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【高1英文法】受動態を図解で総まとめ—完了形・進行形・SVOO・SVOC・群動詞の受け身|武蔵野個別指導塾

beenとbeingの違いを図で整理し、SVOOの2通りの書き換えやbe made toの語順を例題で確かめます。群動詞に残る前置詞と、材料・道具を表す前置詞も使い分けましょう。
よくあるのは、朝のホームルーム前の教室で、黒板に書かれた連絡を英語にしようとして、「教室は掃除されました」までは書けるのに、「もう掃除されています」と「今、掃除されています」の違いで手が止まるという場面です。どちらも日本語では「されています」と言えますが、掃除が済んでいることと、掃除の途中であることは同じではありません。ここに完了形と進行形の受動態を学ぶ意味があります。
受動態は、動作を受ける側を主語にして述べる形です。高校では、基本のbe動詞と過去分詞に、時間の見方や文型の違いが重なります。単語が増えるたびに別の公式として覚えると、beenとbeingが入れ替わったり、文末の前置詞が消えたりします。
そこで、「何を話題にするか」「いつの、どんな状態の動作か」「元の動詞が何を伴うか」を順に確かめます。この順序で考えると、物の受け渡しも、何かをさせられた経験も、元の意味を保ちながら受ける側から説明できるようになります。
この単元で身につけること
- 主語を変えても出来事を変えないこと。能動態は動作をする側から、受動態は受ける側から述べます。元の目的語がどれかを見つけることが出発点です。
- 時制と受動態を重ねること。現在完了ならhaveまたはhasの後にbeen、進行形ならbe動詞の後にbeingを置き、最後の過去分詞で動作の内容を示します。
- 助動詞の意味を保つこと。可能・義務・推量などを表す助動詞の後にbeを置けば、「できる」「されなければならない」といった意味も受ける側から述べられます。
- SVOOとSVOCを区別すること。目的語が2つある文と、目的語を補語が説明する文では、主語を移した後に残る語の働きが違います。
- 前置詞まで含めて形を確かめること。群動詞の一部であるatなどは残し、動作主・道具・材料を表す前置詞は意味に応じて選びます。
前の単元で扱う助動詞の「後ろに動詞の原形を置く」という規則は、助動詞を伴う受動態にもそのままつながります。長い動詞のかたまりを一度に暗記するより、助動詞・時制・受動態の役割をそれぞれ説明できることを目標にしましょう。
基本の考え方
話題の中心を、動作を受ける側に移す
受動態の基本形は「主語 + be動詞 + 過去分詞」です。過去分詞は、受動態や完了形などを作る動詞の形で、writeならwritten、giveならgivenになります。
Ken cleans the room every day. ケンは毎日その部屋を掃除します。
The room is cleaned by Ken every day. その部屋は毎日ケンによって掃除されます。
上の文は、主語が動作をする能動態です。下の文では、元の目的語、つまり動詞の動作が向かう対象であるthe roomを主語にしています。主語が単数で、毎日の習慣を表す現在形なので、be動詞はisになります。cleansの末尾をそのまま移すのではなく、cleanの過去分詞cleanedを用います。
by Kenは動作主、つまり「誰がその動作をしたか」を表します。ただし、受動態を書くたびにbyを足すわけではありません。動作主がわからない、話の中心ではない、文脈から十分わかるときには省けます。
The windows were cleaned yesterday. その窓は昨日掃除されました。
ここでは、窓がきれいになった出来事とその時期を伝えています。主語が複数、時制が過去なのでwereを選びます。過去分詞は主語の単数・複数では変化しません。また、yesterdayのように過去の時点を明示する表現がある場合は、通常、この例のように過去形を使います。
受動態にできるかどうかは、日本語が「れる・られる」になるかだけでは決まりません。たとえばarriveは「到着する」という意味の自動詞で、通常、動詞の直後に目的語を取りません。「到着した」を言いたいときは能動態を使います。
The bus arrived at the station. そのバスは駅に到着しました。
この文のat the stationは到着場所を表します。前置詞があるからという理由だけで、どの表現でも受動態にできるわけではありません。後で扱うlaugh atのように、語のまとまりとして対象を取る表現と区別して考えます。
完了形・進行形・助動詞を外側に重ねる
完了形は、基準となる時点までの出来事と、その時点とのつながりを表す形です。現在完了の受動態は「have / has + been + 過去分詞」で作ります。受動態に必要なbeが、haveやhasの後で過去分詞beenになる、と考えると語順に理由がつきます。
The room has been cleaned. その部屋は掃除が済んでいます。
掃除という動作が終わり、その結果が現在につながっています。hasは主語が単数だから選び、beenは受動態のbeを完了形の中に入れた形として選びます。cleanedは動作の内容を表す過去分詞です。beenだけを書いてcleanedを省くと、「掃除する」という情報がなくなります。
進行形は、ある時点で動作が進んでいる途中だと表す形です。進行形の受動態は「be動詞 + being + 過去分詞」となります。
The room is being cleaned. その部屋は今、掃除されているところです。
最初のisは現在形と主語の単数を表し、beingは受動態のbeを進行形の中に入れた形です。「掃除済み」か「掃除中」かを先に決めれば、beenとbeingをつづりだけで選ぶ必要はありません。図1のように、最後のcleanedは共通でも、その前の2語によって動作の見え方が変わります。

図1の上段はhas been cleaned、下段はis being cleanedです。どちらも「掃除される」という関係を保ち、上段は完了、下段は進行を表しています。日本語訳を読んだら、掃除をしている人がまだ部屋にいる場面なのか、終わった部屋を確認している場面なのかを思い浮かべると区別しやすくなります。
過去のある時点で進行中なら、最初のbe動詞を過去形にします。また、過去の基準時点より前に完了したことなら、haveやhasをhadにします。
The room was being cleaned when I arrived. 私が着いたとき、その部屋は掃除されているところでした。
The room had been cleaned before I arrived. 私が着く前に、その部屋は掃除が済んでいました。
前者では「着いた時点」と「掃除の途中」が重なります。後者では「掃除が済む」が「着く」より前です。受動態にするために時間の前後を変えてしまわないことが大切です。
助動詞を使う場合は、その直後に原形beを置きます。受動態の主語が単数でも、助動詞の直後をisにはしません。
The door must be closed before the lesson. 授業の前に、そのドアは閉められなければなりません。
This book can be borrowed from the library. この本は図書館で借りることができます。
mustは必要性、canは可能という意味を加えています。未来の予定を述べる「will be + 過去分詞」も同じ並びです。さらに「must have been + 過去分詞」なら、過去の出来事についての強い推量を表せます。
The door must have been closed before the lesson. 授業の前に、そのドアは閉められたに違いありません。
直前のmust be closedが「閉める必要がある」なのに対し、こちらは「閉められたはずだ」という判断です。mustの意味と、have beenが示す過去への見方を合わせて読みます。
否定文では、最初の助動詞やbe動詞の後にnotを入れます。疑問文では、その最初の語を主語の前に出します。動詞のかたまりの途中を動かさないようにしましょう。
The room has not been cleaned yet. その部屋はまだ掃除されていません。
Is the room being cleaned now? その部屋は今、掃除されているところですか。
by以外の前置詞は、表したい関係で選ぶ
「受動態だから前置詞はby」と決めると、道具や材料まで動作主として扱ってしまいます。次の文では、誰が切ったかではなく、何を使って切ったかをwithで表します。
The paper was cut with scissors. その紙ははさみで切られました。
人が道具を使う場面では、一般に「動作主はby、道具はwith」と整理できます。一方、自然現象などが動作の原因としてbyの後に来ることもあるので、「byの後は必ず人」とは覚えません。前置詞は後ろの名詞が文の中で果たす役割を示します。
材料を表すときには、be made ofとbe made fromの違いが重要です。基本的には、元の材料の性質や姿をとどめた製品にof、製造によって元の材料から変化した製品にfromを用います。
This desk is made of wood. この机は木でできています。
Cheese is made from milk. チーズは牛乳から作られます。
「見えるならof、見えないならfrom」とだけ判断すると、塗装された木の机などで困ります。目の前で材料が見えるかより、材料と製品をどのような関係として述べているかに注目します。
感情や状態を表す過去分詞には、よく組み合わされる前置詞があります。これらは形が受動態に似ていても、状態を表す形容詞に近い働きをする場合があります。
I was surprised at the result. 私はその結果に驚きました。
Yuki is interested in science. ユキは科学に興味があります。
surprised atは驚きの対象、interested inは興味の対象を示します。surprised byという表現もあるので、at以外がすべて誤りなのではありません。まずは「どの語がどの前置詞と結びつき、何との関係を表すか」をひとかたまりで理解しましょう。
例題で使い方を確かめる
例題1 完了形の受動態を空所補充する
「その窓はすでに掃除されています」という意味になるよう、各空所に1語ずつ入れましょう。掃除は終わっており、現在の状態を伝える文です。
The windows ( ) already ( ) ( ). その窓はすでに掃除されています。
使う動詞はcleanです。「されています」という日本語だけから進行形に決めず、問題の場面にある「終わっている」を根拠に考えます。
- 主語のthe windowsが掃除を受ける側だと確かめます。窓自身が掃除をするわけではないので、受動態が必要です。
- 掃除の完了と現在のつながりを表すため、現在完了を選びます。主語が複数なので、最初の語はhasではなくhaveです。
- haveの後で受動態のbeを過去分詞beenにし、動作の内容をcleanedで示します。alreadyはこの例ではhaveとbeenの間に置きます。
答え: The windows have already been cleaned.(その窓はすでに掃除されています。)
空所の3語だけでなく、完成文を続けて読んで、haveからcleanedまでがひとまとまりだと確かめましょう。alreadyが入っていても、have been cleanedという骨組みは変わりません。
例題2 SVOOの文を2通りに書き換える
次の文を、Iで始める受動態と、A bookで始める受動態の2通りに書き換えましょう。
Emma gave me a book. エマは私に本を1冊くれました。
Sは主語、Vは動詞、Oは目的語を表す記号です。SVOOは目的語を2つ持つ第4文型で、この文ではmeが受け取る人、a bookが渡される物です。giveのような動詞では、それぞれを主語にする受動態が作れます。
- 人を主語にする場合、目的格のmeを主格のIに変えます。代名詞は文中の役割に応じて形が変わるからです。
- gaveは過去形なので、Iに合うwasと、giveの過去分詞givenを置きます。もう1つの目的語a bookは後ろに残します。
- 物を主語にする場合、A book was givenまでを先に作ります。受け取る相手はto meとし、giveの「物を人に渡す」という関係を表します。
- 元の動作主Emmaを示すため、両方の文末にby Emmaを置きます。話題の中心は変わっても、誰が本を渡したかは変わりません。
答え: I was given a book by Emma.(私はエマから本を1冊もらいました。) / A book was given to me by Emma.(本が1冊、エマから私に渡されました。)
図2のように、人を主語にした文にはa bookが残り、物を主語にした文にはto meが残ります。図では語順に集中するため、受動態のby Emmaを省いています。

図2を読むときは、meがIになる点と、物から始めるとtoが必要になる点を別々に確かめましょう。「私は与えられました」とだけ訳すと何を受け取ったかが抜けるので、残った目的語まで読んで意味を完成させます。
ただし、SVOOに見える文なら何でも同じように2通りにできるわけではありません。動詞によって自然に使える形や前置詞が異なります。buyで「人のために物を買う」と言う場合、物を主語にする受動態ではforを使います。
A book was bought for me. 本が1冊、私のために買われました。
giveのtoは受け渡す相手、buyのforは利益を受ける相手を示します。物が主語になったら機械的にtoを入れるのではなく、元の動詞の使い方に戻って判断します。
例題3 SVOCの受動態を並べ替える
「私は待たされました」という意味になるように、次の語をすべて1回ずつ使って並べ替えましょう。
語群: made / wait / I / to / was
この文は、誰かが私を待たせたことを、私の側から述べるものです。元の能動態を置くと、必要な語順が見えます。
They made me wait. 彼らは私を待たせました。
SVOCは、目的語Oの様子や動作を補語Cが説明する第5文型です。この文では、meがwaitする関係にあり、waitが補語として働いています。makeは「人に何かをさせる」という使役動詞で、能動態では「make + 人 + 動詞の原形」という形を取ります。
- 動作をさせられるmeを、主語のIにします。待ったのは私であるという関係は、書き換えた後も変わりません。
- madeが過去形であることから、受動態のwas madeを作ります。makeは過去形も過去分詞もmadeですが、wasの後のmadeは過去分詞です。
- waitの前にtoを置きます。makeが原形の動詞を伴うこの型では、受動態になると「be made to + 動詞の原形」になります。
答え: I was made to wait.(私は待たされました。)
補語が形容詞や名詞なら、元の補語をそのまま残します。toが必要なのは、今扱ったmakeと原形の動詞の組み合わせであり、SVOCのすべてにtoを入れるわけではありません。
They painted the door blue. 彼らはそのドアを青く塗りました。
The door was painted blue. そのドアは青く塗られました。
blueはドアの塗られた結果を説明する形容詞です。受動態でもblueを残すことで、「何色に」という元の情報が保たれます。目的語と補語の関係を見れば、残す語の役割を説明できます。
例題4 群動詞を用いて和文英訳する
「彼の提案は笑われました」を、laugh atを使い、His suggestionで始まる受動態にしましょう。ここでlaugh atは、人や物事を笑いものにする意味です。
群動詞とは、動詞と前置詞などの複数の語がまとまり、1つの動詞に近い働きをする表現です。laugh atではatの後ろに、笑われる対象が来ます。
- 主語としてHis suggestionを置きます。「彼の提案」が笑う側ではなく笑われる対象だからです。
- 過去の出来事を表すため、単数の主語に合うwasを置きます。laughは過去分詞laughedに変えます。
- atをlaughedの後ろに残します。対象が主語へ移っても、laugh atというまとまりの前置詞はなくならないからです。
答え: His suggestion was laughed at.(彼の提案は笑われました。)
同じ考え方は、look afterにも使えます。look afterは「世話をする」という意味で、受ける側を主語にしてもafterを残します。
The dog is looked after by Ken. その犬はケンに世話をされています。
afterはlookとまとまり、byは動作主Kenを導いています。前置詞が続いて見えても、2つは別の役割を果たしています。文末の語を余分だと判断する前に、どの語と結びついているかを確かめましょう。
つまずきやすいところと直し方
1 完了した掃除を、進行中の形と混ぜてしまう
× The room has being cleaned.(意図した意味: その部屋は掃除が済んでいます。)
どこが違うか: 完了形のhasの後には過去分詞が必要なので、beingではなくbeenを置きます。
○ The room has been cleaned.(その部屋は掃除が済んでいます。)
ここでhasをisに直すと、文法的な進行形は作れますが、「掃除済み」という元の意味から「掃除中」に変わります。誤文訂正では、正しい形を作るだけでなく、与えられた場面を守る必要があります。完了した出来事ならhas been、進行中ならis beingと、まず意味を言ってから英語を選びましょう。
2 makeの受動態でtoを落としてしまう
× I was made wait.(意図した意味: 私は待たされました。)
どこが違うか: makeが人と原形の動詞を伴う型を受動態にするときは、原形の動詞の前にtoが必要です。
○ I was made to wait.(私は待たされました。)
図3のように、能動態のmade me waitを受動態にすると、meがIとなり、was madeの後ろはto waitになります。原形不定詞とは、toを伴わずに用いる不定詞のことで、ここでは能動態のwaitがそれに当たります。

図3ではto waitを1つの箱にまとめています。受動態にした後も待つのはIであり、主語と後ろの動作のつながりを保つ点が読み取りの鍵です。このtoは動作主を導く前置詞ではなく、動詞waitとともに不定詞を作ります。続く単元でto不定詞を学ぶときにも、この区別が役立ちます。
また、使役の意味を持つ動詞がすべてbe made toと同じ変化をするわけではありません。「させる」と訳せることだけを根拠に、別の動詞へこの形を広げないようにします。まずはmakeを使った能動態と受動態を対応させて覚えましょう。
3 群動詞の前置詞を消してしまう
× His suggestion was laughed.(意図した意味: 彼の提案は笑われました。)
どこが違うか: 対象を笑いものにする意味はlaugh atで表すため、受動態でもatを残します。
○ His suggestion was laughed at.(彼の提案は笑われました。)
文末が前置詞で終わることを不自然に感じて、atを削る人がいます。しかし、このatが結びつく対象は消えたのではなく、主語のHis suggestionに移っています。laughだけの「笑う」と、laugh atの「何かを笑う」は、対象の取り方が違います。
直すときは、受動態だけを見つめず、「誰かがその提案を笑った」という能動態の形を頭の中で作ります。元の動詞がatを必要とするなら、主語を移した後にも残します。be動詞と過去分詞だけを囲んで終わらず、後ろの前置詞まで確認する習慣をつけましょう。
練習問題
練習1 進行形の受動態
「そのドアは今、青く塗られているところです」となるよう、各空所に1語ずつ入れましょう。使う動詞はpaintです。
The door ( ) ( ) ( ) blue now. そのドアは今、青く塗られているところです。
塗る作業の途中だという場面を思い浮かべてから、最初のbe動詞を決めましょう。blueが何を説明するかも確かめます。
練習2 人を主語にする書き換え
次の文を、Iで始まる受動態に書き換えましょう。動作主も示してください。
Ken gave me a pen. ケンは私にペンを1本くれました。
目的語のうち人を主語にします。giveの過去分詞と、主語に合う過去形のbe動詞の両方に注意しましょう。
練習3 makeを使った和文英訳
「トムはその文を書き直させられました」を、makeを使って英語にしましょう。「書き直す」はrewrite、「その文」はthe sentenceとします。
動作主は書かなくてかまいません。書き直したのは誰かを確かめてから、makeの受動態に続く動詞の形を決めましょう。
練習4 助動詞と群動詞の組み合わせ
「その犬は毎日世話をされなければなりません」という意味になるよう、次の語句をすべて1回ずつ使って並べ替えましょう。
語群: after / must / every day / the dog / looked / be
必要性を表すmustと、世話をするという意味のlook afterを組み合わせます。文頭の語は大文字で始めましょう。
答えと解説
練習1: The door is being painted blue now.(そのドアは今、青く塗られているところです。)
空所はis / being / paintedです。単数の主語にisを合わせ、進行形の受動態をbeing paintedで表します。blueは塗られた色を表す補語として残ります。has been paintedなら塗り終えたことを表すので、作業中という条件に合いません。
練習2: I was given a pen by Ken.(私はケンからペンを1本もらいました。)
meを主格のIにし、過去形gaveをwas givenにします。a penはもう1つの目的語として残るので、その直前にtoは付けません。toを使うのは、物を主語にして受け取る人を後ろに示す形です。
練習3: Tom was made to rewrite the sentence.(トムはその文を書き直させられました。)
過去の受動態をwas madeで表し、その後にto rewriteを置きます。過去の意味はwasが担うので、toの後ろは過去形ではなく原形rewriteです。the sentenceはrewriteの目的語であり、何を書き直すかを示しています。
練習4: The dog must be looked after every day.(その犬は毎日世話をされなければなりません。)
mustの後ろには原形beを置き、lookは過去分詞lookedにします。afterはlook afterの一部として残します。every dayは世話をする頻度であり、助動詞と受動態を組み合わせてもその意味は変わりません。
次の単元へのつながりと家庭での確かめ方
次に不定詞を学ぶとき、be made to waitのto waitが、主語の行う動作を説明していることが手がかりになります。また、受動態で使った過去分詞は、名詞を説明する働きにもつながります。動詞の形を見つけるだけで終わらず、「誰とどんな意味の関係にあるか」まで確かめる読み方を続けましょう。
家庭では、5分の中で次の2つを行えます。紙を1枚使い、最後に答えを見ないで言えるかを試すと、思い出せなかった箇所がはっきりします。
- 図1の2つの形にThe roomを付けて声に出します。「掃除済み」「掃除中」という日本語を交互に見て、対応する英文を選びます。beenかbeingかだけでなく、hasかisかもセットで確かめます。
- 例題2を見て、最初にI、次にA bookを主語にして言い直します。紙で答えを隠し、人から始めるとa bookが残り、物から始めるとto meになる理由を口で説明します。
個別指導で書き換えが止まった場合は、目的語を見つけられるか、過去分詞を言えるか、主語にbe動詞を合わせられるかまで戻って確かめます。お子さまの答えを見る保護者の方も、誤った語だけを指摘する前に、「誰がその動作を受けているのか」と聞くと、考え始める位置をそろえやすくなります。
まとめ
教室の掃除について話すだけでも、作業が終わったのか、まだ続いているのか、誰がしたのかによって必要な形は変わります。受動態の語順には、その違いを相手に伝える役割があります。間違えたときは、余ったように見えるtoやatを削る前に、その語が支えている関係を確かめましょう。
「受け身だからbeと過去分詞」と言えた先に、「なぜbeenなのか」「なぜtoやatが残るのか」を説明する段階があります。受動態を使いこなす力は、主役を移しても出来事の意味を崩さない力です。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




