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小学4年生の漢字—202字の一覧と、県名の漢字の覚え方|武蔵野個別指導塾

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常用漢字表に音読みのない9字は、すべて県名の字です。小学4年生の202字を読みと画数つきで全部並べました。地図帳を北からたどって31字を覚え、部首と送りがなへ広げる順番で進めましょう。

小学4年生で習う漢字は202字です。6学年の中でいちばん多く、47都道府県の名前に使う字もこの学年がいちばん多く受け持ちます。まず全部を五十音順に並べます。

行 字
あ行(13字) 愛 案 以 衣 位 茨 印 英 栄 媛 塩 岡 億
か行(55字) 加 果 貨 課 芽 賀 改 械 害 街 各 覚 潟 完 官 管 関 観 願 岐 希 季 旗 器 機 議 求 泣 給 挙 漁 共 協 鏡 競 極 熊 訓 軍 郡 群 径 景 芸 欠 結 建 健 験 固 功 好 香 候 康
さ行(61字) 佐 差 埼 菜 最 材 崎 昨 札 刷 察 参 産 散 残 氏 司 試 児 治 滋 辞 鹿 失 借 種 周 祝 順 初 松 笑 唱 焼 照 城 縄 臣 信 井 成 省 清 静 席 積 折 節 説 浅 戦 選 然 争 倉 巣 束 側 続 卒 孫
た行(20字) 帯 隊 達 単 置 仲 沖 兆 低 底 的 典 伝 徒 努 灯 働 特 徳 栃
な行(4字) 奈 梨 熱 念
は行(25字) 敗 梅 博 阪 飯 飛 必 票 標 不 夫 付 府 阜 富 副 兵 別 辺 変 便 包 法 望 牧
ま行(5字) 末 満 未 民 無
や行(5字) 約 勇 要 養 浴
ら行(14字) 利 陸 良 料 量 輪 類 令 冷 例 連 老 労 録

読みと画数は次の表で引いてください。カタカナが音読み、ひらがなが訓読み、かっこの中が送りがなです。

字 音読み 訓読み 画数
愛 アイ 13
案 アン 10
以 イ 5
衣 イ ころも 6
位 イ くらい 7
茨 いばら 9
印 イン しるし 6
英 エイ 8
栄 エイ さか(える)、は(え)、は(える) 9
媛 エン 12
塩 エン しお 13
岡 おか 8
億 オク 15
加 カ くわ(える)、くわ(わる) 5
果 カ は(たす)、は(てる)、は(て) 8
貨 カ 11
課 カ 15
芽 ガ め 8
賀 ガ 12
改 カイ あらた(める)、あらた(まる) 7
械 カイ 11
害 ガイ 10
街 ガイ、カイ まち 12
各 カク おのおの 6
覚 カク おぼ(える)、さ(ます)、さ(める) 12
潟 かた 15
完 カン 7
官 カン 8
管 カン くだ 14
関 カン せき、かか(わる) 14
観 カン 18
願 ガン ねが(う) 19
岐 キ 7
希 キ 7
季 キ 8
旗 キ はた 14
器 キ うつわ 15
機 キ はた 16
議 ギ 20
求 キュウ もと(める) 7
泣 キュウ な(く) 8
給 キュウ 12
挙 キョ あ(げる)、あ(がる) 10
漁 ギョ、リョウ 14
共 キョウ とも 6
協 キョウ 8
鏡 キョウ かがみ 19
競 キョウ、ケイ きそ(う)、せ(る) 20
極 キョク、ゴク きわ(める)、きわ(まる)、きわ(み) 12
熊 くま 14
訓 クン 10
軍 グン 9
郡 グン 10
群 グン む(れる)、む(れ)、むら 13
径 ケイ 8
景 ケイ 12
芸 ゲイ 7
欠 ケツ か(ける)、か(く) 4
結 ケツ むす(ぶ)、ゆ(う)、ゆ(わえる) 12
建 ケン、コン た(てる)、た(つ) 9
健 ケン すこ(やか) 11
験 ケン、ゲン 18
固 コ かた(める)、かた(まる)、かた(い) 8
功 コウ、ク 5
好 コウ この(む)、す(く) 6
香 コウ、キョウ か、かお(り)、かお(る) 9
候 コウ そうろう 10
康 コウ 11
佐 サ 7
差 サ さ(す) 10
埼 さい 11
菜 サイ な 11
最 サイ もっと(も) 12
材 ザイ 7
崎 さき 11
昨 サク 9
札 サツ ふだ 5
刷 サツ す(る) 8
察 サツ 14
参 サン まい(る) 8
産 サン う(む)、う(まれる)、うぶ 11
散 サン ち(る)、ち(らす)、ち(らかす)、ち(らかる) 12
残 ザン のこ(る)、のこ(す) 10
氏 シ うじ 4
司 シ 5
試 シ こころ(みる)、ため(す) 13
児 ジ、ニ 7
治 ジ、チ おさ(める)、おさ(まる)、なお(る)、なお(す) 8
滋 ジ 12
辞 ジ や(める) 13
鹿 しか、か 11
失 シツ うしな(う) 5
借 シャク か(りる) 10
種 シュ たね 14
周 シュウ まわ(り) 8
祝 シュク、シュウ いわ(う) 9
順 ジュン 12
初 ショ はじ(め)、はじ(めて)、はつ、うい、そ(める) 7
松 ショウ まつ 8
笑 ショウ わら(う)、え(む) 10
唱 ショウ とな(える) 11
焼 ショウ や(く)、や(ける) 12
照 ショウ て(る)、て(らす)、て(れる) 13
城 ジョウ しろ 9
縄 ジョウ なわ 15
臣 シン、ジン 7
信 シン 9
井 セイ、ショウ い 4
成 セイ、ジョウ な(る)、な(す) 6
省 セイ、ショウ かえり(みる)、はぶ(く) 9
清 セイ、ショウ きよ(い)、きよ(まる)、きよ(める) 11
静 セイ、ジョウ しず、しず(か)、しず(まる)、しず(める) 14
席 セキ 10
積 セキ つ(む)、つ(もる) 16
折 セツ お(る)、おり、お(れる) 7
節 セツ、セチ ふし 13
説 セツ、ゼイ と(く) 14
浅 セン あさ(い) 9
戦 セン いくさ、たたか(う) 13
選 セン えら(ぶ) 15
然 ゼン、ネン 12
争 ソウ あらそ(う) 6
倉 ソウ くら 10
巣 ソウ す 11
束 ソク たば 7
側 ソク がわ 11
続 ゾク つづ(く)、つづ(ける) 13
卒 ソツ 8
孫 ソン まご 10
帯 タイ お(びる)、おび 10
隊 タイ 12
達 タツ 12
単 タン 9
置 チ お(く) 13
仲 チュウ なか 6
沖 チュウ おき 7
兆 チョウ きざ(す)、きざ(し) 6
低 テイ ひく(い)、ひく(める)、ひく(まる) 7
底 テイ そこ 8
的 テキ まと 8
典 テン 8
伝 デン つた(わる)、つた(える)、つた(う) 6
徒 ト 10
努 ド つと(める) 7
灯 トウ ひ 6
働 ドウ はたら(く) 13
特 トク 10
徳 トク 14
栃 とち 9
奈 ナ 8
梨 なし 11
熱 ネツ あつ(い) 15
念 ネン 8
敗 ハイ やぶ(れる) 11
梅 バイ うめ 10
博 ハク、バク 12
阪 ハン 7
飯 ハン めし 12
飛 ヒ と(ぶ)、と(ばす) 9
必 ヒツ かなら(ず) 5
票 ヒョウ 11
標 ヒョウ 15
不 フ、ブ 4
夫 フ、フウ おっと 4
付 フ つ(ける)、つ(く) 5
府 フ 8
阜 フ 8
富 フ、フウ と(む)、とみ 12
副 フク 11
兵 ヘイ、ヒョウ 7
別 ベツ わか(れる) 7
辺 ヘン あた(り)、べ 5
変 ヘン か(わる)、か(える) 9
便 ベン、ビン たよ(り) 9
包 ホウ つつ(む) 5
法 ホウ、ハッ、ホッ 8
望 ボウ、モウ のぞ(む) 11
牧 ボク まき 8
末 マツ、バツ すえ 5
満 マン み(ちる)、み(たす) 12
未 ミ 5
民 ミン たみ 5
無 ム、ブ な(い) 12
約 ヤク 9
勇 ユウ いさ(む) 9
要 ヨウ かなめ、い(る) 9
養 ヨウ やしな(う) 15
浴 ヨク あ(びる)、あ(びせる) 10
利 リ き(く) 7
陸 リク 11
良 リョウ よ(い) 7
料 リョウ 10
量 リョウ はか(る) 12
輪 リン わ 15
類 ルイ たぐ(い) 18
令 レイ 5
冷 レイ つめ(たい)、ひ(える)、ひ(や)、ひ(やす)、ひ(やかす)、さ(める)、さ(ます) 7
例 レイ たと(える) 8
連 レン つら(なる)、つら(ねる)、つ(れる) 10
老 ロウ お(いる)、ふ(ける) 6
労 ロウ 7
録 ロク 16

よくあるのは、社会の宿題で地図帳を開いた夜に鉛筆が止まる、という場面です。指でたどった先に「茨城」「栃木」「埼玉」が並んでいて、どれも聞いたことはあるのに書けません。ふりがなを指で隠すと「岐阜」も「愛媛」も読めなくなります。「これ、国語で習うの、社会で習うの」と聞かれて、お子さまの横で答えに詰まる。答えはどちらもです。4年生の漢字は、教科書を出て地図の上にまで広がっています。

一覧の読み方

図1のように、小学校で習う漢字は合わせて1026字で、4年生の202字がいちばん高い山です。3年生までの440字に202字が重なると642字になり、小学校で習う字の6割を超えます。この山を越えた子と越えていない子では、教科書の文章を読むときの止まり方が変わります。

図1 学年ごとに習う漢字の数で、小4の202字が最も多い

上の表は音読みの五十音順に並べ、音読みのない字は訓読みの位置に入れました。音読みの欄が空いている字は9字あります。埼、岡、崎、栃、梨、潟、熊、茨、鹿です。常用漢字表に音読みが載っていないこの9字は、9字とも県名に使います。音読みを覚えなくてよいかわりに、「さい」「おか」「さき」という読みを県の名前といっしょに持っておくことになります。

逆に、訓読みの欄が空いている字は69字あります。議、課、観、達のような字で、ひとりで文の中に立つことが少なく、たいてい熟語の中で出会います。だからこの69字は、字だけを見つめていても身につきません。「会議」「課題」「観察」「発達」と、熟語ごと手に入れるのが近道です。

読みの欄には常用漢字表にある音訓を全部並べたので、4年生の間には習わない読みも混ざっています。「候」の「そうろう」、「兆」の「きざ(す)」、「省」の「かえり(みる)」は、中学や高校で出会う読みです。1回目はカタカナと、ふだんの言葉で使う訓だけ読めれば十分です。読みがいちばん多い字は「冷」で、音読みが1つ、訓読みが7つあります。画数がいちばん多いのは「競」と「議」の20画、いちばん少ないのは「不」「井」「夫」「欠」「氏」の4画です。

覚え方

4年生の漢字を上から順に書き始めると、途中で止まります。202字は、一列に並べて端から片づけるには多すぎるからです。そこで順番を組み替えます。県名の字、同じ部首の字、残りの字の順に進み、送りがなはその間に対で押さえます。

県名の31字から始める

最初の一手は県名です。「とちぎ」「にいがた」という音はもう耳に入っているので、読みを覚える手間がいらず、形だけに集中できます。社会の都道府県の勉強とも重なるので、1回の練習が2つの教科で働きます。

47都道府県の名前に使う字は73字で、そのうち30字が4年生の字です。「県」や「府」を除いた名前の部分で数えると、19の都道府県は3年生までの字だけで書けます。北海道、青森、東京、広島、高知などです。4年生の字が入っているのは残りの28で、ここに使う30字に「大阪府」「京都府」の「府」を足した31字が最初の目標になります。5年生の字も6年生の字も要りません。31字が終われば、47の名前は全部書けます。

図2のように、地図帳を北からたどって地方ごとに分けると、1回に見る字は多くても9字に収まります。

図2 4年生で習う県名の字を8つの地方に分けた表。赤は2回以上出る字

図2の赤い字は、2つ以上の地方に出てくる字です。「城」は宮城と茨城、「奈」は神奈川と奈良、「岡」は静岡と岡山と福岡、「愛」は愛知と愛媛、「賀」は滋賀と佐賀に使います。1度覚えた字が、次の地方でそのまま復習になります。県名と読みは次の表のとおりです。

地方 4年生の字 その字が入る県名
東北 城 宮城(みやぎ)
関東 茨 城 栃 群 埼 奈 茨城(いばらき)、栃木(とちぎ)、群馬(ぐんま)、埼玉(さいたま)、神奈川(かながわ)
中部 潟 富 井 梨 岐 阜 静 岡 愛 新潟(にいがた)、富山(とやま)、福井(ふくい)、山梨(やまなし)、岐阜(ぎふ)、静岡(しずおか)、愛知(あいち)
近畿 滋 賀 府 阪 兵 奈 良 滋賀(しが)、大阪(おおさか)、兵庫(ひょうご)、奈良(なら)
中国 岡 岡山(おかやま)
四国 徳 香 愛 媛 徳島(とくしま)、香川(かがわ)、愛媛(えひめ)
九州・沖縄 岡 佐 賀 崎 熊 鹿 児 沖 縄 福岡(ふくおか)、佐賀(さが)、長崎(ながさき)、熊本(くまもと)、宮崎(みやざき)、鹿児島(かごしま)、沖縄(おきなわ)

進め方は3段です。まず地図帳を見ながら、その地方の県名を1度書きます。次に地図帳を閉じて、白い紙に同じ県名を全部並べます。最後に地図帳と照らし、書けなかった県名に印をつけて、翌日の最初にやり直します。1夜に1地方を基本にして、字の多い中部と九州・沖縄は2夜に分け、1字ずつの東北と中国は1夜にまとめます。これで8夜あれば一周します。お子さまの横にいる方の役目は、書かせることより、地図帳を閉じる合図を出すことです。見ながら書けた字は、まだ書けた字ではありません。

同じ部首でまとめる

次は部首です。同じ部首の字を並べると、部首の部分はもう覚えたことになり、見るのは残りの形だけになります。下の16の部首で88字あります。

部首の名前 字
にんべん(15字) 仲 伝 付 位 低 佐 例 便 信 候 借 健 側 働 億
さんずい(11字) 沖 治 法 泣 浅 浴 清 満 滋 漁 潟
きへん(9字) 札 材 松 栃 梅 械 極 標 機
ちから(5字) 功 加 努 労 勇
いとへん(5字) 約 結 給 続 縄
ごんべん(5字) 訓 試 説 課 議
うかんむり(5字) 完 官 害 富 察
くさかんむり(5字) 芸 芽 英 茨 菜
れんが・れっか(5字) 無 然 照 熊 熱
しんにょう(4字) 辺 連 達 選
りっとう(4字) 別 利 刷 副
たけかんむり(3字) 笑 管 節
こざとへん(3字) 阪 陸 隊
おおがい(3字) 順 願 類
まだれ(3字) 底 府 康
ぎょうにんべん(3字) 径 徒 徳

ここで、にんべんの「億」と「働」の右側を見てください。「意」と「動」は3年生の字です。残りの形には、こうして前の学年の字がよく隠れています。借の右は昔、察の下は祭、願の左は原、清の右は青。連の中は車、訓の右は川、給の右は合、続の右は売、試の右は式。照の上は昭、飯の右は反です。新しい字に見えた形が、知っている字と部首の組み合わせに割れた瞬間、覚える量は目に見えて減ります。

ノートには部首ごとに1ページを取り、字の横に隠れている字も書いておきます。形を忘れたとき、「にんべんに動」と言葉で思い出せるようになるからです。1日に2つの部首を進めれば、8日で表の最後まで届きます。県名ですでに書いた「佐」「富」「栃」のような字は、もう知っている字として飛ばしてかまいません。

送りがなは対で覚える

動きを表す字の送りがなは、1語ずつではなく対で覚えます。並べると、変わらない部分と変わる部分がはっきり見えるからです。「伝わる」と「伝える」なら、「つた」までは変わらないので漢字が受け持ち、「わる」「える」が送りがなになります。

自分からそうなる 人がそうする
伝わる 伝える
加わる 加える
固まる 固める
変わる 変える
連なる 連ねる
挙がる 挙げる
改まる 改める
静まる 静める
治まる 治める
残る 残す
散る 散らす
飛ぶ 飛ばす
続く 続ける
建つ 建てる
焼ける 焼く
満ちる 満たす

「まる」と「める」、「わる」と「える」の組が多いことに気づくと、片方を忘れても、もう片方から思い出せます。1つの字に読みがいくつもある字は、短い文で分けます。「冷たい水で冷やす」「スープが冷める」「手順を覚える」「朝早く目が覚める」のように、同じ字が違う顔で並ぶ文を1つずつ持っておくと、読みが混ざりません。

残りの字は短い文に入れる

県名と部首で107字が片づき、残りは95字です。ここからは1字ずつ書かず、短い文にまとめます。「最初の実験は必ず失敗する」「昨夜の祝いの席で、司会が花束を落とした」「牧場の老人と孫が、焼き飯を分け合う」「街の灯が消えて、鏡に月だけが残る」のように書きます。1文に4年生の字を4字から6字入れると、字と意味が離れません。少し変な場面の文のほうが頭に残ります。自分で作った文ならなおさらです。

1日10字なら、95字は10日で終わります。県名の8夜、部首の8日と合わせて26日です。今日の10字は、明日と3日後と1週間後に、白い紙に書いて確かめます。書いたその日にできても当てになりません。手が形を覚えているだけで、日をあけると抜ける字が必ず出てきます。抜けた字だけを次の日の分に混ぜれば、書く量は増えすぎません。

テストでの出方

4年生のまとめの漢字テストで点が分かれるのは、読み、書きと送りがな、同じ音の字の書き分けの3つです。社会のテストでは県名を漢字で書くよう求められることもあるので、国語で覚えた字がそのまま別の教科の点になります。3つの型を例題で見ておきます。

例題1(読み)

次の語の読みをひらがなで書きましょう。

  1. 愛媛 (2) 漁船 (3) 街灯

答えは (1) えひめ、(2) ぎょせん、(3) がいとう です。「愛媛」は字の読みをつないでも出てこない名前で、覚えているかどうかだけで決まります。「漁」には「ギョ」と「リョウ」の2つの音があり、「漁船」はギョ、「漁師」はリョウです。「街」にも「ガイ」と「カイ」があり、「街灯」はガイと読みます。音をいくつか持っていれば、初めて見る熟語でも当たりをつけられるので、上の表のカタカナは飛ばさずに読んでください。

例題2(書きと送りがな)

次のカタカナを、漢字と送りがなで書きましょう。

  1. ツメタイ水を飲む (2) カナラズ来る (3) 係をエラブ

答えは (1) 冷たい、(2) 必ず、(3) 選ぶ です。(1) を「冷めたい」と書くと、「さめたい」と読めてしまいます。(2) は「ず」だけが送りがなで、「必らず」は誤りです。字の形が合っていても送りがなが違えば、その問題は点になりません。書き取りの練習で字だけを覚え、送りがなを見ていなかった子が、ここで同じ点を何度も落とします。

例題3(同じ音の字)

次のカタカナに合う漢字を書きましょう。

  1. カン成 (2) カン理 (3) カン心 (4) カン光

答えは (1) 完成、(2) 管理、(3) 関心、(4) 観光 です。4年生の字で「カン」と読むものは、完、官、管、関、観の5字あります。音だけでは選べないので、字の意味から逆にたどります。「完」は終わりまでやり切ること、「管」は取りしきること、「関」は関わること、「観」は見ること。観光は景色を見に行くことで、右側に「見」が入っています。意味を1語で言えない字が、この型の問題で落ちる字です。

まちがえやすいところ

1つ目は、県名の読みを字の読みから推してしまうことです。次の県名は、上の表の読みをつないでも出てきません。同じ「城」が茨城では「き」、宮城では「ぎ」になり、「いばらぎ」と濁らせるのはまちがいです。県名は、名前ごと覚えるものと割り切ってください。

県名 県名の読み 字の読み
茨城 いばらき 城はジョウ、しろ
宮城 みやぎ 城はジョウ、しろ
富山 とやま 富はフ、フウ、と(む)、とみ
滋賀 しが 滋はジ
大阪 おおさか 阪はハン
奈良 なら 良はリョウ、よ(い)
愛媛 えひめ 愛はアイ、媛はエン
鹿児島 かごしま 児はジ、ニ
岐阜 ぎふ 岐はキ

2つ目は、形の似た字です。図3のように、県名の「埼」と「崎」は左側で分かれます。埼玉の「埼」は土、長崎と宮崎の「崎」は山です。「未」と「末」は上の横線の長さで決まり、未来の「未」は上が短く、週末の「末」は上が長くなります。「初」と「祝」も左側を見ます。最初の「初」は衣の形で点が1つ多く、祝日の「祝」は示の形です。

図3 形の似た字の組と、見分けるところを並べた表

徳島の「徳」も手が勝手に動く字で、心の上に横線を足さずに書きます。全部で14画です。新潟の「潟」は15画あり、右側を略した形を町で見かけることがありますが、答案では略さずに書きます。

3つ目は、送りがなの入れすぎです。「必らず」「最っとも」「失なう」「改ためる」「静ずか」は、どれも送りがなを送りすぎた形で、正しくは「必ず」「最も」「失う」「改める」「静か」です。「初めて」と「始めて」の混同も目立ちます。「初めて会う」は1回目という意味で、「始めて」は「書き始めて」のように「始める」が形を変えたものです。読みが同じでも、字が受け持つ意味が違います。

確かめの問題

地図帳を閉じて、紙に書いて解きましょう。

  1. 次の語の読みをひらがなで書きましょう。「井戸」「沖合」
  2. カタカナを漢字に直しましょう。「トチギ県」「ニイガタ県」
  3. カタカナを漢字と送りがなで書きましょう。「ひもをムスブ」「工場でハタラク」
  4. 「松」「栃」「梨」「香」のうち、部首が「木」でない字はどれでしょう。
  5. カタカナを漢字に直しましょう。「ミ満の数」「年マツの大そうじ」

答え

  1. いど、おきあい。「井」は福井の「い」、「沖」は沖縄の「おき」と同じ読みです。
  2. 栃木県、新潟県。「栃」はきへん、「潟」はさんずいから書きます。
  3. 結ぶ、働く。「結ばない」「働かない」と変えても「むす」「はたら」は動かないので、最後の1字だけを送ります。
  4. 香。香はそれだけで1つの部首です。梨は下の木が部首です。
  5. 未満、年末。「未」は上の横線が短く、「末」は上の横線が長い字です。

次に確かめること

「小学3年生の漢字」は、「働」の「動」や「察」の「祭」のような、隠れている字を確かめに戻る一覧です。「小学5年生の漢字」は、次の193字で同じ音の字がどう増えるかを先に見ておく一覧です。「漢検7級」は、4年生の202字がそのまま範囲に入る級で、200点満点の70%程度が合格基準です。公開会場の検定日は、2026年度の第3回なら2027年2月14日(日)です。受検するなら、申し込みと日程の最新は協会の案内で確かめてください。

個別指導では、4年生の字が書けないときは3年生の字まで戻り、どの部品で止まっているのかを確かめます。県名なら、地図帳を閉じた白い紙に書けるかどうかで見ます。

まとめ

地図帳は宿題が終われば閉じられますが、県名はそのあとも、荷物の送り状や天気予報やニュースの字幕に出続けます。「いばらき」と読めて書けるかどうかは、テストの1問では終わりません。地図帳を閉じて47の名前が書けた夜、4年生の漢字は教科書の字から自分の字に変わります。

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