
武蔵野個別指導塾の特徴
誰が教えるかで差が出る—講師の立場と効果の研究|武蔵野個別指導塾
講師の肩書から授業の質をどう見極めるか。体験時の問いかけ、担当変更時の引き継ぎ、入塾後の報告を確かめる手順で、お子さまを任せる判断を支えます。

誰が教えるかで差が出る—講師の立場と効果の研究
講師紹介を読んでも、任せられるか迷うとき
よくあるのは、塾の面談の席で、担当候補として渡された講師紹介の紙を読み、「この先生なら、うちの子が黙り込んだときに気づいてくれるだろうか」と考える場面です。担当者の説明は丁寧で、お子さまも通塾を嫌がっていません。それでも、入塾を決めるには何か足りない。知りたいのは講師の紹介文の続きにある、授業中の判断だからかもしれません。
教える人の知識や経験は、もちろん気になります。ただ、保護者が知りたいことは、問題を解ける人かどうかだけではないはずです。お子さまの間違いをどう受け止め、何を確かめ、次の説明をどう選ぶのか。質問できないまま時間が過ぎたら、誰が気づくのか。そこまで含めて、誰に任せるかを考えたいところです。
担当講師について説明を受ける際には、講師の肩書を調べる作業と、実際の教え方を確かめる作業をつなげてみてください。研究が示す講師の立場による違いを手がかりに、見学から入塾後まで、保護者が無理なく確かめられる判断材料を整理します。

研究が示す講師の違いを、授業を見る目に変える
個別指導をまとめたメタ分析では、教師や準専門職が担当したときに効果が大きかったと報告されています(Nickowほか・2023)。塾の講師紹介では肩書だけで判断を終えず、授業前の準備、指導中に迷ったときの相談、授業後の記録を誰がどのように支えるかへ質問をつなげます。
多くの研究を平均した結果で、目の前の講師一人の評価には使えません。保護者が面談で聞きたいのは、講師が前回の記録をいつ読むのか、授業で扱う問題と到達点をどう決めるのか、予想される誤りにどんな問いを用意するのかです。さらに、お子さまの反応が想定と違ったときの相談相手と、その検討結果が次回の授業へ渡る方法も確かめます。
面談では、紹介された講師がどのような役割を受け持つかを聞きます。雇用上の名称を聞くだけでは、どの内容を担当し、どのような準備をしているのかまで読み取れません。肩書を確認した後に、授業で迷った際の相談相手や、お子さまの理解を確かめる方法まで尋ねることで、判断に使える情報が増えます。
たとえば、計算の答えが違ったとき、途中式のどこで考えが変わったのかを尋ねることも、例題に戻って説明することもできます。文章題なら、言葉の意味を取り違えたのか、条件の関係をつかめなかったのかで、次に確かめたいことは変わります。「説明が上手だった」という感想を、何を見て説明を選んでいたかという観察に置き換えてみましょう。
講師に問題を解く知識があることと、お子さまが手を止めた理由を捉えることは、別々に確かめたい要素です。すぐに正解を示してもらえれば、その場は順調に進むかもしれません。一方で、どこまで自分で考えられたかが見えないまま終わることもあります。保護者が授業を細かく採点する必要はありません。「どこで支え、どこから本人に返したか」という問いがあれば、授業後の説明を聞きやすくなります。
さらに、担当者が把握したことを次の授業に持ち越せるかも、塾選びでは確かめたい点です。ある講師が丁寧に気づいても、その記録が残らず、次の担当者が最初から聞き直すなら、継続の仕方に不安が残ります。講師個人の教える力と、気づきを教室内で扱う仕組み。この両方を見ておくと、評判や話しやすさだけでは見えなかった質問が浮かびます。以下は、そのための確認手順です。
担当講師を知る質問を、授業の前後に配置する
見学では、授業を支える条件を聞く
見学でまず確かめたいのは、担当者を決める際の考え方です。「どの先生になりますか」に加えて、「本人の困りごとと、担当する先生の得意な指導をどう合わせますか」と尋ねてみてください。苦手な教科という情報だけで決めるのか、口頭で説明するのが難しい、解き始めるまで時間がかかる、といった様子も判断に使うのかを聞きます。お子さまの普段の様子を短く伝えると、話が具体的になります。
次は、講師が授業に入る前に何を把握するかです。前回使った教材のページだけでなく、どの問いなら自分で答えられたか、どんな助言が必要だったかまで共有するのかを確かめます。他のお子さまの記録を見せてもらう必要はありません。記録する項目や、担当者がそれを読む時点を説明してもらえば、準備の流れを知ることができます。
さらに、講師が判断に迷ったときの相談先を聞きましょう。「わからない内容が出たらどうしますか」だけでは、教科の質問への対応に話が限られます。「同じところで止まり続けたとき、誰と教え方を検討しますか」と聞くと、指導についての相談の流れが見えます。相談できる人がいるかに加え、いつ相談し、その結果が次の授業にどう届くのかまで尋ねるとよいでしょう。
見学中の説明が抽象的に感じられたら、手順を尋ねると話を進めやすくなります。「本人が質問しないまま授業を終えた場合、理解できていたかをどう確かめますか」と聞いてみてください。「丁寧に見ます」という方針に続いて、実際に何をするかを聞く質問です。その場ですべてを答えられるかだけでなく、授業担当者に確かめて返事をするなど、返答までの扱いも見ておきましょう。
体験授業では、説明の前後を見る
体験で最初に見るのは、説明を始める前の問いかけです。お子さまが間違えた問題について、「ここまでどう考えた」と尋ねる場面があるかを見ます。口頭で答えにくい場合に、途中式を指してもらう、選択肢から考えに近いものを選んでもらうなど、答え方を変えるかも手がかりです。話すのが得意かどうかと、内容を理解しているかどうかを分けて見ようとしているでしょうか。
次に見るのは、説明を加えた後です。講師が解説して終わるのか、お子さまに続きを書いてもらうのか。答えが出た場合にも、講師の言葉をなぞったのか、自分で考えて進めたのかを確かめているかに注目します。保護者が同席できないときは、授業後に「先生の助けを外して取り組んだのは、どの部分でしたか」と聞く方法があります。
もう1つは、つまずいたときの扱いです。説明を聞き直した際に、同じ言葉を繰り返すだけなのか、図にする、問いを小さくする、前の内容に戻るなどの変更があるのかを見ます。どの方法がよいかを保護者が決める必要はありません。お子さまの反応を受けて、教える側が何を変えたか。その変化を授業後に言葉にできるかが、確かめどころです。
体験後は、お子さまにも具体的に聞いてみてください。「よかった」という感想には、話が楽しかった、説明が聞きやすかった、間違えても落ち着いていられたなど、いくつもの中身があります。「途中で止まったとき、先生はどうしてくれた」と尋ねれば、本人が覚えているやり取りを聞けます。体験中の沈黙を、すぐに相性が悪い証拠にしないことも必要です。考えるための沈黙だったのか、助けを求められない沈黙だったのかを確かめましょう。
体験の題材についても、普段困っている内容と離れすぎていないかを確かめます。すでによく解ける問題だけでは、つまずいた際の対応を見る機会が少なくなります。事前に、迷った途中式や答えを消していないノートを持参してよいか相談すると、お子さまの考え方を話す材料になります。体験のためにきれいに書き直すより、どこで迷ったかが残っている状態で見てもらうと、尋ねたいことを伝えやすくなります。
面談では、続ける際の約束を具体的にする
面談での最初の確認は、体験した講師と入塾後の担当者との関係です。同じ人が担当する予定か、別の人になる可能性があるかを聞きます。別の担当者になる場合は、体験で見えた理解や困りごとを何によって引き継ぐのかを尋ねましょう。担当者の予定と指導情報の共有を、ひとまとまりで確認しておくことが大切です。
次に、教え方が合わないと感じたときの伝え先を決めます。お子さまが担当講師に直接言うことだけを前提にせず、保護者が相談できる窓口を確かめてください。「質問する前に次へ進んでしまう」などの様子を伝えたとき、授業の進め方を見直すのか、担当変更も含めて相談するのかを聞きます。相談後の返答の時期もわかれば、家庭で待つ時間に見通しができます。
最後に、授業後にどんな内容を知らせてもらえるかを聞きます。「頑張っていました」「予定どおり進みました」だけでは、講師が何を捉えたのかが見えにくくなります。自分でできたこと、助けが必要だったこと、次回の確認点が伝わるかを確かめましょう。連絡の分量を増やす相談より、知りたい項目をそろえる相談にすると、双方にとって扱いやすくなります。
面談の後は、印象のよかった言葉だけでなく、決まったことと次に確かめることを短く残しておきます。たとえば、担当の決定時期、体験で見えた課題、入塾後に報告してもらう項目をメモします。複数の家庭内の意見を合わせるときも、講師が明るかった、落ち着いていたという感想に加え、どの対応を確認したかを共有できます。返答がまだの項目は、入塾を決める前にいつ聞けるかを確かめておきましょう。
入塾後は、担当者への安心を事実で確かめ直す
通い始めてからまず見るのは、前回の課題が次の授業で扱われているかです。前回、文章の条件を読み落としていたなら、その後にどのような問いで確かめたかを報告から追います。教材のページが進んだかと、前回のつまずきを確かめたかは、分けて読みたい情報です。同じ場所で止まっていても、止まる理由が具体的になったなら、その説明を聞いておきましょう。
次に、お子さまが困ったことを授業に持ち込めるかを見ます。間違えたノートや、解けなかった宿題を隠さず出せるか。家で「先生に聞いてみる」と言えるか。こうした様子が気になったら、家庭で見た事実として塾に伝えます。お子さまに講師の評価役を任せるのではなく、学習の助けを求める道が開いているかを保護者が見守る、という位置づけです。
さらに、担当が変わった際には、前の授業とのつながりを確かめます。お子さまが毎回苦手な部分を説明し直していないか、以前は役立った助言が共有されているかを見ます。変更があったこと自体で判断を終えず、「何が引き継がれ、何を新しく確かめたか」を聞いてください。講師が替わったときこそ、教室が持っている情報の質を確かめる機会になります。
入塾後の確認を毎回の点検にしてしまうと、お子さまも保護者も落ち着きません。面談で決めた確認点に沿って報告を読み、気になることがあったときに尋ねる形にしましょう。「最近どうですか」と広く聞くより、「前に助言が必要だった部分は、今はどこまで自分で進めていますか」と聞くと、返答の焦点が定まります。わからないところを伝える力も含め、前の様子と現在を並べることが、担当者と話し合う土台になります。

講師の判断を、塾の責任としてつなぐ
塾が持つのは、担当者の配置と指導の検討
個別指導で塾が担うべきなのは、担当者を決めた後も、その指導がどう進んでいるかを把握することです。お子さまの理解を担当講師だけが知り、困りごともその人だけが抱える状態では、保護者は誰に何を尋ねればよいか迷います。担当講師が授業を行い、教室として相談を受け、必要な変更を判断する。その役割を入塾時に説明してもらいましょう。
講師の準備についても、教材を解いておくことと、お子さまにどう教えるかを考えることを分けて確かめたいところです。前回の記録を読み、最初に何を尋ねるか、どこで助言を減らしてみるかを考える。予定した内容が難しければ、どこまで戻るかを検討する。こうした準備がどのように行われるかは、肩書の紹介だけでは見えてこない指導の中身です。
また、「研修をしています」という説明を受けたら、何を扱う研修かを尋ねてみてください。説明の練習をするのか、誤答を見て問いかけを考えるのか、記録をもとに次の授業を相談するのか。名称より、授業のどの行動につながる準備なのかを聞きます。これは研修の回数を競うための質問ではなく、担当講師が困ったときに使える支えを知るための質問です。
担当を続けるか見直すかの判断でも、塾には説明を求めてよいのです。「慣れるまで待ちましょう」と言われた場合は、何に慣れることを待ち、その間に講師がどんな対応をするのかを聞いてください。待つことに理由があり、次に確かめる内容が決まっていれば、家庭も変化を見守れます。お子さまが困ったと伝えているときには、その訴えを受け止めたうえで、授業中の様子と突き合わせてもらいます。
家庭が持つのは、授業の外で見えた様子
家庭でお願いしたいのは、講師の代わりに教え直すことではなく、授業の外で起きたことを伝えることです。宿題を開いたものの、最初の設問で止まっていた。説明を思い出そうとしてノートを探していた。質問したい問題に印をつけていた。そうした様子を短く伝えれば、塾は次の授業で何を確かめるかを考えやすくなります。
連絡では、「やる気がありません」と全体を評価する前に、どこで手が止まったかを書いてみましょう。「取りかかっていましたが、条件を式にするところで止まりました。本人は何を聞けばよいか迷っているようです」と伝える方法があります。保護者の解釈と、お子さまが実際に言ったことを分けると、講師が本人に確かめる余地も残ります。
もちろん、毎日の様子を細かく記録する必要はありません。家庭が観察に疲れてしまうなら、気になった場面を伝えるだけで十分です。保護者は授業内容を管理する係にならず、お子さまが困っているときに塾へつなぐ役を持つ。その分担を先に話しておくと、家庭から何も連絡がないことを「問題がない」と受け取るすれ違いも防ぎやすくなります。
進み具合は、助けの内容まで含めて残す
講師の働きが見える報告には、扱った内容と結果の間に、どんな支援をしたかが入ります。たとえば、「文章題を学習しました」だけでなく、「条件を図に並べる助言で式を立てられました。図を自分で用意できるかを次に確かめます」という形です。これなら、できたという言葉の中身と、今後の確認点を保護者も共有できます。
報告の型は、「本人が示したこと」「講師が加えた助け」「助けを加えた後の様子」「次回の確認点」とすると整理しやすくなります。すべての問題について書く必要はなく、その授業で判断に関わった箇所を選びます。講師にとっても、次回の出発点が残ります。担当が変わるときには、教材の進度に加えて、この情報が渡るかを確かめてください。
記録には、お子さまの性格を決めつける言葉より、授業で見えた行動を残してもらいたいところです。「消極的」と書くだけでは、次の担当者は何を変えるか考えにくくなります。「口頭の問いには答えが出なかったが、図を指す形なら考えを示せた」とあれば、次に試す対応が見えます。引き継ぎによって本人への先入観を強めるのではなく、教え方の選択肢を渡せているかを確かめましょう。
反対に、同じ説明が報告に続くときは、保護者が原因を推測し続けるより、塾に見直しを求める場面です。「前回と今回で、助け方はどう変わりましたか」「次回は何を変えて確かめますか」と聞いてみましょう。講師への不満を人物評価に広げる前に、授業の事実を共有できます。そのうえで改善が進まない、本人が質問を出せないといった状態が続くなら、担当の組み合わせも含めた相談が必要です。
武蔵野個別指導塾へのご相談でも、講師の肩書への希望と、お子さまが授業で困っている場面を一緒にお聞かせください。「丁寧な先生がよい」という希望に、「考えている途中で答えを言われると困る」という様子を添えれば、確かめたい対応が明確になります。現在の担当体制や連絡方法は面談で具体的にお尋ねください。誰が何を受け持つかも、その場で言葉にして合わせておきましょう。
講師選びで迷いやすい3つの質問
学生の講師では、任せるのが心配です
立場が気になるときは、その心配を具体的な質問に変えてみてください。教科の知識が心配なら担当範囲と準備を、経験が心配なら指導の相談先を、継続が心配なら担当変更時の引き継ぎを聞きます。相談への返答で、担当者の準備と教室の支援体制を把握できます。体験授業では、間違いの理由を尋ねるか、説明後に本人の理解を確かめるかを見ます。肩書への安心と、実際の対応への安心を、それぞれ確かめる進め方です。
お子さまが好きな先生なら、そのまま任せてよいですか
安心して話せるという感想は、受け止めたい情報です。そのうえで、「わからないと言えたか」「間違えた問題を出せたか」も聞いてみてください。楽しく通えていることに、学習上の助けを求められる関係が伴っているかを見ます。授業後の報告では、本人が自分で取り組んだ部分を確かめましょう。好きな先生という気持ちを否定せず、その関係の中で何を学べているかを塾と共有すると、相談もしやすくなります。
経験のある講師に替えれば、つまずきは解消しますか
担当変更を考える前に、現在の授業で何を試したかを整理してもらいましょう。説明の速さが合わないのか、質問を待ってもらえないのか、必要な前提を飛ばしているのかで、変更後に求める対応も変わります。替えることになった場合には、解けなかった内容だけでなく、役立った助言も引き継いでもらってください。新しい担当者との授業で何を見て判断するかまで決めておくと、「替えたので様子を見る」という漠然とした待ち方を避けられます。
任せる相手の顔と、支える仕組みを確かめる
誰が教えるかを考えることは、お子さまがつまずいたときに、誰がそれを捉えて次の一手を考えるかを確かめることです。経歴への質問に、授業中の問いかけ、説明後の確認、引き継ぎへの質問を重ねてみてください。お子さまの感想と授業の報告がつながれば、通い続ける際の安心にも具体的な根拠ができます。
すべてを初回の面談で見抜く必要はありません。体験で確かめ、通い始めてから照らし合わせ、気になる点は塾へ戻す。そのやり取りができる相手かどうかも、講師選びの一部です。講師の力量は、お子さまの手が止まった瞬間に選ぶ問いと、その後の反応から見えてきます。
参考文献
- Nickowほか(2023)American Educational Research Journal。https://consensus.app/papers/details/15a0db5663205d75a286c9d2c66b2f80/
本気になった日が、入塾の日。
お子様の教育、迷ったら「丸投げ」してください。必ず、期待以上の結果で返します。武蔵野で育む、武蔵境で学ぶ。
電話は年中無休。365日、24時間、お電話可能。




