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【高1英文法】助動詞を図解で総まとめ—may might must can could should・助動詞+have+過去分詞|武蔵野個別指導塾

mustとmayの推量、義務と許可、過去への後悔を、意味の分岐図と時間軸で整理します。空所補充・並べ替え・和文英訳・誤文訂正を解き、自作の短文2本で文脈からの読み分けを確かめましょう。
よくあるのは、塾の面談の席で学習予定を説明する英文を見ながら、mustをすべて「しなければならない」と訳してしまう場面です。予定を守る必要についての文なら、その訳で通ります。ところが、机に残ったノートを見て持ち主の居場所を考える文では、「きっといるはずだ」という判断になります。単語の訳を覚えていても、誰が何を判断しているのかを取り違えると、文章全体の筋が変わります。
助動詞は、動詞に能力・許可・義務・推量などの意味を添える語です。「できる」「してもよい」だけでなく、事実として言い切らずに可能性を残したり、過去の行動を振り返って後悔を表したりできます。まず文の形を確かめ、次に前後の事情から意味を選ぶ順番で読みましょう。保護者の方も、お子さまが訳語を言えるかに加え、「その場で何を根拠に判断したのか」を説明できるかを見ると、理解の位置をつかめます。
この単元で身につけること
- 助動詞の後ろに動詞の原形を置きます。主語が誰でも、canの直後の動詞に三単現のsは付きません。過去について判断する形でも、助動詞の直後はhaveです。
- 同じ語の働きを文脈で分けます。mustなら、行動を求める義務なのか、手掛かりから結論を出す推量なのかを調べます。訳語を先に決めないことが出発点です。
- 推量の強さと向きを読みます。mustは強い肯定的な判断、mayやmightは可能性、can’tは「そうであるはずがない」という否定的な判断を表せます。
- 助動詞とhaveと過去分詞をひとまとまりで読みます。過去分詞は、ここではleftやtakenのようにhaveの後ろに置く動詞の形です。過去の出来事への推量と後悔を区別します。
- 助言・好み・不要を言い分けます。had better、would rather、need notの後ろの形を確かめ、強い助言と個人の選択を混同しないようにします。
前の単元で扱う完了形のhaveと過去分詞の組み合わせが、この単元では「判断する時点より前の出来事」を表す手掛かりになります。ただし、haveが見えたというだけで、機械的に「ずっと」「したことがある」と訳すわけではありません。助動詞が何を付け加えるかまで一緒に読みます。
基本の考え方
動詞の形を固定し、意味は周囲から選ぶ
基本の語順は「主語+助動詞+動詞の原形」です。疑問文では助動詞を主語の前へ出し、否定文では基本的に助動詞の後ろにnotを置きます。この骨組みを保ったまま、どんな事情でその文が使われるのかを見ます。
Yuki can read this map.
訳:ユキはこの地図を読むことができます。ここでのcanは能力を表します。「地図を読む力がある」という説明で、今この瞬間に地図を読んでいるという報告ではありません。
You may use this chair.
訳:この椅子を使ってもかまいません。mayは許可を与えています。相手が椅子を使う可能性を推測しているのではなく、その行動を認める立場から述べています。会話ではcanも許可に使えますが、mayにはやや改まった響きがあります。
You must return the key today.
訳:今日、その鍵を返さなければなりません。これは義務です。todayという期限だけで判定するのではなく、鍵を返すという相手の行動を求めている点を見ます。have toも必要を表せますが、mustとの違いを「主観と客観」だけで完全に分けることはできず、両方使える場面もあります。
Ken must be tired after the long walk.
訳:長い散歩の後なので、ケンは疲れているに違いありません。こちらのmustは推量です。「長く歩いた」という根拠から、「疲れている」と判断しています。疲れるように命令しているのではありません。推量とは、直接確かめた事実としてではなく、手掛かりからそうだろうと考えて述べることです。
過去の義務を普通に述べるならhad toを使います。後で出てくるmust haveと混同しないよう、次の文は「実際に必要だったこと」として読みます。
I had to leave early yesterday.
訳:私は昨日、早く出発しなければなりませんでした。ここでは過去の必要を述べています。「出発したに違いない」という話し手の推測ではありません。意味を取り出してから形を決めると、had toとmust haveの選択が安定します。
推量は確率の暗記ではなく、判断の向きを読む
Emma may be in the library.
訳:エマは図書館にいるかもしれません。mayは、その可能性があることを示します。この文だけでは、他の場所にいる可能性を退けていません。
Tom might know the answer.
訳:トムは答えを知っているかもしれません。mightには控えめな響きが出ることがありますが、mayより必ず低い一定の確率を表すわけではありません。また、mightという形だけを見て過去の話だと決めないでください。この例は現在の知識についての推量です。
That can’t be our bus; its number is different.
訳:あれが私たちの乗るバスのはずはありません。番号が違います。can’tはcannotの短縮形です。ここでは「そうである可能性を強く否定する」働きで、何かをする能力がないという意味ではありません。
図1のように、まず推量を「そうだと強く考える」「可能性を残す」「そうではないと強く考える」に分けます。mayとmightを同じ箱に入れているのは、どちらも可能性を残し、前後の文や言い方によって受け取られる強さが変わるためです。図の枝の長さは、確率や使用頻度を表していません。

This room can get cold at night.
訳:この部屋は夜に寒くなることがあります。肯定文のcanには一般的な可能性を述べる用法もあります。ただし、今この部屋が寒いかもしれないという個別の推測を言いたいときに、mayをいつでもcanに置き換えられるわけではありません。「ときどき起こりうること」と「今どうなのかという判断」を分けます。
過去への判断と、行動への助言を分ける
「助動詞+have+過去分詞」は、今から過去を振り返る文でよく使います。今回の例では、判断するのが今、対象の出来事がそれより前です。haveをhasやhadに変えるのではなく、助動詞の後ろの原形として保ちます。
Emma must have taken the earlier train.
訳:エマは1本早い電車に乗ったに違いありません。mustが強い推量を、have takenが今より前の乗車を示します。本人に確認して事実を報告しているという意味ではありません。
Tom may have left his umbrella at home.
訳:トムは家に傘を置いてきたのかもしれません。mayのため、置き忘れを断定しません。過去の出来事について話していても、話し手が確かな情報を持っていないことは表現できます。
I should have checked the date before booking the room.
訳:部屋を予約する前に、私は日付を確認しておくべきでした。この文では、実際には確認しなかったことを振り返る後悔が読み取れます。should haveは文脈によって「もう済んでいるはずだ」という期待にも使われますが、過去の自分の判断を反省するこの場面では「すべきだったのに」と読みます。
You should ask Ken for help.
訳:ケンに助けを求めるとよいでしょう。通常のshouldは助言を表せます。haveを伴わないこの文では、すでに終わった行動を責めるのではなく、これから取れる行動を提案しています。
You had better save the file now.
訳:今、そのファイルを保存したほうがよいです。had betterは、しないと困る結果になりそうな場面で使う、比較的強い助言です。hadという形でも、ここで助言しているのは現在から先の行動です。軽いおすすめをすべてhad betterで言うと、必要以上に強く響く場合があります。
I would rather stay home than go out tonight.
訳:今夜は外出するより家にいたいです。would ratherは「むしろこちらを選びたい」という好みを表し、このように主語が共通なら、後ろには動詞の原形を置きます。thanの後ろのgoもstayと形をそろえます。相手への警告ではなく、自分の選択を示す表現です。
You need not bring any paper.
訳:紙を持ってくる必要はありません。need notは不要を表します。このneedは助動詞として使われ、bringの前にtoを置きません。一般動詞としてのneedを使うなら、don’t need toという別の形になります。どちらも、持参する行為を禁止しているわけではありません。
ここまでの違いを、短い文章で確かめましょう。次の英文は、メッセージから行動の必要を読み、目の前の手掛かりから人の居場所を考える内容です。助動詞ごとに訳を切る前に、誰が何を知っているのかを追ってください。
短文読解A:手掛かりはどこまで確かか
Emma arrives at a study room before her friends. A blue notebook is on the table, but nobody is there. It must belong to Ken because his name is on the cover. He may be in the library next door. Emma checks the message on her phone. Ken says that everyone must bring a pencil, but they need not bring any paper. The room already has enough paper for the activity. Emma puts her bag beside the chair and waits. She does not call Ken because he might be reading quietly.
訳:エマは友人たちより先に学習室に着きます。青いノートが机の上にありますが、誰もいません。表紙にケンの名前が書いてあるので、それはケンのものに違いありません。彼は隣の図書館にいるのかもしれません。エマは携帯電話のメッセージを確認します。ケンは、全員が鉛筆を持ってこなければならないが、紙は持ってくる必要がないと言っています。その部屋には活動に十分な紙がすでにあります。エマは椅子の横にかばんを置いて待ちます。ケンが静かに読書しているかもしれないので、彼に電話をかけません。
最初のmustは、表紙の名前を根拠にした推量です。次のmustは、メッセージで伝えられた準備の義務です。同じ文章内でも訳が切り替わります。また、ノートがあることは持ち主の手掛かりですが、ケンが今図書館にいる証拠にはなりません。そのため居場所にはmayが使われています。最後のmight be readingは「助動詞+be+動詞のing形」で、今進行中かもしれない動作を述べています。
例題で使い方を確かめる
例題1:空所補充で推量の向きを決める
「エマは今、家にいるはずがありません。たった今、図書館で彼女を見たところです」という意味になるように、空所にmust、may、can’tのどれかを入れましょう。
Emma ( ) be at home now. I have just seen her in the library.
訳:エマは今、家にいるはずがありません。たった今、図書館で彼女を見たところです。
- 判断する内容を取り出します。判断の対象は「エマが今家にいること」で、義務や能力の話ではありません。
- 後ろの文を根拠として読みます。直前に別の場所で見たという情報が、家にいるという判断を否定しています。
- 否定的な強い推量を選びます。mustでは「家にいるに違いない」、mayでは「家にいるかもしれない」になり、指定された意味と合いません。
答え:can’tを入れ、Emma can’t be at home now.(エマは今、家にいるはずがありません。)とします。
空所だけを見て助動詞の一覧を思い出すより、「何を否定しているか」を後ろの情報から説明するほうが確実です。can’tを選んだ後は、beの形を変える必要がないことも確認します。
例題2:並べ替えで過去への推量を作る
机が片付いていてケンのかばんもありません。「ケンはもう帰ったに違いありません」という意味になるように、次の語をすべて1回ずつ使って並べ替えましょう。
語群:already / have / Ken / left / must
- 主語を最初に置きます。この文では帰った人物がKenなので、文頭をKenにします。
- 強い推量を表すmustを主語の後ろに置きます。「帰る義務」ではなく、残された様子からの判断です。
- すでに起きた出発をhave leftで表します。leaveの過去分詞はleftで、haveの後ろに動詞の原形leaveを置くことはできません。
- 「もう」を表すalreadyをhaveとleftの間に置きます。この位置なら、何がすでに済んだと判断されているかがはっきりします。
図2のように、判断の時点を右の「今」に置き、帰った出来事をその左に置きます。上の矢印は今から前の出来事を振り返る向き、下の矢印は時間が進む向きです。帰った正確な時刻を確定する図ではなく、今より前だという関係を示しています。

答え:Ken must have already left.(ケンはもう帰ったに違いありません。)
must have leftという図中のまとまりにalreadyが入っても、過去への推量という働きは変わりません。もし「ケンは早く帰らなければならなかった」と言いたいなら、過去の義務を表すhad toを使う必要があります。日本語の「帰った」だけでなく、帰ったことを推測しているのか、帰る必要があったのかまで確かめます。
例題3:和文英訳で後悔を表す
実際には天気予報を確認せずに家を出ました。そのことを振り返って、「私は家を出る前に天気予報を確認しておくべきでした」を英語にしましょう。天気予報はthe weather forecastを使います。
- 行動した人を主語にします。「私は」なのでIを選び、過去の自分への評価を表すshouldを続けます。
- 過去にしなかったことへの後悔なのでhave checkedを置きます。should checkだけでは、これから確認するようにという助言になります。
- 確認する対象をcheckedの後ろに置きます。「何を」に当たるthe weather forecastを省くと、指定された内容が不足します。
- 確認すべきだった時点をbefore I left homeで付け加えます。このleftはbeforeで始まる部分の過去形で、haveの直後にある過去分詞checkedとは文の中での役割が違います。
答え:I should have checked the weather forecast before I left home.(私は家を出る前に天気予報を確認しておくべきでした。)
「すべきだった」を見てshouldを過去形の動詞と並べるのではありません。shouldはそのまま置き、haveと過去分詞で評価の対象を過去へ移します。否定のshould not haveなら、実際にした行動を「すべきではなかった」と振り返る文も作れます。
例題4:誤文訂正で助言の形を整える
「予約の時間に遅れそうなので、あなたは今出発したほうがよい」という場面です。次の誤文の不要な語を1語取り除き、正しい英文にしましょう。
× You had better to leave now.
意図した訳:あなたは今出発したほうがよいです。
- 助言のまとまりhad betterを見つけます。ここでのhadは、過去に出発したという意味を表していません。
- 直後の動詞の形を確かめます。had betterの後ろは原形なので、toが余分です。
- toだけを取り除いて読み直します。leaveをleftに変えると、今から取るべき行動を表すこの形が崩れます。
どこが違うか:had betterの後ろは動詞の原形で、toを挟まないため、toを取り除きます。
答え:○ You had better leave now.(あなたは今出発したほうがよいです。)
単にどちらが好みかを述べるならwould ratherが候補になりますが、この場面では遅刻という望ましくない結果を避けるための助言です。和訳が似ていても、表現を入れ替える前に、行動を選ぶ理由と話し手の立場を確かめましょう。
つまずきやすいところと直し方
誤り1:助動詞の直後を主語に合わせて変えてしまう
× Ken can plays the piano.
意図した訳:ケンはピアノを弾くことができます。
どこが違うか:canの直後は主語がKenでも動詞の原形なので、playsではなくplayにします。
○ Ken can play the piano.
訳:ケンはピアノを弾くことができます。
一般動詞だけの文で覚えた三単現のsを、助動詞のある文にまで付けてしまう誤りです。主語を見る前に、動詞のすぐ手前にcan、may、mustなどがないか調べましょう。形を確かめる順番が決まると、長い主語に惑わされにくくなります。
誤り2:must notを「必要がない」と読んでしまう
「金曜日に来る必要はない」を表すつもりで、次のように書いたとします。この文は英文そのものの形ではなく、意図した意味との対応が誤りです。
× You must not come on Friday.
実際の訳:金曜日に来てはいけません。
どこが違うか:must notはこの場面では禁止なので、「来る必要がない」を表すneed notに替えます。
○ You need not come on Friday.
訳:金曜日に来る必要はありません。
否定するときは、どの内容を否定するかが重要です。禁止は行動を認めず、不要は義務がないと言うだけです。図3の左は行くことを禁じ、右は行く必要がないことを表します。右の表現だけで、行くことが必ず許可されているとまでは断定できませんが、少なくとも禁止を述べた文ではありません。
You must not go into that room.
訳:その部屋に入ってはいけません。
You need not go to the meeting.
訳:その会議に行く必要はありません。

mustの推量を否定するときも、自動的にmust notにすればよいわけではありません。高校の基本的な読み分けでは、「であるはずがない」はcan’t、「しなくてもよい」はneed notやdon’t have to、と意味から選びます。must notが推量を表す文脈もありますが、行動の指示として使われた文はまず禁止として確認します。
誤り3:過去分詞の位置に原形を置いてしまう
× Emma may have forget the key.
意図した訳:エマは鍵を忘れたのかもしれません。
どこが違うか:mayの直後のhaveは原形ですが、haveの後ろは過去分詞なのでforgetをforgottenに直します。
○ Emma may have forgotten the key.
訳:エマは鍵を忘れたのかもしれません。
「助動詞の後ろは原形」という規則は、文の後ろの動詞をすべて原形にするという意味ではありません。mayの直後がhave、haveの後ろがforgottenという、隣り合う語の関係を確かめます。couldも、形が過去形だからといって、すべて過去の能力になるわけではありません。
Ken could swim when he was six.
訳:ケンは6歳のとき、泳ぐことができました。これは過去の一般的な能力です。特定の1回に成功したことを述べる肯定文では、was able toやmanaged toが適する場合もあります。
Could you open the window?
訳:窓を開けていただけますか。こちらは現在の丁寧な依頼です。couldの後ろの動詞が原形である点は同じでも、相手にしてほしい行動を尋ねているため、過去の能力の質問とは読みません。
The noise could be coming from the next room.
訳:その音は隣の部屋から聞こえてきているのかもしれません。こちらのcouldは現在の可能性を表します。過去を示すwhenのような情報、相手への呼びかけ、判断の根拠を探すことで、同じ形を読み分けられます。
練習問題
答えを書く前に、各問に「推量」「後悔」「好み」「不要」のどれが関係するかを短くメモしましょう。単語の形が正しくても、日本語が求める話し手の気持ちに合っていなければ完成とは言えません。
練習1:空所補充
「ユキはノートを家に置いてきたのかもしれません」という意味になるように、空所へleaveを適切な形にして入れましょう。
Yuki may have ( ) her notebook at home.
訳:ユキはノートを家に置いてきたのかもしれません。
練習2:和文英訳
説明を読まないまま始めて、やり方を間違えました。「私は始める前に説明を読んでおくべきでした」を英語にしましょう。説明にはthe instructions、読むにはread、始める前ににはbefore I startedを使います。
練習3:並べ替え
「私はここで待つより家に帰りたいです」という意味になるように、次の語をすべて1回ずつ使って並べ替えましょう。
語群:wait / I / home / rather / than / would / go / here
練習4:不要を表す書き換え
次の文とほぼ同じ意味になるように、don’t need toの部分をneed notを使った形に書き換えましょう。
You don’t need to finish the work today.
訳:あなたは今日その作業を終える必要はありません。
答えと解説
練習1の答え:left。完成文はYuki may have left her notebook at home.(ユキはノートを家に置いてきたのかもしれません。)です。mayの後ろは原形have、haveの後ろは過去分詞leftです。leaveは過去形と過去分詞が同じつづりですが、ここではhaveと組み合わさる位置から過去分詞と判断します。
練習2の答え:I should have read the instructions before I started.(私は始める前に説明を読んでおくべきでした。)実際には読まなかったという条件が、後悔の読みを支えます。readの過去分詞は原形と同じつづりですが、発音は「レッド」です。形だけでなく、have readというまとまりで確かめましょう。
練習3の答え:I would rather go home than wait here.(私はここで待つより家に帰りたいです。)would ratherの後ろはgo、thanの後ろはwaitという原形です。homeはこの文では「家へ」を表す副詞なので、goとhomeの間にtoを入れません。
練習4の答え:You need not finish the work today.(あなたは今日その作業を終える必要はありません。)一般動詞のneedを使う形から、助動詞のneedを使う形へ替えています。doやtoを残さず、need notの直後にfinishを置きます。今日中に終えてはいけないという禁止に変えないことが要点です。
短文読解B:過去の事実と今の推量を区別する
最後に、学習活動の準備を振り返る文章を読みましょう。誰が何を実際にしたかという記述と、今から過去を推測する部分を、別々に線を引くつもりで追います。
Tom is preparing a poster with Yuki after lunch. They cannot find the box of colored pencils. Tom remembers seeing it on a shelf in the morning. Yuki thinks Emma may have moved it to another room. Tom says that he should have put a label on the box before leaving it there. They check the next room and find the box under a desk. Someone must have used the pencils during the morning activity. Yuki suggests asking Emma about it later. For now, they would rather finish the poster than spend time discussing the missing label.
訳:トムは昼食後にユキとポスターを準備しています。2人は色鉛筆の箱を見つけられません。トムは朝、それを棚の上で見たことを覚えています。ユキは、エマがそれを別の部屋に移したのかもしれないと考えます。トムは、箱をそこに置いておく前に、ラベルを貼っておくべきだったと言います。2人は隣の部屋を調べて、机の下で箱を見つけます。誰かが午前の活動で色鉛筆を使ったに違いありません。ユキは、後でそのことをエマに尋ねようと提案します。今のところ、2人は貼られていないラベルのことを話し合うのに時間を使うより、ポスターを完成させたいと思っています。
箱を見つけたことは事実として書かれています。一方、エマが移したことはmay have movedなので可能性にとどまり、誰かが使ったこともmust have usedなので強い推量です。「使ったに違いない」を、エマが使ったと確認された話に変えないようにしましょう。should have putは貼らなかったことへの反省、would ratherは今の作業の選択です。同じ段落にあっても、それぞれが向いている時点と対象は違います。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
次に受動態を読むときは、助動詞の後ろにbeと過去分詞が続きます。受動態は、動作を受ける側を主語にする形です。must beの後ろに何が来るかを見る習慣が、義務と推量の読み分けにもつながります。
This form must be signed by a parent.
訳:この用紙には保護者が署名しなければなりません。用紙が主語ですが、用紙自身が何かをするのではありません。mustの後ろのbeは原形で、signedは受動態を作る過去分詞です。今回のmust haveと混ぜず、直後にある語の組み合わせを確かめます。
家庭では5分を2つの確認に分けると取り組みやすくなります。最初の2分で基本例を1文声に出し、助動詞とその直後の語を指さしてください。残りの3分では、練習1のmayをmustに替えて読み、「忘れたかもしれない」が「忘れたに違いない」に変わることを説明します。出来事の時点は同じでも、判断の強さだけが変わる点まで言えれば十分です。
個別指導で読み違いを確かめる際は、まず動詞の原形と過去分詞を区別できるかまで戻ります。形が読めている場合は、前後のどの情報がその訳の根拠になったのかを一緒にたどると、単語の知識と文章の理解を結び付けられます。
まとめ
助動詞を訳したあと、その文が事実を報告しているのか、判断を述べているのか、行動を求めているのかを問い直してください。たとえば、色鉛筆を使った人物が誰なのかは、強い推量があってもまだ確定していません。英文に書かれた情報と、読み手が補った情報の境目を守ることが、長い文章でも役立ちます。
助動詞1語が残した「まだ断定できない部分」も、英文の意味の一部です。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




