「かわ」、「こゑ」→「こえ」、「けふ」→「きょう」です。

  1. 求められているのは語の意味ではなく、仮名の表し方の変更です。まず、元の語を一つずつ分けます。
  2. 「かは」の語中の「は」は「わ」に、「こゑ」の「ゑ」は「え」に直します。語頭の「は」まで全部「わ」にする規則ではありません。
  3. 「けふ」は語全体で「きょう」となります。「ふ」を一文字置き換えるだけでは終わりません。声に出すときも、直した表記と合わせて確かめます。

A1型:「かは」「こゑ」をそのまま書きました。原因として、見えている文字を現代と同じ読み方で扱ったことが考えられます。戻り先は古文の基礎(歴史的仮名遣い)です。読むところは、歴史的仮名遣いと現代仮名遣いを対応させる説明です。元の文字と直した文字を上下に書き、変わったところだけを丸で囲んでください。語頭か語中かにも印を付けます。

A2型:「けふ」を「けう」や「けわ」としました。原因は、一文字ずつの置き換えだけで語全体の変化も処理しようとしたことかもしれません。戻り先は古文の基礎(歴史的仮名遣い)です。読むところは、音のつながりによって表記が変わる例です。「けふ」と「きょう」を一組にして、文字数が同じとは限らないと確かめます。直し方に迷った語は、勝手な規則を作らず対応を確かめてください。

A3型:「川」「声」「今日」とだけ書きました。意味を分かっていても、今回は仮名遣いの確認ができていません。原因は、問いの指示を現代語訳の指示として読んだことです。戻り先は古文の基礎(歴史的仮名遣い)です。読むところは、読み方と古語の意味を区別する説明です。紙を「元の表記・現代仮名遣い・意味」の3列に分け、今回は真ん中の列を答えると確認したら再確認1へ進みます。

問2 省略された主語を補います

次の場面には母と子だけがいます。「母、子を呼ぶ。子、母のもとに来たり。母、子に文を渡す。子、文を受け取りて、読む。」最後の「読む」の主語を答え、その手がかりも書いてください。ここで「文」は手紙、「来たり」は来たという意味です。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、「読む」の主語は子です。「子、文を受け取りて」から、同じ子の動作が続いていることが手がかりです。

  1. 人物を母と子に分け、述語ごとに動作の主を書きます。呼ぶのは母、来たのは子、渡すのは母です。
  2. 最後の文では「子」が示され、子が手紙を受け取っています。そのあと、別の主語を示す語や、動作の主を変える手がかりはありません。
  3. この場面では、受け取った子がその手紙を読むとつながります。「て」があれば必ず同じ主語だと決めるのではなく、人物、動作のつながり、前後の文を合わせて判断します。

B1型:最初に出てきた母を、最後まで主語にしました。原因は、話の最初の人物を固定し、途中の「子」という明示を読み落としたことかもしれません。戻り先は古文の読み方(主語の省略)です。読むところは、主語を補いながら動作を追う説明です。人物の名前に別々の印を付け、述語ごとに主語を書きます。文の途中で主語が示されたら、前の判断を更新してください。

B2型:「文」が近くにあるので、主語を手紙としました。原因は、近くの名詞を選び、動作をする側か、動作を受けるものかを区別していないことです。戻り先は古文の基礎(省略)です。読むところは、省略された言葉を補う説明です。「誰が・何を・どうする」の枠を作り、手紙は「何を」の欄に入れます。「子が手紙を読む」と補って、場面に合うか確かめたら再確認2へ進みます。

「書いていないので分かりません」とした場合も、すぐに勘で人物を選ぶ必要はありません。まず、分かっている主語を書き込み、そこから同じ動作主が続くかを見ます。本当に手がかりが足りない文もありますが、この問では直前の主語と、手紙を受け取って読むという動作のつながりを使えます。

問3 助動詞の意味を見分けます

次の2文の助動詞の意味を答え、下線の代わりに示した語を現代語にしてください。①過去の出来事を語る場面の「昔、ここに小さき家ありけり。」の「けり」と「ありけり」。②今、目の前の子について述べる「子はまだ起きず。」の「ず」と「起きず」。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、①「けり」は過去、「ありけり」は「あった」です。②「ず」は打消、「起きず」は「起きない」です。

  1. どこまでが動詞で、どこからが助動詞かを分けます。「あり+けり」「起き+ず」と見ます。
  2. ①は昔の出来事を語っているので、この「けり」は過去を表します。「けり」には詠嘆の用法もありますが、ここでは場面の指定が判断の手がかりです。
  3. ②の「ず」は打消です。起きるという動作を否定し、起きないと訳します。過去にする語はなく、今の場面という条件もあるので、起きなかったとはしません。

C1型:「けり」はいつも詠嘆だから「あったのだなあ」としました。原因は、一つの用法だけを覚えて文脈を確かめなかったことです。戻り先は過去・完了の助動詞です。読むところは、「けり」の過去と詠嘆の使い分けです。まず昔の出来事を語っているのか、その場で気付いたことを述べているのかを確認します。語だけでなく場面の説明にも線を引いてください。

C2型:「ず」を見落として「起きる」としました。原因は、知っている動詞の意味だけで訳し、後ろの助動詞が加える意味を落としたことです。戻り先は打消などの助動詞です。読むところは、打消「ず」の意味と接続です。「起きる」に打消が加わるとどう変わるか、肯定と否定を並べて書きます。短い語でも、あるかないかで文の内容が反対になります。

C3型:「ず」の意味を過去として「起きなかった」としました。原因は、古文は昔の文章だからすべて過去に訳すと思ったことかもしれません。戻り先は古文の文法の基本です。読むところは、助動詞が文に加える意味の説明です。古い言葉で書かれていることと、文が表す時点を分けます。「ず」自体が表すのは打消だと書き、再確認3へ進んでください。

問4 係り結びを確かめます

次の空欄に「咲く」「咲け」のどちらかを入れ、結びの活用形の名前も答えてください。①花ぞ( )。②花なむ( )。③花や( )。④花か( )。⑤花こそ( )。どれも空欄で文が終わり、省略や結びの流れはないものとします。「咲く」は四段活用で、終止形と連体形は「咲く」、已然形は「咲け」です。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、①ぞ・②なむ・③や・④かの結びは「咲く」で連体形、⑤こその結びは「咲け」で已然形です。

  1. 文の途中の係助詞に印を付けます。この問では、ぞ・なむ・や・か・こその五つを比べます。
  2. ぞ・なむ・や・かは連体形、こそは已然形で結びます。係助詞と文末を一本の線でつないでください。
  3. 連体形の「咲く」と終止形の「咲く」は同じ表記です。文字の形が同じでも、この問の①〜④は係り結びによる連体形です。⑤は「咲け」になりますが、命令の意味にはしません。

D1型:すべて「咲く」、すべて連体形としました。原因は、係り結びを一つの規則にまとめ、「こそ」の結びを区別していないことです。戻り先は古文の基礎(係り結び)です。読むところは、係助詞と結びの対応です。ぞ・なむ・や・かの組と、こその組を別々に書きます。「こそ」を見つけたら、文末で已然形を探す手順を一度声に出してください。

D2型:「咲く」は文末だから終止形としました。原因は、文の終わりにあるという位置だけで活用形を決めたことです。戻り先は古文の助詞(係助詞)です。読むところは、係助詞が結びの形に関わる説明です。「文末にあること」と「活用形が終止形であること」を分けます。①〜④では文末だけを見るのをやめ、対応する係助詞から根拠を説明してください。

D3型:「咲け」は命令形だとしました。原因は、同じ表記になる活用形を、見た目だけで決めたことです。戻り先は古文の動詞の活用です。読むところは、四段活用の已然形と命令形です。この文では「こそ」と結び付くので已然形です。形が重なるときほど前の語を根拠にする、と確認したら再確認4へ進みます。

問5 敬語から動作の主と相手を見ます

次の場面には、身分の高い殿と、その殿に仕える童だけがいます。「童、殿に文を奉る。殿、文を読み給ふ。」①手紙を差し上げる人と受け取る人、②手紙を読む人、③「奉る」と「給ふ」でそれぞれ敬意を向けられる人を答えてください。この「奉る」は「差し上げる」という謙譲語、この「給ふ」は動作主を高める尊敬の補助動詞とします。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、①差し上げる人は童、受け取る人は殿、②読む人は殿、③「奉る」も「給ふ」も敬意の向かう先は殿です。

  1. 「童、殿に文を奉る」では、童が動作をし、殿がその相手です。「童から殿へ手紙」と矢印を描きます。
  2. 「奉る」は、差し上げる動作の相手である殿を高める謙譲語です。敬意を向けられる人と、動作をする人は別です。
  3. 「読み給ふ」では、読む動作の主である殿を高めています。今回は両方とも殿への敬意ですが、謙譲と尊敬では、その人をどう高めているかが違います。

E1型:「奉る」は敬語なので、殿が童に手紙を渡すとしました。原因は、敬語があれば身分の高い人が必ず主語だと考えたことです。戻り先は古文の敬語(尊敬・謙譲)です。読むところは、謙譲語の敬意の向きです。動作の矢印と敬意の矢印を別々に書き、差し上げるのは童でも、その相手の殿を高められると確かめてください。

E2型:「奉る」は童を、「給ふ」は手紙を高めるとしました。原因は、近くにある語をそのまま敬意の向かう先にしたことかもしれません。戻り先は古文の敬語(尊敬・謙譲)です。読むところは、尊敬語が動作主を、謙譲語が動作の相手を高めるという区別です。「読む」の目的語は手紙、主語は殿と分けてから、尊敬語がどちらに関わるかを説明します。

E3型:「給ふ」を「与える」として、読む人を童のままにしました。原因は、動詞の後ろに付いて敬意を添える補助動詞の働きを見落としたことです。戻り先は古文の助動詞と敬語です。読むところは、「給ふ」の読み分けです。この問では「読み」に続き、その読む動作への尊敬を表すと指定されています。物を与えるという別の動作を足さず、再確認5へ進んでください。

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戻ったあとに確かめる問題

確認問題と同じ番号を、答えを閉じて解いてください。語や場面を変えています。前の答えの文字列を覚えたかではなく、同じ手順を使えるかを見ます。書き終わったら、根拠にした文字、人物、助動詞、係助詞、敬語のどれかを指で示してください。分からなかった場合は、下の案内に従って対応する型へ戻ります。

再確認1 別の語を現代仮名遣いに直します

「いへ」「ゐる」「てふ」を、それぞれ現代仮名遣いに直し、ひらがなで書いてください。「てふ」は虫の蝶を表す語です。

再確認1の答えと確かめ方

答えは、「いへ」→「いえ」、「ゐる」→「いる」、「てふ」→「ちょう」です。

「いへ」では語中の「へ」が「え」に、「ゐる」では「ゐ」が「い」になります。「てふ」は語全体で「ちょう」と直します。元の表記をそのまま残した場合は問1のA1型、音のつながりで迷った場合はA2型、漢字や意味だけを書いた場合はA3型の戻り先を読みます。直した語を声に出してから、元の表記へ目を戻し、どこが変わったか説明してください。

再確認2 道具を受け取った人を追います

この場面には姉と弟だけがいます。「姉、弟に筆を渡す。弟、筆を受け取りて、名を書く。」最後の「書く」の主語を、手がかりとともに答えてください。

再確認2の答えと確かめ方

答えは、「書く」の主語は弟です。「弟、筆を受け取りて」から、同じ弟の動作が続いていることが手がかりです。

渡す人は姉、受け取る人は弟です。弟が受け取った筆を使って名を書くという流れを読みます。姉と答えた場合は問2のB1型へ、筆や名を主語にした場合はB2型へ戻ります。「て」だけで決めた人は、人物の明示と動作のつながりも根拠に加えてください。省略を補うときは、書かれていない人物を新しく登場させず、文中の人物から手がかりに合う人を探します。

再確認3 肯定と打消、過去を分けます

①過去の出来事を語る「昔、この庭に鳥住みけり。」の「けり」の意味と「住みけり」の現代語訳を答えてください。②今、目の前の子について述べる「子は物を言はず。」の「ず」の意味と「言はず」の現代語訳を答えてください。

再確認3の答えと確かめ方

答えは、①「けり」は過去、「住みけり」は「住んでいた」です。②「ず」は打消、「言はず」は「言わない」です。

①は昔の出来事の叙述なので、過去として読みます。「住んだ」という訳でも過去を表せていればかまいません。②は「言は+ず」と分け、動詞に打消を加えます。「言は」を見て止まった場合は、助動詞の意味の誤りとは分けて、仮名遣いも記録します。詠嘆に固定した場合はC1型、打消を落とした場合はC2型、古文だからと過去にした場合はC3型を見直してください。

再確認4 別の動詞で結びを選びます

「鳥ぞ( )」「鳥なむ( )」「鳥や( )」「鳥か( )」「鳥こそ( )」の順に、「鳴く」「鳴け」のどちらかを入れ、活用形も答えてください。いずれも空欄で文が終わり、省略や結びの流れはありません。「鳴く」は四段活用で、終止形と連体形は「鳴く」、已然形は「鳴け」です。

再確認4の答えと確かめ方

答えは、ぞ・なむ・や・かの結びは「鳴く」で連体形、こその結びは「鳴け」で已然形です。

まず係助詞を見つけ、次に対応する結びの活用形を決め、最後にその形を書きます。「こそ」も連体形にしたらD1型、文末だから終止形としたらD2型、「鳴け」を命令形としたらD3型へ戻ってください。文字が正しくても活用形の説明が違う場合は、まだ根拠の確認が必要です。「ぞ」と「鳴く」、「こそ」と「鳴け」をそれぞれ線でつなぎ、形を決めた理由を言います。

再確認5 動作の順番を変えて確かめます

場面にいるのは、身分の高い姫と、その姫に仕える女房だけです。女房はここでは姫に仕える女性を指します。「姫、花を見給ふ。女房、姫に水を奉る。」①花を見る人、②水を差し上げる人と受け取る人、③「給ふ」と「奉る」で敬意を向けられる人を答えてください。「給ふ」は尊敬の補助動詞、「奉る」は差し上げるという謙譲語とします。

再確認5の答えと確かめ方

答えは、①花を見る人は姫、②差し上げる人は女房、受け取る人は姫、③「給ふ」も「奉る」も敬意の向かう先は姫です。

「見給ふ」は見る人の姫を高め、「奉る」は差し上げる相手の姫を高めます。水を渡す方向は女房から姫です。動作主をすべて姫にした場合はE1型、近い語へ敬意を向けた場合はE2型、補助動詞を別の動作として訳した場合はE3型へ戻ります。語の登場順が変わっても、尊敬は動作主、謙譲は動作の相手という区別から確かめられるかを見てください。

家での見方

保護者の方は、正解の数に加えて、どの手がかりを使えたかを見てください。「どうしてその人が主語ですか」「どの語から打消だと分かりましたか」のように、一度に一つ尋ねます。答えを先に言ってから理由を言わせると、自分で判断できたのか分かりにくくなります。本人の書いた誤答は消さず、その横へ直した答えと根拠を書き足してください。

下の表を紙に写し、1回の解答で最初に起きた誤りへ印を付けます。A1とA2を同時に間違えた場合は、Aの欄に1回と記録し、内訳をメモに残します。その場で答えを写し直しただけなら回数は増やしません。再確認や翌日の解き直しは別の解答です。型の違う誤りが重なった場合も、主な型と、あとで気付いた型を分けると、戻る順序を決めやすくなります。

誤りの型と回数の記録表
型 確認問題 再確認 翌日以降 合計・内訳
A 仮名遣い        
B 主語の補い方        
C 助動詞の意味        
D 係り結び        
E 敬語の向き        
その他・未習        

日付:____ 問題番号:____ 最初の答え:____ 根拠にした語:____ 型の内訳:____ 戻って読んだ内容:____ 再確認は自力・声かけあり:____

同じ型が合計3回出たら、新しい問題を増やす前に、その型の戻り先へ戻ります。3回はこの教材での見直しの目安で、能力を判定する線ではありません。1回でも説明を読んで分からなければ、そこで区切ってかまいません。Aなら文字を上下に並べ、Bなら人物ごとに動作を書き、Eなら動作と敬意を別の矢印にするなど、確かめる方法を変えてみます。

「全部分かりません」と言う場合は、短い単位に区切ります。問3なら「ず」がある場所を指せるか、その意味を言えるか、動詞と合わせて訳せるかを順に見ます。最初から全文を自然な日本語にするよう求める必要はありません。未習の内容は、誤答の回数と分けて残し、戻り先で基本を読んでから取り組みます。学年だけで、すべて習い終わっていると決めないでください。

再確認を自力で説明できたら、その日は終えてもかまいません。翌日以降は答えを隠して解き、答えを覚えている場合にも、根拠の語を指してもらいます。正しい人物名を言えただけで終えず、「直前に子が示されています」「謙譲語なので相手を高めています」のような短い説明が添えられるかを確かめてください。

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つまずきやすいところと直し方

A型 読み方と意味を一度に処理します

古い表記を見て、意味まで一度に考えようとすると、どこで迷ったかが分かりにくくなります。まず現代仮名遣い、次に語の意味という順で分けます。「かは」を「かわ」と直せることと、それが川を表すと分かることは、確かめる点が違います。また、すべての「は」を「わ」にするような置き換えでは正しく読めません。語の中の位置や音のつながりを、元の表記と対にして確認します。

B型 最初の人物や近くの名詞を主語にします

省略された主語を補うときは、まず書かれている主語を確保します。そのあと述語ごとに「誰が」を添え、動作の流れを追います。名詞が近くにあっても、それが目的語や相手を示していることがあります。「子に」と「子が」は同じ役割ではありません。今回の問題は同じ人物の動作が続く例ですが、実際の読解では途中で主語が変わることもあるので、直前の人物を機械的に入れる方法にはしないでください。

C型 知っている動詞だけを訳します

動詞の後ろの短い語が、過去や打消などの意味を加えます。「起き」と「起きず」を同じ意味にすると、文の内容を逆に読んでしまいます。直すときは動詞と助動詞の境目に線を引き、それぞれの意味を書いてからつなぎます。「けり」のように複数の意味を持つ語は、覚えた訳を一つ押し込むのではなく、前後の文や場面に合う意味を選びます。今回は過去と指定された場面で確かめました。

D型 文末の見た目だけで活用形を決めます

四段活用では、終止形と連体形、已然形と命令形が、それぞれ同じ表記になります。そのため、文字だけ合っていても活用形の判断が合っているとは限りません。係助詞を見つけ、対応する結びを確かめてから名前を付けます。ぞ・なむ・や・かは連体形、こそは已然形という二つの組に分け、どの語が根拠かを説明してください。今回の「なむ」は係助詞として使ったもので、どの「なむ」も必ず同じ働きだとは決めません。

E型 敬意を向けられる人を、必ず動作主にします

尊敬語は動作主を高め、謙譲語は動作の相手を高めます。両方を「偉い人の言葉」とだけ覚えると、誰が何をしたかが逆になります。まず敬語を普通の動詞に置き換えた骨組みを作り、動作主、相手、対象を書きます。そのあと敬意の向きを加えます。今回の「奉る」「給ふ」は意味と働きを指定しています。別の文では用法が異なる場合もあるので、文字を見ただけで決めず、接続や文脈も確認してください。

複数の型が重なるときは、全文を一度に直すより、分かっている部分を残して一つずつ確かめます。例えば「言はず」を読めない場合は、まず表記を読み、次に「ず」の意味を見ます。敬語で迷った場合も、文中に主語が明示されているなら、それを先に書きます。自分の推測と、文に実際に書かれている手がかりを分けておくと、直す場所を見つけやすくなります。

ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。中学生コースのご説明/お問い合わせ

まとめ

この教材では、仮名遣い、主語の省略、助動詞、係り結び、敬語の順に、古文を読むための判断を確かめました。大切なのは正答の数だけでなく、自分がどの手がかりを使えて、どこで迷ったかを残すことです。間違えた型のリンクへ戻り、必要な説明を読み、同じ番号の再確認で使えたかを確かめてください。

最後に、紙へ「今日迷った型」「戻って分かったこと」「再確認で使えた手がかり」を一つずつ書きます。例えば「E1型、謙譲語は相手を高めます、女房から姫へ水を渡すと説明できました」という記録です。まだ迷う場合も、語や場所を残せれば次に読むところが決まります。次の古文でも、文字を読み、動作の主を追い、文法の手がかりを加える順で確かめましょう。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。

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