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都立入試のマークシートの塗り方—シャープペンシルでよいか、記述式との混ざり方、自校作成の学校の違い|武蔵野個別指導塾

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共通問題の学校では答えをHBかBの鉛筆で塗り、シャープペンシルも使えます。記述式の答えは同じ用紙の決められた欄に書き、自校作成の学校の国語・数学・英語はマーク方式ではありません。

令和9年度の第一次募集で共通問題を使う学校は、学力検査をマークシート方式で行います。令和8年度の表紙で確かめた書き方を、次のとおりに並べます。

自校作成の学校では、国語・数学・英語はマーク方式ではありません。この3教科は受検番号の欄だけがマーク式で、社会と理科はマーク方式です。国際高校は英語だけがマーク方式ではありません。障害のある受検者への配慮や、事故・病気などによる配慮を申請した場合も、配慮の内容に応じてマーク方式でないことがあります。

令和9年度の学力検査は2月21日(日)です。問題の表紙は当日に配られるので、その場で注意を読みます。令和8年度の表紙では、HBかBの鉛筆、シャープペンシルも可、解答用紙だけを提出、きれいに消して消しくずを残さない、受検番号を書いて塗る、汚さず折り曲げない、という注意が国語・数学・英語に共通して書かれていました。令和9年度の注意は当日の表紙で読みます。前の年度の言葉をそのまま当てはめず、その場の指示に従います。

よくあるのは、過去問を解き終えたあとに解答用紙の見本へ答えを塗り写してみて、解く時間は足りていたのに塗る作業で予定より遅れ、最後の大問を急いだという場面です。答えは合っているのに、塗った位置が1問ずれていたり、選んだ記号を塗り忘れていたりして、点にならなかったところまで気づくのは、たいてい家に帰ってからです。

鉛筆とシャープペンシルはどちらでもよい

まず筆記具です。令和8年度の表紙では「HB又はBの鉛筆(シャープペンシルも可)」と書かれていました。鉛筆でもシャープペンシルでもよい、という意味です。芯の濃さはHBかBに合わせます。BはHBより芯が柔らかく、同じ力でも濃く出ます。HBは芯が固めで、細くはっきりした線が出ます。どちらが有利ということはなく、自分が同じ濃さでむらなく塗れるほうを選べば足ります。

シャープペンシルを使う場合は、芯の濃さをHBかBにそろえ、替え芯を持って行きます。細い芯は塗っている途中で折れることがあるので、予備があると安心です。鉛筆を使う場合は2本用意し、前の晩に削っておきます。芯先が丸くなったまま使うと、〇の外側まで塗り広げてしまい、隣の欄と見分けにくくなります。

塗り方は、〇の枠の中を一色にすることです。輪郭だけをなぞって中が白く残ると、塗ったつもりでも薄く見えます。逆に、力を入れすぎて紙を凹ませると、あとで直すときに消し跡が残ります。図1のように、同じ鉛筆でも薄い塗りと枠いっぱいの塗りでは見え方が違うので、自分の塗りを一度見本と並べて確かめます。

図1 薄い塗りと枠いっぱいの塗りを並べた図

間違えたときは、消しゴムで軽く消します。強くこすると解答用紙の表面が毛羽立ち、新しい答えがにじみます。消しくずは解答用紙の上に残さず、用紙の外へ払います。黒い跡が残ったまま上から塗り直すと、どの記号を選んだのか読み取りにくくなるので、消し終えてから塗り直します。

受検番号は、決められた欄に数字を書き、その下の同じ数字を塗ります。書き間違えやすいのは、桁の多い番号を急いで写すときです。番号を書いたら、指で1桁ずつ追って、書いた数字と塗った数字が同じかを見ます。提出するのは解答用紙だけです。解答用紙は汚さず、折り曲げずに持ちます。持ち物の全体は「都立入試の前日と当日—2月21日の持ち物と過ごし方」にまとまっているので、ここでは筆記具と塗り方だけを見ます。

1枚の解答用紙に記号・数字・記述が並ぶ

マークシート方式と聞くと、答えはどれも記号を塗る問題だと思う人がいます。しかし、共通問題を使う学校のマークシート方式でも、記号を塗る問題と記述式の問題の両方が出ます。方式と問題の形は別なのです。だから、鉛筆だけでなく、記述の答えを書く準備も同じ解答用紙の上で要ります。

記号を塗る問題は、ア・イ・ウ・エのうちから最も適切なものを一つ選び、その記号の〇の中を塗ります。数字を答える問題は、あ・い・う…に当てはまる数字を、0から9までのうちから一つずつ選んで塗ります。数学でよく出る形です。記述式の問題は、解答用紙の決められた欄からはみ出さないように書きます。選択式でも数字でもない答えは、この欄に書きます。

図2のように、1枚の解答用紙の上に、記号を塗る場所、数字を塗る場所、記述を書く場所が並びます。場所は大問ごとに変わるので、問題用紙の番号と解答用紙の番号を目で追うだけでは足りません。指で押さえて、問題の番号と解答欄の番号が同じであることを確かめてから塗ります。

図2 1枚の解答用紙に記号・数字・記述が並ぶ図

令和8年度の表紙では、数学について、解答用紙が両面に印刷されていること、計算は問題用紙の余白を使うこと、分数はそれ以上約分できない形で表すこと、根号の中は最も小さい自然数にすること、あ・い・う…に入る数字を塗る問題があることが書かれていました。国語と英語の表紙には、記号の〇を正確に塗ること、記述の答えは決められた欄からはみ出さないこと、答えを直すときはきれいに消して消しくずを残さないことが書かれていました。令和9年度の表紙は当日に読みます。

英語は、最初にリスニングテストがあります。放送を聞きながら余裕をもって塗れるとは限らないので、放送の前に選択肢へ目を通し、聞き終えたらすぐ塗れるようにしておきます。放送が終わってから問題用紙を読み返しても、音は戻りません。聞き取れた内容を問題用紙の余白に短くメモしておき、あとで塗る場合は、どの問いのメモかがわかるように番号を添えます。

同じ解答用紙の上で記号と記述が混ざるので、解く順番も工夫が要ります。記号の問題を解いたらその場で塗り、記述の問題は欄の大きさを見てから書き始めます。記述を後回しにすると、最後にまとめて書く時間が足りなくなります。逆に、記号をすべて後回しにすると、どの記号を選んだかを覚えておけず、塗り間違いが増えます。大問を1つ終えるたびに、塗る作業と書く作業をその場で片づけるのが基本です。

自校作成の学校と国際高校ではマークしない教科がある

自分の受ける学校がどの方式かで、鉛筆の使い方も変わります。共通問題を使う学校は、受ける教科のすべてがマークシート方式です。一方、自校で問題を作る学校では、自校で作る教科の扱いが違います。自校作成の学校では、国語・数学・英語はマーク方式ではなく、受検番号の欄だけがマーク式です。社会と理科は共通問題を使うのでマーク方式です。

国際高校は、英語だけがマーク方式ではありません。英語は受検番号の欄だけがマーク式で、国語・数学・社会・理科はマーク方式です。定時制の学校のうち自校で問題を作る学校でも、自校で作る教科はマーク方式ではありません。図3のように、学校の型によってマークする教科としない教科が分かれます。

図3 共通問題・自校作成・国際高校のマークの違い

マーク方式でない問題では、選んだ記号や解答を解答欄に書いて答えます。記号を選ぶ問題でも、〇を塗るのではなく、選んだ記号を欄に書く形です。つまり、自校作成の学校を受ける人も鉛筆は必要です。国語・数学・英語の記述を鉛筆で書き、社会と理科では〇を塗り、受検番号の欄は塗ります。シャープペンシルでも鉛筆でもよいのは、どの教科でも同じです。

準備でよくある間違いは、自校作成の学校を受けると決めた時点で、記述用の鉛筆だけを持ち、マーク用の準備をしないことです。社会と理科はマーク方式で、受検番号の欄も塗ります。授業で配られる過去問が記述式ばかりだったとしても、実際の検査では塗る欄があります。学校の案内で教科ごとの方式を見て、鉛筆と消しゴムをそろえます。

配慮の申請をした場合も、マーク方式になるとは限りません。障害のある受検者への配慮や、事故・病気などによる配慮を申請したときは、配慮の内容に応じてマーク方式でない方法で検査を行うことがあります。申請を考えている人は、自分がどの方法で受けることになるのかを、中学校の先生を通して早めに確かめておきます。

どの方式で受けるかは、受検する学校の入試の形で決まります。学校の案内と受検票を見て、共通問題か自校作成か、面接や実技があるかを確かめます。学校の案内では、自分が出願する学科の欄を見ます。わからないまま「マークシートだから鉛筆だけでよい」と決めつけず、中学校の先生に聞いてください。

塗り残しと一行ずれを防ぐ練習の順番

塗る作業は、解く力とは別に練習できます。都教委のサイトの「学力検査問題及び正答表等」の頁には、年度ごとに教科の検査問題とマークシート解答用紙が載っています。令和8年度の頁から国語・数学・英語・社会・理科の解答用紙を印刷すれば、本番と同じ形の用紙で練習できます。印刷した用紙は、解く用と塗り直す用に2部あると便利です。

1回目は、時間を計らずに解いて、塗る作業にどれだけ時間がかかるかを測ります。問題を解く時間と、答えを塗る時間を分けて記録すると、どこで遅れているかが見えます。2回目は本番と同じ時間で通します。1教科50分の時間を計り、問題を解くところから解答用紙を提出するところまでを一度につなげます。途中で止めずに通すことで、最後の見直しの時間が残るかどうかがわかります。

一行ずれを防ぐには、大問を終えるたびに、問題用紙の最後の問いの番号と、解答欄の最後の番号を指で照らします。大問が変わると解答欄の位置も変わるので、前の大問の続きの欄に塗ってしまうことがあります。解答欄の列を縦に数えて、塗った数と解いた数が合っているかを見る方法も使えます。問題用紙の番号に小さく丸をつけておき、塗った問題から丸を消していくと、塗り残しが目で見えます。

塗り残しが起きやすいのは、迷って後回しにした問題です。あとで戻るつもりでいたのに、次の大問に移ると忘れてしまいます。後回しにした問題には、問題用紙の横に印をつけます。見直しの時間になったら、印だけを順に追い、答えを出したかどうかと、塗ったかどうかを別々に確かめます。答えは出したのに塗っていない、という形がいちばん惜しい取りこぼしです。

答えを直す練習もしておきます。一度塗った記号を消しゴムできれいに消し、消しくずを払ってから、別の記号を塗ります。消し跡が黒ずんだまま重ねると、どちらを選んだのかわからなくなります。練習のときに、わざと1問だけ塗り間違えて、消して直す手順をやっておくと、本番で慌てません。練習の様子はスマートフォンで後ろから録画しておくと、塗る速さと指の動きを見返せます。

よくある質問

シャープペンシルは本当に使えますか。

使えます。令和8年度の表紙には「HB又はBの鉛筆(シャープペンシルも可)」と書かれていました。芯の濃さをHBかBに合わせ、替え芯を持って行きます。芯が細いと塗っている途中で折れることがあるので、予備を多めにします。令和9年度の表紙は当日に読みます。

マークシートなのに記述式の問題があるのはなぜですか。

マークシート方式は答え方の方式で、問題の形とは別だからです。共通問題を使う学校のマークシート方式でも、記号を塗る問題と記述式の問題の両方が出ます。記述の答えは、解答用紙の決められた欄に書きます。

自校作成の学校を受けるとき、鉛筆は要りますか。

要ります。自校作成の学校では国語・数学・英語はマーク方式ではありませんが、社会と理科はマーク方式です。受検番号の欄も塗ります。国語・数学・英語の記述を書くのにも鉛筆を使うので、HBかBの鉛筆かシャープペンシルを用意します。

問題用紙は持ち帰れますか。

解答用紙だけを提出する、というのが表紙の指示です。問題用紙を持ち帰ってよいかどうかは、当日の指示に従ってください。持ち帰りを前提にした準備はせず、検査中は問題用紙の余白を計算や下書きに使うものとして考えておきます。

確かめる順番

今週のうちに、次の順で確かめます。まず、受検する学校が共通問題か自校作成か、学校の案内で確かめます。次に、受検票で検査会場と集合の時刻を見ます。第一次募集の受検票は2月15日(月)頃からダウンロードできるので、届いたら印刷して、持ち物の欄と注意の欄を読みます。

都教委のサイトの「学力検査問題及び正答表等」の令和8年度の頁を開き、受ける教科のマークシート解答用紙を印刷します。印刷したら、HBかBの鉛筆を2本、シャープペンシルと替え芯、消しゴムを1か所にまとめます。鉛筆は前の晩に削り、芯先が丸くなっていないことを確かめます。

週末に1教科を通しで解き、問題を解く時間と塗る時間を別々に記録します。解き終えたら、問題番号と解答欄の番号を指で照らす作業を、大問ごとに行います。塗り残しと一行ずれが何問あったかを数え、次の通しで減ったかを見ます。練習の最後の5分を録画しておき、見直しのときに指がどこを追っているかを見返します。

配慮の申請が要るかもしれない人は、この週のうちに中学校の先生へ相談します。申請をするなら、どの方法で受けることになるかを先生を通して確かめます。学校の案内に書かれていないことは、中学校の先生に聞くのがいちばん早い方法です。

個別指導で確かめること

塾では、印刷した解答用紙を使って通しの演習を行い、解く時間と塗る時間を分けて記録します。講師が問題番号を読み上げ、生徒がその番号の解答欄を指で示す練習から始めると、一行ずれがどこで起きるかが見えます。ずれが出た大問に戻り、問題用紙の番号の付け方と、塗る順番を一緒に直します。記述の欄に書く量が多い教科では、先に欄の大きさを確かめてから書き始める練習も入れます。当日に自分で確かめられる手順を持ち帰ってもらうことを目的にします。

まとめ

塗る速さは、解く力とは別に鍛えられます。今日1枚を時間どおりに塗り、ずれた行を自分で見つけられたら、その1枚が本番の見直しの材料になります。鉛筆の濃さと塗り残しの数は、練習のたびに記録しておくと、当日の自分のペースがわかります。見直しの最後に指でなぞる場所を決めておけば、迷う時間そのものを減らせます。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

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