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東京都立三鷹中等教育学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

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2027年2月3日の適性検査ⅠとⅡ、報告書を含めた1000点の配分、12月17日に始まるインターネット出願まで、東京都と学校の公式の要項で確かめた日程を並べ、小4から小6までの家庭の準備を順に書きます。

項目 内容
所在地 東京都三鷹市新川六丁目21番21号(武蔵境駅から直線で約3.3km)
最寄り駅 JR中央・総武線の三鷹駅と吉祥寺駅、京王線の仙川駅と調布駅から、いずれもバスで「三鷹中等教育学校」下車すぐ
共学・別学 男女共学の都立の中等教育学校(6年間の中高一貫教育。募集要項の応募資格に男女の別はありません)
募集人員 一般枠募集 144人(2027年度・東京都教育委員会の公表)
検査日と科目 2027年2月3日(水)、適性検査Ⅰ(45分)と適性検査Ⅱ(45分)。報告書とあわせて1000点で総合成績を出す
出願 インターネット出願。入力期間 2026年12月17日(木)から2027年1月18日(月)午後5時、書類提出期間 2027年1月8日(金)から1月18日(月)
合格発表 2027年2月9日(火)午前9時。校内の掲示と合否照会サイト
確かめた年度 2027年度(令和9年度)の東京都立三鷹中等教育学校生徒募集要項と、東京都教育委員会の実施要綱・募集人員

よくあるのは、三鷹駅の改札を出たところで、バス乗り場の案内板を見上げたまま親子で足が止まる場面です。学校の公式サイトには、三鷹駅からバスで「三鷹中等教育学校」下車すぐ、とだけあります。どの系統に乗るのか、帰りはどの乗り場に戻るのか、改札の前で地図を広げてはじめて、ここが6年間の通学路になるのだと実感します。お子さまは「バスなら座れる」と言い、保護者の方は検査日の朝にこの改札を何時に通るかを数えはじめます。学校までの道を一度自分の足で歩いておくと、2月3日の朝の動きが具体的になります。

入試のかたち

2027年度(令和9年度)の募集要項によると、三鷹中等教育学校の入学者決定は一般枠募集だけで、募集人員は144人です。東京都教育委員会が2026年10月に公表した募集人員の表でも、三鷹中等教育学校は一般枠144人で、特別枠募集や海外帰国・在京外国人生徒枠募集はありません。入試の科目は適性検査Ⅰと適性検査Ⅱの2つで、ここに小学校が作成する報告書を加えた3つで総合成績を出します。

2027年2月3日(水)が検査日です。午前8時30分に集合し、適性検査Ⅰを午前9時から9時45分まで、適性検査Ⅱを午前10時15分から11時まで受ける時間割が募集要項に載っています。どちらも45分で、間に30分の休みが入ります。午前中で終わる試験ですから、朝の集合までにどれだけ頭を起こしておけるかが、その日の出来を左右します。

適性検査Ⅰは学校の独自問題で、2026年度(令和8年度)の出題の基本方針では、大問1問、小問3問の構成です。文章を深く読み取り、筆者の伝えたいことや他者のものの見方を理解したうえで、読み取ったことと関連づけ、具体的に例を示しながら自分の考えを論理的に書く力をみる、とあります。つまり国語の読解に、意見文を書く作業が一体になった検査です。

適性検査Ⅱは大問3問、小問6問で、大問1が学校の独自問題、大問2と大問3が共同作成問題です。出題の方針が挙げるのは、資料から情報を読み取ったうえで、課題について思考し判断する力、論理的に考察して処理する力、的確に表現する力です。2026年度の方針では、大問1が制服を題材に算数・数学的な見方で事象を考察して説明する問題、大問2が日本茶を題材に複数の資料の関連を分析して選択・判断を表現する問題、大問3がものが着地することを題材に実験の結果から考察する問題でした。前年の2025年度は、社会科見学、循環利用、シャボン玉が題材でしたから、年ごとに題材は変わっても、算数の筋道、社会の資料読み、理科の実験考察という3つの型は続いています。

配点は募集要項に明記されています。報告書は720点満点を200点に換算し、適性検査Ⅰは100点満点を300点に、適性検査Ⅱは100点満点を500点に換算して、合計1000点を総合成績とします。図1のように、1000点のうち半分の500点が適性検査Ⅱで、適性検査Ⅰが300点、報告書が200点です。

図1 総合成績1000点の内訳。報告書200点、適性検査Ⅰ300点、適性検査Ⅱ500点

図1の割合をそのまま読むと、当日の検査が800点、報告書が200点です。報告書は小学校が作成して厳封する書類で、家庭が当日に動かせる部分ではありません。だからこそ、小学校の授業と提出物に日頃からきちんと向き合うことが、そのまま200点分の準備になります。当日の800点のうち、適性検査Ⅱの500点は45分で3つの大問を解き切る速さと正確さ、適性検査Ⅰの300点は45分で文章を読んで書き切る持久力で決まります。

出願はインターネット出願です。出願サイトへの入力期間が2026年12月17日(木)から2027年1月18日(月)午後5時まで、出願に要する書類の提出期間が2027年1月8日(金)から1月18日(月)までで、書類は特定記録郵便で三鷹郵便局留めとして必着です。入学考査料は2,200円で、出願サイトでの決済で納めます。出願書類は、出願サイトで入力して印刷する入学願書、小学校が作成する報告書、本校校長が定めた書類等です。報告書は学校で配布したものか、学校のサイトからダウンロードしたデータを使うと要項にあります。

合格発表は2027年2月9日(火)午前9時で、校内の掲示と合否照会サイトの両方に出ます。入学手続の受付は、発表当日の午前9時から午後3時までと、翌2月10日(水)の午前9時から正午までです。入学手続期間に入学意思確認書を提出しない場合は合格を放棄したものとみなす、と要項にありますから、発表の日と翌日の午前は予定を空けておきます。インフルエンザ等の学校感染症にかかって2月3日に受検できなかった場合の追検査は、東京都教育委員会の日程で、出願が2月4日(木)と5日(金)、検査が2月12日(金)、発表が2月16日(火)、手続が2月16日(火)と17日(水)です。

学校が公表している方針

学校の公式サイトの教育目標の頁には、6年間の中高一貫教育を通して「思いやり・人間愛をもった社会的リーダー」を育成する、とあります。あわせて「胸は祖国に置き、眼は世界に注ぐ」の精神の下で、国際社会で日本の良さを語る人を育てる、という言い回しが掲げられています。教育目標は4つの柱で説明されていて、将来の日本を担う生徒の育成、高い見識と幅広い教養の育成、思いやりの心をもった豊かな人間性の育成、6年間を通した体系的な教育課程の構築です。

学校からのメッセージの頁では、校長が小学生に向けて、教育理念を実現するためのスローガンを順に説明しています。その中の「規律ある自由」は、自由を好き勝手に行動することではなく、自ら冷静に物事を判断して正しい行動をとることだと述べられています。保護者向けの文では、平素の授業をとても大切にしていること、授業時間は1日6時間を基本に、土曜授業を基本隔週で4時間行い、後期課程では火曜と木曜に7時間授業を行うこと、英語と数学は1年生から5年生まで習熟度別の少人数クラスで進めることが書かれています。

探究の学びについても公表があります。教科横断の独自科目として「文化科学」「自然科学」「文化一般」を置き、前期課程にも学校設定科目の「探究」を設けて、6年間を2年ごとの3つのステージに分け、課題設定から情報収集、整理・分析、まとめ・表現までの過程を6年間で5回経験する、という説明です。3学期には「知の文化祭」と名づけた学習成果の発表会があり、全員がポスターセッションなどの発表を体験します。

適性検査の出題の基本方針も、この教育目標とつながっています。2026年度の方針の1つ目は、文章を深く読み取り、社会的リーダーとして必要な、他者の心情を理解する力と自分の考えを効果的に伝える力をみること、2つ目は、課題や資料の内容を正しく分析する力、論理的な思考力・判断力、問題を解決していく力をみることです。学校が6年間で育てたい力を、入口の検査でそのまま測ろうとしているのがわかります。

準備の進め方

適性検査は、知識の量より、読んで、考えて、書く手順を身につけているかを問う検査です。ですから家庭の準備も、図2のように小4、小5、小6の3段階で、読む習慣から資料の扱いへ、そして時間内に書き切る練習へと進めます。

図2 家庭で進める順番。小4は読む・書く、小5は資料と式、小6は過去問と時間配分

小4では、毎日何かを読んで、短く書く習慣を作ります。適性検査Ⅰは文章を読んで自分の考えを例を挙げて書く検査ですから、読んだ本や新聞の記事について「筆者は何を言いたいのか」を一文で言い、「自分はどう思うか」を一文で言う練習を、夕食の後の10分で続けます。書くときは、理由を1つ、具体例を1つ、という型を決めておくと、小6で400字前後の文を書くときに骨組みがぶれません。算数は、計算の速さより、式の意味を言葉で説明できることを重く見ます。「なぜその式になるのか」を口で説明させるのが、適性検査Ⅱの大問1で求められる「考えを簡潔・明瞭・的確に表現する力」の土台です。

小5では、資料を読む練習に入ります。適性検査Ⅱの大問2は、複数の資料の関連を分析して、選んだ理由を表現する問題です。家庭では、グラフや表が載った記事を一緒に見て、「この数字はいつからいつまでか」「単位は何か」「何と何を比べているか」を確かめてから、「ここから言えることを1つ」を書く練習をします。理科は、大問3が実験の結果から考察する問題ですから、台所や公園でできる簡単な実験を、条件を1つだけ変えて比べ、結果を表にまとめ、「結果からわかることと、まだわからないこと」を分けて書きます。小5の後半には、小学校の学習をていねいに仕上げることにも時間を使います。報告書は720点満点を200点に換算する配点で、小学校の学習の記録がそのまま総合成績に入ります。提出物の期限と授業中の発言は、受検の一部です。

小6では、学校が公式サイトで公開している適性検査の問題と解答用紙を使って、時間配分の練習をします。公開されているのは問題、解答用紙、解答例ですから、まず解答用紙をそのまま印刷して解きます。1回目は時間を気にせず最後まで解き、2回目から45分で区切ります。適性検査Ⅰは大問1問、小問3問で、最後の小問が長い記述ですから、前の小問にかける時間を決めておかないと書き切れません。適性検査Ⅱは大問3問、小問6問を45分で解きますから、1問あたりの目安を7分前後と決め、手が止まった問題は飛ばして戻る練習をします。解き終わったら、解答例と自分の答えを並べて、「問われたことに答えているか」「理由と例があるか」「資料の数字を使っているか」の3点で自分で採点します。

過去問は、解いたら終わりではなく、同じ問題をひと月おいてもう一度解きます。2回目で速く正確に解けていれば型が身についていますし、同じところで止まるなら、そこが弱点です。弱点は、同じ題材の別の資料を使って解き直すのが効きます。秋の学校説明会では、受検を終えた1年生による適性検査の解説が第2部で行われるとサイトにありますから、出席できた年は、その話を聞いた直後に同じ年の問題を解き直すと、本番の時間の流れが身体に入ります。

出願の準備は、2026年11月28日(土)の応募説明会から始まります。学校のお知らせによると、この説明会で出願書類一式が配布され、出願方法や募集案内の詳細、生徒による受検体験談の紹介があります。対象は受検予定の小学校6年生本人と保護者1名で、申し込みは11月4日(水)正午から学校のサイトのフォームで受け付けています。参加できない場合は、11月30日(月)以降の平日9時から16時30分に学校の経営企画室の窓口で各家庭1部ずつ受け取る必要があり、郵送はありません。受検するには、この書類一式をどちらかの方法で受け取ることが必要だと明記されていますから、11月28日の予定は最初に確保します。

併願の考え方

都立の中等教育学校の一般枠募集は、東京都教育委員会の実施要綱で検査日が2027年2月3日(水)の1日に定められています。三鷹中等教育学校の募集要項でも検査は2月3日の1回だけで、複数回の受検はありません。図3のように、2月の並びは、3日に検査、9日に発表、10日まで手続、12日に追検査です。

図3 2027年2月の日の並び。3日検査、9日発表、10日手続、12日追検査

図3の並びで見てほしいのは、検査の日から発表の日まで6日あること、発表の当日と翌日の午前に手続を終えなければならないことです。他の学校を受ける場合は、その学校の試験日や手続の期限が、この2月3日、2月9日、2月10日とどう重なるかを、各校の公式の募集要項で確かめます。2月3日の午前は三鷹中等教育学校の検査で埋まりますから、同じ日の午前に別の試験を置くことはできません。発表前に手続の期限が来る学校があるなら、その学校の手続をどうするかを、出願の前に家庭で決めておきます。

出願の締め切りは1月18日(月)午後5時で、書類は三鷹郵便局留めで必着です。郵便の到着には日数がかかりますから、1月8日の提出開始にあわせて早めに送ると、締め切りの週に慌てずに済みます。他の学校の出願とも日程が重なる時期ですから、出願の入力、考査料の決済、報告書の受け取り、郵送の4つを、学校ごとに表にして壁に貼ると漏れが減ります。

受検の日の並びを考えるときに、もう1つ数えておきたいのは、2月3日の前の日々です。都立の一般枠募集の検査は1日だけですから、その前の週に試験を置くと、疲れたまま2月3日を迎えます。逆に、まったく試験を置かずに2月3日を最初の本番にすると、緊張が初めての場で出ます。どちらを選ぶかは、お子さまの性格で決めることで、正解は1つではありません。決めたら、その並びで1月の過去問演習の日程を組みます。

説明会と学費で確かめること

学校のサイトには、年間18回の土曜授業をすべて公開していることと、来校者登録をしてから9時から12時の間に出入り自由で見られることが書かれています。2026年度の残りの公開日は、11月7日、11月28日、12月12日、1月16日、1月23日、2月13日、2月20日の各土曜日です。説明会で聞く話と、公開授業で見る教室の様子は別のものですから、できれば両方に行きます。

説明会と公開授業で確かめたい質問を並べます。

学費については、東京都教育委員会の授業料の頁に、中等教育学校の後期課程の授業料が年額118,800円、入学料が5,650円と公表されています(令和7年4月1日現在の額)。同じ頁には、高等学校等就学支援金の申請をして受給認定された場合は授業料が無料になる、とあります。前期課程については、都立の中等教育学校の前期課程は義務教育の段階ですから、説明会では授業料ではなく、給食費や教材費、行事の費用などの学校納付金の額と納め方を確かめます。学校のサイトの支援制度・授業料等の頁は、東京都教育委員会の頁に案内していますから、最新の額はそこで見ます。

個別指導で確かめること

適性検査の記述で点が伸びないとき、その原因は書く力より前の段階にあることが多いです。文章の要旨を一文で言えるか、資料の単位と期間を正しく読めているか、式の意味を言葉で説明できるか。個別指導では、公開されている問題をお子さまが解いた答案を一緒に見て、どの段階で止まっているかを特定し、必要なら小4の読む練習まで戻って、そこから積み直します。

まとめ

適性検査Ⅰは45分で読んで書き、適性検査Ⅱは45分で3つの大問を読んで考え、報告書は小学校の毎日の積み重ねで決まります。三鷹中等教育学校の受検は、2月3日の午前中の90分に、小4からの毎日の読む・考える・書くをそのまま持ち込む試験です。

読んで終わりにするか、ここから変えるか。

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