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【中2英語】There is / There are と数量の表し方を図解で総まとめ|武蔵野個別指導塾

物の存在を伝える語順と数量表現の選び方を、3枚の図と空所補充・並べ替え・英訳の例題で整理します。数えられる名詞と数えられない名詞の違いから、疑問文の答え方まで確かめられます。
よくあるのは、美術室の床のタイルを見ながら、その上に置かれた箱や筆を英語で説明しようとして、「箱がある」は言えそうなのに、「筆が何本かある」になると is か are かで手が止まるという場面です。さらに、箱の中の水も説明したくなると、日本語ではどちらも「ある」なのに、同じ形でよいのか迷います。場所を表す言葉を先に書こうとして、英文の出だしが決まらないこともあります。
この迷いをほどくには、「何があるか」と「どれくらいあるか」を分けて考えます。まず、そこにある物の名前を決め、その名詞を数えられるか、1つか複数かを確かめます。それから There is または There are に続ければ、物の存在を伝える文が作れます。否定文や疑問文でも、この判断の土台は変わりません。
この単元を学ぶと、部屋にある物を紹介するだけでなく、必要な物があるかを尋ねたり、その数を聞いたりできます。「たくさん」「少し」を表す言葉までつなげて、目の前の様子を英語にしていきましょう。
この単元で身につけること
- 存在を伝える語順を使います。There is / There are のあとに「ある物」、そのあとに場所を置く基本形を身につけます。
- is と are を名詞に合わせて選びます。数えられる物が1つなら is、複数なら are、数えられない物には is を使います。
- 否定文と疑問文を作ります。be 動詞のあとに not を置く操作と、be 動詞を There の前へ出す操作を区別します。
- some / any と数量表現を使い分けます。文の種類だけでなく、うしろの名詞が数えられるかどうかも確認します。
- How many で数を尋ねます。名詞を複数形にしてから are there を続け、答えるときは実際の数に合わせて形を選びます。
前の文型の学習で確かめた「名詞と動詞の関係」を土台に、今度は文の後ろに出てくる名詞に注目して be 動詞を選びます。be 動詞とは am・is・are などの動詞で、この形では「ある・いる」という存在を表すために使います。意味のあるかたまりごとに読めば、長い場所の表現が加わっても、文の中心を見失いにくくなります。
基本の考え方
「何かがある」を伝える順番
There is / There are は、ある場所に人や物が存在することを伝える形です。基本の語順は「There + be 動詞 + ある人や物 + 場所」です。場所は、話の流れからわかれば省けることもありますが、最初は場所まで含めて練習すると意味をつかみやすくなります。
There is a box on the floor.(床に箱が1つあります。)
There are two brushes on the floor.(床に筆が2本あります。)
最初の文は a box が1つの箱なので is を使い、次の文は two brushes が2本の筆なので are を使います。名詞とは、人や物、場所などの名前を表す語です。box のように1つを表す形を単数形、brushes のように2つ以上を表す形を複数形と呼びます。brush は語尾が sh なので、複数形では es を加えます。
図1のように、There are のうしろに two brushes をひとかたまりで置き、最後に on the floor を続けます。日本語の「床に」につられて、単語を1語ずつ日本語と同じ順に並べる必要はありません。

図1の箱の区切りは、英文を読むときの意味の区切りでもあります。「ある」「筆が2本」「床に」と、どの部分が何を伝えるかをたどってください。There だけを「そこに」と訳すと、場所が2回出てきたように感じますが、この形の There は存在を伝える文の出だしです。具体的な場所は on the floor などが示します。
There is a box there.(そこに箱が1つあります。)
この文では、最初の There が文の形を作り、最後の there が「そこに」という場所を表します。同じつづりでも役割が違います。There is をひとまとまりで捉えると、最初の語を無理に日本語に直さずに読めます。
名詞の数え方で is と are を決める
日本語で数えられると思っても、英語ではそのまま1つ、2つと数えない名詞があります。water はその代表で、量として捉えるため、通常は a を付けたり複数形にしたりしません。これを「数えられない名詞」と呼びます。量が多くても、There is に続けます。
There is some water in the bottle.(ボトルに水がいくらか入っています。)
There are some pencils in the box.(箱に鉛筆が何本かあります。)
some は、はっきりした数や量を言わずに「いくつかの・いくらかの」と伝える語です。some water では量を、some pencils では複数の物を表します。some があるから are と決めるのではありません。うしろの water と pencils の違いによって is と are が決まります。
There are two bottles of water on the desk.(机の上に水の入ったボトルが2本あります。)
水そのものではなく、ボトルを単位にすれば数を言えます。この文で数えている中心は bottles なので are です。名詞のかたまりの最後に water があっても、そこだけを見て is にしないようにします。まず「何を2つと数えているか」を日本語で確かめるのが有効です。
また、There is / There are は、聞き手にまだ紹介していない人や物を話題に出すときによく使います。すでに話題になっている物の位置を伝える場合は、その物を主語にする文が自然です。主語とは、文の中で「何が・だれが」に当たる中心の語句です。
There is a box on the floor.(床に箱が1つあります。)
The box is on the floor.(その箱は床にあります。)
前者は「箱があること」を紹介し、後者は「あの箱はどこか」を説明しています。日本語訳が似ていても、話の出発点が違うのです。「何かある」と紹介したいのか、「その物」の位置を言いたいのかを決めてから文を作ります。
数や量を表す言葉を選ぶ
many は数えられる名詞の複数形に付き、much は数えられない名詞に付きます。どちらも「たくさんの」という意味を持ちますが、ふつうの会話の肯定文では a lot of を使うと自然な場合が多くあります。a lot of は両方の種類の名詞に使えるため、まず使いやすい表現として覚えましょう。
There are a lot of books in this room.(この部屋には本がたくさんあります。)
There is a lot of water in the tank.(タンクには水がたくさん入っています。)
There aren’t many chairs in this room.(この部屋には椅子があまり多くありません。)
There isn’t much water in the bottle.(ボトルには水があまり多く入っていません。)
aren’t は are not、isn’t は is not を短くした形です。not many や not much は「多くはない」という意味で、何もないとまでは言っていません。一方、not any は、該当する物や量がないことを表します。この意味の違いは、残りの道具を確かめる場面で役立ちます。
「少しある」と伝えるときも、名詞の種類で表現を選びます。a few は数えられる名詞の複数形に、a little は数えられない名詞に付きます。
There are a few brushes in the box.(箱には筆が数本あります。)
There is a little water in the cup.(コップには水が少し入っています。)
a few は決まった本数を表す言葉ではなく、少数ながらあることを伝えます。a little も具体的な量を決める表現ではありません。a を外した few / little には「ほとんどない」という否定的な意味合いがあるので、「少しある」と伝える練習では a まで含めて覚えます。数量を表す語を選んだあとにも、最後は名詞に戻って is / are を確認してください。
例題で使い方を確かめる
例題1 空所補充で名詞の種類を見る
次の空所に is または are を入れましょう。
There ( ) a little water in the bottle.(ボトルには水が少し入っています。)
- 「ある物」を表すかたまり a little water を見つけます。最後の in the bottle は場所なので、動詞を選ぶ基準にはしません。
- water が数えられない名詞であることを確かめます。a little は水の量が少しあることを示し、water を複数形にする働きはありません。
- 数えられない名詞を受ける is を入れます。水の量が増えて a lot of water になっても、動詞は同じ is です。
答え: There is a little water in the bottle.(ボトルには水が少し入っています。)
この問題で bottle が1つだから is と考えると、理由がずれてしまいます。もし場所が「2本のボトルの中」になっても、述べている物が water なら判断の基準は water です。場所を表すかたまりをいったん括って読むと、必要な名詞に目を向けられます。
例題2 並べ替えで疑問文を作る
「箱に鉛筆は何本かありますか。」となるように、語句を並べ替えましょう。先頭の語は大文字にします。
[ any / in the box / there / pencils / are ]
- 「ありますか」と尋ねるので疑問文を作ります。There are で始まる肯定文をもとに、are を there の前へ出します。
- pencils は複数形なので、文の出だしは Are there です。be 動詞がすでにあるため、do や does を加える必要はありません。
- 数を特定せずに存在を尋ねる基本の疑問文では any pencils を使います。最後に場所を表す in the box を置き、疑問符を付けます。
答え: Are there any pencils in the box?(箱に鉛筆は何本かありますか。)
図2のように、疑問文では be 動詞が前へ出ます。肯定文で some を使っていた場合、存在を中立的に尋ねる基本形では any に替えるところも一緒に確認します。

図2では場所の部分を省いて、語順が動くところに絞っています。上段は There are some pencils.(鉛筆が何本かあります。)、下段は Are there any pencils?(鉛筆は何本かありますか。)です。pencils の位置を先頭に移すのではなく、are と there の並びを入れ替えます。
この問いに短く答えるなら、Yes, there are.(はい、あります。)または No, there aren’t.(いいえ、ありません。)です。文全体を繰り返す必要はありませんが、答えにも there を残します。There is の疑問文なら、Yes, there is.(はい、あります。)や No, there isn’t.(いいえ、ありません。)のように is を使います。
なお、some は疑問文では絶対に使えない、という決まりではありません。話し手が「ある」と予想して確かめるときなどには、some を使う疑問文もあります。今は、特別な期待を示さずに「あるかどうか」を尋ねる基本形として any を選べれば十分です。
例題3 和文英訳で否定文を作る
「コップには水が少しも入っていません。」を、any を使って英語にしましょう。
- 水の存在について述べるので There is water を出発点にします。water は数えられない名詞なので、There are にはしません。
- 「ありません」という否定の意味を出すために、is のあとに not を置きます。is not は isn’t と短くできます。
- 「少しもない」を表すために any water とし、場所の in the cup を最後に置きます。not と any が組み合わさることで、量がないことを示します。
答え: There isn’t any water in the cup.(コップには水が少しも入っていません。)
There isn’t much water in the cup.(コップには水があまり多く入っていません。)とすると、伝える内容が変わります。「少しもない」ことを求められているので、ここでは any が必要です。日本語訳の「ない」の直前だけを見ず、「少しも」なのか「多くは」なのかまで読んでから数量表現を選びます。
単数の物なら There isn’t a brush in the box.(箱には筆が1本もありません。)のように、a を使う形も作れます。否定文だから必ず any を入れる、と覚える必要はありません。数えられる名詞が単数か複数か、数えられない名詞かを先に判断します。
例題4 How many で数を尋ねる
「美術室には椅子が何脚ありますか。」を英語にしましょう。また、椅子が4脚あるとして文で答えましょう。
- 数を尋ねるので How many を使い、その直後に数える物の名詞を置きます。何脚あるかを尋ねる段階では chairs と複数形にします。
- How many chairs に are there を続けます。普通の疑問文の Are there という並びを、尋ねるかたまりの後ろに置くと考えます。
- 場所を表す in the art room を最後に置きます。答えるときは疑問文の並びを残さず、There are に戻して four chairs を続けます。
答え: How many chairs are there in the art room?(美術室には椅子が何脚ありますか。)— There are four chairs.(椅子は4脚あります。)
答えで場所を省けるのは、質問から美術室のことだとわかるためです。Four.(4脚です。)という短い返答もできますが、形の練習では文全体で答えると、疑問文と肯定文の並びを両方確認できます。
質問の答えが1脚なら There is one chair.(椅子は1脚あります。)です。質問が are でも、答えまで機械的に are にそろえるわけではありません。質問ではまだ数がわからず、答えでは1脚と決まったので、名詞も動詞も単数に合わせます。また、水の量を尋ねるなら How much water is there in the bottle?(ボトルには水がどれくらい入っていますか。)です。many と much の違いは、数を尋ねるときにもそのまま生きています。
つまずきやすいところと直し方
1 「ある」はいつも is だと思ってしまう
× There is two brushes on the floor.(「床に筆が2本あります」と言いたい文です。)
→ two brushes は複数形なので、存在を表す be 動詞は is ではなく are にします。
○ There are two brushes on the floor.(床に筆が2本あります。)
日本語の「あります」は、物の数が増えても形が変わりません。そのため日本語だけを手がかりにすると、英語の動詞の変化を見落としがちです。There のすぐ後ろだけで判断せず、two brushes まで目を動かしてから動詞を決めます。逆に a brush に替えれば、名詞が単数になるので is に戻ります。
2 「少し」をいつも a few で表してしまう
× There is a few water in the cup.(「コップには水が少し入っています」と言いたい文です。)
→ water は数えられない名詞なので、数の少なさを示す a few ではなく量の少なさを示す a little を使います。
○ There is a little water in the cup.(コップには水が少し入っています。)
図3のように、「たくさん」と「少し」の両方を、数えられる名詞と数えられない名詞に分けて整理します。意味だけで暗記するのではなく、どの種類の名詞と組み合わせるかまで覚えるのがポイントです。

図3の左側は many と a few、右側は much と a little の組です。many brushes、a few brushes はそれぞれ「たくさんの筆」「数本の筆」、much water、a little water は「たくさんの水」「少しの水」です。a lot of は両方に使えますが、その便利さによって名詞の数え方が変わるわけではありません。a lot of brushes なら are、a lot of water なら is を選びます。
3 疑問文の答えを it や they に替えてしまう
質問: Are there any books on the desk?(机の上に本は何冊かありますか。)
× Yes, they are.(「はい、あります」と答えたい文です。)
→ Are there で尋ねられた存在の問いへの基本の短い答えでは、they ではなく there を使います。
○ Yes, there are.(はい、あります。)
Yes, they are. という文そのものが、いつでも誤りというわけではありません。たとえば Are the books on the desk?(その本は机の上にありますか。)なら、Yes, they are.(はい、あります。)と答えられます。こちらは、すでに話題に出ている本の場所を確認する問いです。今回の質問は「本があるか」という存在の問いなので、質問と答えの両方に there を残します。
答えを選ぶ問題では、日本語の「はい」だけで止まらず、英文の質問が Are there で始まっているかを見てください。問われている内容に合う形を選ぶことが、短い答えを正確にする近道です。
練習問題
ここでは、動詞・数量表現・語順をまとめて確かめます。各問題でまず「ある物」に当たる名詞を見つけ、名詞の種類を決めてから答えを書いてください。答えの節を見る前に、選んだ理由を日本語で一言添えると、迷った箇所を見つけやすくなります。
練習1
空所に is または are を入れましょう。
There ( ) a lot of paper on the desk.(机の上に紙がたくさんあります。)
練習2
「箱には鉛筆が1本もありません。」となるように、空所に some または any を入れましょう。
There aren’t ( ) pencils in the box.(箱には鉛筆が1本もありません。)
練習3
「袋にはりんごが何個ありますか。」となるように、語句を並べ替えましょう。先頭の語を大文字にして、最後に疑問符を付けます。
[ apples / there / how many / in the bag / are ]
練習4
「コップには牛乳が少し入っています。」を、a little を使って英語にしましょう。「コップには」を表す部分は in the cup とします。
答えと解説
練習1の答え: There is a lot of paper on the desk.(机の上に紙がたくさんあります。)
空所には is が入ります。ここでの paper は材料としての紙を表す数えられない名詞です。日本語で「紙がたくさん」と言えても、英語で a lot of が付いたことだけを理由に are にはしません。紙を枚数で数える場合は、枚数を表す別のまとまりを使います。
練習2の答え: There aren’t any pencils in the box.(箱には鉛筆が1本もありません。)
空所には any が入ります。not any の形で、鉛筆がないことを表します。pencils は複数形ですが、日本語では「1本もない」と訳せます。日本語の「1本」を見て、英文の pencils を単数形へ直す必要はありません。
練習3の答え: How many apples are there in the bag?(袋にはりんごが何個ありますか。)
How many apples までが「りんごが何個」という尋ねるかたまりです。そのあとが are there、最後が in the bag になります。How many と apples の間に there を入れず、数える物の名前までを続けて読みます。
練習4の答え: There is a little milk in the cup.(コップには牛乳が少し入っています。)
milk は数えられない名詞なので、a little と組み合わせ、動詞には is を使います。例題の water から名詞を替えても、同じように量として捉える名詞なら同じ判断ができます。正解できた問題でも、名詞を根拠に動詞と数量表現を説明できるかまで確かめましょう。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
There is / There are に続く場所の表現が増えると、教室や町の様子をさらに詳しく説明できます。次に比較の表現へ進むと、物が「ある」と伝えるだけでなく、2つの物の大きさや数などを比べる場面が出てきます。many と much を名詞に合わせて選ぶ判断は、数量を比べる学習の土台にもなります。
家庭では、5分を使って次の2つを試してください。前半は、There is a book on the desk.(机の上に本が1冊あります。)を声に出し、There are two books on the desk.(机の上に本が2冊あります。)へ言い替えます。a book から two books へ動かすとき、名詞だけでなく is も are に変わることを耳で確かめます。
後半は、同じ場面を質問と答えにします。Are there any books on the desk?(机の上に本は何冊かありますか。)と尋ね、あるときは Yes, there are.(はい、あります。)と答えます。最後に本を水に替えるつもりで、Is there any water in the cup?(コップに水はいくらか入っていますか。)を言えば、名詞の種類と疑問文を同時に確認できます。
個別指導で答えが揺れるときは、語順の練習を増やす前に、名詞が単数か複数か、数として見るか量として見るかまで戻って確かめます。保護者がお子さまに声をかける場合も、「なぜ are なの」とだけ尋ねるより、「今、何があると言っているの」と名詞に目を向ける問いから始めると、考えた順番を聞き取りやすくなります。
まとめ
美術室の床の上を説明するとき、初めから英文を丸ごと思い出そうとしなくてもかまいません。筆を2本と見るのか、水を少しの量と見るのかを決めると、動詞と数量表現を選ぶ根拠ができます。書き直すときも、文全体を消す前に「ある物」の名詞へ戻れば、どの部分を直すべきかを絞れます。
正解の文を覚えたあとには、物や数を入れ替えて、その形がなぜ変わったのかを説明してみてください。There are の are を選ぶ理由は、目の前の筆が1本ではなく2本あるという、見えている事実の中にあります。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
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