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【高2英文法】分詞構文を図解で総まとめ—時・理由・付帯状況と完了形・独立分詞構文|武蔵野個別指導塾

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分詞構文を主語・時間・能動と受動の順に読み解きます。語順の箱と時間軸の図、空所補充や誤文訂正を通して、完了形や独立分詞構文も自分で判断する力を養えます。

よくあるのは、夏休みの課題の山を前に、分詞構文の問題だけを後回しにしてしまう場面です。英文の先頭にある動詞の ing 形を見て、「ここは『〜するとき』なのか、それとも『〜なので』なのか」と迷い、解説を読んでも接続詞が消える理由に納得できません。形を作る問題は解けても、日本語に直すと急に手が止まることがあります。

分詞構文は、二つの出来事のうち一方を分詞のまとまりにして、もう一方に事情や状況を添える表現です。文の骨組みを探し、その分詞の動作をするのは誰か、二つの出来事はどの順で起こるか、とたどると読みやすくなります。最初から日本語の接続表現を一つに決める必要はありません。

この単元を学ぶと、「宿題を終えてから外出した」「道を知らなかったので尋ねた」「天気がよかったので歩いた」といった関係を、簡潔な英文で表せます。ただ短くする技術として覚えず、何を中心に述べ、何を補足しているのかを確かめていきましょう。

この単元で身につけること

前の単元で学ぶ分詞の形容詞用法が名詞の性質や状態を説明するのに対し、分詞構文は主節の出来事に時や理由などの説明を添えます。同じ ing 形でも、何を説明しているかを見ることが次の一歩です。

基本の考え方

主節と共通の主語を見つける

節とは、主語と動詞を中心にしたまとまりです。英文の中心になる節を主節、時や理由などを表して主節を説明する節を副詞節と呼びます。まず、次の二つの形を比べます。

例文1: While I was walking home, I saw Ken. 日本語訳: 家に歩いて帰る途中、私はケンを見かけました。

例文2: Walking home, I saw Ken. 日本語訳: 家に歩いて帰る途中、私はケンを見かけました。

例文1では、while が「〜している間に」という関係を示しています。家に歩いて帰っていたのも、ケンを見かけたのも I です。例文2では、その共通する主語を分詞側にもう一度書かず、walking home というまとまりで主節の状況を説明しています。図1のように、文の中心である I saw Ken. を先に押さえ、walking の動作主を I に戻して読むと、途中で主語を見失いません。

図1 分詞の動作主と主節の主語が共通する関係

書き換えの基本手順は、接続詞の意味を確認する、主語が同じなら副詞節側の主語を省く、動詞を分詞の形にする、という順です。進行形の was walking は being walking とせず、walking にします。もとの動詞が一般動詞なら、その動詞を現在分詞にします。現在分詞とは、ここでは walking、knowing のような ing 形を指す名前です。

例文3: Because I knew the answer, I raised my hand. 日本語訳: 答えを知っていたので、私は手を挙げました。

例文4: Knowing the answer, I raised my hand. 日本語訳: 答えを知っていたので、私は手を挙げました。

現在分詞という名前でも、現在の出来事だけを表すわけではありません。例文4で答えを知っていた時点は、主節の raised が示す過去です。また、know は通常進行形にしない動詞ですが、Knowing the answer という分詞構文にはできます。ing という見た目だけで進行形と決めないようにします。

ただし、書き換えの手順は構造を理解するための道具です。どの副詞節も機械的に短くすれば自然になるわけではなく、条件や譲歩の意味を明確にしたい場合には接続詞を残した形が役立ちます。自分で作文するときは、読み手が関係を無理なく受け取れるかも確かめます。

五つの意味は文の関係から読む

分詞構文には、時・理由・条件・譲歩・付帯状況という代表的な読み方があります。譲歩は「〜だけれども」と予想に反する関係を表し、付帯状況は中心の動作に伴う様子を表します。これらは ing のつづりに刻まれた意味ではなく、分詞側と主節側の内容が作る関係です。

例文5: Opening the window, I heard birds singing. 日本語訳: 窓を開けると、私は鳥がさえずるのを耳にしました。

例文6: Feeling tired, Emma went to bed early. 日本語訳: 疲れを感じていたので、エマは早く寝ました。

例文5は、窓を開けた時点で鳥の声が聞こえた、という時の関係です。例文6は、疲れていたことが早く寝た理由になっています。「〜しながら」だけで訳そうとすると、こうした流れを取りにくくなります。

例文7: Turning left at the next corner, you will find the library on your right. 日本語訳: 次の角を左に曲がれば、右手に図書館があります。

例文8: Although living nearby, Tom rarely visits us. 日本語訳: 近くに住んでいるけれども、トムはめったに私たちを訪ねてきません。

例文7は道順を案内する文で、左に曲がることが図書館を見つける条件です。you が二つの動作の共通の主語です。例文8では although を残すことで、近所ならよく訪ねてきそうなのにそうではない、という譲歩をはっきり示しています。分詞構文では接続詞を必ず消す、と覚えるとこの形を見落とします。

例文9: Yuki sat by the window, reading a book. 日本語訳: ユキは本を読みながら窓辺に座っていました。

例文10: Ken opened the box, finding a small notebook inside. 日本語訳: ケンは箱を開け、中に小さなノートを見つけました。

例文9では、座っていることに読書という様子が伴っています。例文10は、箱を開け、その結果として中のノートを見つけたという流れです。付帯状況に関連して、このように「そして〜した」と続く動作や結果を添える用法もあります。分詞構文の出来事が、主節と常に同時とは限りません。

英文を読む際には、まず主節だけを訳し、分詞側に共通の主語を補ってみます。そのうえで、時の説明か、理由か、予想との食い違いかを判断します。時と理由の両方が感じられる文もあるため、名称を一つに固定することより、原文にない因果関係を勝手に足さないことが大切です。

時間の前後と受動の区別

完了形の分詞構文は having + 過去分詞で、主節より前に起きたことを明確にします。過去分詞とは finished、written のような形で、完了形や受動態などに使われます。having の直後に、過去形ではなく過去分詞を置く点を確かめます。

例文11: Having finished my homework, I went out. 日本語訳: 宿題を終えてから、私は外出しました。

例文12: Having lost my key, I could not open the door. 日本語訳: 鍵をなくしていたので、私はドアを開けられませんでした。

例文11は終了が外出に先行し、例文12は紛失がドアを開けようとした時点より前です。「主節が過去だから having にする」のではありません。分詞側と主節側の相対的な前後関係を示す形なので、主節の時制だけを見て選ぶことはできません。また、出来事の順序が十分明らかなら、通常の分詞構文で表す場合もあります。

次は、主語が動作を受ける側になる場合です。受動態とは「〜される」と動作を受ける側を主語にする形です。分詞構文では being + 過去分詞が受動を表し、文脈に応じて being を省けます。

例文13: Written in simple English, the book is easy to read. 日本語訳: 簡単な英語で書かれているので、その本は読みやすいです。

ここでは、主節の the book が書く側ではなく、書かれる側です。Being written in simple English から being を省いた形として捉えられます。written は過去分詞ですが、文全体が過去の話になるわけではありません。述べているのは、その本が現在持つ特徴です。

例文14: Being tired, I took a short break. 日本語訳: 疲れていたので、私は少し休憩しました。

例文15: Tired, I took a short break. 日本語訳: 疲れていたので、私は少し休憩しました。

being の後ろに形容詞などが続く場合にも、例文15のように being を省けます。ただし、省略はどこでも自動的に行う操作ではありません。主語や意味関係が読み取りにくくなるなら残します。having been + 過去分詞なら「前に〜されて」という完了と受動の両方を表し、being の省略とは分けて考えます。

例文16: Having been invited to the party, Emma was looking forward to Saturday. 日本語訳: パーティーに招待されていたので、エマは土曜日を楽しみにしていました。

招待したのはエマ自身ではなく、招待されたのがエマです。招待が楽しみにしていた時点より前なので having been invited を使っています。能動か受動かと、同じ時点か前の時点かは、二つの独立した確認項目です。

例題で使い方を確かめる

例題1 共通の主語を意識して並べ替える

「家に歩いて帰る途中、私はケンを見かけました」となるように、次の語句を並べ替えてください。先頭の語も小文字で示しています。

語句: saw / walking / Ken / I / home 条件: コンマを1個使い、分詞構文を文頭に置きます。

  1. 中心の出来事は「私はケンを見かけた」です。主語 I、動詞 saw、目的語 Ken をつなげ、主節を I saw Ken. と決めます。
  2. 「家に歩いて帰る途中」は中心の出来事に添える状況です。walking home を一つのまとまりにし、先頭を大文字にします。
  3. 歩いて帰った人と見かけた人がどちらも I であることを確認します。同じなので、分詞側に I を別に置く必要はありません。
  4. 分詞のまとまりと主節の間にコンマを入れます。home はこの文では「家へ」という働きなので、前に to を足しません。

分詞構文の先頭の語から組み立てようとして迷うときは、主節を先に完成させます。分詞のまとまりを外しても I saw Ken. という文が成り立つことが、構造を見直す手がかりになります。訳は問題文と同じ「家に歩いて帰る途中、私はケンを見かけました」です。

答え: Walking home, I saw Ken.

例題2 主節より前を表す形を補う

「宿題を終えてから、私は外出しました」となるように、空所にそれぞれ1語を入れてください。finish を使い、終了が外出より前であることを完了形で明示します。

英文: ( ) ( ) my homework, I went out. 日本語訳: 宿題を終えてから、私は外出しました。

  1. 主節は I went out. です。外出したのが I なので、宿題を終えた人も I と読みます。
  2. 指示では、宿題の終了が外出より前であることを完了形で示す必要があります。そのため having + 過去分詞を選びます。
  3. finish の過去分詞は finished です。主語が宿題を終える側なので、受動を表す been は加えません。
  4. 文頭を Having とし、Having finished my homework と主節をコンマでつなぎます。図2のように、終了から外出へ時間が進むことを確かめます。
図2 宿題の終了が外出に先行する時間の並び

図2の左の点が宿題の終了、右の点が外出です。左右は英文で語句が置かれている場所だけでなく、実際の時間の順を示しています。分詞構文を見たら、この二点を入れ替えても意味が通るかを考えると、時間関係を確かめやすくなります。

単に「〜してから」と訳す文がすべて完了形になるわけではありません。この問題では完了形で明示するという条件があるため、この形を選びます。日本語の一語と英語の一つの形を固定せず、出題の条件まで読むことが必要です。

答え: Having finished my homework, I went out.

例題3 否定の分詞構文を英訳する

「道を知らなかったので、私はユキに助けを求めました」を、not と know を用い、分詞構文を文頭に置いて英訳してください。

  1. 中心の出来事は「私はユキに助けを求めた」です。ask someone for help という形を使い、主節を I asked Yuki for help. とします。
  2. 道を知らなかったのも I です。主語が共通するので、分詞側では主語を省けます。
  3. 知らなかった状態は助けを求めた時点の状態です。通常の分詞構文 knowing the way を基礎にします。
  4. 分詞構文全体を否定する not は、原則として分詞の前に置きます。Not knowing the way とすれば「道を知らなかったので」という理由を表せます。

not の後ろに過去形 knew を置くのではなく、knowing を置きます。過去の時点は主節の asked と文脈から読み取れるため、否定の分詞側に did not を作る必要はありません。完了形を否定する場合も not を前に置き、not having + 過去分詞という順になります。

例文17: Not having read the book, I could not answer the question. 日本語訳: その本を読んでいなかったので、私はその質問に答えられませんでした。

この例文では、答えようとした時点までに読書が済んでいなかったことを表しています。例題3の「その時に道を知らない」という状態との違いを、主節より前の行為を問題にしているかどうかで見比べます。

答え: Not knowing the way, I asked Yuki for help.

例題4 主語が異なる文を完成させる

「天気がよかったので、私たちは歩いて帰りました」という意味になるように、空所に分詞構文側の主語を1語補ってください。

英文: ( ) being sunny, we walked home. 日本語訳: 天気がよかったので、私たちは歩いて帰りました。

  1. 主節の主語は we です。一方、天気を表す sunny は、この文では we の状態を述べていません。
  2. 天気の文は It was sunny. とします。この it は、前に出た特定の物を指す代名詞ではなく、天気を表すときに置く主語です。
  3. 二つの主語が異なるので、分詞側の it を残します。be 動詞は being として、It being sunny というまとまりを作ります。
  4. 主語を明示した分詞のまとまりを、主節とコンマでつなぎます。この形を独立分詞構文と呼びます。

独立とは、文として完全に切り離されるという意味ではなく、分詞側が主節とは別の意味上の主語を持つという意味です。この表現はやや書き言葉寄りで、会話なら Because it was sunny, we walked home. と言うほうが扱いやすいこともあります。どちらも「天気がよかったので、私たちは歩いて帰りました」という意味です。

答え: It being sunny, we walked home.

つまずきやすいところと直し方

動作主を調べずに主語を消してしまう

× Walking home, the rain started. 意図する日本語訳: 私が家に歩いて帰る途中、雨が降り始めました。

どこが違うか: 主語のない walking の動作主を主節の the rain と結びつけてしまい、歩いている人が文に示されていません。

○ While I was walking home, it started to rain. 日本語訳: 私が家に歩いて帰る途中、雨が降り始めました。

すべてを分詞構文に直す必要はありません。この場合は while と主語 I を含む節に戻すと、誰が歩いていたかが明確です。主語のない分詞が、意図した主語と結びつかないこうした誤りは、懸垂分詞と呼ばれます。用語を覚える前に「歩いたのは雨か」と問い直すほうが、原因をつかみやすくなります。

図3のように、主語を残す独立分詞構文もあります。例題4では、天気を表す It と、歩いて帰った we を別々の箱に入れています。主語を区別できれば、二つの出来事を無理に一人の動作として読むことはなくなります。

図3 独立分詞構文では二つの主語を区別する

例文18: The weather being fine, we ate lunch outside. 日本語訳: 天気がよかったので、私たちは外で昼食を食べました。

例文19: The work finished, we took a break. 日本語訳: 仕事が終わったので、私たちは休憩しました。

例文18は the weather と we という別々の主語を持ちます。例文19は The work being finished から being を省いた形として捉えられ、仕事が終えられた状態を背景として添えています。finished の直前の the work を主節の主語と取り違えず、コンマの後ろの we took を主節として読みます。

完了形の後ろを過去形にしてしまう

× Having wrote the letter, I went to the post office. 意図する日本語訳: 手紙を書き終えてから、私は郵便局へ行きました。

どこが違うか: having の後ろには過去分詞が必要ですが、wrote は write の過去形です。

○ Having written the letter, I went to the post office. 日本語訳: 手紙を書き終えてから、私は郵便局へ行きました。

完了形を見抜いても、動詞の形を取り違えると完成しません。write、wrote、written のように、原形・過去形・過去分詞を分けて確認します。finished のように過去形と過去分詞が同じ語だけで練習すると違いが見えにくいので、形の異なる動詞でも確かめると効果的です。

能動と受動を見ずに ing 形を選ぶ

× Writing in simple English, the book is easy to read. 意図する日本語訳: 簡単な英語で書かれているので、その本は読みやすいです。

どこが違うか: 主節の the book は書く側ではなく書かれる側なので、能動を表す writing では意味が合いません。

○ Written in simple English, the book is easy to read. 日本語訳: 簡単な英語で書かれているので、その本は読みやすいです。

「分詞構文なら ing」とだけ覚えると、受動の形を選べません。まず主語から「本が書く」「本が書かれる」のどちらが自然かを判断します。being が省かれた過去分詞始まりの表現もある、と知っていれば、文頭が written でも構造を追えます。

一方、すべての分詞表現に共通主語の確認を機械的に当てはめるわけではありません。generally speaking は「一般的に言えば」、judging from は「〜から判断すると」という慣用的なまとまりです。これらは話し手の判断の立場を添え、主節の主語自身が話したり判断したりしているとは限りません。

例文20: Generally speaking, this task takes time. 日本語訳: 一般的に言えば、この作業には時間がかかります。

例文21: Judging from the clouds, it may rain soon. 日本語訳: 雲の様子から判断すると、まもなく雨が降るかもしれません。

例文20で話すのは this task ではなく、判断を述べている話し手です。例文21でも天気の it が判断するわけではありません。こうした慣用表現を理由に、通常の walking や writing の主語確認まで省かないようにします。

練習問題

最初に分詞側と主節側の主語を確かめ、次に時間の前後、最後に能動と受動を見てください。訳の印象だけで選ばず、選んだ形の根拠を一つ言える状態にしてから解答を読みます。

練習1 空所補充

動詞 know を適切な形にし、空所に1語入れてください。知らない状態は、助けを求めた時点と同じです。

英文: Not ( ) the answer, I asked Tom for help. 日本語訳: 答えを知らなかったので、私はトムに助けを求めました。

練習2 並べ替え

次の語句を並べ替え、「その本を読み終えてから、エマはそれを返しました」という意味にしてください。先頭の語も小文字で示しています。コンマを1個使います。

語句: the book / Emma / having / it / read / returned 条件: 完了形の分詞構文を文頭に置きます。

練習3 和文英訳

「簡単な英語で書かれているので、その手紙は理解しやすいです」を、分詞構文を文頭に置いて英訳してください。write、simple English、the letter、easy to understand を使い、being は省きます。

練習4 主語の補充

「雨が降っていたので、私たちは家にいました」となるように、空所に適切な主語を1語入れて独立分詞構文を完成させてください。

英文: ( ) being rainy, we stayed home. 日本語訳: 雨が降っていたので、私たちは家にいました。

答えと解説

練習1の答え: knowing 完成文: Not knowing the answer, I asked Tom for help. 日本語訳: 答えを知らなかったので、私はトムに助けを求めました。

知らなかったのも尋ねたのも I です。同じ時点の状態なので knowing を用い、否定の not をその前に置きます。主節が過去形であっても、分詞を knew にしない点を確かめます。

練習2の答え: Having read the book, Emma returned it. 日本語訳: その本を読み終えてから、エマはそれを返しました。

読んだことが返却より先なので having + 過去分詞を使います。read は原形と過去分詞のつづりが同じですが、この過去分詞は「レッド」と発音します。it は the book を指し、読む側も返す側も Emma です。

練習3の答え: Written in simple English, the letter is easy to understand. 日本語訳: 簡単な英語で書かれているので、その手紙は理解しやすいです。

手紙は書かれる側なので written を使います。being を省く指示があるため、Written で始めます。主節は手紙の現在の特徴を述べる is であり、過去分詞を見て主節まで過去に変えないようにします。

練習4の答え: It 完成文: It being rainy, we stayed home. 日本語訳: 雨が降っていたので、私たちは家にいました。

天気を表す主語 It を残します。we と異なるため、省くと分詞側の天気の説明を主節の主語に結びつけてしまいます。Because it was rainy, we stayed home. という節の形に戻すと、同じ意味の「雨が降っていたので、私たちは家にいました」になり、二つの主語を確認できます。

次の単元へのつながりと家庭での確かめ方

分詞構文で確かめた「このまとまりは何を説明しているか」という視点は、次に関係代名詞を学ぶときにも使います。名詞を説明しているのか、主節の出来事に事情を添えているのかを分けると、長い文でも修飾のかかり先が見えやすくなります。コンマや語尾だけで分類するのではなく、説明の相手を探す習慣をつけます。

家庭では、5分を二つの確認に分けてみてください。一つ目は、例文2を声に出し、walking の動作主を口頭で答え、while を使った例文1に戻す練習です。戻した英文の中に主語と動詞がそろうかを確かめれば、音読が形の確認にもなります。

二つ目は、例文11の I を Emma、my を her に入れ替えて言う練習です。Having finished her homework, Emma went out. は「宿題を終えてから、エマは外出しました」という意味です。単に主節の主語だけを替えず、宿題の持ち主を示す語も一緒に調整します。

個別指導でつまずきの位置を確かめる際には、訳を直す前に、主節の主語と動詞、分詞の動作主、過去分詞の形まで戻って見ます。お子さまの説明を聞く保護者の方も、「これは何用法か」だけでなく「宿題を終えたのは誰か」と尋ねると、どこまで読めているかをつかみやすくなります。

まとめ

分詞構文の訳がすぐに出てこないときも、主節が読めれば読み直す出発点はあります。分詞側に主語を補い、時間の順を並べ、動作をする側か受ける側かを確かめると、接続詞の候補を理由とともに選べます。短い英文の中で省かれている情報を、根拠を持って補う練習にしてください。

「なんとなく理由らしい」という読みから抜け出す境目は、用法名を言えることではなく、消えた主語と二つの出来事の関係を自分で説明できることです。

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