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【中3英語】関係代名詞を図解で総まとめ—who・which・that の主格と目的格|武蔵野個別指導塾

2文を1文にまとめる図と並べ替え・空所補充・英作文の例題で、先行詞と主格・目的格の見分け方を学べます。省略できる条件や接続詞thatとの違いも、文の中の役割から確かめましょう。
よくあるのは、朝の通学路の坂で見かけた男の子について、「あれは毎朝ここを走る男の子です」と英語で言おうとして、boy の後で止まってしまうという場面です。「あれは男の子です」と「彼は毎朝ここを走ります」なら別々に言えます。それでも、2つをつなげようとすると、he を残すのか、who を入れるのかが気になって、語順が決まらなくなります。
関係代名詞は、このようなときに名詞の後ろへ説明をつなぐための語です。「男の子」だけでは伝えきれない情報を、「毎朝ここを走る」というまとまりで補えます。長い英文を作るためだけの文法ではありません。相手に「どの人なのか」「どの物なのか」を伝えるための文法です。
最初に覚えたいのは、who・which・that の一覧よりも、2つの文で同じ人や物を指している部分を見つけることです。同じものが後の文でどの役割をしているかを確かめると、主格と目的格の違いも、語を省略できる理由もつながります。
この単元で身につけること
- 説明される名詞を見つけます。関係代名詞の前にある名詞を目印にして、後ろの説明がどの人や物にかかるかを読み取ります。
- 2文の共通部分を1つにまとめます。同じ人や物を指す語を探し、後の文の中での役割を確認してから関係代名詞に置き換えます。
- 主格の who・which・that を使います。「だれが」「何が」に当たる語を置き換えたときは、関係代名詞が後ろの動詞の主語を受け持ちます。
- 目的格の which・that と省略を理解します。「何を」に当たる語を置き換えた場合を中心に、後ろに別の主語がある形を練習します。
- 関係代名詞の that と接続詞の that を区別します。直前の単語だけで決めず、後ろが名詞を説明しているのか、考えなどの内容を述べているのかを確かめます。
前の単元で学ぶ分詞も名詞を後ろから説明しますが、関係代名詞では主語と動詞の関係を持つまとまりを名詞につなげます。短い文の主語と動詞を見つける力が、そのまま長い文を読む足場になります。
基本の考え方
先行詞は「後ろから説明される名詞」です
名詞は人や物などの名前を表す語です。関係代名詞が導く説明を受ける名詞を、先行詞といいます。「先」という字が入っていますが、文の最初の名詞という意味ではありません。どの名詞を詳しく説明しているのかに注目して探します。
次の2文を比べてみましょう。
That is a boy.(あれは男の子です。) He runs here every morning.(彼は毎朝ここを走ります。)
この2文の a boy と He が同じ男の子を指しているとします。後の文は、前の文に出てくる boy の説明として使えます。He を who に置き換えて boy の直後につなぐと、次の文になります。
That is a boy who runs here every morning.(あれは毎朝ここを走る男の子です。)
先行詞は boy です。who runs here every morning が boy の説明で、文の中心は That is a boy. の形を保っています。日本語では「毎朝ここを走る」が「男の子」の前に来ますが、英語では boy を先に置き、後ろへ説明を足します。日本語の並びをそのまま英語に写そうとすると、この位置関係が崩れやすくなります。
図1のように、同じ人を指す boy と He を確かめてから、He の役割を who に引き継がせます。図では長い文の中から、つなぎ方に必要な名詞と説明の部分だけを取り出しています。

図1の下段の boy who runs は、英文全体ではなく「走る男の子」という名詞を中心とするまとまりです。これだけを独立した文だと思わず、前後にどんな主語や動詞があるかも見てください。たとえば a boy who runs here every morning 全体が、先ほどの文では「どんな男の子か」を表しています。
主格は、後ろの動詞の主語を受け持ちます
主語は、動作をする人や物、または状態について述べる対象を表す部分です。関係代名詞が後ろの説明の中で主語の働きをするとき、その使い方を主格といいます。人を説明するときは who または that、物や動物を説明するときは which または that を使うのが基本です。ここでは、名詞を続けて説明する基本の形を扱います。
I have a friend who likes music.(私には音楽が好きな友達がいます。) I have a friend that likes music.(私には音楽が好きな友達がいます。)
どちらの文でも「音楽が好きなのはだれか」と考えると、答えは a friend です。who や that がその友達を指して likes の主語になるので、後ろにさらに he や she は置きません。先行詞が単数の a friend で、説明の動詞は現在形なので likes になります。この s は who という文字に合わせたものではなく、who が指す友達1人に合わせたものです。
I know students who like music.(私は音楽が好きな生徒たちを知っています。)
こちらは students が複数なので like を使います。主格の後ろの動詞は、先行詞が単数か複数か、現在のことか過去のことかを見て決めます。「who の後ろはいつでも動詞に s」と覚えると、この違いを説明できなくなります。
This is a bag which has two pockets.(これはポケットが2つあるかばんです。) This is a bag that has two pockets.(これはポケットが2つあるかばんです。)
この2文では bag が先行詞で、which または that が has の主語です。人ではない bag を説明するので who は選びません。「ポケットを持っているものは何か」と問い直せば、主格であることも確かめられます。説明の内容が状態であっても、主語の役割を受け持つ点は変わりません。
目的格は、後ろの動詞の目的語を受け持ちます
目的語は、動詞が表す動作の相手や対象になる部分です。たとえば「私がその本を買った」では、「その本を」が買った対象です。関係代名詞がこの役割を受け持つ使い方を目的格といいます。まず物を説明する which と that で考えましょう。
This is a book.(これは本です。) I bought it yesterday.(私は昨日それを買いました。)
a book と it が同じ本を指すなら、it を which に置き換え、説明の先頭に移して book の後ろへつなぎます。
This is a book which I bought yesterday.(これは私が昨日買った本です。) This is a book that I bought yesterday.(これは私が昨日買った本です。)
買った人は I なので、I は残します。一方、買った物は which や that が表すので、bought の後ろの it は残しません。「関係代名詞の後ろに動詞が来る」と一律に覚えず、ここでは which I bought という「関係代名詞 + 主語 + 動詞」の順になると確かめます。
この形の目的格の関係代名詞は省略できます。
This is a book I bought yesterday.(これは私が昨日買った本です。)
省略後も「私が昨日買った」が book の説明であることは変わりません。省略された部分を補うなら which または that と判断できます。ただし、主格の who や which を同じように消すことはできません。省略の可否は英文の長さや読みやすさではなく、説明の中での役割から決めます。
例題で使い方を確かめる
例題1 空所補充で主格を選ぶ
次の空所に入る語を who・which から選びましょう。
I know a girl ( ) plays tennis.(私はテニスをする女の子を知っています。)
- 説明される名詞を探します。plays tennis は「テニスをする」という説明なので、先行詞は girl です。I が何を知っているのかという文全体の意味も合わせて確かめます。
- 説明の中での役割を見ます。テニスをする人はその女の子で、plays の前に別の主語はありません。空所の語が plays の主語を受け持つので、主格です。
- 先行詞が人なので who を選びます。a girl は1人を表し、習慣を述べる現在形なので plays の s もそのままにします。
答え: who — I know a girl who plays tennis.(私はテニスをする女の子を知っています。)
選択肢に that があれば、that も使えます。ただし、この問題は who・which から選ぶ条件なので who が答えです。文法上使える形と、その問題の選択肢の中で求められる形を分けて確認しましょう。
例題2 目的格の文を並べ替える
次の語をすべて1回ずつ使い、「これは私が昨日使ったペンです」という文を作りましょう。文頭を大文字にし、最後にピリオドを付けます。
[ used / is / I / the / yesterday / pen / this / which ]
- まず文の中心を作ります。「これはそのペンです」は This is the pen. です。ここまでを先に決めると、関係代名詞を入れる位置が見えます。
- pen の後ろに説明を置きます。「私が昨日そのペンを使った」という関係なので、使った人を表す I と動詞 used を残し、使った物の役割を which に受け持たせます。
- which I used yesterday を pen の後ろへ続けます。並べ替えの指定に which があるので、省略せずにすべての語を使います。
図2のように、左側で説明される物を示し、その後ろに「関係代名詞・主語・動詞」の順で説明を足します。図の上段の日本語は役割の目印で、下段が実際の語順です。

答え: This is the pen which I used yesterday.(これは私が昨日使ったペンです。)
図2で which の後ろに I があるのは、使った人を示すためです。pen と I は同じものではないので、I を消してはいけません。また、used の後ろに pen をもう一度足す必要もありません。先行詞と同じ対象だけを置き換えることが、並べ替えでも役立ちます。
例題3 2文を1文にまとめる
次の2文を、関係代名詞を使って1文にしましょう。書き出しは The book とします。
The book is interesting.(その本はおもしろいです。) I read it every day.(私は毎日それを読みます。)
- 共通する対象を探します。The book と it が同じ本を指しています。後の文では it は「何を読むか」を表す目的語なので、目的格の which または that を使います。
- 説明のまとまりを作ります。it の役割を which に移すと、which I read every day になります。後ろの説明は先行詞 book のすぐ後ろへ入れます。
- 元の文にあった is interesting を、その説明の後ろにつなぎます。本について述べる文の中心は The book is interesting. なので、is を落とすと文全体が完成しません。
答え: The book which I read every day is interesting.(私が毎日読むその本はおもしろいです。)
この文は The book that I read every day is interesting.(私が毎日読むその本はおもしろいです。)とも書けます。目的格を省略した The book I read every day is interesting.(私が毎日読むその本はおもしろいです。)も正しい形です。
関係代名詞の説明は、いつも文末まで続くわけではありません。この例では every day までが book の説明で、is interesting は文全体の述語、つまり主語について述べる部分です。read と is が両方あるからといって、どちらかを消す必要はありません。read は説明の中の動詞、is は文の中心の動詞という別々の役割を持ちます。
例題4 日本語から主格の英文を作る
「私には英語を話す友達が2人います」を、関係代名詞 who を使って英語にしましょう。「友達がいる」は have friends を使います。
- 文の中心を考えます。「私には友達が2人います」は I have two friends. です。存在を伝える別の形へ移るより、指定された have を使って土台を作ります。
- 友達を説明する部分を考えます。「その友達たちは英語を話します」は They speak English.(彼らは英語を話します。)です。They が two friends と同じ人たちを指します。
- They を who に置き換え、friends の直後につなぎます。who は複数の友達を指すので speak を使い、speaks にはしません。
答え: I have two friends who speak English.(私には英語を話す友達が2人います。)
書いた後は「英語を話すのは私か、友達か」と問い直してください。この文で英語を話すと説明しているのは友達です。文の最初に I があることと、関係代名詞の中の動詞をだれに合わせるかは別の問題です。
つまずきやすいところと直し方
同じ人を指す he を残してしまう
× I know a boy who he runs fast.(「私は速く走る男の子を知っています」と言いたい誤文です。)
どこが違うか: who が runs の主語を受け持っているので、同じ男の子を指す he は不要です。
○ I know a boy who runs fast.(私は速く走る男の子を知っています。)
もとの He runs fast.(彼は速く走ります。)を、そのまま who の後ろへ付け足したくなるかもしれません。しかし、関係代名詞は文どうしをつなぐだけでなく、もとの文の中の語の役割も引き受けます。who を置いたら、その代わりになった he は取り除く、という対応を確かめましょう。
目的格なのに it を残してしまう
× This is the bag that I bought it.(「これは私が買ったかばんです」と言いたい誤文です。)
どこが違うか: that が買った物の役割を受け持っているので、同じかばんを指す it を bought の後ろに重ねることはできません。
○ This is the bag that I bought.(これは私が買ったかばんです。)
図3のように、もとの文で買った対象を表していた it の役割を that が引き継ぎます。図の下段は「私が買ったかばん」というまとまりで、bought の後ろには it を置きません。

図3で I が残り、it が置き換わる理由を言葉にできれば、「目的格の後ろは主語 + 動詞」という語順を意味から確かめられます。単に短いほうの代名詞を消す作業ではありません。どの語が先行詞と同じ対象なのかが判断の基準です。
主格まで省略してしまう
× I have a friend speaks English.(「私には英語を話す友達がいます」と言いたい誤文です。)
どこが違うか: speaks の主語の役割を受け持つ主格の関係代名詞が必要なので、この形では省略できません。
○ I have a friend who speaks English.(私には英語を話す友達がいます。)
「関係代名詞は省略できる」という覚え方だけでは、主格と目的格を取り違えます。主格では関係代名詞が説明の主語そのものです。目的格の例にあった I bought のように、説明の中に別の主語がある場合とは事情が違います。省略に迷ったら、説明をいったん独立した短い文に戻してみましょう。
that は後ろの文の役割まで見て判断します
ここまでの3つの誤りを整理したうえで、似た形も比べておきましょう。接続詞とは、語や文をつなぐ働きをする語です。次の that は、関係代名詞ではなく、考えている内容を導く接続詞です。
I think that this book is interesting.(私はこの本がおもしろいと思います。) This is the book that I bought.(これは私が買った本です。)
最初の文では、that の後ろの this book is interesting が「この本はおもしろい」という内容をひとまとまりで伝えています。that は book を指す主語や目的語の役割を受け持っていません。これに対して後の文では、that I bought が直前の book を説明し、that が買った対象を表しています。
「that の後ろに I があるから接続詞」とは判定できません。目的格の関係代名詞でも、that I bought のように後ろに主語が来ます。また、接続詞の that も省略できる場合があるため、「省略できるか」だけで区別するのも不十分です。今回のような基本の文では、前の名詞を説明しているか、そして that が後ろの主語や目的語の役割を受け持つかを調べると区別できます。
練習問題
解くときは、まず説明される名詞を見つけてから、その人や物が説明の中で「する側」なのか「される対象」なのかを考えましょう。答えの英文だけでなく、どの語を残し、どの語を置き換えたかも短く説明すると、語順を確かめやすくなります。
練習1
who・which から空所に入る語を選びましょう。
This is a camera ( ) takes beautiful pictures.(これはきれいな写真が撮れるカメラです。)
練習2
すべての語を1回ずつ使い、「これはエマが昨日作ったケーキです」となるように並べ替えましょう。文頭を大文字にし、最後にピリオドを付けます。
[ made / this / cake / Emma / the / that / is / yesterday ]
練習3
次の文で関係代名詞を省略できるか答え、省略できる場合は省略後の全文を書きましょう。
The book which I bought yesterday is interesting.(私が昨日買ったその本はおもしろいです。)
練習4
次の2文の that を、関係代名詞と接続詞に分けましょう。関係代名詞の場合は先行詞と、主格・目的格の別も答えましょう。
A: I think that Ken likes music.(私はケンが音楽を好きだと思います。) B: I know a boy that likes music.(私は音楽が好きな男の子を知っています。)
答えと解説
練習1の答えは which です。This is a camera which takes beautiful pictures.(これはきれいな写真が撮れるカメラです。)先行詞 camera は物で、写真を撮る主体なので主格の which を選びます。単数の camera に合わせた takes の s も確認しましょう。
練習2の答えは This is the cake that Emma made yesterday.(これはエマが昨日作ったケーキです。)です。先行詞は cake、作った人は Emma です。that は作った対象を表す目的格なので、made の後ろに it を足しません。指定された語に that が含まれるため、この並べ替えでは省略しません。
練習3は省略できます。答えは The book I bought yesterday is interesting.(私が昨日買ったその本はおもしろいです。)です。which は bought の目的語の役割を受け持っています。説明の中の主語 I と、文全体の中心にある is の両方が残っていることを確認してください。
練習4は、A が接続詞、B が関係代名詞です。B の先行詞は boy で、that が likes の主語になるため主格です。A の Ken likes music は、それだけで「ケンは音楽が好きです」という内容を表し、that は「私はそう思う」という考えにつないでいます。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
次に学ぶ間接疑問文では、疑問の内容を文の一部に組み込みます。関係代名詞と働きは違いますが、長い文の中にあるまとまりを見つけ、その中の主語と動詞を読む力は共通です。見慣れた who や that が出たときも、単語だけで決めず、文のどこで何をしているかに目を向けられます。
家庭で5分ほど確かめるなら、前半は例題1と例題2の英文を声に出し、説明される名詞の後ろで一度区切ってみましょう。続いて「テニスをする人」「ペンを使った人」をそれぞれ指し、主格の who と目的格の which の違いを説明します。保護者がお子さまと確認するときも、「主格はどれ」と用語だけを尋ねるより、「使ったのはだれ」と聞くと文の意味を確かめられます。
後半は例題4の two friends を a friend に入れ替えて声に出します。I have a friend who speaks English.(私には英語を話す友達がいます。)となり、人数を変えると speak も speaks に変わります。個別指導で語順が定まらないときは、関係代名詞の選択より前の「短い文の主語と目的語を見つけるところ」へ戻って確認します。
まとめ
長い文を前にしたとき、すべての単語を一度に日本語へ並べ直す必要はありません。まず「何について述べているか」をつかみ、その名詞の後ろの説明を読むと、文の中心を見失いにくくなります。答え合わせでも、選んだ語だけを見るのでなく、「この語はだれの代わりか」「何の代わりか」を確かめてみましょう。
同じ boy でも、走る人として説明するのか、別の人が知っている相手として説明するのかで、文の中の役割は変わります。関係代名詞の形を決める手がかりは、その人や物が説明の中で受け持つ役割にあります。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
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