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松原高校の令和9年度入試|作文の推薦と5年分の応募倍率を読む|武蔵野個別指導塾
一般入試の総合得点を具体的に計算し、推薦作文の5年分の問いと応募倍率を整理します。理由・経験・高校での行動を問いに合わせて書き分けるため、下書きの確認点も添えました。

松原高校の令和9年度入試|作文の推薦と5年分の応募倍率を読む
進路希望票を前に、推薦で書く内容を考える
よくあるのは、日曜の朝、食卓で進路希望票に向かい、お子さまが「松原の推薦も受けたい」と話し、保護者が「作文には何を書けばいいのだろう」と考える場面です。学校の名前は決まりかけていても、一般入試の点数の決まりと推薦で求められる説明が、まだ別々に整理できていないことがあります。まずは、受ける方法ごとに必要な準備を確かめましょう。
松原高校は武蔵境駅から直線で約9.3kmです。武蔵境や武蔵野市、三鷹市、小金井市、西東京市から進学先を考えるご家庭にも、入試方法を具体的に知っておいてほしい学校です。ただし、直線距離は通学の負担そのものを表す数字ではありません。入試の検討とは別に、実際に通う生活を親子で確かめておきましょう。
一般入試については、教科の得点と評定がどのように総合得点になるかを理解することが出発点です。推薦については、過去の作文を読み、問いに沿って自分の考えや行動を説明する練習が出発点になります。倍率はその準備と分けて読み、数字を見た直後の気持ちだけで受験方針を決めないようにしたいところです。

松原の素点375点に、換算内申39とESAT-JのBを組み入れる
令和9年度の松原高校普通科の一般入試は、国語・数学・英語・社会・理科の5教科です。松原で答案の素点を入れる先は700点満点の学力検査点、評定を換算して入れる先は300点満点の調査書点です。この2つを7:3で構成します。面接と実技検査はありません。推薦で作文や個人面接を受ける場合とは、準備する対象を分けて考えましょう(都教委, 令和9年度『普通教育を主とする学科』2 頁)。
また、松原高校は学力検査問題を自校で作成する高校には含まれていません。都立の共通問題に向けて、5教科の学習を進めることになります。学校の名前が入った受験情報を探すだけでなく、共通問題を実際に解き、どこで得点を失っているのかを見ることが必要です(都教委, 令和9年度『自校作成校一覧』1 頁)。
総合得点を理解するときは、答案の点、評定を換算した点、ESAT-Jの点を順に置いていくと整理できます。答案の素点合計をそのまま調査書点に足すわけではありません。学力検査は500点満点の素点合計を700点満点に換算し、調査書は換算内申をもとに300点満点に換算します。この2つの合計が1000点満点で、ESAT-Jを加えると1020点満点になります。換算内申は、学力検査を行う5教科の評定を1倍、残る4教科の評定を2倍して合計した65点満点の数値です。ESAT-Jは評価に応じて0〜20点が加わり、Aは20点、Bは16点、Cは12点、Dは8点、Eは4点、Fは0点です(都教委, 令和9年度『実施要綱』18-19 頁)。
ここで、換算内申39、5教科の素点合計375点、ESAT-Jの評価Bという組み合わせを、松原高校の比率で1回計算してみます。
- 学力検査点: 375÷500×700=525点
- 調査書点: 39÷65×300=180点
- ESAT-Jを含む総合得点: 525+180+16=721点
この721点は、点数の組み立てを確かめるための計算結果です。受験先を決める基準や、到達すべき点として示したものではありません。自分の点を整理するときにも、計算の意味と受験の判断を混同しないことが大切です。
特に間違えやすいのは、通知表の9教科の評定をそのまま足して、換算内申の欄に入れてしまうことです。先に5教科と4教科を分け、4教科を2倍したかを確認しましょう。さらに、換算内申と300点満点の調査書点は、同じ名前の点ではありません。ノートに記録するときも「換算内申」「調査書点」と欄を分けておくと、保護者とお子さまが別の数を思い浮かべたまま話すことを防げます。
学力検査の素点合計にも、いつ、どの問題を、どの条件で解いた数字かを書き添えてください。解説を見ながら解いた答案と、時間を計って初めて解いた答案を同じ扱いにすると、今できることを捉えにくくなります。総合得点を計算する前に、計算に入れる点の意味をそろえる必要があります。解き直しの点は学習の進み具合を見るために残し、初回の点とは別に記録しましょう。
同じ375点でも、各教科で残した問題は人によって異なります。学力検査点525点という換算結果だけでは、その違いまでは表せません。今週取り組む課題は、答案や授業での状況から決めます。数学なら途中式の誤りなのか、問いの条件を読み落としたのか、英語なら語句の意味なのか、文のつながりなのかまで戻り、直す対象を具体的にしましょう。
評定についても、数だけを眺めて終わらせないことが必要です。提出した課題への指摘、授業で扱った内容の理解、定期考査で説明できなかった箇所を見直し、次に改善する行動を決めてください。評定に関する疑問は中学校の先生に確認し、家では実際の学習物を開いて話します。入試で使う点の計算と、その点につながる日々の学習を往復できるようになると、受験勉強の予定を立てやすくなります。
推薦作文の5年分から問いの違いを確かめます
令和9年度の松原高校の推薦は、募集人員の割合が20%で、調査書500点、個人面接200点、作文300点です。調査書点の算出には評定を用います。一般入試の調査書300点と推薦の調査書500点を取り違えず、受ける方法の配点を確かめてください。推薦の準備では、作文を書く時間と、自分の考えを口頭で説明する時間の両方を確保したいところです(都教委, 令和9年度『普通教育を主とする学科』2 頁)。
過去の作文は、年度順に読むと問われ方の違いが見えてきます。令和4年度の作文は、他者の人格を尊重することをどう考えるか、入学後の学習や学校生活でそれをどのように実践するかを述べる課題でした。600字、50分です。練習では「尊重する」という言葉を自分で説明したうえで、考えの違う相手と関わるときの行動まで書いてみましょう。「仲よくする」だけでは、自分が何をするのかが読み手に届きにくくなります(都教委, 令和4年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』5 頁)。
令和5年度の作文は、社会生活の基本的なルールやマナーを守る必要がある理由と、それを守る生徒が増えるよう入学後に実践することを問う課題で、600字、50分です。自分が決まりを守るという話だけで終わると、周囲にどう働きかけるかという問いが残ります。なぜ必要なのかという理由と、他者への関わり方を分けて考える練習に使えます(都教委, 令和5年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』6 頁)。
令和6年度の作文は、高校時代に将来の目標を明確にしておく必要がある理由と、希望する進路の実現に向けた取り組みを述べる課題でした。600字、50分です。目標の名前だけを書くのではなく、目標を持つことが日々の選択や学習にどう関係するかを考え、そこから高校生活で行うことにつなげる練習になります(都教委, 令和6年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』5 頁)。
令和7年度の作文は、今の社会で粘り強く探究し続ける力が必要な理由と、高校生活でその力をどのように高めるかを、具体例を挙げて述べる課題でした。600字、50分です。練習では、わからないことに出会った際に、何を調べ、どこで考えを変え、次に何を確かめるかまで書くと、単に「努力する」と述べる文章から一歩進められます(都教委, 令和7年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』6 頁)。
令和8年度の作文は、これまでの経験を踏まえて自分の目標や希望する進路を示し、その実現に向けて高校生活でどのように取り組むかを具体的に述べる課題でした。600字、50分です。令和6年度と同じく将来や進路を扱いますが、この年度は自分の経験と目標のつながりを説明することが求められています。用意した将来の夢の文章をそのまま使わず、何をきっかけに考えた目標なのかを確かめてください(都教委, 令和8年度『推薦の小論文・作文テーマ一覧』5 頁)。
この5年分は、いずれも作文で、考えと高校生活での行動を結びつける問いを含んでいます。ただし、過去の課題を読むことは、令和9年度の出題を決めつけることではありません。練習のたびに問題文を読み直し、理由を問われているのか、経験を求められているのか、具体例が必要なのかを区別しましょう。書き始める前に問いを短くメモし、書いた後にそのすべてに答えたかを点検すると、内容の抜けを見つけられます。
学校が示す「期待する生徒の姿」では、学習への意欲と探究、学校の活動への主体的な参加、進路目標に向けた取り組み、生活のルールやマナー、地域や社会への貢献と他者の尊重が挙げられています。原文の「粘り強く探究し続ける生徒」という言葉は、学び続ける姿勢を考える手がかりになります。推薦で望む姿としては、挙げられた点で特に優れていることと、リーダーシップを発揮できることが示されています(都教委, 令和9年度『期待する生徒の姿』4 頁)。
この言葉を作文や面接で使う場合も、学校の表現を繰り返すだけで終えないようにしましょう。自分が疑問を持ったこと、調べ直したこと、周囲の人の意見を聞いて行動を変えたことなど、実際の経験と結びつけて話します。書いたことについて「そのとき、なぜそうしたのですか」と聞かれたとき、自分の言葉で説明できるかを確かめると、借り物の表現に気づけます。立派に見せるために経験を大きくする必要はありません。

松原の1.06倍と1.58倍は、それぞれどの年度の記録か
松原高校普通科の一般の最終応募倍率は、令和4年度1.46倍、令和5年度1.53倍、令和6年度1.06倍、令和7年度1.40倍、令和8年度1.58倍です。ここで並べているのは、一般の第一次募集・分割前期の数字です。推薦の倍率として読まないようにしてください(都教委, 令和4〜8年度『最終応募状況』各1 頁)。
この並びから直接わかるのは、それぞれの年度の募集人員に対して、最終的な応募人員がどの程度だったかです。倍率は募集人員との関係を示す数字なので、応募した人数そのものと同じではありません。また、最終応募の段階の数字を、受検した人数や合格した人数の比率と取り違えないことも必要です。人に伝えるときは「一般の最終応募倍率」と、何を数えた数字かまで添えましょう。
5年分を見る意味は、直近の1年だけを松原高校の固定した数字として扱わないことにあります。過去のどこか1年を選び、その数字が自分の受ける年度にも当てはまると考えることはできません。令和6年度の数字だけを見ても、令和8年度の数字だけを見ても、令和9年度の応募状況が決まるわけではありません。過去の記録と、これからの出願の判断には区切りを付けておきましょう。
また、倍率から個々の受験生の得点や答案の内容はわかりません。家庭で数字を見て不安になったときは、その不安を繰り返し計算する代わりに、今週見直す答案を決めてください。倍率の記録は年度と区分を付けて保存し、学習の記録には間違えた問題や次の確認日を書きます。役割の違う情報を別に置くと、数字を見るたびに学習方針まで変えてしまうことを防げます。
保護者同士の会話などで別の数字を聞いたときにも、まず年度が同じか、一般か推薦か、最終応募の数字かを確認しましょう。数字の大小を論じる前に、同じ対象を比べているかを確かめるためです。今回の5年分は過去の一般入試の応募状況を読む材料として扱い、学校への志望理由や、これから取り組む課題は別に言葉にしておくと、親子の話し合いが進めやすくなります。
武蔵境から受ける家庭で学年ごとに確かめること
中1では、入試の配点を知ることと、毎日の勉強を続けることをつなげていきましょう。通知表を受け取ったときには評定だけを読み上げず、返却された課題や答案を一緒に開きます。どこまで理解できて、何の説明が足りなかったかをお子さまから聞いてください。4教科にも目を向け、授業で何に取り組んでいるかを把握しておくと、受験学年になってから急に声をかけるより、具体的に話せます。
この時期の家庭での確認は、次の授業までに何をやり直すかを決める程度から始めて構いません。忘れた課題を責め続けるより、課題を記録する場所や提出前に確かめる順序を決めます。実際に続けられたかを翌週に見直し、うまくいかなければ手順を変えてください。入試で使う点数の知識を、生活全体への漠然とした注意に変えてしまわないことが大切です。
中2では、学習した内容を時間がたってからもう一度解く機会を設けましょう。その場ではわかった内容でも、自分だけで説明できるかは別に確かめる必要があります。数学の解法や理科の説明などを、答えを隠して書き、途中で止まった箇所を残します。中3で問題演習を始めるとき、その記録があれば、最初からすべてをやり直すのではなく、理解を確かめる場所を絞れます。
推薦も考えるなら、中2のうちから経験のメモを作っておくと作文の材料になります。行事や委員会などで自分が行ったこと、その理由、周囲の反応、後から考え直したことを短く書きます。肩書の一覧だけでは、どのように考えて動いたのかが伝わりません。学校の活動だけでなく、学習で疑問を解こうとした経験も、本人の行動が説明できる形で残してください。
中3では、一般入試の学習と推薦の準備を予定表の中で両立させます。5教科については、時間を計って解く日と解き直す日を分け、解いた量だけで進み具合を判断しないようにします。解き直しでは答えを覚えて書けたかではなく、使った知識や手順を説明できたかを確認します。翌週に同じ内容を自力で扱えるかまで見れば、次に学ぶ単元を決める材料になります。
ESAT-Jについては、中1・中2から、授業で学んだ英語を声に出し、自分の言いたい内容を短く伝える練習を続けたいところです。中3では、学校から届く案内を親子で確認し、必要な手続きや準備を予定に入れましょう。練習で言葉が出なかった場合には、発音の問題か、表現を知らなかったのか、話す内容がまとまらなかったのかを分けます。原因が違えば、音読する、表現を調べる、話す順序を考えるという次の行動も変わります。
推薦の作文は、まず問いを正確に読む練習から始め、その後に時間を計って書く練習へ進めましょう。過去の課題の条件で書いた後は、理由と具体的な行動がつながっているかを見直します。保護者が文章を完成させてしまうと、お子さまが自分で言葉を選ぶ機会が減ります。「この行動は何のためにするのですか」と問い返し、本人が説明を足す余地を残してください。
推薦に向けた書類は、中学校からの案内を受け取った段階で、必要なものと提出の予定を確認します。内容を考える作業、記入する作業、誤りを点検する作業を分けておくと、最後に慌てずに済みます。志望理由や経験を記す際には、作文の練習や面接で話す内容と食い違っていないかも確かめましょう。保護者が確認するのは、経験の事実や書き漏らしであり、本人の考えを代わりに作ることではありません。
中3の秋以降は、評定の状況、時間を計った答案、ESAT-Jの準備、推薦の書類を別々の欄で整理すると、今取り組むことが見えやすくなります。松原高校の比率で点数を組み立て直す作業には、塾が用意した学校別の試算用ページを利用する方法もあります。探す際の名前はこちらです。
「武蔵境から通える都立高校の入試方法と総合得点の試算」
数字の確認を次の行動につなげましょう
松原高校を受ける準備では、一般入試の7:3の計算と、推薦作文で問われる内容をそれぞれ押さえておきましょう。過去の作文は、理由や経験をどのように行動へつなぐかを考える材料です。応募倍率は年度を付けた記録として読み、今日の学習は手元の答案から決めていきます。
保護者が先に答えを整えなくても、お子さまの説明を聞き、足りない箇所を一緒に探すことはできます。評定の見方や作文の取りかかり方を整理したいご家庭は、武蔵野個別指導塾の入塾前カウンセリングで、今迷っている点をお聞かせください。今夜の受験準備は、親子で答案の1問を開くところから始まります。
参考文献
- 東京都教育委員会, 令和9年度『東京都立高等学校入学者選抜実施要綱』18-19 頁。
- 東京都教育委員会, 令和9年度『普通教育を主とする学科』2 頁。
- 東京都教育委員会, 令和9年度『第一次募集・分割前期募集における学力検査問題を自校で作成する高校一覧』1 頁。
- 東京都教育委員会, 令和9年度『期待する生徒の姿(全日制課程)』4 頁。
- 東京都教育委員会, 令和4年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』5 頁。
- 東京都教育委員会, 令和5年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』6 頁。
- 東京都教育委員会, 令和6年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』5 頁。
- 東京都教育委員会, 令和7年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』6 頁。
- 東京都教育委員会, 令和8年度『東京都立高等学校入学者選抜における推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧』5 頁。
- 東京都教育委員会, 令和4〜8年度『最終応募状況 / 普通科(コース・単位制以外)』各1 頁。
学校ごとの比率で総合得点を試算するには「武蔵境から通える都立高校の入試方法と総合得点の試算」を、7対3の学校の計算だけなら「都立高校入試 総合得点計算機」を使えます。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
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