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勉強に集中できるデスクライトの置き方—利き手の影、ノートの白さ、部屋の明かりとの差|武蔵野個別指導塾

右利きなら左の奥へ、光る面が目に入らない高さへ。ノートに手鏡を寝かせて映り込みを見る確かめ方と、天井の明かりを消さない理由まで、手の影とまぶしさを除く置き方を今夜の机で試せる順に並べました。
勉強に集中できるデスクライトのおすすめの置き場所は、利き手と反対の側で、ノートより少し奥です。右利きなら左の奥、左利きなら右の奥に置き、座った目から光る面が見えない高さまでライトの頭を下げて、光を書く所へ向けます。置いたらノートの上に手鏡を寝かせ、そこにライトが映るなら横へずらします。天井の明かりは消さずにつけておき、手元と部屋の明るさの差を小さくします。
よくあるのは、中学1年の冬の夜、右手で書くたびに字の上へ手の影が落ちる場面です。ライトは机の右側にあります。コンセントが右の壁にあるので、買った日にそのまま右へ置きました。数学のワークの計算を書こうとすると、鉛筆の先が手の影に入り、いま書いた数字が暗くて読み返せません。そこでノートを左へ大きく傾け、体を少しひねって書き続けます。窓の外はもう真っ暗で、天井の明かりは消えたまま、机の上だけが丸く明るい夜です。
なぜそうなるのか
1つ目は、手の影です。影は、光と反対の側へ伸びます。当たり前のことですが、勉強中の机の上では、これがそのまま書きにくさになります。右手で書くとき、手は鉛筆の先の右下にあります。光が右から来れば、手と指の影は左へ伸び、ちょうど鉛筆の先と、書いたばかりの字の上にかかります。図1の左のように、右に置いたライトは、右利きの人にとって自分の手で光をふさぐ位置です。反対に左の奥から光が来ると、影は右の手前へ伸びて、図1の右のように書く所から外れます。縦書きの国語のノートでも向きは同じです。右手で縦に書くと次の行は左に来るので、光が左から来るほうが、これから書く所を照らせます。

2つ目は、紙が光ることです。ノートの紙はつやが少ないので目立ちませんが、ワークやプリント、下敷き、透明なファイルにはつやがあります。つやのある面は弱い鏡のようにはたらくので、ライトが正面の上にあると、その光が座った人の顔のほうへ返ってきます。紙の一部が白く光って、そこの字だけが読めなくなります。ライトを横へ置けば、返る光も反対の横へ逃げて、目には入りにくくなります。
3つ目は、部屋の明かりとの差です。天井の明かりが背中の側にあると、頭と肩の影がノートに落ちます。デスクライトを足すのはそのためですが、今度は部屋の明かりを消して手元だけにすると、別の困りごとが出ます。ノートから目を上げて壁の時計や棚の教科書を見るたびに暗くて見えにくく、ノートへ戻るとまぶしく感じます。テスト勉強では、ノートと教科書と答えの冊子の間を目が何度も行き来するので、そのたびに手が止まります。
4つ目は、画面への映り込みです。消した画面は黒い鏡と同じで、ライトの光る面が映ると、明るい帯が文字に重なります。机に寝かせたタブレットは、真上や正面のライトをそのまま映します。
塾の机で見ていると、置き場所の合わない明かりに、生徒は自分の体とノートの向きで合わせようとします。ノートを傾ける、首を横に倒す、顔を紙に近づける。どれも明かりの側を直せば要らなくなる動きですが、家で続けると、明るい教室でも同じ傾きで書く癖が残ります。
今夜からの手順
用意するのは、手鏡を1枚と、いつものノート、つやのある紙のワークかプリントを1冊、鉛筆と赤ペンです。最初の夜は、5つの段を通して10〜15分みておきます。2回目からは、机に向かったときに手順3と手順4を見直すだけで足ります。
1. 利き手と反対の側の、ノートより奥に置く
右利きなら机の左の奥、左利きなら右の奥がライトの場所です。ここでいう奥は、ノートの上の端より向こう側のことです。真横や手前に置くと、ノートを押さえるほうの手や腕の影が紙に落ちやすく、光る面も顔に近づきます。
置いたら、いつもの姿勢で鉛筆を持ち、ノートに1行書いてみます。数学なら式を1本、英語なら短い文を1つで足ります。書いている間に、鉛筆の先と、いま書いた字が影に入っていないかを見ます。入っているなら、右利きはライトをもう少し左へ、左利きはもう少し右へ、どちらももう少し奥へ動かして、もう1行書きます。
コンセントが反対の側にあって届かないときは、コードを机の奥の裏側に回して通します。足元を横切る通し方は、椅子を引いたときに引っかけるのでやめます。机の板に挟んで留める形のライトなら、留める場所を左の板へ付け替えるだけで済むこともあります。
2. 座った目から、光る面が見えない高さにする
次に、ライトの頭の高さと向きを決めます。いつもの姿勢でノートを見たまま、目だけを動かしてライトを見ます。光っている面そのものが見えたら、高すぎるか、顔のほうを向いています。ライトの頭を下げるか、光る面がノートのほうを向くまで傾けます。たいていの机では、ライトの頭は座った目より低い所に来ます。
明るさが足りないと感じたときに、ライトを高く上げるのは逆の手です。光る面が目に入りやすくなるうえ、紙から離れる分だけ手元は暗くなります。明るくしたいときは、ライトの頭を紙に近づけるか、明るさを変えられるライトならその段を上げます。図2のように、光が向かう先はノートだけで、目からは光る面の裏側か横しか見えない形にします。

目の高さは、椅子の高さで変わります。椅子を直した日は、この段をもう一度やります。椅子の合わせ方は「勉強机の椅子の高さが合わない—足の裏、ひざ、ひじで確かめる座り方と直し方」で、足の裏、ひざ、ひじの順に確かめる形で書いています。
3. 手鏡を寝かせて、紙の光り方を確かめる
ノートのいつも書く所に、手鏡を鏡の面を上にして寝かせます。座った目からその鏡をのぞき、ライトの光る面が映っていないかを見ます。映っていれば、そこにつやのある紙を置いたとき、同じ場所が白く光ります。ライトを横へずらし、鏡に映らなくなる所で止めます。
鏡で決めたら、本物の紙で確かめ直します。数学のワークや、学校で配られたプリントを開いて、白く光る点が出ないかを見ます。あわせて、ノートに鉛筆と赤ペンで1行ずつ書き、紙が白く見えて、赤と黒の字が見分けやすいかも見ます。紙がまぶしくて字が浮いて見えるときは、ライトの頭を紙から少し離すか、明るさの段を下げます。置き方を直しても目の痛みや見えにくさが続くときは、家の人に話して眼科に相談してください。
4. 天井の明かりをつけたまま、目を上げて時計を見る
デスクライトをつけたら、天井の明かりも消しません。ノートから目を上げて、壁の時計の針と、棚の教科書の背の字を見ます。どちらもすぐに読めれば、部屋と手元の明るさの差は小さく収まっています。読みにくいなら、部屋が暗すぎます。
天井の明かりが背中の側にあって頭と肩の影がノートに落ちても、利き手と反対の側のデスクライトがその影を薄くします。2つの明かりは、片方がもう片方の影を埋め合う組です。冬は夕方のうちに外が暗くなるので、窓の外がまだ明るくても、机に向かったら天井の明かりをつける、という順番にしておきます。
5. 画面を使う日は、画面を消して映り込みを探す
学校の課題をパソコンやタブレットで進める日は、紙と画面の両方が机に並びます。画面はノートの向こう側に立て、ライトは紙のほうへ向けます。画面には自分の光があるので、デスクライトで照らす必要はありません。
置いたら、画面を消して黒くし、座った目から見ます。ライトの光る面や白い帯が映っていれば、ライトを横へ動かすか、頭を下げます。それでも消えないときは、画面の傾きを少し変えます。タブレットを机に寝かせて使うと、上からの光をそのまま映すので、立てかける台や箱で角度をつけます。
学年と時期で変わるところ
中学1年は、ノートに書く量が小学校のころより増え、教科ごとのプリントも一気に増えます。小学校のころから使っている机には、棚の下に明かりが付いていて、正面の上から照らす形のものがあります。そこにつやのあるプリントを置くと、手順3の白い点が出ます。動かせない明かりなら、その明かりは弱めにして、利き手と反対の側に動かせるライトを1台足します。
中学2年と3年は、テストの前に夜まで机に向かう日が増えます。ワーク、教科書、答えの冊子の3冊を広げると、デスクライトの光の届く丸の外に教科書がはみ出します。手元の丸の中に置くのは書いている1冊だけにし、読む物は丸の外で、天井の明かりの下で読めるようにしておきます。地図帳や資料集の細かい字を読む日は、読む物のほうを光の中へ入れ替えます。
高校生になると、細かい字の参考書と、画面を見ながらの課題が増え、紙と画面を1回の勉強の中で何度も行き来します。手順5の映り込みの確かめは、机の上の並べ方を変えた日ごとにやり直します。古文や現代文の縦書きのノートも、右利きならライトは左の奥のままで足ります。
時期で見ると、ふだんの平日は夕方から夜の勉強が中心なので、手順4の天井の明かりが効いてきます。テスト前は机に向かう時間が長くなり、ノートの位置が少しずつずれていくので、途中で1回、1行書いて影を見直します。長い休みは昼に机に向かう日が増え、窓の光が入ります。窓が利き手の側にある時間は、窓の光で手の影ができるので、カーテンで和らげ、デスクライトもつけておきます。日差しが直接紙に当たると、つやのない紙でも白くまぶしくなるので、薄いカーテンを引くか、日の当たらない時間に紙の勉強を回します。
よくある失敗と直し方
ノートを大きく傾けて、影から逃げる
影が字にかかると、いちばん手早いのはノートを傾けることです。その場では書けるようになりますが、行が斜めに流れ、体もひねったままになります。ノートの端が光の丸から出て、ページの下のほうが暗くもなります。式の行が少しずつ右上がりにずれていくので、筆算の位の縦の列もそろわなくなります。
直し方は、ノートではなくライトを動かすことです。書きやすい少しの傾きはそのままでかまいません。影をよけるための大きな傾きをやめ、手順1の1行の書き試しで、まっすぐ置いたノートの上に影が落ちない場所を探します。
部屋を暗くして、手元だけを明るくする
手元だけが明るく浮かぶと、周りが消えて集中できる気がします。けれども図3の左のように、目を上げて時計や教科書を見るたびに暗い所へ目を移すことになり、ノートへ戻るとまぶしく感じます。テスト前に教科書と答えの冊子を何度も見比べる日ほど、この行き来で手が止まります。
直し方は、図3の右のように天井の明かりもつけることです。部屋の明るさを変えられる明かりなら、少し落としてもかまいません。消すのではなく、手元との差を小さくするところまでにします。

ライトを買い替えて、同じ場所に置く
手の影に困って新しいライトを買っても、コンセントに近い右側にまた置けば、影は同じ所に落ちます。明るさや形が変わっても、光が来る向きが変わらないからです。
直し方は、置き場所を先に決めてから選ぶことです。利き手と反対の側の奥に台を置ける空きがあるか、板に挟んで留める形なら挟める縁があるかを見て、そこから書く所まで頭が届く長さの腕を持つ物を選びます。いま使っているライトでも、場所を移すだけで足りることはよくあります。
よくある質問
勉強に集中できるライトは、何を見て選べばいいですか
名前や評判より、家の机に合うかで選びます。見る所は3つで、利き手と反対の側の奥に置いて書く所まで届く腕の長さ、光る面を下へ向けられる頭、明るさを段で変えられるかどうかです。買う前に、机の左右の空きの幅と、コンセントの位置を測っておきます。店では、頭を下へ向けたときに、光る面が横から見えにくい形かどうかも見ておきます。
勉強に集中しやすいライトの光は、白っぽい色と黄色っぽい色のどちらですか
どちらかに決める必要はありません。確かめ方は、その光の下でノートに鉛筆と赤ペンで書き、さらに地図帳や資料集の色分けされた図を開いて、色の違いが見分けられるかどうかです。色を切り替えられるライトなら、その場で両方を試し、赤と黒、地図の色が見分けやすいほうを書く時間に使います。どちらの色でも、手順1から手順4の置き方は変わりません。
左利きです。机の右側が壁や棚で、ライトを置けません
左に明かりが付いた机や、右を壁に寄せた机では、よく起きる困りごとです。机の右の縁に挟んで留める形のライトなら、台を置く場所がなくても右の奥から照らせます。それも難しいときは、ライトを机の奥の真ん中に置き、腕を右へ伸ばして、頭だけを右の奥へ持っていきます。左に付いたままの明かりは弱めるか消して、左から来る光を減らします。きょうだいで同じ机を使っていて利き手が違うなら、座った人がライトを自分の側へ動かしてから始める決まりにします。
保護者が手を貸すなら
お子さまがノートを傾けて書いていても、「姿勢が悪い」と言うより、「影はどっちに落ちてる」と一度だけ聞くほうが、本人の目が明かりのほうへ向きます。置き直しは、週末の昼などに一緒に手順1から手順3を試すのが手早い形です。手鏡をのぞくのは、お子さまの座る位置からにします。大人が座ると目の高さが違うので、確かめるのは本人の目です。留守の間に机のライトを動かしておくことはせず、置き場所は本人と決めます。新しく買うなら、机の左右の幅を一緒に測ってから選びます。冬の夕方に部屋の前を通って天井の明かりが消えていたら、黙ってつけて回るより、「上の明かりもつけると時計が見やすいよ」と理由を一言添えるほうが、本人が自分でつけるきっかけになります。
個別指導で確かめること
教室では、家で書いたノートを見せてもらい、行が同じ向きに傾いていないか、ページの片側だけ字が詰まっていないかを見ます。傾きがあれば、家の机のライトがどちらの側にあるか、天井の明かりをつけているかを聞き、置き場所を変えた日の前と後のページを並べて、行がまっすぐに戻ったかまで確かめます。教室の明かりの下でも同じ傾きが出るなら、明かりより先に書き方の癖が残っているので、まっすぐ置いたノートに1行書くところから一緒にやり直します。
まとめ
右の壁のコンセント、真っ暗な窓、丸く明るいだけの机。冬の夜に字の上へ落ちていた手の影は、書き方の癖ではなく、光が来る向きから生まれていました。コンセントの近さで決めた置き場所は、机の上でいちばん先に見直せる所です。右手の影が字を隠した夜は、ノートには触らず、ライトを左の奥へ運んでください。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
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