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共通テスト英語の直前対策—リーディング80分とリスニング最後の2週間|武蔵野個別指導塾

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本番の英語は1日目の夕方に続けて始まります。80分を20・25・30・5分に割る目安、設問だけ先に読む手順、1回読みの構え、間の40分の使い方まで、残り2週間の予定に落とし込めます。

共通テストの英語は、1日目の夕方に2つ続けて行われます。残り2週間で決めるのは、次の表の3時間の使い方です。

科目 1月16日(土)の時刻 時間 配点
英語リーディング 15:20〜16:40 80分 100点
間の休憩 16:40〜17:20 40分 —
英語リスニング 17:20〜18:20 60分(うち解答時間30分) 100点

よくあるのは、帰りの電車に乗ってかばんに手を入れ、イヤホンが無いと気づく場面です。残り2週間は通学の20分を全部リスニングに充てる、と決めた翌日に限って、耳だけが空いています。画面には昨日の模試の音声が並んでいるのに、再生はできません。単語帳を開くか、問題を眺めるか、今日はもういいと目を閉じるか。焦りの正体は20分を失ったことではなく、残りの日数で何を優先するかが決まっていないことです。順番が決まっていれば、イヤホンが1日無くても計画は崩れません。

80分は4つに割り、20分・45分・75分で区切る

時間が足りなくなるとき、原因は読む速さだけではありません。止まる場所を決めていないのです。図1のように、80分を前半20分、中盤25分、後半30分、見直し5分に割ります。前半は掲示や案内のような短い英文、中盤は図表や複数の資料を見比べる問い、後半は物語や論説のような長い英文です。題材と並びは年度で変わることがあるので、境目は最新の過去問と模試を開いて自分で線を引いてください。合計が80分に収まるなら、得意な区切りから5分ずつ動かしてかまいません。

図1 80分を前半・中盤・後半・見直しに割った帯と区切りの時間

配分の数字そのものより大事なのは、開始から20分、45分、75分の3か所で必ず時計を見ることです。その時刻に前の区切りが終わっていなければ、いま解いている問いに印をつけ、いちばんましな選択肢をマークして先へ進みます。1問に粘った2分は、後半の長い英文で取れたはずの問いをまるごと消すことがあります。印をつけた問いに戻るのは、次の区切りが早く終わったときだけです。

見落としやすいのが、開始が15:20という半端な時刻であることです。時計の針を見て「あと何分か」と暗算するたびに、頭の一部が英語から離れます。15:20に20分、45分、75分を足した3つの時刻を前もって計算して覚え、練習の日から同じ時刻で区切ってください。持ち込める時計は時計の機能だけのものなので、スマートフォンのタイマーで練習を続けていると、本番で針の読み替えに戸惑います。本番で使う時計を、今日から机に置きます。

最後の5分は解き直しに使いません。マークのずれと空欄を確かめるだけで、5分はすぐに終わります。空欄は点になりません。

設問を先に読むなら、読むのは設問の文だけ

迷ったら、答えはこうです。設問の文は先に読み、選択肢は本文のあとに読みます。設問の文は「何を探すか」を教えてくれるだけで、頭に余計なものを残しません。選択肢には本文とよく似た言い回しの誤りが混ざっているので、先に読むと、本文を読む間ずっと間違いの候補を抱えて歩くことになります。

手順は3段です。まず題名と図表の見出しを見て、何の話かを数秒でつかみます。次に設問の文を読み、探す語に丸をつけます。数字なのか、理由なのか、書き手の意見なのか。最後に本文を読み、丸をつけた語に当たる箇所で止まって選択肢を見ます。fact と opinion を聞く設問なら、数字や記録で確かめられる文か、評価の語を含む文かを見分けながら読みます。

長い英文では、設問の順に本文が進むことが多いので、段落を1つ読むたびに設問へ戻ります。全部読んでから設問に戻ると、最初のほうを読み直す時間が後半の時間を食います。ただし、話全体の流れを聞く問いは最後に回します。途中で答えると、結末を読む前に決めることになるからです。

もちろん、この順番が合わない人もいます。本文から読むほうが速くて正確なら、無理に変える理由はありません。14日前の時点で、同じ分量の問いを2通りの順で解き、かかった時間と正解の数を比べてください。決めるのは自分の数字です。そして7日前を過ぎたら、もう変えません。夕方の席で手順を迷う時間はありません。

リスニングの最後の2週間は、1本の音声を毎日15分で聞き込む

直前期に増やすのは聞く量ではなく、聞き取れる音の種類です。1回15分で、1本の音声を次の4段で使います。

  1. 何も見ずに1回聞く(3分)
  2. スクリプトで確かめ、聞けなかった語に印をつける(4分)
  3. スクリプトを見ながら、音声に重ねて読む(5分)
  4. 何も見ずにもう一度聞く(3分)

印のついた語を並べると、知らない単語は案外少ないはずです。want to が縮まる音、did you がつながる音、a lot of の of が消えかける音、thirteen と thirty の強く読む位置。読めば一瞬でわかるのに聞こえない語こそ、2週間で減らせる相手です。読んでも意味が取れない文は音の問題ではないので、単語か構文に戻ります。倍速で聞くのはこの時期には勧めません。本番は等倍で流れます。覚えたいのは、等倍のときの音の形です。

イヤホンを忘れた日は、音の無い練習に切り替えます。前の日に印をつけたスクリプトを開いて、印の語の音を頭の中で鳴らします。過去問の設問だけを読み、何を聞けばよいかを1語決める練習もできます。聞く15分は夜の机に移せば足ります。

本番の英語は、国語を解いたあとの夕方に始まります。午前中の元気な頭で解いた点を基準にすると、本番で時間が足りなくなります。そこで、本番の14日前と7日前を使います。どちらも土曜日です。できれば13:00から国語を1回分解き、15:20からリーディング、17:20からリスニングまで通します。14日前は正月のうちなので、親戚の集まりと重なるなら先に家族へ伝えておきます。

本番までの日数 リーディング リスニング
14日前(土) 15:20から80分で通す 17:20から60分で通す
13〜8日前 苦手な形を1日1つ、時間を計って解く 毎日15分の4段
7日前(土) 15:20から80分で通す 17:20から60分で通す
6〜2日前 間違えた問いを解き直す 毎日15分。1回読みは巻き戻さない
前日 新しい問題は解かない 聞き慣れた音声を15分だけ

1回目の通しで崩れた場所をそのあとの6日で直し、2回目の通しで直ったかを確かめます。この往復が1回あるだけで、夕方の席の見え方は変わります。

1回読みの問題は、聞き逃したあとの動きで決まる

共通テストのリスニングは、前半に2回流れる問い、後半に1回だけ流れる問いが並ぶ形が続いています。回数は問題冊子の指示で確かめてください。1回読みで本当に怖いのは、聞き逃しそのものではありません。聞き逃した問いにしがみついている間に、次の問いの音声が始まることです。1問落としたつもりが、2問、3問と連なって落ちていきます。

構えは図2の3段です。流れる前に設問を読み、聞く語を決めます。図やグラフが選択肢なら、違いを言葉にしておきます。「右上がりか」「いちばん多いのはどこか」と短く言えれば、待つ場所が絞れます。

図2 1回読みの問いを流れる前・間・後の3段で構える流れ

流れている間は、選択肢を全部追いません。決めた語だけを待ち、メモは問題冊子の余白に1語か数字を1つです。英文を書き取ろうとすると、書いている間に次の文が終わります。長い会話や講義では、設問が話の順に進むことが多いので、いま何番目の設問を待っているかを指で押さえながら聞きます。

流れ終わったら、迷っても数秒でマークして戻りません。聞き逃したと思ったら、明らかに違う選択肢を消して残りから1つ選び、すぐ次の設問へ目を移します。この切り替えは本番で急にはできません。練習でも再生を止めない、巻き戻さない、と決めるところから始めます。間違えた問いをスクリプトで確かめるのは、通し終わってからで十分です。

16:40から17:20までの40分の使い方

リーディングが16:40に終わり、リスニングは17:20に始まります。間は40分ですが、答案の回収や着席の指示があるので、自由に動ける時間はこれより短いと見て組みます。着席の時刻は試験場の案内に従ってください。図3は、この40分を3つに分けた目安です。

図3 15:20から18:20までの帯と40分の休憩の内訳

最初の15分はトイレと飲み物です。全員が同時に席を立つので、列が短いうちに動きます。お腹が空いていたら、普段食べ慣れている物を少しだけ口に入れます。食べられる場所は試験場の案内に従います。次の15分で、家から持ってきた紙のメモを1枚だけ読みます。書いておくのは、自分が聞き落としやすい音、数字の聞き分け、図2の3段の手順です。新しい英文は読みません。最後の10分は席に戻り、目を閉じて耳を休めます。回収や指示で時間が削れたら、削るのはメモの15分からです。トイレは削りません。

この40分でいちばん高くつくのは、リーディングの答え合わせです。廊下で聞こえた「あの問題、3番だよね」の一言で、次の60分の最初の数分を失うことがあります。話が始まったら黙ってその場を離れてください。問題冊子を開いて見直すこともしません。終わった80分の良し悪しを、ここで決める必要はありません。スマートフォンで英語の音声を聞く案も予定に入れないでください。機器と持ち物の細かい決まりは、受験票と一緒に必ず読む『受験上の注意』が最優先です。紙のメモなら、その心配がいりません。

よくある質問

共通テストの英語は直前の2週間でまだ伸びますか

伸ばせる場所と伸ばしにくい場所があります。語彙や文法の土台を2週間で作り直すのは難しく、そこへ手を広げると全部が中途半端になります。一方、時間配分の失敗、先読みの迷い、1回読みの引きずりは、知識を増やさなくても直せます。まずこの3つで落としている問いを数えてください。

リーディングとリスニングはどちらを優先しますか

配点はどちらも100点ですが、大学によって2つの扱いの比率が違うことがあります。志望校の募集要項で比率を確かめ、重いほうに長い時間を回します。ただし、比率が軽くてもリスニングの毎日15分は切りません。音の練習は空けると戻すのに手間がかかるからです。

本番のリスニングは自分のイヤホンで聞くのですか

いいえ。試験場で配られる機器で聞きます。60分のうち解答時間は30分で、残りの時間は機器の配付や操作の確認に充てられます。聞こえ方がおかしいと感じたら、黙って耐えずに手を挙げて知らせてください。

時間が足りず最後の英文が読めないときはどうしますか

全部を読もうとしません。設問の文だけ読み、探す語が載っていそうな段落を拾って答えます。それでも間に合わない問いは、どれか1つをマークして終えます。後半が毎回読み切れないなら、前半と中盤の区切りで止まれていないことが多いので、図1の割り振りに戻って直します。

チェック表

印刷して机の前に貼り、済んだものから□に印をつけてください。

印 いつ 確かめること
□ 14日前 志望校のリーディングとリスニングの比率を募集要項で見た
□ 14日前 最新の過去問に前半・中盤・後半の線を引いた
□ 14日前 開始から20分・45分・75分の時刻を計算して覚えた
□ 14日前 本番で使う時計を練習の机に置いた
□ 14日前 15:20から80分、17:20から60分を通した
□ 毎日 音声1本を15分の4段で聞いた
□ 毎日 1回読みの問いを巻き戻さなかった
□ 毎日 聞けなかった語を紙のメモに足した
□ 7日前 もう一度、本番の順で通した
□ 7日前 設問を読む順番をここで固定した
□ 前日 新しい問題に手を出していない
□ 前日 休憩で読むメモを紙1枚にまとめた
□ 前日 受験票と時計をかばんに入れた

今夜できることと個別指導で確かめること

今夜できることは2つです。1つ目は、最新の過去問か模試を1回分開いて前半・中盤・後半の境目に線を引き、15:20に20分、45分、75分を足した時刻を書き込むことです。2つ目は、音声を1本選んで15分の4段を1回やり、聞けなかった語を紙に書き出すことです。個別指導では、間違えた問いを1問ずつ英文まで戻り、読めば意味が取れるのに聞けないのか、読んでも取れないのかを分けて確かめます。語や構文まで戻るのか、音の練習で足りるのかは、その切り分けで決まります。

まとめ

英語の点は、当日の夕方に動きます。国語を解いたあとの頭で80分を読み、40分休み、疲れた耳で1回読みを聞く。その順番を14日前と7日前に通しておけば、本番の席は初めての場所ではなくなります。イヤホンを忘れた日があっても、その順番は崩れません。朝の机で取った点数は、15:20の席まで持ち込めません。

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