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英検5級リスニング第1部 — 会話の応答を選ぶ問題の聞き方|武蔵野個別指導塾
聞こえた単語だけで答えを選んでしまう方へ。英検5級の会話応答で、問いの目的をつかむ手順と2回の放送の使い方を、短い英文と自分で確かめられる練習で身につけられます。

英検5級リスニング第1部 — 会話の応答を選ぶ問題の聞き方
よくあるのは、塾の机でお子さまがイヤホンを外し、「かばんの話なのはわかったけれど、答えが選べなかった」と伝える場面です。聞こえた単語をたずねると、かばんを表す語は言えます。選択肢にも知っている語があったのに、どれが返事になるのかを決められません。このとき、すぐに単語を大量に覚え直す必要があるとは限りません。相手がかばんについて何を知りたかったのか、そこを確かめる練習が必要かもしれません。
英検5級のリスニング第1部では、音を拾うことに加えて、会話の続きとして合う応答を選びます。「どこですか」と聞かれたら場所を答え、「使ってもよいですか」と聞かれたら許可するかどうかを返します。話題が同じでも、返事の役割が違えば会話はつながりません。日本語では自然にしているこの判断を、短い英語でもできるようにしていきます。
英文を全部日本語に直してから考えようとすると、選択肢を聞くころまで最初の文を考え続けてしまうことがあります。まずは「場所を聞いている」「何が好きかを聞いている」という短い見通しを持ち、選択肢を待ちましょう。この記事では、2回の放送で確かめる点、聞き間違いの残し方、家庭で一人でも取り組める練習を示します。初めて受ける小学生だけでなく、英語を学び直している方も、同じ手順から始められます。
第1部では、聞いた会話に合う返事を選びます
問題の形を知ると、練習することが絞れます
日本英語検定協会の案内では、5級の目安は中学初級程度です。一次試験のリスニングは約20分で、その中の会話の応答文選択は10問です。補助イラストがあり、放送は2回、読み上げられる3つの選択肢から答えを選びます。約20分はリスニング全体の時間であり、第1部だけの時間ではありません。
ここで注意したいのは、選択肢を目で読み比べる形式ではないことです。家庭で英文を見ながら正解できても、音声だけで選べるかは別に確かめる必要があります。また、補助イラストだけから返事を決めるのも避けましょう。場所や人物について見通しを持つ助けにはできますが、会話のどの点に答えるかは、英語を聞いて判断します。
練習では、最初から本番と同じ負担をすべてかけなくてもかまいません。はじめは会話を止めて意味を考え、その次に応答を聞き、最後に止めずに選ぶ、という順に進められます。ただし、止めながらできた記録と、2回の再生で自分で選べた記録は分けて残してください。できるようになった内容が違うためです。
知っている単語が聞こえても、答えとは限りません
場所を聞く文に対して、物の色を答える英文が流れたとします。どちらも同じ物について話していても、聞き手の知りたいことには答えていません。応答を選ぶときは「同じ単語があるか」よりも、「相手が求めた情報を返しているか」を確かめます。
同じように、文の最初の語だけで判断するのも早すぎます。たとえば can を含む問いでも、相手の能力を聞く場合と、物を使う許可を求める場合では、返事の考え方が変わります。最初の部分を手がかりにしながら、誰が何をする話なのかまで聞きましょう。聞き方の目標は、英文を文法用語に分類することではなく、相手に自然な返事を返すことです。
つまずきを確かめるときは、少なくとも3つを分けます。音の形がつかめなかったのか、音はつかめたが意味がわからなかったのか、意味はわかったが選択肢を比べられなかったのかです。文字を見ればすぐ理解できる文なら、音と文字を結びつける練習が候補になります。文字を見ても意味がわからなければ、その語句や文の意味から確認します。
聞く量とともに、聞く手順も教えます
聞き方の方略を教える指導について、DalmanとPlonskyは45研究・51標本をまとめ、中程度の効果を報告しています(Dalman・Plonsky・2022)。複数の研究の標本をまとめた分析であり、この結果だけから日本の英検5級受験者や特定の年齢に同じ効果が出るとはいえません。ここから授業で重視したいのは、ただ「集中して聞きましょう」と伝えるだけでなく、何を手がかりに聞き、どこを確かめるかを具体的にすることです。
また、聞く指導全体を扱った32研究・2,797名のメタ分析では、全体の効果は小さく、指導期間が長いほど効果が大きいという結果が示されています(Chang・2022)。対象は複数研究の参加者であり、英検5級に必要な練習日数や、個人にとって最適な1日の練習時間を決めた研究ではありません。そのため、以下の時間配分は家庭で取り組むための提案として使ってください。短い練習を行った後、実際の聞き取りの変化を見て調整します。
この2つの研究は、扱う指導や対象研究が同一ではありません。効果の大きさだけを比べて、特定の方法が必ず優れているとは考えないようにします。この記事で提案する「相手が求める返事を考える」「2回目に確かめる点を決める」という手順そのものを、英検5級で検証した結果でもありません。研究の方向性を踏まえ、会話応答という課題に合わせて練習を設計しています。

2回の放送で、何を確かめるかを決めます
1回目は返事の種類を考えます
聞き始める前は、補助イラストからわかる範囲で場面を見ます。その際、人物の名前や持ち物の細部を想像して物語を作る必要はありません。「誰かと話している」「物について聞きそう」といった軽い準備にとどめます。予想と違う英語が流れたら、実際に聞いた内容を優先してください。
会話を聞いたら、相手が何を求めているかを心の中で短く表します。「場所」「時刻」「好きな物」「許可」「お礼への返事」などです。必ず分類名をつけなければならないわけではありません。「机の下かどうかを聞こうとしているのではなく、かばんがどこかを聞いている」と判断できれば十分です。
選択肢は最後まで聞き、自然につながるものを仮に選びます。途中で知っている語が聞こえても、その語だけで確定しないでください。正しい応答では、問いの単語を繰り返さない場合もあります。話題の一致だけでなく、問いへの答えとして足りているかを見ます。
2回目は、迷った理由を確かめます
1回目で候補が決まった場合、2回目には問いとその応答がつながるかを確認します。迷った場合には、「人を聞いたのか、場所を聞いたのか」「許可を求めたのか、できるかを聞いたのか」のように、確かめる点を1つ持ちます。すべてを最初から訳し直そうとするより、迷いの原因に注意を向けるための手順です。
ただし、問い全体を聞き落としたなら、無理に細かい確認点を作らなくてかまいません。2回目でまず相手の用件をつかみましょう。「2回目は必ず答え合わせだけ」という決まりにしてしまうと、1回目でわからなかったときに立て直しにくくなります。
練習後には、正誤に加えて「何を聞いて決めたか」を日本語でひとこと残します。場所を聞く語、許可を求める言い方、応答中の時刻など、決め手を具体的にします。「なんとなく」だった正解は、次に別の文でも判断できるかを確かめる候補にしてください。
短い会話で、応答を選ぶ理由を練習します
以下の英文は、この記事のために作成した練習用の会話です。公式問題の再現ではありません。番号や時間は家庭練習のためのもので、試験の放送間隔を表していません。まず文字で返事のつながりを確かめ、その後、英文を隠して音で取り組みます。
一人で音の練習をする場合は、端末に英語の読み上げ機能があれば、会話と選択肢の英文部分を順番に再生してください。番号は紙に書いておき、どの順に応答が流れるかを対応させます。英語用の音声を選び、問いと選択肢の区切りがわかることを先に確認しましょう。読み上げは意味と応答の対応を練習するために使い、本番の音声への慣れは協会が公開する音声で別に確かめます。
読み上げ機能が使えない日は、文字で応答の意味を選ぶ練習と、手元の学習用音声で聞く練習を分けられます。自分で読んだものを録音する方法もありますが、自分の発音の正確さを確かめる用途には向きません。音声を用意できない日に、文字を見て選べたことを聞き取りの成功として記録しないようにしましょう。
練習1: 場所を聞かれたら、場所を返します
問い: Where is my bag?
- It is under the chair.
- It is red.
- I like your bag.
解答: 1. It is under the chair.
日本語では「私のかばんはどこですか」に、「いすの下です」と答えるつながりです。2は色、3は相手のかばんを気に入っていることを伝えます。3には bag が入っていますが、場所への答えにはなっていません。同じ語があることを理由に選んでいた方は、この違いを説明してみてください。
最初の2分は、問いを聞いた後に「場所」とだけ言う練習に使います。次の2分で選択肢まで聞き、最後の1分で under の意味を確かめます。ここでの時間は目安です。問いの意味がまだ曖昧なら、先に意味を確かめてから再生します。自分での確認は、答えを隠して「色の応答が合わない理由」を言えるかどうかです。
練習2: 時刻の問いを、動作の問いと分けます
問い: What time do you get up?
- I eat bread.
- At seven.
- In my room.
解答: 2. At seven.
問いは「何時に起きますか」です。1は何を食べるか、3はどこかに関わる内容なので、求める情報と違います。What だけで判断せず、その後の time まで聞くことが大切です。get up の意味がわからなかったら、「起きる」と確認してから、問い全体に戻ります。
この練習には4分を取ります。最初の1分で意味を確かめ、次の2分で文字を隠して会話と選択肢を2回聞き、残りの1分で正解を確認します。自己確認では、選んだ番号に加えて「時刻を聞いていた」と言ってみます。seven が聞こえたというだけでは、問いを理解したかどうかはまだ区別できません。
練習3: 許可を求める文に返事をします
問い: Can I use your pen?
- I have two pens.
- It is blue.
- Sure. Here you are.
解答: 3. Sure. Here you are.
相手は「あなたのペンを使ってもよいですか」とたずねています。3は承諾して渡す応答としてつながります。1は持っている本数、2は色を伝える内容です。ペンの話をしていても、使ってよいかへの返事になっているかを確認しましょう。
はじめの1分で自分の机のペンを指し、借りたい場面を確かめます。次の2分で問いと3つの応答を聞き、最後の2分で問いと正しい応答だけを交互に読みます。自己確認の際は、Can I のところで誰が使いたいのかを日本語で言ってください。「私が使ってよいか」と説明できれば、相手の能力をたずねる文との違いを押さえられます。
練習4: 好きな物を聞く文で、数や場所に流されないようにします
問い: What fruit do you like?
- I like oranges.
- Three apples.
- On the table.
解答: 1. I like oranges.
果物の単語だけを聞くと、1と2がどちらも関係ありそうに感じられます。しかし、問いは好きな果物をたずねています。2はりんごの数、3は場所です。fruit がわからなければ「果物」と確かめ、do you like までつなげて意味を取ります。
この練習では3分を使います。1分目に問いが求める内容を確かめ、2分目に聞いて選び、3分目に不正解の選択肢が伝える内容を確かめます。自己確認は「果物の名前が出てくるから正解」と説明していないかを見ることです。「好きな果物を答えているから」と言えれば、話題と返事の役割を分けられています。
練習5: お礼には、情報ではなく応答を返します
呼びかけ: Thank you for your help.
- It is my book.
- You are welcome.
- I am ten.
解答: 2. You are welcome.
最初の英文は質問ではなく、手伝ってもらったことへのお礼です。したがって、場所や数を探す聞き方だけでは足りません。「どういたしまして」に当たる2が会話をつなぎます。1は本について、3は年齢についての内容で、お礼への返事としては合いません。
ここでは2分で呼びかけと正しい応答を続けて読み、1分で文字を隠して聞きます。確かめるのは「疑問詞がないからわからない」で止まらず、お礼を伝える場面だとつかめるかどうかです。問いかけ、依頼、お礼のように、相手の発言が持つ役割へ注意を向けてください。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

練習を、正解番号の暗記で終わらせないために
10分を3つに区切って取り組みます
家庭でまとめて取り組む日は、最初の2分で前に迷った会話を1つ確認し、次の5分で短い会話を音声で聞いて選び、最後の3分で選んだ理由と聞き落とした箇所を確認する、という配分を試せます。すべての練習を毎日行う必要はありません。疲れている日は1つだけ確かめ、終わった場所を記録します。
前の会話を確認する段階では、すぐ答えを読まずに、問いだけから返事の方向を考えます。音声で選ぶ段階では、英文を見えない位置に置きます。振り返りの段階で初めて文字を見て、実際に流れた英語と自分の理解を比べます。文字を見る時点を決めておくと、読めたことと聞けたことを混同しにくくなります。
時間内に終わらなければ、問題数を減らします。速く答えるために意味の確認を省くと、その日の不正解の原因を残したままになります。反対に、問いの意味が十分わかっているのに毎回すべてを訳す必要もありません。本人がまだ迷う部分に練習時間を使ってください。
正解した日にも、理由を1つ残します
記録用の紙には、日付、取り組んだ会話、選んだ答え、決め手、次に確かめる点を書きます。長い感想は必要ありません。「場所の問いとわかったが、under が聞き取れなかった」のように、できた部分と残った部分を分ければ十分です。番号だけの記録では、会話のどこを改善すればよいかが見えません。
自分で確かめる方法は、聞く前の準備と答え合わせでも変えられます。問いを聞いて返事の種類だけ言う方法は、用件をつかむ確認です。文字を見て意味を説明する方法は、語句の理解の確認です。再び文字を隠して正しい応答まで聞く方法は、音と意味が結びついたかの確認です。1つの間違いに対して全部行う必要はなく、原因に合うものを選びましょう。
同じ会話を繰り返すと、音を聞かなくても番号を覚えることがあります。慣れたら選択肢の順を変えて再生し、番号が変わっても適切な応答を選べるかを見ます。ただし、これでも同じ英文を使っています。初めて聞く会話で同じ判断ができるかは、別の練習用音声で確かめてください。同じ会話での上達と、初めての会話への対応を別々に見ることが大切です。
聞けなかった箇所を小さくしてから戻します
会話全体が難しかった場合、まず文字を見てわからない語を探します。その語の意味を確かめ、音声の中の該当部分を聞き直した後、問い全体に戻します。最後には応答も含めて再生し、会話のつながりを確認してください。単語だけわかって終えると、問いが何を求めているかという最初の課題が残ります。
一方、問いはわかるのに選択肢を忘れる場合には、文字を使って応答の意味の違いを先に確かめます。「場所」「色」「好み」のように違いが見える状態で音を聞き、次に文字を隠します。初めから全語を記憶しようとせず、何について返している選択肢かをつかむ練習にしてください。最終的には途中で止めず、放送2回で選ぶ条件へ戻します。
個別指導では、聞こえなかった部分から次の練習を決めます
当塾でこの課題を扱う際は、正解数とともに、どの段階で迷ったかを確認します。問いの意味をつかむところ、音声の選択肢を区別するところ、2回目で判断を確かめるところを分けて見ます。同じ不正解でも、知らない語があった方と、知っている語を音でつかめなかった方とでは、次に行う練習を変えます。
講師が持つのは、練習する会話の選定、音声と意味の確認、課題の難しさの調整です。本人には、聞こえたことと迷ったことを短く伝えてもらいます。英語でうまく説明する必要はありません。「場所だと思った」「最初のところがわからなかった」と日本語で伝えられれば、授業の手がかりになります。説明が難しければ、文字を見たときに理解できるかを一緒に確かめます。
よくあるのは、授業後の受付で保護者の方が「家ではもう一度聞けば正解します」と話される場面です。その場合は、もう一度聞いたときに何が変わったのかを確認します。文字も見たのか、保護者が問いの意味を教えたのか、音声だけを再生したのかで、次の課題は変わります。助けがあって正解できたことを受け止めたうえで、次はどの助けを外せるかを決めます。
家庭にお願いしたいのは、長い解説や毎回の採点ではなく、短く取り組める時間と音を聞ける環境を整えることです。お子さまが自分で再生できるなら、保護者が全問に付き添う必要はありません。端末の操作だけ手伝い、終わった後に「今日は何を聞かれていたの」と1つたずねる形でもかまいません。成人の学習者であれば、同じ問いを自分の記録に向けて使えます。
進み具合は、単に何問できたかだけではなく、条件とセットで示します。文字を見れば選べる、文字なしで止めながら選べる、文字なしで2回聞いて選べる、初めての会話でも理由を言える、という違いを記録します。毎回の点数に上下があっても、助けが減ったのか、扱える問いの種類が増えたのかを確かめられます。
たとえば、場所を聞く会話は自分で選べるが、許可を求める会話では文字が必要なら、次の課題を許可のやり取りに絞れます。すべての分野を最初からやり直すより、今の記録に沿って学習内容を決めます。ただし、同じ教材だけで正解が続いている場合は、新しい会話でも判断できるかを先に確認します。
学習の見通しを伝える際にも、点数や合格を約束するのではなく、「次は問いの意味を自分でつかむ」「その次は選択肢を止めずに比べる」と、確認する行動を明らかにします。家庭で何を見ればよいかわかることが、練習を続ける助けになります。わからなかった箇所が具体的に残れば、次の授業をそこから始められます。
よくある疑問に答えます
Q. 全部の単語を聞き取れないと、正解できませんか
A. 会話に必要な情報をつかみ、自然な応答を判断できれば、すべての語を日本語に置き換えなくても選べます。ただし、聞こえなかった語をすべて放置するという意味ではありません。答えに関わる部分が抜けたのか、理解を大きく変えない部分だったのかを、練習後に文字で確かめましょう。
場所をたずねていることはわかっても、応答中の位置を表す語がわからないなら、その語を学ぶ必要があります。反対に、語はすべて知っているのに応答が選べないなら、問いの目的と返事のつながりを練習します。「単語不足」とひとまとめにせず、何を足すと会話がわかるかを見てください。
Q. 放送が2回あるなら、1回目は軽く聞けばよいですか
A. 1回目も、答えを選ぶつもりで聞くことを勧めます。候補や迷いができると、2回目に何を確かめるかを決められるためです。1回目で完璧に理解する必要はありませんが、聞き始めから2回目に任せると、自分がどこで迷ったかもつかみにくくなります。
練習では「1回目の候補」と「2回目で確かめた点」を分けて書いてみましょう。答えが変わった場合も、変更自体を悪いことと考える必要はありません。聞き直して問いの意味を修正できたのか、それとも理由なく迷ったのかを確認します。2回目をどう使えたかまで振り返ると、次に注意する点が決まります。
Q. 家では何度も聞けるまで繰り返してよいですか
A. 意味や音を学ぶ段階では、必要なところを繰り返し聞いてかまいません。難しい文を途中で止め、文字を見て確認する練習もできます。ただし、その後に音声だけを2回聞いて選ぶ機会も作りましょう。理解のための練習と、試験の条件で自分で選ぶ確認を分けるためです。
何度も聞いた直後に正解しても、次の日や新しい会話で同じように判断できるとは限りません。同じ音声でできたことを認めながら、別の会話でも問いの目的をつかめるかを見ます。繰り返す回数を増やすだけでなく、文字が必要だったのか、応答の意味を教わったのかも記録すると、次の練習を選びやすくなります。
次の練習では、選んだ理由をひとこと残してください
第1部の準備では、聞いた英文を頭の中に全部書き取ろうとする前に、相手がどんな返事を求めているかを考えましょう。問いの目的をつかみ、読み上げられる応答がそこに合うかを比べ、2回目で迷いを確かめます。短い会話でも、この順序を自分で使えるかを確認することが大切です。
今日の練習は、会話を1つ選ぶところから始められます。文字なしで聞き、選んだ答えと理由を残し、その後に文字を見ます。うまく選べなかったら、問いの意味、知らない語、選択肢の区別のどこに戻ればよいかを決めてください。家庭ではその記録を残し、授業では必要な助けを確かめて、次の1つへつなげます。
正解数だけでは、偶然選べたのか、相手の用件を理解して選べたのかは見えません。「場所を聞いていたから、この返事にした」と言える変化にも目を向けましょう。私たちは、リスニング第1部の正解の丸の横に、本人が聞き取って選んだ理由まで残します。
参考文献
- 日本英語検定協会「5級の試験内容」 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_5/ (取得日: 2026-10-14)
- 日本英語検定協会「5級の過去問・試験内容」 https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_5/solutions.html (取得日: 2026-10-14)
- Dalman・Plonsky・2022。Language Teaching Research。聞き方の方略指導に関するメタ分析、45研究・51標本。 https://consensus.app/papers/details/2e1e18b5132e5ae68eec623f95a0a93d/
- Chang・2022。International Journal of Listening。聞く指導に関するメタ分析、32研究・2,797名。 https://consensus.app/papers/details/c57c1353f38e5995bd6e11e14ed13759/
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