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東京学芸大学附属小金井中学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

2027年度の募集要項で定まった2月3日の4科目の検査と2月5日の発表に向けて、WEB出願と小学校の報告書の段取り、家庭での準備を小4から順に並べています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都小金井市貫井北町4-1-1(武蔵境駅から直線で約4.5 km) |
| 最寄り駅 | JR中央線 武蔵小金井駅・国分寺駅(学校案内では徒歩約15分) |
| 共学・別学 | 共学(男子・女子合わせて60名前後を募集) |
| 学校の種別 | 国立・東京学芸大学の附属中学校(中学のみ・高校へは別に入学試験) |
| 出願 | WEB出願 2026年12月21日(月)9時から2027年1月8日(金)正午・書類は1月6日(水)から1月15日(金)必着 |
| 検査 | 2027年2月3日(水)8時10分集合・国語・算数・社会・理科 |
| 発表・手続 | 2月5日(金)9時にWEBで発表・同日に保護者会・2月8日(月)13時から14時に入学手続 |
| 確かめた年度 | 2027年度(令和9年度)第1学年入学志願者募集要項 |
よくあるのは、模試の結果を見た夕食の後、食卓の端に成績表を置いたまま、お子さまが「学芸大の小金井って、どんな試験なの」と聞いてくる場面です。保護者は答えに詰まります。私立のように何回も受けられる学校ではなく、附属の小学校からの進学もあり、募集の数が年によって変わると聞いたことはあるけれど、細かいところは知らない。そこでまず押さえてほしいのは、検査は2月3日の1回だけで、科目は国語・算数・社会・理科の4つ、そして小学校の先生に書いてもらう報告書が評価に入る、という3点です。この3点を軸に、日程の読み方と家庭での準備の順番を書いていきます。
入試のかたち
2027年度(令和9年度)の募集要項によると、募集人員は男子・女子合わせて60名前後です。附属小金井小学校と附属大泉小学校からの連絡進学の結果によって人数が動くため、確定した募集人員は11月下旬までにホームページと学校の掲示板で知らされます。前の年度(2026年度)は、要項の段階で同じく60名前後とされ、2025年12月8日付の知らせで71名に確定しました。つまり、出願の時点では募集の数が決まっているので、11月下旬の知らせを必ず見てから願書の準備に入ります。
出願は2段階です。まずWEB出願で、2026年12月21日(月)午前9時から2027年1月8日(金)正午までに、出願のページに登録し、志願者の写真を含む情報を入れ、検定料を払い、受検票・写真票・宛名と「本校を受検する皆さんへのお知らせ」を印刷します。次に書類送付で、2027年1月6日(水)から1月15日(金)必着の期間に、印刷した写真票と、小学校が発行した報告書入りの封筒をレターパックライトに入れて学校へ送ります。期間の外に届いた書類や、直接持ち込んだ書類は受け付けられず、期間内に届かなければ出願を辞退したものとして扱われます。受検票は同封せず、検査の当日と保護者会で本人確認に使うので、封をする前に中身を2点だけにしてあるか確かめます。
検査は2027年2月3日(水)、午前8時10分に学校に集合します。内容は検査Ⅰが国語、検査Ⅱが算数、検査Ⅲが社会、検査Ⅳが理科です。持ち物は受検票、上履き、靴袋、筆記用具で、筆記用具にはコンパスと定規を含むと要項に明記されています。学校は、この4つの検査と報告書の内容を合わせて総合的に評価して入学許可者を決める、と書いています。配点は要項に載っていないので、科目ごとの重みを決めつけずに4科目を揃えて準備するのが筋です。
合格者の発表は2月5日(金)午前9時にWEBで行われ、同じ日の午後1時から合格者、午後3時から繰上合格候補者の保護者会が校舎内で開かれます。保護者が出席しないと権利を辞退したものとされる、と要項にあります。入学手続は2月8日(月)午後1時から2時までの1時間に事務室の窓口で行い、この時間に終えない場合は辞退の扱いです。図1のように、12月21日の出願開始から2月8日の手続まで、日付が6つ並びます。どれも時刻まで決まっているので、カレンダーには日付だけでなく「正午」「8時10分」「13時」と時刻を書き込んでおきます。

出願の資格も読んでおきます。2027年3月に小学校を卒業する見込みで、保護者と同居し、保護者のもとから3年間無理なく通える人が対象です。通学に自転車と自家用車は使えず、体調不良のときは保護者の迎えが求められ、修学旅行では通常より早い時刻に集合地に集まることがあると書かれています。在籍している生徒でいちばん遠い人の通学時間はおおむね90分程度、という目安も載っています。附属小金井小学校と附属大泉小学校の児童、そして連絡進学で他の附属中学校を受検した児童は出願できません。選考や修学に特別の配慮が要る場合の相談期間は、2026年10月9日(金)から11月30日(月)の平日午前9時から午後4時30分で、担当は副校長です。
学校が公表している方針
学校の教育目標は「健康な身体と、すぐれた知性と、豊かな情操とをもち、平和で、民主的な社会の進展に貢献できる、自主的で創造性に富む国民を育成する」です。あわせて、教員養成を目的とする大学の附属学校として、教育の理論と実際に関する研究と実証、学生の教育実習の実施にあたる使命を持つ、と募集要項の冒頭に書かれています。要項は、この趣旨をよく理解したうえで応募するよう求めています。つまり、授業の中で大学の研究や教育実習が行われることを前提に選ぶ学校です。
受検を考える保護者向けのページでは、学校の特長を表す言葉を「自主的に行動しよう」と置き、そのためには他から学び、自ら考え、考えや気持ちを的確に表現できることが必要だ、と続けています。各学年の宿泊旅行、スポーツフェスティバル、クラスソング発表会、学芸発表会、合唱祭といった行事で、生徒が主体的に動く場面を作ってきたとも書いています。学校案内の校長の文章には、私立大学の附属とは違って大学に内部進学できる形の附属学校ではないこと、学習指導は手法の慣れや訓練の繰り返しより学ぶことの本質に近いものに力点を置いていること、が率直に書かれています。
進路についても公表があります。附属の高等学校へ進むには、3つの附属中学校を対象にした入学試験が一般とは別に行われ、小金井中学校としての進学枠は決まっていません。学校案内のQ&Aでは、年度によって差があるものの例年1学年の30から40パーセント、60名程度が附属高校を受験し、通学時間などから初めから附属高校を希望しない生徒も多い、と答えています。受検して入った生徒と附属小学校から進学した生徒には同じ指導を行う、制服は指定していない、部活動は基本的に月・火・木・金曜日に行う、といった答えもよくある質問のページに載っています。6年間ひとつの学校で過ごす形を思い描いているご家庭は、ここで一度立ち止まって、中学3年で次の進路を選ぶ学校だと理解してから話を進めます。
準備の進め方
検査は4科目の筆記で、学校は算数・社会・理科の過去の問題と出題者の解説を公開し、国語は著作権の関係で配布していません。図2のように、小4は読む・計算する・書くの土台、小5は4科目を揃える、小6は過去問と報告書の2本立て、という順番で進めます。

小4では、まだ学校別の対策をしません。国語は毎日10分でよいので文章を声に出して読み、読んだ内容を一言で言う習慣を作ります。算数は計算の速さより、筆算を丁寧に書く癖と、文章題を図に直す癖を優先します。要項に持ち物としてコンパスと定規が挙がっている以上、作図を手で行う問題が出る可能性を前提に、円を描く、垂線を引く、といった動作を小4のうちから道具で練習しておきます。社会と理科は教科書の範囲で十分です。地図帳を食卓に置く、季節の星や植物を外で見る、といった形で、机の外に材料を増やします。
小5は4科目を揃える年です。算数は割合・速さ・図形の面積と体積を中心に、1つの単元を終えるごとに「どんな問題だったか」をお子さまが口で説明する時間を取ります。説明できない単元は、解き方を覚えただけの状態です。国語は記述の練習を始め、設問に「理由を書きなさい」とあれば文末を「から」で結ぶ、「どういうことか」なら言い換えて結ぶ、という基本の型を身につけます。社会は地理から歴史へ、理科は生物・地学・物理・化学の順に、教科書の章ごとに自分の言葉でまとめたノートを作ります。このとき、学校が公開している解説を保護者が先に読み、どの科目で「なぜそう考えるか」を問う問題が出ているかを把握しておくと、小5の後半で問題の形に合わせた練習に入れます。
小6の前半は、公開されている算数・社会・理科の問題を、まず時間を計らずに1年分解きます。目的は点数ではなく、問題の長さ、図や表の読み取りの量、記述の分量を知ることです。解いたら出題者の解説を親子で読み、学校が、こんな考え方のできる生徒を迎えたいという願いとして書いている出題の意図に、お子さまの答え方が合っているかを見ます。夏以降は時間を計って解き、間違えた問題は翌週にもう一度解きます。同じ問題を3回解いても直らない単元が、戻って学び直す単元です。国語は公開がないので、物語と説明文の両方を含む文章で、記述の練習を続けます。
小6の秋からは、報告書の準備が加わります。報告書は学校指定の様式で、小学校の先生が、各教科の12月末時点の評定、小4と小5の1年間と小6の12月末までの出席・欠席・遅刻・早退の日数と理由、特別活動と行動の記録、総合所見を書きます。保護者が書く書類ではありませんが、依頼する側の段取りが要ります。要項は、報告書の様式と記入例を小学校の先生に渡し、ホームページからエクセルの様式が取れることも伝えるよう求めています。先生の作業が12月末の記録を待ってから始まり、書類の送付期間が1月6日から15日であることを考えると、11月のうちに担任の先生へ「出願するので報告書をお願いしたい」と伝え、様式を渡しておくのが現実的です。封筒は小学校名・住所・電話番号が書かれた長形3号に入れて封をしてもらい、表にお子さまの氏名と「報告書在中」と書いてもらいます。
過去問の使い方で、ひとつだけ守ってほしいことがあります。公開されている問題を、お子さまの弱点探しだけに使わないことです。出題者の解説には、なぜその問題を出したのかが書かれています。解説を読んでから問題を解き直すと、答えの正誤より、考えの道筋が合っていたかに目が向きます。4科目の筆記と報告書で総合的に評価するという学校の姿勢に、いちばん近い使い方です。
併願の考え方
学芸大附属小金井の検査は2月3日(水)の1回だけで、発表は2月5日(金)です。図3のように、2月1日から2月5日までの5日間の中で、本校の検査日と発表日の2日が固定されています。そのうえで、他の学校の試験日と発表日を同じ帯に書き込むと、動けない日と動ける日が見えてきます。

まず確かめるのは、2月3日の午前中にほかの予定を入れていないかです。集合は午前8時10分で、検査はⅠからⅣまで4つあります。午後に別の学校の試験を入れる考えが浮かんでも、終了の時刻は要項に書かれていないので、学校説明会で尋ねて確かめるまでは入れないほうが安全です。次に、2月5日は午前9時の発表に続いて、午後1時から合格者の保護者会があり、出席しないと権利を辞退した扱いになります。繰上合格候補者の保護者会は午後3時です。この日の午後に保護者が別の学校の手続きに出向く予定があると、両立できません。保護者が2人いるご家庭は、2月5日の午後の動きを前もって分けておきます。
2月8日(月)の入学手続は午後1時から2時までの1時間で、窓口で行います。ほかの学校の手続きの締め切りがこの前後に重なる場合は、どちらを先に済ませるかを、合格が出る前に家族で決めておきます。要項には、既に納めた検定料は返さないことと、入学手続の方法は合格者に配る案内で知らせることが書かれています。手続に要る費用の額と支払い方は、合格後の書類で確かめます。
出願の期間にも目を向けます。WEB出願は12月21日から1月8日正午まで、書類の送付は1月6日から15日必着です。書類の送付期間が始まる1月6日は、冬休みの明けの時期です。報告書は12月末の記録を待って作られるので、受け取りは1月に入ってからになります。必着は1月15日ですから、冬休み明けの早い時期に受け取れるよう、依頼の時期を早めます。併願の数を増やすほど、1月の書類の準備が重なるので、日ごとに「どの学校の、どの書類を、誰が出すか」を1枚の表にして冷蔵庫に貼る形が、いちばん抜けが少ないです。
説明会と学費で確かめること
学校説明会は年に何回か開かれ、2026年度は12月12日(土)に受検生向けの説明会(13時30分から14時30分)と、小学3年生以上を対象にした授業体験会(9時30分から11時30分)が予定されています。申し込みは説明会が12月11日(金)まで、体験会が12月7日(月)までです。在校生が入試直前の勉強法と当日心がけたことを話し、出願の方法を実際の画面を見せながら説明する、と案内にあります。要項には、入学選抜に関する電話や郵便での問い合わせには答えられないと書かれているので、尋ねたいことは説明会の場でまとめて聞きます。
説明会で確かめておきたい項目を並べます。
- 検査ⅠからⅣの時間割と、終了のおおよその時刻
- 各検査の配点、または配点を公表していない理由
- 報告書の「総合所見」を評価でどう扱うか
- 入学時と年度ごとに納める費用の額、納める時期、支払いの方法
- 給食の有無、昼食の形
- 通学時間がおおむね90分程度という目安の、実際の運用
- 附属高校への内部試験の時期と形、附属高校以外へ進む生徒への進路指導
- 教育実習が行われる時期と、その期間の授業の進め方
- 大学の研究授業が年にどのくらい行われるか
- 緊急時の保護者の迎えが実際にどの程度の頻度で求められるか
学費の額は募集要項に載っていません。国立の附属学校なので東京学芸大学の納付金の規則に基づきますが、入学時と年度ごとの額は説明会で尋ねるか、合格者に配られる「入学手続等について」で確かめてください。検定料の額もWEB出願のページで表示されるものを正とします。
個別指導で確かめること
4科目の筆記の学校なので、模試の点が伸びない科目があるときは、その科目の小5の単元まで戻って、お子さまが自分の言葉で説明できるかを1単元ずつ確かめます。説明が途中で止まった単元が、戻る地点です。記述の答案は、正解と見比べるのではなく、学校が公開している出題者の解説と見比べて、考えの道筋が合っていたかを見ます。作図の問題は、コンパスと定規を実際に持たせて、手の動きまで確かめます。
まとめ
検査は2月3日の1回、科目は4つ、報告書は小学校の先生が書き、募集の数は11月下旬に確定します。準備の順番は、小4で土台、小5で4科目、小6で過去問と報告書です。
2月3日の午前8時10分に落ち着いて校門をくぐる子は、前の年の11月に担任の先生へ報告書を頼み、12月のうちに公開された問題の解説を親子で読み終えています。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
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