
武蔵野個別指導塾の特徴
帝京大学中学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

2027年度の帝京大学中学校は2月1日午前の2科か4科、2日午前の4科、3日午後の2科の3回です。配点と時間割、特待生の枠、小4からの家庭の手順を要項の値で確かめながら整えていきます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都八王子市越野322(武蔵境駅から直線で約16 km) |
| 最寄り駅 | 京王相模原線 京王堀之内駅(京王バス7分と徒歩8分。徒歩だけなら23分)。JR豊田駅・京王線平山城址公園駅・多摩センター駅からスクールバス |
| 共学か別学か | 共学(募集定員は各回とも男女) |
| 中高一貫か | 中高一貫カリキュラムの6年制(高等学校を併設) |
| 試験の日程と科目 | 第一回 2月1日(月)午前・2科か4科・40名/第二回 2月2日(火)午前・4科(特待生・一般選抜試験)・40名/第三回 2月3日(水)午後・2科・30名 |
| 確かめた年度 | 2027年度入学試験要項(学校の公式サイトに公開済み) |
よくあるのは、説明会のあと、校門の前の並木の下で家族が足を止め、どの回を受けるのかと顔を見合わせる場面です。多摩丘陵の緑が校舎の背に広がり、校舎見学で見た教室の机の並びはまだ目に残っています。手元の要項には2月1日、2日、3日と3つの日付が並び、1日は2科か4科を選び、2日は4科だけ、3日は午後に2科と書いてあります。どれを受けるかは、お子さまの今の得意と、理科と社会をどこまで仕上げられるかで決まります。並木を抜けてバス停へ歩く数分のあいだに、まず要項の数字を家族で同じ紙に写すところから準備は始まります。
入試のかたち
帝京大学中学校の2027年度入学試験要項によると、入試は3回あり、どの回も出願はインターネットだけです。出願サイトへの入力は2027年1月6日(水)10時から可能で、受付の開始は1月10日(日)10時です。締切は回ごとに違い、第一回が1月31日(日)17時、第二回が2月1日(月)20時、第三回が2月3日(水)11時です。第二回の締切が第一回の試験の当日の夜、第三回の締切が第三回の試験の当日の午前に置かれている点は、あとで併願の節で生きてきます。入学検定料は1回の出願で25,000円、2回の同時出願で35,000円、3回の同時出願で45,000円で、支払いのあとに受験回を変えたり取り消したりはできません。
図1のように、3回の形はそれぞれ違います。第一回は2月1日(月)の午前で、募集定員は男女40名。試験科目は2科(算数・国語)か4科(算数・国語・理科・社会)を出願のときに選び、出願後の変更はできません。第二回は2月2日(火)の午前で、男女40名。特待生・一般選抜試験という名のとおり4科だけの回で、特待生を選ぶ回でもあります。第三回は2月3日(水)の午後で、男女30名。科目は2科(算数・国語)だけです。

配点と試験時間は3回とも共通の設計です。算数と国語が各100点・各50分、理科と社会が各50点・各30分で、4科の合計は300点です。第一回と第二回の時間割は、開門7時30分、集合8時30分、説明が8時30分〜8時40分、国語が8時45分〜9時35分、算数が9時50分〜10時40分です。4科で受ける場合はそのあと社会が10時55分〜11時25分、理科が11時35分〜12時5分と続きます。第三回は開門14時、集合15時、説明が15時から15時10分で、国語が15時15分〜16時5分、算数が16時20分〜17時10分です。国語と算数のあいだの休憩が15分ある点も3回とも同じです。
合格発表はインターネットだけで、校内の掲示はありません。第一回は2月1日(月)19時から、第二回は2月2日(火)19時から、第三回は2月3日(水)22時からです。合格者は合否照会サイトで入学手続の書類を印刷し、2月10日(水)15時までに入学金決済サイトで入学金を納めます。この期限を過ぎると書類の閲覧ができなくなり、納めた入学金は返金されません。
合否の決め方も学校の公式の入試ページに書いてあります。第一回では、まず4科で受けた受験生の合格ラインを決めて合格者の約7割を選び、残りの約3割は、4科の合格最低点に届かなかった4科の受験生と2科の受験生を合わせて、国語と算数の合計点で選びます。補欠合格は例年出していません。第二回は4科の合計点で判定します。2科で受ける場合でも、合格者の枠のうち国語と算数だけで競う部分が3割ほどに限られる、という設計を知っておくと、理科と社会をどこまで仕上げるかの判断が変わります。
特待生は第一回と第二回の4科入試の上位合格者から選ばれ、第一回は若干名、第二回は15名です。待遇は入学金の免除と、設備充実費および6年間の授業料・維持費の免除で、特待生の資格は1年ごとに学内で審査があります。第二回の合格発表では特待合格と一般合格が区別して表示されますが、第一回の発表では特待生の表示はなく、合格発表のあとに個別に連絡が来ます。
複数回を同時に出願し、早い回で合格して以後の回を受けなかった場合、入学した方には検定料の一部が戻ります。3回同時の出願で第一回に合格すると20,000円、第二回に合格すると10,000円、2回同時の出願で最初の回に合格すると10,000円で、手続は入学後に案内されます。入試の当日は、JR豊田駅と学校のあいだ(平山5丁目バス停経由)、多摩センター駅と学校のあいだで送迎バスが運行され、時刻表は出願サイトや受験票、学校のホームページに載ります。
学校が公表している方針
学校の公式サイトの教育方針のページは、建学の精神から始まります。「努力をすべての基とし、偏見を排し、幅広い知識を身につけ、国際的視野に立って判断ができ、実学を通して創造力および人間味豊かな専門性ある人材の養成を目的とする」という文で、入試の科目や配点の裏側にある考え方は、ここから読むのが早道です。そのうえで学校は4つの柱を挙げます。生活習慣を確立して自立心を高め、自ら考えて行動する心身ともに健康な生徒を育てること。多摩丘陵の自然の中で、林間学校や海外語学研修、毎年テーマを変える邂逅祭、部活動を通して人間関係と団結力を育てること。週6日の授業で基礎学力と学習習慣を重んじ、1クラス30名程度の編成に補習と質問しやすい環境を添えること。学年全体で生徒を見守る少人数の体制をとることです。
中高一貫システムのページでは、6年間を3つの段階に分けて説明しています。中学1年と2年は「学習習慣の確立と基礎学力の定着」が目標で、英語と数学は中1の2学期から習熟度別の授業になります。中学3年と高校1年は高校内容の先取りと類別のクラス編成の時期で、I類とII類の2つの類に編成され、得意と不得意に合わせた指導を受けます。高校2年と3年は中高一貫教育の完成期として、特進コース、難関Sコース、難関Aコースの進路別のクラス編成になります。
学習指導の特色のページには、毎朝のSHRの時間に15分の朝講座があり、週3回は英単語・数学・漢字の小テストを行い、基準点に達しない場合は再テストや補習を行うと書いてあります。学年は4クラス編成で、学年担当の教員が7名から8名つきます。夏期講習では1学期の成績が振るわなかった生徒に指名の補習があります。入試の国語と算数が各100点で理科と社会が各50点という配点、そして第一回で国語と算数の合計点だけで選ぶ枠を残している設計は、入学後に毎朝の小テストで基礎を固めていく方針と同じ向きを向いています。入試は、入学後の6年間を走り切るための基礎の量を測る場だと読むのが自然です。
準備の進め方
準備の順番は、図2のように小4、小5、小6で積み上げる形にします。土台に時間をかけ、上に行くほど入試の形に近づけます。

小4の仕事は、読む力と計算の正確さを毎日の習慣にすることです。国語は、学年相当の文章を毎日1つ音読し、知らない言葉を1つ辞書で引いて、自分の言葉で言い換えてノートに書きます。50分で読んで答える入試の国語は、読む速さが足りないと設問に手が回りません。速さは量でしか伸びないので、1日10分でも切らさないことが先です。算数は、四則の計算を毎日10問、時間を測って解き、間違えた問題は翌日にもう1度解きます。小4の段階で計算の手順を省かない癖をつけておくと、小6で式を書く力に変わります。理科と社会は、この時期は教科書と図鑑を楽しむ段階で十分です。身の回りの植物や天気、地図を見るときに、名前を1つ覚えて家族に話す習慣があれば、小5で4科の学習に入ったときの抵抗が小さくなります。
小5は4科の土台を作る1年です。4科で受けるか2科で受けるかは小6の出願で決めればよいので、小5のうちは4科を前提に進めておくほうが選べる幅が広がります。算数は、割合、速さ、平面図形、比の4つを、それぞれ基本の型が10秒で浮かぶまで繰り返します。入試の算数は50分で100点ですから、1問に使える時間は限られ、型を思い出すのに時間がかかる単元があると後ろの問題に届きません。国語は、物語文と説明文を交互に読み、設問のうち記述の問題だけを選んで書く練習を週2回入れます。理科は、実験や観察の問題を図から読み取る練習を優先します。社会は、地理を白地図に書き込む作業と、歴史の流れを年表に書く作業を、週1回ずつ手を動かして行います。4科の理科と社会は各30分で各50点ですから、短い時間で確実に取る形の勉強が合います。小5の終わりに、算数と国語の基本問題の正答率が8割を超えていれば、小6の春から入試の形に入れます。
小6は過去問と時間割の1年です。春から夏までは、苦手な単元を1つずつ潰します。模試の結果が返ってきたら、点数ではなく、どの単元のどの型で落としたかを書き出し、翌週の家庭学習の最初にその型だけを解きます。夏は、国語50分、算数50分を続けて解く練習を週1回入れて、午前中に2科目を集中して受ける体の感覚を作ります。4科で受けるなら、社会30分と理科30分をそのあとに続け、第一回と第二回の時間割と同じ順番で午前中に4科目を通します。秋からは過去問です。過去問の使い方は、最初の1年分は時間を気にせず解いて出題の形を知り、2年分目からは本番と同じ時間で解き、終わったら答え合わせより先に、解けなかった問題を基本の問題集のどの型に戻ればよいか書き出します。解き直しは翌日と1週間後の2回行います。冬は、第三回が午後の試験であることを意識して、15時15分から国語、16時20分に算数という時間帯で解く練習も1度か2度入れておきます。午前の試験と午後の試験では集中の波が違うので、どちらの時間帯も経験しておくと当日に慌てません。
出願の作業も小6の秋から家庭で進めます。出願サイトの入力は1月6日から、受験票の発行は1月10日からです。写真票に貼る受験者の写真は縦4 cm・横3 cmのカラーで、受験する回ごとに受験票と写真票が必要です。複数回を受ける場合は、回ごとに印刷して間違えないように分けて保管します。登録するメールアドレスは入学まで変えないことが求められているので、家庭で長く使うアドレスを選びます。
併願の考え方
併願は、確かめた日程だけで組みます。図3のように、帝京大学中学校の3回は2月1日の午前、2月2日の午前、2月3日の午後に置かれています。1日の午後、2日の午後、3日の午前が空きになるので、その時間帯にほかの学校の試験を置くか、休ませるかを決めるのが日程の並びの基本です。

要項の締切と発表の時刻を重ねると、判断できる点が2つ見えてきます。第一回の合格発表は2月1日(月)19時で、第二回の出願締切は同じ日の20時です。1時間しかありませんが、第一回の結果を見てから第二回に出願するかどうかを決める余地があります。第二回の合格発表は2月2日(火)19時で、第三回の出願締切は2月3日(水)11時ですから、こちらは1晩おいて決められます。ただし、同時に出願しておいて早い回で合格した場合には入学者に検定料の一部が戻る仕組みがあり、1回ずつ出願するよりも、合格したら以後を受けないと決めておく出し方のほうが、当日の判断が軽くなります。
入学手続の期限は2月10日(水)15時で、この日までに入学金260,000円を納めます。この期限は、ほかの学校の結果が出そろう日と見比べて、どの順番で手続をするかを事前に決めておく材料になります。納めた入学金は返金されないので、家族で期限の表を1枚作り、どの学校の発表が何日の何時で、手続の締切が何日かを並べておくと、当日の夜に迷わずに済みます。
もう1つは体力の配分です。第一回と第二回は2日続けて午前で、集合が8時30分です。スクールバスか路線バスを使い、京王堀之内駅からの徒歩なら23分を要するので、家を出る時刻は試験の開始から逆算して余裕をとります。第三回は午後ですが、集合は15時で終了は17時10分、発表は22時です。3日続けて受ける場合は、前の晩の睡眠と当日の昼食の場所まで決めておきます。
説明会と学費で確かめること
説明会は予約制で、受付は各回の3週間前から始まります。2026年11月14日(土)の午前に第4回の中学校説明会があり、学校の入門の説明と在校生の保護者のインタビュー、授業見学、希望者の校舎見学があります。12月12日(土)の午前の第5回は録画の放映だけで、入試直前の情報、4科の直前情報、国語と算数の過去問の解説授業が内容です。4年生と5年生を対象にした説明会は2027年2月27日(土)の午前で、入試結果の分析も含まれます。説明会で確かめたい質問を挙げておきます。
- 第一回で4科の合格ラインを先に決めて約7割を選ぶ方式は2027年度も同じか
- 第一回の特待生の若干名は例年どのくらいの人数か
- 特待生の1年ごとの学内審査はどの基準で行われるか
- 中1の2学期から始まる英語と数学の習熟度別授業は、いくつの段階があるか
- 中3からのI類とII類はどの時点で決まり、途中で移れるか
- 朝講座の小テストで基準点に届かない場合の再テストと補習は、何曜日のいつ行われるか
- 入試当日の送迎バスの時刻表はいつ公開されるか
- 第三回の午後の試験で、昼食をとる場所は校内にあるか
学費は要項に金額が載っています。入学金が260,000円で、入学手続のときに納めます。入学後の4月に設備充実費50,000円、後援会入会金7,000円、年額の後援会費12,000円と生徒会費4,000円が引き落とされます。毎月の引き落としは授業料31,000円、維持費13,000円、端末使用料4,389円で、授業料の31,000円は2026年度の実績で2027年度は変更予定と書いてあります。端末使用料も変わる可能性があります。そのほかに旅行積立金が月額10,000円、副教材費、学校連絡サービスの利用料、利用者だけのスクールバス代がかかります。スクールバス代は2026年5月の時点で、JR豊田駅から年額129,300円、平山5丁目から年額90,500円、多摩センター駅から年額122,800円です。学校の入試ページの2026年度の実績では、中学校の初年度の費用の総額が、必須の購入品だけを買った場合で男子1,198,340円から、女子1,221,000円からと示されています。説明会では、2027年度の授業料の額、端末使用料の変わり方、旅行積立金の使い道、スクールバスの申し込みの時期を確かめておきます。
個別指導で確かめること
帝京大学中学校の入試は国語と算数が各100点で、理科と社会は各50点です。個別指導では、算数は小4の計算の手順、国語は語句の意味を自分の言葉で言い換える段階まで戻って、どこで手が止まるかを確かめます。4科で受けるかどうかは、小6の夏に理科と社会の30分の問題で何点を取れているかを実際に測ってから決めます。
まとめ
帝京大学中学校の2027年度入試は、2月1日午前の2科か4科、2月2日午前の4科、2月3日午後の2科という3回で、第一回の合格発表から第二回の締切までは1時間です。この1時間に迷わないだけの準備を、小4の音読と計算から積んでおく家庭が、2月1日の夜を落ち着いて過ごせます。
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