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【高校英語 読解】分詞と分詞構文の読み方を図解で総まとめ—修飾か構文か・意味の決め方・付帯状況|武蔵野個別指導塾

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名詞を説明する分詞と、文に状況を添える分詞構文を図で区別します。並べ替えや誤文訂正、2本の短文読解を通じて、動作の主と時・理由・付帯状況を根拠から判断する手順を確かめてください。

よくあるのは、夏休みの課題の山を前にして、長文に出てきた reading に片端から「読んでいる」と書き込み、文の終わりで誰が何をしたのかわからなくなるという場面です。単語の意味は調べてあります。それでも訳がつながらないのは、そのまとまりが名詞を説明しているのか、文全体に状況を添えているのかを決めないまま進んでいるためかもしれません。

分詞を含む文では、語尾を見てすぐに訳を決めるより、文の中心になる主語と動詞を先に取り出すと見通しが立ちます。そのあとで「誰がするのか」「何を説明するのか」「中心の出来事とどうつながるのか」を確かめます。この順で読めると、長い主語の中の説明と、理由や同時進行の動作を混同しにくくなります。課題の余白には訳語だけでなく、分詞から説明先へ向かう短い線を残してみてください。

この単元で身につけること

前の単元で扱う関係詞の読み方と同じく、名詞への説明をいったん囲んで骨格に戻ることが出発点です。ただし分詞構文では、説明先が1つの名詞ではなく、中心の出来事になる場合があります。

基本の考え方

名詞への説明を囲んで、文の中心に戻す

分詞は、動詞をもとにして名詞を説明したり、進行形・受動態を作ったりする形です。現在分詞は reading のような形、過去分詞は written のような形を取ります。ここで必要なのは形の一覧を覚え直すことではなく、文の中での役割を見分けることです。

The girl reading by the window is my sister.

訳:窓のそばで本を読んでいる女の子は私の姉です。

最初に is を見つけ、「女の子は私の姉です」という中心を取ります。reading by the window は「どの女の子か」という問いへの答えです。reading の動作をするのは girl なので、名詞から分詞へ「この人が読む」という関係を確認できます。reading だけで区切ると場所の情報が宙に浮くため、by the window までまとめて囲みます。

The girl is reading by the window.

訳:その女の子は窓のそばで本を読んでいます。

こちらは is reading が進行形を作り、文の中心になっています。同じ reading でも、直前に be 動詞があって何をしているかを述べているのか、名詞の説明の中に入っているのかで扱いが違います。「分詞だから脇に置く」と決めず、まず be 動詞との組み合わせを見る必要があります。

The letters written in pencil are hard to read.

訳:鉛筆で書かれたその手紙は読みにくいです。

written in pencil は letters を説明し、中心は「その手紙は読みにくい」です。手紙が何かを書くのではなく、手紙が書かれるという関係なので、受け身の向きで読みます。過去分詞だから「昔書いた」とするのではありません。分詞の形だけで、文全体の時を決めることはできません。

The train arriving at noon will be crowded.

訳:正午に到着する列車は混雑するでしょう。

arriving は現在分詞ですが、ここで述べている到着は未来のことです。中心の will be と at noon を合わせて場面を作ります。図1のように「名詞への説明」と「文の中心」を別の箱にすると、分詞の中にある情報を保ったまま文を最後まで追えます。

図1 名詞を説明する分詞のまとまりと文の中心を分ける

図1の上段は語の並び、下段はその役割です。reading 以下の緑の箱から girl を含む箱へ向かう矢印は、説明の向きを表しています。文を短くして確認するときも、この説明を消して忘れるのではなく、中心が取れたあとで元の名詞に戻します。

分詞構文では、動作の主と出来事の関係を確かめる

分詞構文は、分詞を中心とするまとまりが、主節に時・理由・状況などを添える表現です。主節とは、文の中心の内容を述べる部分です。通常、分詞の意味上の主語、つまりその動作や状態の主は、主節の主語と同じです。

Opening the box, Ken found an old photograph.

訳:箱を開けると、ケンは古い写真を見つけました。

主節は Ken found an old photograph です。箱を開けたのもケンなので、まず人物の対応がつながります。そのうえで、開けたときに写真を見つけたという時間の関係を読みます。「開けながら」でも形だけなら候補になりますが、箱の中身を見つける場面には「開けると」が自然です。

Knowing the answer, Emma raised her hand.

訳:答えがわかっていたので、エマは手を挙げました。

答えがわかっていることが挙手の理由になります。ただし knowing がいつも「知っているので」になるわけではありません。前後の場面で、知っていることと主節の行動との因果関係があるかを確かめて訳します。

Yuki walked home, carrying a small bag.

訳:ユキは小さなかばんを持って家へ歩いて帰りました。

歩く動作と、かばんを持つ動作が同時に起きています。このような付帯状況は、日本語で「持ちながら」とするほか、「持って」とつなぐと自然です。「かばんを持っていたので帰った」とすると、英文に示されていない理由を付け加えてしまいます。

Having finished his homework, Tom went for a walk.

訳:宿題を終えてから、トムは散歩に出かけました。

having と過去分詞を組み合わせる完了形の分詞構文では、主節より前に完了したことに注目します。先に宿題を終え、そのあと散歩に出かけた順序です。一方、通常の現在分詞でも文脈によって直前の動作を表せるため、「先に起きたことなら必ず having が見える」とは考えません。

短い英文で、説明と状況を読み分ける

次の英文は、ある読書会の準備の場面です。文ごとに中心の動詞を取り、分詞の部分が何を補っているかを確かめてから、全体を続けて読んでください。

Yuki visited a small library to help prepare a reading event for children. The books selected for the event were waiting on a table near the entrance. Looking at the covers, she noticed that many of them showed animals. Knowing that young readers enjoyed stories about pets, she put those books on the front shelf. A boy standing beside the table asked her about a book with a blue cover. She handed it to him, smiling as he opened the first page. Soon, several other children joined him and began talking quietly about the pictures.

訳:ユキは子ども向けの読書会の準備を手伝うため、小さな図書館を訪れました。その会のために選ばれた本は、入口近くのテーブルの上に用意されていました。表紙を見ると、その多くに動物が描かれていることに気づきました。幼い読者がペットの話を楽しむと知っていたので、それらの本を手前の棚に置きました。テーブルのそばに立っていた男の子が、青い表紙の本について彼女に尋ねました。彼女はその本を彼に渡し、彼が最初のページを開くのを見てほほえみました。まもなくほかの子どもたちも数人加わり、絵について静かに話し始めました。

第2文では selected for the event が books を説明し、were waiting が中心です。選ばれた本と、待っている状態の本は同じ対象ですが、2つのまとまりの役割は違います。第3文は Looking の主が she、第4文は Knowing の主が she です。表紙を見たことは気づきの場面、子どもの好みを知っていたことは本の置き場所を選ぶ理由として読み取れます。

第5文の standing は boy を限定し、第6文の smiling は She の動作に添えられています。本がほほえむわけではありません。最も近い名詞へ機械的につなぐのではなく、動作をする人を場面に戻して判断します。最後の文まで読むと、準備した本の周りに子どもたちが集まるという流れも確認できます。

例題で使い方を確かめる

例題1 名詞への説明を並べ替える

「ベンチに座っている男性は私のおじです」という意味になるよう、次の語句を並べ替えてください。先頭の語は必要に応じて大文字にします。

語句:my uncle / on the bench / is / the man / sitting

  1. まず「男性は私のおじです」という中心を作ります。主語になる the man と、述語になる is my uncle を確保すると、残る語句の役割を考えやすくなります。
  2. 「どの男性か」を説明する sitting on the bench を組み立てます。on the bench は座っている場所なので、sitting から切り離しません。
  3. その説明を the man の後ろに置きます。is の直前までが長い主語になり、is が2度必要になるわけではありません。

答え:The man sitting on the bench is my uncle.

日本語の「座っている」の「いる」に引かれて be 動詞を追加すると、説明の部分が別の文になってしまいます。読解でも同じで、主語の途中に動作らしい語があっても、主語が終わったとは限りません。完成した文の訳は、問題文に示した「ベンチに座っている男性は私のおじです」です。

例題2 時か理由かを、動作の順序から選ぶ

次の空所に Reading / Having read のうち、読み終えたことを明確に示す表現を入れてください。

問題文:__ the last page, Emma closed the book and turned off the light.

訳:最後のページを読み終えてから、エマは本を閉じて明かりを消しました。

  1. 主節の主語 Emma を確認し、最後のページを読む人もエマだと確かめます。主節では closed と turned off が順に起きています。
  2. 問いが求めるのは「読んでいる最中」ではなく「読み終えたこと」の明示です。having と過去分詞の組み合わせを選ぶと、読むことが主節より前に完了したと示せます。
  3. read の過去分詞もつづりは read なので、形を変えて書き足しません。訳では時の順序を示せば足り、「読むことが原因で消灯せざるを得なかった」という強い理由は加えません。

答え:Having read

図2のように、最初に読む動作が完了し、そのあと本を閉じ、明かりを消します。ここで比べているのは訳語の好みではなく、読み終えたことを形で明示できるかどうかです。

図2 読む動作の完了から本を閉じて消灯するまでの順序

図2の矢印は左から右へ進みます。Reading を使った表現がどの場面でも不可能という意味ではありませんが、この問いの「完了を明確に示す」という条件には Having read が合います。文脈上推測できることと、形そのものが示すことを分けると、選択の根拠が曖昧になりません。

例題3 過去分詞から理由を読む

次の空所に Surprising / Surprised の適切なほうを入れてください。

問題文:__ by the sudden noise, Ken stopped writing.

訳:突然の物音に驚いたので、ケンは書くのをやめました。

  1. 主節を取り出し、ケンが書くのをやめた場面だと確かめます。分詞のまとまりにも独自の主語がないため、驚きに関係する人物を Ken と考えます。
  2. ケンは誰かを驚かせる側ではなく、物音によって驚いた側です。人を驚かせる意味の surprise に対して、受け手を表す Surprised を選びます。
  3. 突然の音に驚くことと筆を止めることをつなげます。この場面では理由の訳が自然ですが、「驚いて書くのをやめた」としても関係を保てます。

答え:Surprised

過去分詞で始まる分詞構文では、書かれていない being を考えると意味を整理できる場合があります。ただし実際の読解で毎回語を補って全文を書き換える必要はありません。「驚いたのは誰か」「何によってか」が取れれば、主節に戻って内容を進められます。

例題4 独立分詞構文を和文英訳で確かめる

「雨がやんだので、私たちは窓を開けました」を、The rain having と we opened the window を使い、1文の独立分詞構文にしてください。

  1. 雨がやむ出来事の主は rain、窓を開ける動作の主は we です。この2つを同じ主語として読むことはできません。
  2. 独立分詞構文とは、分詞のまとまりに主節とは別の意味上の主語を明示する形です。The rain を残し、そのあとに having stopped を置いて、先に雨がやんだことを示します。
  3. 分詞のまとまりのあとにコンマを置き、主節を続けます。stop はここでは「やむ」という自動詞なので、雨のあとに目的語を補う必要はありません。

答え:The rain having stopped, we opened the window.

完成した文の訳は「雨がやんだので、私たちは窓を開けました」です。これはやや改まった書き言葉の形です。読解では珍しさに止まらず、雨と私たちという2つの主を分けられることを目標にします。理由を明示する接続詞がないため、別の文脈なら「雨がやんでから」と時間を中心に訳す余地もあります。

つまずきやすいところと直し方

名詞がする側か、される側かを逆にする

意図する意味を「入口近くに展示されている絵は私のものです」として、次の対比を読みます。

× The picture displaying near the entrance is mine.

どこが違うか:picture はここでは展示する側ではなく展示される側なので、名詞を説明する分詞は受動の向きにします。

○ The picture displayed near the entrance is mine.

訳:入口近くに展示されている絵は私のものです。

動詞の語尾だけを見て「進行中だから現在分詞」と決めないことが修正の出発点です。displayed が名詞を説明し、is が文の中心になる位置関係も合わせて確認します。展示が今続いていても、絵と display の関係は受動のままです。

分詞の動作をする人が主節から消えている

意図する意味を「駅に向かって歩いていると、私はきれいな庭を見つけました」として比べます。

× Walking to the station, a beautiful garden caught my eye.

どこが違うか:通常の分詞構文として読むと歩く主が主節の a beautiful garden になってしまうため、歩いている I を主節の主語にします。

○ Walking to the station, I noticed a beautiful garden.

訳:駅に向かって歩いていると、私はきれいな庭を見つけました。

誤文も日本語の感覚では意味を推測できるかもしれません。しかし英語の対応を読むと、歩く人と主節の主語が一致しません。意図を推測するだけで読み終えず、英文の中で誰が動いたことになっているかを検査します。

図3のように、通常の分詞構文では主節の主語を分詞の動作につなぎ、独立分詞構文では分詞の前に書かれた別の主語を使います。直前の名詞だけに線を引く読み方から離れるための確認です。

図3 通常の分詞構文と独立分詞構文で動作の主を比べる

図3の上段は例題2に対応し、読む人も本を閉じる人も Emma です。下段は例題4に対応し、雨がやむことと私たちが窓を開けることを別々に示しています。意味上の主語を口頭で補うなら、各動作の前にその主語を置いて説明します。

独立分詞構文に時制を持つ動詞を残す

意図する意味を「天気がよかったので、私たちは昼食を外で食べました」として比べます。

× The weather was fine, we ate lunch outside.

どこが違うか:独立した2つの節をコンマだけでつないでいるため、独立分詞構文にするなら was を being に変えます。

○ The weather being fine, we ate lunch outside.

訳:天気がよかったので、私たちは昼食を外で食べました。

接続詞を使って2つの節の関係を示す直し方もありますが、ここでは独立分詞構文として修正しています。「主語が違っても分詞にすればよい」だけでなく、weather という主を残す点が大切です。後半の ate が主節の過去を示し、being 自体を現在の天気と解釈する必要はありません。

慣用表現と with のまとまりを文章の中で読む

分詞構文の慣用表現には、通常の主語の一致だけでは説明しないものがあります。たとえば generally speaking は「一般的に言えば」、judging from は「〜から判断すると」です。判断したり話したりするのは書き手側だと捉え、後続の名詞を無理にその動作の主にしません。

Generally speaking, short instructions are easier to follow.

訳:一般的に言えば、短い指示のほうが従いやすいです。

「指示が話す」とは読みません。また、一般的な傾向を述べているので、例外なく必ずそうなるという主張に強めないようにします。慣用表現は単に訳語を加えるだけでなく、筆者がどの範囲で発言しているかを示しています。

次の英文では、昼食後の教室の場面を追います。独立分詞構文に加え、with のあとに名詞と分詞などを置いて状況を添える形にも注目してください。

The rain having stopped, the students went outside to check the garden after lunch. Emma stayed in the classroom, with her notebook lying open on the desk. Judging from the dark clouds, she thought another shower might arrive before the next lesson. She checked the notes written during the morning lesson and added a question about the weather. Her work finished, she walked to the window and watched her friends returning from the garden. They came back laughing, with their shoes covered in mud. Emma closed her notebook and helped them find a cloth to clean the floor.

訳:雨がやんだので、生徒たちは昼食後に庭の様子を見るため外へ出ました。エマはノートを机の上に開いたまま、教室に残りました。暗い雲から判断して、次の授業の前にもう一度にわか雨が来るかもしれないと考えました。彼女は午前の授業中に書いたメモを確認し、天気についての質問を加えました。作業が終わると、窓へ歩いていき、友人たちが庭から戻ってくるのを見ていました。友人たちは靴を泥だらけにして、笑いながら戻ってきました。エマはノートを閉じ、床を拭く布を探すのを手伝いました。

第1文では rain と students を分け、第2文では with の直後の notebook と lying を結びます。lying はここではノートが置かれている状態で、Emma が横たわっている意味ではありません。第3文の Judging from は判断の根拠を示す慣用表現です。主節の she と判断者が一致していますが、一致する例だけを見て必須条件だと決めないようにします。

第4文の written during the morning lesson は notes を説明します。第5文の Her work finished は「作業が終わって」という独立分詞構文で、仕事とエマを別の主として読みます。同じ文の watched her friends returning では、returning が watched の目的語 her friends の動作を説明する補語になっています。補語とは主語や目的語の状態・性質などを補う語句です。すべての分詞を「名詞への修飾」か「分詞構文」かの2つだけに押し込めないことも必要です。

第6文の laughing は They に伴う動作で、covered は with のあとにある shoes の状態を説明しています。靴が泥を覆うのではなく、靴が泥に覆われています。このように with の形でも、直後の名詞がする側か、される側かを確認すれば訳の向きが定まります。教室に残った理由については、英文が断定していないため、雲が暗かったからだと勝手につなげないでください。

ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

練習問題

答えを見る前に、中心の動詞と分詞の動作の主をそれぞれ書き出してください。形を当てるだけでなく、選ばなかった形では誰が何をすることになるかも説明すると、読み違いを見つけられます。

練習1 空所補充

次の空所に making / made の適切なほうを入れてください。

問題文:The cake __ by my sister tastes wonderful.

訳:姉が作ったケーキはとてもおいしいです。

練習2 並べ替え

「窓を開けると、トムには鳥の声が聞こえました」となるよう、次の語句を並べ替えてください。先頭の語を大文字にし、必要なコンマとピリオドを加えます。

語句:Tom / the window / heard / opening / birds

練習3 和文英訳

「宿題を終えたので、ユキは友人に電話をしました」を、Having と finished her homework を使う分詞構文で書いてください。主節には Yuki called her friend を使います。

練習4 空所補充と意味の確認

次の空所に shining / shone の適切なほうを入れ、太陽と私たちのどちらが分詞の動作の主かも答えてください。

問題文:The sun __ brightly, we decided to eat in the garden.

訳:太陽が明るく輝いていたので、私たちは庭で食事をすることにしました。

答えと解説

練習1の答え:made。

中心は tastes で、その前の made by my sister は cake を説明します。ケーキは作られる側なので過去分詞を選びます。姉が登場していても、分詞が直接説明している名詞は sister ではなく cake です。

練習2の答え:Opening the window, Tom heard birds.

訳:窓を開けると、トムには鳥の声が聞こえました。

窓を開ける主も鳥の声を聞く主も Tom です。heard の目的語は birds で、ここでは鳥の鳴き声を聞いたことを表します。opening のあとに the window を置いて1つのまとまりにし、そのまとまりが終わってからコンマを打ちます。

練習3の答え:Having finished her homework, Yuki called her friend.

訳:宿題を終えたので、ユキは友人に電話をしました。

宿題の完了が電話より前なので、Having finished とします。宿題を終えた人は主節の Yuki で、her もそのユキを指しています。分詞構文自体に理由を明示する接続詞はないため、読み取りでは「終えてから」という時の訳も自然ですが、ここでは問題の日本語に合わせています。

練習4の答え:shining、動作の主は The sun。

The sun が輝く側なので現在分詞を選びます。主節の we とは主が異なる独立分詞構文です。shone は shine の過去形・過去分詞ですが、ここで過去形として置くと2つの節をコンマだけでつなぎ、過去分詞としても「太陽が輝く」という能動の関係を表せません。

次の単元へのつながりと家庭での確かめ方

次の不定詞と動名詞の読み分けでも、見かけの形から訳を固定せず、文のどの位置に入り、何を補っているかを確かめます。とくに ing 形は、今回のような分詞のほかに、動作を名詞として扱う動名詞にもなるので、主語・目的語などの位置を読む視点がつながります。

家庭では5分を2つの確認に分けて使えます。前半は最初の短い英文を声に出し、分詞のまとまりを軽く区切って読みます。そのあと紙を見ずに、ユキがしたことを起きた順に日本語で言います。訳を丸暗記できたかではなく、誰の動作かを保って話せるかが確かめる点です。

後半は例題1の sitting を standing に入れ替え、「座っている男性」から「立っている男性」へ説明だけが変わったことを確かめます。the man、is、my uncle という中心をそのまま残せるなら、説明の範囲を捉えられています。お子さまと一緒に確認する場合も、細かい訳語を採点するより、「その動作をするのは誰ですか」と1つ尋ねるだけで、迷っている位置が見えます。

個別指導では、分詞構文の意味を選ぶ前に、主節の主語と動詞を見つけるところまで戻って確認します。そこが取れていれば、する側・される側の関係、前後の出来事のつながりへ順に進めます。

まとめ

長文で分詞に出会ったとき、最初から完成した和訳を作ろうとしなくて大丈夫です。まず中心の出来事を取り出し、分詞のまとまりを動作の主につなぐと、名詞の説明なのか、時や理由なのかを判断する土台ができます。訳を1つに決めにくいときも、人物と出来事の順序が合っているかを点検すれば、読みを止めずに進められます。

分詞の意味を支えるのは語尾だけではなく、「誰のどんな動作が、どの出来事につながるか」という文の中の関係です。

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