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小学1年生の漢字—80字の一覧と、楽しく覚える順番|武蔵野個別指導塾

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入学して最初の漢字ノートで迷ったら、数、体、曜日の順に進めてみてください。全80字の音読み訓読みと画数、右と左で1画目が違うわけまで、家で開いたその日から使えます。

小学1年生で習う漢字は80字です。覚えやすい順に8つのまとまりへ分けると、全部で次のとおりです。

順番 まとまり 字 数
① 数と単位 一 二 三 四 五 六 七 八 九 十 百 千 円 年 14
② 体と人 目 耳 口 手 足 力 人 子 女 男 王 11
③ 曜日の字 日 月 火 水 木 金 土 7
④ 自然 山 川 田 林 森 石 天 空 雨 夕 気 11
⑤ 生きもの 花 草 竹 虫 犬 貝 6
⑥ ようす 上 下 中 左 右 大 小 赤 青 白 正 早 12
⑦ 動き 見 立 休 入 出 生 6
⑧ 学校とくらし 学 校 先 文 字 本 名 音 糸 車 玉 村 町 13
合計 80

読みと画数は下の表です。ことばの例には、1年生で習う字だけで書ける言葉を選びました。

① 数と単位(14字)

字 音読み 訓読み 画数 ことばの例
一 イチ・イツ ひと・ひと-つ 1 一つ(ひとつ)・一年生(いちねんせい)
二 ニ ふた・ふた-つ 2 二つ(ふたつ)・二年生(にねんせい)
三 サン み・み-つ・みっ-つ 3 三つ(みっつ)・三日月(みかづき)
四 シ よ・よ-つ・よっ-つ・よん 5 四つ(よっつ)・四月(しがつ)
五 ゴ いつ・いつ-つ 4 五つ(いつつ)・五円(ごえん)
六 ロク む・む-つ・むっ-つ・むい 4 六つ(むっつ)・六年生(ろくねんせい)
七 シチ なな・なな-つ・なの 2 七つ(ななつ)・七五三(しちごさん)
八 ハチ や・や-つ・やっ-つ・よう 2 八つ(やっつ)・八百(はっぴゃく)
九 キュウ・ク ここの・ここの-つ 2 九つ(ここのつ)・九月(くがつ)
十 ジュウ・ジッ とお・と 2 十(とお)・十円(じゅうえん)
百 ヒャク なし 6 百円(ひゃくえん)・三百(さんびゃく)
千 セン ち 3 千円(せんえん)・千年(せんねん)
円 エン まる-い 4 百円(ひゃくえん)・円い(まるい)
年 ネン とし 6 年上(としうえ)・学年(がくねん)

② 体と人(11字)

字 音読み 訓読み 画数 ことばの例
目 モク・ボク め・ま 5 目玉(めだま)・一年目(いちねんめ)
耳 ジ みみ 6 耳たぶ(みみたぶ)・右耳(みぎみみ)
口 コウ・ク くち 3 出口(でぐち)・入り口(いりぐち)
手 シュ て・た 4 右手(みぎて)・手足(てあし)
足 ソク あし・た-りる・た-る・た-す 7 足音(あしおと)・足す(たす)
力 リョク・リキ ちから 2 力(ちから)・水力(すいりょく)
人 ジン・ニン ひと 2 一人(ひとり)・名人(めいじん)
子 シ・ス こ 3 子ども(こども)・女子(じょし)
女 ジョ・ニョ・ニョウ おんな・め 3 女の子(おんなのこ)・女子(じょし)
男 ダン・ナン おとこ 7 男の子(おとこのこ)・男子(だんし)
王 オウ なし 4 王さま(おうさま)・女王(じょおう)

③ 曜日の字(7字)

字 音読み 訓読み 画数 ことばの例
日 ニチ・ジツ ひ・か 4 三日(みっか)・日本(にほん)
月 ゲツ・ガツ つき 4 一月(いちがつ)・三日月(みかづき)
火 カ ひ・ほ 4 花火(はなび)・火山(かざん)
水 スイ みず 4 水(みず)・水田(すいでん)
木 ボク・モク き・こ 4 木(き)・大木(たいぼく)
金 キン・コン かね・かな 8 お金(おかね)・金メダル(きんメダル)
土 ド・ト つち 3 土(つち)・土足(どそく)

④ 自然(11字)

字 音読み 訓読み 画数 ことばの例
山 サン やま 3 山(やま)・火山(かざん)
川 セン かわ 3 川(かわ)・小川(おがわ)
田 デン た 5 田んぼ(たんぼ)・水田(すいでん)
林 リン はやし 8 林(はやし)・山林(さんりん)
森 シン もり 12 森(もり)・森林(しんりん)
石 セキ・シャク・コク いし 5 石(いし)・小石(こいし)
天 テン あめ・あま 4 天気(てんき)・天の川(あまのがわ)
空 クウ そら・あ-く・あ-ける・から 8 青空(あおぞら)・空気(くうき)
雨 ウ あめ・あま 8 雨(あめ)・大雨(おおあめ)
夕 セキ ゆう 3 夕日(ゆうひ)・七夕(たなばた)
気 キ・ケ なし 6 天気(てんき)・人気(にんき)

⑤ 生きもの(6字)

字 音読み 訓読み 画数 ことばの例
花 カ はな 7 花(はな)・花火(はなび)
草 ソウ くさ 9 草(くさ)・草花(くさばな)
竹 チク たけ 6 竹(たけ)・竹林(ちくりん)
虫 チュウ むし 6 虫(むし)・青虫(あおむし)
犬 ケン いぬ 4 犬(いぬ)・子犬(こいぬ)
貝 なし かい 7 貝がら(かいがら)・赤貝(あかがい)

⑥ ようす(12字)

字 音読み 訓読み 画数 ことばの例
上 ジョウ・ショウ うえ・うわ・かみ・あ-げる・あ-がる・のぼ-る・のぼ-せる・のぼ-す 3 上(うえ)・川上(かわかみ)
下 カ・ゲ した・しも・もと・さ-げる・さ-がる・くだ-る・くだ-す・くだ-さる・お-ろす・お-りる 3 下(した)・川下(かわしも)
中 チュウ・ジュウ なか 4 中(なか)・一日中(いちにちじゅう)
左 サ ひだり 5 左手(ひだりて)・左右(さゆう)
右 ウ・ユウ みぎ 5 右手(みぎて)・左右(さゆう)
大 ダイ・タイ おお・おお-きい・おお-いに 3 大きい(おおきい)・大学(だいがく)
小 ショウ ちい-さい・こ・お 3 小さい(ちいさい)・小学生(しょうがくせい)
赤 セキ・シャク あか・あか-い・あか-らむ・あか-らめる 7 赤い(あかい)・赤ちゃん(あかちゃん)
青 セイ・ショウ あお・あお-い 8 青い(あおい)・青空(あおぞら)
白 ハク・ビャク しろ・しら・しろ-い 5 白い(しろい)・白玉(しらたま)
正 セイ・ショウ ただ-しい・ただ-す・まさ 5 正しい(ただしい)・お正月(おしょうがつ)
早 ソウ・サッ はや-い・はや-まる・はや-める 6 早い(はやい)・早口(はやくち)

⑦ 動き(6字)

字 音読み 訓読み 画数 ことばの例
見 ケン み-る・み-える・み-せる 7 見る(みる)・見学(けんがく)
立 リツ・リュウ た-つ・た-てる 5 立つ(たつ)・目立つ(めだつ)
休 キュウ やす-む・やす-まる・やす-める 6 休む(やすむ)・休日(きゅうじつ)
入 ニュウ い-る・い-れる・はい-る 2 入る(はいる)・入学(にゅうがく)
出 シュツ・スイ で-る・だ-す 5 出る(でる)・出口(でぐち)
生 セイ・ショウ い-きる・い-かす・い-ける・う-まれる・う-む・お-う・は-える・は-やす・き・なま 5 生まれる(うまれる)・先生(せんせい)

⑧ 学校とくらし(13字)

字 音読み 訓読み 画数 ことばの例
学 ガク まな-ぶ 8 学ぶ(まなぶ)・学校(がっこう)
校 コウ なし 10 学校(がっこう)・小学校(しょうがっこう)
先 セン さき 6 先(さき)・先生(せんせい)
文 ブン・モン ふみ 4 文(ぶん)・文字(もじ)
字 ジ あざ 6 字(じ)・名字(みょうじ)
本 ホン もと 5 本(ほん)・日本(にほん)
名 メイ・ミョウ な 6 名字(みょうじ)・名人(めいじん)
音 オン・イン おと・ね 9 音(おと)・足音(あしおと)
糸 シ いと 6 糸(いと)・赤い糸(あかいいと)
車 シャ くるま 7 車(くるま)・水車(すいしゃ)
玉 ギョク たま 5 水玉(みずたま)・お年玉(おとしだま)
村 ソン むら 7 村(むら)・村人(むらびと)
町 チョウ まち 7 町(まち)・下町(したまち)

よくあるのは、入学して最初の漢字ノートを、夕方の机で開く場面です。ランドセルを床に置いたまま、削ったばかりの鉛筆で、大きなマスの1行目に「一」。お子さまは横線を1本引いて顔を上げ、「これだけ」と笑います。ところが、横で一覧を見ている大人の顔は曇ります。80字。読みがいくつも並び、森は12画。先に重さを感じるのは大人のほうで、子どもはまだ1本の線の軽さしか知りません。この差を埋めるのが、覚える順番です。

一覧の読み方

表は1行が1字です。図1のように、左から字、音読み、訓読み、画数の順に読みます。カタカナで書いたものが音読み、ひらがなで書いたものが訓読みです。訓読みの中の「あ-く」の線は、その後ろが送りがなだという印で、文の中では「空く」と書きます。

図1 表の1行の読み方を「空」の字で示した図

読みの数に驚かないでください。いちばん多い下と生には、音読みと訓読みを合わせて12通りの読みが並びます。これは常用漢字で決められた読みを全部載せているからで、1年生が今すぐ全部を使うわけではありません。「のぼ-せる」も「は-やす」も、いまは飛ばしてかまいません。先に覚えるのは、右端のことばの例に出てくる読みです。

「なし」と書いた欄は、書き忘れではありません。校・気・王・百の4字には訓読みがなく、貝には音読みがありません。校を「なんと読むの」と聞かれて「コウ」としか答えられないのは、知識が足りないからではなく、もともとそれしかないからです。貝は「かい」の1通りで、赤貝のように「がい」と濁ることがあるだけです。

画数は、ひと続きに書く線を1画として数えた数です。口は3画で、折れ曲がる線も1画に数えます。一が1画、森が12画。80字のうち61字は6画以下で、10画以上は校と森の2字しかありません。大人が感じるほど、1年生の字は重くないのです。

音読みと訓読みという言葉を、1年生に説明する必要はありません。「一つ」と「一年生」で読み方が変わると気づけば、いまはそれで足ります。

覚え方

一覧は、上から順に詰め込むための表ではありません。図2の順に、手がかりのある字から入ります。学校の授業は教科書の順に進むので、これは家で覚え直すときの順です。授業で先に習った字があれば、そこから始めてかまいません。

図2 80字を8つのまとまりに分け、覚える順に並べた図

①数と単位は、線を1本ずつ足すところから始まります。一、二、三は書いた線の数がそのまま数になり、指で確かめられます。値札の円、学年の年まで入れても、1字あたりの画数は平均で約3.3画です。②体と人の手がかりは、お子さま自身の体です。「目はどこ」と聞かれて指させるなら、その字はもう半分読めています。③曜日の字は、カレンダーの上で毎週会えます。日月火水木金土の7字は、教えなくても目に入る回数が違います。

④自然と⑤生きものには、絵に戻れる字が多くあります。山は3つの峰、川は流れる水の筋、雨は空から落ちるしずく。形の由来を一言添えるだけで、線の集まりが景色に変わります。散歩の途中で田んぼや竹やぶの前に立ち、指で空中に書けば、机に向かう時間はいりません。

⑥ようすは組で覚えます。上と下、左と右、大と小。片方を覚えれば、もう片方は反対の言葉として付いてきます。赤、青、白は持ち物の色で言い、正と早は「正しい」「早い」と送りがなごと口に出します。⑦動きは、体を動かしながら言います。ドアを出入りしながら「入る」「出る」と言い、椅子から「立つ」。動きの字は送りがなといっしょに使うことが多いので、字だけを書く練習は後回しにします。

⑧学校とくらしを最後に置くのは、画数が多いからです。学が8画、音が9画、校が10画で、平均は約6.6画と①のほぼ2倍になります。ただ、学校、先生、本、車は毎日のように目にする言葉です。読めるようになるのはむしろ早い字ですから、読みは早めに、書くのは最後に回すと無理がありません。

形をつなげて数を減らす

80字は、80個の別々の形ではありません。図3のように、線を足すと次の字になる列がいくつもあります。人に横線を足すと大、もう1本足すと天。十に横線を足すと土、もう1本で王、点を打つと玉。口の中に横線を足すと日、もう1本で目。画数も1つずつ増えます。木は2つ並べて林、3つ集めて森になり、画数も4、8、12と増えていきます。

図3 線や字を足すと次の字になる列を画数つきで示した図

足し算は列の中だけで起きるのではありません。人が木のそばで休むから休。田に力で男。暗い夕方には口で名乗るから名。由来の話には説の分かれるものもありますが、形を分ける手がかりとしては十分です。書き取りで形が出てこないとき、「もう1回書きなさい」と言う前に「その字は何と何でできているかな」と聞いてください。字を分けて言える子は、形を丸ごと覚えなくて済みます。

書き順の考え方

書き順は、字の形を整えるための手順です。大きな決まりは5つあります。上から下へ書く(三)。左から右へ書く(川)。横線と縦線が交わるときは横線から書く(十)。中と左右があれば中から書く(小、山、水)。全体を貫く縦線は最後に書く(中)。例外はありますが、この5つで多くの字の見当がつきます。

つまずきやすいのは右と左です。どちらも上の部分は同じ2本の線に見えますが、右は左はらいから、左は横線から書きます。短いほうの線から書く、と覚えてください。右では左はらいが短く、左では横線が短いからです。上は縦線から、下は横線から書くことも、最初に確かめておきたいところです。

学校のテストでは、教科書で習った順が正解です。家で全部を見張る必要はありません。1画目だけを教科書の順と見比べ、合っていればそのまま次へ進みます。書き順を理由に書くこと自体を嫌いにさせてしまうと、直した1画より失うもののほうが大きくなります。

1日の進め方

新しく触れるのは1日3字までで足ります。3字ずつなら、27日で80字を1周できます。順番は読む、指す、書くです。まず一覧の読みを声に出し、次に本やカレンダーの中からその字を探して指さし、最後にマスへ3回書きます。書く回数を増やす前に読めて指せる状態を作るのは、形がわからないまま何度書いても、崩れた形を練習することになるからです。

翌日の始めには、前の日の3字を読みます。3日前の字、1週間前の字もときどき混ぜます。間をあけて思い出す手間が、字を残します。学校の宿題がある日は宿題を先にして、家の分は読むだけの日にしてかまいません。

家での関わり方

保護者の方の役目は、先生の代わりではなく、字に出会う回数を増やすことです。スーパーの出口、カレンダーの月と日、値札の円。歩きながら「あの字、読めるかな」と聞くだけで、机の外が教材になります。読める字を見つけるのは、お子さまにとって宝探しに近い遊びです。

ノートを見るときは、丸を先につけます。マスからはみ出した字でも、線の数が合っていればまず丸です。直すのは1字につき1か所まで。赤の多いノートを、1年生はもう開きたくなくなります。まだ習っていない字をひらがなで書くのは、間違いではありません。先取りを急がせる前に、習った字が文の中で読めるかを確かめてください。字が崩れ始めたら、その日は終わりです。5分でも毎日開くノートが、週末にまとめて埋めるノートに勝ちます。

テストでの出方

1年生の漢字テストの中心は、短い文の中で読むことと書くことです。字だけを見せて読ませるより、文に入った形で出ることが多くあります。ノートに同じ字を並べて練習しただけだと、ここで止まります。字を文の中で見た回数が少ないからです。出方は大きく3つあります。読み、送りがなまで含めた書き、そして日づけや数え方の読みです。

例題1 読み

次の文の漢字の読みを、ひらがなで書きましょう。「森の中で、赤い花を見つけました。」

答えは「もり、なか、あか、はな、み」です。「赤い」は「あか」だけ、「見つけました」は「み」だけを答えます。送りがなまで書き込むと、字のどこまでを読んだのかが自分でもわからなくなります。読む字に線を引いてから答える癖をつけてください。

例題2 書き

( )のひらがなを漢字に直しましょう。「(はやく)おきて、(がっこう)へいきます。」

答えは「早く、学校」です。「はやく」は「早」だけでは足りず、「く」までが答えです。学校は「学」を「ガク」と読むのに、続けると「がっこう」と詰まる音になります。耳で聞いた「がっ」が字にならないときは、「学ぶ」といっしょに書いて確かめます。校は10画で、この80字の中で2番目に画数の多い字です。左の木を先に書いてから右へ進みます。

例題3 日づけの読み

次の日づけの読みを、ひらがなで書きましょう。「四月八日」

答えは「しがつ ようか」です。「四」は月と組むと「し」と読み、日と組むと「よっか」になります。「八」は日と組むと「よう」です。ここで「はちにち」と答える子は、字を知らないのではありません。カレンダーを声に出して読んだ回数が足りないだけです。

同じ80字で受けられる検定

この80字は、漢検の10級の範囲と同じです。10級の目安は小学1年生の程度で、合格基準は150点満点の80%程度、検定時間は40分です。2026年度の第3回の公開会場の検定日は2027年2月14日(日)で、個人の紙の受検の申し込みは2026年12月4日 9:00 から 2027年1月10日 23:59 まで(先着順)です。申し込みと日程の最新は日本漢字能力検定協会の案内で確かめてください。受けるかどうかは、学校のテストで文の中の字を読めるようになってから決めても遅くありません。

まちがえやすいところ

1つ目は、形の似た字の取り違えです。書き直しを増やしても、見る場所が決まっていなければ同じ間違いが続きます。図4のように、見る場所を先に決めます。人は左の線が上まで伸び、入は右の線が上まで伸び、八は2本が離れています。右は上の部分で2本の線が交わり、石は横線の下から線が出ます。王に点を打つと玉で点は右下、大に点を打つと犬で点は右上です。見と貝は上の目が同じで、下の形だけが違います。

図4 形の似た字を見分けるときに見る場所をまとめた図

2つ目は、送りがなの抜けです。「大きい」を「大い」、「小さい」を「小い」と書く誤りは、読みの切れ目を知らないところから起こります。一覧の「おお-きい」「ちい-さい」の線が、その切れ目です。「正しい」「早い」「休む」「見る」も、字だけで覚えず、送りがなまで1つの言葉として書きます。字だけを並べて書く練習では、この切れ目が身につきません。

3つ目は、日づけと人数の読みです。三日は「みっか」、四日は「よっか」、八日は「ようか」。四日と八日は音が近く、耳で取り違えやすい組です。さらに、一日の「ついたち」、二日の「ふつか」、二十日の「はつか」、一人の「ひとり」、二人の「ふたり」は、一覧の読みをつないでも出てきません。理屈で考えず、言葉のまま覚える読みです。朝、カレンダーを指して今日の日づけを言う。それだけで毎日1回の練習になります。

確かめの問題

  1. 次の文の漢字の読みを、ひらがなで書きましょう。「七夕の日に、青い空を見ました。」
  2. ( )のひらがなを漢字に直しましょう。「(ひだり)の(て)を上げます。」
  3. 「しろい」を、漢字と送りがなで書きましょう。
  4. 「車」は何画ですか。
  5. 「木」の1画目は、横線と縦線のどちらですか。

答え

  1. たなばた、ひ、あお、そら、み。七夕は「七」と「夕」の読みをつないでも出てこない、言葉のまま覚える読みです。
  2. 左、手。「左手」とまとめて書けるようになると、右手との組で思い出せます。
  3. 白い。「しろ」までを「白」が受け持ち、「い」だけを送ります。
  4. 7画。全体を貫く縦線は最後に書きます。
  5. 横線。横線と縦線が交わるときは横線から書きます。

全部できたら、一覧の中で読めなかった字に印をつけ、次の日はその字から読みます。1問でも止まったら、その字が入っているまとまりへ戻ってください。

次に確かめること

次に開く一覧は3つです。小学2年生の漢字は160字あり、明は日と月、岩は山と石のように、この80字を組み合わせた字が出てきます。漢検10級は、この80字の力を試す場として確かめておくと、受ける時期を決めやすくなります。部首の一覧では、木や口のように、ここで覚えた字が部品として働く姿を見られます。個別指導では、2年生の書き取りで止まったときも、まず1年生の字の読みと形まで戻って確かめます。

まとめ

ノートの1行目に引いた1本の横線は、6年後には1026字につながっています。だからといって急ぐ理由はありません。入口の80字は、指で数える字、自分の体で指させる字、窓の外に見つかる字から始められます。今日のノートには、今日指させた字を書いてください。いちばん重い森でさえ、木を3つ書けば書き終わります。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

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