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【中2英語】前置詞を図解で総まとめ—場所と時間の in・on・at と動きの to・from・for|武蔵野個別指導塾

箱と球の位置、移動の矢印、時間の長さを表す3枚の図で前置詞を整理します。空所補充・並べ替え・英作文を通して、場所や時間の関係を自分で説明する力を育てましょう。
よくあるのは、校庭のベンチに座って英語の宿題を開き、「ベンチの上にかばんがある」と「ベンチの近くにかばんがある」を同じ英語で書いてしまうという場面です。かばんを表す語もベンチを表す語も思い出せるのに、その間の小さな語が決まりません。日本語の「に」をそのまま1つの英語に置き換えようとすると、ここで手が止まりやすくなります。
この小さな語が前置詞です。前置詞は、名詞などの前に置き、場所・時間・方向といった関係を表す語です。同じかばんとベンチでも、かばんが座面に接しているのか、近くにあるだけなのかを伝え分けられます。予定を伝えるときにも、時刻、曜日、活動の長さを区別するために使います。
覚える入り口は、日本語訳の一覧より、2つのものがどのような関係にあるかを見ることです。位置を描き、移動に矢印を付け、時間を点や幅としてとらえると、前置詞を選ぶ理由を説明しやすくなります。短い語の働きを、具体的な英文で確かめていきましょう。
この単元で身につけること
- 場所の in・on・at を使い分けます。中にある、面に接する、ある地点にいる、という見方の違いを押さえます。
- under・near・between で位置関係を詳しくします。基準になるものを決め、何の下か、何の近くか、何と何の間かを伝えます。
- 時間の in・on・at を選びます。月や年、曜日や日付、時刻という、後ろに続く語の種類を手がかりにします。
- to・from・into で移動を表します。行き先、出発点、中へ入る動きを区別し、for が目的地や期間を表す場合も確認します。
- 前置詞と名詞をまとまりで読みます。for と during の後ろに来る語を見分け、文に場所や時間の情報を付け足せるようにします。
前の単元で学ぶ受け身でも、by Ken「ケンによって」のように前置詞が名詞を伴い、動作をした人を表していました。今回は場所や時間に範囲を広げます。単語だけを取り出して覚えるのではなく、「前置詞の後ろまで読む」という読み方を共通の土台にしてください。
基本の考え方
前置詞と名詞を1つのまとまりにする
名詞は、人・もの・場所などの名前を表す語です。前置詞の後ろには、名詞だけでなく、the box「その箱」のように名詞を中心とする語のまとまりも置きます。前置詞が in なら、in the box「その箱の中に」までを続けて読むと、意味がつながります。
The ball is in the box.「そのボールは箱の中にあります。」
この文では、The ball が主語、つまり「何が」にあたる部分です。is は be 動詞で、ここではものがあることを表します。in the box はボールがある場所を説明しています。in だけを日本語にして止まらず、「何の中か」まで確かめることが大切です。
The ball is on the box.「そのボールは箱の上にあります。」
in を on に替えると、箱の内側ではなく、箱の上面に接している状態になります。on の中心は「接している」という関係なので、壁についているものにも使えます。日本語の「上」という訳だけで覚えると、縦の面に使う on を見落としてしまいます。
There is a clock on the wall.「壁に時計があります。」
時計は壁の上端に載っているわけではありません。壁の面についています。図1のように、in は内側、on は面との接触、under は下の位置として見比べると、基準になるものとの関係が読み取れます。図の四角が箱、赤い丸がボールです。

The ball is under the box.「そのボールは箱の下にあります。」
under は基準になるものより下にあることを表し、接している必要はありません。図1の under では、箱とボールの間を空けています。実物を置いて考えるときも、机の下にあるかばんのように、上下の位置関係を確認してください。
We are at the station.「私たちは駅にいます。」
at は、駅などを活動や待ち合わせの地点としてとらえるときに使います。in the station「駅の中に」と言えば建物の内側に注目しますが、at the station は中か入口付近かを細かく言い分けていません。「大きな場所なら in、小さな場所なら at」と大きさだけで決めるのは避けましょう。同じ場所でも、どこに注目して伝えるかで選び方が変わります。
基準になる場所と、説明されるものを見る
My bag is near the bench.「私のかばんはベンチの近くにあります。」
near は「近くに」という意味です。ベンチに接しているとは限らず、左右のどちらにあるかも、この文だけでは決まりません。細かい位置が必要な場面では、相手が何を基準に探せばよいかを考えて語を選びます。
The bench is between the two trees.「そのベンチは2本の木の間にあります。」
between は、まず2つのものの間にある位置を表す使い方を覚えましょう。between A and B の形なら「AとBの間に」となり、A と B の両方が位置を決める目印になります。「間」といっても、2つの目印からの距離が必ず同じという意味ではありません。
The library is between the park and the station.「図書館は公園と駅の間にあります。」
この文では the park と the station が2つの目印です。between の直後の語だけで区切ると、もう一方の目印が抜けてしまいます。and の後ろも含めて読み、図書館をどこに置けば文の意味になるかを考えます。
The book on the desk is mine.「机の上の本は私のものです。」
前置詞と名詞のまとまりは、名詞を後ろから説明することもあります。この文の on the desk は「どの本か」を説明し、The book on the desk 全体が主語です。is が出てくる前に場所の説明が挟まっていても、中心となる名詞は book のままです。前置詞のまとまりをひとまず括弧で囲むと、「その本は私のものです」という文の骨組みを見つけられます。
時間も、後ろに来る語との関係で選ぶ
School starts at eight.「学校は8時に始まります。」
We play tennis on Sunday.「私たちは日曜日にテニスをします。」
My birthday is in May.「私の誕生日は5月です。」
時間の at は時刻、on は曜日や日付、in は月・年・季節などと組み合わせるのが基本です。at eight「8時に」は時計上の位置、on Sunday「日曜日に」は1つの日、in May「5月に」は月という幅の中と考えます。日本語ではいずれも「に」と訳せても、英語では後ろに来る時間の種類が違います。
I study in the morning.「私は朝に勉強します。」
We met on Monday morning.「私たちは月曜日の朝に会いました。」
in the morning「朝に」は1日の中の時間帯を表します。一方、on Monday morning「月曜日の朝に」は特定の曜日の朝なので on を使います。morning の1語だけを見て in と決めず、Monday も含めて読みましょう。また、at night「夜に」のように、まとまりとして覚える表現もあります。基本のイメージは理解の助けになりますが、すべての表現を1つの図だけで決められるわけではありません。
例題で使い方を確かめる
例題1 後ろの時間表現から前置詞を選ぶ
「私たちは月曜日の7時に会います。」となるように、空所に at・on・in のいずれかを入れましょう。
We meet ( 1 ) seven ( 2 ) Monday.「私たちは月曜日の7時に会います。」
- 最初の空所の後ろにある seven を見ます。ここでは「7時」という時刻を表すため、時刻と結びつく at を選びます。
- 次の空所の後ろにある Monday を見ます。これは曜日なので、曜日と結びつく on を選びます。
- at seven と on Monday をそれぞれ1つのまとまりにします。「何時に」と「何曜日に」という別々の情報を、同じ文の中に加えていると確かめます。
日本語では「月曜日の7時」と続いていますが、英語の語順は問題文に示された形に従います。at と on が同じ文に出てきても、どちらかを消す必要はありません。それぞれが別の名詞に結びついています。「時間の話だから全部 at」と判断せず、空所のすぐ後ろにある語を読むのがポイントです。
答え: 1 は at、2 は on。We meet at seven on Monday.「私たちは月曜日の7時に会います。」
例題2 出発点と行き先を並べる
「私は駅から公園まで歩きます。」となるように、次の語句を並べ替えましょう。文頭の語も小文字で示しています。
語句: the park / walk / from / i / to / the station
- 「私は」にあたる I を文頭に置き、その後ろに「歩く」という動作を表す walk を置きます。まず「誰が何をするか」を決めると、場所の説明を加える位置が見えてきます。
- 出発点の駅は from the station とします。from は「どこから」という起点を示すため、駅と組み合わせます。
- 行き先の公園は to the park とします。to は「どこへ」という方向や到達点を示すため、公園と組み合わせます。
- from the station の後ろに to the park を続け、文頭の I を大文字にして文末にピリオドを付けます。矢印が駅から公園へ向いているかを確認すると、2つの前置詞の取り違えを防げます。
図2の上段のように、from のある駅が出発点で、to のある公園が矢印の先になります。語句を単に並べるより、歩いている人がどこを出てどこへ向かうかを想像するほうが、前置詞の役割がはっきりします。

答え: I walk from the station to the park.「私は駅から公園まで歩きます。」
例題3 場所と、中へ入る動きを書き分ける
「その猫は部屋の中へ走って入りました。」を英語にしましょう。「その猫」は The cat、「走りました」は ran、「その部屋」は the room を使います。
- The cat ran で「その猫は走りました」という文の中心を作ります。ran は run の過去形で、すでに起きた動きを表します。
- 日本語の「中へ」に注目します。部屋の中にいるという位置だけでなく、外から内へ境界を越えて入る動きを伝えています。
- 「中へ入る」を表す into と the room を組み合わせます。図2の下段でも、矢印は部屋の外から始まり、境界線を越えて内側に向かっています。
The cat ran in the room.「その猫は部屋の中で走りました。」という文も文法的には正しい文です。ただし、こちらは走った場所が部屋の中だと述べていて、外から入ったことまでは表しません。問題の日本語を満たすには into が必要です。選択肢を見たら、正しい英文かどうかに加えて、伝えたい場面と一致しているかを確かめてください。
答え: The cat ran into the room.「その猫は部屋の中へ走って入りました。」
例題4 目的地を表す for を使う
「彼らは明日、駅に向けて出発します。」となるように、空所を埋めましょう。動詞 leave を使った「ある場所に向けて出発する」という表現を考えます。
They will leave ( ) the station tomorrow.「彼らは明日、駅に向けて出発します。」
- 「駅を出発する」のか、「駅に向けて出発する」のかを区別します。この問題では駅が目的地なので、出発点として扱わないことが大切です。
- leave for の形を選びます。leave for the station で「駅に向けて出発する」となります。行き先を表すからといって、どの動詞にも機械的に to を付けるわけではありません。
- will leave が未来の出発を表していることと、tomorrow が「明日」を表していることを確認します。tomorrow の前には、時を表す前置詞を付けません。
They will leave the station tomorrow.「彼らは明日、駅を出発します。」なら、駅は出発する場所です。for が加わると、駅に向けて出発する意味になります。この違いは、for を単独で訳すだけでは見えにくい部分です。動詞と前置詞の組み合わせまで続けて読みましょう。
答え: for。They will leave for the station tomorrow.「彼らは明日、駅に向けて出発します。」
つまずきやすいところと直し方
曜日に in を付けてしまう
× We have music class in Monday.「私たちは月曜日に音楽の授業があります。」のつもりの誤文です。
どこが違うか: Monday は曜日なので、in ではなく on を使います。
○ We have music class on Monday.「私たちは月曜日に音楽の授業があります。」
時間を表す名詞を見たら、時刻・日・月や年のどれかを確かめます。「時間なら in」と大きくまとめず、後ろの語の種類を分けましょう。一方で、next Monday「次の月曜日に」や every Monday「毎週月曜日に」の前には、通常 on を置きません。
We have music class every Monday.「私たちは毎週月曜日に音楽の授業があります。」
every が付いているかどうかで形が変わるので、Monday だけに印を付けて終わりにしないことが大切です。時間を表すまとまりの先頭から読み直す習慣をつけましょう。
for と during をどちらも「間」で選んでしまう
× I studied during two hours.「私は2時間勉強しました。」のつもりの誤文です。
どこが違うか: two hours は時間の長さなので、during ではなく for を使います。
○ I studied for two hours.「私は2時間勉強しました。」
for two hours は「どれくらいの長さか」に答えます。during は「どの期間や出来事の間か」を表す名詞と組み合わせます。日本語訳の「間」が共通でも、後ろに置く情報の種類は同じではありません。
I read a book during lunch.「私は昼食の間に本を読みました。」
during lunch は、読むことが昼食という時間の中で起きたと伝えます。昼食の初めから終わりまでずっと読み続けた、とまでは言っていません。図3のように、for two hours は8時から10時までという2時間の長さを示し、during lunch は昼食の時間帯の内側に読書を置くと違いが見えます。図の時計の数字は、長さを確かめるための一例です。

なお、for は現在完了だけに使う語ではありません。上の正文のように過去形とも組み合わせられます。文の時制と、前置詞が表す時間の関係を分けて見ると、「for があるから必ずこの形」という早合点を防げます。
前置詞の後ろに I を置いてしまう
× Ken sat near I.「ケンは私の近くに座りました。」のつもりの誤文です。
どこが違うか: 前置詞 near の後ろでは、代名詞 I を目的格の me に変えます。
○ Ken sat near me.「ケンは私の近くに座りました。」
代名詞は、名前などの代わりに使う語です。目的格とは、動詞の目的語や前置詞の後ろで使う形をいいます。前置詞の後ろでは I は me、he は him、she は her、we は us、they は them になります。「私が」ではないからと日本語だけで決めるより、「前置詞の後ろ」という英語の位置から確かめると安定します。
This present is for you.「このプレゼントはあなたへのものです。」
ここでの for は、品物を受け取る相手を示しています。for には期間や目的地以外の使い方もあり、you は前置詞の後ろでも形が変わりません。単語帳の訳を1つ当てはめるのではなく、後ろの語と文全体を見て意味を判断しましょう。
練習問題
最初は図を見ずに解き、選んだ前置詞の後ろに線を引いてみましょう。答え合わせでは、前置詞の名前だけでなく、「何を基準にした場所か」「どんな時間か」まで言えるかを確認します。
練習1
机の下にかばんがあります。on・under・into から選んで空所を埋めましょう。
My bag is ( ) the desk.「私のかばんは机の下にあります。」
練習2
次の2つの空所に、at・on・in から適切な語を入れましょう。
We meet ( 1 ) nine ( 2 ) Sunday.「私たちは日曜日の9時に会います。」
練習3
「ユキは図書館から駅まで歩きました。」となるように並べ替えましょう。文頭を大文字にし、文末にピリオドを付けてください。
語句: to / yuki / the station / from / walked / the library
練習4
for または during を入れ、それぞれ何を表しているか説明しましょう。
I stayed there ( 1 ) three days.「私はそこに3日間滞在しました。」
I visited the library ( 2 ) the summer vacation.「私は夏休みの間に図書館を訪れました。」
答えと解説
練習1の答え: under。My bag is under the desk.「私のかばんは机の下にあります。」
机を基準にして下にあるので under です。on なら机の面に接する位置になります。into は中へ向かう動きを表すため、静止した場所を述べるこの文の空所には合いません。
練習2の答え: 1 は at、2 は on。We meet at nine on Sunday.「私たちは日曜日の9時に会います。」
nine は時刻、Sunday は曜日です。時刻と曜日を別々のまとまりとして判断します。日曜日という1日の中に9時があるからといって、Sunday に in を付けるわけではありません。
練習3の答え: Yuki walked from the library to the station.「ユキは図書館から駅まで歩きました。」
from the library が出発点、to the station が行き先です。駅から図書館に向かう意味に逆転していないか確認してください。walked という過去形になっても、from と to の関係は変わりません。
練習4の答え: 1 は for、2 は during。I stayed there for three days.「私はそこに3日間滞在しました。」I visited the library during the summer vacation.「私は夏休みの間に図書館を訪れました。」
three days は長さ、the summer vacation はいつの期間かを示しています。後半の文は、夏休みの全期間を図書館で過ごしたという意味にはなりません。日本語の「間」に頼らず、後ろの名詞が長さなのか期間の名前なのかを言葉にしてみましょう。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
次に学ぶ現在完了では、過去から現在まで続いていることを表すときにも for を使います。そこで新しい動詞の形が登場しても、for two years「2年間」のように長さを表す働きは変わりません。今回の for と during の区別は、英文が長くなっても使える読み取りの手がかりになります。
家庭では5分を、2つの確認に分けて使えます。最初の2分は、The ball is in the box.「そのボールは箱の中にあります。」を声に出し、箱とボールの簡単な絵を描きます。次に on や under に入れ替えて言い、英語と同じ位置にボールを描き直してください。読み上げるだけで終えず、絵が変わったかまで見るのが確認のポイントです。
残りの3分は、予定表を見ながら at seven「7時に」、on Monday「月曜日に」、in May「5月に」を読み、数字や曜日や月を別のものに替えて言ってみましょう。お子さまの練習を見守るときは、答えの前置詞を先に教えるより、「後ろの語は時刻かな、曜日かな」と尋ねると、選び方を確かめられます。
個別指導で取り違えが続く場合は、前置詞の暗記に戻る前に、文の主語と動詞、前置詞の後ろの名詞を見つけるところまで戻ります。そこが読めたら、同じ名詞のまま前置詞だけを替え、伝わる場所や動きがどう変わるかを確かめます。
まとめ
前置詞を選べないときは、英文にしたい場面を小さく描いてみてください。箱の内側か、表面か、下側か。歩き始める場所か、向かう場所か。何時間続くのか、いつの期間に起きるのか。図に表せた違いを、後ろの名詞と組み合わせて英語にしていきます。
正解の1語を知るだけでなく、その語を選んだ理由が言えれば、初めて読む文でも立ち止まる場所がわかります。in と into の1語の違いには、猫が部屋にいたのか、部屋へ入ったのかを伝え分ける力があります。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




