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武蔵野個別指導塾の特徴

小学6年生の漢字—191字の一覧と、中学へ持っていく書き取り|武蔵野個別指導塾

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19画の「臓」も、「月」と「蔵」の足し算に分ければ手が覚えます。小6の191字を読みと画数、熟語の例つきの表で全部載せ、中学の書き取りへつなぐ手順も添えてあります。

小学6年生で習う漢字は191字です。音読みの五十音順に全部並べます。音読みの無い「株」と「届」は、訓読みの位置に入れました。

行 字
あ行(9字) 胃・異・遺・域・宇・映・延・沿・恩
か行(47字) 我・灰・拡・革・閣・割・株・干・巻・看・簡・危・机・揮・貴・疑・吸・供・胸・郷・勤・筋・系・敬・警・劇・激・穴・券・絹・権・憲・源・厳・己・呼・誤・后・孝・皇・紅・降・鋼・刻・穀・骨・困
さ行(63字) 砂・座・済・裁・策・冊・蚕・至・私・姿・視・詞・誌・磁・射・捨・尺・若・樹・収・宗・就・衆・従・縦・縮・熟・純・処・署・諸・除・承・将・傷・障・蒸・針・仁・垂・推・寸・盛・聖・誠・舌・宣・専・染・泉・洗・銭・善・奏・窓・創・装・層・操・蔵・臓・存・尊
た行(23字) 退・宅・担・探・誕・段・暖・値・宙・忠・著・庁・頂・腸・潮・賃・痛・敵・展・党・討・糖・届
な行(5字) 難・乳・認・納・脳
は行(24字) 派・拝・肺・背・俳・班・晩・否・批・秘・俵・腹・奮・並・陛・閉・片・補・暮・宝・訪・亡・忘・棒
ま行(5字) 枚・幕・密・盟・模
や行(7字) 訳・郵・優・預・幼・欲・翌
ら行(8字) 乱・卵・覧・裏・律・臨・朗・論
合計 191字

読みと画数、熟語の例までそろえた表が次です。音読みをカタカナ、訓読みをひらがなで書き分けました。

字 読み 画数 熟語の例
胃 イ 9 胃腸(いちょう)
異 イ/こと 11 異常(いじょう)
遺 イ・ユイ 15 遺産(いさん)
域 イキ 11 地域(ちいき)
宇 ウ 6 宇宙(うちゅう)
映 エイ/うつ-る・うつ-す・は-える 9 映画(えいが)
延 エン/の-びる・の-べる・の-ばす 8 延長(えんちょう)
沿 エン/そ-う 8 沿岸(えんがん)
恩 オン 10 恩人(おんじん)
我 ガ/われ・わ 7 自我(じが)
灰 カイ/はい 6 灰色(はいいろ)
拡 カク 8 拡大(かくだい)
革 カク/かわ 9 改革(かいかく)
閣 カク 14 内閣(ないかく)
割 カツ/わ-る・わり・わ-れる・さ-く 12 分割(ぶんかつ)
株 かぶ 10 株式(かぶしき)
干 カン/ほ-す・ひ-る 3 干潮(かんちょう)
巻 カン/ま-く・まき 9 上巻(じょうかん)
看 カン 9 看病(かんびょう)
簡 カン 18 簡単(かんたん)
危 キ/あぶ-ない・あや-うい・あや-ぶむ 6 危険(きけん)
机 キ/つくえ 6 机上(きじょう)
揮 キ 12 指揮(しき)
貴 キ/たっと-い・とうと-い・たっと-ぶ・とうと-ぶ 12 貴重(きちょう)
疑 ギ/うたが-う 14 疑問(ぎもん)
吸 キュウ/す-う 6 呼吸(こきゅう)
供 キョウ・ク/そな-える・とも 8 提供(ていきょう)
胸 キョウ/むね・むな 10 胸囲(きょうい)
郷 キョウ・ゴウ 11 故郷(こきょう)
勤 キン・ゴン/つと-める・つと-まる 12 勤務(きんむ)
筋 キン/すじ 12 筋肉(きんにく)
系 ケイ 7 系統(けいとう)
敬 ケイ/うやま-う 12 敬語(けいご)
警 ケイ 19 警察(けいさつ)
劇 ゲキ 15 劇場(げきじょう)
激 ゲキ/はげ-しい 16 感激(かんげき)
穴 ケツ/あな 5 洞穴(どうけつ)
券 ケン 8 乗車券(じょうしゃけん)
絹 ケン/きぬ 13 絹糸(きぬいと)
権 ケン・ゴン 15 権利(けんり)
憲 ケン 16 憲法(けんぽう)
源 ゲン/みなもと 13 資源(しげん)
厳 ゲン・ゴン/おごそ-か・きび-しい 17 厳重(げんじゅう)
己 コ・キ/おのれ 3 自己(じこ)
呼 コ/よ-ぶ 8 点呼(てんこ)
誤 ゴ/あやま-る 14 誤解(ごかい)
后 コウ 6 皇后(こうごう)
孝 コウ 7 親孝行(おやこうこう)
皇 コウ・オウ 9 天皇(てんのう)
紅 コウ・ク/べに・くれない 9 紅茶(こうちゃ)
降 コウ/お-りる・お-ろす・ふ-る 10 下降(かこう)
鋼 コウ/はがね 16 鉄鋼(てっこう)
刻 コク/きざ-む 8 時刻(じこく)
穀 コク 14 穀物(こくもつ)
骨 コツ/ほね 10 骨折(こっせつ)
困 コン/こま-る 7 困難(こんなん)
砂 サ・シャ/すな 9 砂糖(さとう)
座 ザ/すわ-る 10 座席(ざせき)
済 サイ/す-む・す-ます 11 経済(けいざい)
裁 サイ/た-つ・さば-く 12 裁判(さいばん)
策 サク 12 対策(たいさく)
冊 サツ・サク 5 冊子(さっし)
蚕 サン/かいこ 10 養蚕(ようさん)
至 シ/いた-る 6 至急(しきゅう)
私 シ/わたくし・わたし 7 私立(しりつ)
姿 シ/すがた 9 姿勢(しせい)
視 シ 11 視力(しりょく)
詞 シ 12 歌詞(かし)
誌 シ 14 雑誌(ざっし)
磁 ジ 14 磁石(じしゃく)
射 シャ/い-る 10 注射(ちゅうしゃ)
捨 シャ/す-てる 11 四捨五入(ししゃごにゅう)
尺 シャク 4 尺度(しゃくど)
若 ジャク・ニャク/わか-い・も-しくは 8 若者(わかもの)
樹 ジュ 16 樹木(じゅもく)
収 シュウ/おさ-める・おさ-まる 4 収入(しゅうにゅう)
宗 シュウ・ソウ 8 宗教(しゅうきょう)
就 シュウ・ジュ/つ-く・つ-ける 12 就職(しゅうしょく)
衆 シュウ・シュ 12 観衆(かんしゅう)
従 ジュウ・ショウ・ジュ/したが-う・したが-える 10 従業員(じゅうぎょういん)
縦 ジュウ/たて 16 縦断(じゅうだん)
縮 シュク/ちぢ-む・ちぢ-まる・ちぢ-める・ちぢ-れる・ちぢ-らす 17 縮小(しゅくしょう)
熟 ジュク/う-れる 15 成熟(せいじゅく)
純 ジュン 10 単純(たんじゅん)
処 ショ 5 処理(しょり)
署 ショ 13 署名(しょめい)
諸 ショ 15 諸国(しょこく)
除 ジョ・ジ/のぞ-く 10 除外(じょがい)
承 ショウ/うけたまわ-る 8 承知(しょうち)
将 ショウ 10 将来(しょうらい)
傷 ショウ/きず・いた-む・いた-める 13 負傷(ふしょう)
障 ショウ/さわ-る 14 故障(こしょう)
蒸 ジョウ/む-す・む-れる・む-らす 13 蒸気(じょうき)
針 シン/はり 10 方針(ほうしん)
仁 ジン・ニ 4 仁義(じんぎ)
垂 スイ/た-れる・た-らす 8 垂直(すいちょく)
推 スイ/お-す 11 推理(すいり)
寸 スン 3 寸法(すんぽう)
盛 セイ・ジョウ/も-る・さか-る・さか-ん 11 全盛(ぜんせい)
聖 セイ 13 神聖(しんせい)
誠 セイ/まこと 13 誠実(せいじつ)
舌 ゼツ/した 6 毒舌(どくぜつ)
宣 セン 9 宣言(せんげん)
専 セン/もっぱ-ら 9 専門(せんもん)
染 セン/そ-める・そ-まる・し-みる・し-み 9 感染(かんせん)
泉 セン/いずみ 9 温泉(おんせん)
洗 セン/あら-う 9 洗面(せんめん)
銭 セン/ぜに 14 金銭(きんせん)
善 ゼン/よ-い 12 改善(かいぜん)
奏 ソウ/かな-でる 9 演奏(えんそう)
窓 ソウ/まど 11 同窓会(どうそうかい)
創 ソウ/つく-る 12 創造(そうぞう)
装 ソウ・ショウ/よそお-う 12 服装(ふくそう)
層 ソウ 14 地層(ちそう)
操 ソウ/みさお・あやつ-る 16 体操(たいそう)
蔵 ゾウ/くら 15 貯蔵(ちょぞう)
臓 ゾウ 19 心臓(しんぞう)
存 ソン・ゾン 6 保存(ほぞん)
尊 ソン/たっと-い・とうと-い・たっと-ぶ・とうと-ぶ 12 尊敬(そんけい)
退 タイ/しりぞ-く・しりぞ-ける 9 引退(いんたい)
宅 タク 6 住宅(じゅうたく)
担 タン/かつ-ぐ・にな-う 8 担任(たんにん)
探 タン/さぐ-る・さが-す 11 探検(たんけん)
誕 タン 15 誕生(たんじょう)
段 ダン 9 階段(かいだん)
暖 ダン/あたた-か・あたた-かい・あたた-まる・あたた-める 13 温暖(おんだん)
値 チ/ね・あたい 10 価値(かち)
宙 チュウ 8 宇宙(うちゅう)
忠 チュウ 8 忠実(ちゅうじつ)
著 チョ/あらわ-す・いちじる-しい 11 著者(ちょしゃ)
庁 チョウ 5 県庁(けんちょう)
頂 チョウ/いただ-く・いただき 11 頂上(ちょうじょう)
腸 チョウ 13 大腸(だいちょう)
潮 チョウ/しお 15 満潮(まんちょう)
賃 チン 13 運賃(うんちん)
痛 ツウ/いた-い・いた-む・いた-める 12 頭痛(ずつう)
敵 テキ/かたき 15 敵対(てきたい)
展 テン 10 発展(はってん)
党 トウ 10 政党(せいとう)
討 トウ/う-つ 10 討論(とうろん)
糖 トウ 16 糖分(とうぶん)
届 とど-ける・とど-く 8 届け出(とどけで)
難 ナン/かた-い・むずか-しい 18 難問(なんもん)
乳 ニュウ/ちち・ち 8 牛乳(ぎゅうにゅう)
認 ニン/みと-める 14 確認(かくにん)
納 ノウ・ナッ・ナ・ナン・トウ/おさ-める・おさ-まる 10 納得(なっとく)
脳 ノウ 11 頭脳(ずのう)
派 ハ 9 立派(りっぱ)
拝 ハイ/おが-む 8 拝見(はいけん)
肺 ハイ 9 肺活量(はいかつりょう)
背 ハイ/せ・せい・そむ-く・そむ-ける 9 背景(はいけい)
俳 ハイ 10 俳句(はいく)
班 ハン 10 班長(はんちょう)
晩 バン 12 今晩(こんばん)
否 ヒ/いな 7 否定(ひてい)
批 ヒ 7 批判(ひはん)
秘 ヒ/ひ-める 10 秘密(ひみつ)
俵 ヒョウ/たわら 10 土俵(どひょう)
腹 フク/はら 13 空腹(くうふく)
奮 フン/ふる-う 16 興奮(こうふん)
並 ヘイ/なみ・なら-べる・なら-ぶ・なら-びに 8 並木(なみき)
陛 ヘイ 10 陛下(へいか)
閉 ヘイ/と-じる・と-ざす・し-める・し-まる 11 閉会(へいかい)
片 ヘン/かた 4 破片(はへん)
補 ホ/おぎな-う 12 補強(ほきょう)
暮 ボ/く-れる・く-らす 14 夕暮れ(ゆうぐれ)
宝 ホウ/たから 8 宝石(ほうせき)
訪 ホウ/おとず-れる・たず-ねる 11 訪問(ほうもん)
亡 ボウ・モウ/な-い 3 死亡(しぼう)
忘 ボウ/わす-れる 7 忘年会(ぼうねんかい)
棒 ボウ 12 鉄棒(てつぼう)
枚 マイ 8 枚数(まいすう)
幕 マク・バク 13 開幕(かいまく)
密 ミツ 11 密度(みつど)
盟 メイ 13 同盟(どうめい)
模 モ・ボ 14 模型(もけい)
訳 ヤク/わけ 11 通訳(つうやく)
郵 ユウ 11 郵便(ゆうびん)
優 ユウ/やさ-しい・すぐ-れる 17 優勝(ゆうしょう)
預 ヨ/あず-ける・あず-かる 13 預金(よきん)
幼 ヨウ/おさな-い 5 幼児(ようじ)
欲 ヨク/ほっ-する・ほ-しい 11 意欲(いよく)
翌 ヨク 11 翌日(よくじつ)
乱 ラン/みだ-れる・みだ-す 7 混乱(こんらん)
卵 ラン/たまご 7 卵黄(らんおう)
覧 ラン 17 展覧会(てんらんかい)
裏 リ/うら 13 裏面(りめん)
律 リツ・リチ 9 法律(ほうりつ)
臨 リン/のぞ-む 18 臨時(りんじ)
朗 ロウ/ほが-らか 10 朗読(ろうどく)
論 ロン 15 論理(ろんり)

よくあるのは、卒業文集の下書きを書く教室で、鉛筆が止まるという場面です。「将来の夢」までは書けたのに、「演奏」の「奏」が出てこない。「恩」の上の部分もあやふやで、となりの席をのぞくわけにもいかず、ひらがなのまま次の行へ進みます。清書の提出は来週なのに、ひらがなは減りません。6年間の思い出を書く紙に、今年習ったばかりの字が次々に顔を出すからです。「宝物」「感激」「劇」「忘れない」。どれも191字の中にあります。

一覧の読み方

小1の80字から小6の191字まで、小学校で習う漢字は合計1026字です。191字はその最後の一段で、ここで小学校の漢字は出そろいます。

図1は、表から「割」の行を取り出したものです。紺が音読み、緑が訓読みで、赤く塗ったハイフンの後ろが送りがなです。「わ-る」は「割る」と書き、「わり」にはハイフンが無いので「割」の1字で「わり」と読みます。書き取りで送りがなを落とす人は、この切れ目を見る癖をつけると手が変わります。

図1 「割」の行で見る、音読み・訓読み・送りがなの見分け方

読みの欄には、常用漢字として認められている読みを全部入れました。ですから、小学校では習わない読みも混ざっています。「納」には「ノウ・ナッ・ナ・ナン・トウ」と5つの音読みがありますが、今の段階で要るのは「納める」「納得」「納税」までです。「納屋(なや)」「納戸(なんど)」「出納(すいとう)」は、中学や高校で出会えば間に合います。全部を今覚えようとして嫌になるくらいなら、右端の熟語の例から押さえてください。

画数の欄を縦に追うと、少し意外なことがわかります。191字の平均は約10.6画で、小5の193字の平均とほとんど同じです。いちばん多い「臓」と「警」でも19画で、小4と小5には20画の字があります。6年生の字は、形が急に難しくなるわけではありません。難しくなるのは意味のほうです。「憲」「党」「閣」「権」「批」「策」は絵に描けません。「憲法」「政党」「内閣」「権利」「批判」「対策」という語ごと覚えないと、字だけ書けても使う場所がない。表に熟語の例を置いたのはそのためです。

覚え方

191字を1字ずつ順番に書いていくと、途中で飽きます。しかも後半の字ほど手が雑になる。順番を変えてください。読む、束ねる、分ける、文で書く、の4段です。

1 読む

表の熟語の例を声に出して読み、読めない語や意味を言えない語に印をつけます。書く前に読むのは、読めない字を書く練習をしても、文の中で思い出すきっかけが生まれないからです。印がついた語は国語辞典を引いて、意味を短く横に書きます。「批判」なら「よしあしを論じる」、「系統」なら「順序のあるつながり」。辞書の文を写すより、自分の言葉に縮めたほうが残ります。

2 部首で束ねる

図2のように、部首が同じ字を束にします。いちばん大きい束は「言」の12字で、討論、通訳、歌詞、雑誌、誤解、論理と、ことばにかかわる語が並びます。「肉」(にくづき)の8字は体の中の字です。6年生の理科で人の体のつくりを学ぶので、授業の語と結びつけて書けます。「胃で消化し、腸で吸収し、肺で呼吸する」の一文で、胃、腸、吸、収、肺、呼の6字がまとめて手に入ります。

図2 部首でまとめた4つの束。言12字、手10字、肉8字、糸7字

束はほかにもあります。「木」と「水」が各8字、「人」と「宀」が各7字です。図2の4つと合わせた8つの束に67字が入り、191字の3分の1を超える字が部首を手がかりに思い出せることになります。社会の語も束にできます。「憲」「党」「閣」「権」「裁」「署」は部首がばらばらでも、憲法、政党、内閣、権利、裁判、署名と語にすれば、6年生の社会で学ぶ政治のしくみに集まります。

3 画数の多い字は分ける

15画以上の字は27字あります。これを1本ずつ線で覚えるのは無理があります。図3のように、知っている字の足し算に分けてください。「臓」は「月」と「蔵」、「警」は「敬」と「言」、「簡」は「竹」と「間」、「縮」は「糸」と「宿」。画数まできちんと足し算になります。19画の字が、2つの部品を並べる作業に変わるのです。

図3 画数の多い字を、知っている字の足し算に分けた4つの例

ここから順番が決まります。「蔵」と「敬」も小6の字なので、先にこの2字を書けるようにしてから「臓」と「警」へ進みます。「縦」は「糸」と「従」(6画と10画で16画)、「遺」はしんにょうと「貴」(3画と12画で15画)で、同じやり方が使えます。「難」「厳」「臨」のように分けにくい字は、部品に頼らず「難問」「厳重」「臨時」の語ごと書いて手に入れます。

4 短い文で書く

1字を10回書いても、テストの文の中で思い出せるとは限りません。字は文の中で聞かれるからです。束と部品で形をつかんだら、短い文を1回書きます。「班長が点呼をとる」「祖父の著書を読む」「閉会の言葉を頼まれる」。卒業文集の下書きがあれば、それがいちばんの練習帳です。自分が書きたかった語は忘れにくい。書けた字には印をつけ、翌日、3日後、1週間後にもう一度、語だけを何も見ずに書きます。3回とも書ければ、その字は中学へ持っていけます。

保護者の方は、お子さまの下書きでひらがなのまま残った語に、鉛筆で小さく印をつけるだけで十分です。横から字を書いてしまうと、本人の手には残りません。

中学へ持っていくもの

中学校で新しく習う字は1110字あります。ただ、中学の国語でまず求められるのは、それらを読めることです。書く力の中心に置かれるのは小学校で習った1026字のほうで、191字はその最後に積んだ一段です。学校の定期テストでは中学で習う字を書かせることもあるので、範囲は先生の指示で確かめてください。高校入試の書き取りでも小学校で習った字が問われます。どの程度かは地域や学校で違うので、志望校の問題を見て判断してください。

もう1つ、小6の字は中学の字の部品になります。「驚」は「敬」に「馬」、「響」は「郷」に「音」、「凝」は「疑」ににすいを足した形です。「敬」があやふやなまま中学へ行くと、「警」も「驚」も一緒に崩れます。語の意味も同じです。「憲法」「内閣」「呼吸」「背景」「批判」は、中学の授業や評論文で説明なしに出てきます。字と意味を春までにそろえておく。191字で中学の準備になるのはこの2点です。

テストでの出方

小6のまとめのテストでも、中学に入って最初の国語のテストでも、形はだいたい決まっています。文の中のカタカナを漢字に直す問題、読みを書く問題、同じ読みの字を書き分ける問題、熟語の組み立てを問う問題です。漢検なら5級が小6程度にあたり、新しく出る字はこの191字です。検定時間は60分で、200点満点の70%程度が合格の基準です。卒業の少し前に191字を試す機会としては、2027年2月14日(日)の公開会場の検定があります。2026年度の第3回にあたり、個人が紙で受検するなら、申し込みは先着順で、2026年12月4日 9:00 に開いて2027年1月10日 23:59 に閉じます。受けると決めたら、最新の日程と申し込みの方法を協会の案内で確かめてから動いてください。

例題1 同じ読みの字を書き分ける

次のカタカナを漢字に直しなさい。(1) 雑シを買う (2) 歌シを覚える (3) シ力を測る (4) シ勢を正す

答え:(1) 誌 (2) 詞 (3) 視 (4) 姿。「シ」と読む小6の字は「至」「私」「姿」「視」「詞」「誌」の6字あり、音だけでは決まりません。「誌」は書きしるしたもの、「詞」はことばで、どちらも「言」の束に入ります。「視」は「見」がついて見ること、「姿」は人のすがたです。語の意味から字を選ぶ癖をつけてください。

例題2 送りがなまで書く

次のひらがなを、漢字と送りがなで書きなさい。(1) 税金をおさめる (2) 大会でよい成績をおさめる (3) 今日はあたたかい風がふく (4) あたたかいスープを飲む

答え:(1) 納める (2) 収める (3) 暖かい (4) 温かい。「納める」はお金や品物を渡すとき、「収める」は結果や成果を手に入れるときに使います。「暖かい」は気温や空気に、「温かい」は物や心に使います。(4) の「温」は小3の字で、小6の「暖」と組で聞かれます。どちらも「あたた」までが漢字で、「かい」が送りがなです。

例題3 熟語の組み立て

次の熟語の組み立てに合うものを、アからエの中から選びなさい。(1) 善悪 (2) 尊敬 (3) 温泉 (4) 閉店

ア 反対の意味の字を重ねる イ 似た意味の字を重ねる ウ 上の字が下の字を説明する エ 下の字が上の字の目的や対象になる

答え:(1) ア (2) イ (3) ウ (4) エ。「善悪」は善いと悪い、「尊敬」はどちらも相手を大事に思う意味、「温泉」は温かい泉、「閉店」は店を閉じる、です。訓読みに直すと組み立てが見えてきます。中学の国語でも同じ問いが続くので、小6の字で慣れておくと手間が減ります。

まちがえやすいところ

1つ目は形の似た字です。「幕」「暮」「墓」「募」は上の部分が同じで、下の部分が意味を決めます。「墓」は小5、「募」は中学で習う字ですが、並べて覚えると取り違えが消えます。

字 下の部分 手がかり 語
幕 巾 布のまく 開幕
暮 日 日がしずむ 夕暮れ
墓 土 土の中のはか 墓地
募 力 力を集める 募集

この下の部分がそのまま部首です。「幕」や「暮」を、くさかんむりの字だと思い込まないでください。「券」と「巻」も下の形で分かれ、「券」は「刀」、「巻」は「己」です。もう1つ、「専」には点を打ちません。「専門」の右上に点を足してしまうのは、小4で習った「博」の点につられた誤りです。

2つ目は送りがなです。表のハイフンの位置と比べると、どこまでが漢字の読みなのかが見えます。

誤 正
難かしい 難しい
厳びしい 厳しい
暖たかい 暖かい
補なう 補う
預ずける 預ける
従がう 従う
幼ない 幼い

「むずか-しい」なら「むずか」までを「難」が受け持ちます。音で切れ目を決めると余分なかなを足してしまうので、語ごと目で覚えるのが近道です。

3つ目は、同じ訓読みの別の字です。「足が痛む」は体のいたみ、「屋根が傷む」は物のいたみ。「計算を誤る」はまちがえること、「友だちに謝る」はわびること。「鏡に映る」は光でうつること、「写真に写る」は写しとられること。テストでは、読みが合っていても字が違えば×になります。迷ったら熟語に置き換えてください。痛は頭痛、傷は負傷、誤は誤解、謝は謝罪で、語にすると意味の違いが見えてきます。

確かめの問題

表を見ずに解いてください。

  1. カタカナを漢字に直しなさい。「カクダイ」と「シュクショウ」は反対の意味の語です。
  2. 読みをひらがなで書きなさい。「納得」「裏面」「署名」
  3. 「暮」と「幕」の部首をそれぞれ答えなさい。
  4. カタカナを漢字に直しなさい。「ヘイ会を宣言する」「天皇ヘイ下」「2本の線がヘイ行に走る」
  5. ひらがなを漢字と送りがなで書きなさい。「先生をうやまう」「荷物をあずける」

答え

  1. 拡大、縮小。「拡」は「手」の束、「縮」は「糸」の束に入ります。
  2. なっとく、りめん、しょめい。「納」はここでは「ナッ」と読みます。
  3. 「暮」は日、「幕」は巾です。上の部分に引きずられないでください。
  4. 閉会、陛下、並行。「ヘイ」と読むこの3字は、どれも小6の字です。
  5. 敬う、預ける。「うやま-う」「あず-ける」と、表のハイフンの位置で切れます。

次に確かめること

「小学5年生の漢字」の193字には「腹」と同じ音の「複」「復」があり、並べて書くと取り違えが減ります。「漢検5級」は小6の191字を新しい範囲にする級で、卒業前の腕試しに合います。「中学で習う漢字の一覧」は1110字あり、「驚」や「響」のように小6の字を部品にした字から見ていくと入りやすくなります。個別指導では、小6の字で止まったら、その部品を習った学年まで戻って確かめます。「縮」で止まれば、小3の「宿」から書いてもらいます。

まとめ

卒業文集は印刷されて、何十年も本棚に残ります。そこに自分の手で「恩」と書けたかどうかは小さなことに見えますが、書いた本人はけっこう覚えているものです。春になれば、中学の教室で同じ字をまた書きます。鉛筆の持ち方も字の癖も、そのまま続きます。中学へ持っていくのは、一覧の紙ではなく、191字を書いた手です。

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