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英検3級の結果の見方—4技能のスコアのつり合いを次の練習につなげる|武蔵野個別指導塾
英検3級のCSEスコアを一次と二次に分けて読み、4技能の結果から次の練習を選ぶ方法を説明します。合格基準との比較、答案の確かめ方、家庭でできる短い練習がわかります。

英検3級の結果の見方—4技能のスコアのつり合いを次の練習につなげる
よくあるのは、帰宅後の食卓に英検3級の結果を広げ、「読む点数は高いのに、どうして合格にならないのですか」と、技能別の数字を指で追う場面です。合格か不合格かはすぐ目に入ります。しかし、その下の数字を見て、単語を増やすべきか、作文を書き直すべきか、聞く練習を増やすべきかまで決めるのは簡単ではありません。保護者の方も、低い数字を見つけるたびに課題を足すと、お子さまを追い込むことにならないか迷うのではないでしょうか。
結果を読む目的は、英語の得意不得意に名前を付けることではありません。次に何を、どのように練習するかを決めることです。そのためには、合否を確かめる数字と、練習の優先順位を考える数字を分けて扱います。さらに、数字だけでは見えない答案や解答中の動きを、短い課題で確かめます。
4技能のつり合いというと、全部を同じ点数にそろえることを想像するかもしれません。ここでは、読む・聞く・書く・話すのどこに練習の空白があるかを探す、という意味で考えてください。高かった技能にも続ける練習があり、低かった技能にもすでにできている部分があります。CSEスコアの基準を整理したうえで、結果を手元の学習へ戻す手順を見ていきます。
最初に、一次と二次の数字を別々に読みます
英検3級のCSEスコアは、技能ごとの満点が550です。一次試験の合否にはリーディング、リスニング、ライティングの3技能が関わり、合格基準は1103です。3技能の満点を合計すると、550 + 550 + 550 = 1650になります。二次試験のスピーキングは満点550、合格基準353です。これらは日本英語検定協会が示す合否判定の基準です。
| 確かめる区分 | 対象となる技能 | 満点 | 合格基準 |
|---|---|---|---|
| 一次試験 | 読む・聞く・書く | 1650 | 1103 |
| 二次試験 | 話す | 550 | 353 |
一次と二次では、比較する数字が違います。4技能の数字を全部足して、一次の合格基準と比べる読み方はしません。話す点数が高いから一次の不足を埋められる、と考えることもできません。まず一次は3技能の合計、二次はスピーキングの数字というように、見る場所を分けてください。
計算の練習として、読む420、聞く360、書く340という数字を置いてみます。合計は1120で、一次の基準1103との差は17です。ここで言えるのは、置いた数字の合計が基準を上回るということです。書く340だけを見て、技能単独の不合格と扱う必要はありません。一方で、次の学習を考えるときには、書く課題を確かめる理由になります。合否の読み取りと学習の判断は、このように同時に進めつつも分けて考えます。
別の組み合わせで、読む410、聞く350、書く330なら合計1090で、基準との差は13です。この13を「あと13問」と読み替えないでください。CSEスコア上の差を確かめたのであって、追加で必要な正答数を数えたわけではありません。自宅では正答数や書けた内容を記録できますが、その記録をそのままCSEスコアとして扱わず、練習の変化を知るために使います。
また、合格基準の1103を3等分して、各技能の合格点を作る必要はありません。毎回どの技能にも同じ到達点を課すより、実際にどんな課題で止まるかを確かめる方が、次の練習を選びやすくなります。満点が同じということと、本人に必要な練習時間が同じということは別です。

スコアの差は、原因を探す入口です
一次試験では、リーディングに短文の語句空所補充15問、会話文の空所補充5問、長文の内容一致選択10問があります。ライティングはEメールの返信と、質問に対する意見の英作文が各1問です。読む・書くを合わせた試験時間は65分です。聞く試験は約25分で、会話への応答、会話の内容、物語文や説明文の内容を問う3つの形式が各10問あります。
同じ「読むのが低い」でも、短文の語を知らない場合と、長文で日時を取り違える場合では、取り組む課題が変わります。同じ「書くのが低い」でも、質問に答えていない場合と、答えはあるのに動詞の形が崩れる場合では、見直す場所が違います。スコアの高低から原因を1つに決めず、まず答案や練習の記録で候補を絞ります。
語彙については、「意味を見ればわかる」と「自分で思い出せる」を分けて確かめると、読む練習と書く練習の違いが見えます。語彙を思い出せる力と、見て意味がわかる力のどちらも読解を予測し、後者がやや強かったという研究があります(Laufer・Aviad-Levitzky・2017)。対象は大学生116名であり、英検3級の受験者に必要な語彙量や、その人のスコア差の原因を直接示すものではありません。
この研究を学習に生かすなら、「読めるから書けるはず」と決めつけないことが出発点です。例えば library を読んで「図書館」と答えられるかと、「図書館」と言われて英文中に library と書けるかを別々に試します。片方だけできるなら、単語の勉強を最初から全部やり直すのではなく、止まった方向の練習を増やせます。これはスコアの換算方法ではなく、練習内容を選ぶための確かめ方です。
二次試験は約5分の英語での面接です。音読のほか、パッセージ、イラスト、受験者自身についての質問があります。評価の観点には応答内容、発音、語い、文法、語法、情報量、積極的にコミュニケーションを図ろうとする意欲や態度などが含まれます。したがって、スピーキングの数字を見て、発音だけ、あるいは文法だけの結果だと決めることも避けたいところです。
話す練習への指摘によって、正確さと複雑さは短期的に高まっても、流暢さは変わらなかったという研究があります(Yang・2024)。対象は台湾の英語専攻54名であり、年齢の異なる3級受験者や長期の変化へそのまま当てはめることはできません。ここからは、言い直しが正確になったことと、止まらず話せるようになったことを、別々に記録する見方を取り入れられます。「まだつかえたから何も伸びていない」と判断せず、直った箇所も残してください。
結果を開いた日に、15分で学習の入口を作ります
ここから示す時間は、自宅で確認するための練習時間です。試験の制限時間や、公式の推奨配分ではありません。結果を読んだ直後に全技能の問題を大量に解く必要はありません。最初は短く区切り、数字を読み違えないことと、次に確かめる課題を1つ決めることに集中します。
最初の3分で、比較する数字をそろえます
ノートの上に「一次」と「二次」を分けて書きます。一次の欄には読む・聞く・書くの各スコアと合計を書き、1103と比べます。二次の結果がある場合は話すスコアを書き、353と比べます。まだ結果がない技能は空欄にして、予想で数字を埋めないようにします。
自分で確かめるときには、各技能の数字を写し間違えていないか、一次の合計に話す数字を入れていないかを確認します。差を計算するなら、基準を上回ったか下回ったかも言葉で添えてください。「差13」だけでは、どちら側の数字か後でわからなくなります。
次の5分で、低かった技能の中身を1つ確かめます
手元にある答案や復習用の記録を使い、気になる技能から課題を1つ選びます。読むなら、間違えた問題について本文のどこが答えの根拠だったかを探します。聞くなら、聞き取れなかった語を文字で見て意味がわかるかを確かめます。書くなら、質問に答えている文と理由の文に線を引きます。話すなら、短い質問への答えを録音し、質問と答えが対応しているかを聞き直します。
ここでは「全部苦手」と書かず、「日時の訂正を見落とした」「質問の片方に答えていなかった」のように、起きたことを書きます。原因がまだ絞れないときは、「同じ種類の課題でもう一度確かめる」としておけば十分です。曖昧なまま単語不足と決めるより、次の確認ができます。
残りの7分で、1回直してから閉じます
選んだ課題の答えを確かめ、直した箇所を説明します。その後で解答を隠し、同じ内容をもう一度答えます。書く課題なら全文を眺め続けるのではなく、質問に戻って自分で短い文を作り直します。終了時には「今日直したこと」と「次に答えを隠して確かめる日」を残します。
練習テストを受けた数が多いほど、本試験の成績が高く、理解度の見積もりも正確だったという研究があります(Naujoksほか・2022)。対象は大学生201名と111名であり、回数を増やすだけで英検3級の成績が上がると保証する研究ではありません。自宅では、解答を見る前の予想と、実際に答えられた内容を並べる方法を使えます。「できそう」と「できた」を分けて記録するためです。
ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

4技能を短い課題に分けて確かめます
以下の英文は、自宅で技能の中身を確かめるための練習用です。各課題の成否からCSEスコアを計算することはしません。点数の低かった技能から始め、必要に応じて別の技能も確かめてください。英文を読む課題では意味と根拠を、英文を書く課題では質問への対応を、声に出す課題では応答内容と話し方を分けて見ます。
読む練習は、答えと根拠を対にします
次の英文を読んで、「集まる日」と「持っていく物」を答えてください。まず2分で答えを決め、次の1分でその根拠に線を引きます。
Our reading club will meet in the school library on Friday. Please bring your favorite book. We planned to meet on Thursday, but the library will be closed that day. The meeting will start at four.
答えは「金曜日」と「お気に入りの本」です。Thursday も書かれていますが、それは当初の予定です。Friday のある文と、Please bring で始まる文に戻れるかを確かめます。正解した場合も、ただ日付らしい語を選んだのか、予定の変更を理解して答えたのかを説明してください。
間違えた場合には、知らなかった語に印を付け、予定を表す文と閉館を表す文を分けて読みます。最後に英文を隠し、「木曜日ではなく金曜日に集まる理由」を日本語で言えれば、内容のつながりを確かめられます。読めなかった語がほとんどないのに日を間違えたなら、その日は単語の追加より、変更前と変更後を分ける練習を優先します。
聞く練習は、音と意味のどちらで止まるかを分けます
次の英文を端末の読み上げ機能などで再生できるようにし、画面を隠して聞きます。読み上げの音声を使うのは自宅で確認するためです。問いは「今週の日曜日に何をするか」です。準備と聞く時間を合わせて3分、文字で確認する時間を2分に区切ります。
I usually play tennis with my sister on Sunday. This week, she will visit our grandmother, so I will stay home and make lunch with my father. We want to cook vegetable soup.
答えは「家で父と昼食を作ること」です。最初のテニスだけを覚えて答えた場合は、普段のことと今週のことを混ぜていないかを確かめます。音声だけでは取れず、文字を見たらすぐわかった箇所には「音」、文字を見ても意味がわからなかった箇所には「意味」と書きます。
「音」の箇所は文字を見ながら聞き、その後で画面を隠して聞き直します。「意味」の箇所は語や文の意味を確かめてから音声に戻します。自分で判定する基準は、答えの言葉を覚えたかではなく、普段と今週の行動をそれぞれ説明できるかです。後日、別の短い英文でも同じ区別ができるかを確かめると、答えの暗記だけで済ませずに復習できます。
Eメールは、2つの質問への答えを見つけます
3級のEメール問題では、友達からのメールにある2つの質問に答え、15語から25語を目安に返信します。練習では、友達が「What do you do after school?」「Who do you usually do it with?」と尋ねてきたと考えてください。4分で返信を書き、2分で問いと答えを対応させます。
I play soccer after school. I usually play with my classmates in the park near our school.
この返信は17語です。最初の文で何をするかを、次の文で誰とするかを答えています。確認するときには、play soccer と with my classmates にそれぞれ線を引きます。「放課後に何をするか」は書けても、「誰とするか」が抜けたなら、語を難しくする前に2つ目の答えを足します。
別の答えを書くときは、自分の生活に合わせて活動と相手を変えます。変更後は、動詞が主語に合っているか、相手を示す部分が残っているか、語数の目安に入っているかを自分で確かめます。文字を多く書いたかどうかだけでなく、2つの質問に返事をしたかどうかを記録してください。
意見の英作文は、理由を2つに分けます
3級の意見の英作文は、質問に対する考えとその理由を2つ書き、25語から35語を目安にします。「Do you like studying in the library?」について、まず6分で書き、次の3分で内容を確認してください。
Yes, I like studying in the library. First, it is quiet, so I can read books easily. Second, I can use many books there when I do my homework.
この解答は29語です。考えは図書館で勉強することが好きという部分、理由は静かに読めることと、宿題をするときに多くの本を使えることです。First と Second があるだけで確認を終えず、その後に違う内容が書かれているかを日本語で言ってみます。
自分の英文を直すときは、最初に問いへ答えているか、次に理由が2つあるか、その後で動詞やつづりを見る順にします。訂正箇所は全部まとめて「英作文ができない」と扱わず、「理由が1つだった」「主語の後に動詞がなかった」と分けます。次回は直した文を見ずに書き直し、同じ問題が残っているかを確かめます。
話す練習は、正確さと止まった場所を別々に残します
「What do you like to do on weekends?」に、自分のことを答えて録音します。自宅では準備1分、録音1分、聞き直し2分に区切ります。この時間は短く振り返るためのもので、本番の回答時間を示すものではありません。
I like to ride my bike. I often go to the park with my brother.
まず、週末にしたいことへの答えになっているかを確かめます。その後で、言えなかった語と、言えたけれど途中で長く止まった場所を分けて書きます。答えを直してもう一度録音したとき、文が正確になったかと、止まる場所が減ったかを別々に比べてください。
話す内容を増やすことだけを目標にせず、自分が意味をわかっている短い文で答えます。難しい語を入れて途中で言えなくなるなら、まず言える語で内容を完成させます。自分の経験と違う場合は、活動や相手を変えて答えてください。録音を聞いて質問との対応が判断できなければ、質問の意味を確かめてから再挑戦します。
1週間の記録で、次の優先順位を決めます
自宅の練習では、毎日スコアを予想する必要はありません。初日に短い課題を試し、2日目に止まった箇所を直し、4日目に解答を見ずに再挑戦し、7日目に別の課題で同じ点を確かめる、という進め方ができます。この日程は学習を管理するための提案です。都合が合わない場合は、曜日を固定せず、確認した日付を残してください。
記録は「技能」「止まった箇所」「直した方法」「再確認の結果」の4項目に絞ります。例えば読む課題なら、「読む/変更前の日を選んだ/変更を示す文に線を引いた/別の文では正しい日を選べた」と残せます。書く課題なら、「書く/相手への答えが抜けた/質問ごとに答えを探した/次の返信では両方書けた」と記録できます。
結果が変わらなかったときは、量だけを増やさず、直し方を点検します。解答を見たまま書き写して終わっていたなら、解答を隠す段階を入れます。意味がわからないまま何度も聞いていたなら、先に文字で意味を確かめます。1週間の記録から「何を変えたか」が読める状態にすると、次の相談でも具体的に話せます。
得意な技能は練習をゼロにせず、短い確認を残します。苦手な技能に取り組む間に、得意な技能で続けていた学習が消えないようにするためです。4技能のつり合いは、点数を同じ高さにする競争ではなく、必要な確認がそれぞれに届いているかで見てください。
個別指導では、数字と取り組み方を結び付けます
武蔵野個別指導塾で結果を扱うときには、合否と技能別の数字を確認したうえで、本人がどこで手を止めるかまで見ます。例えばリーディングが低かった場合、単語の意味を尋ねるだけでは判断を終えません。短い文章を読み、設問への答えを選び、その理由を説明するところまで確かめます。語の意味、文のつながり、根拠を探す動きのどこに支援が必要かを分けるためです。
塾が担うのは、確認する課題の選択と、間違いの整理、次の課題の調整です。書いた英文には、内容の不足と表現の誤りを分けて示します。話す課題では、何を答えるつもりだったかを聞き、伝わる短い文へ直したあとでもう一度答えてもらいます。スコアだけを見て練習を一括で増やすのではなく、本人が再現できるかを見て宿題を決めます。
本人に持ってきてもらいたいのは、きれいに直したノートだけではありません。最初に書いた英文、迷って消した答え、録音して言えなかった箇所など、途中の状態も役立ちます。「ここから先を自分で直せなかった」と示せれば、授業で確認する場所を絞れます。答えを覚えてしまった課題についても、そのまま伝えてください。新しい課題で確かめる判断ができます。
家庭が持つ役割は、毎回英語を採点することではなく、本人が決めた短い確認を実施できたかを聞くことです。「点数が低かったから、もっとやりなさい」だけでは、次の動作が決まりません。「今日はどの質問に答え直したのですか」「前と違ってできた箇所はどこですか」と尋ねると、記録に戻って話せます。保護者が英語の誤りを説明できなくても、日付と再確認の有無を見ることはできます。
進み具合は、CSEスコアの次の結果を待つ間にも記録します。読むなら根拠を示せたか、聞くなら普段と今回の行動を分けられたか、書くなら質問への答えがそろったか、話すなら内容が合い、直した文を言えたかという形です。これは公式の採点を代行する数字ではありません。日々の指導で、何ができるようになったかを本人と共有するための記録です。
授業でできても自宅で止まる場合は、助けの有無も書きます。「先生の問い返しがあればできた」と「一人でできた」を分けることで、支援を外して確かめる段階が見えます。逆に、自宅で一人でできるようになった箇所をいつまでも宿題に残す必要はありません。確認の結果に合わせて課題を入れ替え、取り組む理由を本人にも説明します。
4技能の優先順位について本人と保護者の考えが違う場合も、最初からどちらかを正しいと決めません。本人は面接で止まったことを気にしていて、保護者は書くスコアを気にしているかもしれません。その場合は短い課題を両方試し、困っている内容と必要な支援を共有します。結果の話し合いを、本人への評価だけで終わらせないことを大切にします。
結果の読み方で迷いやすい3つのこと
Q. 一番低い技能だけを練習すればよいですか
A. 最初に確かめる候補にはなりますが、低いという理由だけで学習時間を全部集めることは勧めません。まずその技能の中で、何ができずにいたかを確認してください。書くスコアが低くても、質問の読み違いがあったなら、英文を書く量を増やす前に問いの読み方を直す必要があります。読む課題でも同じ語で止まるなら、共通する語の練習を入れられます。
反対に、別の技能が高かったからといって、確認を完全にやめる必要もありません。低かった技能の練習を中心にしつつ、ほかの技能には短い復習を残します。次に何を優先するかは、点数の順位だけでなく、短い課題で見つかった困り方と、再確認の結果から決めてください。
Q. 基準まであと少しなら、次は合格すると考えてよいですか
A. 基準との差が小さいことは、今回の数字として受け止めます。ただし、その差だけから次の合否を言い切ることはできません。また、差をそのまま必要な正答数へ置き換えたり、ある練習をすれば決まったCSEスコアが増えると考えたりしないでください。
次に向けては、「あと少し」を具体的な動作へ変えます。Eメールなら質問ごとに答えをそろえる、読むなら根拠を示す、聞くなら予定の変更を取り落とさない、といった形です。小さな差を何度も眺めるより、直した内容を別の課題でも使えるかを確かめる方が、学習計画を更新できます。合格した場合にも、残っている課題を同じように整理できます。
Q. 書く点数が高いのに、話すと止まるのはなぜですか
A. 書くときと話すときに、同じ内容を同じように取り出せているとは限りません。まず短い質問に答えて録音し、言いたい内容が決まらないのか、語が出ないのか、文を直そうとして止まるのかを分けます。点数の差だけから、本人の性格や努力の量を決めつけないことが大切です。
言い直して正しい文ができたなら、その変化は記録します。そのうえで、翌日などに質問だけを見て答えられるかを試します。長い解答をそのまま暗記する前に、自分についての短い文を作れるかを確かめてください。書く力を材料にしながら、声に出して質問に応じる練習を別に設けると、どこで止まるかを具体的に相談できます。
次に直す1つが決まれば、結果を学習に使えます
英検3級の結果を読むときは、一次の3技能合計と二次のスピーキングを分け、まず合格基準との関係を確かめます。その後で技能ごとの数字に戻り、気になる箇所を短い課題で調べます。点数から原因を断定せず、実際の答えと取り組み方を見て、練習を選ぶ順番です。
今日のうちに全部の弱点を直す必要はありません。例えば、返信の2つ目の答えが抜けていたとわかったなら、次は質問と答えを線で結ぶところから始められます。読む根拠を説明できなかったなら、選んだ答えの根拠に戻る練習を残します。そして解答を隠して確かめた結果を、日付とともに書きます。
武蔵境で英検3級の学習を続ける本人にも、ご家庭にも、点数を見るたびに課題だけが増える状態にはなってほしくありません。直す箇所と、すでに一人でできる箇所の両方を確かめれば、次の学習を具体的に選べます。CSEスコアで気になった技能は、本人の答案を確かめてから宿題を選びます。
参考文献
- 日本英語検定協会「3級の試験内容」。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/grade_3/solutions.html
- 日本英語検定協会「英検CSEスコアでの合否判定方法」。https://www.eiken.or.jp/eiken/result/eiken-cse_admission.html
- 日本英語検定協会「2026年度第2回 一次試験 3級問題冊子」。https://www.eiken.or.jp/eiken/exam/kakomon/2026-2-1ji_3kyu.pdf
- Laufer・Aviad-Levitzky(2017). Modern Language Journal. 大学生116名を対象とする語彙知識と読解の研究。https://consensus.app/papers/details/aa9819cc730e5c0d991e957e8b08573c/
- Naujoksほか(2022). Metacognition and Learning. 大学生201名・111名を対象とする練習テスト、成績、理解度の見積もりの研究。https://consensus.app/papers/details/4e8bd7ea2c7150aa8111a355e1f2fbf1/
- Yang(2024). English Teaching & Learning. 台湾の英語専攻54名を対象とする話す練習への指摘の研究。https://consensus.app/papers/details/36589b99d1f85e8dbb0d67dbc050cd00/
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