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都立推薦の提出書類は何か—推薦書・調査書・自己PRカードを誰が書き、誰がいつ送るか|武蔵野個別指導塾

推薦の出願書類は、一般推薦書・入学願書・調査書・自己PRカード・入学考査料の5つです。誰が書いて誰が送るのか、特別推薦と同時に出すときの部数と考査料、1月8日から18日までの提出の流れを順に確かめられます。
推薦の出願書類は、一般推薦なら5つです。一般推薦書、入学願書、調査書、自己PRカード、入学考査料(全日制2,200円)で、このうち家庭が関わるのは入学願書の入力、自己PRカード、入学考査料の3つです。書類の提出期間は2027年1月8日(金)から1月18日(月)まで(必着)で、出願サイトの入力は2026年12月18日(金)から2027年1月18日(月)午後5時までです。
| 書類 | 書く人 | 送る人 | ひとこと |
|---|---|---|---|
| 一般推薦書 | 中学校長 | 中学校 | 親展扱い |
| 入学願書 | 志願者(出願サイト) | 志願者(中学校長の承認の後) | 紙の印刷も郵送も要らない |
| 調査書 | 中学校 | 中学校 | 1部 |
| 自己PRカード | 志願者本人 | 中学校 | 推薦は全員が出す |
| 入学考査料 2,200円 | 志願者 | 志願者 | サイトの決済か納付書 |
| 成績一覧表 | 中学校長 | 中学校長 | 親展・1月18日(月)まで |
| 志願者一覧 | 中学校 | 中学校 | 課程と学科等ごとに1枚 |
よくあるのは、冬休み明けの最初の登校日に担任から書類の一覧を受け取り、その夜に台所のテーブルで親子が広げるという場面です。一覧には推薦書、調査書、自己PRカード、入学考査料と並んでいて、どれを自分が書くのか、どれを中学校が送るのかが一目ではわかりません。一覧の横には、夏休みに書きかけた自己PRカードの下書きがあり、どこから直せばよいのかも決まらないまま、時計だけが進みます。
一般推薦の書類は5つ、書く人は決まっている
一般推薦の出願に要する書類は、一般推薦書(様式1)、入学願書(様式3)、調査書(様式10)、自己PRカード(様式12)、入学考査料の5つです。入学考査料は全日制で2,200円です。この5つを、家庭が用意するものと中学校が作るものに分けると、準備の順番が見えてきます。
一般推薦書は中学校長が作ります。校内の推薦委員会等の厳正な審査を参考にして被推薦者を決め、そのうえで推薦書を作成し、都立高校長宛ての親展扱いで送ります。家庭が推薦書を書くことはありません。ただし推薦理由の欄は選考で配慮される欄なので、志望理由や学校で続けてきたことは、早い時期に担任へ話しておくと伝えやすくなります。
調査書も中学校が作ります。提出部数は1部で、都立高校長宛てに簡易書留郵便等の追跡できる方法で、書類提出期間に必着するように出されます。家庭が用意する書類ではありません。
入学願書は、志願者が自分で入力する申請書です。出願サイトに志願者情報を入力し、中学校長の承認を経て出します。都内の中学校を卒業する見込みの人は、検査の結果を在籍する学校の進路指導や学習指導に使うことに同意する場合、出願サイトの同意署名欄に受検者氏名が表示されるように登録します。紙の入学願書で出すときは、その欄に本人が自署します。
家庭が書くのは自己PRカードです。志願者本人が手書きするか、電子ファイルに入力して印刷します。事故や病気、障害などで本人が書けないときは保護者等が書き、カードの下端に理由と、書いた人と志願者との関係を書きます。推薦では志願者全員が出します。
入学考査料2,200円は、出願サイト上での決済か、所定の納付書で納めます。納付書はコピーしたものを使えず、※欄を記入してから納めます。納付期限は入学願書の受付の最終日で、一度納めた入学考査料は還付されません。出願ごとに必要なので、特別推薦と一般推薦を同時に出すときは、それぞれに納めます。

図1のように、家庭が手を動かすのは入学願書の入力、自己PRカード、入学考査料の3つです。推薦書、調査書、成績一覧表、志願者一覧は中学校が作り、中学校が高校へ送ります。テーブルに一覧を広げたら、まずこの2列に分けてください。
中学校が作って送る書類と、提出までの流れ
中学校が送る書類のうち、成績一覧表(様式11)は、出す日が決まっています。中学校長が成績一覧表調査委員会の調査を経たものを、都立高校長宛ての親展扱いにして、2027年1月18日(月)までに出す決まりです。郵送するときは簡易書留郵便等の追跡できる方法を使います。志願者が自分で出す書類ではありません。
志願者一覧(様式32)は、中学校が課程と学科等ごとに1枚ずつ作ります。そこには中学校名と学校番号、一覧の枚数、成績一覧表を同封したかどうか、志願者数、氏名、調査書の有無などが書かれます。出願に要する書類と一緒に、中学校から高校へ送られます。
流れは3つの日付で押さえるとわかりやすくなります。出願サイトへの入力は2026年12月18日(金)から2027年1月18日(月)午後5時まで、書類の提出は2027年1月8日(金)から1月18日(月)まで(必着)です。志願者は出願サイトに入力し、中学校長の承認を経て入学願書を出します。入学願書を除く書類は、中学校を通じて、簡易書留郵便等の追跡でき対面で渡す方法で、都立高校長宛てに送られます。
入学願書は出願サイトへの入力で完結するので、印刷も郵送も要りません。紙の入学願書を出す場合だけ、裏面の記入上の注意に従って書きます。家庭で用意するのは、出願サイトに添付する写真、自己PRカードの下書き、考査料の支払いです。氏名は住民票の文字を使い、保護者氏名の欄には保護者の氏名を書きます。
写真は、志願者が入力した事項と添付した写真が本人のものであることを中学校長が確認する材料になります。証明写真の大きさや写り方は、中学校の指示と募集案内で確かめてください。書類を出すのは中学校ですが、自己PRカードの控えは家庭でも1部取っておくと、推薦の検査の前に見返せます。出願サイトの画面の操作は、特集「都立高校入試と内申の細かい疑問」の「都立高校のWeb出願のやり方」で扱っています。

図2のように、入力の締切と書類の必着日はどちらも1月18日(月)です。12月18日(金)に入力が始まってから1か月あるので、冬休みのうちに自己PRカードの下書きを済ませ、年が明けたら中学校の先生に見てもらう順番が現実的です。
特別推薦と一般推薦を同時に出すとき
文化・スポーツ等の特別推薦を出すときは、文化・スポーツ等特別推薦書(様式2)、入学願書、調査書、自己PRカード、入学考査料が要ります。同じ高校の一般推薦にも出すなら、調査書と自己PRカードは1部で足ります。どちらの出願にも同じ書類を使えるためです。ただし入学考査料は出願ごとに必要なので、2,200円を2回納めます。一般推薦を同時に志願するときは、出願サイトに特別推薦の内容と併せて、一般推薦の必要事項も入力します。
理数の特別推薦は、書類の顔ぶれが少し違います。理数等特別推薦書と入学願書は学校所定の様式で、調査書と自己PRカードに加えて、科学分野等の研究に関するレポートが要ります。レポートはA4判2枚以内で、様式は任意です。研究の目的、方法、結果、考察が読み取れるようにまとめ、中学校の先生に1度見てもらってから仕上げると、枚数を超えたり、説明が抜けたりするのを防げます。入学考査料は全日制で2,200円です。理数の特別推薦は1校1科に限られ、他の推薦に基づく選抜には出願できません。
特別推薦は、実施する高校の種目等から1種目を指定して、1コース又は1科に限って出願します。同じ高校の一般推薦にも出せるので、書類の部数は増えないのに、出願の数と考査料は増える、という形になります。ここを取り違えないように、一覧の横に「出願の数」と「考査料の数」を書き添えておくと確かめやすくなります。
第一次募集の書類との違い
第一次募集では、入学願書、入学考査料、調査書、成績一覧表、志願者一覧が必ず要る書類で、これに原則としてESAT-Jの個人レポート(都立高校提出用)が加わります。自己PRカードは、面接や面談を行う学校を志願する人だけが出します。推薦のほうは、ESAT-Jの個人レポートを出さず、自己PRカードを全員が出す形です。書類の提出期間も違い、第一次は2027年1月29日(金)から2月4日(木)まで(必着)で、推薦の期間が終わってから始まります。推薦の書類と第一次の書類を同じ封筒にまとめようとすると、出す日も出す相手も混ざるので、募集ごとにチェック用の一覧を1枚ずつにして、別のクリアファイルに入れておくほうが安全です。
自己申告書と具申書は、どちらの募集でも該当する人だけが出す書類で、自己申告書の書き方と出し方は、特集「都立高校入試と内申の細かい疑問」の不登校の記事で扱っています。
出した後に変えられること、変えられないこと
入学願書を出した後は、出願サイトへの入力内容と、その他出願に要する書類の記載事項の変更は認められません。提出した書類は返却されません。自己PRカードの一字を直したいと思っても、出した後では直せないので、送る前の読み返しが最後の機会になります。
出願申込が完了する前なら、入力は直せます。完了した後に誤りに気づいたときは、自分で出願サイトを触らず、中学校の先生に伝えてください。中学校から高校へ連絡する流れになっています。出願の状況は出願サイトのマイページで見られ、中学校も確認できます。入力が終わったら、画面の控えを印刷するか、入力した内容をメモに写しておきます。出願申込の前なら、控えを見ながら誤りを直せます。
推薦は、出願した後に志望校を変更できません。第一次募集にあるような取下げと再提出の期間はないので、出願の前に志望校と科を決めきる必要があります。
氏名の表記も、出す前にそろえます。入学願書に書く氏名等は住民票の文字を使い、常用漢字表の外字は常用漢字で代用してもよい決まりですが、その場合は入学願書、受検票、調査書、氏名の載った成績一覧表の表記を統一します。家庭で決めた表記を、自己PRカードにも同じように使ってください。
推薦書は中学校が作るので、家庭が内容を確かめる機会は多くありません。推薦理由の欄は選考で配慮される欄でもあるので、志望理由と学校で続けてきたことを早めに担任へ口頭で伝え、伝えた事実と推薦書の内容が食い違わないように確かめてもらいます。使ってよい言葉と使わないほうがよい言葉も、このときに一緒にすり合わせておくと、自己PRカードとの食い違いを減らせます。
よくある質問
推薦書は自分で書きますか。
いいえ。一般推薦書は中学校長が、校内の推薦委員会等の審査を参考にして被推薦者を決めたうえで作成します。家庭が書くのは自己PRカードで、推薦書は親展扱いで中学校から高校へ送られます。担任に自分の希望を伝えることはできますが、書く人と送る人は中学校です。
調査書と成績一覧表は何が違いますか。
調査書は出願に要する書類として中学校が1部作り、書類提出期間に必着するように送ります。成績一覧表は中学校長が成績一覧表調査委員会の調査を経たものを、2027年1月18日(月)までに親展扱いで送ります。どちらも家庭が書く書類ではありません。
一般推薦と特別推薦の両方に出したら、調査書は2部要りますか。
1部で足ります。一般推薦を同時に志願する場合、調査書と自己PRカードは1部のみの提出でよいと決まっています。入学考査料だけは出願ごとに必要なので、2,200円を2回納めます。
入学考査料はいつまでに払いますか。
出願サイト上での決済か、所定の納付書で納めます。納付期限は入学願書の受付の最終日で、推薦なら2027年1月18日(月)です。納付書はコピーを使えず、※欄を記入してから納めるので、金融機関の営業時間も考えて早めに済ませてください。
出した後に自己PRカードの書き間違いに気づいたら直せますか。
入学願書を出した後は、出願サイトの入力内容と出願書類の記載事項の変更は認められません。提出した書類も返ってきません。出願申込が完了する前なら直せるので、下書きの段階で声に出して読み、日付と氏名の欄を指で確かめてから入力してください。
確かめる順番
今週やることは、書類をそろえることではなく、誰が何をいつまでに用意するかを決めることです。次の順番で、家庭のテーブルの上を整理していきます。
- 担任から渡された一覧と、募集案内の推薦の頁を同じ場所に置く。
- 5つの書類を、家庭が書くものと中学校が作るものに分ける。分けたら、それぞれの担当者の名前を横に書く。
- 2026年12月18日(金)の入力開始、2027年1月8日(金)の提出開始、1月18日(月)の必着をカレンダーに書き込む。
- 自己PRカードの下書きを、いつ担任に見せるかを決める。校内の締切は中学校ごとに決まっているので、早めに聞く。
- 入学考査料を、出願サイトの決済で払うか、納付書で払うかを家で決める。
- 中学校に聞くことをメモにする。自己PRカードの用紙の受け取り方、写真の準備、校内の締切、調査書の依頼の時期の4つ。
- 電話で聞いたときは、相手の許可を得て録音するか、その場で復唱してメモを取る。日付と、話した先生の名前も書く。

図3のように、確かめる順番は一覧を受け取ることから始まり、中学校に聞いて終わります。聞いた内容は、その日のうちにメモへ移してください。1週間たつと、どの先生に何を聞いたかがわからなくなります。
個別指導で確かめること
塾では、渡された一覧をそのまま広げ、どの書類が誰の担当かを色分けし、自己PRカードの下書きの期限から逆算して週の予定を組みます。塾で預かるのは、自己PRカードの下書きと、出願サイトに入力する事項の確認です。書いた文を声に出して読み、同じ言葉の繰り返しと、事実と違う表現を1つずつ直します。推薦書と調査書は中学校が作るので、塾が代わりに用意することはできません。最後は中学校の先生の確認を受けてから送る、という順番を崩しません。
まとめ
推薦の書類で家庭が握っているのは、自己PRカードの下書きをいつ担任に渡すかという一点です。中学校が送り出す日から逆算して、12月のうちに1回読み返しておけば、1月18日の必着に間に合う形になります。
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