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【中2英語】文型を図解で総まとめ—SVOO と SVOC(give 人 物・call A B)|武蔵野個別指導塾

人に物を渡す文と、人や物の状態を説明する文を、語順の箱で比べます。並べ替えや誤文訂正を通して、give の書き換えと call・make の使い分けを確かめましょう。
よくあるのは、理科室の実験台の脇で友達にノートを渡した場面を英語にしようとして、「私」「渡した」「友達」「ノート」のどれを先に書くのか迷うという場面です。日本語では「友達にノートを渡した」とも「ノートを友達に渡した」とも言えますが、英語では単語の並びが役割を決めます。知っている単語を全部使っても、並び方が違えば、伝えたいことが伝わらない場合があります。
I gave Ken a notebook. は「私はケンにノートを1冊あげました」という意味です。一方、We call him Ken. は「私たちは彼をケンと呼びます」という意味です。どちらも動詞の後に2つのまとまりがありますが、ノートはケンと同じものではなく、「彼」と「ケン」は同じ人です。この関係の違いをつかむと、長く見える英文にも読み取る順序ができます。
文型は、英文の中心になる語句の並び方です。記号を覚えることだけが目標ではありません。誰が何を渡すのか、誰を何と呼ぶのか、何がどんな状態になるのかを、自分の言葉で正確に伝えられるようにしましょう。
この単元で身につけること
- 主語と動詞を見つけます。文の話題になる人や物と、その動作・状態を最初に押さえます。
- 目的語と補語を区別します。動作の相手・対象なのか、主語や目的語が何であるか、どんな状態かを説明する語句なのかを考えます。
- SVC と SVO を比べます。動詞の後の語句と主語が、意味の上でどう結びつくかを読み取ります。
- SVOO の語順を使います。give・show・tell の後に「人、物や内容」を置き、to を使った形へ書き換えます。buy・make などでは for を使うことも学びます。
- SVOC の語順を使います。call・make・name の後に目的語と、その名前や状態を説明する補語を置きます。
前の単元で学ぶ接続詞は文や語句をつなぐ働きをし、文型はつながれた文の内側で、それぞれの語句が何をしているかを整理する助けになります。英文の長さに気を取られず、まず主語と動詞を探し、その後をまとまりごとに読む習慣をつけていきます。
基本の考え方
S・V・O・C は単語の種類ではなく役割です
主語は「誰が」「何が」に当たる、文の中心の話題です。S という記号で表します。動詞は動作や状態を表す語で、文型では V と表します。目的語は動詞が表す動作の相手や対象になる語句で、O と表します。補語は主語や目的語について「何であるか」「どんな状態か」を補って説明する語句で、C と表します。
Ken smiles. は「ケンはほほえみます」という意味です。Ken が S、smiles が V で、これだけで文が成り立ちます。この並びが SV です。目的語が必ず必要になるわけではないので、どの文にも無理に O を探すことはしません。
Ken is kind. は「ケンは親切です」という意味です。Ken が S、is が V、kind が C です。kind は「親切な」という形容詞で、人や物の性質・状態を表します。「ケンはどんな人か」を説明しているので補語です。Ken is a student. は「ケンは生徒です」という意味で、a student も Ken が何であるかを説明する補語になります。
これに対して、Ken likes music. は「ケンは音楽が好きです」という意味です。Ken が S、likes が V、music が O です。music は「好きである」という気持ちの対象であり、ケンの名前や状態を説明する語ではありません。日本語訳が「音楽が」になるからといって、music を主語にしないようにします。
名詞は人・物・事柄の名前を表す語です。a student も music も名詞を中心とする語句ですが、前者は上の文で C、後者は O として働いています。「名詞なら目的語」と決めることはできません。品詞という単語の種類と、文の中での役割を分けて考えるのが出発点です。
SVC と SVO は意味の関係で比べます
図1のように、SVC では C が S の状態や性質を説明します。図の下段の SVO では、好きだという気持ちが向かう対象を O の箱に置いています。箱の位置だけでなく、箱に入った語同士の関係を見てください。

SVC の関係を「S = C」と書くことがあります。ただし、これは数量が等しいという意味ではありません。Ken is kind. のように形容詞が補語の場合は、「ケンが親切な状態・性質にある」と読むための目印です。SVO では、Ken と music はこのような説明の関係にはなりません。
Yuki looks happy. は「ユキはうれしそうです」という意味で、Yuki が S、looks が V、happy が C です。be 動詞でなくても、主語の様子を補語で説明することがあります。Tom became a teacher. は「トムは先生になりました」という意味で、a teacher が Tom の変化した後の立場を説明します。SVC を be 動詞だけの形として覚えると、こうした文を読み違えてしまいます。
Yuki reads a book after dinner. は「ユキは夕食後に本を読みます」という意味です。文の中心は Yuki が S、reads が V、a book が O です。after dinner は「いつ読むか」を付け加える語句で、ここでは S・V・O・C のどれかとして数える必要はありません。名詞が出てくるたびに箱を増やすのではなく、動詞との結びつきを確かめます。
SVOO は渡す相手と物、SVOC は対象とその説明です
I gave Ken a notebook. では I が S、gave が V、Ken が1つ目の O、a notebook が2つ目の O です。gave は give の過去形です。1つ目の目的語は受け取る人、2つ目は渡す物を表し、この順番を SVOO と呼びます。ここでいう「物」には、話や情報のような内容も含まれます。
Emma showed me a picture. は「エマは私に写真を1枚見せました」という意味です。me が見せてもらう人、a picture が見せた物です。Tom told us a story. は「トムは私たちに話を1つしてくれました」という意味で、us が聞き手、a story が伝えた内容です。show の過去形は showed、tell の過去形は told です。
We call him Ken. では We が S、call が V、him が O、Ken が C です。Ken は him が誰であるかを、呼び名として説明しています。これが SVOC です。文全体の主語は We ですが、Ken が説明する相手は We ではなく him です。補語がどの語句に結びついているかを、指でたどって確かめると混乱を防げます。
The news made me happy. は「その知らせは私をうれしくさせました」という意味です。The news が S、made が V、me が O、happy が C です。made は make の過去形で、この文では「作った」ではなく「ある状態にした」という意味になります。また、They named the dog Max. は「彼らはその犬をマックスと名づけました」という意味で、the dog が O、Max が C です。SVOC の後ろ2つは、別々に渡す物ではなく「その対象がその名前・状態にある」という関係になります。
例題で使い方を確かめる
例題1 SVOO の並べ替え
「エマは私に写真を1枚見せました」という英文を作りましょう。使う語句は、a picture / showed / Emma / me です。文末にはピリオドを付けます。
- 「誰が見せたか」を考え、主語の Emma を先頭に置きます。日本語では相手が先に出ることもありますが、英語の平叙文では主語から組み立てると見通しが立ちます。
- 「見せました」は過去の動作なので showed を続けます。show では現在の形になり、日本語で指定された時と合いません。
- 見せる相手の me、見せる物の a picture の順に続けます。show 人 物という SVOO の形だからです。
- Emma と me が別の人、me と a picture が人と写真であることを確認します。後ろ2つが同じ対象を説明していないので、SVOC と取り違えることも防げます。
a picture は2語ですが、目的語として1つのまとまりです。文型の箱は単語の数を数える道具ではなく、意味のまとまりを整理する道具だと考えましょう。
答え: Emma showed me a picture.(エマは私に写真を1枚見せました。)
例題2 to と for を使う書き換え
次の2文を、物を表す語句が動詞のすぐ後に来る形に書き換えましょう。I gave Ken a notebook.(私はケンにノートを1冊あげました。)と、I bought Ken a notebook.(私はケンにノートを1冊買ってあげました。)です。
- 2文とも、動詞の後ろの Ken が人、a notebook が物だと確認します。ここまではどちらも SVOO で、見た目の並びは同じです。
- 物を先に置き、I gave a notebook と I bought a notebook までを作ります。人を後ろに移すときは、その前に必要な前置詞を補います。前置詞は名詞などの前に置き、他の語句との関係を示す語です。
- gave の文は to Ken にします。give では物の受け取り手を to で示す形が基本だからです。
- bought の文は for Ken にします。buy のこの書き換えでは、その人のために買うことを for で示します。bought は buy の過去形です。
答え: I gave a notebook to Ken.(私はケンにノートを1冊あげました。)/ I bought a notebook for Ken.(私はケンのためにノートを1冊買いました。)
図2のように、give の書き換えでは Ken と a notebook の位置を変えるだけでなく、Ken の前に to を置きます。下段では to Ken が受け取り手を表すまとまりで、学校文法では文の中心を SVO として整理します。前置詞を使っても元の語順のまま SVOO と呼ぶわけではありません。

show と tell も、この単元で扱う「人に物や内容を示す・伝える」形では to を使います。Emma showed a picture to me. は「エマは私に写真を1枚見せました」、Tom told a story to us. は「トムは私たちに話を1つしてくれました」という意味です。前置詞を使う形でも、物や内容を先に、相手を後に置くという関係は共通しています。
for を使う例には make もあります。Yuki made me a cake. は「ユキは私にケーキを1つ作ってくれました」で、Yuki made a cake for me. は「ユキは私のためにケーキを1つ作りました」です。for の文だけでは、作った物を実際に相手へ渡したかまでは決まりません。書き換えの基本を覚えると同時に、give と buy・make の動作の意味も区別しましょう。
すべての動詞がこの2通りを自由に使えるわけではありません。「日本語が『人に』だから to」と一律に決めず、give 人 物と give 物 to 人、buy 人 物と buy 物 for 人という組で練習します。また、物が it のような代名詞なら、Give it to me.(それを私にください。)のように物を先にして to を使う形が自然です。初めは a notebook のような名詞のまとまりで仕組みを確かめると学びやすくなります。
例題3 call を使う和文英訳
「私たちはその犬をマックスと呼びます」を、call を使って英語にしましょう。「その犬」は the dog とします。誰に何かを渡す場面ではなく、犬の呼び名を述べる場面です。
- 「私たちは」を We、「呼びます」を call として並べます。主語が We で現在の習慣を述べるので、call に三人称単数の s は付けません。
- 呼ぶ対象である the dog を目的語として置きます。呼び名から先に置くのではなく、どの対象を呼ぶのかを先に決めます。
- 呼び名の Max を補語として続けます。the dog と Max は同じ犬を指しているので、O と C の関係です。
- the dog の後ろに to や as を入れないことを確認します。この意味では call A B の形で「A を B と呼ぶ」を表せます。
答え: We call the dog Max.(私たちはその犬をマックスと呼びます。)
name を使った They named the dog Max.(彼らはその犬をマックスと名づけました。)も、目的語と呼び名の関係は同じです。ただし、name は名前を付ける動作、call はある呼び名で呼ぶことを表すため、文型が同じでも動詞が伝える内容まで同じになるわけではありません。
例題4 make の後ろの空所補充
「その知らせは私をうれしくさせました」となるように、The news made me ( happy / happily ). のかっこから適切な語を選びましょう。happy は「うれしい」という形容詞、happily は「楽しそうに、うれしそうに」という副詞です。副詞は動作の様子などを付け加えます。
- 主語 The news、動詞 made、目的語 me までを確認します。ここでは知らせが何かを作ったのではなく、私の気持ちを変化させています。
- 空所は「私がどんな状態になったか」を説明すると判断します。me を説明する補語が必要なので、形容詞の happy を選びます。
- me と happy の間に、主語と状態のような関係があるかを確認します。「私がうれしい状態になる」と読めるので、意味もつながります。
答え: The news made me happy.(その知らせは私をうれしくさせました。)
make の意味を1つに固定せず、後ろの語句を含めて判断することが重要です。ケーキを作る文と気持ちを変える文は、同じ made を使っていても、後ろ2つのまとまりの結びつきが異なります。
つまずきやすいところと直し方
誤り1 人と物を逆にして前置詞を忘れる
× I gave a notebook Ken.(「私はケンにノートを1冊あげました」と言いたい文。)
どこが違うか: give の後ろで物を人より先に置くこの形では、受け取り手の Ken の前に to が必要です。
○ I gave a notebook to Ken.(私はケンにノートを1冊あげました。)
日本語の語順をそのまま移すと、「物、人」の順でも伝わるように感じるかもしれません。英語では I gave Ken a notebook.(私はケンにノートを1冊あげました。)との組を声に出し、物を先にしたときに to が現れることを確かめます。前置詞だけを暗記するより、文の中で相手を示す位置まで覚えるほうが書き換えに使えます。
誤り2 buy でも同じように to を選ぶ
× I bought a notebook to Ken.(「私はケンのためにノートを1冊買いました」と言いたい文。)
どこが違うか: buy で買ってあげる相手を物の後ろに置くこの形では、to ではなく for を使います。
○ I bought a notebook for Ken.(私はケンのためにノートを1冊買いました。)
give の to を覚えた直後ほど、どの動詞にも同じ前置詞を使いたくなります。まず動詞に線を引き、その動詞と組になる形を選びましょう。give・show・tell は to、ここで扱った buy・make は for と、実際の例文を添えて整理します。「物が移動しそうか」だけで決めると、買った物も移動すると考えて迷うので、最終的には動詞ごとの形を確かめます。
誤り3 目的語に主語の形を使う
× The news made I happy.(「その知らせは私をうれしくさせました」と言いたい文。)
どこが違うか: make の対象になる「私」は目的語なので、主語に使う I ではなく me にします。
○ The news made me happy.(その知らせは私をうれしくさせました。)
「私はうれしい」は I am happy.(私はうれしいです。)なので、同じように I を入れたくなることがあります。しかし、もとの文では The news が主語で、「私」は知らせによって気持ちが変わる対象です。happy の状態にある人でも、文全体の中では目的語なので me を選びます。代名詞は、名詞の代わりに人や物を指す語です。代名詞の形は、その人が誰かだけでなく、主語と目的語のどちらに当たるかによって変わります。
図3のように、make の後ろが me と a cake なら、私とケーキは別のもので SVOO です。me と happy なら、happy が私の状態を説明する SVOC になります。図の下段の線は「うれしい状態になるのは私」という結びつきを示しています。

Yuki made me a cake.(ユキは私にケーキを1つ作ってくれました。)と Yuki made me happy.(ユキは私をうれしくさせました。)を続けて読むと、見分ける理由がはっきりします。動詞のつづりや語句の個数だけで文型を決めず、a cake が me の説明になっているか、happy が me の説明になっているかを問い直してください。
練習問題
解くときは、最初に主語と動詞に印を付け、その後の語句の役割を口で説明してみましょう。答えの英文だけでなく、その並びを選んだ理由まで確かめると、初めて見る文にも使いやすくなります。
練習1 並べ替え
「トムは私たちに話を1つしてくれました」となるように、us / a story / Tom / told を並べ替えましょう。文末にピリオドを付け、2つの目的語も答えましょう。
練習2 書き換え
Emma showed me a picture.(エマは私に写真を1枚見せました。)を、a picture が動詞のすぐ後ろに来る形へ書き換えましょう。元の文にない語が1語必要です。
練習3 空所補充
「ユキは私のためにケーキを1つ作りました」となるように、Yuki made a cake ( to / for ) me. のかっこから適切な語を選びましょう。make がどの意味で使われているかも確認してください。
練習4 和文英訳と文型
「彼らはその犬をマックスと名づけました」を、name の過去形 named を使って英語にしましょう。さらに SVOO と SVOC のどちらの文型かを答え、後ろ2つの語句の関係を説明しましょう。
答えと解説
練習1の答え: Tom told us a story.(トムは私たちに話を1つしてくれました。)2つの目的語は us と a story です。tell 人 内容の順に並べ、聞き手の us を先に置きます。us は「私たちに」という目的語の形なので、主語の形 we に替えないようにします。
練習2の答え: Emma showed a picture to me.(エマは私に写真を1枚見せました。)show 物 to 人という形にします。a picture を前へ移すのと同時に to を補い、誰に見せたかを明らかにします。
練習3の答え: Yuki made a cake for me.(ユキは私のためにケーキを1つ作りました。)選ぶ語は for です。この make はケーキを「作る」という意味で、for me が誰のために作ったかを示します。me と a cake は同じ物ではありません。
練習4の答え: They named the dog Max.(彼らはその犬をマックスと名づけました。)文型は SVOC です。the dog が目的語、Max が補語で、同じ犬を対象と呼び名の両方から示しています。Max という物を犬に渡したわけではないので、SVOO にはなりません。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
次に学ぶ There is / There are の文では、「ある場所に何があるか」を表すときの独特な語順に出会います。今回身につけた「文頭の単語だけで決めず、主語と動詞の関係を見る」という姿勢が役立ちます。また、さらに先で受け身を学ぶと、目的語だった人や物を主語にするので、O を見つける力が土台になります。
家では5分を2つの練習に分けてみましょう。最初の2分は I gave Ken a notebook.(私はケンにノートを1冊あげました。)と I gave a notebook to Ken.(私はケンにノートを1冊あげました。)を声に出し、人と物を指で示します。残りの3分は a notebook を a pen に替え、I gave Ken a pen.(私はケンにペンを1本あげました。)と I gave a pen to Ken.(私はケンにペンを1本あげました。)を自分で作ります。最後に文字を隠して言えれば、語順を取り出す練習にもなります。
個別指導で迷う箇所を確かめる際は、文型名を答え直す前に、主語が誰か、動詞が何を意味するかまで戻ります。保護者の方がお子さまの学習を見守るときも、「最後の語は誰の説明かな」と尋ねると、記号だけでは見えにくい理解を確かめられます。
まとめ
英文の後ろに2つの語句があったら、急いで文型名を当てなくても大丈夫です。まず動詞を読み、次に「相手と渡す物」なのか、「対象とその名前・状態」なのかを言葉にします。その理由が言えた後で SVOO や SVOC の記号を付ければ、記号は理解を整理する目印になります。
a cake を happy に替えるだけで、作った物の話から気持ちの変化の話へ移ります。小さな語句の役割を読み分けられることが、相手の英文を丁寧に受け取り、自分の意図を正確に届ける力につながります。文型の理解は、「私に何を作ったか」と「私をどうしたか」を別の意味として読めた瞬間に確かめられます。
本気になった日が、入塾の日。
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