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【小学国語 読解】物語の読み方を図解で総まとめ—登場人物・場面・気持ちの変化・会話と行動|武蔵野個別指導塾

登場人物の関係や場面の区切りを図で整理し、会話と行動から気持ちの変化を読む手順を確かめます。自作の物語を使った例題と練習問題で、理由の書き方から主題の捉え方まで学べます。
よくあるのは、夏休みの課題の山を前に、物語は最後まで読めたのに、「このとき、主人公はどんな気持ちでしたか」という問いで鉛筆が止まる場面です。「うれしい」と書こうとしても、なぜそう思ったのかを聞かれると、本文のどこを示せばよいのか迷ってしまいます。お話を楽しめることと、答えの根拠を説明できることの間には、少し練習が必要です。
物語を読むときは、登場人物、場面、会話、行動を別々に覚える必要はありません。「だれが、どんな出来事を受けて、どう変わったか」とつなげていきます。気持ちがそのまま書かれていないところでも、言葉や動きから考えられます。ただし、自分ならこう感じるという想像と、本文から読めることは分けます。
この読み方を身につけると、短い気持ちの問題だけでなく、変化の理由を説明する問題や、物語全体で描かれたことを考える問題にも取り組めます。まずは短い自作の物語で、答えを支える言葉を一つずつ確かめていきましょう。
この単元で身につけること
- 登場人物と関係を整理します。名前を並べるだけでなく、だれがだれに何をしたのかを捉えます。行動する動物などが人物の役割を担う物語もあります。
- 場面の変化を見つけます。時、場所、出来事のまとまりに目を向け、話の流れがどこで切り替わるかを考えます。
- 会話、行動、様子から気持ちを読みます。「悲しい」などの言葉がなくても、前後の出来事と照らして説明します。
- 気持ちの変化と理由を結びます。変わる前と後を比べ、その間に起きた出来事が人物にとってどんな意味を持ったかを考えます。
- 物語全体から主題を考えます。大きな出来事や人物の変化を根拠に、作品の中心に描かれたことを自分の言葉でまとめます。
低学年で学ぶ「だれが、どうした」を正しく読む力が、この単元の土台になります。長い文章で迷ったときも、最初から難しい気持ちの言葉を探さず、主語と述語の関係まで戻ると流れを取り直せます。初めは一つの場面で練習し、慣れたら離れた場面どうしを比べます。
基本の考え方
登場人物は名前よりも関わりを読む
登場人物とは、物語の中で行動したり話したりする人物などのことです。名前が出てきただけで、だれもが同じくらい重要とは限りません。中心となる人物を考えるときは、出来事を経験しているのはだれか、気持ちや考えの変化が詳しく描かれているのはだれかを確かめます。
また、物語を語っている「わたし」と、実際に文章を書いた作者は同じとは限りません。「わたしは窓を閉めた」とあれば、その文の動作をしたのは、物語の中で「わたし」と呼ばれている人物です。作者の経験だと決めつけず、お話の中の出来事として読みます。
例えば、「美央が落とした紙を、弟の陸が拾って渡しました」という文なら、美央と陸は姉と弟です。紙を落としたのは美央で、拾って渡したのは陸です。このように、関係と行動を分けて押さえます。ここだけを読んで「陸はいつも親切な子だ」と性格全体まで決めるのは早いでしょう。この場面で美央を助けたことはわかりますが、普段の様子までは書かれていません。
会話の話し手が省かれている場合は、すぐ近くの「陸が言いました」などの文や、相手の呼び方、会話の内容を使います。かぎかっこの文が交互に並んでいるからという理由だけで、話し手を機械的に入れ替えないようにします。途中で別の人物が話し始めることもあるからです。
場面は時・場所・出来事を手がかりにする
場面は、物語の時や場所、出来事などがまとまって描かれる部分です。「翌朝」「それから数日後」は、時の移り変わりを示します。「公園を出て、家に着きました」は、場所の変化を示します。こうした言葉に気づくと、人物の気持ちをいつの時点で考えればよいかがはっきりします。
ただし、段落が変わるたびに場面も変わるわけではありません。一つの場面がいくつもの段落に分かれることもあります。同じ場所で話が続いていても、新しい人物の登場や大きな出来事によって、別のまとまりとして読む場合があります。場面を分ける問いでは、問題が指定した分け方や、本文全体の流れに沿って判断します。
図1のように、短い話でも時、場所、出来事を縦にそろえると、どこが変わったかを見比べられます。図の例では、朝から夕方へ、さらに翌朝へ時が進みます。場所が最初と最後で同じでも、時間が連続しているわけではありません。

図1の「教室」という同じ場所だけを見て、最初と最後を一つの場面にまとめないことがポイントです。「種をまく」「水をやる」「芽を探す」は、出来事の短いメモです。表を作る目的は本文をすべて写すことではなく、読み返すときの目印を作ることにあります。
気持ちは手がかりと出来事を組み合わせる
気持ちには、本文にはっきり書かれているものと、会話や行動、様子から読み取るものがあります。「早く帰りたいと思いました」と書いてあれば、その思いをそのまま押さえられます。一方、「時計を何度も見ました」だけなら、帰りたいのか、だれかを待っているのか、時間に間に合うか心配なのかはまだ決まりません。
そこで、その動作の前後を読みます。「友達が来る約束の時刻を過ぎました。美央は時計を何度も見ました」と続くなら、来ない友達を気にしていることが読み取れます。さらに「道に迷ったのかな」とあれば、友達を心配していると説明しやすくなります。一つのしぐさと一つの感情を、いつも同じ組み合わせで覚えないことが必要です。
気持ちを答えるときは、「だれに対して」「何について」感じているのかも添えると具体的になります。「うれしい」だけで終わらず、「友達が自分の工夫に気づいてくれて、うれしい」と考えます。ただし、問いが短い抜き出しを求めている場合には、指示に合わせて答えます。
景色や天気も、人物の見え方と結びつくことがあります。しかし、「雨だから悲しい」「晴れたから楽しい」とは決められません。雨を待ち望んでいる人物もいます。景色についての表現を読む場合も、人物が何を経験し、どう受け止めているかが先です。
主題は、その物語の中心に描かれていることです。「友情」のような言葉が手がかりになることもありますが、それだけではその作品らしさが見えません。だれがどのような関わりを通して変化したのかを押さえ、「相手の思いを聞くことが、すれ違いをほどくきっかけになる」のように具体化します。必ず立派な教訓に直す必要はなく、一つの標語にまとめきれない物語もあります。
例題で解き方を確かめる
次の物語は、この節のために作った短い文章です。例題1から例題4までは同じ文章を使います。最初に全体を読み、その後で問いごとに必要な箇所へ戻ってください。
① 放課後の教室で、美央は紙の船を机に置きました。昨日の試しでは、すぐに横に倒れた船です。「今度もだめかもしれない。」美央は船をノートの下に半分隠しました。同じ班の蓮が、「底を少し広げてみない」と声をかけました。美央はうつむいたまま、「どうせ変わらないよ」と答えました。
② その日の夕方、美央と蓮は校庭の水場にいました。美央が直した船を水に浮かべると、船はまっすぐ進みました。「広げたところがうまくいったね。」蓮の声を聞き、美央は隠していたもう1枚の紙を取り出しました。「もう一つ、いっしょに作ろう。」今度は美央から蓮に声をかけました。
③ 翌朝の教室で、美央は2つの船を並べました。近くで健が、自分の船を見つめていました。「ぼくのは、すぐ倒れるんだ。」美央は健の隣に椅子を寄せました。「底を見せて。一つずつ試してみよう。」
例題1 登場人物の関係と場面を整理する
問いは、「美央と蓮はどのような関係ですか。また、①から②で変わった時と場所をそれぞれ答えましょう」です。人間関係と場面の変化という、書いてある事実を確かめる問題です。気持ちを考える前の足場を作ります。
- 美央と蓮の関係を直接示す言葉を探します。「同じ班の蓮」とあるので、仲のよさを想像する前に、同じ班という関係を押さえます。
- ①と②の最初を読み比べます。時は「放課後」から「その日の夕方」へ、場所は「教室」から「校庭の水場」へ変わっています。
- 問われた項目がそろっているか確かめます。関係だけ、または場所だけを答えると、問いの一部が残ってしまいます。
「親友です」と書くと、この文章にはない関係を足してしまいます。一緒に船を作る姿は描かれていますが、それだけで、これまでずっと親友だったとまでは言えません。事実を問う問題では、本文の言葉を使うと必要以上に広げずに済みます。
答え:美央と蓮は同じ班の仲間で、時は放課後からその日の夕方へ、場所は教室から校庭の水場へ変わっています。
例題2 会話と行動から気持ちを読む
問いは、「①で、美央が船をノートの下に半分隠したときの気持ちを、前の出来事に触れて答えましょう」です。「恥ずかしい」などの言葉を先に選ばず、隠すまでの流れを確かめます。
- 問われた行動の主語を確かめます。隠したのは美央なので、美央が経験したことと会話を追います。
- 行動の前にある出来事を探します。「昨日の試しでは、すぐに横に倒れた」とあり、失敗の経験が今回の見通しにつながっています。
- 気持ちを支える会話を合わせます。「今度もだめかもしれない」と「どうせ変わらないよ」から、再び失敗しそうだという不安や、うまくいくと思えない様子を読み取れます。
- 出来事と気持ちを一文につなげます。本文にない「みんなに笑われた」などの理由を入れず、確認できた内容でまとめます。
「悲しい」だけでは、何を心配しているのかが伝わりません。また、「蓮が嫌いだから」という読みは、蓮との関係を示す根拠がありません。「自信がない」「また失敗しそうで不安だ」のように、船の試しに対する思いとして説明すると本文に合います。
答え:昨日は船がすぐに倒れたので、今度も失敗しそうで自信がなく、不安な気持ちです。
例題3 気持ちが変わった理由を説明する
問いは、「②の終わりで、美央が自分からもう一つ船を作ろうとしたのはなぜですか。船の様子と蓮の言葉を入れて答えましょう」です。原因となった事実を並べるだけでなく、それを美央がどう受け止めたかまで結びます。
- 変わる前と後の言葉を比べます。①の「どうせ変わらないよ」に対し、②では「もう一つ、いっしょに作ろう」と言っています。試すことへの姿勢が変わっています。
- 間に起きた出来事を押さえます。底を直した船がまっすぐ進んだことと、蓮がその工夫を認める言葉をかけたことが、問いで求められた材料です。
- 出来事が美央にとって持つ意味を考えます。工夫すればうまくいくと感じ、蓮ともう一度作ることに前向きになったと読めます。
- 理由を聞かれているので「からです」で結びます。変化だけを説明して終わらず、変化を生んだ理由が入っているかを見直します。
図2のように、変化の前後を左右に置き、その間にきっかけを書くと、答えに必要なつながりが見えます。この図の矢印は読み取る順序を示すもので、気持ちの強さを数で表しているわけではありません。

図2の中央を抜いて「不安だったが前向きになった」とだけ答えると、理由の説明には足りません。逆に「船が進んだから」だけでは、問いが求めている蓮の言葉を使えていません。設問が指定した材料を確かめながら、人物の受け止め方を添えます。
答え:直した船がまっすぐ進み、蓮にも工夫を認めてもらえたことで自信がつき、また一緒に作りたいと思ったからです。
例題4 終わりの行動から主題を考える
問いは、「①と③の美央を比べて、この物語の中心に描かれていることを説明しましょう」です。ここでは一つの言葉を抜き出すのではなく、物語の全体に合うまとめ方を考えます。
- ①の美央の姿を短くまとめます。失敗を気にして船を隠し、蓮の提案にも後ろ向きだった姿です。始まりを押さえると、終わりとの違いが見えます。
- ③の行動と会話を読みます。健に近づき、自分から「一つずつ試してみよう」と働きかけています。自分の成功を喜ぶだけで終わっていないことが重要です。
- ②の経験を間に置きます。仲間の助言を受けて工夫が実り、その経験を、今度は困っている健への働きかけにつなげています。
- 全体を支える内容を一文にします。「絶対に成功する」のような、本文を越えた決まりにしないようにします。
「船の作り方がわかった話」というまとめでは、人との関わりや美央の変化が落ちます。「努力は必ず報われる」というまとめも、この1回の成功から必ずと言い切っている点で広げすぎです。主題の表し方には幅がありますが、始まり、きっかけ、終わりの姿を説明できるかどうかで確かめます。
答え:仲間の支えで挑戦する自信を得た美央が、今度は困っている仲間を支えようとする姿が描かれています。
つまずきやすいところと直し方
誤り1 自分の経験を人物の理由にしてしまう
誤った書き方は、「美央は失敗すると家の人にしかられるので、船を隠した」です。自分に似た経験があると、物語の中でも同じ事情があるように感じることがあります。しかし、この文章には家の人の発言も、美央がしかられた出来事もありません。
どこが違うかを確かめるには、理由として書いた部分に線を引き、その内容が本文のどこにあるかを探します。見つからなければ、考えを支える材料が足りていません。正しい書き方は、「昨日の失敗から、また失敗しそうで自信がなかった」です。読者の経験は物語を味わう助けになりますが、設問の答えは本文で確かめられる内容を土台にします。
誤り2 行動をそのまま気持ちとして答える
誤った書き方は、気持ちを聞かれているのに「もう1枚の紙を取り出した気持ちです」と答えることです。紙を取り出したことは動作であって、それ自体が気持ちの説明にはなっていません。動作は答えを考える手がかりとして使います。
どこが違うかは、「何をしたか」と「どう感じたか」を分けると見つけられます。正しい書き方は、「工夫がうまくいって自信がつき、もう一度作ってみたい気持ちです」となります。図3のように、行動の言葉からすぐ答えへ飛ばず、前後の出来事を確認する段階を挟みます。

図3の下にある「想像を足さない」は、考えることをやめるという意味ではありません。書かれた行動の意味を考えつつ、本文にない事情を勝手に理由にしないということです。複数の気持ちが考えられるなら、その中で前後の言葉を最もよく説明できるものを選びます。
誤り3 主題をあらすじや教訓だけにする
誤った書き方は、「美央が船を作り、健に声をかけた話です」です。これは出来事を短く並べたあらすじで、中心に描かれた変化を十分に捉えていません。反対に「友達には親切にするべきです」だけでは、この話のどの経験からそう考えたのかが抜けています。
どこが違うかを確かめるには、最初の美央を、そのまとめで説明できるかを考えます。最初に自信がなかったことと、支えを受けたことがつながれば、最後の働きかけの意味がはっきりします。正しい書き方は、「仲間に支えられて自信を得た美央が、別の仲間を支えようとする姿」です。主題の問いでは、短くする前に、全体を通した変化を一度言葉にします。
練習問題
次の文章を読んで答えてください。例題とは別に作った物語です。答えを考えたら、根拠になる言葉を指で示せるかも確かめます。
① 土曜日の朝、奈々は家の玄関で、読み聞かせの本を袋に入れました。「途中でつかえたらどうしよう。」奈々は本を取り出し、最初のページをまた読み直しました。姉の紬は「急がなくていいよ」と言って、一緒に家を出ました。
② その日の昼、公民館の部屋で、奈々は子どもたちの前に座りました。一度言葉につまりましたが、紬の言葉を思い出してゆっくり読み直しました。聞いていた子が絵を指して笑いました。読み終わると、その子が「もう1回読んで」と言いました。奈々は本を閉じかけた手を止め、子どもたちに向き直りました。「うん。今度は、絵もよく見てね。」
練習1
奈々と紬はどのような関係ですか。また、①と②の場所をそれぞれ答えましょう。人物の関係を示す言葉と、場所を示す言葉を探します。
練習2
①で、奈々が最初のページをまた読み直したのは、どんな気持ちからですか。会話を根拠にして答えましょう。「読み直した」という動作をそのまま答えにしないようにします。
練習3
②で、奈々がもう一度読もうとしたのはなぜですか。聞いていた子の様子と言葉を含めて答えましょう。奈々がつかえたという事実だけで、最後の気持ちを決めないことがポイントです。
練習4
この物語の中心に描かれていることとして、最も適切なものを選び、そう考えた理由を短く説明しましょう。
ア 本は一度もつかえずに読めなければ、聞く人には楽しんでもらえないということ。
イ 失敗を心配していた奈々が、姉の助言と聞く人の反応を支えに、もう一度読もうとする姿。
ウ 奈々が姉より上手に読めるようになり、読み聞かせで一番に選ばれるまでの努力。
答えと解説
練習1の答え:紬は奈々の姉で、①は家の玄関、②は公民館の部屋です。「姉の紬」が関係の根拠です。時も朝から昼に進んでいますが、この問いで答える場所とは区別します。
練習2の答え:途中でつかえずに読めるか心配で、不安な気持ちです。「途中でつかえたらどうしよう」という会話が根拠になります。本が嫌いだという説明や、行きたくないという説明までは、この文章からは言えません。
練習3の答え:聞いていた子が絵を指して笑い、「もう1回読んで」と言ったので、楽しんでもらえたと感じ、また読みたいと思ったからです。途中でつかえても読み直せた経験も流れを支えますが、ここでは問いが指定した聞き手の反応を答えに入れます。
練習4の答え:イです。最初はつかえることを心配していた奈々が、姉の助言を思い出して読み直し、子どもたちの反応を受けて再び読もうとしているからです。アは、つかえても楽しんでもらえたという出来事と合いません。ウの姉との比較や一番に選ばれる出来事は、本文にありません。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
気持ちの理由を根拠と結ぶ読み方は、記述問題の答え方や、読書感想文で心に残った場面を説明するときに使えます。感想文では自分の経験も書けますが、物語の出来事と自分の経験を区別してつなぐと、読み手に伝わりやすくなります。学年が上がって人物の考えが複雑になっても、会話と行動を前後で比べる方法は使えます。
家庭での5分の確かめ方の一つは、短い場面を選び、お子さまが「どんな気持ちか」を言った後で、保護者が「どの言葉からそう考えたの」と尋ねる方法です。気持ちの言葉をすぐに直すより、本文の箇所を一緒に探します。「うれしい」と「安心した」で迷うなら、何が起きる前に何を心配していたかを比べます。
もう一つは、物語の初めと終わりを一つずつ選び、紙に「初めの姿」「間の出来事」「終わりの姿」を書く方法です。残りの時間で、間の出来事を隠すと説明が通じるかを試します。理由が抜けて困ると気づければ、変化を説明するための材料を捉えられています。
個別指導では、根拠を選べないのか、選んだ根拠を言葉にできないのかを分けて確かめます。話し手を取り違えている場合は、気持ちの説明に進む前に、会話の主と「だれが、どうした」の一文まで戻ります。
まとめ
物語の答えを確かめるときは、気持ちの言葉が模範的かどうかだけで判断しません。その答えが、人物の行動や会話、前後の出来事を無理なく説明できるかを見ます。同じ「うれしい」でも、失敗を乗り越えた喜びなのか、相手に受け入れてもらえた喜びなのかで、読むべき言葉は変わります。
最初は短い答えでも、支える一文を指し示せれば、そこから理由を加えられます。登場人物の心は、読者が用意した感情の名前ではなく、その人物が経験した出来事のつながりの中に表れます。
本気になった日が、入塾の日。
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