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【高1英文法】不定詞を図解で総まとめ—3用法・意味上の主語・完了不定詞・原形不定詞(高校英語・不定詞・3用法・完了不定詞・原形不定詞)|武蔵野個別指導塾

不定詞の3用法からforとofの選択、完了不定詞、使役・知覚動詞まで、語順の図と並べ替え・空所補充で確かめ、2本の短文読解で文のつながりを読み取れます。
よくあるのは、部活帰りの自転車置き場で、友達と英語の課題を見直し、toの後ろを全部「するために」と訳して、文の意味がつながらなくなるという場面です。「帰るために立ち止まった」なら目的らしくても、「帰るために望んだ」では何を望んだのかが曖昧です。同じtoでも、その後ろのかたまりが文のどの部分を受け持つかによって、訳し方を変える必要があります。
不定詞では、形を見つけた後の判断が読解の分かれ道になります。「何をすることなのか」「誰がするのか」「いつの動作なのか」の3点を押さえると、長い文でも意味を組み立てられます。また、使役動詞や知覚動詞の後ろではtoのない形も現れます。見た目だけで動詞の数を数えるのではなく、文全体の述語と、その中に組み込まれた動作を区別して読み進めましょう。
この単元で身につけること
- 名詞用法・形容詞用法・副詞用法を、和訳の語尾だけでなく、文中での働きから見分けます。目的語になっているのか、名詞を説明しているのかを先に確かめます。
- forやofの後ろの人と、不定詞の動作との関係を読み取ります。文全体の主語と、実際に動作をする人が異なる文でも、主語を取り違えないようにします。
- to haveと過去分詞の組み合わせで、文の述語より前の出来事を表します。完了不定詞を、単に「過去のこと」とだけ覚えず、比べる基準を決めて読めるようにします。
- makeやseeなどの後ろで、toを付けない原形不定詞を使います。受け身やgetを使った形と比べ、前の動詞によって続く形が決まることを確かめます。
- too … to、enough to、so as toの意味と語順を整理します。短い英文の中で、程度と目的を混同せずに読み分けます。
受動態で学ぶ「させられる」という表現は、能動態のmakeと受動態のbe madeで不定詞の形を比べると、語順の理由までつながります。今回はまずtoを含むかたまりの働きを見て、その後に人と時間の関係を加えていきます。
基本の考え方
3用法は、かたまりの働きで決まります
不定詞は、動詞の意味を残しながら、名詞・形容詞・副詞のように働く表現です。基本形はtoと動詞の原形の組み合わせで、目的語や修飾語まで含めてひとまとまりとして読みます。
I want to repair my bike.
私は自分の自転車を修理したいです。
この文では、to repair my bikeが「何を望むのか」に答えています。wantの目的語、つまり動作の対象となる語句の位置に入るので、名詞用法です。「修理することを望む」と関係を確かめてから、「修理したい」と自然な日本語に直します。to repairだけを切り出すと、何を修理するのかが抜けるので、my bikeまでまとめます。
To read aloud helps me remember new words.
声に出して読むことは、新しい単語を覚える助けになります。
My goal is to finish this report today.
私の目標は、今日この報告書を仕上げることです。
名詞用法は目的語だけでなく、主語や補語にもなります。補語とは、主語や目的語が何であるか、どのような状態かを説明する語句です。最初の文ではTo read aloud全体が主語で、述語の動詞はhelpsです。2つ目では目標の内容をto finish以下が説明しています。不定詞の中に動詞の形があっても、文全体の述語と同じ扱いにはしません。
I need a book to read on the train.
私には電車で読む本が必要です。
Please bring a chair to sit on.
座るための椅子を持ってきてください。
形容詞用法は、前の名詞を後ろから説明します。最初の文では「どんな本か」をto read on the trainが補っています。本は読む対象であり、読む人ではありません。次の文ではsit on a chairという関係を考えます。椅子が前に出てもonは必要なので、to sit onの形になります。「名詞の直後だから」と位置だけで決めず、名詞が不定詞の中の動作とどう結びつくかまで見ましょう。
She went to the library to study.
彼女は勉強するために図書館へ行きました。
I was glad to hear the news.
私はその知らせを聞いてうれしかったです。
副詞用法は、動詞や形容詞などに説明を加えます。to studyは図書館へ行った目的、to hear the newsはうれしかった原因を表します。どちらも副詞用法ですが、日本語は同じ語尾になりません。最初の文のto the libraryは、toの後ろが名詞なので、場所への方向を表す前置詞のまとまりです。すべてのtoを不定詞と考えず、直後が動詞の原形かどうかを確かめます。
図1のように、不定詞は同じ基本形から3つの働きに分かれます。分類名を先に当てるより、「何を」「どんな」「何のため・なぜ」のどの問いに答えているかを、文全体に戻って確認すると判断しやすくなります。

動作をする人をforとofから読み取ります
意味上の主語とは、不定詞が表す動作を実際にする人やもののことです。文全体の主語と同じとは限りません。次の文で文法上の主語はItですが、地図を読むのはme、つまり話し手です。
It is easy for me to read this map.
私にとって、この地図を読むのは簡単です。
ここでItは、後ろのto read this mapという内容を受ける形式主語です。長い内容を後ろに置くため、主語の位置をitで埋めています。easyは地図を読む行為の難しさを説明しており、「私という人が簡単だ」という評価ではありません。そこで動作をする人をfor meで示します。important、difficult、necessaryなどでも、同じように行為の性質や必要性を説明できます。
It was kind of you to carry my bag.
私のかばんを運んでくれるとは、あなたは親切でした。
kindは、その行為をした人の親切さを評価する形容詞です。この型ではof youを用います。親切だったのはyouであり、かばんを運んだのもyouです。行為を手がかりに人柄や態度を評価するkind、careful、carelessなどと、行為自体の難易度を表すeasy、difficultなどを分けて考えます。ただし、forかofかは「人が登場したから」決まるのではありません。何についての評価なのかを、形容詞と文脈から判断します。
I would like you to check this answer.
私はあなたにこの答えを確認してもらいたいです。
この文では、youがcheckの意味上の主語です。人と不定詞の関係を表すのに、必ずforが必要なわけではありません。would likeの後ろに「人、toと動詞の原形」を置く型によって、誰にしてもらいたいかが決まります。日本語ではどれも「人がする」と読めても、英語では前にある動詞や形容詞に合う型を選びます。
時間と程度を不定詞の形に重ねます
Ken seems to know the answer.
ケンは答えを知っているようです。
Ken seems to have lost his key.
ケンは鍵をなくしたようです。
seemsは「そう見える・そう思われる」という今の判断です。最初の文では、知っている状態と判断の時点が重なっています。次の文ではto have lostが完了不定詞で、なくした出来事は判断より前です。完了不定詞の基本形はto haveと過去分詞で、haveの後ろを動詞の原形のままにしないことが大切です。
Emma seemed to have finished her work.
エマは仕事を終えていたようでした。
seemedが過去形になると、判断の時点も過去に移ります。それでも、終えたのはその判断より前という関係は同じです。また、普通の不定詞が必ず未来を表すわけではありません。knowのように判断と同時の状態を表す場合もあり、動詞の意味と文脈を合わせて読む必要があります。
The box is too heavy for me to lift.
その箱は重すぎて、私には持ち上げられません。
Yuki is tall enough to reach the top shelf.
ユキは一番上の棚に手が届くほど背が高いです。
tooは形容詞の前、enoughはこのように形容詞を修飾するときは後ろに置きます。前者は持ち上げるための限度を重さが超えており、後者は手を届かせるのに十分な高さがあります。「程度が高い」という印象だけで同じ意味にしないようにしましょう。boxはliftの対象でもあるので、英文の最後にitを足す必要はありません。
I left home early so as to catch the first bus.
私は始発のバスに乗るために、早く家を出ました。
She spoke quietly so as not to wake the baby.
彼女は赤ちゃんを起こさないように、小さな声で話しました。
so as toは目的をはっきり示す形で、否定の目的ならso as not toとなります。「しないために」のnotがどこに入るかも含めて覚えましょう。この形では、通常、文の主語が目的の動作をする人でもあります。別の人の動作を目的として述べたい場合は、無理に同じ型へ詰め込まず、主語を明示できる別の構文を検討します。
例題で使い方を確かめる
例題1 並べ替えで動作をする人を示す
「私たちがこの部屋を使うことは可能です」という意味になるように、次の語をすべて1回ずつ並べ替えましょう。文頭は大文字に直し、文末にピリオドを付けます。
語群: possible / this room / it / to / is / us / use / for
- 文の中心をIt is possibleとします。「可能なのは誰か」ではなく、「部屋を使うという行為が可能か」を述べる文だからです。
- 動作をする人をfor usにします。possibleは人柄の評価ではないため、この文でof usは選びません。
- 不定詞をto use this roomとまとめて後ろに置きます。useは「何を使うか」を目的語として受け取るので、this roomまでが内容のまとまりです。
語群を使い切った後は、itが部屋を指していると誤解していないかも確かめます。このitは形式主語で、意味の中心は「私たちがこの部屋を使うこと」です。和訳と語順の両方で確認してから答えを決めます。
答え: It is possible for us to use this room.
例題2 空所補充で判断より前の出来事を表す
「トムはすでに家に着いているようです」という意味になるように、空所へ適切な語を1語ずつ入れましょう。現在の見込みではなく、すでに到着が済んでいるという判断を表します。
Tom seems to () already () home.
トムはすでに家に着いているようです。
- 述語のseemsから判断の時点を現在に置きます。「今、そう見える」という判断の時点と、実際の到着を分けるためです。
- 到着はその判断より前なので、to haveと過去分詞を選びます。最初の空所はhaveになります。
- 「家に着く」をarrive homeとし、arriveの過去分詞arrivedを2つ目の空所に入れます。このhomeは行き先を表す副詞なので、直前にatやtoを足しません。
図2のように、横軸を時間として、到着を左、今の判断を右に置いてみます。過去の出来事を述べていても、seemsを過去形にする必要はありません。過去にするかどうかは判断の時点で決まり、到着がそれ以前であることは完了不定詞が表します。

答え: Tom seems to have already arrived home.
例題3 和文英訳でenoughの位置を決める
「この机は、私が1人で動かせるほど軽いです」を英語にしましょう。机はdesk、軽いはlight、1人ではby myselfを使います。
- 文の主語をThis desk、述語をisとします。机の性質を説明する文なので、まずThis desk is lightという骨組みを作ります。
- lightの後ろにenoughを置きます。形容詞に対して「十分に」という程度を加えるenoughは、形容詞の前ではなく後ろに置くからです。
- for me to move by myselfを続けます。動かす人はmeで、動かす対象はすでに主語のThis deskとして示されているので、moveの後ろにitは足しません。
机が勝手に動くという意味になっていないかを、for meの働きから確かめます。また、too lightにすると「軽すぎる」という別の関係になり、日本語の「動かせるほど」を表せません。語順だけでなく、動作を可能にする程度かどうかまで読み戻しましょう。
答え: This desk is light enough for me to move by myself.
例題4 並べ替えで知覚動詞の後ろを組む
「私はエマが窓を開けるのを見ました」という意味になるように、次の語を並べ替えましょう。動作全体を捉える形にします。
語群: the window / saw / open / I / Emma
- 文全体の主語と動詞をI sawにします。過去に見たという時制は、seeの過去形sawが担います。
- 見た相手をEmmaとしてsawの直後に置きます。そのEmmaが、窓を開ける動作の主体でもあります。
- Emmaの後ろにopen the windowを置きます。知覚動詞seeは、動作全体を捉えるとき「人、動詞の原形」の形を取れるので、openにtoや過去形の語尾を付けません。
原形不定詞とは、toを付けずに動詞の原形を用いる不定詞です。見た時点が過去だからといって、後ろのopenまで過去形にするわけではありません。文全体の時制を示す動詞と、不定詞の中の動作とを分けると、動詞の形を一つずつ決められます。
答え: I saw Emma open the window.
短文読解1 何をしようとしているかを追う
次の英文では、不定詞を見つけるたびに「したいこと」「名詞の説明」「目的」「程度」のどれに近いかを確かめましょう。特に、最後の目的の表現を、すでに実現した出来事と読み違えないことが大切です。
After practice, Ken wanted to check his bike before riding home. He had a small light to attach to the front of it. It was difficult for him to hold the light and turn the screw at the same time. Yuki stopped to help him. She held the light while he used a tool. The light was bright enough to show the path clearly. Ken thanked her and decided to carry the tool in his bag. He also planned to leave school earlier the next day so as to get home before dark.
日本語訳: 練習の後、ケンは自転車に乗って帰る前に、自転車を確認したいと思いました。彼には、自転車の前部に取り付ける小さなライトがありました。ライトを支えながら同時にねじを回すのは、彼には難しいことでした。ユキは彼を手伝うために立ち止まりました。彼が工具を使う間、彼女がライトを支えました。そのライトは、道をはっきり照らせるほど明るいものでした。ケンは彼女に礼を言い、工具をかばんに入れて持ち歩くことにしました。また、翌日は暗くなる前に帰宅するため、もっと早く学校を出ようと計画しました。
wanted to checkは、確認することを望んだという名詞用法です。a small light to attachでは、取り付ける対象がlightなので形容詞用法になります。難しかった行為はholdとturnの両方で、toの後ろにある2つの動作をandが結んでいます。「ライトが難しい」と切り離さず、同時に2つの動作をすることが難しいと読みます。
stopped to helpは、立ち止まった目的を示しています。bright enough to showでは、道を照らすのに十分な明るさを表します。最後のplanned to leaveとso as to getは形が似ていても、前者は計画した内容、後者は早く出る目的です。帰宅が済んだとは書かれていません。人物の行動と予定を区別することが、段落全体を正しく読むための手がかりになります。
つまずきやすいところと直し方
1 人があればいつでもforを置いてしまう
× It was kind for Emma to share her notes.
誤文の意図した訳: ノートを見せてくれるとは、エマは親切でした。
どこが違うか: この意味ではkindが行為をしたエマの親切さを評価するため、for Emmaをof Emmaに直します。
○ It was kind of Emma to share her notes.
日本語訳: ノートを見せてくれるとは、エマは親切でした。
forとofの選択を「人の前の前置詞」という一覧だけで覚えると、両方が同じに見えます。この文なら、エマは親切だったと言えるかを確かめます。一方、地図を読むのがeasyだからといって、読む人そのものをeasyと評価しているわけではありません。形容詞の意味と、評価の対象を組にして覚えると、空所補充でも判断の根拠を説明できます。
2 haveの後ろに原形を続けてしまう
× Ken seems to have forget his notebook.
誤文の意図した訳: ケンはノートを忘れたようです。
どこが違うか: 完了不定詞のhaveの後ろには過去分詞が必要なので、forgetをforgottenに直します。
○ Ken seems to have forgotten his notebook.
日本語訳: ケンはノートを忘れたようです。
toの直後が原形という規則は、ここでも守られています。toの直後の動詞はhaveであり、forgottenはそのhaveと組になって完了を作ります。toの後ろの単語をすべて原形にするわけではありません。forgetの過去形forgotと過去分詞forgottenを混同した場合は、不定詞の分類をやり直すより、完了形の作り方へ戻る方が原因に合っています。
3 makeの後ろにtoを足してしまう
× The coach made us to wait outside.
誤文の意図した訳: コーチは私たちを外で待たせました。
どこが違うか: 能動態のmakeはこの使役の意味で「人、動詞の原形」を続けるため、usの後ろのtoを取り除きます。
○ The coach made us wait outside.
日本語訳: コーチは私たちを外で待たせました。
使役動詞は、人に何かをさせることを表す動詞です。make、let、haveは、後ろに目的語と原形不定詞を置く形で使えます。ただし、意味はすべて同じではなく、makeはさせること、letは許すこと、haveは頼むなどしてしてもらうことを表します。getは、同じような内容を述べても、getと人の後ろにto不定詞を置きます。
My parents let me use their camera.
両親は私が両親のカメラを使うことを許してくれました。
I had Tom check the list.
私はトムに頼んで、その一覧を確認してもらいました。
I got Yuki to carry the box.
私はユキに働きかけて、その箱を運んでもらいました。
We were made to wait outside.
私たちは外で待たされました。
最後の文はmakeを使った受け身で、toが必要になります。能動態でtoがないことだけを覚えていると、受動態でも取り除きたくなりますが、型が変わっています。図3のように、前の例題のsawと、このmadeの後ろを並べると、どちらも「動作をする人、原形」という順です。受け身に直すときは、この図の並びをそのまま維持するのではなく、主語と述語を組み直してからtoを確かめます。

短文読解2 観察した動作と過去の準備を分ける
次の英文では、最初に目で見た動作があり、その後に、見た時点より前の準備についての判断が続きます。seemedの後ろの完了不定詞は、その時間差を示す目印です。
On Saturday, Emma visited a small community garden with Tom. She saw him open a wooden gate and put a box beside a tree. He seemed to have prepared everything before she arrived. It was kind of him to bring extra gloves for her. The gardener let them choose a place to plant some flowers. Emma was careful not to step on the young plants. Tom had her hold a bag while he filled it with leaves. They worked quietly so as not to disturb the people reading nearby. By noon, they were ready to take a break.
日本語訳: 土曜日に、エマはトムと一緒に小さな共同の庭を訪れました。彼女は、彼が木の門を開け、木のそばに箱を置くのを見ました。彼は、彼女が到着する前にすべてを準備していたようでした。彼女のために予備の手袋を持ってくるとは、彼は親切でした。庭の管理をする人は、2人が花を植える場所を選ぶことを許してくれました。エマは若い植物を踏まないように気をつけました。トムは、袋に落ち葉を入れる間、彼女にその袋を持っていてもらいました。2人は近くで読書をしている人たちの邪魔をしないように、静かに作業しました。正午までには、2人は休憩を取る用意ができていました。
saw himの後ろにはopenとputがあり、andで結ばれています。どちらも動作をする人はhim、つまりトムです。putは原形と過去形が同じつづりですが、この位置ではopenと並ぶ原形不定詞として読めます。単語の外見だけで時制を決めず、前の動詞との関係で役割を確かめましょう。
seemed to have preparedでは、過去にそう見えた時点よりも前に準備が済んでいます。kind of himは人の親切さの評価、let them chooseは選ぶことの許可です。had her holdでは、袋を持つのはherで、落ち葉を入れるのはheなので、動作をする人が途中で変わります。最後のso as not to disturbは否定の目的です。「邪魔をしなかった」という事実だけを述べるのではなく、静かに作業した理由を説明しています。
練習問題
問題を解くときは、答えの語だけでなく、何を根拠に選んだかも短く言ってみましょう。時間の前後を問う問題では、述語の動詞が示す判断の時点から考え始めると整理できます。
練習1 空所補充
次の空所にforまたはofを入れましょう。
It is important (___) us to listen carefully.
私たちが注意深く聞くことは重要です。
練習2 並べ替え
「エマは切符をなくしてしまったようでした」という意味になるように、次の語を並べ替えましょう。文頭は大文字に直し、文末にピリオドを付けます。
語群: her ticket / have / Emma / seemed / lost / to
練習3 和文英訳
「私はトムがピアノを弾くのを聞きました」を、動作全体を捉える形で英語にしましょう。聞いたはheard、ピアノを弾くはplay the pianoを使います。
練習4 空所補充
「このかばんは小さすぎて、これらの本を入れられません」という意味になるように、空所へ適切な語を1語ずつ入れましょう。
This bag is () small () hold these books.
このかばんは小さすぎて、これらの本を入れられません。
答えと解説
練習1の答え: It is important for us to listen carefully.
重要だと述べているのは注意深く聞くという行為です。usという人の態度や人柄をimportantで評価しているわけではないので、forを入れます。日本語訳は設問のとおりで、不定詞の動作をする人は「私たち」です。
練習2の答え: Emma seemed to have lost her ticket.
日本語訳: エマは切符をなくしてしまったようでした。seemedは過去の判断で、なくしたのはそれより前です。to have lostの形を使い、haveの後ろにloseの過去分詞lostを置きます。haveをhadにする必要はありません。
練習3の答え: I heard Tom play the piano.
日本語訳: 私はトムがピアノを弾くのを聞きました。heardの後ろに、弾く人のTomと、原形のplayを置きます。進行中の場面を捉えるplayingという形もありますが、今回は動作全体を捉えるという条件に合わせて原形を選びます。
練習4の答え: This bag is too small to hold these books.
空所はtoo、toです。日本語訳は設問のとおりで、本を入れるには小さすぎるという限度を表します。small enoughにすると「十分小さい」という別の意味になるため、和訳の「小さすぎて、入れられない」と合いません。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
不定詞の次に動名詞を学ぶと、同じ動詞の後ろでも「これからすること」と「すでにしたこと」の違いが表れる場合があります。ただし、不定詞はいつでも未来、動名詞はいつでも過去という対応にはなりません。今回のseems to knowのように同時の状態を表す不定詞も、比較の基準として残しておきましょう。
家庭では、5分を2つの確認に分けてみます。まず2分で、この記事の基本例を3つ選び、不定詞のかたまりの前後で少し間を置きながら音読します。その後、日本語を見ずに「どの語を説明しているか」を口に出します。残りの3分では、for meをfor usに替える、seemsをseemedに替えるなど、1か所だけ入れ替えて読みます。人が変わったのか、判断の時点が変わったのかまで言えれば、形と意味を結びつけて確かめられます。
個別指導で答えが合わない原因を確かめるときは、不定詞の用法名だけを聞くのではなく、文全体の主語と動詞、不定詞の動作をする人、過去分詞の形のうち、止まった箇所まで戻ります。お子さまの理解を家庭で確かめる場合も、訳をすぐ訂正するより、「誰がその動作をするのか」を一緒に指さすと、読み違えた場所が見えやすくなります。
まとめ
部活帰りに開いた課題のtoが、どれも同じ日本語に見えたときは、前後の語との関係に戻ってみましょう。用法名が言えても意味がつながらないなら、動作をする人や、その動作が起きる時点が抜けているかもしれません。短いかたまりごとに関係を説明できれば、英文が長くなっても読む順序を保てます。
不定詞を読む確かさは、toの訳語の数ではなく、動作と文全体の関係を説明できることに表れます。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




