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多摩科学技術高校の令和9年度入試|数学と理科1.5倍の傾斜配点と実技検査の推薦|武蔵野個別指導塾

数学・理科を1.5倍した得点から総合得点837点に至る計算をたどります。推薦の実技検査は、シート作成と発表の年度別の違いまで確かめられます。

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多摩科学技術高校の令和9年度入試|数学と理科1.5倍の傾斜配点と実技検査の推薦

理科が好きという気持ちを、入試の準備につなぐ

よくあるのは、理科の実験レポートをファイルにしまう途中で、お子さまが「こういうことを高校でも考えたい」と話し出すという場面です。結果をまとめるのが面白かったのか、予想と違った理由を調べたいのか。保護者の方が関心の中身を聞くと、多摩科学技術高校を考える理由も少しずつ言葉になります。その興味を受験につなぐには、得意だと感じる教科と、実際の答案で説明できる内容を照らし合わせる必要があります。

多摩科学技術高校を考える家庭では、一般入試の傾斜配点と、推薦入試の実技検査をそれぞれ理解することが出発点になります。「数学と理科が得意」という言葉を、教科別の答案に照らして確かめる。推薦を考えるなら、自分の関心を何に向け、どんな言葉で説明するかを振り返る。その両方を少しずつ具体化していきましょう。

ここでは、令和9年度の入試方法を先に整理し、総合得点を計算した後で、推薦の過去の課題と応募倍率を読みます。中1・中2の段階で取り組めることと、中3で確認することも分けて考えます。武蔵境周辺から志望校を探しているご家庭が、学校名だけで判断せず、今の学習と受験の仕組みを結び付けるための手順です。

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一般入試は5教科を受け、数学と理科を1.5倍にする

令和9年度の多摩科学技術高校の科学技術科は、一般入試で国語・数学・英語・社会・理科の5教科を課します。数学と理科には1.5倍の傾斜配点があり、学力検査と調査書の比率は7:3です。配点は学力検査700点、調査書300点で、一般入試の面接と実技検査はありません(都教委, 令和9年度・多摩科学技術欄, 『専門教育を主とする学科・総合学科』9 頁)。

自校作成問題を実施する学校には該当しません。問題の準備をするときは、学校独自の問題を前提にせず、都立の共通問題を使って5教科の取り組みを確かめます(都教委, 令和9年度『自校作成校一覧』1 頁)。傾斜配点という言葉は、数学と理科だけ別の問題になるという意味ではなく、採点された得点を集計するときの重みを示します。問題の種類と、点数の扱いは分けて押さえておきましょう。

総合得点を組み立てる順序は、学力検査の換算、調査書点の換算、ESAT-Jの加点です。学力検査と調査書点を合わせた満点は1000点で、ESAT-Jを加えると1020点満点になります。換算内申は、学力検査を行う5教科の評定を1倍、残り4教科の評定を2倍して合計する65点満点の値です(都教委, 令和9年度『実施要綱』18-19 頁)。

ここで混同しやすいのは、数学・理科の1.5倍と、評定を使う換算内申です。数学と理科の1.5倍は当日の学力検査の得点に適用します。一方、一般入試の換算内申を求めるときには、数学と理科も学力検査を行う5教科の側に入ります。評定にも同じ1.5倍を掛ける計算にはしません。家庭で表を作るなら、答案の点数を書く欄と、評定を書く欄を別にすると、途中の数値を取り違えずに済みます。

各教科の素点は100点満点です。傾斜配点を行うと、国語・英語・社会の満点の合計は300点、数学・理科の満点の合計も300点となり、学力検査は傾斜後600点満点になります。この得点を700点満点に換算します。傾斜配点を行う教科は傾斜後の得点を用いる、という実施要綱の扱いに沿った計算です(都教委, 令和9年度『実施要綱』18-19 頁)。

計算を1回通してみます。換算内申52、国語76点・数学90点・英語78点・社会74点・理科90点、ESAT-Jの評価Bの場合です。まず素点の合計は408点ですが、そのまま700点満点への換算に使うのではありません。数学と理科をそれぞれ1.5倍した後の点数を足します。

この837点は、計算の手順を確かめるための値です。受験の判断に使う際にも、最終的な合計だけを残さず、どの教科の素点から計算したかを記録してください。傾斜配点があるため、素点合計だけを見たメモでは、後から学力検査の換算点を再現できません。答案を見直すときの手掛かりも、教科別に残した方が具体的になります。

ESAT-JでAを取れば20点が加わり、B・C・D・Eと下がるたびに16点・12点・8点・4点となって、Fでは加点がありません。この点は学力検査の英語とは別に総合得点へ加えます(都教委, 令和9年度『実施要綱』18-19 頁)。英語の筆記の答案を見直す時間と、英語を声に出して伝える練習は、それぞれの取り組みとして予定に入れましょう。

数学と理科の配点が大きいからといって、国語・英語・社会を後回しにする方針は慎重に考える必要があります。まず教科別に、理解できている内容、解き方を途中で見失う内容、時間内に手が届かない問題を確かめてください。重みのある教科を伸ばすことと、ほかの教科の取りこぼしを直すことは、同じ学習計画の中で扱えます。学校の配点は時間の使い方を考える材料であり、答案を見ずに勉強の優先順を決める理由にはしないようにしましょう。

推薦は個人面接と実技検査を年度ごとに確かめる

令和9年度の推薦入試は、推薦の割合が30%で、調査書500点、個人面接300点、実技検査200点です。調査書は評定を用います。一般入試とは配点の組み立てが異なるため、一般入試で使った換算点を、推薦の計算に流用することは避けましょう(都教委, 令和9年度・多摩科学技術欄, 『専門教育を主とする学科・総合学科』9 頁)。

実技検査については、過去の課題を年度順に読むと、何を題材にし、どう示すことが求められたかをつかめます。ただし、過去の時間設定や作成方法を令和9年度の指示として扱うことは避けます。練習の材料にする部分と、受験年度の案内で確かめる部分を分けることが必要です。

令和4年度の実技検査は、中学校の授業や課外活動、日常生活などで興味・関心をもったことから1つ選び、タイトルを付けたプレゼンテーションシートを作成する課題でした。30分間でシートを作成し、10分間でプレゼンテーション・質疑応答等を行う計40分の形です。令和5年度、令和6年度の実技検査も同じ題材の選び方で、シート作成30分、プレゼンテーション・質疑応答等10分という時間設定でした(都教委, 令和4年度・多摩科学技術欄, 『推薦の小論文・作文テーマ一覧』13 頁、令和5年度同17 頁、令和6年度同13 頁)。

令和7年度の実技検査は、授業や課外活動、日常生活で興味・関心があることから内容を1つ決め、タイトル付きのシートを30分間で作成する課題です。作成したシートを使って3分間のプレゼンテーションを行い、その後に質疑応答を行うとされています。検査時間の欄は40分です(都教委, 令和7年度・多摩科学技術欄, 『推薦の小論文・作文テーマ一覧』16 頁)。

令和8年度の実技検査も、授業や課外活動、日常生活などで興味・関心をもったことから1つ選び、タイトルを付けたシートを作成する課題でした。この年度は、事前に作成したプレゼンテーションシートを用いて、10分間のプレゼンテーション・質疑応答等を行う形です(都教委, 令和8年度・多摩科学技術欄, 『推薦の小論文・作文テーマ一覧』15 頁)。

以上の5年分を練習に使うなら、まず自分の関心を1つに絞り、その内容を人に説明できるかを試しましょう。気になったきっかけ、自分で調べたり考えたりしたこと、さらに知りたいことを手元に整理すると、話の中心を決めやすくなります。これは家庭で行う練習の提案であり、学校の採点項目を示すものではありません。過去の課題にある発表と質疑応答を意識し、話し終えた後で相手の質問を聞くところまで練習すると、説明が足りなかった箇所に気付けます。

学校が示す「期待する生徒の姿」も、志望理由を考える手掛かりです。教育目標と教育内容を理解して入学を強く希望すること、希望する進路に向けて日々の学習に意欲的に取り組むこと、科学技術への関心、学校の活動への積極性、ルールやマナーと思いやり、他者との意思疎通を重視しています。原文には「科学技術に関して興味・関心をもち」、また「積極的にコミュニケーションを図る生徒」という言葉があります。推薦では、これらに加えて将来の国際社会で活躍する意欲にも言及しています(都教委, 令和9年度・多摩科学技術欄, 『期待する生徒の姿』27 頁)。

これを読んだとき、立派な言葉を並べて自分を大きく見せる必要はありません。理科が好きなら、どの学習で何に引かれたのか。人と話し合った経験なら、相手の話を聞いて自分の考えがどう変わったのか。実際に説明できる経験を探してください。学校の言葉を丸ごと覚えるより、自分の行動との接点を確かめる方が、志望理由を自分の言葉にできます。将来の関心についても、すでに考えていることと、これから考えたいことを区別して伝えましょう。

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応募倍率は年度と選抜の種類を付けて読む

科学技術科の一般入試について、最終応募倍率は令和4年度2.07倍、令和5年度1.80倍、令和6年度1.71倍、令和7年度1.45倍、令和8年度1.42倍でした。いずれも一般の第一次募集・分割前期の数字です(都教委, 令和4-8年度・多摩科学技術欄, 『最終応募状況』各3 頁)。

この並びから言える数字の比較は、令和4年度から令和8年度にかけて、各年度の最終応募倍率が下がっていることです。ただし、この5年分を令和9年度まで伸ばして、次の倍率を決めることはできません。過去の応募の状況を示す数字と、これからの年度に向けた見通しは区別して読んでください。

5年分を1倍との関係で読むと、すべての年度で募集人員より応募人員が多かったことがわかります。令和4年度の2.07倍は2倍を超え、残る4年度は1倍と2倍の間にあります。令和5年度の1.80倍と令和6年度の1.71倍、令和7年度の1.45倍と令和8年度の1.42倍も、それぞれ別の年度の記録です。家庭のメモでは科学技術科の一般入試と明記し、推薦の資料と分けて保管すると、どの募集の話かを確かめられます。

倍率は応募の集まり方を読む材料ですが、お子さま個人の得点や答案の内容を示すものではありません。したがって、過去の数字を見て学習量を減らしたり、逆に慌てて問題集を増やしたりする前に、今の答案と計画を見直しましょう。数字を見た直後の気持ちだけで、次の学習内容を決める必要はありません。

評定・答案・発表の準備を学年に合わせて進める

中1・中2では、評定の合計だけに目を向けず、各教科で何を学び、どこに課題があるかを整理しましょう。通知表を受け取ったときは、定期テストの答案や普段の課題を一緒に振り返ります。評定が気になった教科について、家庭で原因を決め付けず、授業で求められていることや次に直す点を学校の先生に確認すると、取り組みが具体的になります。

一般入試の調査書点を考える際には、学力検査のある5教科以外にも目を向けることが必要です。4教科の評定を2倍する仕組みを理解したうえで、どの授業も日々の課題を置き去りにしないようにしましょう。提出したかどうかだけで終えず、取り組んだ内容を自分で説明できるか、直しを求められた箇所に対応したかまで確かめることを勧めます。これは評定を約束する方法ではなく、学習の抜けを見つけるための点検です。

数学と理科は、正解した問題についても考え方を確かめておきたい教科です。答えの数字だけ合っていたのか、式や理由を自分で説明できるのかを分けます。間違えた場合は、計算、用語、条件の読み取り、図や表の理解など、どこで止まったかを答案に短く残してください。中1・中2のうちからこの記録を付けると、中3で復習する単元を選ぶときに使えます。

中3になったら、時間を決めて5教科の問題に取り組み、教科別の素点と解き直しの結果を残しましょう。最初の得点と、時間を掛ければ解けた問題を区別すると、知識を補うべきか、解く順序を調整すべきかを考えられます。傾斜配点の計算は、その記録の後に行います。総合得点だけを何度も計算するより、換算前の答案から次の学習を1つ決めることが先です。

ESAT-Jについては、英語を声に出す時間を学習予定の中に確保し、質問の内容を受け止めて伝える練習を続けましょう。自分の発話を聞き返し、途中で止まったところや、言いたかったのに出てこなかった表現を確かめます。手続きが必要な時期には、中学校からの案内を親子で読み、申込みに関する確認を学習の準備と分けて管理してください。保護者の方がすべて代わりに進めるのではなく、お子さま自身も何を済ませたかを説明できる状態を目指します。

推薦を考え始めたら、日常の関心を短く記録することから始められます。授業で疑問に思ったことや、調べて見方が変わったことを書き留め、後で読み返して話せる内容を選びます。実技検査の練習では、シートを見せる相手に説明が通じるかを確かめてください。保護者の方はすぐに言葉を直すより、どこまでは伝わったか、どこからわかりにくかったかを返すと、お子さまが説明を組み直す手掛かりになります。

推薦の書類を準備する段階では、受験年度の案内を開いて、必要な書類、記入する人、提出先、期限を項目ごとに確かめます。シートの作成時期や扱いも、過去の課題から決めず、その年度の指示に合わせてください。過去の資料は発表の練習に使い、実際の提出物は現在の案内で管理する。この区別を親子で共有しておくと、準備のやり直しを減らせます。

塾の試算用ページ「武蔵境から通える都立高校の入試方法と総合得点の試算」は、学校ごとの比率を使う道具ページです。多摩科学技術高校について試算する際には、教科別の素点と傾斜後の点数を区別し、調査書点、ESAT-Jを加える順序まで手元でたどってください。

好きなことを話す言葉と、答案の根拠をそろえる

多摩科学技術高校への準備は、数学と理科の配点を知るだけでは終わりません。一般入試では5教科と評定を見直し、推薦では自分の関心を相手に伝える準備を進めます。どちらを考える場合も、今できていることを具体的に示せる記録が役に立ちます。入塾前カウンセリングでは、教科別の答案と評定を手掛かりに、多摩科学技術高校に向けた準備をどこから始めるかをご相談ください。

「理科が好き」と話す本人が、その理由となった疑問や実験を説明できれば、面接で話す材料が具体的になります。答案に残った説明の抜けも、好きな教科をさらに学び直す入口です。

参考文献

武蔵境から通える都立高校の入試方法は「武蔵境から通える都立高校の入試方法と総合得点の試算」で学校ごとに見比べられます。多摩科学技術高校は数学と理科に傾斜配点があるため、道具での総合得点の計算は対象外です。この記事の計算の手順で確かめてください。

本気になった日が、入塾の日。

お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。

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