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高校受験の面接で休日の過ごし方や趣味を聞かれたら—ゲームや動画と答えてよいか|武蔵野個別指導塾

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ゲームや動画が好きでも、面接では何を話せばよいか。休日の過ごし方の答えを、中身・工夫・時間の決め方の3つに分けて組み立てる手順を書く。

「趣味はゲームです」と答えてかまいません。都の実施要綱や募集案内には、休日の過ごし方や趣味について「この答え方はだめ」と定めた文がありません。面接の答え方や作法そのものについて、都の共通の決まりは無いからです。だから避けたいのは、答えを隠すことではなく、質問を休日の勉強の話に置き換えて終えることです。本当のことを言ったうえで、その中身と、続けるための工夫と、時間の決め方まで足す。この3つがそろえば、「ゲームが趣味です」は短すぎる答えではなくなります。

よくあるのは、面接練習の前に「趣味はゲームですって言っていいんですか」と聞きに来る中3の場面です。手には学校で配られた面接の資料があり、自分で書いたメモの「ゲーム」という字を消しかけています。別の答えを覚えようとすると、その場では言えても、細かい質問が来たときに言葉が続きません。まず、実際の休日に何をしているかを一緒に思い出すところから始めます。

「趣味はゲームです」と答えてよいか

休日の過ごし方を聞く質問には、決まった正解の一覧がありません。都の要綱や募集案内を読んでも、趣味として何を挙げるべきか、ゲームと答えてよいかといった定めは見当たりません。面接の受け答えの作法も同じで、受検票と学校の指示が最優先です。推薦の面接なら受検票に書かれた集合の時刻と会場、一般入試で面接がある学校なら学校から渡される案内を先に確かめ、そのうえで自分の言葉を作ります。

塾の練習では、まず本当のことを言うところから始めます。実際にやっていないことを趣味として並べると、覚えた言葉は最初の質問だけは通っても、次の「それはどんなところが面白いの」で止まります。休日にしていることをそのまま出すほうが、質問が続いても答える材料が残ります。ゲームや動画が好きなら、それをそのまま言ってかまいません。

ただし、「ゲームです」の一言で終わらせると、相手には何も伝わりません。塾の練習では、答えを3つの部分に分けます。何をしているか、どこを工夫しているか、時間をどう決めているか、の3つです。図1のように、この順で1つずつ足していくと、短い答えが生活の説明に変わります。

たとえば、「休日はゲームをします。友達と協力して進める遊びが好きで、待ち合わせの時間を決めてから始めます。夕方までと決めて、宿題を先に終わらせてからにしています」という形です。これは一つの例なので、自分の遊び方と、自分の家の決まりに置き換えてください。置き換えるときは、実際にやっていることだけを使います。

図1 休日の答えを3つの部分に分けた順番

図1のように、3つの部分は順番を入れ替えてもかまいません。話しやすいところから始めて、足りない部分を後から補う形でも、答えとして成立します。

中身と工夫と時間の決め方を話す

「何をしているか」は、作品の名前を言わなくても説明できます。一人で進める遊びか、友達と協力する遊びか、自分で組み立てる遊びか、調べて覚える遊びか。この違いを言うだけで、答えの中身が見えます。商品名や作品名を出すと、その名前を知らない相手には説明が増え、自分の言葉が薄まります。名前を出したいときは、名前の後に「どんな遊びか」を一文で足せるかどうかを先に確かめます。

「どこを工夫しているか」は、続けるための決まりを言う部分です。宿題を終えてから始める、始める前に終わりの時刻を決める、約束した時間を過ぎたら切り上げる、使った時間を手帳に書く。どれも小さなことですが、休日の組み立てが伝わります。勉強と遊びの境目を自分で決めている人は、その決め方自体が答えになります。

「時間をどう決めているか」は、数字を1つ入れると具体的になります。たとえば、午前は勉強、午後は遊びと分けて、遊びは夕食の準備が始まるまでと決める。時刻を決めずに「気づいたら長くなっていた」と答えると、生活の説明がそこで止まります。決めていないなら、決めていないことを言ったうえで、これからどう決めるかを足します。今は決まっていないが、休日の前の晩に翌日の予定を書くようにした、という形です。これも例なので、自分の休日にしている決め方に置き換えてください。

図2 中身と工夫と時間の決め方に足す具体

図2のように、3つの部分に何を入れるかを先に決めておくと、話すときに言葉を探す時間が減ります。中身は遊び方の違い、工夫は続けるための決まり、時間は決めた時刻か区切りです。どれか1つが抜けたら、その部分だけを後から足します。

動画を見るだけの休日も、話す中身はあります。何を見たか、どこが面白かったか、まねしてみたこと、見た後に自分で調べたこと。見るだけで終わらず、見た後にしたことを1つ足せると、答えに厚みが出ます。ゲームも動画も、同じ遊びを続ける中で覚えたこと、人に教えたこと、やめたくなったときにどう続けたかまで話せると、趣味の説明が自分の経験になります。

ここで気をつけるのは、塾の練習で「いい答え」の形を暗記しないことです。形を覚えると、質問が少し変わっただけで止まります。3つの部分のどれに何を入れるかだけを決めて、言葉は毎回その場で作る練習にします。

趣味と特技はどこが違うか

趣味と特技は同じものではありません。塾の練習では、趣味は自分が楽しむためにしていること、特技は人から頼まれたり、任されたりすることを指して整理します。この分け方は都の定めではなく、答えを組み立てるための目安です。同じ活動が両方に入ることもあります。料理が好きで、家族に頼まれて作るなら、趣味であり特技でもあります。

「特技がありません」と言う人が探す場所は、大きく2つあります。1つは続けていることです。毎朝していること、部活の前に必ずしている準備、授業の係で毎回している仕事。地味で名前がつかないことでも、続けているなら説明できます。もう1つは人に頼まれることです。教えてほしいと言われる、直してほしいと持ってこられる、作ってほしいと頼まれる、重い物を運ぶ役になる。頼まれる回数が多いことほど、特技として話しやすくなります。

趣味と特技を並べて書き出すと、自分の活動がどちらに入るかが見えます。両方に丸がついたものは、面接で聞かれたときに材料になります。

探すときは、家族や友達に「私が頼まれることって何」と聞くのも手です。自分では当たり前にしていることほど、本人だけが気づいていません。学校の先生に、係や当番で任されたことを聞いてもかまいません。聞いた結果は、そのまま答えに使わず、自分の言葉に直します。

たとえば、家族に「この道はどう行くの」と聞かれる人がいるとします。道案内は、本人には当たり前でも、頼まれてしていることです。このように、頼まれた場面を一つ思い出すと、特技の材料になります。ただし、例をそのまま使うのではなく、自分が実際に頼まれたことに置き換えてください。

家のことを聞かれたときは、話す範囲を自分で決めてかまいません。家族の形、家族の病気や介護、家の仕事のことを詳しく話すかどうかは本人が決めることで、話さなくてよいものです。家での役割を聞かれて答えたくないときは、「家では決まった役割はありません。学校では係の仕事を続けています」のように、別の場所で続けていることに置き換えます。家族の形や、誰が何をするかを決めつける言い方は避け、自分の経験だけを話します。

休日の勉強の話にすり替えない

休日の過ごし方を聞かれて「勉強しています」とだけ答えると、質問に答えていないことになります。質問は、休日に何をして過ごしているかです。勉強をしているなら、それは答えの一部ですが、勉強だけを並べると、趣味や過ごし方の話が抜けます。塾の練習では、実際にしていることを一つ選び、その話をしてから、勉強の話を足す順にします。

「熱中していること」を聞かれたときも、同じ材料が使えます。趣味として話したことを、少し長めに言い直すだけでかまいません。熱中していることと趣味が別のものになる人は多くありません。続けている期間、夢中になったきっかけ、うまくいかなかったときにどうしたか、のどれかを足すと、答えが具体的になります。

追加の質問には、あらかじめ短い答えを用意します。「それはどんなところが面白いの」「どのくらいの時間をするの」「そこから何を身につけたの」「高校でも続けたいの」の4つです。それぞれ1文か2文で答えられるようにしておきます。用意した答えは、質問の言葉に合わせて言い方を変えます。用意した文をそのまま読み上げるのではなく、聞かれた順に合わせて並べ替えます。

答えが長くなりすぎたときは、結論を先に戻します。何をしているかを最初に言い、工夫と時間の話は後ろに置く。話している途中で「つまり」と戻ると、聞き手は要点を拾いやすくなります。短すぎたときは、理由と場面を1つずつ足します。どちらの直し方も、録音を聞き返してから直すと、自分の癖がわかります。

練習の相手は、家族でなくてもかまいません。同じ学年の友達どうしで、質問を出し合う形でも、答えの抜けは見つかります。相手に「もう少し詳しく」と言われたところが、本番で足りなくなる場所です。

ここまでで言えるのは、ゲームや動画を答えること自体は問題ではなく、答えの中身が薄いときに質問が苦しくなる、ということです。本当のことを、中身と工夫と時間の決め方まで話す。それだけで、休日の過ごし方の答えは十分に成り立ちます。

よくある質問

ゲームしか趣味がありません。別のことを作ったほうがよいですか。

作る必要はありません。実際にしていないことを趣味として挙げると、追加の質問で言葉が続かなくなります。今している遊びの中から、続けている期間、夢中になる理由、時間の決まりを一つずつ拾ってください。材料が足りないと感じたら、最近始めた小さなことや、人に教えたことを足します。

動画を見るだけで、自分から何もしていません。

見た後にしたことを一つ探してください。同じ動画を何度も見た、出てきた言葉を調べた、まねして作ってみた、人にすすめた。どれも自分の行動です。見るだけと答えるより、見た後の行動を一文足すほうが、休日の過ごし方が伝わります。

特技と言えるものが思いつきません。

特技は、人から頼まれることで探せます。教えてほしい、直してほしい、作ってほしいと頼まれたことを思い出してください。思い出せないときは、家族か友達に聞きます。頼まれた回数が少なくても、続けていることなら話せます。小さなことを一つ選び、いつから続けているかを添えます。

家のことを聞かれて、答えたくないときはどうしますか。

答えなくてよい範囲を自分で決めてかまいません。家の事情を詳しく話す必要はなく、別の場所で続けていることを答える形に変えられます。練習のときに、答えたくない話題を家族か先生に伝えておくと、本番で言葉に詰まりにくくなります。

確かめる順番

今週やることは4つです。まず、直近の休日を1日選び、朝から夜までにしたことを時刻と一緒に書き出します。書くのは予定ではなく、実際にしたことです。次に、その中から続けていることを3つ選び、それぞれ「いつから」「どこを工夫しているか」「時間をどう決めているか」を1行ずつ添えます。

3つ目に、選んだ1つを30秒で話し、録音します。話すときは、何をしているかを最初の一文にします。録音を聞き返して、中身、工夫、時間の決め方の3つが入っているかに印をつけます。抜けている部分は、次の録音で足します。録音は長くても1分に収め、聞き返すときは言葉のきれいさではなく、話した内容が実際の休日と合っているかを見ます。実際と違うことを言っていると、追加の質問が来たときに直せなくなります。

4つ目に、家族か友達に聞いてもらい、質問の言い方を変えてもらいます。「休日は何をしていますか」ではなく「熱中していることは何ですか」「それはどれくらい続けていますか」と聞かれたときに、同じ材料で答えられるかを確かめます。

図3 練習を4つの順で確かめる流れ

図3のように、書き出す、話す、聞き返す、別の聞き方で試す、の順で進めます。順番を飛ばすと、話す材料が足りないまま言葉だけを整えることになります。

学校の指示は、練習と同じくらい先に確かめます。推薦なら受検票に書かれた時刻と会場、一般入試で面接がある学校なら学校から渡される案内です。面接の有無と、持ち物や集合の時刻は、受検票と学校の案内で確かめてください。中学校の先生に、面接の練習で何を聞かれたかを聞いておくと、当日の指示とのずれに気づけます。

個別指導で確かめること

塾の練習では、講師が面接官の立場で質問し、生徒の答えをそのまま聞き返します。休日の話をしたあとに「それはどこが面白いの」と重ね、答えが止まったところを一緒に戻します。戻すのは、休日の書き出しのところです。書き出した実際の行動に立ち返れば、答えは作り直せます。答えの形が整ったかどうかは、録音を聞きながら一緒に確かめます。

まとめ

ゲームや動画を趣味として話すことに、隠さなければならない理由はありません。休日の実際の行動を一つ選び、中身と工夫と時間の決め方まで自分の言葉で足せたなら、その答えはもう、質問を避けるための答えではなくなっています。

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