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【高3英文法】高校英文法の全体地図—5 文型・時制・準動詞・節・特殊構文のつながりと大学の英語への橋|武蔵野個別指導塾

文型から特殊構文までを5つの柱と3枚の図で整理します。並べ替えや空所補充を通して、受動態・分詞構文・名詞構文を大学の英語につなぐ読み方を確かめましょう。
よくあるのは、卒業アルバムを開いた居間で、写真につける英語の一文を考え始めたものの、「これは現在完了、それとも関係代名詞の問題だろう」と手が止まる場面です。一緒に過ごした人を説明したい、以前の出来事を今につなげたい、楽しかった理由も添えたい。その思いを英語にすると、1つの文の中に複数の文法が必要になります。単元ごとの名前を覚えていても、名前から1つだけ選ぼうとすると、かえって文が組み立てにくくなります。
高校英文法の全体像をつかむには、それぞれの単元が文の何を担当するかを整理すると見通しが立ちます。「誰が何をするか」という骨組み、出来事を置く時間、動作を名詞などとして扱う仕組み、文の中に別のまとまりを入れる仕組み、情報の見せ方を変える仕組みです。この5つを重ねて考えると、短い思い出の文から、大学で読む説明的な文章まで、同じ手順で文の土台を探せます。
この単元で身につけること
- 文型から骨組みを取り出します。主語・動詞・目的語・補語の役割を区別し、説明が長くなっても文の中心を保ちます。
- 時間と態を動詞のまとまりで読みます。時制や完了形に加え、主語が動作をする側か、受ける側かを確かめます。
- 準動詞を役割で見分けます。不定詞・動名詞・分詞について、形だけでなく、文中で名詞・形容詞・副詞のどの働きをするかを考えます。
- 節の境界を見つけます。主語と動詞を含むまとまりが、文全体の一部としてどこに入るかを読み取ります。
- 特殊構文から情報の重点を読みます。倒置や強調の形を基本の語順と照らし、書き手が何を前に出したいかを確かめます。
直前に学ぶ会話と口語の文法で扱う省略も、もとの骨組みを補って読むと、この地図の中に位置づけられます。ここでの5つの柱は学習用の整理であり、どの文法書でも同じ5項目に分類されるという意味ではありません。冠詞・前置詞・比較なども、名詞の意味や語のつながりを決める大切な要素として、各柱の中で働きます。
基本の考え方
骨組みを決めてから時間を重ねる
主語は何について述べるかを示す部分、述語動詞はその動作や状態を述べる中心です。中学で学んだ主語と動詞の組み合わせに、説明を加える場所と方法を整理したものが、高校文法の土台になります。
文型とは、文を主語のS、動詞のV、目的語のO、補語のCで整理する型です。目的語は動作の対象などを示し、補語は主語や目的語が何であるか、どんな状態かを説明します。まず次の5文を比べましょう。
- Birds sing.(鳥がさえずります。)これはSVで、singだけで述語が成り立ちます。
- Emma is happy.(エマは幸せです。)これはSVCで、happyがEmmaの状態を説明します。
- Emma reads books.(エマは本を読みます。)これはSVOで、booksは読む対象です。
- Emma gave Ken a book.(エマはケンに本を1冊あげました。)これはSVOOで、Kenが受け手、a bookが渡した物です。
- The news made Emma happy.(その知らせはエマを幸せにしました。)これはSVOCで、Emmaがhappyという状態になったことを表します。
最後の文で、Emmaとhappyは「エマが幸せである」という関係になります。一方、4番のKenとa bookは「ケンが本である」という関係ではありません。動詞の後ろに2つの要素があるという見た目だけでは、SVOOとSVOCを区別できないのです。また、in the roomのように場所を足す部分は、通常、この5文型の要素とは分けて考えます。
骨組みをつかんだら、時制を確かめます。時制は動詞の形を通して時間との関係を示す仕組みです。完了形は、ある基準時までの出来事や継続を、その基準時とのつながりで表します。
- Emma reads books every evening.(エマは毎晩本を読みます。)現在の習慣です。
- Emma is reading a book now.(エマは今、本を読んでいます。)今進行している動作です。
- Emma has read the book.(エマはその本を読み終えています。)読んだことを現在につなげています。
3文とも読む人と読む対象の関係は保たれています。進行形のis reading、完了形のhas readは、まとまりとしてVを作ります。hasだけを見て「持っている」と訳すと、骨組みも意味も崩れてしまいます。
態とは、主語が動作をする側か、受ける側かを示す区別です。The book was written by Emma.(その本はエマによって書かれました。)では、本が書くのではなく、書かれる対象になっています。受動態の基本はbe動詞と過去分詞で、wasが過去を、writtenが書くという動作を受ける関係を示します。助動詞は能力・可能性・義務などの判断を加え、仮定法は事実と距離を置いた条件や願いなどを表します。時間の表現を読むときにも、形を機械的に時刻へ置き換えず、話し手の判断を含めて考えます。
準動詞と節は文の部品を広げる
準動詞は、動詞の性質を残しながら、文中で名詞・形容詞・副詞の働きをする形です。不定詞は主にtoと動詞の原形、動名詞は動詞のing形、分詞には現在分詞と過去分詞があります。同じing形でも、名詞として置くのか、名詞の状態を説明するのかで役割が変わります。
- To read widely is useful.(幅広く読むことは役に立ちます。)不定詞のまとまりが主語です。
- Reading books is fun.(本を読むことは楽しいです。)動名詞のまとまりが主語です。
- The girl reading a book is Emma.(本を読んでいる少女はエマです。)現在分詞のまとまりがgirlを説明します。
- Emma went to the library to study.(エマは勉強するために図書館へ行きました。)不定詞のまとまりが目的を添えます。
最初の文と2番目の文では、複数の語がひとかたまりになってSの位置に入ります。3番目の文の主語はThe girl reading a book全体で、文の中心となるVはisです。readingを見つけてそこで主語探しをやめると、後ろのisを置く場所がなくなります。
節は、主語と動詞を含むまとまりです。名詞節は名詞のように主語や目的語などになり、形容詞節は名詞を説明し、副詞節は時・理由・条件などを添えます。図1のように、準動詞や節は骨組みと別の文法として孤立するのではなく、骨組みの一部を広げたり、周囲に情報を添えたりします。

- I know that Emma likes books.(私はエマが本を好きだと知っています。)that以下の名詞節がknowの目的語です。
- The book that Emma recommended is useful.(エマが薦めた本は役に立ちます。)that以下の形容詞節がbookを説明します。
- I read the book because Emma recommended it.(エマが薦めてくれたので、私はその本を読みました。)because以下の副詞節が理由を添えます。
1番目のthatは節を導く接続詞で、節の中の主語や目的語にはなりません。2番目のthatは名詞を後ろから説明する節を導く関係代名詞で、recommendedの目的語の役割を担います。同じつづりでも、後ろの文に必要な役割がそろっているかを調べると、働きの違いが見えます。
特殊構文も骨組みとの関係で読む
特殊構文は、倒置・強調・省略など、基本の語順や形から変化した構文をまとめて考えるときの呼び名です。倒置では主語と助動詞などの順序が変わり、強調構文では特定の部分に焦点を当てます。形の変化を見つけたら、もとの文のどこに当たるかを確かめます。
It was Emma who recommended the book.(その本を薦めたのはエマでした。)は、薦めた人を強調しています。土台はEmma recommended the book.(エマはその本を薦めました。)で、出来事そのものを別の出来事に変えたわけではありません。
Never have I read such a useful book.(私はこれほど役に立つ本を読んだことがありません。)では、否定の意味を持つNeverを前に出したため、haveがIより前に置かれています。現在完了のhaveとreadの組み合わせは残っています。図1の最上段に置いた特殊構文は、ほかの柱でできた文の情報の見せ方を変えるものとして読むと、語順の変化に対応しやすくなります。
例題で使い方を確かめる
例題1 語の役割から並べ替える
「本を読むことは私を幸せにします」という意味になるように、次の語を並べ替えましょう。先頭の語は必要に応じて大文字にします。
books / happy / makes / me / reading
- 「本を読むこと」が主語なので、動名詞readingとその目的語booksをまとめてReading booksにします。主語がbooksだけなら「本が」という意味に変わるため、readingも一緒に扱います。
- 「私を幸せにする」はmakeと目的語と補語で表します。meが対象、happyがその対象の状態で、SVOCの並びになります。
- Reading booksは1つの行為を表す主語なので、現在形ではmakesを使います。booksの複数形につられてmakeにしないことがポイントです。
図2のように、Sの箱の中に動名詞のまとまりを入れると、語が5個あっても、骨組みの要素は4つだとわかります。Reading booksの内部にも「読む」と「本」の関係があり、文全体ではそのまとまりが主語として働いています。

単語の数と文型の要素の数は一致しません。図2のmeとhappyの間に「私が幸せである」という関係を見つければ、OとCの区別も確かめられます。文型を答えるだけで終わらず、日本語のどの部分がどの箱に入るかまでたどると、英作文にも使える知識になります。
答え: Reading books makes me happy.(本を読むことは私を幸せにします。)
例題2 時点と態から空所を埋める
「私が到着したときには、部屋はすでに掃除されていました」という意味になるように、cleanを適切な形にしましょう。
The room ( ) before I arrived.
- 主語はThe roomで、部屋は掃除をする側ではなく、される側です。cleanを能動態のまま使わず、受動態を選びます。
- arrivedが示す過去の到着を基準に、それより前に掃除が済んでいたことを示します。この前後関係を完了の形で明示するので、hadと過去分詞を使う過去完了にします。
- 受動態のbe cleanedに過去完了を重ねると、beが過去分詞beenになります。全体をhad been cleanedの順に組みます。
beforeがあるから、どんな文でも過去完了になるわけではありません。過去形同士でも出来事の順を伝えられる場合があります。この問題では「到着したときにはすでに済んでいた」という状態まで表すため、過去完了の受動態を使います。「過去完了の問題か、受動態の問題か」の二者択一にしないことが、全体地図を使う利点です。
答え: The room had been cleaned before I arrived.(私が到着したときには、部屋はすでに掃除されていました。)
例題3 名詞節の中の語順を直す
次の文で、間接疑問の語順を訂正しましょう。間接疑問は、疑問の内容を別の文の一部として組み込む形です。
× I know where does Emma study.(意図する意味: 私はエマがどこで勉強するかを知っています。)
誤りは、knowの目的語になる節の中で、独立した疑問文の語順を使っている点です。まず文全体と節の中の役割を分けてから直します。
- 文全体の主語はI、動詞はknowです。「どこで勉強するか」という内容全体が目的語になります。
- where以下は、疑問詞の後ろを主語と動詞の順にします。ここでは主語Emmaをwhereの直後に置きます。
- 疑問文を作るためのdoesを取り除き、現在形で主語がEmmaなのでstudyをstudiesにします。doesだけを消してstudyをそのまま残さないようにします。
○ I know where Emma studies.(私はエマがどこで勉強するかを知っています。)
この訂正には、名詞節と語順と主語に応じた動詞の形が関わっています。なお、疑問詞自体が主語になる場合は、別の主語を後ろに足すわけではありません。I know who wrote the book.(私は誰がその本を書いたかを知っています。)では、whoがwroteの主語です。「疑問詞の後ろに必ず人名を置く」と覚えると、この形が読めなくなります。
答え: I know where Emma studies.(私はエマがどこで勉強するかを知っています。)
例題4 大学で読む説明文への橋を渡る
「結果を確認した後、エマは報告書を書きました」を、Havingで始まる1文にしましょう。結果はthe results、報告書はa reportを使います。
- 中心の出来事を先に決めます。「エマは報告書を書いた」が主たる内容なので、Emma wrote a reportを文の中心に置きます。
- 先に済んだ「結果を確認した」を、完了形の分詞構文Having checked the resultsで表します。分詞構文は分詞を中心にしたまとまりで、主たる文に時や理由などを添える形です。
- 確認した人と報告書を書いた人が同じEmmaであることを確かめます。ここでは主語が共通なので、前半に別の主語を置きません。
答え: Having checked the results, Emma wrote a report.(結果を確認した後、エマは報告書を書きました。)
大学で読む論文や説明文でも、読解の入口は、こうした行為の順序と主語の対応です。難しい語が増えても、文の中心を先に確保し、分詞のまとまりが何を補っているかを考える手順は変わりません。ただし、分詞構文はいつも「〜した後」と訳せるわけではなく、前後の内容から時・理由・付帯状況などを判断します。
ここで、同じ題材の2文を比べます。Emma examined the results carefully.(エマは結果を注意深く調べました。)では、examinedが動作の中心です。Emma’s careful examination of the results took an hour.(エマによる結果の注意深い検討には1時間かかりました。)では、動作の内容をexaminationという名詞でまとめています。
このように動作や状態を名詞を中心に表す言い方を、名詞構文と呼びます。後者の主語はEmma’s careful examination of the results全体で、中心の動詞はtookです。of the resultsは調べる対象を示していますが、ofがいつも動作の対象を表すわけではありません。動詞に戻して「誰が何をしたか」を試しに考えると、名詞同士の関係を確認できます。
また、The results were examined carefully.(結果は注意深く検討されました。)のように、行為者より検討の対象に焦点を置く受動態も使えます。論文だから必ず受動態にする、名詞構文だから必ず難しく訳す、という規則はありません。何を主語に置き、どの情報を後ろへ送るかを選ぶために、高校で学んだ形がそのまま役立ちます。
つまずきやすいところと直し方
主語の中心より近くの名詞を見てしまう
× The book that Emma recommended are useful.(意図する意味: エマが薦めた本は役に立ちます。)
文全体の主語の中心は単数のbookなので、主たる動詞をareではなくisにします。
○ The book that Emma recommended is useful.(エマが薦めた本は役に立ちます。)
関係代名詞の節が入ると、主語の中心と述語動詞の距離が離れます。途中のEmmaだけを主語と考えるのも、節全体を読み飛ばして意味を落とすのも避けたいところです。図3のように、まず名詞と説明の範囲を分け、そのうえでbookとisを結びます。説明を一時的に外して骨組みを確認した後は、必ず戻して全体の意味を読みます。

図3の中央の箱はbookにかかる説明で、is usefulは文全体の述語に当たります。recommendedは関係詞節の中の動詞、isは主たる文の動詞というように、動詞を見つけたら、どのまとまりの中心なのかまで確かめましょう。
toが見えたら必ず不定詞だと思ってしまう
× I look forward to see you.(意図する意味: あなたに会うのを楽しみにしています。)
look forward toのtoは前置詞なので、その後ろに動作を置くなら原形seeではなく動名詞seeingを使います。
○ I look forward to seeing you.(あなたに会うのを楽しみにしています。)
これに対して、I hope to see you soon.(近いうちにあなたに会えることを願っています。)のto seeは不定詞です。前置詞は名詞などを後ろに置いて語の関係を作る語なので、「toを見つけた」という情報だけでは、後ろの形を決められません。look forward toをまとまりとして確認してから、名詞の位置に動名詞を入れます。
語法とは、個々の語がどの形や組み合わせで使われるかという決まりです。5つの柱で文の仕組みを整理できても、hopeとlook forward toの違いまで、骨組みだけから導けるわけではありません。整理の地図と、動詞・前置詞ごとの組み合わせの知識を結びつける必要があります。
分詞構文の動作主を確かめない
× Having checked the results, the report was written by Emma.(意図する意味: 結果を確認した後、エマは報告書を書きました。)
この分詞構文で結果を確認する人はEmmaなので、主たる文の主語もEmmaにして、動作主のずれを直します。
○ Having checked the results, Emma wrote a report.(結果を確認した後、エマは報告書を書きました。)
もとの形では主たる文の主語がthe reportで、報告書自体が確認をしたような不自然なつながりになります。by Emmaが後ろにあっても、それだけで分詞構文の主語の対応が整うわけではありません。主語が異なるときは、After Emma checked the results, the report was written.(エマが結果を確認した後、報告書が書かれました。)のように、接続詞を使う節で前半の主語を示す方法があります。
分詞構文には、独自の主語を持つ独立分詞構文や慣用的な表現もあります。ここで確かめるのは、一般的な「主語を置かない分詞構文」での対応です。短くまとめる前に、2つの出来事を誰が行うのか言える状態にしておきましょう。
練習問題
練習1
「エマは本を読むことを楽しんでいます」という意味になるように並べ替えましょう。先頭の語は大文字にします。
books / enjoys / Emma / reading
文全体のVと、動名詞のまとまりの範囲も考えてください。英文を作った後に「誰が、何を楽しむか」を日本語で確かめます。
練習2
次の日本語に合うように、writeを適切な形にしましょう。「過去に書き終わった」という情報を、受動態の過去形で表します。
The report ( ) yesterday.
意味: その報告書は昨日書かれました。
練習3
「私はケンがどこに住んでいるか知りません」を英語にしましょう。I do not knowで始め、whereを使います。knowの後ろ全体が何の役割を果たすかも答えましょう。
練習4
次の2つの内容を、Havingで始まる1文にしましょう。確認が先、手紙を書くことが後という順序を表します。
Emma checked the date.(エマは日付を確認しました。)
Emma wrote the letter.(エマはその手紙を書きました。)
答えと解説
練習1の答え: Emma enjoys reading books.(エマは本を読むことを楽しんでいます。)Vはenjoysで、reading books全体が目的語です。enjoyは、動作を目的語にする場合に動名詞を取ります。例題1では主語だった動名詞のまとまりが、ここでは目的語に入ることを確かめます。
練習2の答え: The report was written yesterday.(その報告書は昨日書かれました。)空所はwas writtenです。主語は単数のreport、時点はyesterdayなのでwasを使い、writeの過去分詞writtenを続けます。wroteは過去形であり、be動詞の後ろに置く過去分詞とは区別します。
練習3の答え: I do not know where Ken lives.(私はケンがどこに住んでいるか知りません。)where Ken livesはknowの目的語になる名詞節です。whereの後ろはKen livesという順になり、現在形の動詞には主語Kenに合わせてsを付けます。文全体を否定するdo notと、節内の動詞の形は別々に確認します。
練習4の答え: Having checked the date, Emma wrote the letter.(日付を確認した後、エマはその手紙を書きました。)Having checkedで確認が先に済んだことを示し、確認した人も書いた人もEmmaにそろえます。完了形の分詞構文は、主たる文の出来事を基準にして順序を読み取ります。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
この地図の先にあるのは、大学の文章を読むことや、自分の考えを英語で説明することです。名詞構文で主語が長くなっても、受動態と分詞構文が同時に現れても、中心の動詞とその主語を見つけるところから始められます。専門分野の語は別に覚える必要がありますが、文の構造まで毎回初めて学び直す必要はありません。
家庭では、次の2つを合わせて5分で試しましょう。正解の文を眺めるだけでなく、形を変えたときにも役割を説明できるかが確かめどころです。
- Reading books makes me happy.(本を読むことは私を幸せにします。)を声に出し、主語と目的語と補語を指で示します。続いてReading booksをListening to musicに替え、Listening to music makes me happy.(音楽を聴くことは私を幸せにします。)と言います。主語の中の語が変わってもmakesを使う理由を説明します。
- The results were examined carefully.(結果は注意深く検討されました。)を読み、行為者をEmmaとして能動態に戻します。Emma examined the results carefully.(エマは結果を注意深く調べました。)と言えたら、主語が変わったことと、動作の対象が保たれていることを確かめます。
個別指導でこの段階を確認するときは、長い文の訳を直す前に、目的語と補語を区別できる位置まで戻ります。お子さまの説明を聞く際も、文法名が出たかだけでなく、「そのまとまりは何を説明するのか」が言葉になっているかを見ると、次に練習する箇所が定まります。
まとめ
英語の一文に、文法の名前を1つだけ貼る必要はありません。動名詞を主語にし、動詞に完了の形を重ね、関係詞節で名詞を説明するというように、複数の仕組みが役割を分け合っています。読めない箇所があったら、骨組み、時間、まとまりの働き、情報の重点のうち、どこで判断が止まったかを具体的に言葉にしましょう。
卒業アルバムの短い説明から大学の長い説明文まで、目の前の英文を支えるのは、語の難しさに隠れない主語と動詞のつながりです。
本気になった日が、入塾の日。
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