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高校受験の面接で校則や友達との付き合いを聞かれたら—考えを聞く質問への答え方|武蔵野個別指導塾

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校則・友達・いじめ・担任の先生を聞かれたとき、考えと理由と自分の行動を順に置く答え方と、志望校の決まりを守る意思の伝え方を、練習の手順で確かめます。

校則や友達との付き合いを聞かれたときは、答えを3つの部分に分けます。自分の考えを一文で示し、そう考える理由を自分の経験から1つ添え、その考えで実際にしている行動を話す、という順です。校則なら、中学校の校則についてどう考えるかと、志望校の決まりを守る意思を分けて話します。友達なら、関係の作り方と、意見が違ったときの行動を分けます。いじめは一般論で終わらせず、自分ができる行動まで話し、担任の先生は悪口にせず学んだことに寄せます。

質問の中身も答え方も学校ごとに違い、都が細かく定めているわけではありません。都立の一般推薦では志願者全員に個人面接が行われ、その点は各校が基準を定めて付けると要綱に書かれています。何を聞かれ、どのくらい話すかは、受検票と志望校の案内に書かれた指示が最優先です。

よくあるのは、面接練習で「校則についてどう思いますか」と聞かれ、「髪型の規則が細かすぎると思います」と話し始め、そのあと黙ってしまう場面です。言いたいことは本音でも、不満だけでは、高校でその決まりとどう付き合うのかが見えません。ここで詰まるのは、意見を言い切ったあとに置く理由と行動を、まだ用意していないからです。

考えを聞く質問は、考え・理由・行動の3つで組み立てる

「どう思いますか」と聞かれたとき、思ったことを1つ言って終わりにすると、次の質問が来たときに言葉が続きません。塾の練習では、答えを3つの箱に分けて書かせています。1つ目が考え、2つ目が理由、3つ目が行動です。図1のように、この順番を毎回同じにすると、本番で何を話すか迷いにくくなります。

図1 考え・理由・行動の3つを並べる答えの型

考えの箱には、賛成か反対か、よいと思うか困ると思うか、という自分の立場を短く入れます。「どちらとも言えない」で始めるときは、そのあとに「条件によって変わる」と続け、どんな条件かを言います。理由の箱には、なぜそう思うのかを、自分の身の回りで見たことや経験したことに結びつけて入れます。ここが空っぽだと、意見だけが残って薄く聞こえます。

行動の箱には、その考えを持った自分が実際にしていること、または高校に入ってからすることを入れます。意見と行動がつながっていると、話に一貫性が出ます。逆に、意見は強いのに行動が「気をつけます」だけだと、その先の質問で具体を求められたときに苦しくなります。

長さは、3つ合わせて3文から4文で足ります。長く話すより、聞かれたことにまっすぐ答えるほうが、次の質問に移りやすいからです。話し終えたら「以上です」と切るのではなく、一言「今はそう考えています」と結ぶと、考えを押しつけずに終えられます。自己PRカードは面接の資料になりますが点にはならないので、カードに書いた言葉と口で言う言葉をそろえておくと、自分で読み返したときに迷いません。

理由がどうしても浮かばないときは、その場面を1つ思い出します。廊下で見たこと、授業中に感じたこと、家で家族と話したこと、何でもかまいません。場面を決めてから「だからこう思う」とつなぐと、理由が後から付いてきます。先に立派な理由を作ろうとすると、言葉が固まって動かなくなります。

社会の問題で立場を言い切らない答え方

社会の問題を例に挙げて意見を聞かれることがあります。このとき、どちらかの立場をはっきり決めて、反対側を否定する言い方をすると、そのあとの質問で根拠を深く聞かれ、言葉に詰まりやすくなります。塾の練習では、立場を1つに決める代わりに、「私はこう考える」と自分の範囲を限定して話すようにしています。

もう1つの手は、問題を2つの側面に分けることです。便利になる面と、困る人が出る面を並べ、自分はどちらを重く見るかを言います。どちらかを悪者にしない言い方なら、知識が足りない分野でも、考えている過程を見せられます。わからない言葉が出てきたら、その場で「この言葉の意味を確認してもよいですか」と聞くのも、1つの返し方です。

校則について聞かれたときは、中学校の校則と志望校の決まりを分ける

校則の質問は、2つに分けると答えやすくなります。1つは、自分が通っている中学校の校則をどう見ているか。もう1つは、志望校の決まりをこれからどう守るかです。この2つを混ぜると、中学校への不満が、そのまま志望校への不満のように聞こえてしまいます。図2のように、左で考えを話し、右で守る意思を話す、と順番を決めておきます。

図2 校則の答えを中学校と志望校に分ける

中学校の校則について話すときは、規則そのものを批判するより、規則の意味をどう受け取っているかを話します。制服や髪型の決まりは、学校生活をそろえるために置かれている、という見方を1つ添えると、不満だけの答えになりません。それでも納得できない点があるなら、「この点は今も理由を考えている途中です」と正直に言ってかまいません。考えが固まっていないことを、そのまま伝えるのは逃げではありません。

たとえば、次のように話します。「中学校の校則は、授業に集中するための決まりだと受け取っています。ただ、暑い時期の服装については、体調に合わせて選べる幅があるとよいと考えています。高校では、決められた範囲の中で、自分で体調を整えるようにします。」自分の学校の規則を1つ選び、その意味と、自分が気をつけていることを組み合わせます。

志望校の決まりについては、内容を知っているかを先に確かめます。学校案内や説明会で見た範囲で、「こういう決まりがあると聞いています」と言い、そのうえで「入学したら守ります」と続けます。決まりの細部を間違えて覚えていると、その話の途中で根拠が崩れるので、うろ覚えの項目は無理に挙げません。持ち物、服装、スマートフォン、アルバイトの扱いは学校ごとに違うので、自分の言葉で言える範囲だけにします。

「校則を変えたい」と言いたい場合も、変える相手と変える手順を分けて話します。高校の決まりは、入学した学校で決められるものです。受検の場で変える約束はできないので、「入学してから、生徒の意見を出す機会があれば、そこで伝えたい」という形にします。不満を我慢する必要はありませんが、今できることと、入学後にできることを分けると、話が現実的になります。

友達との付き合い方を聞かれたときは、関係の作り方と意見が違うときの行動に分ける

友達の話は、友達がどれだけいるかではなく、どう関わるかが問われます。練習では、2つの場面を用意します。1つは、新しい集団で自分からどう動くか。もう1つは、意見がぶつかったときにどうするかです。この2つがあれば、友達関係の質問はほとんど答えられます。

関係の作り方では、自分からした行動を1つ挙げます。席が近い人に声をかけた、わからないところを聞いた、班の仕事を先に引き受けた、といった小さな行動でかまいません。人数や友達の名前は言わず、自分がしたことと、その結果どうなったかに絞ります。友達が少ないことを気にしている人も、この形なら、今の自分がしていることをそのまま話せます。

意見が違うときの行動は、3つの段階で組み立てます。まず相手の言い分を最後まで聞く。次に、自分が違うと思う点を1つだけ言う。最後に、どちらかに決める必要があるなら、決め方を受け入れる、という順です。感情的に言い返した経験を話すより、どう収めたかを話すほうが、高校生活の場面につながります。

たとえば、こう話します。「意見が違ったときは、まず相手がなぜそう思うのかを聞きます。そのうえで、私はこう考えると1つだけ伝えます。決まったことを変えられない場面では、決まったやり方で一度やってみて、困った点をあとで話すようにしています。」自分の経験の言葉に置き換えるときは、友達の名前を出さず、場所と時をぼかします。

友達の悪口や、特定の集団の評判を下げる話は避けます。面接の場で誰かを下げる言い方をすると、その場にいない人の話をしている印象が残ります。合わない人がいたとしても、「考え方が違う人とどう付き合ったか」という形に言い換えれば、同じ経験を前向きに伝えられます。相談されたときのことも、1つ用意しておくと答えに幅が出ます。話を最後まで聞いて、自分だけで抱えずに大人につなぐ、という行動です。

いじめについて聞かれたときは、一般論で終わらせず自分ができる行動まで話す

いじめについて聞かれるのは、知識を試すためではなく、困っている人に対してどう動くかを知りたいからだと考えています。「いじめはよくないです」だけでは、誰でも言える言葉で終わってしまいます。そのあとに、自分ができる具体的な行動を1つか2つ続けます。

行動の例としては、一人でいる人に声をかける、気づいたことを先生に伝える、自分が言われたらその場を離れて大人に話す、といったものです。どれも大きなことをする必要はありません。大切なのは、自分が動ける範囲を正直に言うことです。勇気が出なかった経験があるなら、そのときにどうすれば動けたかを考えた、という形で話せます。

たとえば、次のように話します。「私は、言いにくいことを言われている人に、まず話しかけるようにしています。自分だけで解決できないと感じたら、授業のあとに先生へ伝えます。自分がされたときは、その場を離れて、家と学校の両方に話します。」この形なら、正義感の強い言葉を並べなくても、行動が見えます。

被害を受けた経験を話すかどうかは、本人が決めてよく、話さなくてもかまいません。話すと決めた場合も、詳しい出来事や相手の名前を出す必要はありません。つらかったことを無理に思い出して話すと、そのあとの質問に答える力が残りません。話さない場合は、「周りで起きているのを見たとき、どうするかを考えています」と、自分の行動の話に切り替えます。

いじめをなくすと約束する言い方は避けます。一人で抱え込まないこと、大人につなぐことを自分の役割として話すほうが、高校で実際にできる行動になります。「見て見ぬふりはしない」という一言も、具体的な行動が続いて初めて伝わります。

担任の先生について聞かれたときは、悪口にせず学んだことに寄せる

担任の先生の話は、人柄の評価ではなく、その人から何を受け取ったかに寄せます。合わないと感じた先生でも、授業の進め方、声のかけ方、提出物の見方など、1つは学べる点があります。練習では、先生の性格を表す言葉を消して、行動と影響だけを残すようにしています。

話す順番は、先生がしていたこと、それで自分がどう変わったか、今どう生かしているか、の3つです。先生の言葉をそのまま引用すると、記憶違いが起きたときに直せません。場面を1つに絞り、自分がしたことと、そのあとの変化を話します。

先生の名前を出すかどうかは、学校の指示に合わせます。名前を出さないほうがよいと言われた場合は「担任の先生」で通します。悪口になったり、特定の先生への不満を長く話したりすると、質問の意図から外れます。合わなかった経験を話すときも、「この点は合いませんでした。ただ、この部分は見習いたいと思っています」と、2つの面を並べます。

「先生が嫌いでした」で終わりそうになったら、その先生がしていた行動を1つ思い出します。毎朝声をかけてくれた、ノートに一文添えて返してくれた、進路の話を最後まで聞いてくれた、といった行動です。そこから自分がどう変わったかを言えば、同じ先生の話が、学んだことの話に変わります。叱られた経験を話すときも、叱られたことそのものより、そのあと自分が直したことを中心にします。

よくある質問

校則が厳しい学校で「校則を変えたい」と言ってよいですか

言ってよいですが、受検の場で変える約束はできません。入学後に意見を出す機会があれば伝えたい、という形にします。今の自分が決まりを守っていることも、一言添えます。変えたい理由は1つに絞り、感情の言葉を外します。

友達が少ないと言ってよいですか

人数を言う必要はありません。自分からした行動と、その結果を話します。今は少なくても、高校でどう関わりたいかまで話せば、質問の答えになります。無理に多いと言うと、次の質問で具体を求められたときに困ります。

いじめを見たことがない場合はどう答えますか

見たことがないなら、そう言ってかまいません。そのうえで、もし見たときにどう動くかを話します。想像の場面でよいので、声をかける、先生に伝える、大人につなぐ、のどれかを自分の言葉にします。

先生の名前は出したほうがよいですか

学校の指示に合わせます。指定がなければ、名前を出さずに「担任の先生」で通せます。名前を出す場合も、呼び捨てにせず、敬称を付けます。先生の言葉を引用するより、自分が受けた影響を話します。

確かめる順番

家庭で今週確かめることは、4つあります。図3のように、受検票を読み、学校の案内を見て、答えを録音し、聞き返す、の順に進めます。

図3 確かめる順番を4つの段階で示す

最初に受検票を読みます。集合の時刻、会場、持ち物、注意事項が書かれているので、そこから動きます。次に、志望校の案内や説明会の資料で、面接の形と校則の扱いを確かめます。面接の時間や質問の数は学校ごとに違うので、書かれていないことは塾の練習で決めつけません。

3つ目に、答えを3つの箱に分けて書きます。校則、友達、いじめ、担任の先生の4つについて、考えと理由と行動を1行ずつ書きます。書いたらスマートフォンで録音し、聞き返します。声の速さ、言葉の重なり、途中で切れた場所を確かめます。

最後に、家族か塾の講師に聞いてもらいます。聞き返すときに見るのは、質問にまっすぐ答えているか、理由が1つ入っているか、行動が具体的か、の3点です。直すのは一度に1つにします。全部を直そうとすると、暗記した言葉になり、次の質問で崩れます。

個別指導で確かめること

塾の練習では、講師が面接の質問を出し、生徒が答え、講師が同じ質問を少し変えて聞き返します。校則なら「なぜそう思うのか」、友達なら「意見が違ったときはどうするか」と重ねます。答えが言葉に詰まった場所まで戻り、理由と行動を1つずつ足します。校則の話が中学校への不満に寄ったら、志望校の決まりを守る意思の側に戻します。合格を約束するのではなく、自分の言葉で話せる範囲を広げる練習です。

まとめ

校則も友達もいじめも担任も、聞かれているのは知識の量ではなく、考えたあとに自分がどう動くかです。校則の話で中学校への不満が先に出たら、志望校の決まりを守る意思の側に戻す。その切り替えができるだけで、同じ経験が別の答えになります。考え・理由・行動の3つを自分の言葉で埋めた分だけ、質問が変わっても答えは崩れません。

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