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女子学院中学校の入試と準備—試験の日程と科目、家庭で進める順番|武蔵野個別指導塾

2027年度は2月1日の1回だけで、国語・社会・理科・算数が各40分100点、午後0時35分からグループ面接です。出願は1月10日から15日正午まで。小4から小6まで、試験の形に合わせた家庭の準備の順番を書いています。
| 項目 | 内容(2027年度生徒募集要項・学校公式サイトで確認) |
|---|---|
| 所在地 | 東京都千代田区一番町22-10(武蔵境駅から直線で約18km) |
| 最寄り駅 | 東京メトロ有楽町線 麹町駅 徒歩約3分、半蔵門線 半蔵門駅 徒歩約6分、JR・都営新宿線 市ヶ谷駅 徒歩約8分 |
| 共学・別学 | 女子校。中高一貫で、高校からの募集はありません |
| 募集人員 | 第1学年 240名 |
| 試験日 | 2027年2月1日(月)午前8時30分から筆記試験、午後0時35分からグループ面接 |
| 科目と配点 | 国語・社会・理科・算数(この順に実施)各40分・各100点。本人のみのグループ面接(5人位・10分程度)と小学校長の報告書をあわせて判定 |
| 出願 | インターネット出願。出願情報入力は2026年12月20日から、受験料の支払いと出願は2027年1月10日午前10時から1月15日正午まで。受験料25,000円 |
| 合格発表 | 2027年2月2日(火)午前11時、合否照会サイトと校内掲示 |
| 入学手続 | 2027年2月2日午前11時から2月3日(水)午後3時まで。入学金380,000円 |
よくあるのは、受験校を書き出した夜に、ペンが止まるという場面です。食卓に広げた紙の一番上に「女子学院」と書いて、その横に「2月1日」とだけ書いて、母親が手を止めます。試験はその1回だけ。午後には面接まである。発表は翌日の11時で、入学金は3日の午後3時まで。隣の列はまだ空いています。お子さまはもう寝ていて、紙の上には日付だけが並んでいます。この夜に要るのは、頭の中にある印象ではなく、学校が公表している要項の日程と科目を、そのまま正しく並べ直すことです。並べ直すと、家庭でやることの順番が見えてきます。
入試のかたち
女子学院中学校の入学試験は、1年に1回だけです。2027年度生徒募集要項によると、試験日は2027年2月1日(月)で、午前8時30分から筆記試験、午後0時35分からグループ面接が行われます。合格発表は2月2日(火)午前11時、入学手続は2月2日午前11時から2月3日(水)午後3時までで、入学金380,000円の決済をもって手続きが完了します。募集人員は第1学年240名、募集するのは女子だけで、高校からの募集はありません。帰国生枠や推薦入試、特別入試も設けていないと、学校の公式の問答集に書かれています。
筆記試験は国語・社会・理科・算数の4科目で、この順に実施されます。各40分、各100点で、合計は400点です。図1のように、朝8時30分に始まる4つの40分を順に通り、昼をはさんで午後0時35分からグループ面接に入ります。面接は本人のみで、5人位のグループで10分程度と公表されています。受験番号ごとの講堂への到着時刻は「面接進行表」として学校が公表するので、午後の予定はその表で確かめます。判定には、筆記試験と面接のほかに、小学校長の報告書が使われます。

2026年度の要項と2027年度の要項を並べて読むと、2つの点が変わっています。1つは試験日で、2026年度は2月2日(月)、2027年度は2月1日(月)です。もう1つは科目の順です。2026年度は国語・算数・社会・理科の順でしたが、2027年度は国語・社会・理科・算数の順で、算数が最後に置かれました。4科目目の算数を、3科目を終えた後の頭で解くことになります。家庭の練習で同じ順を試しておく理由は、ここにあります。算数については、2025年度入試から問題用紙と解答用紙を別にする様式に変わったことも、学校の入試のページに書かれています。
出題範囲について、要項は科目ごとに短く書いています。国語は指導要領の範囲、算数は指導要領とその応用の範囲です。社会は指導要領をふまえつつ、さまざまな社会問題を含め、当然知っていると思われる事項についても出題するとしています。理科は指導要領をふまえて出題したうえで、「習っていない事がらについてもグラフ・表・図などを用いて文章で説明をつけて出題します」と明記しています。日常生活の中で経験している自然現象についても出題することがある、とも書かれています。日常的に使う常用漢字には、指導要領の範囲外でも読み仮名をつけないことがある、という注記もあります。
出願はインターネット出願と書類の郵送です。2026年11月9日(月)午前10時にID登録と報告書の様式の印刷が始まり、出願情報の入力は2026年12月20日(日)午前10時から2027年1月15日(金)正午まで、受験料25,000円の支払いと出願は2027年1月10日(日)午前10時から1月15日正午までです。出願期間内に受験票を印刷し、報告書と受験票控えの2点を郵送します。1月15日の消印有効です。受験資格には、親元から通学でき、通常の交通機関で90分以内に通えることが書かれており、自転車や自家用車の利用は認められていません。遠隔地から受験する場合は、出願の時点で90分以内の住所が決まっている必要があります。補欠は公表していません。最新の要項は毎年10月に学校のホームページで公開されるので、出願の前に必ず原本で確かめます。
学校が公表している方針
女子学院は1870年の創立で、キリスト教に基づく人間教育を大切にしている学校だと、要項の冒頭で保護者に向けて述べています。要項には、毎朝15分間の礼拝とクリスマス礼拝などの特別礼拝に参加すること、夏休みに開かれる中学2年のごてんば教室と高校3年の修養会に参加すること、日曜日には最寄りの教会に出席することの3点が、入学前に了承してほしい事項として書かれています。学校の公式の問答集には、キリスト教の知識がない生徒も入学後に礼拝の守り方や聖書に親しみながら学ぶこと、入学後に近くの教会を紹介されることが書かれています。
教育の方針のページでは、中高一貫の教育体制と授業週5日制を続けてきたこと、6年一貫のカリキュラムの中で教師陣の配慮に基づく指導を行うことが述べられています。進路指導については、単に有名大学への進学を目的とするものではないと書き、学ぶこと自体に価値を見いだし、自ら学ぶ方法と進路を切り拓く力を育てることを重視しています。授業では実験・観察・体験を伴う学習や読書、講演会の機会が多く、議論の機会も多いとしたうえで、「自ら考え、自分自身の言葉で語ることが求められます」と書かれています。制服やこまかい校則がなく、生徒の自主性を尊重する校風であることも、学校自身が公式サイトで述べていることです。
公式サイトのカリキュラムの表では、中学1年の週あたりの授業時間数は、聖書1、国語4、社会4、数学4、理科4、外国語(英語)5で、総合的な学習の時間が年間70時間です。土曜日は授業がなく、登校してクラブや生徒会の活動に取り組む生徒が多いと問答集にあります。要項の冒頭には、過度の受験勉強や遠距離通学のために健康に支障をきたすことがあると教育上の責任を果たせない、という趣旨の一文もあります。入試の形と学校の方針が、同じ要項の中で一続きに書かれている学校です。
準備の進め方
準備の順番は、試験の形から逆に決めます。女子学院の試験は、40分の筆記が4回、同じ日の午前に続き、午後に自分の言葉で話す面接があります。図2のように、小4で読む量と計算の量を作り、小5で4科目の土台をそろえて40分の感覚を入れ、小6で本番の順で解き切る練習と面接の言葉の練習に移ります。
小4の1年は、毎日の計算と漢字、それから読む量です。要項には、日常的に使う常用漢字には読み仮名をつけないことがあると書かれています。読み仮名がないまま読める漢字を、小4のうちから新聞や本で増やしておきます。計算は量より正確さで、毎日10分を続けます。社会と理科は、問題集を急ぐより、日常生活で見た現象を言葉にする時間を作ります。要項が、日常生活で経験している自然現象や、当然知っていると思われる事項についても出題すると書いているからです。台所の湯気、ベランダの日の当たり方、ニュースで流れた言葉を、夕食で1つずつ話題にします。

小5は、4科目の土台をそろえる年です。算数は指導要領とその応用の範囲と書かれているので、教科書の内容を自分の言葉で説明できる状態を先に作り、そのうえで応用に進みます。理科は、習っていない事がらについてもグラフ・表・図と文章の説明をつけて出題する、と要項にあります。つまり、初めて見る説明文を読んで、その場で理解して使う力が要ります。小5の後半から、知らない現象の説明文を読んで要点を3行にまとめる練習を週に1回入れます。社会は、さまざまな社会問題を含めて出題するとあるので、家庭でニュースを見て、何が問題になっているのかを親子で言い合う習慣を作ります。この年の終わりに、40分の時計を置いて1科目を解き切る練習を始めます。
小6は、本番の順で解く年です。過去問は、1年分を1日で、国語・社会・理科・算数の順に、各40分で解きます。要項の順と同じにする理由は、4科目目の算数を、3科目分の疲れを持った頭で解く体験を積むためです。算数は問題用紙と解答用紙が別の様式なので、答えを別紙に書き写す動きも含めて練習します。解き終えた後は、間違えた問題を解き直すより先に、どの科目のどの時間帯で手が止まったかを記録します。止まった場所が、戻って確かめる単元です。秋からは、出願の暦を家庭の暦に書き写します。11月9日のID登録と報告書の様式の印刷、12月20日からの出願情報の入力、1月10日から15日正午までの受験料の支払いと出願、1月15日消印有効の郵送です。報告書は小学校長が書く書類なので、様式の印刷が始まったら早めに小学校に相談します。
面接は本人のみのグループ面接で、5人位・10分程度です。学校は、自ら考えて自分の言葉で語ることを求めています。原稿を暗記するのではなく、好きなこと、最近考えたこと、学校で何をしたいかを、短い文で声に出す練習を、小6の秋から週に1回続けます。家族以外の大人に聞いてもらう機会があれば、そのほうが本番に近くなります。
併願の考え方
併願は、確かめた日程を紙に並べることから始めます。図3のように、女子学院の日程は2月1日の筆記と面接、2月2日午前11時の発表、2月3日午後3時までの入学手続の3つの日に分かれています。この3つを紙の一番上に書き、他の学校の試験日・発表日・手続の締切を、その下に同じ形で書き足していきます。

2月1日は、午前8時30分の筆記に始まり、午後0時35分からグループ面接が入ります。面接の到着時刻は受験番号で決まり、学校が公表する面接進行表で確かめます。つまり2月1日は、午後まで女子学院の校内で過ごす日として空けておきます。同じ日の午後に別の試験を組む考え方は、この学校では取れません。
2月2日は午前11時に発表です。発表の時刻より前に始まる他の学校の試験を2月2日に組む場合、結果を知らないまま受けることになります。11時以降に始まる試験であれば、結果を見てから向かうことができます。この違いを、紙に時刻つきで書きます。
2月3日午後3時は入学金380,000円の決済の締切で、この期限を過ぎた手続は認められません。他の学校の手続の締切が2月3日午後3時より前にあるか後にあるかで、家庭が決断する順番が変わります。前にある学校については、女子学院の結果が出た後、その学校の締切までに決めることになります。後にある学校については、女子学院の手続を先に済ませるかどうかを、2月2日の11時から3日の午後3時までの28時間で決めます。女子学院の受験料は25,000円です。他の学校の受験料もそれぞれの要項から写し、学校の数だけ並べて書きます。これらの日付と時刻はすべて2027年度の要項に書かれているものなので、他の学校の分も、それぞれの要項の原本から写します。
説明会と学費で確かめること
学校の公式サイトによると、2027年度入試に向けた学校説明会は、2026年11月10日(火)と11月12日(木)の午前8時10分から10時30分、11月14日(土)の午前10時から12時の3回で、会場は本校講堂、対象は小学5・6年生の受験生の保護者で、1家庭1名です。受験生本人は出席できません。定員は第1回と第2回が各750名、第3回が1000名で、申込は先着順です。平日の回は在校生と一緒に礼拝に参加する形です。説明会を録画した動画は、2026年11月24日から2027年1月15日正午まで、申込のうえで視聴できます。校内に入れる機会は、5月の生徒による学校紹介、10月の文化祭、11月の学校説明会の3つで、いずれもウェブ予約制と公式の問答集にあります。
学費は要項に月額で書かれています。2027年度の予定額は、授業料45,000円、施設費19,000円、冷暖房費2,200円、JG会費800円、生徒会費390円、旅行積立金7,000円、クラス費100円で、月額合計74,490円です。入学年度の4月のみ防災費740円が加わり、教材費とICT機器の購入費用は別途必要です。入学後の2027年5月から7月に、寄付金1口10万円を3口以上お願いすると書かれています。高校進学のときには高校入学金が必要です。東京都生活文化局の令和8年度都内私立中学校学費一覧では、女子学院の授業料年額540,000円、入学金380,000円、初年度納付金総額1,174,400円、検定料25,000円と載っています。要項と都の一覧の両方を見て、年額に直して家計に置きます。
説明会で確かめる質問を、先に書いておきます。
- 面接進行表はいつ公表され、受験番号はどの時点で決まるか
- 報告書の様式を小学校にいつ渡せばよいか
- 教材費とICT機器の購入費用の目安
- 旅行積立金の使い道と、ごてんば教室の費用の扱い
- 日曜日の教会出席をどのように勧めているか
- 文化祭と生徒による学校紹介の予約の開始時期
個別指導で確かめること
個別で見るときは、40分で1科目を解き切れない原因が、どの学年のどの単元にあるかまで戻ります。算数なら小4の計算の正確さまで、理科なら初めて見る説明文を読み取れるかどうかの読む力まで、国語なら読み仮名のない常用漢字が読めるかまで戻って確かめます。面接については、短い文で自分の考えを言えるかを、授業の最後の5分で毎回確かめます。
まとめ
2月1日の朝8時30分から始まる4つの40分と、午後0時35分からの10分の面接を、要項に書かれた形のとおりに家庭で何度も通ったお子さまだけが、本番で初めての時間を過ごさずに済みます。
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