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桐朋中学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

2027年度の募集要項で確かめた桐朋中学校の2回の試験日、国語と算数100点・社会と理科60点の時間割、2月4日正午の入学金の期限を、小4から小6の家庭の準備の順番と並べています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都国立市中3-1-10 |
| 最寄り駅 | JR中央線 国立駅南口から大学通りを南へ徒歩15分、JR南武線 谷保駅から北へ徒歩15分(立川バスなら「桐朋」下車で徒歩1分) |
| 共学・別学 | 男子校 |
| 課程 | 中高一貫(中学から桐朋高等学校へ進むときに別途の入学手続がある) |
| 試験日 | 第1回 2027年2月1日(月)・第2回 2027年2月2日(火) |
| 募集人員 | 第1回 約110名・第2回 約60名 |
| 科目と配点 | 国語100点・算数100点・社会60点・理科60点、合計320点 |
| 合格発表 | 第1回 2月1日(月)午後10時・第2回 2月3日(水)午後2時、学校サイトの合格発表サイト |
| 確かめた年度 | 2027年度の生徒募集要項(学校公式サイトで2026年8月に公開)と、学校公式サイトの2026年度の学費の公表 |
よくあるのは、国立駅南口の改札を出たところで、お子さまが「15分って遠いの」と聞いてくる場面です。大学通りの並木を南へ下ると、説明会の帰りの親子と何組もすれ違います。手元の要項には、2月1日と2月2日の2回、国語と算数が100点、社会と理科が60点と書いてあります。改札から校門までの15分を一緒に歩きながら、この数字を家庭の予定にどう落とすかを、ここから順に並べていきます。
入試のかたち
2027年度の生徒募集要項によると、桐朋中学校の入学試験は第1回が2027年2月1日(月)、第2回が2027年2月2日(火)です。募集人員は第1回が第1学年の男子約110名、第2回が約60名です。応募できるのは2027年3月に小学校を卒業する見込みの人と、2027年3月に日本の小学校第6学年に相当する学齢の人です。出願はWeb出願で、受付は1月10日(日)午前0時から始まります。締め切りは第1回が1月29日(金)午後11時59分、第2回が2月1日(月)午後11時59分です。第2回の締め切りが第1回の試験日の夜まで開いている点は、後の併願の節で大切になります。受験料は各回25,000円で、第1回と第2回の両方に同時に出願する場合に限り38,000円です。納めた受験料は返金されません。出願は保護者か代理人が行い、3か月以内に撮った顔写真を先に登録してから手続きに進みます。試験中に眼鏡をかけることがあるなら、眼鏡をかけて撮ります。
試験の科目と時間は、第1回も第2回も同じ形です。開門は午前7時20分、受付は午前7時30分から8時までです。1時間目が国語で8時35分から9時25分の50分、配点は100点です。2時間目が算数で9時45分から10時35分の50分、配点は100点です。3時間目が社会で10時55分から11時25分の30分、配点は60点です。4時間目が理科で11時45分から12時15分の30分、配点は60点です。合計は320点で、休み時間はいずれも20分です。退室は午後12時30分ごろの予定で、昼食は要りません。図1のように、時間の長さと配点の重みを一枚に並べると、国語と算数が時間でも配点でも全体の6割を占める形が見えてきます。

図1の上の帯は8時35分から12時15分までの時間の流れ、下の帯は320点のうちの各科目の割合です。国語と算数はそれぞれ100点で、320点の中では31.25パーセントずつです。社会と理科はそれぞれ60点で18.75パーセントずつです。学校の公式サイトのよくある質問には、科目別の基準点は設けておらず、合計点で合否を決めると書かれています。つまり社会が苦手でも、国語と算数で積み上げた点がそのまま生きる形です。逆に言えば、算数の50分で大きく落とすと、社会と理科の30分ずつでは取り返しにくい配点でもあります。
合格発表は第1回が2月1日(月)午後10時、第2回が2月3日(水)午後2時で、どちらも学校サイトの合格発表サイトで行われます。合格者の保護者は入学金決済サイトで入学金30万円を納めます。納入期間は第1回の合格者が2月1日(月)午後10時から2月4日(木)正午まで、第2回の合格者が2月3日(水)午後2時から2月4日(木)正午までです。どちらの回で合格しても、入学金の締め切りは2月4日の正午で同じです。支払いはペイジーかクレジットカードで、学校の窓口では受け付けません。期間内に手続きをしないと入学は認められません。入学手続きのあとで辞退する場合は2月9日(火)午後3時までに決済サイトのマイページで手続きをしますが、入学金は返金されません。繰り上げ合格は、その回の得点順で決め、同じ得点に複数の受験生がいるときは両日とも受験した人を優先すると要項に書かれています。連絡は学校から保護者への電話で、発表はありません。
試験の日の細かな約束も、受験上の注意として公開されています。試験教室に時計はなく、貸し出しもありません。はちまきや帽子は着用しません。休み時間に飲み物は飲めますが、食べ物は食べられません。保護者の控室は食堂で、上履きと下足用の袋が要ります。校内や周辺道路への車の乗り入れは断られています。障がいなどで受験上の配慮が要る場合は、2026年11月30日(月)までに学校へ相談する決まりです。
学校が公表している方針
学校公式サイトの教育目標は三つです。自主的態度を養う、他人を敬愛する、勤労を愛好する。この三つのうち最初の目標の説明に「自分で考え、自分で判断し、自分で行動できる」人間に育ってほしい、とあります。自学自習と創意工夫を心がけ、さまざまな活動の場に進んで参加することを大切にする、生徒の自主性が尊重される学校だと学校自身が書いています。校長からのメッセージの見出しには、時代を拓く自律的な学習者に、という言葉が置かれています。
中学のカリキュラムの説明には「基礎学力は偏りなく、幅広く身につけるべきだと考え、中学では選択授業を置いていません」とあります。公表されている授業時間の表では、中学3年間の合計で国語が15、数学が16、英語が16、理科が13、社会が12という配分です。数学は代数と幾何に分かれ、幾何には学校独自の教科書を使うと書かれています。理科は実験を多く入れ、化学では3、4時間に1回の割合で実験を行うとあります。中学3年間を通じて、夏休みには自由研究を課しています。11月の学校見学会では、この自由研究の優秀作品の展示が見学場所の一つに入っています。
この公表の内容を入試の形と重ねると、見えてくることがあります。配点は国語と算数に重く、理科と社会は30分の短い試験です。けれども入学後は選択授業を置かず、理科も社会も幅広く学ぶ6年間です。入試で問われる4科目は、入学後の学びの入口として同じ4科目が続きます。苦手な科目を切り捨てて得点を作る準備は、入試の配点の上では成り立っても、入学後の学びの形とは合いません。準備の段階から4科目を持ち続ける理由が、ここにあります。
教育目標の二つ目と三つ目、他人を敬愛することと勤労を愛好することは、入試の問題で直接に測れるものではありません。学校はこれを、仲間との自主的活動や、分担と協力の経験を通じて育てたいと書いています。説明会で聞くべきなのは、この目標が日々のどんな場面で形になっているかです。自由研究、林間学校、クラブ活動のそれぞれで、生徒がどこまで自分で決めているかを質問の軸にすると、公表の文が具体の姿として見えてきます。
準備の進め方
準備の順番は、小4、小5、小6で分けて考えます。図2のように、小4では土台を作り、小5で4科目を一巡し、小6で50分と30分という試験の形に合わせていきます。順番を飛ばして小5の夏から過去問に入ると、解けない理由が土台の穴なのか時間の配分なのかが切り分けられず、直しが散らばります。

小4の一年は、算数の計算と国語の漢字と語彙に時間を使います。桐朋中学校の算数は100点で50分です。計算の速さと正確さが無いと、考える問題に時間が残りません。毎日10分でよいので、四則の混じった計算を決まった量だけ解き、間違えた計算は翌日にもう一度解く習慣を作ります。国語は、音読と漢字を毎日続けます。読んだ文章について「この人はなぜそうしたのか」を一言で言えるかどうかを、夕食のときに聞いてみます。理科と社会は、この時期は教科書と身の回りの観察で十分です。国立の大学通りの並木が何の木か、南武線と中央線がどこで交わるか、そういう問いを一緒に調べる時間が、後の地理と生物の土台になります。
小5の一年は、4科目の単元を一巡します。算数は割合、速さ、比、図形の面積と体積、場合の数を順に通します。ここで大切なのは、一巡したあとにもう一度戻る時間を予定に入れておくことです。桐朋中学校の算数は配点が大きく、一つの単元の穴がそのまま合計点に響きます。単元を終えるたびに、その単元の基本の問題を1週間後と1か月後にもう一度解きます。国語は、物語と説明文の両方を読み、設問の答えを本文のどこから持ってきたかを線で示す練習をします。理科と社会は30分の試験ですから、知識の量と同じくらい、短い時間で問題を読み切る速さが要ります。小5のうちは知識を広げる段階ですが、週に一度は時間を計って解く日を作ります。
小6の春からは、試験の形に合わせます。国語50分、算数50分、社会30分、理科30分、休み時間20分という時間割を、家庭でも同じ順番で一度通してみます。午前8時35分に国語を始め、12時15分に理科を終える流れを、月に一度は休日の午前に再現します。休み時間の20分に何をするか、飲み物をどこに置くか、時計を自分で持つか、といった細かなことを本番の前に決めておきます。試験教室に時計が無いことは、学校が受験上の注意に書いています。腕時計を小6の春から試験と同じものにして、見る癖をつけます。
過去問は小6の秋からで、使い方は一般の手順です。まず時間を計らずに解いて、その学校の出し方に慣れます。次に時間を計って解き、どの問題に時間を使いすぎたかを記録します。最後に、間違えた問題を単元に分けて、小5の単元に戻って解き直します。過去問は点を取るためではなく、戻る場所を見つけるために使います。桐朋中学校は学校の公式サイトで回ごとの教科別の平均点を公表していますから、どの科目で差がつきやすい年だったかを保護者が見ておくのはかまいません。ただし、その数字でお子さまを急かすのではなく、戻る単元を決める材料にします。
小6の冬は、新しいことを足さず、戻る作業だけにします。計算と漢字は本番の朝まで続けます。出願は1月10日から始まり、第1回の締め切りは1月29日です。顔写真の登録、受験料の払い込み、受験票の取得は保護者の仕事で、お子さまの勉強の時間とは別に、受付が始まる1月10日からの週に済ませます。配慮の相談が要る場合は、11月30日までという学校の期限が先に来ますから、小6の秋のうちに動きます。
併願の考え方
桐朋中学校の2回の試験は、2月1日と2月2日の連日です。図3のように、第1回の発表が2月1日の午後10時、第2回の出願の締め切りが同じ2月1日の午後11時59分ですから、第1回の結果を見てから第2回に出願する道が、時間の上では残されています。ただし、その間は2時間ほどしかありません。夜10時に結果を見て、11時59分までに顔写真と受験料の手続きを終える流れは、慌てると間に合いません。第2回も受けるつもりがあるなら、同時出願で先に出しておくほうが、2月1日の夜を落ち着いて過ごせます。同時出願なら受験料は2回分の50,000円ではなく38,000円です。

図3の並びで見落としやすいのは、入学金の締め切りが回によらず2月4日(木)の正午で同じことです。第1回で合格すれば2月1日の夜から2月4日の正午までの約2日半、第2回で合格すれば2月3日の午後2時から2月4日の正午までの約22時間しかありません。他の学校の発表が2月4日の午後にある場合、桐朋中学校の入学金の判断はその発表を待てません。入学金30万円は納めたあとに辞退しても返金されませんから、2月4日の正午までに納めるかどうかを、家族で2月1日より前に決めておきます。
2月1日に第1回を受けたあとは、退室が12時30分ごろの予定で、学校に昼食の場所はありませんから、お子さまは昼すぎには家に向かう流れです。この午後を次の日の準備にあてるか、休ませるかも先に決めます。第1回と第2回は科目も時間も同じ形ですから、2月1日の手応えをその日の午後に短く振り返り、2月2日に同じ時間割でもう一度座る、という流れが組めます。繰り上げ合格の決め方として、同じ得点なら両日受験した人を優先すると要項にあることも、2回受けることを考える材料の一つです。
併願の日程を組むときは、桐朋中学校の2日間と前後の日に、お子さまの体力がどこまで持つかを先に見ます。2月1日と2日を連続で受け、3日の午後2時に発表を待ち、4日の正午までに入学金の判断をする。この4日間の流れを紙に書き、他の学校の試験と発表の時刻をその上に重ねます。どの学校を足すかは家庭ごとに違いますが、重ねたときに同じ時刻に二つの判断が来る日が無いかを確かめることは、どの家庭でも同じです。
説明会と学費で確かめること
学校説明会は学校公式サイトによると2026年度は土曜日に6回あり、残っているのは11月21日(土)の第6回です。会場はホール、定員は380名、受付とホール入場が13時20分、説明会が14時から14時45分、そのあと16時まで校内の自由見学ができます。予約はWebだけで、第6回の受付は11月7日(土)9時からです。上履きと靴袋が要ります。個別相談の時間は無いと書かれていますが、展示会場や校内で教員や中学生の案内係に質問ができます。11月15日(日)には学校見学会があり、30分ずつの8つの枠に各90組で、地図を見ながら自分で歩く形です。説明会で確かめておきたいことは、次の五つです。
一つ目は、入学後の数学の進め方です。独自の教科書を使う幾何と代数が、どの学年でどこまで進むか。二つ目は、自由研究の決め方です。テーマを生徒が自分で選ぶのか、教員の指導はどの段階で入るのか。三つ目は、理科の実験の頻度と、実験のあとのレポートの書き方の指導です。四つ目は、林間学校と登山の体力の目安です。学校の採用案内には、登山をともなう遠足と林間学校があると書かれています。五つ目は、高校へ進むときの手続きです。中高一貫でも、高校へ進む際には別途の入学手続きと進学料が要ると要項にあります。
学費は、学校公式サイトの2026年度の公表の額で、入学手続時に入学金300,000円、入学後に授業料が月額43,200円、教育環境整備費が月額16,350円、生徒諸費が月額3,500円、PTA会費が月額500円、生徒会費が月額500円、林間学校費が4月から10月まで月額9,300円です。初年度だけPTA入会金2,000円と生徒会入会金300円があり、副教材費が約67,000円と書かれています。2027年度の学費は要項の時点では決まっておらず、一部改訂することがあると明記されています。2026年度の高等学校進学料は230,000円です。学園債は1口10万円、無利子で卒業時に返還され、任意です。都内在住で要件を満たす場合の東京都授業料軽減助成金と、家計の急変に備えた学校独自の桐朋奨学会の案内もあります。説明会では、月額の合計と、入学時と高校進学時にまとめて要る額を、家庭の6年間の予定の上に置いて確かめます。
個別指導で確かめること
桐朋中学校の算数は100点で50分ですから、個別指導で最初に確かめるのは、計算のどの段階で手が止まるかです。分数と小数の混じった計算、割合の式の立て方、図形の面積の公式のどこに穴があるかを、小4の内容まで戻って一つずつ見ます。国語は、本文のどこを根拠に答えたかを言葉で説明してもらい、根拠が本文に無い答え方をしていないかを確かめます。理科と社会は30分の試験ですから、知識の抜けと、問題文を読む速さの両方を分けて測ります。
まとめ
桐朋中学校の入試は、2月1日と2月2日の同じ形の2回、国語と算数が100点、社会と理科が60点、入学金の締め切りは2月4日の正午です。小4で計算と漢字を固め、小5で4科目を一巡して戻り、小6で50分と30分の形に体を合わせる。この順番を守ったお子さまだけが、2月1日の朝8時35分に、国語の問題用紙を落ち着いて開けます。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
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