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be 動詞と一般動詞—最初の分かれ道|武蔵野個別指導塾
amを余分に入れる、疑問文で手が止まる。その原因を文の中心から整理し、主語と時を確かめる短い練習や、家庭での声のかけ方まで具体的にたどれます。

be 動詞と一般動詞—最初の分かれ道
書き始めるとamを入れたくなる理由
よくあるのは、冬の自転車置き場で、手袋を外したお子さまが返された英作文を開き、消されたamを見て「私は、だから入れたのに」とつぶやくという場面です。be動詞の表は言えます。一般動詞という名前も知っています。それでも自分で文を書くと、主語の後に何を置くのかが揺れてしまいます。
このつまずきは、覚える量が足りないと決めつける前に、文を作る途中の判断を見直したいところです。「私は」を英語にした勢いでamまで書くのか、伝えたい内容に合う動詞を選んでいるのか。この違いは、答えの丸とばつだけでは見えません。
be動詞と一般動詞の区別は、現在形の穴埋めで終わる話ではありません。過去を話すとき、質問するとき、進行形を読むときにも使う分かれ道です。中学生の最初の単元に戻る高校生も、表を全部写すところから始める必要はありません。どこまで自分で選べて、どこで手が止まるのかを、短い文で確かめていきましょう。

意味を読まずに形を選ぶと区別が崩れる
英語の文を組み立てるときには、まず「誰について、何を伝えるのか」を決めます。be動詞は、主語が誰なのか、どんな様子なのか、どこにいるのかなどを述べる文で使います。一方、一般動詞には、走る、読むといった動作だけでなく、好きである、知っている、持っているといった意味を表すものもあります。
ここで「動いていれば一般動詞、止まっていればbe動詞」と覚えると、好きという気持ちや知識を表す文で困ります。体が動いているかどうかは、使う動詞を決める基準にならないからです。日本語の末尾が「です」になるかどうかでも決められません。「好きです」と言うときも、英語では一般動詞を使うことがあります。
たとえば、I am happy.は「私はうれしいです」という文です。happyは様子を表す形容詞で、この文ではamが主語とその様子をつなぎます。I like music.は「私は音楽が好きです」という文です。こちらはlike自体が動詞なので、主語の後にbe動詞を足す必要はありません。同じ「私は」で始まる日本語でも、英語の文の中心は違います。
初めに主語とbe動詞をまとまりで何度も練習すると、主語を見た瞬間にbe動詞まで書きたくなる場合があります。また、単元名に「一般動詞」とあれば解けるのに、単元が混ざると間違えることもあります。その場合、本人が頼っていたのは文の意味ではなく、ページの見出しだった可能性があります。練習した形を思い出す力と、その形が必要な場面を選ぶ力を分けて見たいところです。
基本の区別で迷うときにも、規則を言葉で示す指導を選択肢にできます。41研究を統合した分析は、明示的指導の優位性が単純な文法項目と複雑な文法項目の両方に見られ、自発的な使用にも寄与すると報告しています(Spada & Tomita・2010)。英語以外を母語とする海外の学習者の研究が多い分野の統合結果であって、日本の中高生に対するbe動詞だけの練習効果を測ったものではない点を踏まえ、本人が動詞を選べたかで次の課題を決めます。「主語の後には必ずam」と捉えているなら、主語の説明を増やすより、様子を表す語と動詞の違いを示すほうが、その誤りに対応します。
さらに、動詞の種類と時の表し方は、別々に確かめる必要があります。be動詞にも現在形と過去形があり、一般動詞にも現在形と過去形があります。「過去の文だから一般動詞」という区別ではありません。文の中心として何を使うかを決め、そのうえで、誰について、いつのことを言うかに合わせて形を整えます。
否定文や疑問文で迷うのも、この区別が曖昧なまま、語順の規則だけを増やしたときです。基本的なbe動詞の文ではbe動詞を動かしたり、その後にnotを置いたりします。一般動詞の現在形・過去形では、通常、do、does、didを使って疑問や否定を作ります。どちらの道を通るかが決まらないままでは、知っている規則を選びようがありません。
文の中心から確かめる短い練習
練習には、手元の教科書と授業のノート、解答を確認できる問題を使います。最初は進行形や受け身が混ざっていない、短い肯定文を選んでください。知らない単語が多い文は後に回します。動詞の選び方を確かめたいときに、単語調べが続くと、何に困ったのかが見えにくくなるためです。
最初の3分は日本語で伝える内容をつかむ
最初は英文を作らず、教科書の短い文を読んで、「誰について」「何を伝えているか」を日本語で言います。身分や様子を述べているのか、何かをすることや好みを述べているのか、場所を伝えているのかを確かめます。分類の名前を当てるより、その文を読んだ相手が何を知るのかを説明することが先です。
次に主語に丸をつけ、文の中心になる動詞に線を引きます。be動詞の後にある単語も見て、名前や立場なのか、様子なのか、場所なのかを言ってみます。一般動詞なら、その動詞だけでどんな意味を担っているかを確かめます。「主語が私だからam」と答えたら、主語の後まで読み直しましょう。
自分で確かめる方法は、動詞を隠して日本語の内容を説明し、それから隠した部分を戻すことです。意味は説明できるのに動詞を選べないなら、形との結びつきが練習点です。意味の説明から難しければ、単語や文の内容の確認に戻ります。この段階では、読む速さを競わず、迷った場所に印を残してください。印の横には「単語の意味」「動詞の種類」など、止まった理由も短く添えます。後で見たときに、何を調べるかを自分で決めるためのメモです。
短文を選ぶときには、be動詞の文だけを先に全部解き、その後で一般動詞の文だけを解く練習から、両方を混ぜた練習へ移ります。混ぜた途端に迷うなら、その変化こそ確認したい点です。ページの順番や問題番号が手がかりにならないよう、ノートには選んだ短文を離して書いておきます。解くたびに「上の問題と同じだから」と考えていないか、内容を日本語で説明して確かめてください。正しい形を選べた後に、反対の形ではなぜ合わないかも言えると、選択の理由がよりはっきりします。
次の4分は主語と時を別々に変える
文の中心を見つけられたら、同じ内容のまま主語を変えます。be動詞の現在形は、Iにはam、he、she、itなどにはis、you、we、theyなどにはareを合わせます。人の名前でも、1人についてなら基本的にはisを使います。代名詞の表を唱えるだけでなく、その主語が誰を指すのかまで言えるかを確かめます。
一般動詞の現在形では、主語が3人称単数のときに動詞の形を変えます。三単現という言葉だけが曖昧なら、「話し手の私でも、聞き手のあなたでもなく、1人や1つについて話す」と言い直してください。be動詞を選ぶ練習と一般動詞の語尾を変える練習を、同じ空欄問題で一度に処理しようとせず、まず片方ずつ確かめます。
続いて、主語を戻し、時だけを過去に変えます。She was busy yesterday.は「彼女は昨日忙しかった」という文です。忙しいという様子を述べる骨組みはそのままで、過去のことなのでwasを使います。be動詞の過去形では、I、he、she、itなどにwas、you、we、theyなどにwereを使う、という対応を見直します。
一般動詞では、規則的に語尾を変えるものと、形を個別に覚えるものがあります。ここでは手元の教材に出ている動詞に絞り、現在形と過去形を見比べます。時間切れになったら、途中でも「主語は選べた」「過去形で止まった」と書いて区切りましょう。全部終えたかどうかより、次に確かめる点が残ることを優先します。
ノートでは、元の文のすぐ下に、変えた文を書きます。変更した主語や時を丸で囲み、それに伴って変わった動詞の部分を見比べてください。主語を変えたつもりで時まで変えていれば、まず元の時へ戻します。時だけを変えたのに内容まで書き換わっていれば、日本語で同じ出来事を表しているかを確かめます。書き換え問題の答えが合うことに加えて、何を保ち、何を変えたのかを説明できることが、この練習の確認点です。余裕があれば逆向きにも戻して、元の形を作れるか試します。
その次の4分は否定と疑問の道を選ぶ
肯定文が読めたら、否定文に変える前に、文の中心がbe動詞か一般動詞かを声に出します。be動詞の基本文なら、その後にnotを置きます。一般動詞の現在形なら、主語に応じてdo notかdoes notを使い、その後の動詞は原形にします。過去形ならdid notを使い、その後を原形に戻します。
疑問文でも先に同じ区別をします。be動詞の基本文ならbe動詞を主語の前へ出します。一般動詞の現在形・過去形なら、do、does、didのどれを使うかを決めます。Did she play tennis yesterday?は「彼女は昨日テニスをしましたか」という問いです。過去を表す役目をdidが担うので、playをさらに過去形にしません。
答え合わせでは、ばつをつけるだけで終わらず、誤りを「道の選択」「主語への合わせ方」「時の合わせ方」「原形に戻すこと」に分けます。疑問文でbe動詞を出したのなら、語順だけを直す前に、元の肯定文へ戻してください。元の文の中心を言えれば、次の操作を自分で選び直せます。
教材の解説は、全部を読み直すより、自分が止まった操作に対応する箇所を読みます。主語が原因なら主語と形の表、過去が原因なら過去形の欄、疑問が原因なら肯定文との対照を使います。答えを見て写した文には小さな印をつけ、あとで見ないでも作れるかを確かめる対象にします。
最後の3分は説明と書き直しを分ける
最後は解答とノートを閉じ、間違えた問題をもう一度解きます。その前に「何を伝える文か」「文の中心は何か」「いつのことか」を短く言ってください。説明できても書くと崩れるなら、書く練習が必要です。書けても理由が言えないなら、似た形を覚えているだけかもしれないので、主語か時を変えて確かめます。
自分で確かめる印は、正解の丸に加えて、「意味を言えた」「中心を選べた」「形を整えた」の3つにします。どれも難しかった日は、意味を言えた文だけ残してもかまいません。学習時間を延ばして疲れた状態で続けるより、次に開いたときに取りかかる場所を決めて終えるほうが、日々の練習を組み立てやすくなります。
翌日の初めには、前日に印をつけた文を解答なしで確かめます。できたら、教科書の別の短文へ進みます。同じ文を覚えて書けることと、別の内容でも選べることを区別するためです。読む、主語を変える、時を変える、疑問にする、という操作を一度に混ぜず、どの変更まで保てるかを見ると、自分でも戻る場所を決められます。
読む練習では、訳を見てから英文へ戻る日と、英文を先に読んで意味を言う日を分けると、自分が何を頼りにしたかを確かめやすくなります。訳を覚えている文なら、英語を細かく読まずに意味だけ言えてしまうこともあります。そこで、動詞を指しながら時も説明し、日本語の訳と合うかを見ます。教科書に音声がある場合は、文字で確かめた短文を聞き、動詞のところで文字を目で追ってください。音声をまねすることだけで終わらず、聞いた文が誰の、いつの、どんな内容だったかを言い直すところまでを練習にします。

個別指導では選び方の途中を見せてもらう
個別指導でまず見たいのは、問題集の最初から最後まで解けるかどうかより、動詞を決める瞬間です。武蔵野個別指導塾の学習相談では、正答数に加え、意味を説明できるか、文の中心を指せるか、主語や時を変えても保てるかを確認の軸に置きます。中学生でも高校生でも、学年だけで戻るページを決めず、選び方が揺れる場所を入口にします。
同じamの入れすぎでも、原因は同じとは限りません。主語とbe動詞を必ず一緒に書く習慣なのか、形容詞と動詞の違いが曖昧なのか、日本語の「です」を一律に置き換えているのかで、必要な問いが変わります。講師がすぐに正しい形を言うと、この違いが隠れてしまいます。「ここで何を伝えたかったか」と聞き、本人の言葉を先に受け取ります。
意味はつかめているのにbe動詞が余る場合は、一般動詞のある短文を読み、その動詞が担う意味を確認します。動詞そのものが見つからない場合は、長い文の並べ替えを続ける前に、短い肯定文へ戻ります。現在形は安定していて過去だけ崩れる場合は、単元全体をやり直すより、時を変える操作を取り出します。戻る量を絞れば、本人も練習の理由を理解しやすくなります。
塾が持つのは、どの誤りを先に扱うかという順序と、使う問題の選択です。be動詞の区別を確かめたい時間に、知らない単語や複雑な主語を大量に入れないようにします。反対に、慣れた代名詞だけでできるようになったら、人の名前や短い名詞のまとまりも使い、表の暗唱だけでは通れない場面を用意します。易しくすることと、確かめたい点をはっきりさせることは分けて考えます。
手助けの減らし方も、指導する側が調整する部分です。初めは講師が主語と動詞を指し、次は本人に線を引いてもらい、その後は印のない文で確かめます。いつも「一般動詞の文だよ」と言ってから解かせると、最初の判断を講師が引き受け続けることになります。説明の直後に正解したことだけで先へ進めず、手がかりを外した状態も見ます。
進み具合は、「be動詞を復習しました」だけでは伝わりません。学習記録には、今回できた判断、まだ迷う条件、次に確かめる操作を並べます。たとえば、現在の肯定文では動詞を選べたが、過去の疑問文では原形に戻すところに声かけが要る、という書き方です。点数に表れにくい途中の変化も、この形ならお子さまと保護者が共有できます。
家庭に持っていただきたいのは、毎回の正誤判定より、短い練習に着手できる環境と本人の気づきです。「今日はどの判断を練習するの」「迷った問題に印はついた」と聞き、難しかった文を塾へ持ってくるところまで支えてください。保護者が英文の正しさを説明する必要はありません。家で説明が食い違った場合も、その違いをメモして持ち寄れば、指導の手がかりになります。
家庭からの連絡は、取りかかれた時間帯、止まった操作、本人が言ったことの3点ほどで十分です。「全部わからないと言っていた」という情報でも、ノートのどこで止まったかが添えてあれば、次の授業で確かめられます。塾からは、今回扱った判断と次回の確認点を返すことで、家庭で同じ説明を繰り返す負担を減らします。
次の内容へ進む判断には、解いた直後の正解だけでなく、授業の後半や次の授業で、別の短文にも同じ選び方を使えるかを含めます。時間を置くと迷うなら、もう一度長く説明する前に、どの問いを自分に向ければよいかを思い出してもらいます。自分から意味を確認できたのか、講師に促されて確認したのかも記録します。声かけが必要だった部分が自力に変われば、正答数が同じでも前進が見えます。反対に、自力で解けた部分を毎回説明し直す必要はなく、まだ選べない操作へ時間を回します。
読み書きへの広がりも確認します。穴埋めで動詞を選べたら、教科書の本文で主語と動詞を探し、本人が言いたい短い内容を書いてもらいます。そこで再び迷うのは、できたことが消えた証拠とは限りません。意味を考えながら形も整える場面へ進んだために、まだ手助けが必要な部分が見えたと考え、どの操作を戻すかを決めます。
be動詞と一般動詞でよくある3つの疑問
be動詞と一般動詞は同じ文で使えないのですか
一般動詞の現在形・過去形で文を作る段階では、余分なbe動詞を足さないことを確かめます。ただし、英語全体の規則として「一緒に使えない」と覚えるのは不正確です。進行形はbe動詞と動詞のing形、受け身はbe動詞と過去分詞を組み合わせて作ります。be動詞が別の役目で使われるためです。
She is reading now.は「彼女は今読んでいるところです」という進行形です。このisは余分な語ではありません。読み始めの段階では、be動詞の後が形容詞や名詞なのか、動詞のing形なのかを見比べてください。進行形に出会ったら、以前の区別を捨てるのではなく、be動詞を含むまとまりで何を表しているかを確かめます。
現在形は今していることを表すのですか
現在形は、習慣や普段のこと、現在の状態などを表します。一方、今まさに進んでいる動作には進行形を使うのが基本です。日本語で「今」と言える内容がすべて進行形になるわけでもありません。好き、知っているといった意味の一般動詞は、通常、現在形で状態を表します。
迷ったら、時間の言葉だけで機械的に選ばず、普段の習慣を伝えたいのか、今の状態なのか、動作の途中なのかを日本語で説明します。過去形についても同じで、昨日の状態ならbe動詞の過去形、昨日の行動ならその内容に合う一般動詞の過去形を考えます。時を選ぶことと動詞を選ぶことを分けるのが手がかりです。
表を覚え直せば英作文もできるようになりますか
表は形を確認するために役立ちますが、英文の意味に合う形を選ぶ練習も必要です。表を見て正しく言えたら、閉じて短い文を作り、主語だけ、時だけを変えてみてください。間違いが出た場所だけ表に戻れば、丸ごと書き写す以外の使い方ができます。
高校生でも、ここを短く確かめる価値があります。ただし、長い読解が苦手だからといって、原因が必ずbe動詞にあるわけではありません。短文では安定しているのに長文で迷うなら、主語の範囲や文の区切りも見ます。既にできる練習を続けるのではなく、実際に崩れる条件を探しましょう。
消したamの理由を自分の言葉にする
be動詞と一般動詞で迷ったときは、主語を見てすぐ書き始める前に、何を伝える文なのかを言ってみてください。文の中心を決め、主語を確かめ、時を合わせる。その順番を短い文でたどれると、否定文や疑問文でも戻る場所が見つかります。
保護者にとっても、「また同じ間違いをした」という見え方が、「中心は選べたが、過去の疑問で迷った」という見え方に変わります。お子さまが自分の言葉で迷いを説明できれば、家庭から塾へ渡す相談も具体的になります。消したamの横に「likeが動詞」と書ければ、その訂正には理由が残ります。次に「私は」で始まる文を書くとき、その理由を動詞選びに使えます。
参考文献
- Spada & Tomita(2010)Language Learning。単純・複雑な文法項目における明示的指導と暗示的指導を比較した41研究のメタ分析。 https://consensus.app/papers/details/b8f1693688875fca86f91a40f5ff766f/
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