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東京電機大学中学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

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2027年度の募集要項にある4回の試験の日付と科目、当日に1科目を選ぶ第2回の形をもとに、小4から小6までの家庭の準備の順番と、2月1日から4日までの日の並びの見方を受験担当が見取り図にして示します。

項目 内容
所在地 東京都小金井市梶野町4-8-1
最寄り駅 JR中央線 東小金井駅 北口から徒歩約5分
武蔵境駅から 直線で約1.7 km
共学か別学か 共学(2026年4月現在の在籍は中学の男子324人・女子168人)
中高一貫か 東京電機大学高等学校と同じ校舎にあり、学校は中高6年間の教育活動を方針に掲げています
試験の日程 第1回 2月1日(月)午前・第2回 2月1日(月)午後・第3回 2月2日(火)午前・第4回 2月4日(木)午後
科目 第1回と第3回は国語・算数の2教科か、理科・社会を加えた4教科を出願時に選択。第2回は国語か算数の1教科を当日に選択。第4回は4教科から2教科を当日に選択
募集人員 150名(第1回50名・第2回50名・第3回25名・第4回25名)
確かめた年度 2027年度 生徒募集要項(学校の公式サイトで公開済み)

よくあるのは、取り寄せた学校案内と募集要項を食卓に広げて、家族で読みはじめるという場面です。お父さまが募集要項の表を指でなぞり、「2月1日に午前と午後の2回あるのか」と言います。お母さまは学校案内の校訓のページを開いて、短い校訓の一行を声に出して読みます。お子さまは横から「国語か算数、どっちか1つでいいの」と第2回の欄を見つけます。そこで初めて、同じ学校でも回ごとに試験の形がまったく違うことに気づきます。ここから先は、その食卓で出る疑問を順に解いていきます。

入試のかたち

2027年度の募集要項によると、東京電機大学中学校の試験は4回あり、すべて小金井市梶野町の本校校舎で行われます。日程は第1回が2月1日(月)の午前、第2回が同じ2月1日(月)の午後、第3回が2月2日(火)の午前、第4回が2月4日(木)の午後です。募集人員は合わせて150名で、第1回が50名、第2回が50名、第3回が25名、第4回が25名と公表されています。第2回と第3回には特待生が含まれます。

科目の形は図1のように回ごとに違います。第1回と第3回は、国語と算数の2教科か、理科と社会を加えた4教科かを出願時に選びます。集合は8時30分で、国語が8時50分から9時40分までの50分、算数が10時から10時50分までの50分、理科と社会は11時10分から12時までの50分で、2つの教科をまとめて受けます。配点は国語100点、算数100点、理科60点、社会60点です。2教科で出願したお子さまは算数で終了します。国語と算数は2教科と4教科で共通の問題です。出願期間の間であれば、2教科から4教科への変更は電話で受け付けると要項に書かれています。

第2回は午後の試験で、集合が14時30分、筆記は14時50分から15時50分までの60分です。国語と算数のうち1教科を当日に選び、配点はどちらも100点です。午前に第1回を受けたお子さまは、試験の終わった後に校内の所定の場所で昼食をとることができると要項の質問の欄に書かれています。第4回は2月4日(木)の午後で、集合が15時10分、筆記は15時30分から16時40分までの70分です。国語・算数・理科・社会の4教科のうち2教科を当日に選び、各100点です。第1回と第3回では理科と社会が60点ですが、第4回では100点になる点は見落としやすいところです。

図1 4回の試験の日程と、回ごとに違う科目の選び方

図1のとおり、同じ学校を受けるのに「出願時に決める回」(紺の枠)と「当日に決める回」(橙の枠)が混ざっています。第2回と第4回は当日の選択なので、問題用紙を見てから得意な教科を選ぶのではなく、集合の時点で選ぶつもりでいるほうが準備は楽です。要項には、重複して受験した場合に2回目以降の得点に加点する措置があり、1教科選択で5点、2教科選択で10点、4教科選択で15点を加えて判定すると書かれています。出願しただけでは加点されず、同じアカウントで出願したときに限るという注意も添えられています。判定はいずれの回も男女別です。

出願はインターネットのみで、出願サイトへの登録と受験料の支払いは2026年12月20日(日)9時から、受験票と志願票の印刷は2027年1月10日(日)9時から始まります。出願の締め切りは第1回と第2回が1月31日(日)15時、第3回が2月2日(火)5時、第4回が2月4日(木)8時です。第3回と第4回は試験の当日の朝まで出願できるので、前日の結果を見てから追加する家庭が想定された日程だとわかります。受験料は1回25,000円で、2回同時の出願は38,000円、3回以上の同時出願は50,000円です。同時に出願しない場合はこの額にならないこと、入学者には手続きをした回より後の未受験分を入学後に返金することが要項に書かれています。合格発表は第1回が2月1日18時、第2回が同日22時、第3回が2月2日18時、第4回が2月4日22時で、いずれも学校のサイトで行われます。

学校が公表している方針

学校の公式サイトの教育方針のページには、校訓として「人間らしく生きる」が掲げられ、その下に「人間だけが、自分の責任において生きる道を決めていくことができます。」という一文が添えられています。この校訓のもとに、卒業までに養う力、授業の組み立て、入学時に求める姿勢の3つの方針が並んでいます。

卒業までに養う力としては、視野の広さ、冒険心、専門性、共感力、向上心の5つが挙げられています。授業の方針では、基礎的な知識と技能の修得に加えて思考力・判断力・表現力を育て、探究学習を通じて主体的に学ぶ姿勢を育てるとしています。入学時に求める姿勢は、自分の目標に向かって主体的に努力し、他の人を受け入れて尊重し、協働して学ぶことです。これは入試の科目の形にも表れていて、第2回と第4回で当日に教科を選ばせるのは、自分の得意を自分で判断させる形だと読めます。

中学校の方針として学校が公表しているのは3点です。1つめは少人数のクラスで、開校以来1クラスを30名前後で編成していると書かれています。2つめは個性と適性を引き出すことで、中高6年間のさまざまな教育活動を通して自分の個性や適性を理解させ、その上で将来の夢や希望を明らかにさせるとしています。3つめは進路を見つめて豊かな心を育むことで、日々の学習に励むとともに、さまざまな体験を通じて幅広い教養と倫理観を育てると説明されています。教育目標の文では、豊かな心、創造力と知性、健やかな身体をそなえた人を育てることが目標だと述べられています。

方針のページは中学校と高等学校で項目が分かれていますが、2026年4月現在の学校データでは中学が492人、高校が798人の在籍で、同じ校舎で6年間を過ごす前提の文章になっています。家庭で学校案内を読むときは、この方針の言葉がお子さまの日常のどこに当たるのかを、説明会で具体的に聞く問いに変えておくと役に立ちます。

準備の進め方

準備の順番は図2のように小4、小5、小6の3段で考えます。この学校の試験は、第1回から第3回までで国語と算数が必ず関わり、理科と社会は第1回と第3回の4教科と第4回の選択にだけ関わります。つまり国語と算数の土台が、どの回を受けるにしても結果を決めます。家庭での準備は、その2教科を先に厚くし、理科と社会を後から積む順番が自然です。

小4の1年は、計算と漢字を毎日の習慣にする時期です。算数は整数の四則、小数と分数の計算、単位の換算を、毎朝10分でも同じ時刻に解く形にします。50分の試験で100点を取りにいくには、計算で時間を失わないことが前提です。国語は漢字の読み書きに加えて、短い文章を音読してから「誰が、何を、どうした」を口で言わせる練習を週に数回入れます。この時期に理科と社会を急いで始める必要はなく、学校の授業で出てきた単元を家で話題にする程度で足ります。

小5の1年は、単元を一巡する時期です。算数は割合、速さ、図形の面積と体積、場合の数といった中学受験の中心の単元を、教科書より一段深い問題集で順に進めます。1つの単元を終えるごとに、2週間後にもう一度同じ単元の問題を解き直して、忘れ方を測ります。国語は説明文と物語文を週に1題ずつ、設問の根拠を本文に線で引いてから答える習慣をつけます。理科と社会は、この年に一通りの単元に触れておき、4教科で出願するかどうかを小5の終わりに判断できる状態にします。配点が理科と社会で各60点、国語と算数で各100点ですから、4教科で出願するかどうかは「理科と社会で上積みできるか」より「国語と算数を落とさないか」で決めるのが筋です。

小6は、過去問と時間の管理の年です。学校の説明会の日程には過去問題解説の回が12月20日(日)に予定されていますから、それより前の秋のうちに最初の1年分を時間を計って解き、12月の解説を聞いた後にもう一度解く順番にすると、解説の内容が自分の答案と結びつきます。過去問は年度ごとに、解いた日付、所要時間、得点、間違えた問題の単元を1枚の表に書き留めます。同じ単元が2度出てきたら、その単元の問題集に戻ります。解説の答えを写す勉強はしません。第2回を受ける予定なら、国語と算数のどちらを選ぶかを、過去問を3年分解いた時点の得点の差で仮に決めておき、12月以降の模擬の結果で見直します。第4回を受けるなら、4教科から2教科を選ぶ組み合わせを同じ方法で決めます。

図2 小4から小6までの家庭での準備の順番

図2の3段は、上の段に進んでも下の段をやめないことが前提です。小6になっても計算と漢字の毎朝の10分は続けます。午後の試験を受ける回では、午前に別の試験を受けた後に60分や70分の筆記に向かうことになりますから、小6の秋からは「午前に1本解いて、昼食をはさんで午後にもう1本」という日を月に1度は家で作り、体力の配分を試しておきます。試験当日は定規とコンパスを使わないと要項にありますから、作図の問題も手書きの図で考える練習をしておきます。

併願の考え方

日の並びの見方は図3のように、2月1日から2月4日までを1本の線で見ます。この学校だけで見ても、2月1日に午前と午後、2月2日の午前、2月4日の午後と4つの枠があります。合格発表は第1回が2月1日の18時、第2回が同じ日の22時、第3回が2月2日の18時、第4回が2月4日の22時です。入学手続きの期間は、第1回が2月1日18時から2月2日15時まで、第2回が2月1日22時から2月9日15時まで、第3回が2月2日18時から2月9日15時まで、第4回が2月4日22時から2月9日15時までです。第1回だけ手続きの締め切りが翌日の15時と短いことは、要項の表で最初に確かめておく点です。

図3 2月1日から4日までの試験と発表、手続きの締め切りの並び

図3の並びから読み取れることは3つあります。1つめは、2月1日の夜に第1回と第2回の結果が両方出ることです。第1回の発表が18時、第2回が22時ですから、その夜のうちに翌朝の第3回を受けるかどうかを決められます。第3回の出願は2月2日の5時まで受け付けられるので、追加の出願はその夜に済ませます。2つめは、第1回の手続きの締め切りが2月2日の15時であることです。第3回の試験が終わった後、同じ日の15時に第1回の手続きの締め切りが来ますから、第1回で合格して手続きをする家庭は、2月2日の午前に別の試験を入れる場合、手続きを誰がいつ行うかを前日に決めておきます。3つめは、2月3日に試験が無いことです。この日は他の学校の試験を入れるか、休みにするかを、お子さまの体力で決めます。

重複して受験する場合の加点は2回目以降に付きますから、同じ学校を複数回受ける予定なら、最初の回から同じアカウントで同時に出願しておくほうが手続きの面で迷いがありません。特定の学校との組み合わせを勧めることはしませんが、どの学校と組むにしても、この学校の4つの枠の時刻と手続きの締め切りを先に書き込んだ上で、空いている時間に他の予定を置く順番にすると、2月1日の夜に慌てずに済みます。

説明会と学費で確かめること

学校の公式サイトの説明会の案内では、2026年度の中学校の学校説明会として11月14日(土)14時から15時30分、1月6日(水)14時30分から16時(小6の入試体験が対象)、1月16日(土)14時から15時30分(初めての方が対象)が予定されています。過去問題解説は12月20日(日)10時から12時30分で、受験生と保護者が対象です。いずれも受付の開始日が決まっていて、申し込みは予約サイトから行う形です。日程は変わることがありますから、出かける前に公式サイトの説明会のページで確かめます。

説明会で確かめておきたい質問は次のとおりです。

学費は、要項に2026年度の実績として、入学金250,000円、授業料516,000円、教育充実費204,000円が載っています。諸経費として学年教材費40,000円、学習環境整備費24,500円、ソフトウェアとクラウドサービスの利用料6,800円、校外授業費(林間学校)60,000円、PTAの入会金2,000円と会費12,000円、生徒会費4,800円、校友会費6,000円、共済の掛金450円の合計156,550円が書かれています。学費は4月・9月・1月の3期に分けて納め、諸経費は第1期の納入時に全額を納める予定とあります。学習用のタブレット端末は219,395円で、学校が指定する販売事業者から3月中にオンラインで購入する形です。2027年度は一部が変わる可能性があると要項に明記されていますから、確かめる年度を揃えて質問します。入学時の寄付金は無く、入学後に任意の募金への協力を求める予定であること、学校独自の奨学金の制度があることも要項に書かれています。

個別指導で確かめること

個別指導で最初に見るのは、小5の単元のどこで止まっているかです。この学校の第1回と第3回は算数が50分で100点ですから、割合と速さの文章題を、式を立てる前の線分図の段階まで戻って確かめます。国語は設問の根拠を本文に引けているかを、お子さまの答案の線の引き方から見ます。戻る位置が決まれば、第2回で国語と算数のどちらを選ぶかも、その戻り方の浅いほうから判断できます。

まとめ

東京電機大学中学校の入試は、4回の枠のうち2回が当日に教科を選ぶ形で、2月1日の夜に2つの結果が出て翌朝の判断につながります。要項の時刻を家族で書き写し、小4からの計算と漢字を最後まで続けたお子さまが、当日の教科の選択を自分の言葉で決められます。

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