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二十四節気の一覧—立春から大寒までの時期と意味|武蔵野個別指導塾

春分が3月20日の年と21日の年があるのはなぜか。立春から大寒まで24の名前と読みと意味を表で受け取り、太陽の通り道を15度ずつ分ける仕組みまで持ち帰れます。
| 番号 | 季節 | 名前 | 読み | 時期の目安 | 太陽黄経 | 意味 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 春 | 立春 | りっしゅん | 2月3〜4日ごろ | 315度 | 暦の上で春が始まる日 |
| 2 | 春 | 雨水 | うすい | 2月18〜19日ごろ | 330度 | 雪が雨に変わり、氷が解け始めるころ |
| 3 | 春 | 啓蟄 | けいちつ | 3月5〜6日ごろ | 345度 | 土の中の虫が動き出すころ |
| 4 | 春 | 春分 | しゅんぶん | 3月20〜21日ごろ | 0度 | 昼と夜の長さがほぼ同じになる日 |
| 5 | 春 | 清明 | せいめい | 4月4〜5日ごろ | 15度 | 草木が芽吹き、すべてが清らかで明るいころ |
| 6 | 春 | 穀雨 | こくう | 4月19〜20日ごろ | 30度 | 穀物を育てる春の雨が降るころ |
| 7 | 夏 | 立夏 | りっか | 5月5〜6日ごろ | 45度 | 暦の上で夏が始まる日 |
| 8 | 夏 | 小満 | しょうまん | 5月20〜21日ごろ | 60度 | 草木が育ち、天地に生気が満ち始めるころ |
| 9 | 夏 | 芒種 | ぼうしゅ | 6月5〜6日ごろ | 75度 | 稲や麦など、芒(のぎ)のある穀物の種をまくころ |
| 10 | 夏 | 夏至 | げし | 6月21日ごろ | 90度 | 北半球で昼が最も長い日 |
| 11 | 夏 | 小暑 | しょうしょ | 7月6〜7日ごろ | 105度 | 暑さが本格的になり始めるころ |
| 12 | 夏 | 大暑 | たいしょ | 7月22〜23日ごろ | 120度 | 暑さが最も厳しいころ |
| 13 | 秋 | 立秋 | りっしゅう | 8月7〜8日ごろ | 135度 | 暦の上で秋が始まる日 |
| 14 | 秋 | 処暑 | しょしょ | 8月22〜23日ごろ | 150度 | 暑さがおさまり始めるころ |
| 15 | 秋 | 白露 | はくろ | 9月7〜8日ごろ | 165度 | 草に白い露が宿るころ |
| 16 | 秋 | 秋分 | しゅうぶん | 9月22〜23日ごろ | 180度 | 昼と夜の長さがほぼ同じになる日 |
| 17 | 秋 | 寒露 | かんろ | 10月8日ごろ | 195度 | 露が冷たく感じられるころ |
| 18 | 秋 | 霜降 | そうこう | 10月23〜24日ごろ | 210度 | 霜が降り始めるころ |
| 19 | 冬 | 立冬 | りっとう | 11月7〜8日ごろ | 225度 | 暦の上で冬が始まる日 |
| 20 | 冬 | 小雪 | しょうせつ | 11月22日ごろ | 240度 | 雪が降り始めるころ |
| 21 | 冬 | 大雪 | たいせつ | 12月6〜7日ごろ | 255度 | 雪が本格的に降るころ |
| 22 | 冬 | 冬至 | とうじ | 12月21〜22日ごろ | 270度 | 北半球で昼が最も短い日 |
| 23 | 冬 | 小寒 | しょうかん | 1月5〜6日ごろ | 285度 | 寒の入り。寒さが厳しくなり始めるころ |
| 24 | 冬 | 大寒 | だいかん | 1月20日ごろ | 300度 | 寒さが最も厳しいころ |
よくあるのは、朝ごはんの前にカレンダーをめくると日付の下に「立冬」と小さく印刷してあって、「今日から冬なの」と聞かれても答えられない、という場面です。窓の外の街路樹はまだ色づききっていないのに、紙の上ではもう冬が始まっています。あの二文字は誰が決めて、なぜ毎年同じ日とは限らないのか。上の表で探していた名前を確かめたら、その答えまで持ち帰ってください。
一覧の読み方
二十四節気は、1年を24に区切って名前をつけたものです。表の番号は立春を1とした順番で、春夏秋冬に6つずつ、4×6で24になります。春は立春から穀雨まで、夏は立夏から大暑まで、秋は立秋から霜降まで、冬は立冬から大寒までです。古代の中国で生まれ、黄河の流域の気候をもとに作られたとされるので、名前と日本の空気が少しずれるのは当然です。
太陽黄経の列が、この表の骨組みです。地球から見ると、太陽は1年かけて星座の間を1周するように見えます。その通り道を黄道といい、春分の位置を0度として測った角度が太陽黄経です。360÷24=15なので、図1のように、太陽が15度進むたびに次の名前へ移ります。1番の立春が315度なのは、年を数え始める場所が立春で、角度を数え始める場所が春分だからです。番号4の春分で角度がいきなり0に戻っても、表の誤りではありません。

図1で長く伸びた目盛りの8か所には、まとめた呼び名があります。春分 秋分 夏至 冬至で二至二分(にしにぶん)、立春 立夏 立秋 立冬で四立(しりゅう)、両方を合わせて八節(はっせつ)です。表の奇数番目は節気、偶数番目は中気とも呼ばれ、旧暦では中気が月の名前を決める目印でした。
時期の目安の列は、2020年代から2030年代の前半までに実際に動く幅で書いています。間隔も15日ちょうどではありません。太陽のまわりを回る地球の速さは、太陽に近い1月の初めごろに速く、遠い7月の初めごろに遅くなります。同じ15度を進むのに、小寒から大寒までは約14.7日、夏至から小暑までは約15.7日かかるのはそのためです。角度で等しく分けるこのやり方は、日本では江戸時代の終わり近くの天保暦から使われていて、それより前の暦は時間を24等分していました。
意味の列の「ほぼ同じ」の「ほぼ」にも理由があります。東京の春分の昼はおよそ12時間8分で、夜より少し長くなります。日の出と日の入りを太陽の上のふちで決めることと、大気が光を曲げることが重なるからです。
実際の日付は、国立天文台が毎年発表する暦で決まります。2026年と2027年を並べると、24のうち7つが1日後ろへ動いています。小寒と大寒は、その年の1月の日付です。
| 名前 | 2026年 | 2027年 |
|---|---|---|
| 立春 | 2月4日 | 2月4日 |
| 雨水 | 2月19日 | 2月19日 |
| 啓蟄 | 3月5日 | 3月6日 |
| 春分 | 3月20日 | 3月21日 |
| 清明 | 4月5日 | 4月5日 |
| 穀雨 | 4月20日 | 4月20日 |
| 立夏 | 5月5日 | 5月6日 |
| 小満 | 5月21日 | 5月21日 |
| 芒種 | 6月6日 | 6月6日 |
| 夏至 | 6月21日 | 6月21日 |
| 小暑 | 7月7日 | 7月7日 |
| 大暑 | 7月23日 | 7月23日 |
| 立秋 | 8月7日 | 8月8日 |
| 処暑 | 8月23日 | 8月23日 |
| 白露 | 9月7日 | 9月8日 |
| 秋分 | 9月23日 | 9月23日 |
| 寒露 | 10月8日 | 10月8日 |
| 霜降 | 10月23日 | 10月24日 |
| 立冬 | 11月7日 | 11月8日 |
| 小雪 | 11月22日 | 11月22日 |
| 大雪 | 12月7日 | 12月7日 |
| 冬至 | 12月22日 | 12月22日 |
| 小寒 | 1月5日 | 1月5日 |
| 大寒 | 1月20日 | 1月20日 |
覚え方
番号順に頭から24個を唱えても、途中で必ず抜けます。先に8つを固定して、残りの16を2つずつはめ込むほうが速く覚えられます。
図2のように、春夏秋冬を1行ずつ、6列のます目に書いてください。1列目には「立」の字がそろい、4列目には二至二分がそろいます。どちらも45度、つまり3つ分ごとに来るので、ずれようがありません。図2のオレンジと紺の8つが書けたら、骨組みはもう完成です。

残りの16は、8つのすき間に2つずつ入ります。2つをひとつの短い話にしてしまいましょう。
| すき間 | 入る2つ | 短い話 |
|---|---|---|
| 立春と春分の間 | 雨水 啓蟄 | 雪が雨になり、ぬるんだ土から虫が顔を出す |
| 春分と立夏の間 | 清明 穀雨 | 空が澄みわたり、穀物を育てる雨が来る |
| 立夏と夏至の間 | 小満 芒種 | 草木が満ちてきて、種をまく |
| 夏至と立秋の間 | 小暑 大暑 | 暑さが小から大へ |
| 立秋と秋分の間 | 処暑 白露 | 暑さがおさまり、朝の草に露がつく |
| 秋分と立冬の間 | 寒露 霜降 | 露が冷たくなり、やがて霜になる |
| 立冬と冬至の間 | 小雪 大雪 | 雪が小から大へ |
| 冬至と立春の間 | 小寒 大寒 | 寒さが小から大へ |
図2の緑のます目は、この「小から大へ」の3組です。順番は必ず小が先で、2つは隣どうしです。もう1本、秋から冬へ貫く線があります。間に秋分と立冬をはさみますが、白露、寒露、霜降、小雪、大雪と続けて読むと、白い露、冷たい露、霜、少しの雪、たくさんの雪。水が冷えていく順番そのものなので、並べ替え問題で迷う理由がなくなります。
よく使われる語呂に、中国で口ずさまれてきた七文字の歌があります。節気の名前から順に字を拾って、4行にしたものです。
| 季節 | 歌 | 日本語の音で読む例 | 拾っている節気 |
|---|---|---|---|
| 春 | 春雨驚春清穀天 | しゅんう きょうしゅん せいこくてん | 立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨 |
| 夏 | 夏満芒夏暑相連 | かまん ぼうか しょそうれん | 立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑 |
| 秋 | 秋処露秋寒霜降 | しゅうしょ ろしゅう かんそうこう | 立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降 |
| 冬 | 冬雪雪冬小大寒 | とうせつ せっとう しょうだいかん | 立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒 |
「驚」は啓蟄のことで、中国では驚蟄と書きます。「天」と「相連」は調子を整える字で、夏の行は「暑」の1字で小暑と大暑の両方を指します。漢字の歌が重いなら、頭の音だけを唱える手もあります。春は「りうけしせこ」、夏は「りしょぼげしょた」、秋は「りしょはしゅかそ」、冬は「りしょたとしょだ」。夏 秋 冬がそろって「りしょ」で始まるので、3行の出だしは1度で済みます。
名前を覚えたら、理科の数字も同じ発想で減らせます。春分 夏至 冬至の太陽の南中高度は、3つ別々に覚えなくて構いません。図3のように、春分と秋分の高さを真ん中に置き、夏至はそこから23.4度上、冬至は23.4度下です。真ん中の高さは、90から緯度を引くだけで出ます。図3は北緯35度の場合で、90 − 35 = 55度が真ん中です。

覚えたかどうかは、表を読み返しても判定できません。白紙に4行6列のます目を引いて、何も見ずに埋めます。その日の夜、3日後、1週間後と間をあけて同じことをして、空いたます目の意味だけを読み直してください。お子さまと取り組むなら、カレンダーの小さな文字を朝に読んで、今が何番目かを言い合うだけで十分な復習になります。
テストでの出方
二十四節気は、ひとつの単元として出るとは限りません。中学受験の国語や社会の知識問題、中学理科の天体、高校の地学と、顔を変えて現れます。型は3つです。名前と説明を結ぶ問題、太陽の高さを計算する問題、季節の順に並べる問題。順に解いてみてください。
例題1 名前と説明を結ぶ
次の説明に合う二十四節気を答えなさい。(1) 太陽の南中高度が1年で最も低くなる日 (2) 土の中の虫が動き出すころ (3) 暑中見舞いを残暑見舞いに切り替える目安の日
答えは (1) 冬至 (2) 啓蟄 (3) 立秋です。(3)は手紙の決まりごとと結びつけた問い方で、立秋を過ぎるとどんなに暑くても暦の上では秋なので、暑さを「残暑」と呼びます。
例題2 太陽の高さを計算する
北緯36度の地点で、春分 夏至 冬至の日の太陽の南中高度をそれぞれ求めなさい。地軸の傾きは23.4度とします。
答えは、春分が 90 − 36 = 54度、夏至が 54 + 23.4 = 77.4度、冬至が 54 − 23.4 = 30.6度です。図3の形のとおり、真ん中を先に出せば、残りは足し算と引き算だけです。
上下にずれる理由は、地球が地軸を傾けたまま公転するからです。太陽が真上に来る緯度は、春分と秋分に赤道、夏至に北緯23.4度、冬至に南緯23.4度と、1年で往復します。高さと一緒に、日の出の方角と昼の長さも変わります。下の表の南中高度は、図3と同じ北緯35度の値です。
| 日 | 日の出の方角 | 北緯35度の南中高度 | 東京の昼の長さの目安 |
|---|---|---|---|
| 春分 秋分 | 真東 | 55度 | 約12時間8分 |
| 夏至 | 真東より北寄り | 78.4度 | 約14時間35分 |
| 冬至 | 真東より南寄り | 31.6度 | 約9時間45分 |
例題3 季節の順に並べる
次の4つを1年の早い順に並べなさい。霜降 処暑 寒露 白露
答えは、処暑、白露、寒露、霜降の順です。覚え方で通した水の線がそのまま使えます。処暑は暑さがおさまる8月の下旬で、水の話に入る前に来ます。
社会では、祝日と結びつけて聞かれることもあります。名前のまま祝日になっているのは春分の日と秋分の日の2つです。立春を起点に数える暦の言葉も一緒に押さえておくと、問題文で慌てません。節分は立春の前日、八十八夜は立春から数えて88日目で5月2日ごろ、二百十日は210日目で9月1日ごろです。
まちがえやすいところ
1つ目は、日付が毎年同じだという思い込みです。春分の瞬間は、2024年が3月20日12時6分、2025年が3月20日18時1分、2026年が3月20日23時46分、2027年が3月21日5時25分と、毎年6時間弱ずつ後ろへ動きます。地球が太陽のまわりを1周する長さは約365日と5時間49分で、暦の365日より少し長いからです。このずれが4年でほぼ1日たまり、うるう年の2月29日で1日分を戻します。図4のように、2028年は3月20日の11時台へ戻る見込みです。図4の数字は、その時刻の「時」だけを書いたものです。

祝日も同じ動きをします。国民の祝日に関する法律には、春分の日は「春分日」、秋分の日は「秋分日」とだけ書かれていて、月日の数字がありません。日付は、前の年の2月に官報に載る暦で決まります。立春が動けば前日の節分も動くので、2025年の節分は2月2日でした。
2つ目は読みです。同じ「大」でも、大暑は「たいしょ」、大雪は「たいせつ」、大寒は「だいかん」で、大寒だけ濁ります。小雪は「こゆき」ではなく「しょうせつ」、大雪は「おおゆき」ではなく「たいせつ」です。どちらも天気予報で見かける字なので、つい訓で読みたくなります。処暑の「しょしょ」、芒種の「ぼうしゅ」、霜降の「そうこう」も、読み仮名を隠して確かめておいてください。
3つ目は、夏至が1年で一番暑く、冬至が一番寒いという誤りです。夏至は太陽が最も高い日で、最も暑い日ではありません。太陽の高さが最大になっても、地面と海が温まるには時間がかかるので、暑さの山は夏至の1か月以上あと、大暑から立秋のころへ遅れます。寒さの山も同じで、冬至のあとの大寒から立春のころです。立春に手がかじかむのも、立秋に汗が止まらないのも、暦の間違いではありません。暦の季節は、気温ではなく太陽の位置で区切っているからです。
確かめの問題
- 二十四節気は1つの季節にいくつずつありますか。また、太陽黄経で1区切りは何度ですか。
- 啓蟄、芒種、霜降はそれぞれ何と読みますか。
- 太陽黄経が90度の節気と、270度の節気の名前は何ですか。
- 地軸の傾きを23.4度とすると、北緯40度の地点の夏至の日の南中高度は何度ですか。
- 春分の日が3月20日の年と3月21日の年があるのはなぜですか。1年の長さとうるう年という語を使って説明してください。
答え
- 6つずつで、1区切りは15度です。
- けいちつ、ぼうしゅ、そうこうです。
- 90度は夏至、270度は冬至です。
- 90 − 40 + 23.4 = 73.4度です。
- 1年の長さは約365日と5時間49分で暦の365日より長いので、春分の時刻が毎年6時間弱ずつ遅れます。たまったずれを、うるう年の2月29日で1日分戻すので、日付が20日と21日の間を動きます。
次に覚える一覧
月の異名の一覧は、睦月から師走までの旧暦の月の名前で、中気が月を決める目印だったという点でこの表とつながります。星座の一覧は、黄道に沿って並ぶ12の星座が、図1の円と同じ通り道の上にあります。干支の順番は、年や日を12と60で数えるもう1つの暦の物差しで、十干と組み合わせて歴史の出来事の名前にも使われます。
個別指導では、節気の名前が言えるかだけを見ません。南中高度の計算で止まるなら、地軸の傾きと公転の図まで戻って確かめます。
まとめ
カレンダーの隅の二文字は、季節の感想ではありません。地球から見た太陽が、360度の円のどこにいるかを示す座標です。小さな文字を見つけた朝は、その日の角度を言ってみてください。立冬と読めたら225度、立春と読めたら315度。上着がいるかどうかとは関係なく、太陽はその角度に来ています。冬の入口を決めているのは、温度計ではなく角度です。
読んで終わりにするか、ここから変えるか。
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