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模造紙の書き方—見出し、文字の大きさ、配置|武蔵野個別指導塾

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横1091mm縦788mmの模造紙に、題名80mm、見出し50mm、本文25mmで書くと1行に12字、20字、41字が入ります。余白と3列の配置、鉛筆の下書きの手順を順に示します。

売られている模造紙の多くは、横 1091 mm、縦 788 mm です。横に置いて周りに 30 mm の余白を取ると、字を書ける幅は 1031 mm、高さは 728 mm になります。文字の大きさを 3 段階に決めれば、配置はほとんど決まります。

役割 文字の高さ 1 行に入る文字の数(幅 1031 mm) 書く物
題名 80 mm 12 字 研究の題、学年、名前
見出し 50 mm 20 字 動機、予想、方法、結果、考察、感想
本文 25 mm 41 字(3 列に分ければ 1 列 13 字) 手順、測った数、考えたこと

配置の型は、いちばん上に題名の帯、その下を左から右へ 3 列に分け、左に動機と予想、真ん中に方法と結果、右に考察と感想を置く形です。グラフは真ん中の列に大きく貼ります。読む人の目は左上から右下へ動くので、この順に並べれば、そばで説明しなくても話の流れが伝わります。

よくあるのは、8 月の終わりに床へ模造紙を広げ、色ペンを 12 本並べたところで手が止まる、という場面です。実験は終わっていて、ノートには測った数も書いてある。けれど、紙のどこに何を、どの大きさで書けばよいかが決まらない。赤いペンで題名を書き始め、3 文字目で紙の端が近いことに気づき、消せないまま紙を裏返す。そこで失われるのは、紙 1 枚より時間です。先に鉛筆で区画を引いておけば、ペンを持つのは最後の 1 時間で足ります。

用意するもの

模造紙は 2 枚用意します。1 枚は清書用、もう 1 枚は書き損じたときの予備です。予備が手元にあるだけで、ペン入れの手が震えなくなります。文房具店で巻いて売られている物が多いので、買ってきたら裏返しに巻き直して一晩置くと、床に広げたときに端が浮きません。

鉛筆は 2B くらいの濃さが向いています。薄い HB だと下書きが見えにくく、濃すぎると消しゴムで消したあとが黒く残ります。消しゴムは大きめの物を 1 つ。定規は 1 m の物か、無ければメジャーで代わりになります。30 cm の定規だけでも線は引けますが、1 m の線を 4 回つなぐと必ず少し曲がるので、長い定規がある家は貸してもらうとよいです。

ペンは、太い水性ペンの黒か紺を 1 本、赤を 1 本、見出しの飾りに使う橙か緑を 1 本、合わせて 3 色までにします。色が 4 色を超えると、どこが大事なのかが読む人に伝わらなくなります。本文に使う中くらいの太さのペンも黒で 1 本。油性ペンは裏に写りやすく、床にも写るので、下に新聞紙を敷いて使います。

グラフや写真、表は、模造紙に直接描くより、別の紙に描いてから貼るほうが失敗が少なくなります。グラフ用には方眼の紙、写真の台紙には色のついた画用紙を用意し、のりとはさみも出しておきます。小学校の低学年のお子さまが使うときは、はさみは大人と一緒に使ってください。

最後に、実験のノートを開いたまま置ける場所を確保します。模造紙は床に広げると 1 m 四方近くを占めるので、ノートを膝に載せて書くと紙に膝が乗ります。小さな机か、本を重ねた台をノート置き場にします。

図1 模造紙の寸法と余白の取り方(横置き、余白30mm)

図1のように、紙は横に置き、四辺から 30 mm の所に鉛筆で薄い線を引きます。この線の内側が字を書く範囲です。余白を取らずに端まで書くと、壁に貼ったときに画びょうやテープで文字の一部が隠れます。30 mm は、画びょうやテープで止める幅を見込んだ数です。

進め方

手順は 8 つです。ペンを持つのは 7 番目で、それまでは鉛筆と定規だけを使います。

1 つ目、紙の向きと余白を決めます。横に置き、四隅から 30 mm の所に印を付けて、定規でつなぎます。図1の線がこれです。縦に置きたいときは、幅が 788 mm になるので、余白を引いた書ける幅は 728 mm、本文 25 mm なら 1 行 29 字です。横置きより 1 行が短く、列を 2 つにする形が合います。

2 つ目、題名の帯を取ります。上の余白の線から下へ 100 mm の所にもう 1 本、線を引きます。文字の高さ 80 mm に、上下 10 mm ずつのゆとりを足した高さです。題名は 12 字まで入りますが、帯の右端に学年と名前を 50 mm の文字で入れるなら、題は 8 字までにします。8 字で 640 mm、名前を 7 字で 350 mm、合わせて 990 mm なので、書ける幅 1031 mm に収まります。

3 つ目、帯の下を 3 列に分けます。書ける幅 1031 mm から、列と列の間 20 mm を 2 か所分引くと 991 mm、これを 3 で割ると 1 列は約 330 mm です。左から 330、20、330、20、330 と印を付け、縦の線を 4 本引きます。列の間の 20 mm は空けたままにし、線は引きません。空白が列の境目の役を果たします。

4 つ目、各列の見出しを決めます。左の列に動機と予想、真ん中の列に方法と結果、右の列に考察と感想です。見出しは 50 mm の文字で、1 列の幅 330 mm に 6 字まで入ります。「動機」「予想」のような 2 字の見出しなら十分です。見出しの前に 1 から 6 の番号を振ると、読む順が迷いません。

5 つ目、入る文字の数を計算して、ノートの文章を削ります。本文を 25 mm の文字で書き、行と行の間を 10 mm 空けると、1 行に使う高さは 35 mm です。題名の帯の下の高さは 728 から 100 を引いた 628 mm なので、1 列に入るのは 17 行、1 行 13 字なら 1 列 221 字、3 列で 663 字が上限です。グラフと写真の場所を空けると、実際に書けるのは 400 字ほどになります。ノートの文章をそのまま写そうとすると、ほとんどの場合これを超えます。各欄に書くことを表にして、文字の数を先に決めます。

区画 見出し 入る文字の数の目安 ノートから選ぶ物 下書き ペン入れ
題名の帯 題、学年、名前 12 字 題を短くした物
左の列 1 動機、2 予想 150 字 きっかけ 2 文、予想 1 文
真ん中の列 3 方法、4 結果 100 字とグラフ 手順 3 行、測った数の表
右の列 5 考察、6 感想 150 字 結果の数を 1 つ引いた理由、次にやりたいこと

下書きとペン入れの欄は、終わるたびに丸を付けます。欄が埋まっていく表があると、残りの作業が見えて、途中で投げ出しにくくなります。

6 つ目、鉛筆で全部を下書きします。見出しだけでなく本文の 1 字 1 字まで鉛筆で書きます。面倒に見えますが、ここで字の大きさと行の長さが決まるので、ペン入れのときに迷いません。本文の行の下には、定規で薄い線を 35 mm おきに引いておくと、字が右上がりに曲がりません。

7 つ目、壁に貼って離れて見ます。鉛筆の下書きのまま、テープで壁に貼り、2 m ほど離れて読んでみます。読めない字があれば、その欄の文字の大きさを 1 段階上げるか、文章を削って行を減らします。この確かめを飛ばすと、教室の後ろから見えない紙ができます。

8 つ目、ペン入れです。題名と見出しは太いペン、本文は中くらいのペンで、鉛筆の線をなぞります。乾くまで 10 分ほど待ってから消しゴムをかけます。乾く前に消すと、黒がのびて紙が灰色になります。グラフと写真は別の紙に仕上げておき、ペン入れの最後に、真ん中の列の空けておいた場所に貼ります。

図2 3列の配置の例(題名の帯と動機、予想、方法、結果、考察、感想)

図2のように、題名の帯が上に横いっぱいに伸び、その下に 3 本の列が並びます。真ん中の列の下半分がグラフの場所です。この配置なら、読む人は題名を読んでから左の列に目を落とし、右へ進んで考察で終わります。番号の順と目の動きが同じになることが、配置を決めるときのいちばんの目安です。

まとめ方

文字の大きさは、題名 80 mm、見出し 50 mm、本文 25 mm の 3 段階に決めます。大きさに差があるほど、どこが題でどこが本文かが遠くからでもわかります。本文を 30 mm にすると 1 行が 34 字に減り、20 mm にすると 51 字に増えますが、20 mm は 2 m 離れると読みにくい人が多いので、まず 25 mm で下書きして、壁に貼って確かめるのが確かな決め方です。画数の多い字は同じ高さでも黒く詰まって見えるので、線の細いペンで書くか、1 回り大きく書きます。測った数は本文と同じ大きさにそろえ、単位を必ず付けます。

図3 文字の大きさの比較(題名80mm、見出し50mm、本文25mm)

図3のように、3 つの文字を並べると、題名は本文の 3 倍以上の高さになります。実際の紙でもこの比を保つと、離れた所から見たときに段がはっきりします。

見出しは、動機、予想、方法、結果、考察、感想の 6 つが基本です。学校から別の項目を指定されていれば、そちらに合わせます。見出しの文字の下に、見出しと同じ色で太い下線を 1 本引くと、本文との境がはっきりします。線の色は橙か緑の 1 色に決め、全部の見出しで同じにします。

グラフは別の紙に描いてから貼ります。横 300 mm ほどの紙なら、真ん中の列の 330 mm に収まります。横の軸に変えた条件、縦の軸に測った数を取り、軸の端に単位を書きます。目盛りは 5 か 10 の倍数にして、測った数がそのまま読めるようにします。1 つの条件を変えて比べたなら棒グラフ、時間や温度のように続けて変わる物を追ったなら折れ線グラフが合います。グラフの題は紙の上に 1 行、本文と同じ 25 mm の文字で書きます。

考察は、結果の中から数を 1 つ選び、その数がなぜそうなったかを書く欄です。「おもしろかった」は感想の欄に回し、考察には「水の量を 2 倍にしたら溶けた砂糖も 2 倍近くになった、だから溶ける量は水の量で決まると考えた」のように、数と理由を 1 組にして書きます。予想と違った結果が出たときも、違った数を書いて、考えられる理由を 1 つ挙げれば立派な考察です。

うまくいかないとき

文章が入りきらないときは、本文を削ります。手順は「何を、どれだけ、何回」の 3 つが書いてあれば足ります。詳しい手順や測った数の表は別の紙に書いて貼り、紙の枚数を増やす形にすると、模造紙の本文は短いままで済みます。

書き損じたときは、同じ色の紙を文字の大きさに切って上から貼り、乾いてから書き直します。修正液は模造紙の上では白が浮いて目立ち、乾くまでに時間もかかります。予備の模造紙を切って使えば、色が同じなので貼ったことがほとんどわかりません。

字が右上がりに曲がるときは、本文の下に 35 mm おきの薄い線を引いていないことが多いです。下書きの段階で線を引き直し、ペン入れのあとに消します。左の列を書き終えたら右の列を書く前に紙を少し回し、体の正面に列が来るようにすると、腕の角度が変わらず曲がりにくくなります。

ペンがにじんで裏に写るときは、下に新聞紙を敷き、同じ所を 2 度なぞらないようにします。水性ペンは重ねると紙が波打ちます。乾く前に次の列へ手を置くと、手のひらで黒がのびるので、書き終えた列から順に乾かしてから、次の列に移ります。

実験そのものがうまくいかなかったときは、それを隠さずに結果の欄へ書きます。「予想は 3 倍、測ったら 1.2 倍だった」という数は、立派な結果です。考察の欄に、なぜ予想より小さかったかの理由を 1 つ、次にやるなら何を変えるかを 1 つ書けば、うまくいった研究と同じ形の模造紙になります。

よくある質問

縦に置いて書いてもよいですか

よいです。縦に置くと書ける幅が 728 mm になり、本文 25 mm で 1 行 29 字です。列は 2 つにして、左に動機、予想、方法、右に結果、考察、感想を置きます。高さが 1031 mm になるので、上の帯から下の端まで遠く、壁に貼ったとき下の文字が低い位置に来ます。貼る壁の高さが低い教室では横置きのほうが読まれやすいです。

色は何色まで使ってよいですか

ペンの色は 3 色までにします。黒か紺で本文、赤で大事な数、橙か緑を見出しの飾りに使う組み合わせが、読みやすく、迷いません。色鉛筆で塗る所は、グラフの棒と写真の台紙だけにとどめます。色が増えるほど、どこが大事なのかがぼやけます。

パソコンで打った紙を貼ってもよいですか

学校の指示によります。手書きを求める学校もあるので、配られた紙を先に確かめてください。貼ってよい場合でも、題名と見出しは手書きにし、測った数の表やグラフだけを印刷して貼ると、模造紙全体が印刷物に見えずに済みます。印刷する文字も、本文と同じ 25 mm 程度の大きさに設定します。

親の関わり方と個別指導で確かめること

区画の線を引く作業は、1 m の定規を押さえる人がいると曲がりません。ここは一緒にやってよい所です。文字を書くのはお子さま本人で、親は壁に貼った下書きを 2 m 離れて読み、読めなかった字を指さす役に回ります。塾では、題名の帯の下の 3 列が 1 から 6 の番号の順になっているか、考察の欄に結果の数が 1 つ引かれているか、この 2 点を見ます。配置が正しければ、本文が短くても研究の筋は伝わります。

まとめ

模造紙は、題名 80 mm、見出し 50 mm、本文 25 mm の 3 段階と、余白 30 mm、題名の帯の下の 3 列が決まれば、あとは鉛筆の下書きをなぞるだけです。入る文字の数を先に計算し、ノートの文章を削ってから書き始めれば、紙の端で手が止まることはありません。模造紙の出来は、ペンを持つ前の 30 分で決まります。

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