
武蔵野個別指導塾の特徴
小学5年生の漢字—193字の一覧と、同音の字の使い分け|武蔵野個別指導塾

検と険と験、復と複。同じ音で入れ替わる字は、小学5年生の193字を読みと例の語で見渡し、短文に入れれば書き分けられます。
小学5年生で習う漢字は193字です。漢検なら6級の範囲にあたり、1年生からの字を合わせると835字になります。まず193字を音読みの行ごとに全部並べ、その下に読みと例の語をつけた表を置きます。
| 音読みの行 | 字 |
|---|---|
| ア行(14字) | 圧 囲 移 因 営 永 衛 易 液 益 演 往 応 桜 |
| カ行(53字) | 仮 価 可 河 過 快 解 格 確 額 刊 幹 慣 眼 喜 基 寄 紀 規 技 義 逆 久 救 旧 居 許 境 均 禁 句 型 経 潔 件 検 険 減 現 限 個 故 護 効 厚 構 耕 興 航 講 鉱 告 混 |
| サ行(66字) | 査 再 妻 採 災 際 在 罪 財 殺 雑 賛 酸 史 士 師 志 支 枝 資 飼 似 示 識 質 舎 謝 授 修 術 述 準 序 招 証 象 賞 常 情 条 状 織 職 制 勢 性 政 精 製 税 績 責 接 設 絶 祖 素 総 像 増 造 則 測 属 率 損 |
| タ行(18字) | 態 貸 団 断 築 貯 張 停 提 程 適 統 堂 導 銅 得 毒 独 |
| ナ行(3字) | 任 燃 能 |
| ハ行(27字) | 破 判 版 犯 比 肥 費 非 備 評 貧 婦 布 武 復 複 仏 粉 編 弁 保 墓 報 豊 暴 貿 防 |
| マ行(5字) | 脈 務 夢 迷 綿 |
| ヤ行(3字) | 輸 余 容 |
| ラ行(4字) | 略 留 領 歴 |
次の表は、同じ193字を音読みの五十音順に並べたものです。音読みはカタカナ、訓読みはひらがなで、かっこの中が送りがなです。
| 字 | 音読み | 訓読み | 例の語 |
|---|---|---|---|
| 圧 | アツ | なし | 気圧(きあつ) |
| 囲 | イ | かこ(む)・かこ(う) | 周囲(しゅうい) |
| 移 | イ | うつ(る)・うつ(す) | 移動(いどう) |
| 因 | イン | よ(る) | 原因(げんいん) |
| 営 | エイ | いとな(む) | 経営(けいえい) |
| 永 | エイ | なが(い) | 永遠(えいえん) |
| 衛 | エイ | なし | 衛星(えいせい) |
| 易 | エキ・イ | やさ(しい) | 容易(ようい) |
| 液 | エキ | なし | 液体(えきたい) |
| 益 | エキ・ヤク | なし | 利益(りえき) |
| 演 | エン | なし | 出演(しゅつえん) |
| 往 | オウ | なし | 往復(おうふく) |
| 応 | オウ | こた(える) | 応用(おうよう) |
| 桜 | オウ | さくら | 山桜(やまざくら) |
| 仮 | カ・ケ | かり | 仮定(かてい) |
| 価 | カ | あたい | 価格(かかく) |
| 可 | カ | なし | 可能(かのう) |
| 河 | カ | かわ | 運河(うんが) |
| 過 | カ | す(ぎる)・す(ごす)・あやま(つ)・あやま(ち) | 過去(かこ) |
| 快 | カイ | こころよ(い) | 快晴(かいせい) |
| 解 | カイ・ゲ | と(く)・と(かす)・と(ける) | 解答(かいとう) |
| 格 | カク・コウ | なし | 合格(ごうかく) |
| 確 | カク | たし(か)・たし(かめる) | 確実(かくじつ) |
| 額 | ガク | ひたい | 金額(きんがく) |
| 刊 | カン | なし | 朝刊(ちょうかん) |
| 幹 | カン | みき | 新幹線(しんかんせん) |
| 慣 | カン | な(れる)・な(らす) | 習慣(しゅうかん) |
| 眼 | ガン・ゲン | まなこ | 眼科(がんか) |
| 喜 | キ | よろこ(ぶ) | 大喜び(おおよろこび) |
| 基 | キ | もと・もとい | 基本(きほん) |
| 寄 | キ | よ(る)・よ(せる) | 寄付(きふ) |
| 紀 | キ | なし | 世紀(せいき) |
| 規 | キ | なし | 定規(じょうぎ) |
| 技 | ギ | わざ | 競技(きょうぎ) |
| 義 | ギ | なし | 主義(しゅぎ) |
| 逆 | ギャク | さか・さか(らう) | 逆転(ぎゃくてん) |
| 久 | キュウ・ク | ひさ(しい) | 永久(えいきゅう) |
| 救 | キュウ | すく(う) | 救急車(きゅうきゅうしゃ) |
| 旧 | キュウ | なし | 旧式(きゅうしき) |
| 居 | キョ | い(る) | 住居(じゅうきょ) |
| 許 | キョ | ゆる(す) | 許可(きょか) |
| 境 | キョウ・ケイ | さかい | 国境(こっきょう) |
| 均 | キン | なし | 平均(へいきん) |
| 禁 | キン | なし | 禁止(きんし) |
| 句 | ク | なし | 句読点(くとうてん) |
| 型 | ケイ | かた | 大型(おおがた) |
| 経 | ケイ・キョウ | へ(る) | 経験(けいけん) |
| 潔 | ケツ | いさぎよ(い) | 清潔(せいけつ) |
| 件 | ケン | なし | 事件(じけん) |
| 検 | ケン | なし | 点検(てんけん) |
| 険 | ケン | けわ(しい) | 保険(ほけん) |
| 減 | ゲン | へ(る)・へ(らす) | 減少(げんしょう) |
| 現 | ゲン | あらわ(れる)・あらわ(す) | 現実(げんじつ) |
| 限 | ゲン | かぎ(る) | 制限(せいげん) |
| 個 | コ | なし | 個人(こじん) |
| 故 | コ | ゆえ | 事故(じこ) |
| 護 | ゴ | なし | 保護(ほご) |
| 効 | コウ | き(く) | 効果(こうか) |
| 厚 | コウ | あつ(い) | 厚紙(あつがみ) |
| 構 | コウ | かま(える)・かま(う) | 構成(こうせい) |
| 耕 | コウ | たがや(す) | 農耕(のうこう) |
| 興 | コウ・キョウ | おこ(る)・おこ(す) | 興味(きょうみ) |
| 航 | コウ | なし | 航海(こうかい) |
| 講 | コウ | なし | 講習(こうしゅう) |
| 鉱 | コウ | なし | 鉱石(こうせき) |
| 告 | コク | つ(げる) | 報告(ほうこく) |
| 混 | コン | ま(じる)・ま(ざる)・ま(ぜる)・こ(む) | 混合(こんごう) |
| 査 | サ | なし | 検査(けんさ) |
| 再 | サイ・サ | ふたた(び) | 再会(さいかい) |
| 妻 | サイ | つま | 夫妻(ふさい) |
| 採 | サイ | と(る) | 採集(さいしゅう) |
| 災 | サイ | わざわ(い) | 火災(かさい) |
| 際 | サイ | きわ | 国際(こくさい) |
| 在 | ザイ | あ(る) | 現在(げんざい) |
| 罪 | ザイ | つみ | 無罪(むざい) |
| 財 | ザイ・サイ | なし | 財産(ざいさん) |
| 殺 | サツ・サイ・セツ | ころ(す) | 殺虫(さっちゅう) |
| 雑 | ザツ・ゾウ | なし | 複雑(ふくざつ) |
| 賛 | サン | なし | 賛成(さんせい) |
| 酸 | サン | す(い) | 酸素(さんそ) |
| 史 | シ | なし | 歴史(れきし) |
| 士 | シ | なし | 消防士(しょうぼうし) |
| 師 | シ | なし | 教師(きょうし) |
| 志 | シ | こころざ(す)・こころざし | 意志(いし) |
| 支 | シ | ささ(える) | 支店(してん) |
| 枝 | シ | えだ | 小枝(こえだ) |
| 資 | シ | なし | 資料(しりょう) |
| 飼 | シ | か(う) | 飼育(しいく) |
| 似 | ジ | に(る) | 似顔絵(にがおえ) |
| 示 | ジ・シ | しめ(す) | 指示(しじ) |
| 識 | シキ | なし | 知識(ちしき) |
| 質 | シツ・シチ・チ | なし | 質問(しつもん) |
| 舎 | シャ | なし | 校舎(こうしゃ) |
| 謝 | シャ | あやま(る) | 感謝(かんしゃ) |
| 授 | ジュ | さず(ける)・さず(かる) | 授業(じゅぎょう) |
| 修 | シュウ・シュ | おさ(める)・おさ(まる) | 修理(しゅうり) |
| 術 | ジュツ | なし | 手術(しゅじゅつ) |
| 述 | ジュツ | の(べる) | 記述(きじゅつ) |
| 準 | ジュン | なし | 基準(きじゅん) |
| 序 | ジョ | なし | 順序(じゅんじょ) |
| 招 | ショウ | まね(く) | 招待(しょうたい) |
| 証 | ショウ | なし | 証明(しょうめい) |
| 象 | ショウ・ゾウ | なし | 印象(いんしょう) |
| 賞 | ショウ | なし | 賞品(しょうひん) |
| 常 | ジョウ | つね・とこ | 日常(にちじょう) |
| 情 | ジョウ・セイ | なさ(け) | 友情(ゆうじょう) |
| 条 | ジョウ | なし | 条件(じょうけん) |
| 状 | ジョウ | なし | 賞状(しょうじょう) |
| 織 | ショク・シキ | お(る) | 組織(そしき) |
| 職 | ショク | なし | 職員(しょくいん) |
| 制 | セイ | なし | 制服(せいふく) |
| 勢 | セイ | いきお(い) | 大勢(おおぜい) |
| 性 | セイ・ショウ | なし | 性質(せいしつ) |
| 政 | セイ・ショウ | まつりごと | 政治(せいじ) |
| 精 | セイ・ショウ | なし | 精神(せいしん) |
| 製 | セイ | なし | 製品(せいひん) |
| 税 | ゼイ | なし | 税金(ぜいきん) |
| 績 | セキ | なし | 成績(せいせき) |
| 責 | セキ | せ(める) | 責任(せきにん) |
| 接 | セツ | つ(ぐ) | 直接(ちょくせつ) |
| 設 | セツ | もう(ける) | 設計(せっけい) |
| 絶 | ゼツ | た(える)・た(やす)・た(つ) | 絶対(ぜったい) |
| 祖 | ソ | なし | 祖先(そせん) |
| 素 | ソ・ス | なし | 素直(すなお) |
| 総 | ソウ | なし | 総合(そうごう) |
| 像 | ゾウ | なし | 銅像(どうぞう) |
| 増 | ゾウ | ま(す)・ふ(える)・ふ(やす) | 増加(ぞうか) |
| 造 | ゾウ | つく(る) | 製造(せいぞう) |
| 則 | ソク | なし | 規則(きそく) |
| 測 | ソク | はか(る) | 測定(そくてい) |
| 属 | ゾク | なし | 金属(きんぞく) |
| 率 | ソツ・リツ | ひき(いる) | 確率(かくりつ) |
| 損 | ソン | そこ(なう)・そこ(ねる) | 損害(そんがい) |
| 態 | タイ | なし | 状態(じょうたい) |
| 貸 | タイ | か(す) | 貸し借り(かしかり) |
| 団 | ダン・トン | なし | 団体(だんたい) |
| 断 | ダン | た(つ)・ことわ(る) | 横断(おうだん) |
| 築 | チク | きず(く) | 建築(けんちく) |
| 貯 | チョ | なし | 貯金(ちょきん) |
| 張 | チョウ | は(る) | 出張(しゅっちょう) |
| 停 | テイ | なし | 停止(ていし) |
| 提 | テイ | さ(げる) | 提出(ていしゅつ) |
| 程 | テイ | ほど | 程度(ていど) |
| 適 | テキ | なし | 適切(てきせつ) |
| 統 | トウ | す(べる) | 統一(とういつ) |
| 堂 | ドウ | なし | 食堂(しょくどう) |
| 導 | ドウ | みちび(く) | 指導(しどう) |
| 銅 | ドウ | なし | 銅貨(どうか) |
| 得 | トク | え(る)・う(る) | 得意(とくい) |
| 毒 | ドク | なし | 消毒(しょうどく) |
| 独 | ドク | ひと(り) | 独立(どくりつ) |
| 任 | ニン | まか(せる)・まか(す) | 任命(にんめい) |
| 燃 | ネン | も(える)・も(やす)・も(す) | 燃料(ねんりょう) |
| 能 | ノウ | なし | 能力(のうりょく) |
| 破 | ハ | やぶ(る)・やぶ(れる) | 読破(どくは) |
| 判 | ハン・バン | なし | 判断(はんだん) |
| 版 | ハン | なし | 出版(しゅっぱん) |
| 犯 | ハン | おか(す) | 犯人(はんにん) |
| 比 | ヒ | くら(べる) | 比例(ひれい) |
| 肥 | ヒ | こ(える)・こえ・こ(やす)・こ(やし) | 肥料(ひりょう) |
| 費 | ヒ | つい(やす)・つい(える) | 費用(ひよう) |
| 非 | ヒ | なし | 非常(ひじょう) |
| 備 | ビ | そな(える)・そな(わる) | 準備(じゅんび) |
| 評 | ヒョウ | なし | 評判(ひょうばん) |
| 貧 | ヒン・ビン | まず(しい) | 貧血(ひんけつ) |
| 婦 | フ | なし | 夫婦(ふうふ) |
| 布 | フ | ぬの | 毛布(もうふ) |
| 武 | ブ・ム | なし | 武士(ぶし) |
| 復 | フク | なし | 復習(ふくしゅう) |
| 複 | フク | なし | 複数(ふくすう) |
| 仏 | ブツ | ほとけ | 仏教(ぶっきょう) |
| 粉 | フン | こ・こな | 小麦粉(こむぎこ) |
| 編 | ヘン | あ(む) | 編集(へんしゅう) |
| 弁 | ベン | なし | 弁当(べんとう) |
| 保 | ホ | たも(つ) | 保健(ほけん) |
| 墓 | ボ | はか | 墓地(ぼち) |
| 報 | ホウ | むく(いる) | 予報(よほう) |
| 豊 | ホウ | ゆた(か) | 豊作(ほうさく) |
| 暴 | ボウ・バク | あば(く)・あば(れる) | 暴風(ぼうふう) |
| 貿 | ボウ | なし | 貿易(ぼうえき) |
| 防 | ボウ | ふせ(ぐ) | 防止(ぼうし) |
| 脈 | ミャク | なし | 山脈(さんみゃく) |
| 務 | ム | つと(める)・つと(まる) | 義務(ぎむ) |
| 夢 | ム | ゆめ | 夢中(むちゅう) |
| 迷 | メイ | まよ(う) | 迷路(めいろ) |
| 綿 | メン | わた | 綿毛(わたげ) |
| 輸 | ユ | なし | 輸出(ゆしゅつ) |
| 余 | ヨ | あま(る)・あま(す) | 余白(よはく) |
| 容 | ヨウ | なし | 内容(ないよう) |
| 略 | リャク | なし | 省略(しょうりゃく) |
| 留 | リュウ・ル | と(める)・と(まる) | 留学(りゅうがく) |
| 領 | リョウ | なし | 領土(りょうど) |
| 歴 | レキ | なし | 歴代(れきだい) |
よくあるのは、日曜の午後に5年生がノートを開き、赤ペンの直しを数えているという場面です。赤が入ったのは「復習」の復、「成績」の績、「制服」の制。どれも書けるつもりでいた字です。しかも、でたらめな形に崩れたのではなく、同じ音の別の字に入れ替わっています。直しの欄に同じ字を10回なぞっても、来週はまた別の文で赤が入る。上の表は、どの字と入れ替わったのかを突き止めるために使います。
一覧の読み方
表は左から、字、音読み、訓読み、例の語の順に並んでいます。図1は「易」の行を取り出したものです。読みが2つある字は「エキ・イ」のように点で区切り、訓読みのかっこの中は送りがなとしてそのまま書きます。訓読みの欄が「なし」の字は、音読みしか持たない字です。例の語は、どれも5年生までに習う字だけで書けます。

読みの欄は常用漢字としての読みをそのまま載せているため、中学校や高校で習う読みも混じっています。殺のサイとセツ、格のコウ、情のセイがその例です。5年生がまず押さえるのは例の語の読みで、残りは「こういう読みもある」と眺めるだけで足ります。全部を一度に覚えようとすると、かえって例の語の読みまで崩れます。
表を上から追うと、訓読みが「なし」の字の多さに気づくはずです。学年ごとに数えると、次のようになります。
| 学年 | 習う字 | 訓読みのない字 |
|---|---|---|
| 1年生 | 80字 | 4字 |
| 2年生 | 160字 | 23字 |
| 3年生 | 200字 | 48字 |
| 4年生 | 202字 | 69字 |
| 5年生 | 193字 | 80字 |
| 6年生 | 191字 | 73字 |
5年生は6つの学年でいちばん多く、193字のうち80字が音読みだけの字です。訓読みは、その字の意味を日本語のことばで言ったものです。山はやま、手はて。読んだとたんに絵が浮かびます。ところが「態」「義」「質」には、そのことばがありません。状態も義務も性質も、指でさして見せることができません。
こうした目に見えないものをあらわす語(抽象の語)が増えるのは、5年生の勉強が、ものごとの仕組みや決まりをことばにし始めるからです。算数の平均や割合、社会の貿易や工業は、どれも目の前に置いて見せられません。意味の絵が浮かばない字は、音だけで頭に入ります。だから同じ音の字と入れ替わる。週末の赤ペンの正体はここにあります。
覚え方
193字を1字ずつ順に追うのはやめます。1回目は部首で束ね、2回目は同じ音で並べ、3回目は短文に入れ、4回目は間をあけて確かめる。この順番には、それぞれ理由があります。
部首で束ねる
最初に、同じ部首の字をまとめて眺めます。193字のうち81字は、次の9つの部首に入っています。
| 部首 | 字 | つながる意味 |
|---|---|---|
| 人(にんべん) | 仏 仮 件 任 似 価 保 修 個 停 備 像 | 人のすること、人のようす |
| 貝(かいへん・かい) | 財 貧 責 貯 貸 費 貿 資 賛 賞 質 | お金や品物 |
| 土(つちへん・つち) | 圧 在 均 型 基 堂 報 境 墓 増 | 地面、土台 |
| 糸(いとへん・いと) | 紀 素 経 統 絶 綿 総 編 績 織 | 糸、つなぐこと |
| 水(さんずい・みず) | 永 河 液 混 減 測 準 演 潔 | 水、流れ |
| 言(ごんべん) | 設 許 証 評 講 謝 識 護 | ことば |
| 心(りっしんべん・こころ) | 志 応 快 性 情 態 慣 | 気持ち |
| 手(てへん) | 技 招 授 採 接 提 損 | 手の動き |
| 木(きへん・き) | 条 枝 査 格 桜 検 構 | 木、組み立て |
貝がお金や品物につながるのは、昔、貝が値打ちのあるものとして使われていたからです。貯金の貯も、費用の費も、貸すの貸も、この仲間に入ります。部首を見ただけで「お金の話かな」と当たりがつけば、音だけで覚えていた字に意味がつきます。ただし、部首がいつも意味を教えてくれるわけではありません。報は土の仲間に入っていますが、土地とは関係がありません。当てはまらない字は、無理につなげず、例の語ごと覚えます。
同じ音で並べる
次に、同じ音の字を並べます。音が同じで形と意味の違う字を、同音異字といいます。5年生の字には同音異字が多く、コウと読む字だけで9字、シと読む字も9字あります。1字ずつ別々に覚えているうちは、同じ音の字どうしの取り違えは防げません。図2を見てください。検と険と験はどれもケンと読み、右側の形がそろっています。績と積も右側に責が入り、責と同じセキと読みます。右側が音を運び、部首が意味を分けているのです。なお、験と積は4年生で習う字ですが、5年生の字と組になって出てきます。

検は木の札を調べるところから「しらべる」。険は、こざとへんが丘をあらわし「けわしい」。験は馬の良しあしを試すところから「ためす」。績は糸をつむいで積み上げた「てがら」、積は稲を重ねる「つむ」、責は貝、つまりお金を求める「せめる」です。部首の意味を言えるようになると、書く場面で迷う回数がはっきり減ります。
短文に入れる
3回目は短文です。目に見えない意味を持つ字には、場面を貸してやります。「制」を10回書いても意味は増えませんが、「制服を製造する工場」と1回書けば、制と製の違いが一緒に残ります。こつは、同じ音の字を1文に2つ以上入れることです。
| 音 | 字 | 短文 |
|---|---|---|
| ケン | 検・険・験 | 険しい山道へ出る前に、体の検査と体力の試験を受ける。 |
| セキ | 績・積・責 | 係の責任を果たしながら、面積の問題で成績を上げる。 |
| フク | 復・複 | 複雑な道を往復する。 |
| セイ | 制・製 | 制服を製造する工場を見学する。 |
| コウ | 講・構・効 | 講習で文の構成を学ぶと、すぐに効果が出る。 |
| カ | 過・価・仮 | 過去の物価から、来年の価格を仮定する。 |
| シ | 史・師・資 | 歴史の教師が資料を配る。 |
| ヒ | 肥・費・比 | 肥料の費用を去年と対比する。 |
| ゾウ | 造・象・像・増 | 木造の小屋で、象の銅像の数が増加する。 |
| ジョウ | 常・情・状 | 非常のときは、情報を集めて状態を確かめる。 |
| ボウ | 暴・防・貿 | 暴風の日の防災を、貿易の港で学ぶ。 |
| エキ | 易・益・液 | 貿易で利益を上げる会社が、液体の薬を運ぶ。 |
| ハン | 版・犯・判 | 出版された物語で、犯人を判断する場面を読む。 |
| テイ | 停・程・提 | 停電の程度を調べて、報告書を提出する。 |
| カン | 刊・慣・幹 | 朝刊を読む習慣のある人が、新幹線に乗る。 |
| キ | 紀・規・基 | 21世紀の規則を基本から見直す。 |
| サイ | 災・再・際 | 災害のあとの再開を、国際会議で話す。 |
| ジュツ | 術・述 | 手術の手順を記述する。 |
| ドク | 独・毒 | 独学で毒のある草を調べる。 |
| ソク | 則・測 | 規則どおりに長さを測定する。 |
表の短文は見本です。いちばん頭に残るのは、自分の直しの字で作った文です。少し変な文でかまいません。象の銅像がどんどん増える小屋のような、笑える文のほうが、次に同じ音に出会ったときに思い出せます。
間をあけて確かめる
最後は間隔です。週末に直した字は、水曜の夜にもう一度、短文で書きます。次の週末にもう一度書き、2回続けて書けたら直しの一覧から消します。直した直後に書けるのは、目が形を覚えているだけです。3日あけても書けた字が、手に残った字です。
量の目安は1日5字です。193字を順に見直すなら39日、2か月かからずに1周します。直しが多い週は順番をやめて、直しの字だけにします。
お子さまのノートを一緒に見るときは、赤ペンの数を数えるのをやめて、入れ替わった相手の字を一緒に探してください。「復」の直しなら、隣に「複」を書いて、意味を言い合います。その1分で、直しの欄が、次に何をすればいいかの一覧に変わります。
テストでの出方
5年生の漢字テストで点差がつくのは、読み、書き取り、送りがなの3か所です。どれも1字だけを問うのではなく、文の中で問う形が多くなります。文の意味がつかめないと、同じ音のどの字を選ぶのか決められないからです。3問を解いて確かめます。
例題1 読み
次の文の「」の中の読みを、ひらがなで書きましょう。
-
- 「貿易」の仕事をする。
- (2) 「容易」に解ける問題だ。
答えは (1) ぼうえき、(2) ようい です。どちらも同じ易の字ですが、貿易のエキは「取りかえる」、容易のイは「たやすい」と、音といっしょに意味も変わります。「易はエキ」と1つだけ覚えていると、(2)を「ようえき」と読んでしまいます。文の続きが「解ける問題」なら、たやすいほうの意味だと見当をつけられます。
例題2 同音の書き分け
次の文のカタカナを、漢字に直しましょう。
-
- セイ服を着て登校する。
- (2) 木セイのいすを運ぶ。
- (3) 工場でセイ品を検査する。
答えは (1) 制服、(2) 木製、(3) 製品 です。見分ける手順は2段です。まず「決めたことか、作ったものか」を考えます。学校で決められた服は制、木で作ったいすや工場で作った品物は製です。次に形を思い出します。製は制の下に衣がついた字で、布を裁って服を仕立てるところから「作る」の意味になりました。ここが落とし穴で、「服の話だから衣のついた製」と考えると(1)を間違えます。制服の制は、着るものではなく決まりを指しています。
例題3 送りがな
次のひらがなを、漢字と送りがなで書きましょう。
-
- 友だちをまねく。
- (2) 畑をたがやす。
- (3) 答えをたしかめる。
答えは (1) 招く、(2) 耕す、(3) 確かめる です。(3)は「確める」と書きやすいところです。確の訓読みは表のとおり「たし(か)」と「たし(かめる)」で、「確か」という語がもとにあります。「確か」に「める」が続いた形だと思えば、かを落とさずにすみます。送りがなの問題は、表のかっこの中を見ればそのまま答えになります。
まちがえやすいところ
1つ目は、「復習」を「複習」と書く誤りです。音も形もそっくりですが、左側が違います。復はぎょうにんべんで、道を行って戻ること。だから往復も復習も、来た道や習ったところへ戻る語です。複はころもへんで、衣を重ねること。複数も複雑も、ものが重なっています。戻るならぎょうにんべん、重なるならころもへんです。
2つ目は、送りがなの入れすぎです。「喜こぶ」「快よい」「潔よい」「営なむ」と書いてしまいます。訓読みの長い字ほど、漢字の中にたくさんの読みがしまわれています。表を見ると、よろこ(ぶ)、こころよ(い)、いさぎよ(い)、いとな(む)で、どれも送りがなは最後の1字だけです。読みを声に出しながら書くと、つい全部を書きたくなります。かっこの中だけを書く、と決めてしまいます。
3つ目は、音読みが2つある字を片方だけで覚える誤りです。図3の4字は、片方の読みしか知らないと、「容易」を「ようえき」、「確率」を「かくそつ」、「留守」を「りゅうしゅ」、「印象」を「いんぞう」と読んでしまいます。193字のうち31字は、音読みの欄が点で区切られています。字と読みを1対1で覚えるのをやめ、図3の組を語のまま声に出します。

確かめの問題
次の5問を、表を見ずに解いてみましょう。
- 「留守番をたのまれる。」の「留守」の読みを書きましょう。
- 「病気から回フクする。」のカタカナを漢字に直しましょう。
- 「ケン査の結果を聞く。」のカタカナを漢字に直しましょう。
- 「面セキを求める。」と「成セキが上がる。」のカタカナを、それぞれ漢字に直しましょう。
- 「志」「応」「態」に共通する部首を書きましょう。
答え
- るす。留はリュウのほかにルとも読みます。
- 回復。もとの状態へ戻るので、ぎょうにんべんの復です。
- 検査。調べることなので、きへんの検です。
- 面積、成績。広さは「つむ」のほうののぎへん、できばえは糸をつむぐいとへんです。
- 心。気持ちにつながる部首です。
次に確かめること
小学4年生の漢字は、験や積のように、5年生の字と取り違えやすい相手が並ぶ一覧です。小学6年生の漢字は、この次に習う191字の一覧で、小学校の漢字はそこで1026字そろいます。漢検のレベル一覧は、この193字が6級の範囲で、合格基準が200点満点の70%程度だと確かめられる表です。申し込みと日程の最新は協会の案内で確かめてください。個別指導では、5年生の字で止まったとき、右側の形が同じ3年生や4年生の字まで戻り、読めるかどうかを先に確かめます。
まとめ
ノートの赤は、193字ぜんぶが苦手だという知らせではありません。赤が入った字をよく見ると、同じ音の別の字と入れ替わっていることがよくあります。5年生の字は音だけでは区別がつかず、意味を並べて初めて別の字になります。週末に開くのは表の1行で足ります。直しの欄に足りないのは回数ではなく、隣に並べる1字です。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
武蔵境駅徒歩30秒、講師1人に生徒1人の完全1対1。授業のあいだ、先生は隣を離れません。いまの詰まりを、無料相談でそのまま話してください。
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




