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【中1数学】一次方程式のつまずき診断—5問で間違え方の型を見つけ、戻る場所を決める|武蔵野個別指導塾

この教材の使い方
一次方程式で手が止まったときは、答えだけを直す前に、どの行で等しい関係が崩れたかを調べてみましょう。この教材では、5問を順に解き、途中の式から戻る場所を決めます。紙と鉛筆を用意して、問題番号、途中の式、答えを残してください。暗算で解けても、少なくとも一度は式を書き換えた行を残すと、理由を確かめやすくなります。
- 確認問題の問1を解きます。分からない場合も、書けたところまで残してください。
- その問の「答えと、間違えたときの戻り先」を開きます。最後の数字だけでなく、自分の式と違いが出た最初の行を探します。
- 近い誤りの型を選び、記事名のリンクへ戻ります。「読むところ」の案内に沿って、必要な説明を探してください。
- この教材へ戻り、答えを閉じて「戻ったあとに確かめる問題」の同じ番号を解きます。問1なら再確認1です。
- 変形の理由を言えたら次の確認問題へ進みます。再確認でも迷ったときは、途中の式と戻り先の説明を並べて見ます。
記録する型は、A「移項と項の符号」、B「かっこと分配法則」、C「分母や小数点をなくす操作」、D「両辺への同じ操作と係数」、E「文章の等しい関係」です。型は人を評価する名前ではありません。その解答で見直したい操作の名前です。例えば負の答えになったこと自体は誤りではなく、途中で負の数をどう扱ったかを確かめます。
誤答例と同じ数字でも、原因が同じとは限りません。「符号を変え忘れました」「右辺だけそのままにしました」のように、自分が実際にした操作を言葉にしてください。どの例にも当てはまらなければ「その他」として止まった行を残します。正解しても理由が分からなければ、その問の解説を読み、再確認で考え方を試してください。
全体の見直しには一次方程式のつまずき解説を使います。読むところの目安は、移項の符号、係数の処理、文章からの立式に関する説明です。以下の案内も記事の説明内容を探すための目安です。最初から全部を読む必要はなく、今日の式で迷った操作を一つ選んでください。
確認問題(5問)
方程式を解くとは、その等式が成り立つxの値を求めることです。左辺と右辺は等号の左右にある式全体を指します。計算を進めるときは、前の行と同じ解を持つように書き換えます。答えが出たら元の方程式へ代入し、左右が同じ値になるか確かめましょう。
問1 移項する項の符号を見ます
方程式 5x − 7 = 2x + 8 を解いてください。移項した項が分かるように、途中の式も書いてください。
答えと、間違えたときの戻り先
答えは、x = 5 です。
- 両辺から2xを引くと、5x − 2x − 7 = 8 です。さらに両辺に7を足すと、5x − 2x = 8 + 7 になります。
- 左辺は3x、右辺は15なので、3x = 15 です。両辺を3で割り、x = 5 と求めます。
- 元の式の左辺は5 × 5 − 7 = 18、右辺は2 × 5 + 8 = 18です。左右が等しいので確かめられました。
A型:5x − 2x = 8 − 7 として、x = 1/3 としました。原因として、−7を右辺へ移すときに符号をそのままにしたことが考えられます。戻り先は一次方程式のつまずき解説です。読むところは、移項で符号を変える理由の説明です。左辺の−7を消すためには両辺に7を足します。「移すから変える」だけで止めず、両辺に足した7を一度書いてみてください。
A型:5x + 2x = 8 + 7 として、x = 15/7 としました。原因として、右辺の+2xを左辺に置く際に、引く操作を省いてしまったことが考えられます。戻り先は一次方程式(天びん・移項)です。読むところは、等式の両辺から同じ式を引く説明です。5x − 7 − 2x = 2x + 8 − 2x と書き、右辺の2xが消えるところを確かめます。
A型:移項していない5xまで−5xに変えました。原因は、移項の際に行全体の符号を変えると考えたことかもしれません。戻り先は一次方程式(天びん・移項)です。読むところは、移項する項と残る項を分ける説明です。等号を越える2xと−7だけを丸で囲み、5xと8はそのまま写します。元の項を一つずつ追えたら再確認1へ進みます。
問2 かっこの中の両方の項にかけます
方程式 4 − 3(x − 2) = 16 を解いてください。最初にかっこを外した式を書いてください。
答えと、間違えたときの戻り先
答えは、x = −2 です。
- かっこの前の数は−3です。−3をxにも−2にもかけるので、4 − 3x + 6 = 16 です。負の数どうしの積は正になります。
- 左辺の数の項をまとめて、10 − 3x = 16 です。両辺から10を引くと、−3x = 6 になります。
- 両辺を−3で割り、x = −2です。元の左辺は4 − 3 × (−2 − 2) = 4 + 12 = 16となり、右辺と一致します。
B型:4 − 3x − 6 = 16 としました。原因として、−3と−2の積を−6にしたことが考えられます。戻り先は正の数・負の数(四則計算)です。読むところは、負の数どうしのかけ算の符号です。式の右上などに (−3) × (−2) = 6 と分けて書き、もとの4とは別の計算であることを確かめてください。
B型:4 − 3x − 2 = 16 としました。原因は、かっこの最初のxにだけ−3をかけ、後ろの−2をそのまま写したことかもしれません。戻り先は文字と式(1次式の計算)です。読むところは、分配法則でかっこを外す説明です。−3からxと−2のそれぞれへ線を引き、二つの積を作ってから元の式へ戻してください。
B型:4 − 3 を先に計算して、1(x − 2) = 16 としました。原因として、かけ算でつながった部分を見分けず、左から順に計算したことが考えられます。戻り先は文字と式(1次式の計算)です。読むところは、項のまとまりとかっこを含む計算の説明です。4はかっこの外の独立した項、−3(x − 2)はかけ算でできた一つの項です。まとまりを囲んでから分配し、再確認2で確かめます。
問3 分数と小数を含む式を整数の式にします
方程式 x/3 + 0.5 = 2.5 を解いてください。まず0.5と2.5を分数で表し、両辺に同じ整数をかけて、分母のない式にしてください。x/3はxを3で割った式です。
答えと、間違えたときの戻り先
答えは、x = 6 です。
- 0.5 = 1/2、2.5 = 5/2 なので、x/3 + 1/2 = 5/2 と書けます。分母3と2の公倍数である6を両辺にかけます。
- 左辺の両方の項と右辺に6をかけると、2x + 3 = 15 です。両辺から3を引いて2x = 12、両辺を2で割ってx = 6です。
- 元の式に代入すると、6/3 + 0.5 = 2 + 0.5 = 2.5です。最初に両辺から0.5を引いても解けますが、ここでは各項へ同じ数をかける操作も確かめてください。
C型:分母をなくして、x + 1 = 5 としました。原因は、分母をただ消せばよいと考え、分子側に残る倍率を見落としたことかもしれません。戻り先は一次方程式(分数を含む式)です。読むところは、両辺に分母の公倍数をかける説明です。6 × (x/3)は2x、6 × (1/2)は3と、一項ずつ計算します。「消した」という記録を「6をかけた」に置き換えてください。
C型:左辺だけ6倍して、2x + 3 = 5/2 としました。原因として、見た目を整えるために左辺だけ変更し、等式を保つ条件を忘れたことが考えられます。戻り先は一次方程式(等式の性質)です。読むところは、両辺に同じ数をかける説明です。左右の式全体をかっこで囲み、どちらにも「× 6」と書きます。右辺の5/2も15に変わることを確認してください。
C型:0.5を5/100、2.5を25/100と書きました。原因として、小数の桁数と分母の対応を取り違えたことが考えられます。戻り先は正の数・負の数(四則計算)です。読むところの目安は、小数や分数を含む計算です。0.5は0.1が5個なので5/10、2.5は0.1が25個なので25/10です。それぞれ約分して1/2と5/2にします。換算できたら再確認3を解きます。
問4 係数を1にする操作を選びます
方程式 −4x = 28 を解いてください。両辺にどのような操作をしたかも言葉で書いてください。
答えと、間違えたときの戻り先
答えは、x = −7 です。両辺を−4で割ります。
- −4xは、−4とxの積です。xだけにするには、両辺を係数の−4で割ります。0で割る操作はできませんが、ここで割る数は−4なので使えます。
- (−4x) ÷ (−4) = 28 ÷ (−4) から、x = −7です。左辺をxにしたら、右辺にも同じ割り算を書きます。
- 元の左辺は (−4) × (−7) = 28です。正の数を負の数で割った答えが負になることと、元の積が正になることを両方確かめます。
D型:−4を移項して、x = 28 + 4 = 32 としました。原因は、−4xの係数−4を足し算の項として扱ったことかもしれません。戻り先は一次方程式のつまずき解説です。読むところは、移項と係数で割る操作の違いです。−4xを (−4) × x と書き直してください。積を元に戻すのは割り算です。x − 4という式とは構造が違うと説明してみます。
D型:左辺をxにして、右辺は28のままにしました。原因として、左辺の係数を消すことだけに注意が向き、右辺への操作を忘れたことが考えられます。戻り先は一次方程式(等式の性質)です。読むところは、両辺を同じ数で割る説明です。等号の左右に同じ「÷ (−4)」を書いてから計算します。xに28を入れると左辺は−112になるので、元の式も確かめてください。
D型:28 ÷ (−4) を7として、x = 7 としました。原因は、割る数の負の符号を計算で落としたことかもしれません。戻り先は正の数・負の数(四則計算)です。読むところは、符号の異なる数の割り算です。大きさの計算と符号の判断を分け、28 ÷ 4で大きさを決めたあと、答えの符号を負にします。代入で確かめたら再確認4へ進んでください。
問5 文章の中の等しい個数を式にします
同じ個数の玉が入った箱が3箱と、箱の外に玉が4個あります。玉は全部で25個です。1箱に入っている玉は何個ですか。1箱の玉の個数をx個として方程式を作り、答えを求めてください。
答えと、間違えたときの戻り先
答えは、x = 7、1箱に7個です。方程式は 3x + 4 = 25 です。
- xは1箱の個数なので、3箱に入っている玉は3x個です。箱の外の4個を加えた個数と、全部の25個が等しくなります。
- 3x + 4 = 25 の両辺から4を引くと3x = 21です。両辺を3で割り、x = 7となります。
- 1箱に7個なら、7 × 3 + 4 = 25です。箱の中の合計だけで終わらず、外の玉を含めた総数に戻して確かめます。個数が正の整数であることも場面に合っています。
E型:x + 3 + 4 = 25 としました。原因として、文中の数を順に足し、3が箱の数であることを式に反映できなかったことが考えられます。戻り先は一次方程式(文章題)です。読むところは、未知数の意味を決め、数量を文字で表す説明です。箱を三つ描いて一つずつxと書き、x + x + xが3xになることを確認します。箱の数と玉の個数を直接足さないようにしてください。
E型:3(x + 4) = 25 としました。原因は、箱の外に一度だけ加える4個を、各箱へ加える個数と読んだことかもしれません。戻り先は一次方程式(文章題)です。読むところは、文章の数量関係を式にする説明です。図では4個を三つの箱の外に一度だけ置きます。自分の式を「各箱のx個に4個ずつ加えたものが3組」と読み、元の文章との違いを探します。
E型:3x = 25 + 4 としました。原因として、外にある4個を足す対象を取り違えたことが考えられます。戻り先は一次方程式のつまずき解説です。読むところは、文章から等しい関係を見つける説明です。「箱の中の合計 + 外の個数 = 全部」と言葉の式を書いてから数字を入れます。最初は3x + 4 = 25と書けていた場合は、立式ではなく問1のA型を見直し、そのあと再確認5へ進みます。

戻ったあとに確かめる問題
確認問題と同じ番号を選び、答えを見ずに解いてください。数字や場面が変わっても、同じ操作を理由付きで使えるかを確かめます。途中の式を省かず、最後は元の式へ代入してください。自力でできたか、説明を見ながらできたかも記録します。説明を見た場合は、閉じてからもう一度理由を言ってみましょう。
再確認1 移項する項を選びます
方程式 4x + 9 = x − 6 を解いてください。移項する前と後の符号を比べてください。
再確認1の答えと確かめ方
答えは、x = −5 です。
両辺からxと9を引くと、4x − x = −6 − 9です。3x = −15から、両辺を3で割ってx = −5です。元の左辺は4 × (−5) + 9 = −11、右辺は−5 − 6 = −11になります。移項したのは右辺の+xと左辺の+9です。右辺にもともとある−6は動かしていないので、その符号を変えません。
4x + xとした場合や−6 + 9とした場合は、問1のA型の戻り先で両辺にした操作を書き直してください。両辺から同じものを引いた行が説明できれば、移項の見た目だけで決めていないことが確かめられます。負の答えだから間違いだと決めず、代入した左右の値を見ましょう。
再確認2 負の数を分配します
方程式 5 − 2(x + 3) = 9 を解いてください。かっこを外した行を必ず残してください。
再確認2の答えと確かめ方
答えは、x = −5 です。
−2をxと+3にそれぞれかけて、5 − 2x − 6 = 9です。まとめると−2x − 1 = 9、両辺に1を足して−2x = 10、両辺を−2で割ってx = −5です。元の左辺は5 − 2 × (−5 + 3) = 5 + 4 = 9となります。
5 − 2x + 6とした場合は、問2のB型のうち積の符号を確かめる戻り先へ進みます。5 − 2x + 3とした場合は、分配法則の戻り先へ進みます。確認問題ではかっこの中が−2でしたが、今度は+3です。前の問題の符号だけを写さず、かける二つの数の符号をその都度見てください。
再確認3 すべての項に同じ数をかけます
方程式 x/4 + 0.2 = 2.7 を解いてください。小数を分数に直し、両辺に同じ整数をかけて分母をなくした式を書いてください。
再確認3の答えと確かめ方
答えは、x = 10 です。
0.2 = 1/5、2.7 = 27/10なので、x/4 + 1/5 = 27/10です。分母4、5、10の公倍数20を両辺にかけると、5x + 4 = 54です。5x = 50からx = 10と求めます。元の左辺は10/4 + 0.2 = 2.5 + 0.2 = 2.7となり、右辺と一致します。
20をかける場所を一つでも省いたら、問3のC型の戻り先へ進んでください。左辺のx/4だけでなく1/5も、右辺の27/10も20倍します。別の公倍数を使っても、両辺のすべての項に同じ数をかけていればかまいません。最初に0.2を引いて解けた場合も、ここでは分母をなくす一行を追加し、操作を確かめます。
再確認4 割る数の符号までそろえます
方程式 −6x = 24 を解いてください。両辺にした操作を言葉で説明してください。
再確認4の答えと確かめ方
答えは、x = −4 です。両辺を−6で割ります。
−6xは (−6) × xです。両辺を−6で割り、x = 24 ÷ (−6) = −4と求めます。代入すると (−6) × (−4) = 24です。両辺をまず6で割って−x = 4としてもかまいませんが、その場合はさらに両辺を−1で割る必要があります。−x = 4をx = 4にそのまま変えることはできません。
x = 24 + 6とした場合は問4のD型で係数と項の違いを、x = 24とした場合は両辺への操作を見直します。x = 4とした場合は割り算の符号を確認してください。「−6を消しました」ではなく「両辺を−6で割りました」と言えるかが、ここでの確かめる点です。
再確認5 場面を等式にします
同じ枚数のカードが入った袋が4袋と、袋の外にカードが3枚あります。カードは全部で35枚です。1袋に入っているカードは何枚ですか。1袋のカードの枚数をx枚として方程式を作ってください。
再確認5の答えと確かめ方
答えは、x = 8、1袋に8枚です。方程式は 4x + 3 = 35 です。
4袋の合計は4x枚です。それに外の3枚を足した枚数と、全部の35枚が等しいので4x + 3 = 35となります。4x = 32からx = 8です。8 × 4 + 3 = 35と文章に戻して確かめます。32は袋の中の合計であり、聞かれている1袋の枚数ではないことも確認してください。
x + 4 + 3とした場合は問5のE型で数量を文字にする説明へ、4(x + 3)とした場合は外の3枚を図へ置く説明へ戻ります。方程式を正しく作れたのに移項で誤った場合はA型です。式だけで終わらず、xが何を表すかと、答えの単位の「枚」を言葉にして仕上げてください。
家での見方
保護者の方は、正解数に加えて、最初に違いが出た行を一緒に見てください。「符号に気を付けて」と一括りにすると、移項なのか、負の数の積なのか、係数で割る場面なのかが分かりません。本人に「この行では両辺に何をしましたか」と尋ね、操作を一つずつ確かめます。答えを先に伝えるより、本人が残した途中の式を手がかりにしてください。
次の表を紙に写し、一度の解答で最初に起きた誤りの型へ一つ印を付けます。複数の誤りがあれば残りはメモに書きます。その場で答えを書き写しただけなら新しい回数に数えません。再確認や翌日以降に自分で解いたものは別の解答として数えます。声かけがあった場合は、その内容も短く添えてください。
| 型 | 確認問題 | 再確認 | 翌日以降 | 合計・問題番号 |
|---|---|---|---|---|
| A 移項と項の符号 | ||||
| B かっこと分配法則 | ||||
| C 分母や小数点をなくす操作 | ||||
| D 両辺への同じ操作と係数 | ||||
| E 文章の等しい関係 | ||||
| その他・まだ分からない |
日付:____ 問題番号:____ 最初に違った行:____ 型:____ 読んだ説明:____ 再確認は自力・声かけあり:____
同じ型が合計3回出たら、新しい問題を増やす前に、その型の戻り先を読み直します。3回はこの教材で使う見直しの目安で、理解や能力の判定基準ではありません。1回でも理由が分からなければ戻ってかまいません。同じ説明で分からない場合は、式を一行増やす、項を囲む、箱や袋を描くなど、本人が操作を見られる形に変えてください。
A型では「等号を越えた項はどれですか」、B型では「かっこの外の数をどの項にかけますか」、C型では「同じ数をかけ忘れた項はありませんか」と一つずつ尋ねます。D型では「係数とxは何算でつながっていますか」、E型では「左右はそれぞれ何の個数ですか」と聞きます。問いかけを続けて重ねず、本人が式へ書き足す時間を取ります。
再確認を自力で解けたら、その日は区切ってもかまいません。翌日以降に答えを隠して解き、変形の理由と代入による確認までできるかを見ます。同じ数字を覚えているときも、「なぜその符号になりましたか」という説明は確かめられます。答えだけを覚えた場合と、自分で操作を選べた場合を分けて記録しましょう。

つまずきやすいところと直し方
A型 移項を記号の移動だけで覚えています
移項は、両辺に同じ項を足したり引いたりする操作を短く書いたものです。すべての符号を変える規則ではありません。直すときは、項を符号と一緒に囲み、何を両辺から引くのか、何を両辺に足すのかを一行に書きます。省略しない形で確かめられたら、移項を使った短い形へ戻してください。負の答えも一次方程式の解になり得ます。
B型 かっこの一部分だけにかけています
分配法則では、かっこの外の数を中のすべての項にかけます。外に負の符号がある場合も、その符号を含めた数をかけます。問2では−3をかける相手がxと−2、再確認2では−2をかける相手がxと+3です。外と中の符号を切り離さず、積を二つ書いてからまとめます。外に独立してある4や5を、分配する数と混ぜないことも確かめてください。
C型 分母を消すことが目的になっています
分母をはらうとは、両辺に同じ数をかけ、分数を含む式を計算しやすくすることです。分母を線で消すだけの操作ではありません。小数を含むときも、両辺を10倍や100倍するなら、整数の項を含めてすべてを同じ倍数にします。分数と小数が混ざっていたら、まず分数へそろえると公倍数を選びやすくなります。かける前の各項と、かけた後の各項を指で対応させてください。
D型 係数を移項できる項と取り違えます
−4xの−4はxにかかっている係数で、x − 4の−4とは働きが違います。足し算や引き算を元に戻す場面では両辺から引く、または足す操作を使い、かけ算を元に戻す場面では両辺を同じ0でない数で割ります。どの場面でも、左辺だけ都合よく変えることはできません。迷ったら省略されている×を書き、xとのつながりを確認してください。
E型 数を拾ってから式を決めています
文章題では、xが何を表すかを先に決めます。そのあと、「何と何が等しいか」を言葉で書きます。問5なら、箱の中の玉と外の玉を合わせた個数が総数に等しい関係です。方程式の両辺は同じ種類の量で比べます。箱の数と玉の個数をそのまま足す式になっていたら、単位と意味を書き添えて見直してください。
立式には別の正しい形もあります。問5を3x = 25 − 4と書いても、全部から外の玉を取り除いた個数が3箱分だと説明できれば正しい式です。手本と並び方が違うだけで誤りにしないでください。一方、正しい式から解き始めて符号を変え忘れた場合は、文章を読み直すことより、移項の操作を確かめるほうが次の学習につながります。
代入は、途中の理由の説明とは別の役割を持ちます。左右が一致すれば、その値が元の方程式の解であると確かめられます。ただし、たまたま途中の誤りが打ち消し合うこともあるため、最後の一致だけで途中の式をすべて正しいと決めません。途中は両辺への操作で、最後は元の式への代入で、二つに分けて確認しましょう。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。中学生コースのご説明/お問い合わせ
まとめ
問1では移項の符号、問2では分配法則、問3では分数と小数を含む式への操作、問4では係数で割ること、問5では文章の等しい関係を確かめました。持ち帰るのは点数だけではなく、次にどの説明へ戻るかという手がかりです。答えが違ったときは最初に違いが出た行を見て、原因に合う型を選んでください。
最後に「今日迷った型」「戻って確かめた操作」「再確認で自分でできたこと」を一つずつ書きます。例えば「D型、両辺を負の係数で割ることを確認しました、割る数の符号まで書けました」という記録です。まだ解けない場合も、止まった行を残せれば次の学習の出発点になります。式を作り、両辺への操作をそろえ、元の式や文章へ答えを戻す順序で確かめていきましょう。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。



