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【中2英語】受け身を図解で総まとめ—be+過去分詞と by|武蔵野個別指導塾

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誰がするかから何がされるかへ、文の主役を変える受け身を学びます。語順の図と並べ替え・空所補充の例題で、過去分詞、否定文、疑問文、助動詞つきの形まで確かめられます。

よくあるのは、体育館の隅のタイム表を見ながら、「この表は昨日作られました」と英語で書こうとして、誰を文の最初に置けばよいのか手が止まるという場面です。表を作った人の名前はわからなくても、表がいつ作られたかは伝えられます。「人が表を作った」という言い方だけでなく、「表が作られた」という言い方を選べると、目の前にある物を話題の中心にできます。

英語でこのような言い方をするのが受け身です。「この表」を英語にして先頭に置くだけでは、まだ文は完成しません。動詞にも受け身の形が必要になります。一方で、形を覚えるだけでは、「昨日」なのに現在の文にしてしまうこともあります。何を主役にするか、いつの話か、どの動詞の形を使うかを分けて考えると、1つずつ判断できます。まずは表を作る場面から、文の組み立て方を見ていきましょう。

この単元で身につけること

これまで学んだ be 動詞の主語との対応、一般動詞の過去形、can などの助動詞の語順が、この単元でつながります。特に比較の文などで使ってきた is と are の選び分けは、受け身になっても変わりません。新しく覚える過去分詞と、すでに知っている文の仕組みを分けて整理しましょう。

基本の考え方

同じ出来事を別の主役で伝えます

主語とは、「誰が」「何が」に当たる、文の中心になる部分です。動作をする側を主語にした文を能動態、動作を受ける側を主語にした文を受動態と呼びます。受動態は「受け身」と同じ意味です。まず、次の2文を比べてください。

Ken made this chart.(ケンがこの表を作りました。)

This chart was made by Ken.(この表はケンによって作られました。)

1文目では Ken が主語です。made は「作りました」を表し、this chart は「何を作ったか」に当たります。この「何を」「誰を」に当たる部分を目的語といいます。2文目では、その目的語だった This chart が主語になっています。出来事そのものが変わったわけではありません。ケンについて話すのか、表について話すのかが変わっています。

図1のように、作られた物を主語へ移すときには、動詞も was made という受け身の形に変えます。図の緑の矢印は this chart の移動、紺の矢印は Ken が by Ken になる対応を示しています。

図1 表を主語に変える能動態と受け身の語順

「受け身は主語と目的語を入れ替えるだけ」と覚えると、be 動詞を落としやすくなります。図1の下の列は This chart、was made、by Ken の順です。by は、ここでは動作をした人を示す語です。主役を替えたことを動詞の形にも反映し、元の主語を by の後ろに置くところまでが、書き換えの1組になります。

ただし、どんな文でも同じ方法で受け身にできるわけではありません。Ken runs every morning.(ケンは毎朝走ります。)には、「何を」「誰を」に当たる目的語がありません。このような文から、今回の方法で受け身の主語を取り出すことはできません。書き換えでは、まず動作を受ける人や物が文にあるかを確かめます。

過去分詞と be 動詞には別の役割があります

受け身の基本形は「主語 + be 動詞 + 過去分詞」です。過去分詞という名前に「過去」が入っていても、それだけで過去の出来事になるわけではありません。受け身の文が現在か過去かは、まず be 動詞の形で判断します。

This room is cleaned every day.(この部屋は毎日掃除されます。)

This room was cleaned yesterday.(この部屋は昨日掃除されました。)

These rooms are cleaned every day.(これらの部屋は毎日掃除されます。)

These rooms were cleaned yesterday.(これらの部屋は昨日掃除されました。)

4文とも、clean の過去分詞は cleaned のままです。現在の習慣を述べるとき、単数の This room には is、複数の These rooms には are を使います。過去の出来事なら、それぞれ was と were になります。by の後ろに来る人が何人いるかではなく、受け身の主語が単数か複数かで選ぶ点が重要です。

be 動詞の対応を整理すると、現在は I に am、he・she・it や単数の物に is、you・we・they や複数の物に are を使います。過去は I・he・she・it や単数の物に was、you・we・they や複数の物に were を使います。受け身専用の新しい対応表を覚える必要はありません。

規則動詞では、過去分詞は過去形と同じく語尾に ed などを付けます。たとえば clean は cleaned、use は used です。不規則動詞には別の変化があるので、次のように原形・過去形・過去分詞を横に並べて確かめます。原形とは、語尾を変える前の動詞の基本の形です。

意味 原形 過去形 過去分詞
作る make made made
使う use used used
書く write wrote written
話す speak spoke spoken
読む read read read
与える give gave given

read は3つともつづりが同じですが、原形は「リード」、過去形と過去分詞は「レッド」と発音します。made のように過去形と過去分詞が同じ語だけで練習していると、2つの区別が見えにくくなります。write のように形が異なる語も一緒に確かめると、受け身で選ぶのが written だと意識できます。

動作をした人を言わない受け身もあります

English is spoken in this town.(この町では英語が話されています。)

This bag was made in Japan.(このかばんは日本で作られました。)

この2文には by がありませんが、どちらも受け身です。話す人が一般の人々である場合、作った人がわからない場合、誰がしたかが今の話の中心でない場合には、by とその後ろの語句を省けます。「受け身なら最後に by が必要」と考えないようにしましょう。

一方、表を作ったのがケンなのかトムなのかを伝えたいなら、by Ken は大事な情報です。省略できるかは、文法だけでなく何を伝えたいかにも関わります。また、in Japan は作られた場所を示しているので、「誰によって」を表す by に置き換えません。場所の語句と動作をした人の語句を混同せず、それぞれの意味を読み取ります。

例題で使い方を確かめる

例題1 語句を並べ替えます

「この部屋は毎日掃除されます」という意味になるように、次の語句を並べ替えてください。文頭の文字は大文字にします。

語句: cleaned / every day / this room / is

  1. 「何が掃除されるか」を探します。掃除されるのはこの部屋なので、this room を主語にして最初に置きます。
  2. 時と主語を確かめます。every day はここでは現在の習慣を表し、this room は単数なので、be 動詞は is です。
  3. be 動詞の後ろに過去分詞 cleaned を置きます。「掃除する」ではなく「掃除される」を表すため、is cleaned を1つのまとまりとして作ります。
  4. every day を最後に置き、文頭の This と文末のピリオドを整えます。日本語の語順をそのまま当てはめず、英語の主語と動詞から組み立てます。

答え: This room is cleaned every day.(この部屋は毎日掃除されます。)

この文に「誰によって」に当たる語句がないのは、問題文が掃除する人を伝えていないからです。問題にない by Ken などを付け足すと、内容まで変わってしまいます。語句の並べ替えでは、文法だけでなく、与えられた情報だけを使うことも確かめましょう。

例題2 能動態を受け身に書き換えます

次の文を、This letter で始まる受け身に書き換えてください。手紙を書いた人の情報も残します。

She wrote this letter yesterday.(彼女は昨日この手紙を書きました。)

  1. 目的語 this letter を取り出します。「何を書いたか」の答えが手紙なので、This letter が受け身の主語になります。
  2. 元の文の時を保ちます。wrote と yesterday が過去の出来事を示し、This letter は単数なので was を選びます。
  3. write の過去分詞 written を置きます。元の wrote は過去形であり、was の後ろにそのまま置く形ではありません。
  4. she を by の後ろに移すときは her に変えます。her は「彼女を」「彼女に」などに使う目的格という形で、by のような前置詞の後ろにもこの形を使います。yesterday は時の情報として残します。

答え: This letter was written by her yesterday.(この手紙は昨日彼女によって書かれました。)

代名詞は、人や物の名前の代わりになる語です。書き換えでよく使う対応は I と me、he と him、she と her、we と us、they と them です。元の主語が Ken のような名前なら形は変わりませんが、代名詞では文の中の役割に応じた形を選びます。逆に目的語の me が受け身の主語になれば、I に変わります。

例題3 否定文と疑問文を作ります

次の文を、否定文と疑問文にそれぞれ直してください。

The room is cleaned.(その部屋は掃除されます。)

  1. 文の中の be 動詞 is を見つけます。cleaned だけを見て一般動詞の文だと判断しないようにします。
  2. 否定文では is の直後に not を置きます。過去分詞 cleaned は変えず、「掃除されません」という意味にします。
  3. 疑問文では is を主語 The room の前に移します。先頭を Is とし、後ろの the を小文字にして、文末を疑問符にします。

答え: 否定文は The room is not cleaned.(その部屋は掃除されません。)/疑問文は Is the room cleaned?(その部屋は掃除されますか。)

図2のように、否定文では not が入り、疑問文では is が先頭へ移ります。3段とも cleaned の場所は主語と be 動詞の後ろの側にあり、その形は変わりません。図では文末記号を省き、語句の順だけを比べています。

図2 肯定文から否定文と疑問文への語順の変化

この疑問文には Yes, it is.(はい、掃除されます。)または No, it is not.(いいえ、掃除されません。)と答えられます。the room を短く受ける語は it です。過去の疑問文なら Was the room cleaned yesterday?(その部屋は昨日掃除されましたか。)となり、答えにも was を使います。問いと答えで時をそろえることが必要です。

例題4 助動詞つきの空所を補います

「この部屋は今日使うことができます」という意味になるよう、空所に1語ずつ入れてください。

This room can ( ) ( ) today.(この部屋は今日使うことができます。)

  1. 主語と use の関係を考えます。部屋自身が何かを使うのではなく、部屋が人に使われるので、英語では受け身にします。
  2. can の後ろには動詞の原形を置きます。受け身の be 動詞も原形の be にするため、最初の空所は be です。
  3. be の後ろに use の過去分詞 used を置きます。can があるからといって、used まで原形の use に戻すわけではありません。

答え: be, used。This room can be used today.(この部屋は今日使うことができます。)

日本語では「部屋は使えます」のほうが自然でも、英語では部屋が使われる側だと判断します。日本語に「れる」「られる」があるかどうかだけで決めず、主語と動作の関係を見ましょう。同じ形で This room will be cleaned tomorrow.(この部屋は明日掃除されるでしょう。)とも言えます。will は未来を表す助動詞で、その後ろも be cleaned になります。

つまずきやすいところと直し方

be 動詞を落としてしまいます

× This room cleaned every day.(「この部屋は毎日掃除されます」と言いたい文です。)

どこが違うか: 受け身を作る be 動詞がなく、部屋が掃除されるという形になっていません。

○ This room is cleaned every day.(この部屋は毎日掃除されます。)

cleaned の語尾だけで受け身が完成するわけではありません。主語に下線を引いたら、その後ろに be 動詞と過去分詞の2つがそろっているかを見ます。「掃除される」に当たる範囲は cleaned だけでなく is cleaned です。

過去形を過去分詞の場所に置いてしまいます

× This letter was wrote by Ken.(「この手紙はケンによって書かれました」と言いたい文です。)

どこが違うか: wrote は過去形なので、受け身の was の後ろには過去分詞 written が必要です。

○ This letter was written by Ken.(この手紙はケンによって書かれました。)

過去の話だから wrote を選ぶ、という考え方は能動態では役立ちます。しかし受け身では、過去であることを was が示しています。その後ろは受け身の形を完成させる過去分詞です。write、wrote、written を順に言い、3番目の形を使うと確かめましょう。

助動詞の後ろを is にしてしまいます

× This room can is used today.(「この部屋は今日使うことができます」と言いたい文です。)

どこが違うか: 助動詞 can の直後は動詞の原形なので、is ではなく be を使います。

○ This room can be used today.(この部屋は今日使うことができます。)

図3のように、助動詞を使う形では can、be、used の順に並びます。上の文と下の文では、主語は同じ単数の This room です。それでも下が is にならないのは、can の直後という位置の決まりがあるからです。

図3 助動詞がある受け身では原形の be を使う

図3の上は This room is used.(この部屋は使われます。)、下は This room can be used.(この部屋は使うことができます。)に当たります。使用の事実を述べる文から、使用が可能だと述べる文へ意味が変わっています。2段を見比べたら、否定と疑問も助動詞から作ってみます。This room cannot be used today.(この部屋は今日使うことができません。)では can を cannot にします。Can this room be used today?(この部屋は今日使うことができますか。)では can を先頭に移します。どちらでも be used の形は保たれます。短く答えるなら Yes, it can.(はい、使えます。)や No, it cannot.(いいえ、使えません。)です。

助動詞がない受け身なら be 動詞を、助動詞がある受け身なら助動詞を、否定文や疑問文を作る手がかりにします。文の先頭だけを覚えるよりも、どの語が文の形を動かしているかを確かめるほうが、現在と過去が混ざった問題でも対応できます。

練習問題

ノートに答えを書く前に、主語、現在か過去か、使う過去分詞をそれぞれ確かめてください。空所に入る単語が思いついても、文全体を声に出して読むと、be 動詞の抜けや語順のずれに気づきやすくなります。

練習1 空所補充

「これらの本は毎日使われます」という意味になるように、空所に適切な be 動詞を入れてください。

These books ( ) used every day.(これらの本は毎日使われます。)

練習2 書き換え

次の文を、This picture で始まる受け身に直してください。描いた人と時の情報を残します。paint の過去分詞は painted です。

Tom painted this picture yesterday.(トムは昨日この絵を描きました。)

練習3 並べ替え

「これらの机は昨日使われましたか」という意味になるように並べ替えてください。文頭の文字は大文字にし、文末に疑問符を付けます。

語句: used / these desks / yesterday / were

練習4 和文英訳

「この本は明日返さなければなりません」を英語にしてください。「返す」は return、「明日」は tomorrow、「しなければならない」は must を使い、本を主語にした受け身にします。return の過去分詞は returned です。

答えと解説

練習1の答え: are。These books are used every day.(これらの本は毎日使われます。)

主語は複数の These books で、現在の習慣を述べているため are を選びます。used の形だけを見て過去の文と判断しないことがポイントです。ここでの used は、are と組み合わさって受け身を作る過去分詞です。

練習2の答え: This picture was painted by Tom yesterday.(この絵は昨日トムによって描かれました。)

This picture は単数で、昨日の出来事なので was painted です。by Tom で描いた人の情報を残します。元の文の painted は過去形、書き換え後の painted は過去分詞です。同じつづりでも、文の中での使われ方が異なります。

練習3の答え: Were these desks used yesterday?(これらの机は昨日使われましたか。)

these desks は複数で、過去の話なので were を使います。受け身の疑問文は be 動詞を主語の前に出して作り、used は変えません。Were の後ろに主語のまとまり these desks が続いていることも確かめます。

練習4の答え: This book must be returned tomorrow.(この本は明日返さなければなりません。)

本は返す動作を受ける側なので、must be returned とします。must の直後は原形の be、その後ろは過去分詞 returned です。日本語訳が「返さなければならない」でも、英語の主語が本なら受け身を選べます。誰が返すべきかは、この文だけでは名指ししていません。

次の単元へのつながりと家庭での確かめ方

受け身の文には、by Ken のように人を示す語句や、in Japan のように場所を示す語句がよく加わります。次に前置詞を学ぶときは、be 動詞と過去分詞で文の中心を捉えたうえで、後ろの語句が人・場所・時のどれを補っているかを見てください。また、過去分詞は中3の現在完了でも使います。ただし、組み合わせる語や意味は異なるため、「過去分詞があれば必ず受け身」とは判断しません。

家庭では5分を2つの確認に分けられます。最初の2分は This room is cleaned every day.(この部屋は毎日掃除されます。)を声に出し、主語、be 動詞、過去分詞の順に指で追います。次の3分は「昨日なら」「部屋が複数なら」と条件を1つずつ変えて言います。This room was cleaned yesterday.(この部屋は昨日掃除されました。)や These rooms are cleaned every day.(これらの部屋は毎日掃除されます。)と比べ、変えた理由も日本語で説明します。

お子さまの学習を見守る際は、「なぜ was にしたの」と1か所だけ理由を尋ねると、形を覚えている部分と判断に迷う部分を見分けられます。個別指導では、受け身の形に迷っているのか、単数と複数や be 動詞の過去形から確かめる必要があるのかを、短い文に戻って確認します。過去分詞のつづりが原因なら、語順の練習と分けて動詞の変化を確かめます。

まとめ

体育館のタイム表について、作った人がわからなくても「昨日作られた」と伝えられるようになれば、受け身を使う理由が見えてきます。人の名前を探して書き始めるだけでなく、目の前の物を主語にして、伝えたい情報から文を組み立てられます。

答案を見直すときには、その主語が動作を受ける側かを確認し、時と数に合う be 動詞、動詞に合う過去分詞へと目を進めましょう。受け身の主語を選ぶことは、同じ出来事のどこに読み手の目を向けるかを選ぶことです。

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