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【高校英語】高校英語 読解 英作文の全体地図—文法から読解 英作文へのつながりと大学英語への橋|武蔵野個別指導塾

文法の知識を読解と英作文に結びつけ、学ぶ順を3枚の図で整理します。短い英文2本と並べ替え・和文英訳などの例題を通して、大学での論文読解や発表につながる確かめ方までたどれます。
よくあるのは、卒業アルバムを開いた居間で、英語の授業の写真を見ながら「文法は勉強したのに、長文を読むと途中で止まり、自分の意見も英語にできない」と感じる場面です。覚えた項目が多いほど、次に何を練習すればよいのか迷うことがあります。単語を増やすべきか、文法問題に戻るべきか、それとも長文を何本も読むべきかと、勉強の入口が決まらないのです。
そのときは、英語を「形を確かめる」「書かれた意味をつかむ」「目的に合わせて伝える」という3つの働きで見直してみましょう。文法は形と意味の対応を支え、読解はその対応を使って書き手の考えをたどり、英作文は自分の考えに合う形を選ぶ活動です。別々の科目のように見えても、同じ文を読む向きと書く向きから扱っています。このつながりを押さえると、大学で説明文や論文を読み、発表の原稿を書くときにも、今ある知識の使い道が見えてきます。
この単元で身につけること
- 文法を使う場面から整理します。項目名を答えるだけでなく、その形が「誰が何をするか」「いつのことか」「どの範囲の話か」のどれを支えるか確かめます。
- 読解を文・段落・文章の3段階で点検します。1文が読めないのか、文同士の関係が見えないのか、文章全体の要点が選べないのかを分けます。
- 英作文を内容・順序・表現の順に組み立てます。難しい語から探すのではなく、言いたい結論と理由を決めてから文を作ります。
- 読んだ英文を、要約や意見を書く材料に変えます。書き手の報告と自分の考えを区別し、根拠のない強い主張を加えない練習をします。
- 自分に必要な学ぶ順を選びます。大学の英語につながる作業を見通しながら、家庭では短い英文1つを使って読み書きの両方を確かめます。
前の単元で扱う読解と英作文の時間配分・見直しの手順は、この全体地図の中で「限られた時間にどの作業を優先するか」を決める場面につながります。ここでは速く終わったかだけでなく、どの根拠を使って読んだり書いたりできたかを確かめます。
基本の考え方
文法30単元の知識を、使う目的で束ねます
主語は文で中心となる人や物などを表す部分、動詞は動作や状態を表す語です。まずこの2つを押さえ、その周りにどのような情報が加わっているかを見ます。
文法30単元で学ぶ知識は、読み書きに使うときには互いに重なります。次の表は単元番号の順ではなく、同じ作業で使う内容をまとめた対応表です。たとえば関係詞を含む文では、関係詞だけでなく、文型や主語と動詞の対応も使います。表の1行だけを完璧にしてから次へ進む必要はありません。
| 文法で確かめる内容 | 読解での使い道 | 英作文での使い道 |
|---|---|---|
| 文型、主語と動詞の一致、疑問文、否定文 | 誰が何をしているか、何を否定しているかをつかむ | 伝えたい内容の中心となる文を作る |
| 時制、完了形、助動詞、受動態 | 出来事の順序、可能性、動作を受ける側を読む | いつの話か、どの程度確かか、何を中心にするかを選ぶ |
| 名詞、冠詞、代名詞、数量の表現 | 同じ対象か、新しく出た対象か、いくつあるかを追う | 読み手が対象を取り違えないように書く |
| 形容詞、副詞、前置詞 | 状態、程度、場所、時などの情報を切り分ける | 必要な情報だけを中心の文に加える |
| 不定詞、動名詞、分詞、分詞構文 | 動詞から作られた形がどの情報を担うか読む | 行為を話題にしたり、説明を短く添えたりする |
| 関係代名詞、関係副詞、接続詞 | どの語を説明するか、文がどうつながるかを見る | 対象を絞り、理由や対比を明示する |
| 比較、仮定法、倒置、強調、省略 | 比較の基準、現実との違い、焦点、隠れた情報を確かめる | 比べる条件をそろえ、必要な範囲で強調する |
文型とは、主語・動詞・目的語などの組み合わせによる文の基本的な形です。目的語は動作が向かう対象などを示す部分です。また、関係詞は名詞に説明をつなぐ語、分詞構文は分詞を使って時や理由、同時の様子などを添える表現です。表にある用語をすべて説明できなくても、まずは自分が止まった文で必要な項目から確かめれば構いません。
基本例を読むときは、日本語訳を隠して中心の意味を言い、その後で追加情報を確認します。次の4文は、それぞれ別の確かめ方を練習するための英文です。
英文:Yuki keeps a notebook for new ideas.
日本語訳:ユキは新しい考えを書き留めるためのノートを持っています。
中心は「ユキがノートを持っている」です。末尾の for new ideas はノートの用途を補っています。英作文では先に中心の文を決めれば、用途を後から加えられます。
英文:The notebook that she bought yesterday is small.
日本語訳:彼女が昨日買ったそのノートは小さいです。
主語の中心は notebook で、文全体で述べたい状態は is small です。途中の説明だけに注意を向けると、「買った」という出来事が文全体の中心に見えてしまいます。関係詞の学習は、こうした長い主語の読み取りに使えます。
英文:She had written three questions before the lesson began.
日本語訳:授業が始まる前に、彼女は3つの質問を書いていました。
ここでは「質問を書く」が「授業が始まる」より前です。過去完了形は、過去のある時点より前のことなどを示す形です。名称を答えるだけでなく、2つの出来事の順序を言えるかが読解での確認になります。
英文:These questions may lead to a useful discussion.
日本語訳:これらの質問は、有意義な話し合いにつながるかもしれません。
may は可能性を示しています。「必ず話し合いにつながる」と読んだり書き換えたりすると、元の文より強い内容になります。助動詞は文の形だけでなく、主張の強さを調整するためにも使います。
図1のように、文法を土台にして、読解と英作文を行き来します。図の左右の矢印は、読んで意味を確かめる作業と、意味に合う形を選ぶ作業の往復を表しています。

図1の「目的と根拠」は、読み書きの両方で確認するものです。読むときは書き手が何のために述べたかを考え、書くときは読み手に何を伝えたいかを決めます。文法だけを一巡してからでなければ読めない、という順序にはなりません。
読解の技術と英作文の技術を対応させます
読解では、文の骨格を取る、意味のまとまりで区切る、指示語の指す先を戻って探す、言い換えを対応させる、段落の役割を決める、全体を要約する、という作業がつながります。知らない語は、対比や例、語の成り立ちから意味を推測します。ただし、推測だけで中心の主張が決まらない場合は、その語の意味を確かめる必要があります。
英作文では、この流れを逆向きにも使えます。まず目的を決め、結論と理由を分け、各文の主語と動詞を選び、つなぎ言葉を足し、最後に読み手の立場で読み直します。和文英訳なら日本語を短く言い換える作業が入口になり、意見文なら主張を支える理由を選ぶ作業が入口になります。
| 読解で行うこと | 英作文で対応すること |
|---|---|
| 指示語の指す先を探す | 代名詞が何を指すか迷わせない |
| 対比や因果の関係を見つける | 内容に合うつなぎ言葉を選ぶ |
| 具体例から一般的な主張を探す | 主張を支える具体例を添える |
| 事実と意見を分ける | 確かめたことと自分の判断を分ける |
| 段落の要点を短くする | 各段落で述べる中心を1つにする |
| 図表の条件と本文を対応させる | 数値の対象や比較の条件を明記する |
物語文では出来事と心情の変化、意見文では主張と根拠、説明文では仕組みや原因と結果を軸に読みます。案内文やメールでは日時・場所・依頼など必要な情報を探し、図表つきの文章では見出しや単位も確認します。速く読む技術も、全体像を拾いたいのか、特定の情報を探したいのかで使い分けます。どの英文にも同じ印を付ければよいのではなく、読む目的に合わせて注目する箇所を変えるのです。
短い文章から大学の英語へ橋を架けます
次の短文Aを読み、「行動の変化」と「その結果」を1つずつ選んでみましょう。すべての行動を同じ重さで覚える必要はありません。
Ken used to copy every sentence from his English textbook into a notebook. He remembered many words, but he often lost the main point of a paragraph. One day, he tried a different method during a reading lesson. He wrote one short question beside each paragraph and looked for the answer. After reading, he explained the passage to Yuki without looking at the page. She asked him why the writer had included a particular example. Ken returned to the passage and found the connection between the example and the main idea. His notebook became shorter, but his explanations became clearer.
日本語訳:ケンは以前、英語の教科書のすべての文をノートに書き写していました。多くの単語を覚えていましたが、段落の要点を見失うことがよくありました。ある日、読解の授業で別の方法を試しました。各段落の横に短い質問を1つ書き、その答えを探しました。読み終わった後、ページを見ずに文章の内容をユキに説明しました。ユキは、なぜ書き手がある具体例を入れたのか尋ねました。ケンは文章に戻り、その例と中心の考えのつながりを見つけました。ノートは短くなりましたが、説明は明確になりました。
読み取りの焦点は、ノートの長さそのものではなく、質問を作って段落の役割を確認するようになったことです。「短く書けば理解できる」と一般化すると、この文章に書かれていない因果を足してしまいます。要約では、変えた行動と確認できた変化を結びつけます。
要約例:Ken changed his reading routine and learned to connect an example with the main idea.
日本語訳:ケンは読むときの手順を変え、具体例を中心の考えと結びつけることを学びました。
続く短文Bでは、「観察したこと」と「そこから言える範囲」に注目します。文章の後半にある制限を落とさず読めるかが、次の段階への入口です。
Emma wanted to explain how students chose places to study. She asked a small group of classmates about their favorite places and the reasons for their choices. Some preferred quiet rooms, while others liked a little background noise. In her report, Emma described these different preferences before giving her own opinion. She did not claim that one place was best for everyone. Instead, she explained that the answers came from a limited group. During her presentation, she used a simple chart and invited questions. A question from Tom helped her notice a point that her report had not explained clearly.
日本語訳:エマは、生徒が勉強する場所をどのように選ぶか説明したいと考えました。少人数のクラスメートに、お気に入りの場所とそれを選ぶ理由を尋ねました。静かな部屋を好む人もいれば、少し周囲の音があるほうを好む人もいました。エマはレポートで、自分の意見を述べる前に、こうした好みの違いを説明しました。ある1つの場所が誰にとっても最適だとは主張しませんでした。その代わり、回答が限られた集団から得られたことを説明しました。発表では簡単な図表を使い、質問を受け付けました。トムの質問によって、レポートでは明確に説明していなかった点に気づきました。
短文Bの中心は、静かな場所を勧めることではありません。調べた対象を明示し、観察と意見を分けて説明する姿勢です。ここでは少人数の回答しか示されていないため、すべての生徒について結論を出すことはできません。
大学で論文を読む際にも、「何を確かめたいのか」「どのように調べたのか」「何が得られたのか」「結果をどこまで広げられるのか」を区別すると、文章を追いやすくなります。分野や文章の種類によって構成は異なりますが、目的・方法・結果・解釈を分ける読み方は、その入口になります。高校の長文で行う主張と根拠の区別を、より長い文章に広げると考えてみましょう。
発表では、原稿のすべてを読ませるのではなく、聞き手が今どの点を聞いているかを示す必要があります。次の2文は、扱う範囲を先に示す表現と、結論の強さを抑える表現です。
英文:Today, I will focus on two differences between these study spaces.
日本語訳:今日は、これらの学習場所の2つの違いに焦点を当てます。
英文:The answers suggest that students have different preferences.
日本語訳:回答から、生徒の好みには違いがあることがうかがえます。
focus on は話題の範囲を明示し、suggest は示唆する程度の言い方です。難しい専門語を増やす前に、このように何を述べ、どの強さで述べるかを選べることが、読む力と発表する力の接点になります。
例題で使い方を確かめる
例題1 日本語の中心を拾って並べ替える
「私たちは読んだ後で主な考えについて話し合いました」という意味になるように、次の語句を並べ替えてください。文頭の大文字と文末のピリオドも整えます。
語句:the main idea / after reading / discussed / we
- 「誰が何をしたか」を先に選びます。「私たちが話し合った」なので、we を主語、discussed を動詞にします。
- 「何について」に当たる内容を動詞の後ろへ置きます。discuss は話し合う対象を直接続けるので、the main idea を選びます。
- 最後に「いつ」に当たる after reading を加えます。中心の意味を先に作り、その後に時の情報を添えると、語順を決めやすくなります。
ここでは主語から始める形を答えにします。after reading を文頭に置く形も自然ですが、その場合は文頭を大文字にし、その後にコンマを置く形にできます。並べ替えでは、意味が合っていても与えられていない語を勝手に足していないかを確認します。
答え:We discussed the main idea after reading.
日本語訳:私たちは読んだ後で主な考えについて話し合いました。
例題2 文同士の関係から空所を埋める
短文Bの内容に合わせ、空所に However / Therefore / For example のうち最も適切なものを入れてください。第1文は「エマは静かな部屋を好みました」、第2文は「彼女のクラスメートの何人かは、少し周囲の音がある場所を選びました」です。
問題文:Emma preferred a quiet room. (____), some of her classmates chose places with a little background noise.
日本語訳:エマは静かな部屋を好みました。(空所)、彼女のクラスメートの何人かは、少し周囲の音がある場所を選びました。
空所の位置は第2文の冒頭です。However は「しかし」、Therefore は「したがって」、For example は「例えば」というつながりを示します。ここでは、短文Bに合わせた練習用の追加設定としてエマ自身の好みを与えています。
- 2つの内容に同じ点と違う点を見つけます。どちらも勉強する場所の好みですが、静かな部屋と少し音がある場所で選択が分かれています。
- 第2文が第1文の結果かどうかを確かめます。エマが静かな場所を好むことが原因で、クラスメートの好みが決まったわけではありません。
- 対比を示す語を選びます。第2文はエマの好みの具体例でもないため、For example も合いません。
答え:However
完成文:Emma preferred a quiet room. However, some of her classmates chose places with a little background noise.
日本語訳:エマは静かな部屋を好みました。しかし、彼女のクラスメートの何人かは、少し周囲の音がある場所を選びました。
図2のように、「好み」という共通の話題を保ちながら、内容が違う方向へ進むことを確かめます。つなぎ言葉を先に決めて内容を合わせるのではなく、2文の関係を決めてから語を選びます。

図2は左右のどちらが優れているかを表していません。好みが異なる2つの内容を並べ、その違いを読み手に示す配置です。この区別ができると、対比を読んだだけで勝手に優劣を付ける誤読も防げます。
例題3 読み取った内容を和文英訳する
「エマは、生徒がさまざまな場所を選ぶ理由を説明しました」を英語にしてください。短文Bを読み直す前に、日本語の中心と説明の中身を分けてみましょう。
- 中心を「エマは説明しました」に縮めます。誰が何をしたかを固定すると、書き出しに迷いにくくなります。
- 説明する内容を「なぜ生徒がさまざまな場所を選ぶのか」と言い換えます。「理由」という名詞を必ず英語の名詞に置き換える必要はありません。
- explained の後ろに why で始まる内容を続けます。この部分は疑問の内容を文の中に組み込む間接疑問で、why の後ろは主語、動詞の順になります。
- 今回は調べたときの選択を振り返るので、選ぶ動作も過去形で表します。different places は複数の場所を表し、内容にも合っています。
別の表し方が考えられても、まずは中心と説明が正しくつながる1文を完成させます。長い表現を使うことより、元の日本語が述べている対象と理由を落とさないことを優先しましょう。
答え:Emma explained why students chose different places.
日本語訳:エマは、生徒がさまざまな場所を選ぶ理由を説明しました。
例題4 報告の範囲を保って誤文を直す
「その回答は全生徒の好みを示しているわけではありません」と書こうとした文です。動詞の形の誤りを1か所直してください。
× The answers does not show every student’s preference.
意図した日本語訳:その回答は全生徒の好みを示しているわけではありません。
どこが違うか:主語の answers が複数なので、否定に使う助動詞を does ではなく do にします。
- 長い部分に目を向ける前に、主語の中心を確かめます。中心は answers であり、後ろの student’s に引かれて単数と判断しないようにします。
- 複数の主語に合う do を選び、not と組み合わせます。否定の後ろの show はそのままで構いません。
- 意味の範囲を読み直します。not と every の組み合わせは、ここでは「全員について示すわけではない」という部分否定です。部分否定とは、「すべてがそうだ」「常にそうだ」という判断を否定し、一部には当てはまらないことを示す表し方です。
「誰の好みも示していない」に変えてしまうと、限られた集団から得た回答まで無意味にしてしまいます。文法の修正ができた後も、報告の範囲が変わっていないか確認します。
答え:○ The answers do not show every student’s preference.
日本語訳:その回答は全生徒の好みを示しているわけではありません。
つまずきやすいところと直し方
1 理由を示す部分だけで文を終えてしまう
× Because the passage contains several examples.
意図した日本語訳:その文章には具体例がいくつか含まれているので、私は主張を理解できます。
どこが違うか:because で始まる理由の部分だけなので、今回の独立した説明文では「その結果どうなのか」を述べる中心の文が足りません。
○ I can understand the argument because the passage contains several examples.
日本語訳:その文章には具体例がいくつか含まれているので、私は主張を理解できます。
会話で「なぜ」と聞かれた返答なら、理由の部分だけで済む場合もあります。しかし、説明の段落を自分で書くときは、それだけで何を主張するのか伝わるかを見ます。読解では中心の文を探す作業、英作文では中心の文を用意する作業として同じ点を確かめられます。
2 主語の近くの名詞に動詞を合わせてしまう
× The report about students’ choices include a chart.
意図した日本語訳:生徒たちの選択についてのそのレポートには、図表が含まれています。
どこが違うか:主語の中心は単数の report なので、動詞を choices に合わせず includes にします。
○ The report about students’ choices includes a chart.
日本語訳:生徒たちの選択についてのそのレポートには、図表が含まれています。
about から choices まではレポートの内容を補う部分です。長い主語を読むときも、長い主語で書くときも、いったん説明を外して「レポートが図表を含む」と確かめます。図3のように補足を下へ分けると、動詞と対応させる語が見えやすくなります。

図3の上段は report、includes、chart の順で、正文の中心部分と同じ並びです。下段の補足は report の内容を説明しています。図では冠詞を省いて中心語だけを示しているため、実際に1文を書くときは正文の The と a も必要です。
3 読んだ内容を文に埋め込むときに疑問文の語順を残す
× I understood why did Ken change his method.
意図した日本語訳:私は、なぜケンが方法を変えたのか理解しました。
どこが違うか:understood の内容を表す間接疑問なので、why の後ろを疑問文の did Ken change ではなく主語と動詞の順にします。
○ I understood why Ken changed his method.
日本語訳:私は、なぜケンが方法を変えたのか理解しました。
読む練習で自分に投げかけた質問を、そのまま説明文の中へ貼り付けないことがポイントです。「何を理解したのか」に答えるまとまりを、中心の文の後ろへ置きます。例題3と同じ作業なので、別の誤りを1つずつ暗記するより、「文の中でどの役割になるか」で結びつけて覚えられます。
誤りが見つかったときは、全文を書き直す前に、どの段階でずれたかを決めましょう。意味が違うなら内容の整理へ、順序が伝わりにくいなら段落の組み立てへ、形が違うなら必要な文法へ戻ります。毎回すべてを最初からやり直すのではなく、直した箇所を含む文を最後まで読み、意図した意味に戻ったかを確かめます。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ
練習問題
答えを見る前に、それぞれの問題で何を確かめるのかを一言添えて解いてみましょう。「語順」「文の関係」「主張の範囲」「主語と動詞」のどれが中心かを判断すると、見直す箇所が絞れます。
練習1
「トムは2つの結果を注意深く比較しました」になるように並べ替えてください。主語から始め、注意深くという情報を文末に置きます。
語句:carefully / the two results / compared / Tom
練習2
「その報告書は短いものでした」に、「それには明確な理由が含まれていました」と続けます。ここでは短いのに理由が明確だったという対比を表すため、However / Therefore / For example のどれを第2文の冒頭に置きますか。それぞれの意味は、しかし、したがって、例えばです。
練習3
短文Bの内容を踏まえて、次の日本語を英語にしてください。「これらの回答だけでは、すべての生徒について結論を出すことはできません」。書き出しは We とし、結論を出すには draw a conclusion を使えます。
練習4
「各段落は1つの明確な役割を持っています」を英語にします。Each paragraph に続く動詞を has / have から選び、1文を完成させてください。「1つの明確な役割」は one clear role と表せます。
答えと解説
練習1:Tom compared the two results carefully.
日本語訳:トムは2つの結果を注意深く比較しました。
主語、動詞、比較した対象、動作の様子の順です。carefully を主語の後ろへ置く形も英語として可能ですが、問題の条件では文末に置きます。比較した2つの結果が何かは、前後の文で読み手に伝える必要があります。
練習2:However
完成文:The report was short. However, it contained clear reasons.
日本語訳:その報告書は短いものでした。しかし、それには明確な理由が含まれていました。
問題で指定された関係は対比です。短いという性質だけから「理由が含まれる」という結果が必ず生まれるわけではないため、Therefore は選びません。it は直前の report を指しており、読み手が指す先を追いやすい形です。
練習3:We cannot draw a conclusion about all students from these answers alone.
日本語訳:これらの回答だけでは、すべての生徒について結論を出すことはできません。
about all students が結論を述べる対象、from these answers alone が判断の材料とその限界を示します。英訳の表現は1つに限られませんが、「すべての生徒」と「回答だけ」という2つの範囲を残すことが必要です。回答が少ないから何も言えないとまで強めていないかも確認しましょう。
練習4:Each paragraph has one clear role.
日本語訳:各段落は1つの明確な役割を持っています。
each は対象を1つずつ取り上げるので、ここでは単数の paragraph に has を対応させます。段落が複数ある文章について述べていても、この文の主語の形に合わせて動詞を選びます。書き終わった段落を見直すときにも、各段落の役割を1つの短い日本語で言えるか試してみてください。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
全体地図を見た後の「次」は、全員同じではありません。1文の中心が取れないなら文の骨格へ、訳せるのに要点が残らないなら段落の構造へ、言いたいことはあるのに書けないなら日本語の整理と文作りへ戻ります。書ける文が増えたら、要約、意見文、報告、発表原稿へと目的を広げます。大学の英文も、最初から長いものを一度に扱うのではなく、目的や要点を短く説明するところからつながります。
家庭で5分使える日は、前半と後半に次の2つを組み合わせてください。長い教材を新しく用意しなくても、このページの基本例や短文の一部で確かめられます。
- 例文を声に出し、主語と動詞、補足情報の境目を確かめます。その後で英文を隠し、「誰が何をする文か」「追加された情報は何か」を日本語で説明します。音読できても意味が言えなければ、区切りと中心の意味を見直します。
- 主語や時を入れ替えて言います。たとえば次の文を出発点に、主語を複数の生徒に変え、動詞も合わせてください。最後に元の文と比べて、変える必要のある部分だけが変わったか確認します。
出発点:Yuki checks the reason for each claim.
日本語訳:ユキはそれぞれの主張の理由を確認します。
入れ替え例:The students check the reason for each claim.
日本語訳:その生徒たちはそれぞれの主張の理由を確認します。
保護者の方がお子さまと確かめる場合は、訳をすぐに教えるより、「どの言葉を根拠にそう考えたのか」を聞くと、止まっている場所を共有できます。個別指導では、誤答だけでなく途中の読み取りや下書きを見て、語の意味、文の骨格、文同士の関係のうち必要な段階まで戻って確かめます。戻った後は元の読解や英作文にもう一度取り組み、その知識を実際に使えたかまで確認します。
まとめ
英文を1つ読んだ後、自分の言葉で短く説明できれば、読む作業が書く準備に変わります。書いた1文を読み返し、主張の範囲や根拠を点検できれば、書く作業が次の読解の練習になります。卒業アルバムの先に続く学びでも、文法の項目は忘れずに保管する知識で終わらず、必要な場所へ戻るための目印として使えます。
英文を読む力と書く力の接点には、自分が選んだ1語の理由を説明できる確かさがあります。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。



