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【小3〜中学地理】地図の読み方(縮尺・等高線・方位)のつまずき診断—5問で間違え方の型を見つけ、戻る場所を決める|武蔵野個別指導塾

この教材の使い方
地図の問題で手が止まったときは、記号を覚え直す前に、どの読み取りで迷ったかを確かめましょう。この教材では、縮尺、長さの単位、等高線、八方位、地図記号を5問で調べます。紙と鉛筆を用意して、答えだけでなく、式や判断に使った言葉も残してください。間違えた答えは消さずに、その横に直した理由を書きます。
- 確認問題を1問ずつ解きます。分からない場合も、問題文のどこまで分かったかを書いてから進めます。
- 直後の「答えと、間違えたときの戻り先」を開きます。自分の答えと解き方を比べて、最初に違ったところを探します。
- 近い誤答の型を選び、記事名のリンクから戻ります。「読むところ」を目安に必要な説明を探し、そこで確かめたことを一言書きます。
- この教材に戻ったら答えを閉じて、同じ番号の再確認問題を解きます。問2で迷った場合は再確認2へ進みます。
- 新しい数値や場面でも、自分で理由を説明できたら次の確認問題へ進みます。迷った場合は、同じ戻り先と自分の途中の考えを並べます。
記録には、A「縮尺と計算の向き」、B「長さの単位」、C「等高線と傾き」、D「方位と基準点」、E「地図記号」を使います。人の能力を分類する記号ではなく、その解答で見直す場所を示す記号です。同じ答えの間違いにも別の原因があります。誤答例の数字だけで選ばず、自分が書いた式や説明に近いものを選んでください。
小学校でまだ習っていない内容があれば、「未習」と記録して説明を読みながら進めてかまいません。特に縮尺の計算や等高線は、方位や記号とは別に確かめます。全問を一度にできる必要はありません。保護者の方は、正解を先に教えるよりも「どの言葉を手がかりにしましたか」と尋ね、止まった場所を一緒に確認してください。
この教材に出てくる長さは問題文の数値を使います。画面に表示された表の幅や文字の間隔を定規で測る必要はありません。実際の地図では印刷や画面の拡大で見かけの長さが変わるため、縮尺の条件を確かめてから測ります。今回は道の曲がり方や斜面に沿った道のりではなく、地図上の直線に対応する水平な距離を扱います。
確認問題(5問)
問1と問2では、まず求める長さが「地図上」か「実際」かを書きます。問3では高さと間隔、問4では出発点と北、問5では記号そのものに注目してください。解答の速さより、どの情報を使ったかを残すことを大切にします。
問1 地図上の長さから実際の距離を求めます
縮尺1:25000の地図で、公園から橋までの直線の長さは4cmです。対応する実際の水平な距離は何mですか。途中の式も書いてください。
答えと、間違えたときの戻り先
答えは、1000mです。
- 縮尺1:25000は、同じ単位で比べたとき、地図上の1が実際の25000に当たるという意味です。地図上の1cmは実際の25000cmです。
- 地図上の4cmはその4倍なので、4 × 25000 = 100000 です。この段階の単位はcmです。
- 1m = 100cmなので、100000 ÷ 100 = 1000 と換算します。地図上の1cmが実際の250mに当たり、その4つ分と考えても同じです。
A型:4 ÷ 25000 としました。原因として、縮める割合を使うのだからいつも割る、と考えたことが考えられます。今回は縮めた地図から実際の長さへ戻します。戻り先はこの単元のつまずき解説です。読むところは、縮尺の意味と、地図上の長さから実際の距離を求める説明です。「地図上1cm→実際25000cm」と書き、その下に4cmの場合を並べてください。
B型:100000mとしました。原因は、かけ算で出た数の単位までmになったと思ったことかもしれません。戻り先は地域調査と地形図です。読むところは、縮尺による距離の計算と単位を換算する説明です。4cmのcmを式の横に残し、「100000cm = 1000m」と単位を付けて書き直します。
B型:100mとしました。原因として、cmからmへの換算で1000で割ったことが考えられます。戻り先は地域調査と地形図です。読むところは、実際の距離の単位をそろえる説明です。1mが100cm、1kmが1000mという別々の関係を紙に書きます。換算で迷った場合は、縮尺の式まで消さず、最後の換算だけを直して再確認1へ進んでください。
問2 実際の距離から地図上の長さを求めます
広場と池の実際の水平な距離は1.5kmです。縮尺1:50000の地図では、2地点を結ぶ直線は何cmになりますか。
答えと、間違えたときの戻り先
答えは、3cmです。
- 求めるのは地図上のcmです。実際の距離を同じ単位に直します。1.5km = 1500m = 150000cmです。
- 実際の50000cmが地図上の1cmです。150000cmには50000cmがいくつ入るかを考え、150000 ÷ 50000 = 3 と求めます。
- 地図上の3cmを実際の距離に戻すと、3 × 50000 = 150000cmで、1.5kmに一致します。地図上1cmが実際の500mなので、1500mは3cm分とも確かめられます。
B型:1.5 ÷ 50000 = 0.00003 として、0.00003cmとしました。原因は、実際の数値がkmなのに、結果だけをcmとして扱ったことです。戻り先はこの単元のつまずき解説です。読むところは、縮尺の計算で単位をそろえる説明です。割り算の向きは合っているので、先に「1.5km = 150000cm」と書く手順を加えてください。
A型:150000 × 50000 としました。原因は、問1と同じように縮尺の後ろの数をかければよい、と考えたことかもしれません。戻り先は地域調査と地形図です。読むところは、縮尺と実際の距離の対応です。「地図上の長さ × 50000 = 実際の長さ」と書き、地図上の長さを空欄にします。空欄を求めるには割ると説明してください。
B型:1500 ÷ 50000 = 0.03 として、0.03cmとしました。原因は、mに換算したところで単位をそろえる作業を止めたことです。戻り先は地域調査と地形図です。読むところは、縮尺から長さを計算する例の単位です。この割り算で出る0.03はmであり、0.03mは3cmです。最初からcmにそろえる方法でも、最後にmからcmへ直す方法でもかまいません。単位のつながりを確認して再確認2へ進みます。
問3 等高線の間隔から傾きを比べます
同じ縮尺の地形図で、斜面Aと斜面Bを比べます。どちらも、等高線に直角に横切る方向で、標高100mの線から標高120mの線までの地図上の間隔を測りました。間にある等高線は標高110mの線だけです。次の表から、傾きが急な斜面を選び、理由を書いてください。各斜面の傾きは、この範囲で一定とします。
| 斜面 | 標高の範囲 | 地図上の間隔 |
|---|---|---|
| A | 100mから120m | 2mm |
| B | 100mから120m | 8mm |
答えと、間違えたときの戻り先
答えは、斜面Aです。同じ20mの高さの差を、より短い水平な距離で上がるためです。
- 等高線は、標高が同じ地点を結んだ線です。線と線の地図上の間隔は横方向の広がりで、標高の差そのものではありません。
- どちらも120 − 100 = 20 なので、高さの差は20mです。同じ縮尺なら、地図上の間隔が短い方は実際の水平な距離も短くなります。
- Aは2mm、Bは8mmです。同じ高さまで短い距離で上がるAの方が急です。「間隔が狭いから急」と言うときは、同じ高さの差を比べていることも確認します。
C型:間隔が広いBの方が急だとしました。原因は、線の間が広いことを、高さの変化が大きいことと混同した可能性があります。戻り先はこの単元のつまずき解説です。読むところは、等高線の間隔と傾きの関係です。高さが同じで底辺の長さが違う2つの坂を横から描き、短い距離で上がる坂の傾きを比べてください。
C型:どちらも120mまで上がるので、傾きは同じとしました。原因は、標高の値だけで傾きを判断したことです。戻り先は地域調査と地形図です。読むところは、等高線から地形を読み取る説明です。高さの差と水平な距離を別々の欄に書き、同じ20mでも進む距離が違えば傾きも変わると確かめます。標高が高い場所が必ず急な場所とは限りません。
C型:等高線が3本ずつなので、傾きは同じとしました。原因は、線の本数に注目して間隔を見落としたことかもしれません。戻り先は地域調査と地形図です。読むところは、等高線の密な所と疎な所を比べる説明です。本数が同じでも狭い範囲に集まる場合と広く離れる場合があります。表の2mmと8mmに印を付け、どちらが同じ高さを短い距離で上がるかを言って再確認3へ進みます。
問4 八方位で位置を表します
上が北の地図で、公園を基準にすると、池は真右に2ます、真下に2ます進んだ位置にあります。公園から見た池の方位を、八方位で答えてください。ますは縦横同じ長さの正方形です。
答えと、間違えたときの戻り先
答えは、南東です。
- 基準点は公園です。紙に公園を点で描き、そこを中心に上へ北、右へ東、下へ南、左へ西と書きます。
- 池は公園より東に2ます、南に2ますあります。同じだけ東と南へずれた位置なので、東と南の中間の方位です。
- 八方位では南東と呼びます。池から公園を見る向きとは逆なので、「公園から見た」という条件を最後に読み直します。
D型:北西としました。原因として、池を基準にして公園のある方を答えたことが考えられます。戻り先はわたしたちのまち・地図の読み方です。読むところは、方位を使って場所を伝える説明です。公園の点に丸を付け、公園から池へ矢印を引きます。矢印の始まりが、問題で指定された基準点になっているかを確かめてください。
D型:南西としました。原因は、左右と東西の対応を取り違えたことかもしれません。戻り先はわたしたちのまち・地図の読み方です。読むところは、北・東・南・西を地図に対応させる説明です。上を北にした十字を書き、北から時計回りに東、南、西を置きます。右側は東だと確かめてから池の位置を描き直してください。
D型:東としました。原因として、右への移動だけを見て、下への移動を見落としたことが考えられます。戻り先は地域調査と地形図です。読むところは、地図の方位を読み取る説明です。四方位の間にも方位があると確かめ、東と南の間に南東を書きます。途中で進んだ道順ではなく、基準点と目的地を直線で結んだ向きを答えて再確認4へ進んでください。
問5 地図記号を読みます
日本の地図に「〒」という地図記号があります。この記号が表す施設を、「郵便局・病院・寺院」の中から選んでください。見分ける手がかりも一言書きます。
答えと、間違えたときの戻り先
答えは、郵便局です。
- 記号を周囲の建物の絵として想像する前に、何の記号が示されているかを見ます。今回は「〒」です。
- 「〒」と郵便局を一組で対応させます。施設名を示す決まった記号なので、近くにある別の施設の名前を答えないようにします。
- 手がかりには「〒の形を見て、郵便局の記号だと判断しました」と書けます。分からなければ凡例、つまり地図に使う記号の意味を説明する一覧で確かめます。
E型:病院としました。原因は、横線と縦線がある記号を、別の施設を表す印と混同したことかもしれません。戻り先はわたしたちのまち・地図の読み方です。読むところは、地図記号と施設の名前を対応させる説明です。郵便局の記号を見て、上の横線と下の形を確かめながら一度写します。その横に郵便局と書いてから、文字を隠して言い直してください。
E型:寺院としました。原因として、知っている施設名を選んだものの、記号の形との対応がまだ安定していないことが考えられます。戻り先は地域調査と地形図です。読むところは、主な地図記号の説明です。郵便局と寺院の記号を並べ、形の違いを一つ言います。名前だけを何度も唱えるより、形を指しながら名前を答えてください。
E型:建物の大きさや色が分からないので答えられませんでした。原因は、記号を実物そっくりの絵として読もうとしたことかもしれません。戻り先はわたしたちのまち・地図の読み方です。読むところは、地図で建物や土地の様子を記号で表す説明です。同じ種類の施設を共通の印で表すことを確かめます。記号だけで建物の実際の大きさまで決まるわけではありません。意味の対応を確認したら再確認5へ進みます。

戻ったあとに確かめる問題
確認問題と同じ番号の問題を、答えを閉じたまま解きます。先ほどの答えを覚えているかではなく、条件が変わっても同じ手順で判断できるかを見ます。数値や記号が変わったところに印を付け、式には単位、方位には基準点、等高線には比べた条件を添えてください。
再確認1 縮尺から距離を求めます
縮尺1:50000の地図で、展望台と広場を結ぶ直線は3cmです。実際の水平な距離は何kmですか。
再確認1の答えと確かめ方
答えは、1.5kmです。
3 × 50000 = 150000cmです。150000 ÷ 100 = 1500m、1500 ÷ 1000 = 1.5kmと直します。1km = 100000cmを使い、150000 ÷ 100000 としても求められます。問1と違い、答える単位はkmです。1500まで求めても、単位をkmと書けば別の距離になります。割り算から始めた場合は問1のA型、換算で迷った場合はB型の戻り先へ戻ってください。地図上の1cmが実際の0.5km、その3つ分という確かめ方もできます。
再確認2 地図上の長さを求めます
橋と広場の実際の水平な距離は800mです。縮尺1:25000の地図では、2地点を結ぶ直線は何cmになりますか。
再確認2の答えと確かめ方
答えは、3.2cmです。
800m = 80000cmなので、80000 ÷ 25000 = 3.2 と求めます。3.2 × 25000 = 80000cm = 800mで問題の距離に戻ります。答えは整数になるとは限りません。地図上の1cmが実際の250mなので、800 ÷ 250 としても同じです。この式ならmどうしを比べています。800 ÷ 25000 の結果にそのままcmを付けた場合は問2のB型、かけ算で地図上の長さを求めた場合はA型へ戻ります。
再確認3 緩やかな斜面を選びます
同じ縮尺の地形図で、斜面Pと斜面Qを比べます。どちらも標高200mの等高線から標高220mの等高線まで、等高線に直角な方向で測ります。地図上の間隔はPが9mm、Qが3mmです。各斜面の傾きはこの範囲で一定です。傾きが緩やかな方を選び、理由を書いてください。
再確認3の答えと確かめ方
答えは、斜面Pです。同じ20mの高さの差を、より長い水平な距離で上がるためです。
220 − 200 = 20 で、両方とも高さの差は20mです。同じ縮尺で9mmは3mmより長いので、Pの方が緩やかです。今回は「急な方」ではなく「緩やかな方」を聞いています。関係を正しく説明できたのにQを選んだ場合は、問いの言葉を読み直します。間隔の意味そのものを逆にした場合は問3のC型へ戻ります。高い所にある斜面かどうかではなく、高さの変化と水平な距離の関係で判断してください。
再確認4 北の向きが変わった地図を読みます
今度の地図は、北を示す矢印が紙面の右を向いています。広場を基準にすると、池は紙面の右に1ます、上に1ます進んだ位置にあります。ますは正方形です。広場から見た池の方位を八方位で答えてください。
再確認4の答えと確かめ方
答えは、北西です。
北が紙面の右なので、そこから時計回りに90度進んだ紙面の下が東、紙面の左が南、紙面の上が西です。池は広場より北と西へ同じだけずれた位置なので北西です。「上はいつでも北」と決めると北東と答えてしまいます。北の矢印を先に確認し、広場に四方位の十字を書いてください。池を基準に逆向きに読んだ場合も、問4のD型へ戻ります。地図を回して北を上に向け、同じ答えになるかを確かめてもかまいません。
再確認5 別の地図記号を読みます
日本の地図に「卍」という地図記号があります。この記号が表す施設を、「神社・寺院・郵便局」の中から選んでください。
再確認5の答えと確かめ方
答えは、寺院です。
「卍」は寺院の地図記号です。神社と寺院は別の記号で表されます。神社を選んだ場合は、施設の名前を知っていても記号の形との対応を混同していないか、問5のE型の戻り先で確かめます。郵便局を選んだ場合は「〒」と「卍」を並べ、どちらがどの施設かを指して言います。凡例を見て答えた場合も、そのことを記録してください。確認後は凡例を閉じて、記号から名前を、名前から記号をそれぞれ一度確かめます。
家での見方
保護者の方は、正答数と合わせて、どこから考え直したかを見てください。たとえば縮尺の式が合っていて単位だけを間違えた場合、縮尺の説明を最初から繰り返すより、cm、m、kmの対応を確かめる方が、本人の迷いに合います。「全部分かっていません」とまとめず、できた手順と止まった手順を分けて記録します。
下の表を紙に写し、1回の解答で当てはまった型に印を付けてください。複数の誤りが続いた場合は最初に起きた型を主な記録とし、後から起きた誤りは余白に書きます。その場で答えを写し直しただけなら回数を増やしません。再確認や別の日の解き直しは、それぞれ別の解答として数えます。
| 型 | 確認問題 | 再確認 | 別の日 | 合計・問題番号 |
|---|---|---|---|---|
| A 縮尺と計算の向き | ||||
| B 長さの単位 | ||||
| C 等高線と傾き | ||||
| D 方位と基準点 | ||||
| E 地図記号 | ||||
| その他・未習 |
日付:____ 問題番号:____ 最初の式や理由:____ 迷った言葉:____ 読んだ説明:____ 再確認は自力・声かけあり・解説を見ながら:____
同じ型が合計3回出たら、新しい問題を増やす前に、その型の戻り先へもう一度戻ります。3回はこの教材で使う見直しの目安で、理解や能力を判定する線ではありません。1回でも理由が分からなければ戻ってかまいません。逆に未習の問題を解けなかった回数を、習ったのに迷った回数と同じ意味で数えないようにします。
声かけは一度に一つにします。A型なら「今ほしいのは地図上の長さですか、実際の距離ですか」、B型なら「この数字の単位は何ですか」、C型なら「同じ高さまで進む距離はどちらが短いですか」と尋ねます。D型なら北と基準点を指してもらい、E型なら凡例のどの形と同じかを選んでもらいます。答える前に保護者が続きを言わず、本人の説明を待ってください。
再確認が自力でできたら、その日はそこで区切ってもかまいません。別の日には答えを隠し、同じ手順を自分で始められるかを見ます。数字を覚えている様子なら「どうしてその計算ですか」と聞き、式の意味を確かめます。地図記号では選択肢を隠して名前を言う方法も使えます。できた理由を短く残すと、次の学習で使う手順がはっきりします。

つまずきやすいところと直し方
A型 求める長さを決めずに計算します
縮尺の後ろの数を見てすぐにかけたり割ったりすると、問1と問2で向きが入れ替わります。直すときは「地図上の長さ × 縮尺の後ろの数 = 実際の長さ」を、同じ単位で書きます。求める所を空欄にしてから数字を入れてください。地図から実際へ戻すと数値が大きく、実際から地図へ縮めると小さくなることも、同じ単位にしたうえで確認します。
B型 数字だけを計算し、単位を最後に付けます
4 × 25000 の答えは100000ですが、元の4がcmなら100000もcmです。縮尺の倍率をかけても、cmが自動でmになるわけではありません。1m = 100cm、1km = 1000m、1km = 100000cmの関係を、途中の式のそばに置きます。大きい単位へ直すと数値は小さく、小さい単位へ直すと数値は大きくなります。実際の距離そのものを変えているのではなく、同じ長さの表し方を変えていると説明してください。
C型 標高・高さの差・線の間隔を混ぜます
標高は海面を基準にした高さで、高さの差は2つの標高を引いた値です。等高線の間隔は地図上で線どうしがどれだけ離れているかを示します。この3つを分けると、高い山の上にも緩やかな場所があり、低い所にも急な斜面があると考えられます。傾きを比べるときは、同じ縮尺か、比べる線の高さの差が同じかを先に見ます。縮尺や等高線の表す高さの刻みが違う地図を、見た目の密集だけで比べないでください。
線が100m、110m、120mと並ぶとき、線は3本でも間は2つです。高さの差は線の本数に10mをかけて求めるのではなく、120 − 100 で20mと確かめます。また、斜めに長く横切った距離で傾きを比べると、線に直角に測った場合と条件が変わります。今回の問題で測る方向を指定しているのは、同じ条件で比べるためです。
D型 自分の向きや紙面の上下だけで答えます
方位は地図に示された北を手がかりに決めます。紙面の上が北という条件の問題もあれば、北の矢印が別の向きの問題もあります。直すときは、北を決め、時計回りに東、南、西を置いてから中間の方位を入れます。八方位は北、北東、東、南東、南、南西、西、北西です。中間の名前だけを覚える前に、基準点から目的地がどちらにずれているかを指してください。
「公園から見た池」と「池から見た公園」では、向きが反対になります。基準点を言葉で書き、そこから矢印を引くと取り違えに気付きやすくなります。右へ行ってから下へ行くという道順を聞かれているのか、目的地の方位を聞かれているのかも分けます。今回の問題は、出発点と目的地の位置関係を八方位で表す問題です。
E型 記号の形と施設名を別々に覚えます
施設名だけを知っていても、地図でどの形を探すかが分からないと読み取れません。逆に形を写せても、意味を言えなければ位置の説明に使えません。直すときは記号と名前を隣に書き、片方ずつ隠して確かめます。混同した2つを並べ、形のどこが違うかを一つ言う練習も使えます。すべての記号をまとめて覚え直す前に、今回取り違えた組から始めてください。
観光案内図などでは、その地図独自の記号を使う場合もあります。知っている形だけで決めず、凡例があるときは意味を確認します。また、記号は施設の種類を示すもので、建物の高さや利用できる時間まで読み取れるわけではありません。地図から分かることと、別の情報が必要なことを分けるのも、地図を読むときの大切な手順です。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。中学生コースのご説明/お問い合わせ
まとめ
問1では縮尺から実際の距離、問2では実際の距離から地図上の長さ、問3では等高線と傾き、問4では基準点から見た八方位、問5では記号と施設の対応を確かめました。間違えた場合は、数字や名前だけを書き直すのではなく、どの条件を見落としたかを手がかりに戻り先を選びます。
最後に「今日迷った型」「戻って確かめたこと」「再確認で自分でできたこと」を一つずつ書いてください。たとえば「B型、cmとmをそろえました、800mを80000cmに直せました」という記録です。まだ迷うときも、どの言葉や操作で止まったかが残れば、次に読む場所を決められます。次の地図でも、縮尺、単位、北、凡例を必要に応じて確かめ、自分が使った情報を説明しながら進めましょう。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。



