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【中学受験算数・中1数学】食塩水の濃度のつまずき診断—5問で間違え方の型を見つけ、戻る場所を決める|武蔵野個別指導塾

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この教材の使い方

食塩水の問題では、計算を始める前に「今ある食塩は何gか」「食塩水全体は何gか」を区別することが大切です。答えが合わないときも、濃度の公式を忘れたとは限りません。水だけの重さで割ったのか、食塩まで増減させたのか、混ぜる量の違いを見落としたのかによって、戻る場所が変わります。この教材では、5問を使って、その違いを確かめます。

  1. 紙と鉛筆を用意し、確認問題を1問だけ解きます。問題番号、途中の式、答えの単位を残してください。
  2. その問のすぐ下にある「答えと、間違えたときの戻り先」を開きます。答えだけでなく、最初に違いが出た式を探します。
  3. 自分の考え方に近い誤答の型を選び、記事名のリンクから戻ります。「読むところ」の案内に沿って、必要な説明を確かめてください。
  4. この教材へ戻り、答えを閉じて、同じ番号の再確認を解きます。問3を見直したなら再確認3です。
  5. 食塩と食塩水の重さを言葉で説明できたら、次の確認問題へ進みます。まだ迷うときは、間違えた式を消さずに残して、戻り先の説明と比べます。

記録には、A「分母にする量」、B「百分率の換算と食塩の量」、C「操作で変わる量」、D「混ぜる量と平均」、E「逆算の順序」の5つの型を使います。これは人を評価する記号ではなく、解答のどこを直すかを示す目印です。誤答例と数字が同じでも原因が違うことがあります。書いた式や、そのとき考えた言葉を手がかりにしてください。

この教材では、濃度は重さによる百分率です。食塩はすべて水に溶けていて、容器の重さは含めません。水を加えるときにはこぼさず、蒸発させるときには水だけが出ていくものとします。実験を行うための指示ではなく、問題の中で量の関係を考えるための条件です。途中で何が残るかを読み取ってください。

どの誤答にも当てはまらないときは、「その他」として迷った場所を書きます。「濃度を求めるのに食塩の重さが必要だと分かりませんでした」のような短い文で十分です。全体の見直しには、食塩水の濃度のつまずき解説を使います。読むところの目安は、食塩、水、食塩水を区別する説明と、操作の前後で量を追う説明です。

確認問題(5問)

濃度を求める基本の式は「食塩の重さ ÷ 食塩水の重さ × 100」です。食塩水の重さは、食塩と水の重さの合計です。問題文の数の下に「食塩」「水」「食塩水」と書き、何の重さか決めてから使いましょう。濃度の数と重さの数を、同じ種類の量として足さないことも確かめます。

問1 水と食塩水を区別します

食塩20gを水180gにすべて溶かしました。できた食塩水の濃度は何%ですか。分母に使った重さも、何の重さか分かるように書いてください。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、10%です。分母に使う食塩水の重さは200gです。

  1. 180gは水だけの重さです。溶かした食塩20gも、できた食塩水の中に入っています。
  2. 食塩水全体は、20 + 180 = 200 で200gです。この全体を100%と見ます。
  3. 20 ÷ 200 = 0.1、0.1 × 100 = 10 と計算します。全体200gの10分の1が食塩20gなので、10%と確かめられます。

A型:20 ÷ 180 × 100 としました。原因として、水だけを全体と考えたことが考えられます。この式が表すのは水の重さに対する食塩の割合で、この問題で求める濃度とは基準が違います。戻り先は食塩水の濃度のつまずき解説です。読むところの目安は、濃度の分母を水ではなく食塩水にする説明です。紙に「水180g + 食塩20g = 食塩水200g」と書いてから、全体に丸を付けてください。

B型:20 ÷ 200 = 0.1 から、0.1%としました。原因は、小数で求めた割合に、そのまま%を付けたことです。戻り先は割合の文章題です。読むところの目安は、割合と百分率の対応、もとにする量を100%と見る説明です。1が100%、0.1が10%と対応を並べます。%に直す段階と、割り算をする段階を別の行に書くと、どちらで誤ったか分かります。

A型:200 ÷ 20 × 100 = 1000 としました。原因は、全体と部分の順序を逆にしたことかもしれません。戻り先は割合の文章題です。読むところの目安は、比べる量をもとにする量で割る説明です。「全体の中に食塩がどのくらいあるか」と言い直します。この問題には水もあるので、食塩の割合が100%を超える答えは場面と合いません。再確認1でも、分母の名前を添えてください。

問2 濃度から食塩の重さを求めます

8%の食塩水が250gあります。この中に溶けている食塩は何gですか。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、20gです。

  1. 250gは、すでに食塩と水を合わせた食塩水の重さです。さらに食塩の重さを足して全体にする必要はありません。
  2. 8%は、食塩水の重さの8/100が食塩だという意味です。小数なら0.08です。
  3. 250 × 0.08 = 20 と求めます。20 ÷ 250 × 100 = 8 と濃度に戻せれば、もとの条件に合います。

B型:250 × 8 = 2000 としました。原因は、8%を8倍として扱ったことです。戻り先は割合の文章題です。読むところの目安は、百分率を小数に直し、全体に割合をかけて部分を求める説明です。先に8 ÷ 100 = 0.08と書きます。全部で250gの食塩水の中に食塩だけで2000gあることにはならない、と大きさも確認してください。

B型:250 × 0.8 = 200 としました。原因として、8%を80%に当たる0.8へ直したことが考えられます。戻り先は食塩水の濃度を図解で総まとめです。読むところの目安は、濃度から食塩の重さを求める基本の計算です。100gの8%食塩水なら食塩は8gです。250gはその2.5倍なので20gになる、という見方でも確かめられます。

B型:250 ÷ 0.08 = 3125 としました。原因は、食塩の重さを求める場面と、食塩水全体を逆算する場面を入れ替えたことです。戻り先は割合の文章題です。読むところの目安は、全体、割合、部分の関係です。「食塩水250g × 0.08 = 食塩の重さ」と、量の名前を付けて式を完成させます。再確認2で、求めるものが%ではなくgであることも確認してください。

問3 水を加え、その後に蒸発させます

10%の食塩水200gに、水50gを加えてよく混ぜます。このときの濃度を求めてください。次に、その食塩水から水だけを50g蒸発させます。蒸発後の濃度も求めてください。食塩水をすくい取る操作はしません。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、水を加えた後が8%、その後に蒸発させた後が10%です。

  1. 初めの食塩は200 × 0.1 = 20で20gです。水を加えても、食塩そのものは増えません。
  2. 水を加えた後の食塩水は200 + 50 = 250で250gです。20 ÷ 250 × 100 = 8なので8%です。
  3. そこから水だけが50g出ると、食塩水は250 − 50 = 200で200gになります。食塩は20gのままなので、20 ÷ 200 × 100 = 10で10%です。
問3の操作と重さの変化
時点 食塩 水 食塩水
初め 20g 180g 200g
水を加えた後 20g 230g 250g
その後に蒸発させた後 20g 180g 200g

C型:水を加えた後も10%としました。原因として、食塩の重さが変わらないことと、濃度が変わらないことを同じだと考えた可能性があります。戻り先は食塩水の濃度のつまずき解説です。読むところの目安は、水を加えたときの食塩の量と全体の量の変化です。同じ20gを、より重い食塩水全体で割るので濃度は下がります。「変わらないのは食塩20g」と名前まで言ってください。

C型:水を加えた後、食塩を250 × 0.1 = 25で25gとしました。原因は、初めの10%を、操作後にも使える割合として残したことです。戻り先は食塩水の濃度を図解で総まとめです。読むところの目安は、水を加える問題で、食塩の重さを先に固定する説明です。加えたものは食塩0gの水です。どこから5gの食塩が増えたのかを考え、初めの食塩の計算を操作後へコピーしてください。

C型:蒸発後を20 ÷ 150 × 100で求めました。原因は、2回目の操作を初めの200gから始めたことです。戻り先は食塩水の濃度を図解で総まとめです。読むところの目安は、蒸発する水の重さを食塩水全体から引く説明です。今回の蒸発直前は250gです。矢印で「200g → 250g → 200g」とつなぎ、操作の順序を残します。再確認3でも、各操作の直前の量から計算してください。

問4 重さの違う2種類を混ぜます

4%の食塩水100gと、12%の食塩水300gを、全部混ぜます。できた食塩水の濃度は何%ですか。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、10%です。

  1. 4%の食塩水の食塩は100 × 0.04 = 4で4g、12%の食塩水の食塩は300 × 0.12 = 36で36gです。
  2. 混ぜた後の食塩は4 + 36 = 40で40g、食塩水は100 + 300 = 400で400gです。食塩どうしと食塩水どうしを、それぞれ足します。
  3. 40 ÷ 400 × 100 = 10で10%です。4%と12%の間にあり、多く入れた12%の側に近くなっています。

てんびん図でも確かめます。下の横の位置は濃度の目盛りで、容器の中の位置ではありません。4%側の重さは100g、12%側の重さは300gです。つり合う位置は、重い側に近づきます。

4%                  10%      12%
●───────────────────▲───────●
100g                支点     300g
左の濃度差は6、右の濃度差は2
てんびん図の読み方:100 × 6 = 300 × 2。食塩水の重さの比1:3に対し、支点までの濃度差の比は3:1です。

この関係は、すべてを10%と見たときの食塩の不足と余りから説明できます。100gの4%食塩水は10%より食塩が6g不足し、300gの12%食塩水は10%より食塩が6g多くなります。混ぜると不足と余りが打ち消し合います。図の左右を暗記するより、何g不足し、何g多いかを一度確かめてください。

D型:(4 + 12) ÷ 2 = 8で8%としました。原因は、2種類あることだけを見て、重さの違いを無視したことです。戻り先は平均算を図解で総まとめです。読むところの目安は、平均から合計を考える説明と、平均の取り違えについての説明です。単純に真ん中の濃度になるのは、このような2種類なら同じ重さずつ混ぜた場合です。今回は濃い側が3倍あるので、食塩の合計から計算し直します。

D型:4 + 12 = 16で16%としました。原因は、割合を食塩の重さのように足したことです。戻り先は食塩水の濃度を図解で総まとめです。読むところの目安は、2種類を混ぜるとき、食塩の量を合計する説明です。足す数の単位をそろえ、「4g + 36g」と書きます。水や食塩を別に加えていないので、混ぜた結果が濃い方の12%を超えることはありません。

D型:てんびん図で、4%からの差と12%からの差を1:3にしました。原因は、重さの比を濃度差の比にそのまま写したことです。そうすると支点を6%の位置に置いてしまいます。戻り先は食塩水の濃度を図解で総まとめです。読むところの目安は、てんびん法で重さと濃度差の対応を確かめる説明です。100 × 左の差と300 × 右の差が等しくなるようにします。再確認4では、まず食塩の合計で解き、その後で図と照らし合わせてもかまいません。

問5 混ぜた結果から元の濃度を求めます

濃度の分からない食塩水200gと、6%の食塩水100gを全部混ぜたところ、10%の食塩水ができました。初めの200gの食塩水の濃度は何%ですか。

答えと、間違えたときの戻り先

答えは、12%です。

  1. 混ぜた後の食塩水は200 + 100 = 300で300gです。10%なので、食塩の合計は300 × 0.1 = 30で30gです。
  2. 6%の食塩水100gには100 × 0.06 = 6で6gの食塩があります。未知の側の食塩は、30 − 6 = 24で24gです。
  3. 求めるのは、初めの200gを全体とする濃度です。24 ÷ 200 × 100 = 12で12%です。200 × 0.12 + 100 × 0.06 = 30となり、混ぜた後の食塩の合計と一致します。

E型:10 − 6 = 4で4%としました。原因は、混合後の濃度を、もとの濃度の足し算でできた数だと考えたことです。戻り先は食塩水の濃度を図解で総まとめです。読むところの目安は、混合前後の食塩の量が等しいことを使う説明です。引き算で戻すのは濃度どうしではなく、食塩の重さどうしです。もし4%と6%を混ぜても、両方より濃い10%にはならないことも確かめます。

E型:10 × 2 − 6 = 14で14%としました。原因は、混ぜた10%を2つの濃度の単純な平均だと考えたことです。戻り先は平均算を図解で総まとめです。読むところの目安は、平均と個数や重さを使って合計へ戻す説明です。今回は200gと100gで重さが違います。まず全体300gの中の食塩30gを求めてから、分かっている側の6gを引いてください。

A型:食塩24gまで求めて、24 ÷ 300 × 100 = 8で8%としました。原因は、最後の分母に混合後の食塩水の重さを残したことです。戻り先は食塩水の濃度のつまずき解説です。読むところの目安は、どの食塩水を全体とする濃度なのかを区別する説明です。24gは未知だった側だけの食塩です。対応する食塩水もその側の200gにそろえます。再確認5で、最後の割り算の下に「元の食塩水」と書いてください。

戻ったあとに確かめる問題

確認問題と同じ番号を選び、解説を閉じて解きます。式だけをまねるのではなく、数字に量の名前を付け直してください。正答しても説明に迷ったら、その箇所を記録します。再確認が終わったら、前の問題で選んだ型と比べ、同じ判断を自分で直せたかを確かめましょう。

再確認1 分母の名前を確かめます

食塩12gを水138gにすべて溶かしました。できた食塩水の濃度は何%ですか。分母にする食塩水の重さも書いてください。

再確認1の答えと確かめ方

答えは、8%です。分母に使う食塩水の重さは150gです。

12 + 138 = 150で、食塩水全体は150gです。12 ÷ 150 = 0.08、0.08 × 100 = 8と求めます。分母を138gにしたときは問1のA型、0.08%としたときはB型の戻り先を読みます。「溶けると見えなくなる」ことと「重さがなくなる」ことは違います。水の重さと全体の重さを、式の上でも区別できたかを確認してください。

再確認2 食塩の重さに直します

7%の食塩水が300gあります。溶けている食塩は何gですか。

再確認2の答えと確かめ方

答えは、21gです。

7% = 0.07なので、300 × 0.07 = 21です。21 ÷ 300 × 100 = 7と戻せます。100gなら食塩7g、300gならその3倍という説明でもかまいません。210gや2100gとした場合は、%を小数に直したところを確認します。割り算を選んだ場合は、求めるものが全体なのか部分なのかを問2のB型の戻り先で確かめてください。7%は10%より小さいので、食塩は300gの10%より少ないはずです。

再確認3 各操作の前後をつなぎます

8%の食塩水300gに水100gを加えてよく混ぜます。水を加えた後の濃度を求めてください。次に、その食塩水から水だけを100g蒸発させます。蒸発後の濃度も求めてください。

再確認3の答えと確かめ方

答えは、水を加えた後が6%、その後に蒸発させた後が8%です。

食塩は300 × 0.08 = 24で24gです。水を加えた後は食塩水が300 + 100 = 400で400gになり、24 ÷ 400 × 100 = 6で6%です。次に400 − 100 = 300で300gへ戻り、24 ÷ 300 × 100 = 8で8%となります。どちらの操作でも食塩24gは変わりません。初めの300gから100gを引いた場合や、加えた後も8%とした場合は問3のC型へ戻ります。今回元の濃度へ戻るのは、加えた水と蒸発した水の重さが同じだからです。

再確認4 どちらの濃度に近いかを見ます

3%の食塩水200gと、9%の食塩水100gを全部混ぜます。できた食塩水の濃度は何%ですか。

再確認4の答えと確かめ方

答えは、5%です。

食塩は200 × 0.03 = 6で6gと、100 × 0.09 = 9で9gです。合計15gの食塩が300gの食塩水に入るので、15 ÷ 300 × 100 = 5で5%です。てんびん図では3%から5%までの差が2、5%から9%までの差が4となり、200 × 2 = 100 × 4でつり合います。今回は薄い側のほうが重いので、結果は3%の側に近くなります。6%とした場合は単純な平均を使わなかったか確認し、問4のD型に戻ってください。

再確認5 結果から片方の食塩を取り出して考えます

濃度の分からない食塩水300gと、12%の食塩水100gを全部混ぜたところ、6%の食塩水ができました。初めの300gの食塩水の濃度は何%ですか。

再確認5の答えと確かめ方

答えは、4%です。

混ぜた後は400gで、その中の食塩は400 × 0.06 = 24で24gです。分かっている側の食塩は100 × 0.12 = 12で12gなので、未知の側には24 − 12 = 12で12gありました。12 ÷ 300 × 100 = 4で4%です。4%と12%を混ぜた6%が両方の間にあり、重い4%側に近いことも合っています。6 − 12のように濃度を引いたら問5のE型、最後に400gで割ったらA型へ戻ります。元の2種類を混ぜる計算で、条件に戻せたかも確認します。

家での見方

保護者の方は、正解数と一緒に、どこまで自分で判断できたかを見ます。「公式は何でしたか」とすぐに尋ねるより、「この200gは水ですか、食塩水ですか」「加えたものに食塩は入っていますか」と、今使おうとしている数字の意味を確認してください。一度にいくつも質問せず、紙に残った式の最初の違いから話します。

下の表を紙に写し、1回の解答で最初に起きた誤りの型に1つ印を付けます。途中で別の誤りも出たら、問題番号と一緒にメモ欄へ書きます。その場で答えを写し直しただけなら回数を増やしません。答えを閉じて解く再確認や翌日の解き直しは別の解答として数えます。何度も印が付くこと自体を責めず、次に読む場所を決める材料として使います。

誤りの型と回数の記録表
型 確認問題 再確認 翌日以降 合計・問題番号
A 分母にする量        
B 百分率の換算と食塩の量        
C 操作で変わる量        
D 混ぜる量と平均        
E 逆算の順序        
その他・計算だけの誤り        

日付:____ 問題番号:____ 最初の式:____ 迷った言葉:____ 読んだ説明:____ 再確認は自力・声かけあり:____

同じ型が合計3回出たら、新しい問題を増やす前に、その型の戻り先を読み直します。3回は学習の進め方を決める目安で、能力を判定する基準ではありません。1回でも理由が分からなければ戻ってかまいません。同じ説明で止まる場合は、食塩、水、食塩水の3列の表に変え、どの欄が変わったかを本人に指してもらいます。

式が合っていて計算だけを誤ったときは、読み取りの誤りと分けて扱います。例えば百分率を0.08へ直せていても、積の小数点を誤ることがあります。その場合は、100gあたりの食塩で見積もったり、求めた食塩を全体で割って濃度へ戻したりします。答えだけを見てB型と決めず、換算の行と計算の行のどちらに違いがあるかを確かめてください。

再確認を自力で解けたら、その日は区切ってもかまいません。翌日以降、途中の式も隠してもう一度解き、「分母は何か」「食塩は変わるか」を説明できるかを見ます。追加の練習を選ぶときは、食塩水の濃度を図解で総まとめで、今迷った操作に対応する説明や問題を探します。水を加える問題がまだ曖昧なら、複数の操作を重ねる前に、1回の操作を表にする練習へ戻ります。

つまずきやすいところと直し方

A型 水だけ、または別の時点の全体で割ります

濃度の分母は、求めたい食塩水そのものの重さです。問1では食塩と水を足した200g、問5では元の片方の200gです。同じ数字でも役割が違うので、「大きい数を分母にする」とは覚えないでください。分子の食塩がどの容器、どの時点のものなのかを言い、その食塩を含んでいる全体と組にします。食塩の重さだけ元へ戻して、分母を混合後のままにしないことが大切です。

B型 %を換算せずに使ったり、部分と全体を逆にしたりします

8%は100gの食塩水に食塩8gがある割合で、0.08倍です。「食塩水 × 濃度の小数 = 食塩」という関係を量の名前で書き、分かっている場所に数字を入れます。食塩を求めるならかけ算、食塩と濃度から全体を求めるなら逆算です。式を選ぶ前に求める量を丸で囲みましょう。%とgは違うものなので、20gの答えに%を付けるような単位の入れ替えにも注意します。

C型 食塩の重さと濃度を同じように変えます

水だけを加えたり、水だけを蒸発させたりするとき、食塩の重さは変わりません。一方、食塩水全体は増減するので濃度は変わります。直すときは、初めの食塩を求めてから、操作ごとの食塩水全体を記入します。水を加えれば薄くなり、水だけが出れば濃くなるという見通しも添えます。見通しと逆の答えが出たら、食塩を増減させなかったか、前の時点の全体を使わなかったかを確認します。

「蒸発」と「よく混ぜた食塩水をすくい取る」は違います。蒸発では水だけが出ますが、すくい取ると水と食塩が同じ割合で出るので、残りの濃度は変わりません。食塩の重さが変わらないという考えを、どの操作にも広げないでください。問題文の動作を囲み、「出入りするものは水か、食塩か、食塩水か」を一言書けば、表のどこを動かすかを決められます。

D型 濃度だけで平均を取ります

混ぜる問題で合計できるのは、食塩の重さと食塩水の重さです。濃度はそれらの比なので、そのまま足したり、重さを無視して平均したりできません。まず各食塩水を「全体の重さ」「食塩の重さ」の組に直し、それぞれの合計を作ります。てんびん図を使う場合も、重さが大きい側ほど支点までの濃度差が小さくなることを、食塩の不足と余りで確かめます。

てんびん図の答えが出ても、混合後の食塩を計算して一致するかを見ます。図で位置を取り違えた場合、両方の濃度の間には収まっていても正解とは限りません。「間にある」と「多い側に近い」は確かめる手がかりであり、それだけで正しい数値を決めるものではありません。食塩の合計による計算を、図の意味を確かめる方法として持っておきましょう。

E型 濃度を直接引いて元へ戻します

混合後から戻るときは、まず結果の食塩水全体と濃度から、食塩の合計を求めます。そこから分かっている側の食塩を引き、残った食塩を未知の側の全体で割ります。「合計の食塩 → 片方の食塩 → 元の濃度」の順序です。中1で文字を使う場合も、未知の濃度を小数でxとすれば、問5は200 × x + 6 = 30です。文字を使っても、両辺が食塩の重さを表すことは変わりません。

元の濃度ではなく重さが未知の問題でも、食塩の合計をそろえる考え方は使えます。ただし、重さが分からない側は、その中の食塩の重さもまだ決まりません。分からない欄を無理に埋めず、混合前後の食塩が等しい関係や、てんびん図の比を使います。この教材の逆算で、まず濃度と重さを分け、何が分かって何が不明かを書く習慣を確かめてください。

ここで手が止まるなら、止まった単元まで一緒に戻ります。学年別個別指導コース/お問い合わせ

まとめ

問1で濃度の分母、問2で食塩の重さ、問3で水の出入り、問4で重さの違う食塩水の混合、問5で結果からの逆算を確かめました。どの問でも、食塩の重さと食塩水全体の重さを対応させることが出発点です。操作が増えたときは、式を長くつなぐ前に、時点ごとの表を作ってください。

最後に「今日迷った型」「戻って読んだ説明」「再確認で自分で直せたこと」を1つずつ書きます。例えば「C型、水だけを加えても食塩は増えません、食塩を同じ重さのまま次の行へ移せました」という記録です。まだ解けないところは、止まった式を残して次へつなぎます。次の学習でも、全体を決め、食塩を追い、求めた答えを元の条件へ戻して確かめましょう。

本気になった日が、入塾の日。

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