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【高校古文読解】古文の読み方を図解で総まとめ—主語の省略と敬語・接続助詞による主語の転換・会話文|武蔵野個別指導塾

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省略された主語を敬語と動作から補い、会話や和歌を前後の場面につなげて読む手順を学べます。主語を確かめる図と自作例題で、現代語訳の根拠を確かめましょう。

よくあるのは、夏休みの課題の山を前に古文の単語を調べ終えたのに、「来たのは誰で、待っていたのは誰なのか」がつながらず、現代語訳の途中で手が止まるという場面です。言葉の意味は横に書いてあるのに、それを順番に並べると、同じ人物が呼びかけて自分で返事をするような訳になってしまいます。そこで必要なのは、さらに多くの訳語を書き足すことだけではありません。動作ごとに主語を確かめる読み方です。

古文では、前後からわかる人物が主語として書かれないことがあります。また、地の文から会話に入ると、「私」に当たる人物が変わります。文章を読む途中で、誰の行動や言葉を追っているのかを点検する必要があるのです。敬語、接続助詞、会話の区切り、注釈を手掛かりにすると、省略を根拠のある言葉で補えるようになります。以下の古文例と和歌は、読み方を確かめるための自作です。単語の意味から一歩進み、人物どうしの関係を含めた現代語訳を作っていきましょう。

この単元で身につけること

中学校で学んだ主語と述語の対応に、高校で学ぶ助動詞・助詞・敬語の知識を重ねる単元です。文法事項をすべて言えるようになってから読解を始める必要はありません。ただし、訳がうまくつながらないときには、どの語の働きまで戻ればよいかを見つけることが大事です。読解と文法の確認を行き来できるようにします。

基本の考え方

述語を起点に、主語と相手を分けます

古文の一文には、いくつもの動作が入ることがあります。最初に人物の名前を探すだけでは、途中の主語の変化を見落とします。まず「来る」「見る」「言ふ」など、動作や状態を表す述語を見つけます。それぞれに「誰が」を添え、続いて必要に応じて「誰に」「何を」を補います。主語は動作をする側、相手や対象はその動作が向かう側です。

たとえば「童、文を持ちて来たり。主、これを見る。」は、「子どもが手紙を持って来た。主人がこれを見る。」と訳せます。「来たり」は、この文では動詞「来たる」の終止形です。手紙を持って来る人物と、それを見る人物は同じではありません。第2文の「これ」は直前の「童」ではなく、見る対象である「文」、つまり手紙を指します。近くの言葉を機械的に当てはめず、動作との関係を確かめることが必要です。

主語が省略されているときは、直前までの主語を候補にします。ただし、候補をそのまま答えにしてはいけません。別の人物の名前が現れたか、敬語が変わったか、呼びかけと返事のような動作の組になっていないかを確かめます。本文だけで決まらない場合は、候補をいったん残して先へ読みます。根拠が弱い段階で決めつけると、後の会話までその人物に合わせて誤読してしまいます。

図1のように、述語を見つけてから主語の候補を置き、敬語と文脈の両方を確かめます。最後の「主語を補う」は、最初の予想を清書する作業ではありません。後の文で矛盾が生じたら、候補を置き直すところまでが読解です。

図1 述語から主語の候補を立て根拠を照合する手順

敬語は人物関係を示します

尊敬語は、動作をする人物を高めます。「殿、庭を見給ふ。」なら、「殿が庭をご覧になる。」です。この「給ふ」は四段活用の尊敬の補助動詞で、「見る」という動作の主語である殿を高めています。ただし、「給ふ」という表記だけでいつでも同じ働きと決めるのは危険です。下二段活用の謙譲の「給ふ」もあるため、形と使われ方を合わせて確認します。

謙譲語は、基本的に動作の向かう先の人物を高めます。「童、殿に申す。」は、「子どもが殿に申し上げる。」です。高められる殿は、申し上げる動作の主語ではありません。「敬語があるから身分の高い人が主語」とまとめてしまうと、ここで童と殿を逆にしてしまいます。読解では「敬語の種類」「動作主」「敬意の向かう人物」の3点を分けて考えます。

丁寧語は、聞き手や読み手への丁寧さを表します。それだけで主語の身分が決まるわけではありません。また、敬語がないことも「主語が必ず身分の低い人物」という証拠にはなりません。地の文と会話では敬語を使う立場も変わるため、誰から誰への敬意なのかをその場面で確認します。敬語は強い手掛かりですが、単独で全員の主語を決める印ではないのです。

接続助詞と発言の境界で読み直します

「を・に・ば」が文をつなぐ位置にあれば、その前後の主語を点検します。接続助詞の「を」「に」の前後では、異なる人物の動作がつながることがあります。しかし、「この助詞の後では必ず主語が交代する」という規則ではありません。まず助詞の働きを見分け、そのうえで述語ごとに人物を割り当てます。格助詞としての「を」「に」を、すべて文の境目と見なさないことも大切です。

「文を読む。」は「手紙を読む。」という意味で、「を」は読む対象を示す格助詞です。一方、「童の泣くを、母聞きつけて来たり。」は「子どもが泣くのを、母が聞きつけて来た。」と訳せます。ここでの「を」は、前の事柄を後の事柄につなぐ接続助詞です。後半には「母」という人物が明示され、泣く主語と聞きつける主語が異なることを確かめられます。

「ば」は、接続する形によって条件の意味を分けます。未然形に付けば仮定条件で、基本は「もし〜ならば」です。已然形に付けば確定条件で、「〜ので」「〜すると」「〜といつも」など、前後の関係に合う訳を考えます。「ば」を見たら主語だけでなく、原因・きっかけ・恒常的な関係のどれが述べられているかも確かめます。

会話や心内文では、発言・思考の主体を外側から先に押さえます。「言ふ」「答ふ」は発言の、「思ふ」は思考の手掛かりです。かぎ括弧は読む助けになりますが、教材によって補われ方が異なる場合もあります。かぎ括弧だけを根拠にせず、引用を受ける「と」と、その後の動詞まで読みます。心の中で考えただけなら、相手がその内容を聞いたことにはなりません。

例題で解き方を確かめる

例題1 謙譲語と尊敬語から主語を補います

次の文の「申す」と「見給ふ」の主語をそれぞれ答え、全体を現代語訳しましょう。「殿」は童が仕える主人とします。

原文:童、殿に「客来たり」と申す。殿、門を見給ふ。

  1. 述語を分けます。引用の内側に「来たり」、外側に「申す」「見給ふ」があります。引用された出来事と、報告する動作を区別するためです。
  2. 「申す」の主語と相手を押さえます。「童」が動作主で、「殿に」が報告の相手です。謙譲語はこの相手を高めるので、殿を主語に入れ替えません。
  3. 「見給ふ」の主語を確かめます。「殿」が明示され、尊敬の補助動詞「給ふ」も殿の動作を高めています。2つの根拠が一致します。
  4. 訳を人物ごとにつなげます。「来たり」の主語は引用の中にある「客」です。客が来たことを童が伝え、その報告を受けた殿が門の方を見る流れになります。

敬語の現代語訳を覚えていても、主語を取り違えると場面は逆になります。図2のように、童から殿へ向かう報告と、殿から門へ向かう視線を別々に置くと、殿が前半では報告の相手、後半では動作主であることが見えます。

図2 童の報告先と殿の視線から動作の主語を分ける図

答え:「申す」の主語は童、「見給ふ」の主語は殿で、訳は「子どもが殿に『客が来ました』と申し上げる。殿が門をご覧になる。」です。

例題2 「ば」の前後で主語を確かめます

次の2文の「帰る」の主語を答え、「ば」の訳し方の違いを説明しましょう。ここで「迎ふ」は、人を迎えるという意味です。

原文A:子、家に帰れば、母、門に出でて迎ふ。

原文B:子、母に会はむと思へば、家に帰る。

  1. 「ば」の直前の形を見ます。Aの「帰れ」、Bの「思へ」は、どちらも四段活用動詞の已然形です。未然形接続の仮定条件と区別するため、形を先に確かめます。
  2. 前後の主語を別々に考えます。Aは子が帰り、母が迎えます。後半に「母」が明示されているため、主語の交代を確定できます。
  3. Bでは「子」が「母に会はむ」と思い、子が家に帰ります。「母に」は会う相手で、後半の主語を示す表現ではありません。同じ人物の動作と考えると、思いと帰宅の理由がつながります。
  4. 出来事の関係を訳に出します。Aは帰宅をきっかけに迎える場面なので「帰ると」、Bは帰宅する理由なので「思うので」が適切です。Bの「む」は、この文脈では子の意志を表します。

同じ「已然形+ば」でも、日本語として自然な訳は前後の関係によって変わります。主語の交代と条件の意味を一度に丸暗記せず、それぞれを確認すると誤りを減らせます。

答え:「帰る」の主語は両方とも子で、Aは「子が家に帰ると、母が門に出て迎える。」、Bは「子は母に会おうと思うので、家に帰る。」です。

例題3 会話と心内文の主体を分けます

次の文で「帰らむ」と考えた人物、「帰るな」と言った人物を答え、全体を現代語訳しましょう。「な」はここでは禁止を表します。

原文:客、「今は帰らむ」と思ふ。主、「まだ帰るな」と言へば、客、とどまりぬ。

  1. かぎ括弧の後まで読みます。最初は「と思ふ」、次は「と言へば」なので、最初は心内文、次は会話文と判断します。どちらにもかぎ括弧があることだけで、両方を発言にしないためです。
  2. 思考と発言の主体を見つけます。帰ろうと考えるのは客で、帰ることを止めるのは主です。心内文の「帰らむ」の主語には客を補います。
  3. 会話の内部を読みます。「まだ帰るな」は、主が客に帰宅を禁じる言葉です。話し手が主でも、「帰る」の動作主は呼びかけられた客になります。
  4. 最後の動作を確かめます。「とどまり」はラ行四段活用動詞の連用形で、「ぬ」は完了の助動詞です。「とどまらない」という打消ではなく、その場にとどまったことを表します。

全体の現代語訳は「客は『もう帰ろう』と思う。主人が『まだ帰るな』と言うので、客はとどまった。」です。ただし、主が客の思った内容を知ったとは書かれていません。「客が帰ると言ったので主人が引き止めた」と言い換えると、本文にない発言を加えることになります。

答え:「帰らむ」と考えたのは客、「帰るな」と言ったのは主で、帰るのをやめてとどまったのは客です。

例題4 和歌と指示語を前後の文章につなげます

次の文章の「かく」が何を指すか、童は何をしたかを答えましょう。注釈として、この場面の「君」は友、「文」は手紙、「遣る」は行かせるという意味とします。

原文:男、友を待ちて、歌を詠む。「秋の夜に君を待ちつつ見る月の光は庭にしづかにぞさす」。かく詠みて、文に書き、童を友のもとへ遣る。

  1. 注釈を先に本文へ戻します。「君」を天皇や恋人と決めず、この場面では友と読みます。語の一般的な訳よりも、場面に付いた注釈が解釈を具体化するためです。
  2. 和歌の話者と相手を押さえます。詠むのは男で、待っている相手は友です。「見る」の主語も、友を待ちながら月を見る男と考えます。
  3. 和歌を文のつながりとして読みます。「見る月の光」が庭にさすので、「光」を男の動作と混同しません。「ぞ」に対する結びの「さす」は連体形で、四段活用では終止形と同じ形です。
  4. 歌の後の地の文へ戻ります。「かく」は「このように」で、直前の歌の内容を受けます。「書き」「遣る」の主語は男です。「童を」は行かせる対象であり、童自身が自分を遣わしたという意味ではありません。

和歌の現代語訳は「秋の夜に、あなたを待ちながら見る月の光は、庭に静かにさしている。」です。地の文は「男が友を待って歌を詠む。このように詠んで、手紙に書き、子どもを友のもとへ行かせる。」と訳せます。歌は待つ場面を伝え、続く動作はその歌を友へ届けようとする流れを示します。

ただし、童が友に会えたことや、友が歌を読んで感動したことまでは書かれていません。和歌を読む際も、歌の内容、送り方、その後の反応を分けて確認します。感情が感じられても、返事や結果を想像で足さないことが記述の正確さにつながります。

答え:「かく」は直前に示された歌の内容を指し、童は男によって友のもとへ行かされましたが、到着したかどうかはこの文だけでは決まりません。

つまずきやすいところと直し方

誤り1 接続助詞だけで主語を入れ替えます

誤った書き方:「子、母に会はむと思へば、家に帰る。」を「子が母に会おうと思うので、母が家に帰る。」と訳します。

どこが違うか:「ば」の後で主語が必ず変わると考え、母を主語にしています。しかし、「母に」は「会ふ」の相手を示し、帰宅の動作主を示していません。子が会いたいと思って帰る、と読めば理由と行動がつながります。主語を変える積極的な根拠がないのに、助詞だけで人物を動かしてはいけません。

正しい書き方:「子は母に会おうと思うので、家に帰る。」です。「ば」の前後にそれぞれ主語欄を作ってから、同じ人物でもよいかを検討します。図3のように、接続助詞は点検を始める場所です。「同じ主語」と「別の主語」の両方を候補に残して照合します。

図3 接続助詞の前後で同じ主語と別の主語を検討する図

「に」でも同じです。「戸を開くるに、風、内に入る。」は「戸を開けると、風が中に入る。」という意味で、戸を開ける人物から風へと主語が変わります。「開くる」はカ行下二段活用動詞「開く」の連体形で、その後の「に」は文をつないでいます。一方、「内に」の「に」は場所を示します。同じ1文の中でも働きが違うため、文字の形だけを目印にしないようにします。

誤り2 謙譲語の敬意の先を主語にします

誤った書き方:「童、殿に申す。」を「殿が子どもにおっしゃる。」と訳します。

どこが違うか:「申す」が敬語であることは捉えていますが、敬意の向きと動作の向きを取り違えています。「童」が主語、「殿に」が申し上げる相手です。訳語を「おっしゃる」にすると尊敬語に変わり、人物の役割まで逆転します。本文にある格助詞の関係を保ってから、現代語の敬語を選びます。

正しい書き方:「子どもが殿に申し上げる。」です。人物のそばに「話す側」「聞く側」と書き、その後に高められている人物を確認します。敬語を外して動作の骨組みを確かめ、敬意を戻すという順序なら、言葉を丁寧にすることだけに気を取られずに済みます。

誤り3 会話の中の省略をすべて話し手で補います

誤った書き方:主の「まだ帰るな」を「主人はまだ帰らない。」と訳します。

どこが違うか:話し手と、会話の中で述べられる動作主は一致するとは限りません。この「な」は禁止を表すので、主は相手である客に、帰らないように言っています。主自身の予定を述べた文ではありません。また、「今は帰らむ」と客が思ったことを、客の発言として扱うのも別の誤りです。

正しい書き方:「主人が客に『まだ帰るな』と言う。」です。会話の外に話し手と聞き手を書き、会話の内側で誰の動作かをもう一度確かめます。心内文なら考え手だけを置き、実際に話したとわかる箇所がない限り、相手への伝達は加えません。

練習問題

練習1

原文:姫、花を見給ふ。侍女、「いと美し」と申す。

「見給ふ」「申す」の主語を答え、全体を現代語訳しましょう。この場面では、侍女は姫に花の美しさを申し上げています。「美し」はここでは「かわいらしい」、「いと」は「たいそう」の意味です。

練習2

原文:童の門を開くるに、客、内に入る。

「開くる」「入る」の主語を答え、全体を現代語訳しましょう。「童の」の「の」は主語を示し、「開くるに」の「に」は前後の事柄をつなぎます。2つの「に」の働きの違いも確かめましょう。

練習3

原文:兄、弟に「ここに待て」と言ひて出づ。弟、「いつ帰らむ」と思ふ。

「待て」と命じられた人物と、「帰らむ」の主語を答え、全体を現代語訳しましょう。この場面では、弟は出ていった兄の帰りを待っています。「ここ」は兄弟が話していた場所です。

練習4

原文:男、友を待ちて、歌を詠む。「秋の夜に君を待ちつつ見る月の光は庭にしづかにぞさす」。かく詠みて、文に書く。

注釈では「君」は友、「文」は手紙とされています。「君」「見る」の主語、「かく」の指す内容をそれぞれ答えましょう。また、この文章から「友が手紙を読んだ」といえるか、根拠とともに答えましょう。

答えと解説

練習1の答え:「見給ふ」の主語は姫、「申す」の主語は侍女です。全体は「姫が花をご覧になる。侍女が『たいそうかわいらしい』と申し上げる。」と訳します。尊敬語は花を見る姫を高め、謙譲語は侍女が話しかける相手の姫を高めています。同じ姫への敬意でも、動作の主語は異なります。

練習2の答え:「開くる」の主語は童、「入る」の主語は客です。全体は「子どもが門を開けると、客が中に入る。」です。「童の」は主語を示すので、童を門の所有者と読む必要はありません。「開くるに」は接続助詞によるつながり、「内に」は入る先を示す格助詞で、客が動作主であることは「客」という明示された語から確かめます。

練習3の答え:待つように命じられたのは弟で、「帰らむ」の主語は兄です。全体は「兄が弟に『ここで待て』と言って出ていく。弟は『いつ帰るだろうか』と思う。」です。兄は命じる人で、弟は待つ人です。また、心内文の考え手は弟ですが、帰る人物は兄です。この「む」は兄についての推量であり、弟自身の「帰ろう」という意志にはしません。

練習4の答え:「君」は友、「見る」の主語は男で、「かく」は直前の歌の内容を指します。歌は「秋の夜に、あなたを待ちながら見る月の光は、庭に静かにさしている。」、地の文は「男が友を待って歌を詠む。このように詠んで、手紙に書く。」という意味です。書いたところまでしか述べていないため、友が手紙を読んだとはいえません。例題4にはあった童を行かせる動作も、この練習の本文にはありません。似た文章の記憶ではなく、目の前の文の範囲を根拠にします。

次の単元へのつながりと家庭での確かめ方

主語を補う読み方は、和歌の心情や物語の理由説明につながります。誰が誰を待つのかが決まれば、歌にある景色を誰の立場で捉えるかも定まります。反対に、待つ人と待たれる人を逆にすると、同じ単語を使っていても心情の説明が変わります。主語の確認は、現代語訳だけに使う下準備ではありません。

家庭では、5分でできる確かめ方を2つ試せます。1つ目は、短い一文を選び、述語の下に動作主を書き、その根拠を声に出す方法です。「前と同じだから」だけでなく、敬語、人物の明示、動作の組合せのどれが使えたかを確かめます。決めきれない箇所は候補を残し、前後を読み直します。

2つ目は、会話を1つ選び、話し手・聞き手・会話内の動作主を別々に書く方法です。訳した後、打消・推量・禁止が落ちていないかも照合します。ご家庭でお子さまの説明を聞く場合は、訳の滑らかさだけでなく「その主語はどこから考えたのか」を尋ねると、根拠が見えます。

個別指導では、主語を間違えた文の直前まで戻り、敬語の種類、助詞の役割、引用の範囲のどこで読み違えたかを確かめます。「ば」の条件の意味や動詞の活用形が曖昧なら、その形を判定するところから読み直します。

まとめ

古文を現代語に移すとき、書かれていない人物を補うことと、書かれていない出来事を作ることには境界があります。主語を入れた訳ができたら、その人物を選んだ根拠が原文のどこにあるかを指してみましょう。根拠を指せない部分があれば、そこが次に読み直す場所です。きれいな日本語に整えるのは、人物の役割と動作の関係が定まってからで十分です。

省略された主語には本文の根拠が必要であり、読み手の想像だけで空欄を埋める余地はありません。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

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